JP2017104438A - パンツ型使い捨て吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、着用者または使用者に視認されやすいタグを備えるとともに、接合部において切り離して廃棄する処理を円滑に行うことができる吸収性物品を提供することを課題とするものである。【解決手段】接合部(9)で切り離して廃棄するパンツ型使い捨て吸収性物品(1)であって、前記吸収性物品の着衣側面に、前記接合部(9)を跨がないようにタグ(37)が固定されていることを特徴とする構成とするものである。【選択図】図1

Description

本開示は、パンツ型使い捨て吸収性物品に関する。
吸収性物品では、吸収性物品の着衣側面に識別タグを取り付けることが知られている。
より具体的には、特許文献1には、同文献の図5に示されるように、紙おむつ200には、腹側バックシート部103aと背側バックシート部103bとの接着領域において、紙おむつの前後を表示する識別タグ9が取り付けられている。識別タグ9は、腹側バックシート部103aと背側バックシート部103bとで形成されるサイドフラップを挟み込んで固定されることによって備えられる。また、識別タグ9の腹側部100A側の面には、腹側形成部材に施された色であって、第1の色である緑色が、背側部100B側の面には、背側形成部材に施された色であって、第2の色である橙色が施される。また、第1の色を有する識別タグ表面には、「前側」を意味する文字が、第2の色を有する識別タグ表面には「後側」を意味する文字が配される吸収性物品が開示されている。
特開2005−237768号公報
特許文献1に記載の吸収性物品においては、着用者若しくは介護者が、おむつ200を使用する際に前後の区別を行うにあたっては、識別タグ9を含む、さらに広範囲からおむつの前後区別のための情報を得られるのみならず、識別タグ9に配された、前後を表示する文字によっても視認できる。従って、視力の弱い装着者であっても、装着時に前後の区別を容易に行うことができ、装着の向きを容易に判断することができる。
ところで、パンツ型使い捨て吸収性物品の場合、使用後に、体液や排泄物が着用者に付着することを防止するため、腹側部と背側部とを接合する接合部等で切り離して廃棄する処理が行われるのが一般的である。しかしながら、特許文献1に記載のものの場合、識別タグ9は、腹側バックシート部103aと背側バックシート部103bとの接合部を含むサイドフラップを跨ぐように固定されているため、識別タグ9が上記切り離しの作業の際に邪魔となり、吸収性物品の廃棄処理を円滑に行えない場合があった。
したがって、本発明の技術的課題は、着用者又は使用者に視認され易いタグを備えると共に、接合部で切り離して廃棄する処理を円滑に行うことができる吸収性物品を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明の吸収性物品は、接合部で切り離して廃棄するパンツ型使い捨て吸収性物品において、
前記吸収性物品の着衣側面に、前記接合部を跨がないようにタグが固定されている。
本発明の吸収性物品によれば、着用者又は使用者に視認され易いタグを備えると共に、接合部で切り離して廃棄する処理を円滑に行うことができる。
図1は、着用状態にある、本発明に係るパンツ型使い捨て吸収性物品としての使い捨てのパンツ型おむつ1の斜視図である。 図2は、図1のパンツ型おむつ1の展開図である。 図3は、図1のパンツ型おむつ1の要部拡大図である。 図4は、展開状態のタグ37を示す図である。 図5は、変形例に係る吸収性物品におけるタグの接合態様を示す図である。 図6は、別の変形例に係る吸収性物品におけるタグの識別情報のバリエーションを示す図である。 図7は、さらに別の変形例に係る吸収性物品におけるタグの外形のバリエーションを示す図である。 図8は、さらに別の変形例に係る吸収性物品において、後処理部を含むタグを示す図である。 図9は、パンツ型おむつ1のタグ37を、脆弱部372において破断した後の状態を示す図である。 図10は、パンツ型おむつ1を接合部9で切り離す作業を模式的に示す図である。
本発明は、以下の態様に関する。
[態様1]
接合部で切り離して廃棄するパンツ型使い捨て吸収性物品であって、
前記吸収性物品の着衣側面に、前記接合部を跨がないようにタグが固定されていることを特徴とする、吸収性物品。
態様1によれば、タグが、接合部を跨がないように固定されており、吸収性物品を着用者から取り外すために接合部で切り離すときに、タグが切り離しの妨げにならないので、吸収性物品を切り離して廃棄する処理を円滑に行うことができる。また、タグが吸収性物品の着衣側面に固定されており、吸収性物品の着衣側面に存在するので、タグが、着用者又は使用者に視認され易い。
[態様2]
前記吸収性物品は、着用時に着用者の腹側に位置する腹側部と、背側に位置する背側部と、前記腹側部と前記背側部とを接合する前記接合部と、を有し、
前記接合部は、前記腹側部の幅方向両端部に延在する腹側接合部と、前記背側部の幅方向両端部に延在する背側接合部とを有し、
前記タグは、前記腹側接合部及び前記背側接合部のうち、いずれか一方のみに固定されている、態様1に記載の吸収性物品。
態様2によれば、タグが、腹側接合部及び背側接合部のうち、いずれか一方のみに固定されており、腹側接合部及び背側接合部の両方に跨がるように固定されていないので、少なくとも腹側部と背側部との二部材を含む吸収性物品を着用者から取り外すために、腹側部と背側部とを腹側接合部と背側接合部とにおいて切り離すときに、タグが切り離しの妨げにならないので、吸収性物品を複数の部材に切り離して、吸収性物品を廃棄する処理をより円滑に行うことができる。
[態様3]
前記タグは、一対の、前記腹側接合部又は前記背側接合部に固定される固定部と、前記固定部から延在する非固定部と、を有する、態様2に記載の吸収性物品。
態様3によれば、タグが、一対の、腹側接合部又は背側接合部に固定される固定部と、固定部から延在する非固定部とを有するので、使用者が非固定部においてタグを指で掴み易く、吸収性物品がより持ち運び易い。
[態様4]
前記非固定部が、前記吸収性物品の幅方向中央軸線に向かって延在する、態様3に記載の吸収性物品。
態様4によれば、非固定部が、吸収性物品の幅方向中央軸線に向かって延在し、タグが、固定部を基点として吸収性物品の幅方向外方に延出しないので、着用者が記吸収性物品の上にズボンやスカートを着用するときに、タグが邪魔にならない。
[態様5]
前記タグは、前記非固定部において、前記固定部と前記非固定部との境界線に沿って延在する脆弱部を備える、態様3又は4に記載の吸収性物品。
態様5によれば、タグは、非固定部において、固定部と非固定部との境界線に沿って延在する脆弱部を備え、脆弱部においてタグを破断して、吸収性物品から容易に取り外せるので、タグと吸収性物品とを別々に廃棄し易くなる。
[態様6]
前記タグと前記腹側接合部又は前記背側接合部のうち、前記タグが固定されている一方との破断強度は、前記腹側接合部と前記背側接合部との破断強度よりも小さい、態様2〜5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
態様6によれば、タグと腹側接合部又は背側接合部のうち、前記タグが固定されている一方との破断強度は、腹側接合部と背側接合部との破断強度よりも小さいので、腹側接合部と背側接合部とを破断することなく腹側接合部又は背側接合部からタグを容易に取り外すことができ、タグと吸収性物品とを別々に廃棄し易くなる。
[態様7]
前記タグは、ループ型タグであり、前記ループ型タグの対向する二つの端縁が、前記着衣側面に固定されている、態様1〜6のいずれか一項に記載の吸収性物品。
態様7によれば、タグが、ループ型タグであり、ループ型タグの対向する二つの端縁が、着衣側面に固定されており、ループ型でない単なるシート型の場合よりも厚みと剛性があるので、タグを指でより掴み易く、また形状を保持し易いので、より視認し易くなる。さらに、目的に応じてループの大きさを調整することで、タグのループ部分に指を入れて吸収性物品を持ち運んだり、ループ部分を取っ手等から吊り下げることができたりし、吸収性物品の持ち運び易さや扱い易さが増す。
[態様8]
前記タグの外形が、平面視にて、動物、植物、乗り物のいずれかのシルエット、又はハート型の形状を有する、態様1〜7のいずれか一項に記載の吸収性物品。
態様8によれば、タグの外形が、平面視にて、動物、植物、乗り物のいずれかのシルエット、又はハート型の形状を有すると、タグにデザイン性を持たせて、着用者に吸収性物品に対する親しみや愛着を感じさせることができると共に、より視認され易く、且つ、タグの外形により着用者又は使用者が誰であるかを識別し易い。
[態様9]
前記タグは、前記タグは、一方の外表面と、前記一方の外表面と反対側に存在する他方の外表面とを有し、
前記一方の外表面と前記他方の外表面とのいずれにも識別情報が記載されている、態様1〜8のいずれか一項に記載の吸収性物品。
態様9によれば、タグは、一方の外表面と、一方の外表面と反対側に存在する他方の外表面の両面において識別情報が記載されており、タグのどちら側の外表面からも識別情報を得ることができるので、タグが翻っていても視認性が良いと共に、一方又は他方の外表面のみに記載されている場合と比べて、より多くの識別情報を記載できる。
[態様10]
前記タグは、前記タグが、前記吸収性物品を丸めた状態で固定するための後処理部を含む、態様1〜9のいずれか一項に記載の吸収性物品。
態様10によれば、タグが、吸収性物品を丸めた状態で固定するための後処理部を含み、使用者が吸収性物品の使用後にこれを小さく丸めて後処理部で止着することができ、吸収性物品の廃棄処理を円滑に行うことができると共に、吸収性物品がタグとは別部材として後処理部材を備える場合に比べて、後処理部材に使用する資材を節約でき、且つ、吸収性物品の外観がすっきりする。
以下、本発明に係る吸収性物品を図面に基づいて詳細に説明する。
なお、本明細書においては、特に断りのない限り、「展開した状態で水平面上に置いた対象物(例えば、吸収性物品等)を、垂直方向の上方側から対象物の厚さ方向に見ること」を、単に「平面視」という。
下記に、平面視における各種の定義をするが、本明細書において、対象物の説明を行う際には、非展開状態にある対象物を説明する場合にも、便宜上、これらの平面視における定義を用いて説明することとする。
そして、本明細書において、「長さ方向L」は、「平面視における対象物の長手方向」を指し、「幅方向W」は、「平面視における対象物の幅方向(短手方向)」を指し、「厚さ方向T」は、「展開した状態で水平面上に置いた対象物の厚さ方向」を指し、これらの長さ方向L、幅方向W及び厚さ方向Tは、それぞれ互いに直交する関係にある。
さらに、本明細書では、「縦長の対象物(例えば、吸収性物品等)の幅方向Wにおいて、長さ方向Lに延びる幅方向中央軸線Cに相対的に近い側」を「幅方向における内方側」といい、「前記縦長の対象物の幅方向Wにおいて、前記幅方向中央軸線Cから相対的に遠い側」を「幅方向における外方側」という。
また、本明細書では、「吸収性物品の厚さ方向Tにおいて、同一シートの対向する2つの面において、着用者の肌面に相対的に近い側の面」を「肌側面」といい、「吸収性物品の厚さ方向Tにおいて、同一シートの対向する2つの面において、着用者の肌面に相対的に遠い側の面」を「着衣側面」という。
(実施形態)
図1は、着用状態にある、本発明に係るパンツ型使い捨て吸収性物品としての使い捨てのパンツ型おむつ1の斜視図である。また、図2は、図1のパンツ型おむつ1の部分破断展開図、すなわち、パンツ型おむつ1について、後述する接合部9における接合を外して、伸展した状態のものを平面視し、一部破断した図である。図1及び2に示すように、パンツ型おむつ1は、股間部5と、股間部5と長手方向Lにおいて、幅方向Wに延びる一方の端部側に隣接し、着用時に着用者の腹側にある腹側部3と、股間部5と長手方向Lにおいて、幅方向Wに延びる他方の端部側に隣接し、着用時に着用者の背側にある背側部7と、に区画される。図2に示されるように、本実施形態において、腹側部3と股間部5との境界線及び、股間部5と背側部7との境界線はそれぞれ、展開状態におけるパンツ型おむつ1の幅方向Wの両端部において、後述する脚周り開口13を形成する切欠きの始点である2点P、Pを結んだ線、及び前記切欠きの終点である2点P、Pを結んだ線である。また、腹側部3と背側部7とは、それぞれの幅方向W両端部に位置する接合部9で接合されている。
より具体的には、接合部9は、腹側部3の幅方向W両端部において、長手方向Lに延在する腹側接合部91と、背側部7の幅方向W両端部において、長手方向Lに延在する背側接合部93とをそれぞれ有する。腹側接合部91と背側接合部93とは、熱融着により接合して胴周り開口11を形成するとともに、股間部5と協働して一対の脚周り開口13、13を形成している。
パンツ型おむつ1は、後述するように、使用後には、接合部9において腹側部3と背側部7とを切り離すことにより着用者から取り外すことができる。
なお、本実施形態においては、パンツ型おむつ1が腹側部3と股間部5と背側部7との3部材に区画されているが、本発明に係る吸収性物品はこの構成に限定されず、例えば、前方部と後方部との2つの部分のみに区画される構成や、脇腹部等を含む4つの部分以上に区画される構成を有していてもよい。また、本発明に係る吸収性物品は、パンツ型おむつにも限定されず、例えば、使い捨てショーツ等、おむつ以外の吸収性物品であってもよい。
胴周り開口11の周縁部を画成している腹側フラップ15と背側フラップ17とには、腹側弾性部材191と背側弾性部材193とからなる胴回り弾性部材19が伸長状態で取り付けられている。また、脚周り開口13の周縁部を画成している右脚周りフラップ21(図2参照)と左脚周りフラップ23とには、右脚周り弾性部材251(図2参照)と左脚周り弾性部材253とからなる脚周り弾性部材25が伸長状態で取り付けられている。
図2を参照して、パンツ型おむつ1の構成部材についてより詳細に説明する。パンツ型おむつ1は、肌面側に液透過性のトップシート27、着衣面側に液不透過性のバックシート29をそれぞれ有し、これら両シート27、29間に介在する吸収体31を含んでいる。
腹側及び背側弾性部材191,193と右脚周り弾性部材251と左脚周り弾性部材253とは、トップシート27とバックシート29との間にあって、これら両シート27,29の少なくとも一方にホットメルト接着剤(図示せず)を介して接合している。
ただし、図1を参照すると、これら弾性部材191、193、251、253が収縮することによって、腹側及び背側フラップ15、17と右脚周りフラップ21と左脚周りフラップ23とにギャザー33,35が形成されている。
吸収体31は、パンツ型おむつ1の幅方向Wの中央に設けられた体液吸収性材料の集合体であって、粉砕パルプや高吸収性ポリマー粒子(SAP)を含む液体吸収性材料により構成される吸収コア311と、これを被覆する液透過性及び液拡散性に優れた不織布からなるコアラップ313とからなる。
図2に示される吸収体31は、砂時計型を成していて、パンツ型おむつ1の幅方向Wの中央域に位置する一方、長手方向Lにおいては、股間部5に配置され、腹側部3及び背側部7のそれぞれには一部延出するように配置されている。トップシート27とバックシート29とは、同形同大に設けられ、吸収体31の幅方向W両端部及び長手方向L両端部のそれぞれの外方において重なり合っている。また、前記外方において、接着により互いに接合し、腹側フラップ15と、背側フラップ17と、右脚周りフラップ21と、左脚周りフラップ23とを形成している。なお、腹側フラップ15と右脚周りフラップ21又は左脚周りフラップ23との境界線及び、右脚周りフラップ21又は左脚周りフラップ23と背側フラップ17との境界線はそれぞれ、展開状態におけるパンツ型おむつ1の幅方向Wの両端部において、脚周り開口13を形成する切欠きの始点である2点P、Pを結んだ線、及び前記切欠きの終点である2点P、Pを結んだ線である。
腹側及び背側フラップ15、17においては、腹側及び背側弾性部材191、193とこれらの近傍に位置するトップシート27とバックシート29とが、腹側及び背側弾性部材191、193の収縮によってギャザー33(図1参照)を形成している。
右脚周りフラップ21と左脚周りフラップ23とにおいては、右脚周り弾性部材251と左脚周り弾性部材253とこれらの近傍に位置するトップシート27とバックシート29とが、右脚周り弾性部材251と左脚周り弾性部材253の収縮によってギャザー35(図1参照)を形成している。
図3は、図1のパンツ型おむつ1の要部拡大図である。より具体的には、パンツ型おむつ1の着衣側面におけるタグ37を拡大した図である。
図1及び図3に示すように、本実施形態において、パンツ型おむつ1の着衣側面における腹側接合部91には、タグ37が設けられている。タグ37は、腹側接合部91に熱融着により固定されている固定部371と、固定部371から延在する非固定部373とを有し、固定部371と非固定部373とは、対をなしている。また、本実施形態においては、タグ37は、固定部371の長手方向に延びる端縁と、腹側接合部91におけるパンツ型おむつ1の幅方向端縁とが一致するように配設されており、非固定部373は、パンツ型おむつ1の幅方向中央軸線Cに向かって延在している。
また、固定部371と非固定部373とは、境界線374により区画される。
また、本実施形態において、非固定部373は、タグ37において、固定部371以外の部分をいう。
なお、本実施形態において、固定部371と非固定部373とは、対をなしているが、本発明に係る吸収性物品におけるタグの固定部と非固定部とは、対をなしている態様に限定されず、例えば、固定部が1つに対して、該固定部の一方向における両端部に非固定部が1つずつ、すなわち計2つ設けられ、タグ全体としてリボンのような形状を有していてもよい。
このように、タグ37が、一対の、腹側接合部91に固定される固定部371と、固定部371から延在する非固定部373とを有するので、使用者が非固定部373においてタグ37を指で掴み易く、パンツ型おむつ1の持ち運び易さが増す。
また、非固定部373が、パンツ型おむつ1の幅方向中央軸線C(図2)に向かって延在し、タグ37が、固定部371を基点としてパンツ型おむつ1の幅方向における外方側に延出しないので、着用者が記パンツ型おむつ1の上にズボンやスカートを着用するときに、タグが邪魔にならない。
また、さらに別の実施形態においては、タグの固定部は腹側接合部以外の腹側部にあってもよい。ただし、タグの視認性を確保するため、タグは、吸収性物品の着衣側面に固定されていることが好ましい。
また、腹側弾性部材又は脚周り弾性部材と厚み方向Tにおいて重複する領域にタグが固定された場合、腹側弾性部材又は脚周り弾性部材の収縮によりギャザーが形成され、タグも腹側弾性部材又は脚周り弾性部材と連動して収縮し、タグの視認性が悪くなるので、タグは、これらの弾性部材と厚み方向Tにおいて重複する領域以外の領域に固定されることが好ましい。
図4は、展開状態のタグ37を示す図である。より具体的には、タグ37は、矩形の布帛からなり、タグ37の一方向における中央軸線CWTにおいて折り畳まれて、ループ型を形成する。そして対向する2つの端縁375、375が、互いに重なるようにして、タグ37が腹側接合部91に固定され、固定部371を形成すると共に、固定部371以外の部分において、非固定部373を形成する。
本実施形態において、タグ37は、腹側接合部91に熱融着により固定されるが、本発明に係るタグの固定方法はこれに限定されず、例えば接着剤等の他の固定手段により固定されていてもよい。また、タグ37の固定は、腹側部と背側部との接合部の形成と同時に行ってもよいし、該接合部の形成の前又は後に行ってもよい。
このように、タグ37が、ループ型タグであり、ループ型タグの対向する二つの端縁375、375が、腹側接合部91に固定されており、ループ型でない単なるシート型の場合よりも厚みと剛性があるので、タグ37を指でより掴み易く、また形状を保持し易いので、より視認し易くなる。さらに、目的に応じてループの大きさを調整することで、タグ37のループ部分に指を入れてパンツ型おむつ1を持ち運んだり、ループ部分を取っ手等から吊り下げることができたりし、パンツ型おむつ1の持ち運び易さや扱い易さが増す。
図4に示されるタグ37は、展開状態において、一方向に50mm(折り返されると25mm)、それと直交する方向に20mmの長さを有する不織布からなり、タグ37が中央軸線CLTにおいて折り畳まれてループ型を形成した後に外部から視認可能な一方の外表面377と、その反対側に存在する他方の外表面379とには、パンツ型おむつ1のサイズを示す「L」という識別情報が印刷により記載されている。
このように、タグ37は、一方の外表面377と、一方の外表面377と反対側に存在する他方の外表面379の両面において識別情報が記載されており、タグ37のどちら側の外表面からも識別情報を得ることができるので、タグ37が翻っていても視認性が良いと共に、一方又は他方の外表面のみに記載されている場合と比べて、より多くの識別情報を記載できる。
なお、本発明に係る吸収性物品が備えるタグの形状、大きさ、素材は、上記したものに限定されず、タグとしての機能が発揮できる限り、いかなる形状、大きさ、素材を有していてもよい。
ただし、本発明に係る吸収性物品が備えるタグの大きさは、短手方向及び長手方向いずれにおいても、好ましくは5mm以上60mm以下、より好ましくは10mm以上50mm以下、さらに好ましくは20mm以上40mm以下である。数値範囲の下限値は、タグに記載される識別情報の視認性の観点から、上限値は、吸収性物品の上にズボンやスカートを着用するときに邪魔にならない等の取扱い易さの観点から決定される。
また、本発明に係る吸収性物品が備えるタグの素材は、木綿、アクリル、ポリエステル、ナイロン、レーヨン等、天然又は人工の繊維の織物、編物、不織布、又は樹脂等のフィルム等、タグとして利用される一般的な素材である。
タグ37と、タグ37が固定されている腹側接合部91との破断強度は、腹側接合部91と背側接合部93との破断強度よりも小さい。
このように、タグ37と、タグ37が固定されている腹側接合部91との破断強度は、腹側接合部91と背側接合部93との破断強度よりも小さいので、腹側接合部91と背側接合部93とを破断することなく腹側接合部91からタグ37を容易に取り外すことができ、タグ37とパンツ型おむつ1とを別々に廃棄し易くなる。
さらに、図3、4に示されるように、タグ37には、非固定部373において、固定部371と非固定部373との境界線374に沿って延在する脆弱部372を備える。
なお、本実施形態において、脆弱部372は、境界線374に沿って、且つ境界線374に近接して設けられているが、本発明に係る吸収性物品におけるタグが備える脆弱部は、タグに識別情報が記載される領域と該識別情報が記載されていない領域とを区画している限り、任意の位置に設けられていてよい。
また、図9は、パンツ型おむつ1のタグ37を、脆弱部372において破断した後の状態を示す図である。
このように、タグは、非固定部373において、固定部371と非固定部373との境界線374に沿って延在する脆弱部372を備え、脆弱部372においてタグを破断してパンツ型おむつ1から容易に取り外せるので、タグ37とパンツ型おむつ1とを別々に廃棄し易くなる。
これは、後述の別の実施形態において説明するように、タグに記載される識別情報が、着用者の名前を書く欄に含まれる、吸収性物品の着用者の名前である場合に特に有効である。例えば、幼稚園、保育園等では、通園に当たり、その日に園児が使用する予定の予備のおむつに、園児の名前を記載の上、提出することが必要となる場合がある。そのような場合に、上記の構成とすると、着用者の名前といった重要な個人情報が記載されたタグを、使用後に容易に吸収性物品から取り外し、タグと吸収性物品とを別々に廃棄し易くなるので、吸収性物品の使用者等の安心感が増す。
本吸収性物品における脆弱部は、例えば、ミシン目を付けて形成できる。また、脆弱部に変えて、タグに切欠きを設けてその切欠きにより吸収性物品を破れ易くしてもよい。
ここで、破断強度の大小の評価は、以下の通り行うものとする。
(1)タグが腹側接合部又は背側接合部に固定された吸収性物品を、平面方向において、タグと腹側部と背側部とが同形同大となるように切り取る。固定部が延在する方向(すなわち、腹側接合部及び背側接合部が延在する方向)の端縁を含み、且つ、タグの非固定部が、引張り方向(すなわち、固定部が延在する方向と直交する方向)に25mm、引張り方向と直交する方向(すなわち、固定部が延在する方向)に20mmの大きさとする。
ただし、本評価においては、タグに脆弱部が設けられていない吸収性物品のサンプルを用いることとする。
なお、本試験のサンプルは、引張り方向と直交する方向に20mmであるとしたが、後述のチャックが確実にセットできる限り、適宜調整可能である。
(2)タグと、腹側部又は背側部のうち、タグが固定されていない方(以下、部材Aという。)とをテンシロン試験機に供する。
(3)前記テンシロン試験機における一方のチャックにタグを、他方のチャックに部材Aを、それぞれ取り付け、中央に腹側部と背側部との接合部が位置するように調整しつつ、チャック幅を30mmにセットする。
(4)引張速度は30m/minで引張り試験を行い、サンプルにおける破断がどこで起きるかを観察する。
(5)(i)腹側部又は背側部のうち、タグが固定されている方(以下、部材Bという。)とタグとの間に破断がおきていれば、タグと部材Bとの破断強度は、部材Aと部材Bとの破断強度よりも小さいと評価する。
(ii)部材Aと部材Bとの間に破断がおきていれば、タグと部材Bとの破断強度は、部材Aと部材Bとの破断強度よりも大きいと評価する。
(変形例1)
図5は、前記実施形態の変形例1に係る吸収性物品におけるタグの接合態様を示す図である。なお、本変形例1における吸収性物品は、タグ39の構造以外は、基本的に前記実施形態と同様であり、同じ作用効果を奏するため、同様の符号を付して詳細な説明は省略する。
前記実施形態では、タグ37は、固定部371の長手方向に延びる端縁と、腹側接合部91の幅方向側端縁とが一致するように配設されており、非固定部373は、パンツ型おむつ1の幅方向中央軸線Cに向かって延在していたが、本変形例1においては、タグ39の対向する2つの端縁393、393が、互いに重なるようにして、タグ39は、腹側接合部91に熱融着により固定され、腹側接合部91と重複する部分において固定部395を形成すると共に、固定部395から延在する非固定部397は、吸収性物品の幅方向における外方側に延出している。
図6は、前記実施形態の変形例2〜変形例7に係る各吸収性物品におけるタグの識別情報のバリエーションを示す図である。前記実施形態においては、タグ37の一方の外表面377と、その反対側に存在する他方の外表面379とには、パンツ型おむつ1のサイズを示す「L」という識別情報が印刷により記載されていたが、変形例においては、識別情報は、パンツ型おむつ1のサイズに限定されない。
(変形例2)
変形例2に係る吸収性物品におけるタグ41の一方及び他方の外表面に記載される識別情報は、図6(a)に示されるように、着用者の名前を書く欄を含んでいる。着用者又は使用者は、この欄に着用者の名前を記入して吸収性物品の識別情報とすることができる。
(変形例3)
変形例3に係る吸収性物品におけるタグ43の一方及び他方の外表面に記載される識別情報は、図6(b)に示されるように、吸収性物品の対象とする着用者の身長の目安を示す数字を含んでいる。
(変形例4)
変形例4に係る吸収性物品におけるタグ45の一方及び他方の外表面に記載される識別情報は、図6(c)に示されるように、タグ45の固定先がトレーニングパンツであることを示す、吸収性物品のカテゴリーに関する情報である。
(変形例5)
変形例5に係る吸収性物品におけるタグ47の一方及び他方の外表面に記載される識別情報は、図6(d)に示されるように、吸収性物品の対象とする着用者が好む動物の図案を含んでいる。
(変形例6)
変形例6に係る吸収性物品におけるタグ49の一方及び他方の外表面に記載される識別情報は、図6(e)に示されるように、詳細情報のあるウェブサイトや、携帯端末向けウェブサイトの、URLを記録した、光学的に読み取り可能な2次元バーコードあり、これらサイトへのアクセスを容易にすることができる。
(変形例7)
変形例7に係る吸収性物品におけるタグ51の一方及び他方の外表面に記載される識別情報は、図6(f)に示されるように、タグ51の吸収性物品における固定先が、着用者の前側(腹側)であることを示す。
図7は、前記実施形態の変形例8及び変形例9に係る吸収性物品におけるタグの外形のバリエーションを示す図である。前記実施形態においては、タグ37は、矩形の布帛からなり、タグ37の一方向における中央軸線CWTにおいて折り畳まれて、ループ型を形成していたが、変形例においては、タグはこの形状に限定されない。
(変形例8)
変形例8に係る吸収性物品におけるタグ53は、図7(a)に示されるように、平面視にて、ループ型を形成しない、1枚の布帛が模式化したサカナのシルエットの形状をとり、表面と裏面のそれぞれにサカナの図案が施されている。そして、サカナの尾びれの部分から延出している固定部531は、腹側接合部91に熱融着により固定される。
(変形例9)
変形例9に係る吸収性物品におけるタグ55は、図7(b)に示されるように、平面視にて、ループ型を形成しない、1枚の布帛がハートの形状を有している。そしてハートの周縁の一部から延出している固定部551は、腹側接合部91に熱融着により固定される。
このようにタグの外形は、平面視にて、動物、植物、乗り物のいずれかのシルエット、又はハート型の形状を有していてもよい。
ここで、動物のシルエットとは、イヌ、ネコ、ウサギ等、パンツ型吸収性物品の使用対象者が親しみを感じる動物のシルエットであれば、その動物の種類は、特に限定されない。
また、植物のシルエットとは、チューリップ、サクラの花、イチョウの葉等、パンツ型吸収性物品の使用対象者が親しみを感じる植物のシルエットであれば、その植物の種類は、特に限定されない。
また、乗り物のシルエットとは、クルマ、飛行機、電車等、パンツ型吸収性物品の使用対象者が親しみを感じる乗り物のシルエットであれば、その乗り物の種類は、特に限定されない。
このように、タグの外形が、平面視にて、動物、植物、乗り物のいずれかのシルエット、又はハート型の形状を有すると、タグにデザイン性を持たせて、着用者に吸収性物品に対する親しみや愛着を感じさせることができると共に、より視認され易く、且つ、タグの外形により着用者又は使用者が誰であるかを識別し易い。
(変形例10)
図8は、前記実施形態の変形例10に係る吸収性物品において、吸収性物品を丸めた状態で固定するための後処理部を含むタグを示す図である。なお、本変形例10における吸収性物品も、タグ57の構造以外は、基本的に前記実施形態と同様であり、同じ作用効果を奏するため、同様の符号を付して詳細な説明は省略する。本変形例10においては、図8に示されるように、タグ57が、腹側接合部91に固定されている固定部571と、固定部から延在する非固定部573とを有する。タグ57は、外三つ折りの折り畳み構造を有し、三つ折り状態にて、腹側部3から一番遠くに位置する面であって外部から視認可能な、一方の外表面575には、吸収性物品のサイズを示す「L」という識別情報が印刷により記載されている。また、一方の外表面575の裏面やこれに対向する面には、粘着剤が付与された粘着部577が設けられており、三つ折り状態にて、互いの面同士が粘着部577により貼り合わされている。該粘着部577は、タグ57が展開されても粘着機能を失いにくく、展開状態においては、パンツ型おむつ1を丸めた状態で固定するための後処理部として使用できる。さらに、一方の外表面575の一方の端部には、粘着剤が付与されていない把持部579が設けられている。パンツ型おむつ1の使用者は、把持部579を把持して三つ折り状態のタグ57を展開することができる。
このように、タグ57が、パンツ型おむつ1を丸めた状態で固定するための後処理部としての粘着部577を含み、使用者がパンツ型おむつ1の使用後にこれを小さく丸めて粘着部577で止着することができ、パンツ型おむつ1の廃棄処理を円滑に行うことができると共に、パンツ型おむつ1がタグ57とは別部材として後処理部材を備える場合に比べて、後処理部材に使用する資材を節約でき、且つ、パンツ型おむつ1の外観がすっきりする。
なお、タグの折り畳み構造や、形状、粘着部が設けられる位置は、上記の態様に限定されず、吸収性物品の後処理部として使用できる限り、それらは適宜変更可能である。また、後処理部の吸収性物品との止着手段も、上記のような粘着剤に限定されず、例えば、後処理部に複数のフックを設け、必要に応じて、吸収性物品における後処理部が展開されたときに前記複数のフックに対応する位置に複数のループを設けて、これらのフックと、ループ又はトップシートとが協働して、後処理部と吸収性物品とが止着される構成としてもよい。また、タグがループ型の形状を有し、タグの一方の外表面に後処理部が設けられる構成としてもよい。さらに、タグが、後処理部であってもよい。
図10は、パンツ型おむつ1を接合部9で切り離す作業を模式的に示す図である。図10に示されるように、パンツ型おむつ1の使用者は、パンツ型おむつ1の使用後に、接合部9の部分を左右の手で切り離してパンツ型おむつ1を廃棄する。このとき、タグが、接合部9を跨がないように固定されており、パンツ型おむつ1を着用者から取り外すために接合部9で切り離すときに、タグ37が切り離しの妨げにならないので、パンツ型おむつ1を切り離して廃棄する処理を円滑に行うことができる。また、タグ37がパンツ型おむつ1の着衣側面に固定されており、パンツ型おむつ1の着衣側面に存在するので、タグが、着用者又は使用者に視認され易い。
なお、本明細書において、「タグが接合部を跨ぐ」とは、「タグが、接合部の接合面の延長上に存在する」ことをいうものとする。また、「タグが接合部を跨がないように固定されている」とは、「タグが、接合部の接合面の延長上に存在しないように固定されている」ことをいうものとする。
さらに、本実施形態においては、タグ37が、腹側接合部91のみに固定されており、腹側接合部91及び背側接合部93に跨がるように固定されていないので、少なくとも腹側部3と背側部7との二部材を含むパンツ型おむつ1を着用者から取り外すために、腹側部3と背側部7とを腹側接合部91と背側接合部93とにおいて切り離すときに、タグ37が切り離しの妨げにならない。また、パンツ型おむつ1を複数の部材に切り離すことができ、パンツ型おむつ1を廃棄する処理をより円滑に行うことができる。
上述の実施形態においては、タグ37は、腹側接合部91に固定されていたが、接合部を跨がないように固定されている限り、本発明に係る吸収性物品のタグの固定先はこれに限定されない。したがって、パンツ型吸収性物品の着衣側面における背側接合部93にタグが設けられ、タグが、背側接合部93に固定されている固定部と、固定部から延在する非固定部とを有していてもよい。
また、タグの固定先は、接合部に限定されず、タグが、腹側接合部以外の腹側部、背側接合部以外の背側部、又は股間部に固定されていてもよい。さらに、上述の実施形態では、タグの視認性の観点から吸収性物品の着衣側面にタグが固定されていたが、タグが、吸収性物品の肌面側に固定されていてもよい。
また、タグの個数も1つに限定されず、接合部を跨がないように固定されている限り、吸収性物品に複数設けられていてもよい。例えば、タグが、腹側部又は背側部の幅方向両端部における腹側接合部又は背側接合部にそれぞれ1つずつ、合計2つ設けられていてもよい。さらに、タグが3以上の複数個設けられていてもよい。
1 パンツ型おむつ(パンツ型使い捨て吸収性物品)
3 腹側部
7 背側部
9 接合部
91 腹側接合部
93 背側接合部
37 タグ
371 固定部
372 脆弱部
373 非固定部
374 境界線
375、375 端縁
577 粘着部(後処理部)

Claims (10)

  1. 接合部で切り離して廃棄するパンツ型使い捨て吸収性物品であって、
    前記吸収性物品の着衣側面に、前記接合部を跨がないようにタグが固定されていることを特徴とする、吸収性物品。
  2. 前記吸収性物品は、着用時に着用者の腹側に位置する腹側部と、背側に位置する背側部と、前記腹側部と前記背側部とを接合する前記接合部と、を有し、
    前記接合部は、前記腹側部の幅方向両端部に延在する腹側接合部と、前記背側部の幅方向両端部に延在する背側接合部とを有し、
    前記タグは、前記腹側接合部及び前記背側接合部のうち、いずれか一方のみに固定されている、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記タグは、一対の、前記腹側接合部又は前記背側接合部に固定される固定部と、前記固定部から延在する非固定部と、を有する、請求項2に記載の吸収性物品。
  4. 前記非固定部が、前記吸収性物品の幅方向中央軸線に向かって延在する、請求項3に記載の吸収性物品。
  5. 前記タグは、前記非固定部において、前記固定部と前記非固定部との境界線に沿って延在する脆弱部を備える、請求項3又は4に記載の吸収性物品。
  6. 前記タグと前記腹側接合部又は前記背側接合部のうち、前記タグが固定されている一方との破断強度は、前記腹側接合部と前記背側接合部との破断強度よりも小さい、請求項2〜5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  7. 前記タグは、ループ型タグであり、前記ループ型タグの対向する二つの端縁が、前記着衣側面に固定されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  8. 前記タグの外形が、平面視にて、動物、植物、乗り物のいずれかのシルエット、又はハート型の形状を有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  9. 前記タグは、一方の外表面と、前記一方の外表面と反対側に存在する他方の外表面とを有し、
    前記一方の外表面と前記他方の外表面とのいずれにも識別情報が記載されている、請求項1〜8のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  10. 前記タグが、前記吸収性物品を丸めた状態で固定するための後処理部を含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の吸収性物品。
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