JP2017097200A - 側方入射装置及び側方入射方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】入射光量の制御を容易にすること、また側方入射の準備時間を短縮することが可能な側方入射装置及び側方入射方法を提供する。【解決手段】側方入射装置10は、光ファイバFに光を入射可能な第1の曲げ部F1を形成する第1の曲げ機構31と、第1の曲げ部F1に光を入射させる入射機構20と、光ファイバFの長手方向の前方又は後方で、光を放射可能な第2の曲げ部F3を形成する第2の曲げ機構32とを備える。曲げ機構31,32は、光ファイバFが曲げられた状態で光ファイバFの側面を凹部の内面に保持する光ファイバ保持部材17と、光ファイバFを凹部の内面に向けて押し出す押圧機構11とを備える。【選択図】図8

Description

本発明は、光ファイバに対して側方から光を入射するための側方入射装置及び側方入射方法に関する。
光ファイバを切断することなく、光ファイバに光を入射する方法として、光ファイバに小さい曲げを加えた状態で、光ファイバの側方から光を入射する方法が知られている。
例えば、特許文献1には、光ファイバの接続状態を検証するために、光ファイバを曲げた状態で保持する外周面を有する案内部材と、光ファイバに接触して光学的な接触を保持する光学部材とを有する側方入射装置が記載されている。
また、特許文献2には、複数のマンドレルを用いて光ファイバを波状に曲げ、この曲げの部分から光を側方入射してコア径を測定する方法が記載されている。
また、特許文献3には、光ファイバを沿わせることにより、光ファイバに曲げを与える凸型部材と、この凸型部材と嵌合することにより光ファイバを挟持する凹型部材からなり、凹型部材を貫通する孔には、光ファイバに傷を付与する手段や光入射を行う手段を挿入し得るようにした側方入射装置が記載されている。
特開2012−42455号公報 特開昭63−214638号公報 特開昭61−70511号公報
光ファイバの側方入射を行うには、使い勝手がよく、簡易な構造で光ファイバに光を入射できることが望まれる。しかし、従来の側方入射装置は、入射角度などの測定パラメータが最適化されている代わりに、装置の構造が複雑で、測定の準備作業に時間が掛かることが多い。
例えば、特許文献1では、光ファイバへの入射角度が最適化されているが、屈折率を調節するために光ファイバの周囲に粘性液体を塗布する必要がある等、手間が掛かる方法となっている。また、光源が光ファイバと接触する接点のみで側方入射が行われるため、入射光量が制限されやすい。
また、特許文献2では、曲げ径を保持するために複数のマンドレルを用いるため、準備に時間が掛かる。
また、特許文献3では、光ファイバの曲げ部に傷部を設けることにより、傷部を通じて入射光量を増加することができるが、測定後に光ファイバが使用できなくなる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、入射光量の制御を容易にすることが可能な側方入射装置及び側方入射方法を提供することを課題とする。また、側方入射の準備時間を短縮することが可能な側方入射装置及び側方入射方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、光ファイバに光を入射可能な第1の曲げ部を形成する第1の曲げ機構と、前記第1の曲げ部に光を入射させる入射機構と、前記光ファイバの長手方向の前方又は後方で、光を放射可能な第2の曲げ部を形成する第2の曲げ機構と、を備えることを特徴とする側方入射装置を提供する。
前記第1の曲げ機構又は前記第2の曲げ機構は、曲げられた前記光ファイバの側面を凹部の内面に保持する光ファイバ保持部材と、前記光ファイバを前記凹部の内面に向けて押し出す押圧機構と、を備えることが好ましい。
また、本発明は、光ファイバに光を入射可能な曲げ部を形成する曲げ機構と、前記曲げ部に光を入射させる入射機構と、を備え、前記曲げ機構は、曲げられた前記光ファイバの側面を凹部の内面に保持する光ファイバ保持部材と、前記光ファイバを前記凹部の内面に向けて押し出す押圧機構と、を備えることを特徴とする側方入射装置を提供する。
前記光ファイバ保持部材は、互いに対向する2つの凹部に前記光ファイバを保持し、前記2つの凹部の間に前記光ファイバの曲げ部を形成することも可能である。
前記2つの凹部の距離を変更することにより、前記光ファイバの曲げ部の曲率半径を連続的に変更することも可能である。
前記2つの凹部の各々は、断面がV字状の溝であることが好ましい。
前記凹部の内面には、前記光ファイバにマイクロベンドを生じさせることが可能な微小な凹凸を有することが好ましい。
前記押圧機構は、前記光ファイバの側面に先端を接触させることが可能な押圧ピンを有することが好ましい。
前記押圧機構は、先端にスリット状の溝部を有する押圧ピンを備え、前記溝部の内面に前記光ファイバの側面を保持することも可能である。
前記押圧機構は、前記光ファイバの軸周りを一定の角度に保持したまま前記光ファイバを押圧することも可能である。
前記第1の曲げ機構及び前記第2の曲げ機構の両方が、それぞれ、前記光ファイバ保持部材と、前記押圧機構と、を備えることが好ましい。
前記光ファイバが前記押圧機構により押圧されているときに、前記光ファイバを前記押圧機構に対して密着させるため、前記光ファイバに張力を付与する機構を備えることが好ましい。
前記第1の曲げ機構及び前記第2の曲げ機構の両方が、前記光ファイバの曲げ部の曲率半径を変更することが可能であり、前記側方入射装置は、前記第1の曲げ部の曲率半径と、前記第2の曲げ部の曲率半径とを、同期して制御することが可能な制御機構を備えることが好ましい。
また、本発明は、光ファイバに光を入射可能な第1の曲げ部を形成する第1の曲げ工程と、前記第1の曲げ部に対して、前記光ファイバの長手方向の前方又は後方となる位置で、光を放射可能な第2の曲げ部を形成する第2の曲げ工程と、前記第1の曲げ部及び前記第2の曲げ部を有する前記光ファイバの側方から、前記第1の曲げ部に光を入射させる入射工程と、を備えることを特徴とする側方入射方法を提供する。
また、本発明は、前記側方入射装置を用いて、前記第1の曲げ部に光を入射させることを特徴とする側方入射方法を提供する。
本発明によれば、側方入射の作業効率化を図ることができる。第1の曲げ部から光を入射させるとともに、第2の曲げ部から光を放射可能とすることにより、入射光量の制御を容易にすることができる。また、光ファイバ保持部材の凹部の内面に向けて、押圧機構により光ファイバの側面を押し出すことにより、光ファイバが曲げられた状態とする曲げ機構を備えることにより、側方入射の準備時間を短縮することができる。
(a)光ファイバ保持部材に光ファイバを保持する前と、(b)光ファイバ保持部材に光ファイバを保持した後を、模式的に例示する断面図である。 光ファイバにマイクロベンドを生じさせる光ファイバ保持部材を、模式的に例示する断面図である。 光ファイバをスリット状の溝部に保持した押圧ピンを例示する斜視図である。 曲げ機構の一例を示す斜視図である。 光ファイバ保持部材の片方を示す斜視図である。 押圧機構において押圧ピンを回転させる様子を例示する部分斜視図である。 光ファイバを先端部に保持した押圧ピンを例示する斜視図である。 側方入射装置の概略構成を例示する平面図である。 側方入射装置における光ファイバの配置を例示する平面図である。
以下、好適な実施形態に基づいて、本発明を説明する。
図1に、光ファイバを案内して、その曲げ部を保持する案内機構の一例を示す。この案内機構15は、一対の光ファイバ保持部材17,17を含む。光ファイバ保持部材17,17は、互いに対向する側に、光ファイバFの側面を保持する凹部18,18を有する。凹部18,18の内側は、光ファイバFの挿入空間16を構成する。凹部18は、例えば溝状であり、一対の凹部18を組み合わせた挿入空間16は、例えば孔状(挿入穴)である。
図1(a)に示すように、曲げ部を設ける前の光ファイバFは、案内機構15の挿入空間16の片側に、略直線状に配置される。光ファイバFを略U字状に曲げた状態で、挿入空間16に押し込むと、図1(b)に示すように、曲げ部F1が挿入空間16から突出し、曲げ部F1の両側の接触部F2が、光ファイバ保持部材17の凹部18の内面に接触することで、形状が保持される。曲げ部F1は、2つの凹部18,18の間に形成される。接触部F2は直線状でも曲線状でもよい。2箇所の接触部F2は略平行でもよい。
入射機構20は、光ファイバFの曲げ部F1に光Lを入射させる光源を含む。光源からは光ファイバFの曲げ部F1に向けて入射光Lが放射される。図2に示す入射機構20は、ライトガイド21により伝送された光を、放射面23から放射する構成である。曲げ部F1が光源に最接近する頂点の位置から光を入射させてもよく、他の位置から入射させてもよい。
また、光ファイバ保持部材17は、凹部18の内面に、光ファイバFにマイクロベンドMを生じさせることが可能な微小な凹凸を有する。凹凸の寸法は特に限定されないが、例えば光ファイバFの直径と比べて、直径以上、直径以下、あるいは直径と同程度でもよい。曲げ部F1と接触部F2で囲まれる空間は、透明媒質(例えば空気)で満たされた中空であるので、放射面23から放射された光は、曲げ部F1からだけでなく、接触部F2のマイクロベンドMからも光ファイバFに入射することができる。これにより、従来のマンドレルのような不透明の部材を曲げ部の内側に設けた場合と比べて、入射光量を増加させることができる。
光ファイバ保持部材17,17の一方又は双方を移動可能とすることにより、2つの凹部18,18の距離Dを変更することができる。これにより、曲げ部F1の曲率半径を、連続的に、又は段階的に変更することも可能である。凹部18,18の距離Dの変更は、測定の前に行うこともでき、測定中に測定値の最適化のために行うこともできる。
図4及び図5に示すように、光ファイバ保持部材17の凹部18が、断面がV字状である溝を含む場合、曲げ部F1の弾性により応力が生じても、接触部F2が溝底に安定に保持されるので、好ましい。このような挿入空間16の穴形状としては、菱形等の四角形に限らず、六角形、両端が尖った略楕円形等が挙げられる。
挿入空間16に光ファイバFを挿入する手段として、光ファイバFを凹部18の内面に向けて押し出す押圧機構を使用することが好ましい。押圧機構は、光ファイバFの側面に接触して光ファイバFを押圧する光ファイバ押圧部材を備える。光ファイバ押圧部材としては、例えば図3に示す押圧ピン13が挙げられる。また、図4には、押圧ピン13を有する押圧機構11を、上述の案内機構15と組み合わせた構成の曲げ機構の一例を示す。
図3に示すように、押圧ピン13の先端13aは、円弧状等の曲面であることが好ましい。これにより、先端13aが光ファイバFの側面に接触したときに、光ファイバFの損傷、劣化等を抑制することができる。光ファイバFに対する押圧ピン13の接触形式は、特に限定されないが、線接触、面接触、多点接触、等が挙げられる。押圧ピン13の先端13aには、スリット状の溝部14を有することが好ましい。この溝部14の内面には、光ファイバFの側面を保持することができる。溝部14に光ファイバFを引っ掛けることにより、押圧ピン13を先端方向へ押し込むだけで、光ファイバFを、図4の案内機構15の挿入空間16に挿入することができる。押圧機構11は光ファイバFの軸周りを一定の角度に保持したまま光ファイバFを押圧することも可能である。これにより、光ファイバFのねじれを抑制することができる。また、光ファイバFが偏波保持光ファイバである場合には、光ファイバFの押圧による移動時に、偏波面の角度を保持したまま、押圧ピン13の移動を完了することができる。
図4に示す押圧機構11は、押圧ピン13をその軸周りに回転可能に保持するホルダー11bを有する。ホルダー11bは、スライダー12(図6参照)に対して固定されている。スライダー12は、押圧ピン13の長さ方向に前後移動可能である。基端部13bの後方に配置された、つまみ状の操作部12aを操作することにより、スライダー12と共に、押圧ピン13を前方(案内機構15の挿入空間16に近づく方向)にも後方(案内機構15の挿入空間16から離れる方向)にも移動させることができる。また、押圧ピン13の先端13aとは反対側である基端部13bは、ホルダー11bに対して押圧ピン13を軸周りに回転させることが可能な、つまみ状の操作部13cを有する。
しかし、図3に示すように、光ファイバFが溝部14に収容された状態で、光源に近づけた場合には、溝部14の深さ分だけ、光ファイバFが光源に近づきにくくなり、光ファイバFへの入射光量が減少する。そこで、押圧ピン13を若干後方に移動させ、光ファイバFが溝部14から外れた状態で、図6に示すように、基端部13bを回転させると、図7に示すように、光ファイバFが溝部14を横切って、円弧状曲面の先端13a上に配置される。このように、光ファイバFが先端13a上に接触した状態で、光ファイバFを案内機構15の挿入空間16に挿入すれば、図3に示すように光ファイバFが溝部14に収容した状態に比べて、入射機構20に接近させることができ、より効率的な光入射が可能となる。
図4及び図5に示すように、光ファイバ保持部材17において、凹部18の後方(光源から離れる側)は、凹み17aを有する。押圧ピン13が挿入空間16に挿入されたとき、ホルダー11bは、凹み17aの間に配置される。光ファイバ保持部材17の後方には、図8に示すように、光ファイバ保持部材17,17の間に光ファイバFの曲げ部F1,F3を形成したときに、光ファイバFを沿わせる柱状突起17bを設けてもよい。これにより、曲げ部F1,F3を形成した光ファイバFに一定の(ある程度高い)張力を付与したときに、曲げ機構でU字状に曲げられた部分と、曲げ機構の外側で張力付与方向に延びる部分の間の方向転換を円滑に行うことができる。柱状突起17bは、側面が円筒面等の湾曲面であることが好ましい。光ファイバFを曲げた部分を案内するガイドは、光ファイバ保持部材17の柱状突起17bに限られず、任意に設けることができる。
張力付与機構33としては、例えば光ファイバFの長手方向で、曲げ部F1,F3を中間に含む任意の区間の両側から光ファイバFを引っ張る機構が挙げられる。光ファイバFが押圧機構11により押圧されているときに、光ファイバFに張力を与えると、光ファイバFの側面を、押圧機構11(光ファイバ保持部材17や押圧ピン13)に密着させることができる。張力付与機構33は、押圧機構11の動作と同期又は連動するよう、制御を受けることが好ましい。その制御のため、張力付与機構33は、例えば、後述する制御機構40に接続されてもよい。本実施形態の場合、例えば、押圧ピン13の先端部により光ファイバFを押圧する際(又はその前もしくは後)に、光ファイバFに張力を付与することにより、光ファイバFの側面を押圧ピン13に密着させることができる。光ファイバFへの張力付与は、光ファイバFから押圧ピン13が離れた状態にも行うことができるが、光ファイバFが光ファイバ保持部材17から外れない程度に張力を調整することが好ましい。
図8及び図9に、上記曲げ機構を備えた側方入射装置の概略構成を例示する。この側方入射装置10は、光ファイバFに光を入射可能な第1の曲げ部F1を形成する第1の曲げ機構31と、第1の曲げ部F1に光を入射させる入射機構20と、光ファイバFの長手方向の前方又は後方で、光ファイバFの内部から光Rを放射可能な第2の曲げ部F3を形成する第2の曲げ機構32を備える。第1の曲げ機構31及び第2の曲げ機構32の一方又は両方が、上述(例えば図4参照)の光ファイバ保持部材17及び押圧機構11を備えることができる。
第2の曲げ部F3において光ファイバFの内部から放射光Rを発散させることにより、光ファイバF内を伝搬する光量を減少させて、光量を制御することができる。また、この第2の曲げ部F3による放射機構は、偏波面の異なる光など、異常な光の放出にも利用することができる。2つの曲げ機構31,32及び入射機構20は、箱状の安全カバー30に収容されている。これにより、空中に放射された光が安全カバー30の外部に漏れることを防止することができる。入射機構20に入射光Lを供給する光源装置22は、安全カバー30の外側に配置することができる。光源装置22と入射機構20との間は、ライトガイド21により光を伝搬可能に接続されている。
図8及び図9の場合、光ファイバFの両端には、それぞれセンサ41,42が接続(光学的に結合)されている。センサ41,42は、第1の曲げ部F1に近い側、又は第2の曲げ部F3に近い側のいずれか一方のみに設けられてもよい。第1の曲げ部F1に近い側のセンサ41により、第1の曲げ部F1から光ファイバFに入射した光量を計測することができる。第2の曲げ部F3に近い側のセンサ42によれば、放射光Rの調節を経て光量を制御した状態で、光ファイバFのコア径等の測定を行うことができる。
各センサ41,42及び各曲げ機構31,32の押圧機構11は、信号線43,44,45,46を介して、制御機構40に接続されている。制御に利用される情報は、信号線43,44,45,46を介して、電気信号等により伝送される。各曲げ機構31,32は、移動機構19により光ファイバ保持部材17,17の間隔を変更して、各曲げ部F1,F3の曲率半径を変更することが可能である。制御機構40は、第1の曲げ部F1の曲率半径と、第2の曲げ部F3の曲率半径とを、同期して制御することにより、光ファイバFから測定器(センサ42)に伝わる光量のばらつきを抑制し、光量を安定的に制御することができる。制御信号は、無線で伝送することも可能であり、制御に信号線は必須ではない。
本実施形態の側方入射装置10を用いた光ファイバの測定手順の一例を、次の(0)〜(15)に示すが、本発明は、特にこれに限定されるものではない。
(0)作業開始。
(1)ボビンから2m程度の光ファイバを送り出す。
(2)光ファイバの片端から被覆を除去し、被覆除去部をアルコール等により清掃する。
(3)光ファイバの片端をファイバクランプに装着する。
(4)光ファイバの片端をセンサに接続する。
また、光ファイバの両端をセンサに接続する場合は、(1)〜(4)の各工程を端ごとに繰り返してもよい。光ファイバの中間部は、ボビンに巻き取られたままでもよい。
(5)光ファイバを側方入射装置に装着する。
(6)第1の曲げ機構において、押圧ピンを用いて光ファイバの側面を押圧し、案内機構により第1の曲げ部の形状を維持する。
(7)光源から第1の曲げ部を通じて光ファイバに光を側方から入射させる。
(8)必要に応じ、第2の曲げ機構において、押圧ピンを用いて光ファイバの側面を押圧し、案内機構により第2の曲げ部の形状を維持する。
(9)センサにおいて、光ファイバのコア径等の測定を行う。
(10)光源の光照射を停止する。
(11)押圧ピンによる光ファイバの押圧を解除する。
(12)光ファイバを側方入射装置から取り外す。
(13)光ファイバをファイバクランプから取り外す。
(14)光ファイバをボビンに巻き取る。
(15)作業終了。
本実施形態の側方入射方法は、光ファイバに光を入射可能な第1の曲げ部を形成する第1の曲げ工程、第1の曲げ部に対して、前記光ファイバの長手方向の前方又は後方となる位置で、光を放射可能な第2の曲げ部を形成する第2の曲げ工程、光ファイバの側方から、前記第1の曲げ部に光を入射させる入射工程を有してもよい。第2の曲げ工程は、第1の曲げ工程より後に行うことに制限されず、第1の曲げ工程より前又は同時に行うことも可能である。入射工程は第1の曲げ工程より後に実施されるが、光ファイバの側方に光が照射された状態で、第1の曲げ工程を開始することもできる。入射工程を第2の曲げ工程の後に行うこともでき、第2の曲げ工程を入射工程の開始後に行うことも可能である。入射工程において、第2の曲げ部の形状を変更する工程を設けることにより、第2の曲げ部から放射される光量を制御することが可能である。
以上、本発明を好適な実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。一部の構成の省略、変更、追加等を行うこともできる。
本実施形態の側方入射装置は、光ファイバを製造した後の測定工程において、測定時間の削減に寄与することができる。本実施形態の側方入射装置又は側方入射方法を用いた光ファイバの検査方法、及びこの検査方法を用いた光ファイバの製造方法によれば、光ファイバ製品のコストダウンを図ることができる。側方入射装置は、第2の曲げ機構を省略して、第1の曲げ機構と入射機構を備える構成とすることもできる。
D…凹部の距離、F…光ファイバ、F1…第1の曲げ部、F2…接触部、F3…第2の曲げ部、L…入射光、M…マイクロベンド、R…放射光、10…側方入射装置、11…押圧機構、12…スライダー、13…押圧ピン、14…スリット状の溝部、15…案内機構、16…挿入空間、17…光ファイバ保持部材、18…凹部、19…移動機構、20…入射機構、21…ライトガイド、22…光源装置、23…放射面、30…安全カバー、31…第1の曲げ機構、32…第2の曲げ機構、33…張力付与機構、40…制御機構、41,42…センサ、43,44,45,46…信号線。

Claims (14)

  1. 光ファイバに光を入射可能な第1の曲げ部を形成する第1の曲げ機構と、前記第1の曲げ部に光を入射させる入射機構と、前記光ファイバの長手方向の前方又は後方で、光を放射可能な第2の曲げ部を形成する第2の曲げ機構と、を備えることを特徴とする側方入射装置。
  2. 前記第1の曲げ機構又は前記第2の曲げ機構は、曲げられた前記光ファイバの側面を凹部の内面に保持する光ファイバ保持部材と、前記光ファイバを前記凹部の内面に向けて押し出す押圧機構と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の側方入射装置。
  3. 前記光ファイバ保持部材は、互いに対向する2つの凹部に前記光ファイバを保持し、前記2つの凹部の間に前記光ファイバの曲げ部を形成することが可能であることを特徴とする請求項2に記載の側方入射装置。
  4. 前記2つの凹部の距離を変更することにより、前記光ファイバの曲げ部の曲率半径を連続的に変更することが可能であることを特徴とする請求項3に記載の側方入射装置。
  5. 前記2つの凹部の各々は、断面がV字状の溝であることを特徴とする請求項3又は4に記載の側方入射装置。
  6. 前記凹部の内面には、前記光ファイバにマイクロベンドを生じさせることが可能な微小な凹凸を有することを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の側方入射装置。
  7. 前記押圧機構は、前記光ファイバの側面に先端を接触させることが可能な押圧ピンを有することを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の側方入射装置。
  8. 前記押圧機構は、先端にスリット状の溝部を有する押圧ピンを備え、前記溝部の内面に前記光ファイバの側面を保持することが可能であることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の側方入射装置。
  9. 前記押圧機構は、前記光ファイバの軸周りを一定の角度に保持したまま前記光ファイバを押圧することが可能であることを特徴とする請求項2〜8のいずれか1項に記載の側方入射装置。
  10. 前記第1の曲げ機構及び前記第2の曲げ機構の両方が、それぞれ、前記光ファイバ保持部材と、前記押圧機構と、を備えることを特徴とする請求項2〜9のいずれか1項に記載の側方入射装置。
  11. 前記光ファイバが前記押圧機構により押圧されているときに、前記光ファイバを前記押圧機構に対して密着させるため、前記光ファイバに張力を付与する機構を備えることを特徴とする請求項2〜10のいずれか1項に記載の側方入射装置。
  12. 前記第1の曲げ機構及び前記第2の曲げ機構の両方が、前記光ファイバの曲げ部の曲率半径を変更することが可能であり、前記側方入射装置は、前記第1の曲げ部の曲率半径と、前記第2の曲げ部の曲率半径とを、同期して制御することが可能な制御機構を備えることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の側方入射装置。
  13. 光ファイバに光を入射可能な第1の曲げ部を形成する第1の曲げ工程と、前記第1の曲げ部に対して、前記光ファイバの長手方向の前方又は後方となる位置で、光を放射可能な第2の曲げ部を形成する第2の曲げ工程と、前記第1の曲げ部及び前記第2の曲げ部を有する前記光ファイバの側方から、前記第1の曲げ部に光を入射させる入射工程と、を備えることを特徴とする側方入射方法。
  14. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の側方入射装置を用いて、前記第1の曲げ部に光を入射させることを特徴とする側方入射方法。
JP2015230105A 2015-11-25 2015-11-25 側方入射装置及び側方入射方法 Active JP6410703B2 (ja)

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