JP2017101001A - トラネキサム酸を含有する皮膚外用組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
<2> 前記皮膚外用組成物がファンデーションであることを特徴とする<1>に記載の皮膚外用組成物。
<3> 前記ファンデーションが粉体固形剤形であることを特徴とする<2>に記載の皮膚外用組成物。
<4> 前記(b)メチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノールが、粉体の表面に被覆されていることを特徴とする<1>〜<3>の何れか1つに記載の皮膚外用組成物。
<5> 前記粉体がタルクであることを特徴とする<4>に記載の皮膚外用組成物。
<6> 皮膚外用組成物中に板状粉体を40質量%以上含有することを特徴とする<1>〜<5>の何れか1つに記載の皮膚外用組成物。
本発明のトラネキサム酸又はその塩は、一般的に化粧料等に用いられているものであればよい。含有量として、皮膚外用組成物全量に対し0.01〜5質量%が好ましく、1〜2質量%がより好ましい。
本発明のメチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノールは、一般的に化粧料等に用いられているものであればよい。メチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノールは、化粧料用油剤への溶解度が低く、水に不溶性であるため、例えば、水相中に分散させた形態で配合させるのが好ましい。その際、例えば市販のTINOSORB M(メチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノールの水系分散物、BASF社製)等を、そのまま使用することができる。また、粉体表面に被覆させて配合させるのも好ましい。その際、例えば市販のMBBTタルクDM(タルク表面をメチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノールで被覆した後、ジメチコンで表面処理した粉体、大日本化成株式会社製)等を、そのまま使用することができる。メチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノールの含有量として、皮膚外用組成物全量に対し0.1〜5質量%が好ましく、0.4〜2.5質量%がより好ましい。
本発明の板状粉体は、一般的に化粧料等に用いられているものであればよい。シリコーンやチタン、シリカ、紫外線吸収剤、脂肪酸等で被覆されていてもよい。板状粉体としては、タルク、セリサイト、マイカ、チタンマイカ、チタンセリサイトなどが好適に例示できる。タルクが好ましい。板状粉体の含有量として、皮膚外用組成物全量に対し60質量%以上が好ましい。またタルクの含有量として、皮膚外用組成物全量に対し40質量%以上が好ましい。
本発明の皮膚外用組成物は、皮膚に外用で投与されるものであれば特段の限定はなく、例えば、医薬部外品を包含する化粧料、皮膚外用雑貨等が好適に例示できる。これらの内では、化粧料が特に好ましい。又、通常知られている、乳液剤形、クリーム剤形、粉体含有剤形、油性剤形の何れをも取ることが出来る。中でも粉体固形剤形が好ましい。化粧料としては、基礎化粧料、毛髪化粧料、メークアップ化粧料の何れもが適用可能であるが、メークアップ化粧料とりわけファンデーションに適用することが特に好ましい。
表1実施例1に示す処方に従って、本発明の皮膚外用組成物(粉体固形剤形のファンデーション)を調製した。すなわち、A成分をジューサーにて混合しながら、B成分、C成分を順次加えて、均一に攪拌した。その後縦25mm、横30mm、深さ3mmのアルミ容器に充填後、30kg/cm2の圧力でプレスして皮膚外用組成物を得た。また、実施例1を参考に、実施例2〜8、比較例1〜3も同様に調製した。表1、2に示す。
表3に示す処方に従って、本発明の皮膚外用組成物(乳化剤形のファンデーション)を調製した(実施例9)。すなわち、A成分を加温しながらホモミキサーにて混合しながら、B成分、C成分を順次加えて、均一に乳化して、皮膚外用組成物を得た。
表1、2に示した皮膚外用組成物を、パネラー20名の背部に塗布し、日本化粧品工業会法に則り、紫外線防護指数(SPF)の測定を行った。結果を表1、2に示す。
表1、2に示した皮膚外用組成物を、専門パネル5名が使用し、べたつき感、きしみ感を評価した。評価基準を以下に示す。結果を表1、2に示す。
1:べたつき感がなく、使用性として問題なし。
2:べたつき感があまりなく、使用性として問題なし。
3:べたつき感が若干感じられるが、使用性として問題は小さい。
4:べたつき感があり、使用性として問題である。
<きしみ感>
1:きしみ感がなく、使用性として問題なし。
2:きしみ感があまりなく、使用性として問題なし。
3:きしみ感が若干感じられるが、使用性として問題は小さい。
4:きしみ感があり、使用性として問題である。
Claims (6)
- (a)トラネキサム酸又はその塩と、(b)メチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノールを含有することを特徴とする皮膚外用組成物。
- 前記皮膚外用組成物がファンデーションであることを特徴とする請求項1に記載の皮膚外用組成物。
- 前記ファンデーションが粉体固形剤形であることを特徴とする請求項2に記載の皮膚外用組成物。
- 前記(b)メチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノールが、粉体の表面に被覆されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の皮膚外用組成物。
- 前記粉体がタルクであることを特徴とする請求項4に記載の皮膚外用組成物。
- 皮膚外用組成物中に板状粉体を60質量%以上含有することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の皮膚外用組成物。
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