JP2017103629A - 遅延回路、dll回路および遅延回路の故障救済方法 - Google Patents

遅延回路、dll回路および遅延回路の故障救済方法 Download PDF

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Abstract

【課題】遅延回路およびそれを使用したDLL回路で、製造歩留まりを向上すること。
【解決手段】設定信号に応じて設定した遅延量分入力信号を遅延し、遅延信号として出力するディレイライン11と、遅延値を段階的に指示する遅延設定データに応じて設定信号を生成し、ディレイラインに出力するディレイライン制御回路12と、を有し、ディレイライン制御回路は、遅延設定データに応じた遅延信号の遅延量の測定値に基づき、遅延設定データの値の変化に対して所定の範囲の遅延量が得られず要修正な遅延設定データを、要修正な遅延設定データに近接した所定の変化範囲の遅延量が得られる正常な遅延設定データに、置き換えた遅延設定データを出力する変換回路80を、有する遅延回路。
【選択図】図13

Description

本発明は、遅延回路、DLL回路および遅延回路の故障救済方法に関する。
近年、半導体装置内においてタイミング調整等のために多数の遅延回路(ディレイライン(Delay Line: DL))が使用される。例えば、CPU(コントローラ)と外部メモリ(DIMM)間を接続する規格としてDDR(Double Data Rate)が知られており、高速化に従いDDR2、DDR3、DDR4といった規格が策定されている。
DDR規格では、メモリに対してデータを読み書きする際に、メモリとやり取りされる各種電気信号のタイミング規格が厳密に規定されている。また、メモリから受信する信号のタイミングは、一定の範囲内でばらつきがあるものとされている。DDR規格に準拠した動作を行う半導体装置では、電気信号のタイミングを微調整するために、ディレイライン(Delay Line: DL)がメモリコントローラ内に大量に使用されると共に、それを有するディレイロックドループ(Delay Locked Loop: DLL)回路も使用される。
ディレイラインは、微小な遅延を生じるバッファ回路(遅延素子)を大量に直列接続するように設け、その接続(通過)数を調整することで所望の遅延量を得る。1個の遅延素子の遅延量がディレイラインの遅延設定分解能、すなわちDLL回路におけるタイミング調整の分解能となる。高精度に遅延量を設定できるようにするためには、各遅延素子の遅延量を小さくする。また、大きな最大遅延量を得るには、直列接続する遅延素子の個数を大きくする。そのために、高精度で最大遅延量の大きなディレイラインは、回路が複雑になり回路規模が大きくなる。
DLL回路は、DLと、DLに入力する入力信号とDLを通過した遅延信号の位相を比較し、位相が一致する、すなわち1周期(360度)遅れるようにDLの遅延設定データを制御する。具体的には、遅延信号の位相を遅らせたい(遅延量を増やしたい)場合は、遅延設定データの値を増やす制御を行い、逆に早めたい(遅延量を減らしたい)場合は、遅延設定データの値を減らす制御を行う。順次DLの遅延設定データを増加または減少させ、所望の遅延量にもっとも近い遅延設定データの値がDLLのロック値となる。
上記のように、ディレイラインは、バッファ回路(遅延素子)の接続数を外部から制御し、接続数を増加することで遅延量が単調に増加する、または接続数を減少することで遅延量が単調に減少することを理想としている。しかし、製造上の理由等により、DLの遅延設定信号の配線にショート(短絡)またはオープン(切断)などの故障が発生する場合がある。この時ディレイラインの遅延設定信号の隣り合うビット同士が短絡したような故障であった場合に、故障を検出することができないという問題があった。その理由は、隣り合う遅延設定信号では設定される遅延量の差が依然小さいため、差を検出するのが難しいためである。また、オープン故障の場合は故障個所前後の遅延量の差が大きく、接続数の増減に対して遅延量の単調増減が見込めない為、DLL回路として使用することが出来ない。そのため、ディレイラインが故障している場合、NG品として廃棄されるため、製造歩留まり低下の一因となっていた。
特開2015−98127号公報
しかし、これまでNG品として廃棄されていたDLの故障のうちいくつかのものは、DLL回路の仕様を満たすように処理すれば良品扱いできるものも含まれていることがある。それらを救済できれば製造歩留まりを向上できる。
本発明の目的は、遅延回路およびそれを使用したDLL回路で、製造歩留まりを向上することである。
第1の態様の遅延回路は、設定信号に応じて設定した遅延量分入力信号を遅延し、遅延信号として出力するディレイラインと、ディレイライン制御回路と、を有する。ディレイライン制御回路は、遅延値を段階的に指示する遅延設定データに応じて設定信号を生成し、ディレイラインに出力する。ディレイライン制御回路は、遅延設定データに応じた遅延信号の遅延量の測定値に基づき、遅延設定データの値の変化に対して所定の範囲の遅延量が得られず要修正な遅延設定データを、要修正な遅延設定データに近接した所定の変化範囲の遅延量が得られる正常な遅延設定データに、置き換えた遅延設定データを出力する変換回路を、有する。
第2の態様のDLL回路は、遅延回路と、入力信号と遅延信号の位相差を検出する位相比較器と、位相比較器の検出した位相差が所定値になるように、遅延設定データを変化させるディレイライン設定制御回路と、を有する。遅延回路は、設定信号に応じて設定した遅延量分入力信号を遅延し、遅延信号として出力するディレイラインと、ディレイライン制御回路と、を有する。ディレイライン制御回路は、遅延値を段階的に指示する遅延設定データに応じて設定信号を生成し、ディレイラインに出力する。ディレイライン制御回路は、遅延設定データに応じた遅延信号の遅延量の測定値に基づき、遅延設定データの値の変化に対して所定の範囲の遅延量が得られず要修正な遅延設定データを、要修正な遅延設定データに近接した所定の変化範囲の遅延量が得られる正常な遅延設定データに、置き換えた遅延設定データを出力する変換回路を、有する。
第3の態様の遅延回路の故障救済方法は、設定信号に応じて設定した遅延量分入力信号を遅延し、遅延信号として出力するディレイラインと、ディレイライン制御回路と、を有する遅延回路の故障救済方法である。ディレイライン制御回路は、遅延値を段階的に指示する遅延設定データに応じて設定信号を生成し、ディレイラインに出力する。遅延設定データに応じた遅延信号の遅延量を測定する。遅延量の測定値に基づき、遅延設定データの値の変化に対して所定の範囲の遅延量が得られず要修正な遅延設定データを、要修正な遅延データに近接した所定の変化範囲の遅延量が得られる正常な遅延設定データに置き換える。
実施形態の遅延回路(ディレイユニット)、DLL回路および遅延回路(ディレイユニット)の故障救済方法によれば、製造歩留まりを向上できる。
DLL回路の構成例を示すブロック図である。 ディレイラインの構成例を示す図である。 遅延設定値と実際の遅延量の関係の例を示す図であり、(A)が正常な遅延回路(ディレイユニット)の場合を、(B)−(D)は故障の異常な遅延回路(ディレイユニット)の場合を示す。 (A)および(B)は、それぞれ、遅延回路(ディレイユニット)において図3の(B)および(C)の故障を引き起こす故障個所の例を示す図である。 遅延回路(ディレイユニット)において図3の(D)の故障を引き起こす故障個所の例を示す図である。 遅延回路(ディレイユニット)の遅延設定データに対する遅延量の変化が、正常であり、DLL回路が正しく動作出来る場合(A)、遅延回路(ディレイユニット)の故障によりDLL回路が正しく動作出来ない場合(B)、および、遅延回路(ディレイユニット)は故障しているが、DLL回路の正しい動作が期待出来る場合(C)のそれぞれについて、DLL回路におけるロック時の遅延設定値を説明する図である。 実施形態の遅延回路(ディレイユニット)において、測定結果に基づいて故障と判断されたが、近接した所定の変化範囲の遅延量が得られる正常な単位の遅延設定データに置き換えることで遅延量の逆転が生じず遅延素子が救済可能である場合(A)と、置き換えても許容範囲外になるため救済不能となる場合(B)を判定する原理を説明する図である。 遅延量を測定する遅延回路(ディレイユニット)の構成を示す図である。 半導体装置に搭載されたディレイユニットの遅延量を試験する試験システムの構成を示す図である。 積分器の構成例を示す図である。 テスト信号、遅延信号および論理回路13から出力されるテスト出力の波形を示すタイムチャートである。 実施形態の遅延回路(ディレイユニット)において、測定値に基づいて故障と判定された遅延素子を有する遅延回路(ディレイユニット)どのように救済するかを説明する図である。 実施形態の遅延回路(ディレイユニット)を使用したDLL回路の構成例を示す図である。 遅延設定データに対する遅延量の測定値が図7の(A)に示す特性の場合の読み替え処理を説明する図である。
実施形態の遅延回路(ディレイユニット)について説明する前に、図面を参照して一般的なディレイライン(DL)およびDLL回路について説明する。
図1は、DLL回路の構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、DLL回路1は、遅延回路(ディレイユニット)10と、位相比較器50と、DL値設定制御回路60と、を有する。遅延回路(ディレイユニット)10は、ディレイライン(DL)11と、ディレイライン制御回路12と、を有する。ディレイライン制御回路12は、遅延設定データをデコードしてディレイライン(DL)11の各遅延素子20に供給するディレイライン制御信号を生成するデコーダ70を有する。
図1に示すように、ディレイライン(DL)11は、端子INから入力される入力信号を遅延し、遅延信号fbを出力する。位相比較器50は、入力信号を基準信号refとして、遅延信号fbの基準信号ref(入力信号)に対する位相差を検出し、進んでいる(遅らせたい)場合には遅延増加(up)を、遅れている(早めたい)場合は遅延減少(dn)を出力する。DL値設定制御回路60は、遅延設定データを生成し、位相比較器50がupを示す場合には遅延設定データを1増加させ、位相比較器50がdnを示す場合には遅延設定データを1減少させる。例えば、遅延素子20を1024段直列に接続したディレイライン(DL)11であれば、遅延設定データは10ビットである。ディレイライン制御回路12のデコーダ70は、遅延設定データをデコードしてディレイライン(DL)11を形成する複数(ここでは1024個)の遅延素子20の1つの制御信号CONTをHに、その他全ての遅延素子20の制御信号CONTをLにする制御信号を生成する。
図2は、ディレイラインの構成例を示す図である。
図2の(D)に示すように、ディレイライン(DL)11は、多数の遅延素子20を直列に接続したものである。ここでは1024個の遅延素子20を直列に接続したDL11を例として説明する。各遅延素子20は、図2の(A)に示すような構成を有する。遅延素子20は、バッファ21と、セレクタ22と、バッファ23と、を有する。バッファ21は、前段からの信号INを遅延し、後段への信号DOUTを出力する。セレクタ22は、バッファ21の出力する信号と後段からの信号DINの一方を制御信号CONTに従って選択する。バッファ23は、セレクタ22の出力する信号を遅延し、前段への信号OUTを出力する。バッファ21および23は、直列に接続した2個のインバータで実現されるのが一般的である。セレクタ22は、2個のトランスファーゲートで実現される。なお、遅延素子20は、バッファの代わりにインバータを使用し、セレクタの代わりにNANDゲート等を使用して実現される場合もある。
図2の(B)に示すように、制御信号CONT=L(低)にすると、セレクタ22は、後段からの信号DINを選択して出力する。したがって、この状態の遅延素子20は、破線で示すように、前段からの信号INをバッファ21を通過させて後段に出力し、後段からの信号DINをセレクタ22およびバッファ23を通過させて前段に出力するスルー動作状態になる。
図2の(C)に示すように、制御信号CONT=H(高)にすると、セレクタ22は、バッファ21の出力する信号を選択して出力する。したがって、この状態の遅延素子20は、破線で示すように、前段からの信号INを、バッファ21、セレクタ22およびバッファ23を通過させて前段に出力する帰還動作状態になる。
図2の(D)に示すように、ディレイライン(DL)11では、直列に接続された多数の遅延素子20のうち1個の遅延素子20の制御信号CONTのみがHになり、他はLである。図2の(D)に示すように、ディレイライン(DL)11で、8段目の遅延素子20の制御信号CONT=Hで、それ以外の遅延素子20の制御信号CONT=Lであるとする。この場合、1段目から7段目までの遅延素子20はスルー動作状態であり、1段目に入力した信号は、8段目の遅延素子20に到達し、そこで1段目に向かって帰還し、1段目から信号OUTとして出力される。この場合、1段目に入力した信号は、8段分の遅延時間、具体的には8×2個のバッファ+1個のセレクタを通過する遅延時間だけ遅延される。したがって、制御信号CONTをHにする段番号を指定することにより、信号が帰還する位置が決定され、遅延時間が設定される。
ディレイライン(DL)11を形成する遅延素子20の制御信号CONTは、ディレイライン制御回路12により生成される。例えば、1024段の遅延素子が接続されたディレイライン11における遅延量を指定する遅延設定データは、10ビットのデータであり、ディレイライン制御回路12は、10ビットの遅延設定データをデコードして1024本中の制御信号ラインのうちの1本をHに他をLにする。
以上、一般的なディレイラインについて説明したが、図2に示した構成以外にもディレイラインの構成は各種知られており、実施形態の遅延回路(ディレイユニット)は、ディレイラインの形式に限定されない。
ディレイラインを含む遅延回路(ディレイユニット)を使用する場合、遅延設定データの値を1ずつ増減し、所望の遅延量が得られるように調整するのが一般的である。そのため、ディレイラインを含むディレイユニットを有する半導体装置を製作する場合、ディレイラインを形成する多数の遅延素子は、同じ特性、すなわち同じ遅延時間を呈するように作られる。これにより、遅延設定データの値を1ずつ増減すると、それに応じてディレイラインの遅延量が1単位ずつ変化する。
しかし、ディレイユニットを有する半導体装置の製造工程において、配線のショート(短絡)およびオープン(切断)、素子の欠陥等各種の故障が発生し、歩留まり低下の原因となる。
図3は、遅延設定値と実際の遅延量の関係の例を示す図であり、(A)が正常な遅延回路(ディレイユニット)の場合を、(B)−(D)は故障の異常な遅延回路(ディレイユニット)の場合を示す。
図3の(A)に示すように、正常な遅延回路(ディレイユニット)の場合、遅延設定データの値(以下、遅延設定値と称する)がn−1,n,n+1のように1ずつ増加すると、それに比例して遅延量も増加する。
図3の(B)は、遅延設定値がn−1の場合、遅延量は図3の(A)の場合と同じであるが、遅延設定値がnの場合、遅延設定値がn−1の場合の遅延量と同じで増加しないという異常が発生している。そして、遅延設定値がn+1の場合、遅延量は図3の(A)の場合と同じであるが、遅延設定値がnの場合の遅延量から通常の2段分増加する。
図3の(C)は、遅延設定値がn−1の場合、遅延量は図3の(A)の場合と同じであるが、遅延設定値がnの場合、遅延量が数段前の遅延量となり、大幅に減少するという異常が発生している。そして、遅延設定値がn+1の場合、遅延量は図3の(A)の場合と同じであるが、遅延設定値がnの場合の遅延量から通常の場合に比べて大幅に増加する。
図3の(D)は、遅延設定値がn−1の場合、遅延量は図3の(A)の場合と同じであるが、遅延設定値がnの場合、遅延量が大きな遅延量となり、大幅に増加するという異常が発生している。そして、遅延設定値がn+1の場合、遅延量は図3の(A)の場合と同じであるが、遅延設定値がnの場合の遅延量に対して減少する。
図4および図5は、ディレイユニットにおいて図3の(B)−(D)の故障を引き起こす故障個所の例を示す図である。
図4の(A)は、図3の(B)の故障を引き起こす故障の例を示す。この例では、ディレイユニット10のディレイライン制御回路12からディレイライン(DL)11の制御信号CONT端子への配線の途中で、隣接する配線が短絡(ショート)している。ショートしたのがn−1段目の遅延素子の制御信号CONT端子への配線とn段目の遅延素子の制御信号CONT端子への配線であれば、DL遅延設定値がn−1でもnでも、遅延量は同じになる。ただし、他の段の遅延素子の制御信号CONT端子を選択してHとする場合には、正常な遅延量が得られる。
図4の(B)は、図3の(C)の故障を引き起こす故障の例を示す。この例では、ディレイユニット10のディレイライン制御回路12からディレイライン(DL)11の制御信号CONT端子への配線の途中で、離れた配線が短絡(ショート)している。ショートしたのがn−3段目の遅延素子の制御信号CONT端子への配線とn段目の遅延素子の制御信号CONT端子への配線であれば、DL遅延設定値がn−3でもnでも、遅延量は同じになる。ただし、他の段の遅延素子の制御信号CONT端子を選択してHとする場合には、正常な遅延量が得られる。
図5は、図3の(D)の故障を引き起こす故障の例を示す。この例では、ディレイユニット10のディレイライン制御回路12からディレイライン(DL)11のn番目の遅延素子の制御信号CONT端子への配線が途中でオープン(切断)している。この場合、n段目の遅延素子を帰還位置に選択しても入力信号は帰還されず、ディレイライン(DL)の最終段で帰還するため、遅延量は最大になる。ただし、他の段の遅延素子の制御信号CONT端子を選択してHとする場合には、正常な遅延量が得られる。
なお、ディレイライン(DL)を形成する遅延素子20内で、セレクタのH側への配線以外の部分でオープン(切断)が発生すると、その段以降を帰還位置に選択しても遅延信号がまったく現れなくなる。ただし、その段直前の段までは正常DLとして機能する。また、セレクタのH側への配線でオープン(切断)が発生すると、図5の故障と同じ図3の(D)のような変化になる。さらに、ディレイライン制御回路12からディレイライン(DL)11の制御信号CONT端子への配線が、GNDまたはVCCにショートするなどの故障もある。
以下に説明する実施形態の遅延回路(ディレイユニット)およびDLL回路では、ディレイユニットにおける遅延設定データに応じた1単位毎の遅延信号の遅延量を測定し、測定値に基づき故障があるか判定し、故障が救済可能であるか判定する。
図6は、遅延回路(ディレイユニット)の遅延設定データに対する遅延量の変化が、正常であり、DLL回路が正しく動作出来る場合(A)、遅延回路(ディレイユニット)の故障によりDLL回路が正しく動作出来ない場合(B)、および、遅延回路(ディレイユニット)は故障しているが、DLL回路の正しい動作が期待出来る場合(C)のそれぞれについて、DLL回路におけるロック時の遅延設定値を説明する図である。
ディレイライン(DL)における所望の遅延量がαであった場合、ディレイユニット10の遅延特性が図6の(A)に示すように単調に増加していれば、遅延設定値はn+2となる。これに対して、ディレイユニット10の遅延特性が図6の(B)に示す場合、ロック時の遅延設定値はnとなり、誤った遅延設定値でロックすることになる。これは、遅延設定値をn−1からnに変化させた時点で、所望の遅延量を超えるため、nからn+1にさらに遅延量を増やす制御は行われないためである。
また、ディレイユニット10の遅延特性が図6の(C)に示す場合は、n+2でロックされるため、問題は生じない。
以上の通りであるから、DLL回路に配置する遅延回路(ディレイユニット)の遅延特性が遅延設定値を増やしたにも関わらず前段と同じ遅延量で変化しない場合は使用可能であるが、遅延設定値を増やしても前段の遅延量から減少する場合、もしくは、遅延設定値を減らしても後段の遅延量から増加する場合など、逆転を生じるような遅延特性を示す遅延回路(ディレイユニット)の場合はDLL回路では使用不能である。
図12は、実施形態において、測定値に基づいて使用不能と判定された遅延素子を有する遅延回路(ディレイユニット)をどのように救済するかを説明する図である。
図12の(A)は、実施形態の遅延回路(ディレイユニット)において、図3の(C)(D)に示すような故障と判定された遅延設定データn(要修正遅延設定データ)を、近接した所定の変化範囲の遅延量が得られる正常な遅延設定データ(n−1またはn+1)に置き換える。これにより、ディレイライン制御回路12に供給する遅延設定データはそのままで、その変化に対して遅延量の逆転を抑制することができ、使用不能の遅延素子を救済することが可能となる原理を説明する図である。
さらに、要修正遅延設定データは、離れた複数箇所で発生しても、遅延設定データを読み替えることで救済可能である。図12の(B)は、3か所で故障が発生した場合に救済処理を行った後の遅延設定値の変化に対する遅延量の変化の全体特性を示す。
また、故障が2個以上連続した場合でも救済可能となる場合がある。図7の(A)に示すように、遅延設定値の変化に対して想定される理想的な遅延量の変化を示す特性をPで表す。特性Pに対して上下に遅延量誤差の許容範囲を決める。図7の(A)において、Q1およびQ2は、誤差の許容範囲の上限と下限を示す。図7の(A)に示すように、故障と判定された遅延設定データのうち、遅延設定データを読み替えた後の遅延設定値の変化に対して測定した各段の遅延量の変化が、Q1とQ2の範囲内で且つ前後で逆転しなければ使用可能である。しかし、図7の(B)に示すように、故障個所が連続し、遅延設定データを読み替えた後の遅延設定値の変化に対して遅延量の変化がQ1とQ2の範囲外となる遅延回路(ディレイユニット)は使用不能である。
故障の遅延設定値が無い良品か、故障の遅延設定値を有するが救済可能か否かを判定するには、遅延回路(ディレイユニット)を有する半導体装置の製造工程において、遅延設定値の変化に対してディレイラインの遅延量がどのように変化するかを測定する。しかし、例えば、DDR4規格に準拠したメモリコントローラに搭載されるディレイラインの1段当たりの遅延量は2ps〜5ps程度であり、回路のクロック周期に比べて非常に小さいため、ディレイラインの遅延量を試験することは非常に難しかった。以下、実施形態の遅延回路(ディレイユニット)で上記の判定を行い、故障の遅延素子を救済するために必要な遅延設定値の変化に対する遅延量の変化を測定する方法の例を説明する。
図8は、遅延量を測定する遅延回路(ディレイユニット)の構成を示す図である。
このディレイユニット10は、ディレイライン11およびディレイライン制御回路12に加えて論理回路13を有する。ディレイユニット10は、さらにテスト出力部14、スイッチ15、テスト信号入力部16、スイッチ17およびテスト制御信号入力部18を有する。
論理回路13は、ディレイライン11への入力信号とディレイライン11で遅延された遅延信号の論理演算を行う。論理回路は、例えば、排他的論理和回路、否定排他的論理和回路、論理和回路、否定論理和回路、論理積回路および否定論理積回路の何れかである。
スイッチ15は、通常動作時には入力信号を選択し、当該ディレイユニット10の試験時にはテスト信号入力部16から入力されるテスト信号を選択し、選択した信号を入力信号としてディレイライン11に出力する。
スイッチ17は、通常動作時には遅延設定データを選択し、当該ディレイユニット10の試験時にはテスト制御信号入力部18から入力されるテスト制御信号を選択し、選択した信号を遅延設定データとしてディレイライン制御回路12に出力する。
テスト出力部14は、論理回路13の出力するテスト結果である論理信号を外部に出力するための部分である。
図8のディレイユニット10は、このディレイユニット10が搭載される半導体装置100の製造工程において、遅延設定データに対するディレイライン11での遅延量を測定することを意図している。テスト信号入力部16、テスト制御信号入力部18およびテスト出力部14は、例えば、ウェハ上の半導体装置(チップ)100の検査を行うテスタのプローブが接触される半導体装置100の電極パッドであり、各部は1つ以上の電極パッドを有する。テスト信号およびテスト制御信号はテスタから出力され、テスト出力部14から出力された信号はテスタに入力する。さらに、スイッチ15は、通常動作時には入力信号を選択する状態で、テスタのプローブがテスト信号入力部16に接触することにより、テスト信号入力部16から入力されるテスト信号を選択するように切り替わる。同様に、スイッチ17は、通常動作時には遅延設定データを選択する状態で、テスタのプローブがテスト制御信号入力部18に接触することにより、テスト制御信号入力部18から入力されるテスト制御信号を選択するように切り替わる。
なお、図8に示したテスト出力部14、テスト信号入力部16およびテスト制御信号入力部18は一例であり、これらを設けずに、半導体装置100の既存の外部端子を利用してテスト信号およびテスト制御信号を入出力してもよい。また、スイッチ15およびスイッチ17を設けずに、半導体装置100に設けた回路を利用して、テスト信号およびテスト制御信号を生成してもよい。
図9は、半導体装置に搭載されたディレイユニット10の遅延量を試験する試験システムの構成を示す図である。
この試験システムは、上記のように、半導体装置100の製造工程において使用されるLSIテスタ40を使用する。LSIテスタ40は、積分器30と、電圧計41と、テスト信号生成部42と、テスト制御信号生成部43と、テスト結果記憶処理部44と、を有する。なお、積分器30は、プローブとLSIテスタ本体の間の適当な位置に外付けで、若しくは半導体装置内に設けてもよい。
テスト信号生成部42は、後述するテスト信号を生成し、プローブおよびディレイユニット10のテスト信号入力部16を介してディレイライン11に入力信号として供給する。テスト制御信号生成部43は、1単位ずつ増加または減少する遅延設定データを生成し、プローブおよびディレイユニット10のテスト制御信号入力部18を介してディレイライン制御回路12に供給する。積分器30は、ディレイユニット10の論理回路13の出力を、テスト出力部14およびプローブを介して受け、所定期間積分する。電圧計41は、積分器30の電圧値を測定し、テスト結果記憶処理部44に供給する。テスト結果記憶処理部44は、遅延設定データの各値に対応する電圧値を記憶すると共に、遅延設定データの変化に対する電圧値の変化、すなわち遅延量の変化具合を判定する処理を行う。
図10は、積分器の構成例を示す図である。
図10の(A)は、抵抗R1およびR2と、容量C1と、スイッチSWを有する積分回路を示す。図510(B)は、差動アンプAMPと、抵抗R1と、容量C1と、スイッチSWを有する積分回路を示す。積分回路について広く知られており、説明は省略する。
図11は、テスト信号、遅延信号および論理回路13から出力されるテスト出力の波形を示すタイムチャートである。
テスト信号は、HとLの間で変化する周期信号で、デューティ比が約50%で、1周期長がディレイライン11の最大遅延量の2倍以上(2倍強)の信号である。
ディレイライン11から出力される遅延信号は、テスト信号を遅延量分シフトした信号になる。上記のように、テスト信号の1周期長はディレイライン11の最大遅延量の2倍強であるから、遅延信号の立上りエッジがテスト信号の立下りエッジを超えることはない。
6つの信号は、論理回路13が排他的論理和(EXOR)回路、否定排他的論理和(EXNOR)回路、論理和(OR)回路、否定論理和(NOR)回路、論理積(AND)回路および否定論理積(NAND)回路の場合の論理回路13のテスト出力である。テスト信号1周期内において、EXORのテスト出力のHパルス幅は、遅延量×2である。EXNORのテスト出力のHパルス幅は、テスト信号の1周期−遅延量×2である。ORのテスト出力のHパルス幅は、テスト信号のH幅+遅延量である。NORのテスト出力のHパルス幅は、(テスト信号の周期−テスト信号のH幅)−遅延量である。ANDのテスト出力のHパルス幅は、テスト信号のH幅−遅延量である。NANDのテスト出力のHパルス幅は、(テスト信号の周期−テスト信号のH幅)+遅延量である。
したがって、いずれの論理回路であっても、テスト出力の周期はテスト信号の周期と等しく、そのH幅は遅延量に比例する。テスト出力のデューティ比は、H幅をテスト信号の周期で除した値である。積分器30の電圧は、テスト出力のデューティ比(すなわち遅延量)とテスト信号の繰り返し数(時間)にそれぞれ比例する。そこで、積分器のスイッチを接続して積分器の電圧をリセットした後、スイッチを遮断し、所定の周期数のテスト信号を供給した後の積分器13の電圧を測定すれば遅延量が検出できる。2本の信号の遅延関係を維持したまま半導体装置100の外部に出力することや、数psの遅延量を測定することに比べれば、1本の信号のデューティ比を保ったまま半導体装置100の外部を出力するほうが劣化は小さい。積分器13は、短時間であれば電荷漏れが少なく、その電圧はテスト出力のデューティ比に正確に比例する。電圧計41は、数千分の1から1万分の1の分解能で電圧を測定できるので、1000段程度のディレイラインであれば、その1段当たりの遅延量を十分な精度で測定できる。
図13は、実施形態の遅延回路(ディレイユニット)を使用したDLL回路の構成を示す図である。
図13のDLL回路は、ディレイライン制御回路12内に変換回路80を設けたことが、図1のDLL回路と異なる。DL値設定制御回路60は、図1の場合と同じ遅延設定データを出力し、変換回路80は、読み替えた遅延設定データを出力する。デコーダ70は、変換回路80の出力する変換した遅延設定データをデコードして帰還位置の遅延素子を指定する遅延制御信号を生成し、ディレイライン11に供給する。
変換回路80は、例えば、不揮発性メモリで実現され、遅延設定データをアドレス入力とし、読み替えた遅延設定データを、データとして出力する。もしディレイユニット10に故障が無ければ、変換回路80は、入力される遅延設定データと同じ遅延設定データを出力する。ディレイライン制御回路12における遅延設定データからの遅延制御信号の生成は高速で行う必要はなく、変換回路80をメモリで実現しても変換速度の問題は生じない。なお、変換回路80は、クロスバー形式の変換回路等でも実現可能である。
図14は、遅延設定データに対する遅延量の測定値が図7の(A)に示す特性の場合の読み替え処理を説明する図である。
図14では、DL値設定制御回路の出力する遅延設定データの各値に対して、故障の有無、許容範囲内であるか否か、読み替えの有無、および読み替えたDLの遅延設定値が示される。変換回路80は、遅延設定データをアドレスとして読み替えたDLの遅延設定値をデータとして出力する。
以上、実施形態を説明したが、各種の変形例があり得るのは言うまでもない。例えば、ディレイライン、ディレイライン制御回路およびDLL回路の構成は、公知の他のものが使用可能である。
以上、実施形態を説明したが、ここに記載したすべての例や条件は、発明および技術に適用する発明の概念の理解を助ける目的で記載されたものである。特に記載された例や条件は発明の範囲を制限することを意図するものではなく、明細書のそのような例の構成は発明の利点および欠点を示すものではない。発明の実施形態を詳細に記載したが、各種の変更、置き換え、変形が発明の精神および範囲を逸脱することなく行えることが理解されるべきである。
1 DLL回路
10、10A、10B、10N ディレイユニット
11 ディレイライン(DL)
12 ディレイライン制御回路
13 論理回路
20 遅延素子
30 積分器
40 LSIテスタ
50 位相比較器
60 DL値設定制御回路
70 デコーダ
80 変換回路
100 半導体装置

Claims (3)

  1. 設定信号に応じて設定した遅延量分入力信号を遅延し、遅延信号として出力するディレイラインと、
    遅延値を段階的に指示する遅延設定データに応じて前記設定信号を生成し、前記ディレイラインに出力するディレイライン制御回路と、を有し、
    前記ディレイライン制御回路は、
    遅延設定データに応じた遅延信号の遅延量の測定値に基づき、遅延設定データの値の変化に対して所定の範囲の遅延量が得られず要修正な遅延設定データを、前記要修正な遅延設定データに近接した所定の変化範囲の遅延量が得られる正常な遅延設定データに、置き換えた遅延設定データを出力する変換回路を、有することを特徴とする遅延回路。
  2. 設定信号に応じて設定した遅延量分入力信号を遅延し、遅延信号として出力するディレイラインと、遅延値を段階的に指示する遅延設定データに応じて前記設定信号を生成し、前記ディレイラインに出力するディレイライン制御回路と、を有し、前記ディレイライン制御回路は、遅延設定データに応じた遅延信号の遅延量の測定値に基づき、遅延設定データの値の変化に対して所定の範囲の遅延量が得られず要修正な遅延設定データを、前記要修正な遅延設定データに近接した所定の変化範囲の遅延量が得られる正常な遅延設定データに、置き換えた遅延設定データを出力する変換回路を、有する遅延回路と、前記入力信号と前記遅延信号の位相差を検出する位相比較器と、前記位相比較器の検出した前記位相差が所定値になるように、前記遅延設定データを変化させるディレイライン設定制御回路と、を有することを特徴とするDLL回路。
  3. 設定信号に応じて設定した遅延量分入力信号を遅延し、遅延信号として出力するディレイラインと、遅延値を段階的に指示する遅延設定データに応じて前記設定信号を生成し、前記ディレイラインに出力するディレイライン制御回路と、を有する遅延回路の故障救済方法であって、
    前記遅延設定データに応じた前記遅延信号の遅延量を測定し、
    前記遅延量の測定値に基づき、前記遅延設定データの値の変化に対して所定の範囲の遅延量が得られず要修正な遅延設定データを、前記要修正な遅延データに近接した所定の変化範囲の遅延量が得られる正常な遅延設定データに置き換える、ことを特徴とする遅延回路の故障救済方法。
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