JP2017096825A - トルク測定用センサ及びセンサ付軸受 - Google Patents

トルク測定用センサ及びセンサ付軸受 Download PDF

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Abstract

【課題】トルク測定に供されるブリッジ回路を構成する為のコイル層の数を少なくできる構造を実現する。【解決手段】検出部4を、被検出部3との対向方向に積層配置した第一コイル層6及び第二コイル層7により構成する。第一コイル層6を構成する複数の検出コイルのうち、一部の検出コイルから成るインピーダンス部及び残りの検出コイルから成るインピーダンス部と、第二コイル層7を構成する複数の検出コイルのうち、一部の検出コイルから成るインピーダンス部及び残りの検出コイルから成るインピーダンス部との、合計4つのインピーダンス部により、前記ブリッジ回路を構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、各種機械装置に組み込んで使用され、被検出部材に加わるトルクを測定可能とした磁歪式のトルク測定用センサ、及び、センサ付軸受に関する。
自動車の分野では、近年、パワートレイン(動力伝達機構)を構成するトルク伝達部材により伝達しているトルクを測定し、その測定結果を利用して動力源(エンジン、電動モータ)の出力制御や変速機の変速制御を実行するシステムの開発が進んでいる。
一方、特許文献1には、回転軸により伝達しているトルクを、前記回転軸に生じる逆磁歪効果を利用して測定する、磁歪式のトルク測定用センサが記載されている。この様な特許文献1に記載されたトルク測定用センサは、前記回転軸に所定方向のトルクが負荷された場合にインダクタンスを増大させる複数ずつの検出コイルから成る1対のインピーダンス部と、前記回転軸に所定方向のトルクが負荷された場合にインダクタンスを減少させる複数ずつの検出コイルから成る1対のインピーダンス部との、合計4つのインピーダンス部を四辺に配置した、ブリッジ回路を備えている。そして、前記ブリッジ回路に交流電圧を印加した状態での、前記ブリッジ回路の中点電位差に基づいて、前記トルクを測定できる様にしている。
前記特許文献1に記載されたトルク測定用センサの場合には、前記4つのインピーダンス部に就いて、複数の検出コイルを配置するコイル層が1つずつ構成されており、合計4つのコイル層が、前記回転軸の径方向に積層配置されている。即ち、前記ブリッジ回路を構成する為に、コイル層が4つ必要となる為、製造コストが嵩み易い。
特許4888015号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑み、磁歪式のトルク測定用センサに関して、ブリッジ回路を構成する為のコイル層の数を減らす事ができる構造を実現すべく発明したものである。
本発明のトルク測定用センサは、トルクを負荷される被検出部材に設けられ、前記トルクに応じた捩り応力が加わる事により透磁率を変化させる被検出部に対向する1対のコイル層を備える。
前記1対のコイル層は、前記被検出部との対向方向に積層配置されている。
又、前記1対のコイル層は、それぞれ(例えば、前記被検出部材の円周方向に並べて配置された)複数個の検出コイルを備えている。
又、前記1対のコイル層のうちの一方のコイル層を構成する各検出コイルのうち、一部の検出コイル(例えば、円周方向に関して1つ置きに配置された検出コイル)から成るインピーダンス部及び残りの検出コイルから成るインピーダンス部と、前記1対のコイル層のうちの他方のコイル層を構成する各検出コイルのうち、一部の検出コイル(例えば円周方向に関して1つ置きに配置された検出コイル)から成るインピーダンス部及び残りの検出コイルから成るインピーダンス部との、合計4つのインピーダンス部を四辺に配置したブリッジ回路が構成されている。
そして、前記ブリッジ回路は、交流電圧を印加した状態で、前記被検出部材に負荷されるトルクに応じた中点電位差を発生する。
本発明のトルク測定用センサを実施する場合には、例えば、前記1対のコイル層のうちの一方のコイル層を構成する各検出コイルを、前記被検出部材に所定方向のトルクが負荷された場合にインダクタンスを増大させるものとし、前記1対のコイル層のうちの他方のコイル層を構成する各検出コイルを、前記被検出部材に所定方向のトルクが負荷された場合にインダクタンスを減少させるものとする事ができる。
本発明のトルク測定用センサを実施する場合に、前記1対のコイル層を、前記被検出部材の軸方向側面に設けられた前記被検出部に対し、前記被検出部材の軸方向に対向させるものとする場合には、例えば、前記被検出部材に所定方向のトルクが負荷された場合にインダクタンスを増大させる検出コイルを、前記被検出部材の中心軸を中心とする放射方向に対し、前記放射方向の外側に向かう程、前記被検出部材の円周方向片側に向かう方向に(好ましくは40〜50゜、より好ましくは45゜)傾斜した片側傾斜辺部を有するものとする事ができる。これと共に、前記被検出部材に所定方向のトルクが負荷された場合にインダクタンスを減少させる検出コイルを、前記被検出部材の中心軸を中心とする放射方向に対し、前記放射方向の外側に向かう程、前記被検出部材の円周方向他側に向かう方向に(好ましくは40〜50゜、より好ましくは45゜)傾斜した他側傾斜辺部を有するものとする事ができる。
本発明のトルク測定用センサを実施する場合に、前記1対のコイル層を、前記被検出部材の周面に設けられた前記被検出部に対し、前記被検出部材の中心軸を中心とする放射方向(径方向)に対向させるものとする場合には、例えば、前記被検出部材に所定方向のトルクが負荷された場合にインダクタンスを増大させる検出コイルを、前記被検出部材の軸方向に対し、前記軸方向の片側に向かう程、前記被検出部材の円周方向片側に向かう方向に(好ましくは40〜50゜、より好ましくは45゜)傾斜した片側傾斜辺部を有するものとする事ができる。これと共に、前記被検出部材に所定方向のトルクが負荷された場合にインダクタンスを減少させる検出コイルを、前記被検出部材の軸方向に対し、前記軸方向の片側に向かう程、前記被検出部材の円周方向他側に向かう方向に(好ましくは40〜50゜、より好ましくは45゜)傾斜した他側傾斜辺部を有するものとする事ができる。
本発明のトルク測定用センサを実施する場合には、例えば、前記1対のコイル層を2組備えると共に、前記各組のコイル層である、合計4つのコイル層が、前記被検出部との対向方向に積層配置され、更に、前記1対のコイル層の各組に就いて、前記ブリッジ回路が1つずつ構成されている、と言った構成を採用する事ができる。
又、本発明のセンサ付軸受は、軸受と、前記軸受のうち、使用時にも回転しない部分(例えば、静止輪)に対して支持された、上述の様な本発明のトルク測定用センサとを備える。
上述の様に構成する本発明のトルク測定用センサ及びセンサ付軸受の場合には、1つのブリッジ回路を構成する為のコイル層の数が2つになる為、製造コストの低減を図り易い。
本発明の実施の形態の第1例に関する、トルク測定用センサを使用状態で模式的に示す断面図。 同じく、軸方向に積層配置された第一コイル層及び第二コイル層を、図1の右方から見た図。 同じく、第一コイル層及び第二コイル層の分解斜視図。 同じく、第一コイル層及び第二コイル層をそれぞれ単体で図1の右方から見た図。 同じく、図4の(A)の上端部を拡大して示す図(A)、及び、図4の(B)の上端部を拡大して示す図(B)。 同じく、トルク測定用センサを構成するブリッジ回路を示す図。 本発明の実施の形態の第2例に関する、図1と同様の図。 同じく、トルク測定用センサを構成する、1対のブリッジ回路を示す図。 本発明の実施の形態の第3例に関する、図4と同様の図。 本発明の実施の形態の第4例に関する、一部を省略して示す半部断面図。 本発明の実施の形態の第5例に関する、一部を省略して示す半部断面図。 本発明の実施の形態の第6例に関する、トルク測定用センサを使用状態で径方向外側から見た図(A)、及び、(A)を右方から見た図(B)。 同じく、径方向に積層配置された第一コイル層及び第二コイル層を、径方向外側から見た展開図。 同じく、第一コイル層及び第二コイル層を、それぞれ単体で径方向外側から見た展開図。 同じく、トルク測定用センサを構成するブリッジ回路を示す図。 本発明の実施の形態の第7例に関する、図12と同様の図。 同じく、トルク測定用センサを構成する、1対のブリッジ回路を示す図。 本発明の実施の形態の第8例に関する、図14と同様の図。 本発明の実施の形態の第9例に関する、一部を省略して示す半部断面図。 本発明の実施の形態の第10例に関する、一部を省略して示す半部断面図。
[実施の形態の第1例]
本発明の実施の形態の第1例に就いて、図1〜6を参照しつつ説明する。
本例のトルク測定用センサ1は、例えば図1に略示する様な被検出部材2と共に、トルク測定装置を構成する。
前記被検出部材2は、各種機械装置を構成する(例えば、自動車のパワートレインを構成する)、歯車、プーリ、フライホイール、スプロケット、継手用フランジ、或いは、エンジンのクランクシャフトとトルクコンバータのケースとをトルク伝達可能に連結するドライブプレート等の、トルクを負荷される(伝達する)円盤状の部材であり、所定の使用箇所に組み付けられている。前記被検出部材2は、被検出部3を有しており、且つ、少なくとも前記被検出部3を含む一部分又は全体を、磁歪特性を有する材料により造られている。特に、本例の場合には、前記磁歪特性を有する材料として、磁歪特性の良い鉄鋼{純鉄や、SUS(ステンレス鋼)、SNCM(ニッケルクロムモリブデン鋼)等の鉄系合金鋼や、炭素鋼}を使用している。又、本例の場合には、前記被検出部材2の軸方向片側面(図1の右側面)の径方向一部分(図1の点P、Q同士の間に挟まれた、前記被検出部材2と同軸の部分)を、円周方向及び径方向に関して軸方向位置が変化しない円輪状の被検出部3としている。
又、前記トルク測定用センサ1は、円輪状の検出部4と、前記検出部4を含んで構成されるブリッジ回路5(図6)とを備えている。この様なトルク測定用センサ1は、前記検出部4を前記被検出部3と同軸に配置すると共に、前記検出部4を前記被検出部3に対し軸方向に近接対向させた(全周に亙り軸方向間隔を一定とした)状態で、ハウジング等の使用時にも回転しない部分に支持されている。
前記検出部4は、1対のコイル層である、第一コイル層6及び第二コイル層7を備える。前記第一コイル層6及び第二コイル層7は、それぞれ円輪状に構成されると共に、互いに同軸に配置された状態で、軸方向に積層配置されている。本例の場合、前記第一コイル層6及び第二コイル層7は、軸方向に関して前記被検出部3に近い側(図1の左側)から、第一コイル層6、第二コイル層7の順に並べた状態で積層配置されている。又、前記第一コイル層6及び第二コイル層7は、それぞれ単一のコイル層成形面である、図示しない単一の基板(フレキシブル基板を含む)の片側面と他側面とに分けて成形されている。
前記第一コイル層6は、複数個ずつの第一検出コイル8、8と第二検出コイル9、9とを備える。前記各第一検出コイル8、8と前記各第二検出コイル9、9とは、それぞれの軸方向を前記第一コイル層6の軸方向(前記被検出部3の軸方向)に一致させた状態で、前記被検出部3と軸方向に対向可能な円周上に、円周方向に関して1個ずつ交互に且つ等ピッチに並べて配置されている。又、前記各第一検出コイル8、8は、円周方向に隣り合うもの同士(但し、円周方向の何れか1箇所で互いに隣り合う1対の第一検出コイル8、8同士を除く。)がそれぞれ直列に接続される事により、前記ブリッジ回路5を構成する第一インピーダンス部16が構成されている。又、前記各第二検出コイル9、9は、円周方向に隣り合うもの同士(但し、円周方向の何れか1箇所で互いに隣り合う1対の第二検出コイル9、9同士を除く。)がそれぞれ直列に接続される事により、前記ブリッジ回路5を構成する第二インピーダンス部17が構成されている。尚、図2〜5では、円周方向に隣り合う第一検出コイル8、8同士及び第二検出コイル9、9同士を接続する配線(ビアを含む配線構造)の図示を省略している。
前記第二コイル層7は、複数個ずつの第三検出コイル10、10と第四検出コイル11、11とを備える。前記各第三検出コイル10、10と前記各第四検出コイル11、11とは、それぞれの軸方向を前記第二コイル層7の軸方向(前記被検出部3の軸方向)に一致させた状態で、前記被検出部3と軸方向に対向可能な円周上に、円周方向に関して1個ずつ交互に且つ等ピッチに並べて配置されている。又、前記各第三検出コイル10、10は、円周方向に隣り合うもの同士(但し、円周方向の何れか1箇所で互いに隣り合う1対の第三検出コイル10、10同士を除く。)がそれぞれ直列に接続される事により、前記ブリッジ回路5を構成する第三インピーダンス部18が構成されている。又、前記各第四検出コイル11、11は、円周方向に隣り合うもの同士(但し、円周方向の何れか1箇所で互いに隣り合う1対の第四検出コイル11、11同士を除く。)がそれぞれ直列に接続される事により、前記ブリッジ回路5を構成する第四インピーダンス部19が構成されている。尚、図2〜5では、円周方向に隣り合う第三検出コイル10、10同士及び第四検出コイル11、11同士を接続する配線(ビアを含む配線構造)の図示を省略している。
尚、前記第一、第二各コイル層6、7を構成する第一〜第四検出コイル8〜11は、同数ずつ設けられている。又、本例の場合には、前記第一コイル層6を構成する前記第一、第二各検出コイル8、9の円周方向に関する配置の位相と、前記第二コイル層7を構成する前記第三、第四各検出コイル10、11の円周方向に関する配置の位相とを、互いに一致させている。
前記第一〜第四検出コイル8〜11の平面視形状(軸方向から見た形状)は、それぞれ略菱形である。即ち、前記第一〜第四検出コイル8〜11は、前記第一、第二各コイル層6、7の径方向(前記被検出部3の径方向)に関して両側に存在する1対の径方向側辺部(12a、12b、12c、12d)、(13a、13b、13c、13d)と、前記第一、第二各コイル層6、7の円周方向に関して両側に存在する1対の円周方向側辺部(14a、14b、14c、14d)、(15a、15b、15c、15d)とを備える。このうちの各径方向側辺部(12a、12b、12c、12d)、(13a、13b、13c、13d)の平面視形状は、それぞれ前記第一、第二各コイル層6、7の中心軸を中心とする円弧状、又は、当該円弧に接する直線状になっている。又、前記各円周方向側辺部(14a、14b、14c、14d)、(15a、15b、15c、15d)の平面視形状は、それぞれ前記第一、第二各コイル層6、7の中心軸(前記被検出部3の中心軸)を中心とする放射方向に対し、45゜傾斜した直線状になっている。但し、前記第一、第二各検出コイル8、9を構成する円周方向側辺部(14a、14b)、(15a、15b)と、前記第三、第四各検出コイル10、11を構成する円周方向側辺部(14c、14d)、(15c、15d)とで、前記放射方向に対する45゜の傾斜方向が、互いに逆になっている。即ち、前記第一、第二各検出コイル8、9を構成する円周方向側辺部(14a、14b)、(15a、15b)は、前記放射方向に対し、前記放射方向の外側に向かう程円周方向片側(図2〜5の時計方向)に向かう方向に45゜傾斜(前記放射方向に対し+45゜傾斜)している。これに対し、前記第三、第四各検出コイル10、11を構成する円周方向側辺部(14c、14d)、(15c、15d)は、前記放射方向に対し、前記放射方向の外側に向かう程円周方向他側(図2〜5の反時計方向)に向かう方向に45゜傾斜(前記放射方向に対し−45゜傾斜)している。
前記第一、第二各コイル層6、7を構成する第一〜第四検出コイル8〜11は、互いの電気的な接触(短絡)を防止された状態で、円輪板状や円板状等の平板状に形成された、前記基板の片側面及び他側面に支持固定されている。尚、前記基板をフレキシブル基板とする場合には、前記フレキシブル基板を、例えば非導電性を有すると共に前記検出部4の形状を保持する為に必要な強度を備えた円輪板状や円板状等の支持部材の側面(前記被検出部3と対向する側面)に固定する事ができる。又、図示は省略するが、前記第一、第二各コイル層6、7の背面側(軸方向に関して前記被検出部3と反対側である、図1の右側)に、円輪板状や円板状等の磁心を隣接配置する事もできる。又、前記磁心を、前記支持部材とする事もできる。
又、前記ブリッジ回路5は、図6に示す様に、ブリッジ部20と、発振器21と、ロックイン増幅器22とを備えている。
このうちのブリッジ部20は、前記第一インピーダンス部16と前記第三インピーダンス部18とを直列に接続したものと、前記第二インピーダンス部17と前記第四インピーダンス部19とを直列に接続したものとを、並列に接続して成る回路要素である。本例の場合、前記ブリッジ部20の2組の対向辺(α、β)(γ、δ)のうち、1組の対向辺α、βに、前記第一インピーダンス部16と前記第二インピーダンス部17とが配置されており、他の1組の対向辺γ、δに、前記第三インピーダンス部18と前記第四インピーダンス部19とが配置されている。
又、前記発振器21は、前記ブリッジ部20の両端に交流電圧を印加するものである。
又、前記ロックイン増幅器22は、前記ブリッジ部20の中点電位差(二辺α、γ同士の間の点Xと、二辺β、δ同士の間の点Yとの間の電位差)を検出・増幅して出力Vを発生するものである。尚、本発明を実施する場合、前記中点電位差を検出する電位差検出素子としては、ロックイン増幅器22以外のものを使用する事もできる。
又、本例の場合、前記発振器21及び前記ロックイン増幅器22は、前記第一、第二各コイル層6、7を支持固定した基板に支持固定されている。但し、本発明を実施する場合、前記発振器21及び前記ロックイン増幅器22は、前記第一、第二各コイル層6、7を支持固定した基板とは異なる基板等に支持固定する事もできる。
又、本例の場合、前記発振器21により、前記ブリッジ部20の両端に交流電圧を印加する事によって、前記第一〜第四インピーダンス部16〜19(前記第一〜第四検出コイル8〜11)に交流電流を流した場合に、前記各第一検出コイル8、8と前記各第二検出コイル9、9とを流れる電流の向きが、図4の(A)及び図5の(A)に矢印イ、ロで示す様に、互いに逆向きとなる様にしており、又、前記各第三検出コイル10、10と前記各第四検出コイル11、11とを流れる電流の向きが、図4の(B)及び図5の(B)に矢印ハ、ニで示す様に、互いに逆向きとなる様にしている。これにより、円周方向に隣り合う第一検出コイル8及び第二検出コイル9(円周方向に隣り合う第三検出コイル10及び第四検出コイル11}のうち、円周方向に隣接配置された互いの円周方向側辺部(14a、15b)(14b、15a){(14c、15d)(14d、15c)}を流れる電流の向きが、互いに同じ向きとなる様にしている。本例の場合には、以上の様な電流の流れ(向き)を実現する為に、前記第一〜第四検出コイル8〜11に関する、導線の巻き方向や、円周方向に隣り合う検出コイル同士の直列接続の仕方を規制している。又、本例の場合、前記被検出部材2にトルクが負荷されていない中立状態では、前記ブリッジ部20が平衡状態(中点電位差が0の状態)となる様に、前記第一〜第四インピーダンス部16〜19の構成を規制している。
上述の様に構成する本例のトルク測定装置の場合、使用時には、前記発振器21により、前記ブリッジ部20の両端に交流電圧を印加する事によって、前記第一〜第四インピーダンス部16〜19(前記第一〜第四検出コイル8〜11)に交流電流を流す事により、前記第一〜第四検出コイル8〜11の周囲に磁場を発生させる。この状態で、前記被検出部材2にトルクTが負荷されると、前記ブリッジ部20の平衡状態が崩れて、前記ブリッジ部20の中点電位差が、前記トルクTに応じた分だけ変化する。この点に就いて、以下、具体的に説明する。
先ず、前記被検出部材2に、図5に示す様なトルクTが負荷されると、前記被検出部3には、前記トルクTに応じた捩り応力が加わる。即ち、前記被検出部3には、前記被検出部材2の中心軸を中心とする放射方向に対して+45゜方向の引っ張り応力(+σ)と、前記放射方向に対して−45゜方向の圧縮応力(−σ)とが作用する。そして、前記引っ張り応力(+σ)が作用する方向である+45゜方向では、前記被検出部3の透磁率が増加し、前記圧縮応力(−σ)が作用する方向である−45゜方向では、前記被検出部3の透磁率が減少する(逆磁歪効果)。
一方、前記トルク測定用センサ1の検出部4を構成する(前記第一〜第四インピーダンス部16〜19を構成する)、前記第一〜第四検出コイル8〜11のうち、第一、第二各検出コイル(+45゜コイル)8、9の円周方向側辺部(14a、14b)、(15a、15b)は、前記第一コイル層6の中心軸(前記被検出部3の中心軸)を中心とする放射方向に対して+45゜傾斜している。即ち、前記第一、第二各検出コイル8、9の円周方向側辺部(14a、14b)、(15a、15b)は、前記被検出部3の透磁率が減少する方向(前記放射方向に対して−45゜方向)を磁束が通過する様に(前記第一、第二各検出コイル8、9のインダクタンスが減少する様に)設置されている。これに対し、前記第三、第四各検出コイル(−45゜コイル)10、11の円周方向側辺部(14c、14d)、(15c、15d)は、前記第二コイル層7の中心軸(前記被検出部3の中心軸)を中心とする放射方向に対して−45゜傾斜している。即ち、前記第三、第四各検出コイル10、11の円周方向側辺部(14c、14d)、(15c、15d)は、前記被検出部3の透磁率が増大する方向(前記放射方向に対して+45゜方向)を磁束が通過する様に(前記第三、第四各検出コイル10、11のインダクタンスが増大する様に)設置されている。
この為、前記被検出部材2に上述の様なトルクTが負荷されると、前記第一〜第四検出コイル8〜11のインダクタンス(前記第一〜第四インピーダンス部16〜19のインピーダンス)が、前記トルクTに応じた分だけ変化する。これにより、前記ブリッジ部20の平衡状態が崩れ、前記ブリッジ部20の中点電位差が、前記トルクTに応じた分だけ変化する。この為、前記中点電位差を、前記ロックイン増幅器22により検出・増幅する事によって、前記トルクTに応じた出力Vを得られる。
又、前記被検出部材2に負荷されるトルクTの向きが、図5に示す向きと逆になる場合には、上述の場合とは逆に、前記第一、第二各検出コイル8、9のインダクタンスが増加すると共に、前記第三、第四各検出コイル10、11のインダクタンスが減少する。そして、この場合も、前記出力Vは、前記トルクTに応じたものとなる。尚、前記出力Vの極性は、前記被検出部材2に負荷されるトルクTの向きによって反転する。
従って、予め、前記出力Vと前記トルクTとの関係を調べておけば、かかる関係を利用して、前記出力Vから前記トルクTの向き及び大きさを求められる。
特に、本例の場合には、前記第一、第二各検出コイル8、9の円周方向側辺部(14a、14b、(15a、15b)が前記放射方向に対して+45゜傾斜していると共に、前記第三、第四各検出コイル10、11の円周方向側辺部(14c、14d)、(15c、15d)が前記放射方向に対して−45゜傾斜した構成を採用している。これと共に、前記第一〜第四検出コイル8〜11を、それぞれ前記被検出部3に対して軸方向に対向可能な円周上に、全周に亙り等ピッチで配置する構成を採用している。この為、これらの構成を採用する事によって、単位トルク当たりの、前記第一〜第四インピーダンス部16〜19のインピーダンス変化を大きくする事ができる。従って、単位トルク当たりの、前記ブリッジ部20の中点電位差及び前記出力Vの変化量を大きくする事ができる。この結果、本例の場合には、前記被検出部材2の軸方向側面のうち、前記被検出部3を設けた部分の形状を特別工夫しなくても{例えば、前記被検出部3を設けた部分に複数のリブ(単位トルク当たりの透磁率変化を大きくする為の部位)を形成する様な、加工コストが嵩む構成を採用しなくても}、前記被検出部材2に負荷されるトルクTを感度良く測定する事ができる。
又、本例の場合には、1つのブリッジ回路5を構成する為のコイル層の数が、4つではなく、2つになる為、前記検出部4の薄型化や、製造コストの低減を図り易い。
[実施の形態の第2例]
本発明の実施の形態の第2例に就いて、図7〜8を参照しつつ説明する。
本例のトルク測定用センサ1aの検出部4aは、第一コイル層6及び第二コイル層7の組を、2組備えている。図7に示す様に、一方(図7に於ける左方)の組を構成する第一コイル層6及び第二コイル層7と、他方(図7に於ける右方)の組を構成する第一コイル層6及び第二コイル層7とは、互いに同軸に配置された状態で、軸方向に積層配置されている。又、詳しい図示は省略するが、前記各組の第一コイル層6及び第二コイル層7を構成する各検出コイル8〜11(図3〜4参照)の円周方向に関する配置の位相は、前記各組同士で互いに一致している。又、軸方向に隣り合う、前記一方の組の第二コイル層7と、前記他方の組の第一コイル層6との間には、これら両コイル層7、6を構成する検出コイル8〜11同士の短絡を防止する為の図示しない絶縁層が設けられている。尚、図示は省略するが、上述の様に積層された各組の第一、第二各コイル層6、7の背面側(軸方向に関して被検出部3と反対側)に、円輪板状や円板状等の磁心を隣接配置する事もできる。
又、本例の場合には、図8の(A)(B)に示す様に、前記各組に就いてブリッジ回路5a(5b)が1つずつ、互いに独立した状態で構成されている。尚、図8の(A)は、前記一方の組に就いてのブリッジ回路5aを、図8の(B)は、前記他方の組に就いてのブリッジ回路5bを、それぞれ示している。図8の(A)(B)に示した2つのブリッジ回路5a、5bの構成は、前述の図6に示したブリッジ回路5の構成と同様である。
上述の様に、本例のトルク測定用センサ1aは、被検出部材2に負荷されるトルクTを測定する為のブリッジ回路5a、5bを2つ備えている。この為、何れか一方のブリッジ回路5a(5b)が故障した場合でも、他方のブリッジ回路5b(5a)により、前記トルクTの測定を継続する事ができる。又、本例の場合には、例えば、前記2つのブリッジ回路5a、5bによる前記トルクTの測定値の平均を取る事により、測定誤差を改善する事もできる。更に、例えば前記2つのブリッジ回路5a、5bによる前記トルクTの測定値を比較する事で、ブリッジ回路5a、5bの故障の有無を判定する事もできる。
その他の構成及び作用は、上述した実施の形態の第1例の場合と同様である。
[実施の形態の第3例]
本発明の実施の形態の第3例に就いて、図9を参照しつつ説明する。
本例のトルク測定用センサの場合には、第一コイル層6a及び第二コイル層7aを構成する各検出コイルの配置の仕方が、上述した実施の形態の第1〜2例の場合と異なる。
本例の場合、第一コイル層6aは、円周方向に二等分割された1対の半円弧状範囲のうち、一方{図9の(A)の左方}の半円弧状範囲に各第一検出コイル8、8を、他方{図9の(A)の右方}の半円弧状範囲に各第二検出コイル9、9を、それぞれ円周方向に等ピッチに並べて配置する事により構成されている。又、トルクを測定する際に、前記第一コイル層6aを構成する各第一検出コイル8、8及び各第二検出コイル9、9のうち、円周方向に隣り合う2つの検出コイルを流れる電流の向きが、図9の(A)に矢印イ、ロで示す様に、互いに逆向きとなる様にしている。この為に、前記第一、第二各検出コイル8、9に関する、導線の巻き方向や、円周方向に隣り合う各第一検出コイル8、8同士及び各第二検出コイル9、9同士の直列接続の仕方を規制している。
又、本例の場合、第二コイル層7aは、円周方向に二等分割された1対の半円弧状範囲のうち、一方{図9の(B)の左方}の半円弧状範囲に各第三検出コイル10、10を、他方{図9の(B)の右方}の半円弧状範囲に各第四検出コイル11、11を、それぞれ円周方向に等ピッチに並べて配置する事により構成されている。又、トルクを測定する際に、前記第二コイル層7aを構成する各第三検出コイル10、10及び各第四検出コイル11、11のうち、円周方向に隣り合う2つの検出コイルを流れる電流の向きが、図9の(B)に矢印ハ、ニで示す様に、互いに逆向きとなる様にしている。この為に、前記第三、第四各検出コイル10、11に関する、導線の巻き方向や、円周方向に隣り合う各第三検出コイル10、10同士及び各第四検出コイル11、11同士の直列接続の仕方を規制している。
上述の様に、本例の構造の場合には、前記第一コイル層6a(第二コイル層7a)が円周方向に二分割された1対の半円弧状範囲に分けられ、これら両半円弧状範囲に前記各第一検出コイル8、8と前記各第二検出コイル9、9とが(前記各第三検出コイル10、10と前記各第二検出コイル11、11とが)、それぞれ円周方向に並べて配置されている。この為、前記各第一検出コイル8、8同士を直列に接続する配線構造及び前記各第二検出コイル9、9同士を直列に接続する配線構造(前記各第三検出コイル10、10同士を直列に接続する配線構造及び前記各第二検出コイル11、11同士を直列に接続する配線構造)を簡素化し易くできる。従って、これら各配線構造の簡素化による小型化を図り易くできる。
その他の構成及び作用は、上述した実施の形態の第1〜2例の場合と同様である。
[実施の形態の第4例]
本発明の実施の形態の第4例に就いて、図10を参照しつつ説明する。
本例は、上述した実施の形態の第1〜3例のトルク測定用センサ1(1a)の具体的な使用態様を示すものである。
本例の使用態様では、エンジン23のクランクシャフト24とトルクコンバータ25の外殻を構成するケース26とをトルク伝達可能に連結する、磁歪特性を有する鉄系合金製で円環状のドライブプレート27を被検出部材として、前記ドライブプレート27に負荷されるトルクを、前記トルク測定用センサ1(1a)により測定する様にしている。この為に、前記ドライブプレート27の軸方向片側面のうち、径方向内端寄り部分に存在する円輪状の平坦面部分を、被検出部3aとしている。そして、前記被検出部3aに対して前記トルク測定用センサ1(1a)の検出部4(4a)を軸方向に対向させた状態で、前記トルク測定用センサ1(1a)を前記エンジン23のシリンダブロック28に対して支持固定している。
[実施の形態の第5例]
本発明の実施の形態の第5例に就いて、図11を参照しつつ説明する。
本例も、上述した実施の形態の第1〜3例のトルク測定用センサ1(1a)の具体的な使用態様を示すものである。
本例の場合、ドライブプレート27aの被検出部3aに対して軸方向に対向させた前記トルク測定用センサ1(1a)は、転がり軸受32と組み合わされる事により、センサ付軸受を構成している。
前記転がり軸受32は、使用時にも回転しない静止輪である外輪33と、使用時に回転する回転輪である内輪34と、前記外輪33の内周面に形成された外輪軌道と前記内輪34の外周面に形成された内輪軌道との間に転動自在に設けられた複数個の転動体(図示の例では玉)35とを備える。そして、前記外輪33を、シリンダブロック28に設けられた保持凹部36に内嵌固定すると共に、前記内輪34を、前記ドライブプレート27aの径方向内端寄り部分に設けられた円筒部37に外嵌固定する事により、前記シリンダブロック28に対して前記ドライブプレート27aを回転自在に支持している。
前記トルク測定用センサ1(1a)は、前記外輪33の軸方向片端部(図11の左端部)に、円環状のホルダ38を介して支持固定されている。
その他の構成及び作用は、上述した実施の形態の第4例の場合と同様である。
[実施の形態の第6例]
本発明の実施の形態の第6例に就いて、図12〜15を参照しつつ説明する。
上述した各実施の形態のトルク測定用センサが、何れもアキシアル対向型であった(被検出部材に対して軸方向に対向していた)のに対し、本例のトルク測定用センサは、ラジアル対向型である(被検出部材に対して径方向に対向させる)。
本例のトルク測定用センサ1bは、例えば図12に略示する様な被検出部材2aと共に、トルク測定装置を構成する。
前記被検出部材2aは、各種機械装置を構成する(例えば、自動車のパワートレインやステアリング装置を構成する)、トルクを負荷される(伝達する)回転軸であり、所定の使用箇所に組み付けられている。この様な被検出部材2aは、円筒状の外周面を被検出部3bとしている。前記被検出部材2aは、少なくとも前記被検出部3bを含む一部分又は全体を、磁歪特性を有する材料により造られている。特に、本例の場合には、前記磁歪特性を有する材料として、磁歪特性の良い鉄鋼{純鉄や、SUS(ステンレス鋼)、SNCM(ニッケルクロムモリブデン鋼)等の鉄系合金鋼や、炭素鋼}を使用している。
又、前記トルク測定用センサ1bは、前記被検出部3bの径方向外側に、前記被検出部3bと同軸に配置された円筒状の検出部4bと、内周面に前記検出部4bを保持した円筒状の磁心29と、前記検出部4bを含んで構成されるブリッジ回路5c(図15)とを備えており、ハウジング等の使用時にも回転しない部分に支持されている。
前記磁心29は、1対の半円筒状の磁心素子30、30の円周方向両端面同士を突き合わせる事により、円筒状に構成されている。
前記検出部4bは、1対のコイル層である、第一コイル層6b及び第二コイル層7bを備える。前記第一コイル層6b及び第二コイル層7bは、それぞれ円筒状に構成されると共に、互いに同軸に配置された状態で、径方向に積層配置されている。本例の場合、前記第一コイル層6b及び第二コイル層7bは、径方向に関して前記被検出部3bに近い側(径方向内側)から、第一コイル層6b、第二コイル層7bの順に並べた状態で積層配置されている。又、本例の場合、前記第一コイル層6b及び第二コイル層7bは、それぞれ単一のコイル層成形面である、図示しない帯状のフレキシブル基板の片側面と他側面とに分けて成形されている。前記検出部4bは、前記帯状のフレキシブル基板を円筒状に丸める事により、円筒状に構成されている。
図13は、前記検出部4bを径方向外側から見た展開図を示しており、又、図14の(A)(B)は、前記第一、第二コイル層6b、7bの径方向外側から見た展開図を示している。
前記第一コイル層6bは、図14の(A)に示す様に、複数個ずつの第一検出コイル8a、8aと第二検出コイル9a、9aとを備える。前記各第一検出コイル8a、8aと前記各第二検出コイル9a、9aとは、それぞれ自身のコイル面を前記第一コイル層6bの径方向(前記被検出部3bとの対向方向)に向けた状態で、円周方向に関して1個ずつ交互且つ等ピッチ並べて配置されている。又、前記各第一検出コイル8a、8aは、円周方向に隣り合うもの同士(但し、前記フレキシブル基板の両端縁を挟んで互いに隣り合う1対の第一検出コイル8a、8a同士を除く。)がそれぞれ直列に接続される事により、前記ブリッジ回路5cを構成する第一インピーダンス部16aが構成されている。又、前記各第二検出コイル9a、9aは、円周方向に隣り合うもの同士(但し、前記フレキシブル基板の両端縁を挟んで互いに隣り合う1対の第二検出コイル9a、9a同士を除く。)がそれぞれ直列に接続される事により、前記ブリッジ回路5cを構成する第二インピーダンス部17aが構成されている。尚、図13〜14では、円周方向に隣り合う第一検出コイル8a、8a同士及び第二検出コイル9a、9a同士を接続する配線(ビアを含む配線構造)の図示を省略している。
前記第二コイル層7bは、図14の(B)に示す様に、複数個ずつの第三検出コイル10a、10aと第四検出コイル11a、11aとを備える。前記各第三検出コイル10a、10aと前記各四検出コイル11a、11aとは、それぞれ自身のコイル面を前記第二コイル層7bの径方向(前記被検出部3bとの対向方向)に向けた状態で、円周方向に関して1個ずつ交互に且つ等ピッチに並べて配置されている。又、前記各第三検出コイル10a、10aは、円周方向に隣り合うもの同士(但し、前記フレキシブル基板の両端縁を挟んで互いに隣り合う1対の第三検出コイル10a、10a同士を除く。)がそれぞれ直列に接続される事により、前記ブリッジ回路5cを構成する第三インピーダンス部18aが構成されている。又、前記各四検出コイル11a、11aは、円周方向に隣り合うもの同士(但し、前記フレキシブル基板の両端縁を挟んで互いに隣り合う1対の四検出コイル11a、11a同士を除く。)がそれぞれ直列に接続される事により、前記ブリッジ回路5cを構成する第四インピーダンス部19aが構成されている。尚、図13〜14では、円周方向に隣り合う第三検出コイル10a、10a同士及び第四検出コイル11a、11a同士を接続する配線(ビアを含む配線構造)の図示を省略している。
尚、本例の場合には、前記第一コイル層6bを構成する第一検出コイル8a、8a及び第二検出コイル9a、9aの総数と、前記第二コイル層7bを構成する第三検出コイル10a、10a及び第四検出コイル11a、11aの総数とを、互いに等しくしている。これと共に、前記第一コイル層6bを構成する前記第一、第二各検出コイル8a、9aの円周方向に関する配置の位相と、前記第二コイル層7bを構成する前記第三、第四各検出コイル10a、11aの円周方向に関する配置の位相とを、互いに一致させている。
前記第一〜第四検出コイル8a、9a、10a、11aは、円周方向側辺部31a、31b、31c、31dが、前記第一、第二各コイル層6b、7bの軸方向に対し、45゜傾斜している。但し、前記第一、第二各検出コイル8a、9aの円周方向側辺部31a、31bと、前記第三、第四各検出コイル10a、11aの円周方向側辺部31c、31dとで、前記軸方向に対する45゜の傾斜方向が、互いに逆になっている。即ち、前記第一、第二各検出コイル8a、9aの円周方向側辺部31a、31bは、前記軸方向に対し、前記軸方向の片側(図13〜14の右側)に向かう程円周方向片側(図13〜14の上側)に向かう方向に45゜傾斜(前記軸方向に対し+45゜傾斜)している。これに対し、前記第三、第四各検出コイル10a、11aの円周方向側辺部31c、31dは、前記軸方向に対し、前記軸方向の片側(図13〜14の右側)に向かう程円周方向他側(図13〜14の下側)に向かう方向に45゜傾斜(前記軸方向に対し−45゜傾斜)している。
又、本例の場合も、前述した実施の形態の第1例の場合と同様、前記ブリッジ回路5cは、図15に示す様に、前記4つのインピーダンス部16a〜19aを四辺に配置したブリッジ部20aと、前記ブリッジ部20aの両端に交流電圧を印加する為の発振器21と、前記ブリッジ部20aの中点電位差を検出・増幅して出力Vを発生するロックイン増幅器22とを備えている。
そして、本例の場合も、前述した実施の形態の第1例の場合と同様、前記発振器21により、前記ブリッジ部20aの両端に交流電圧を印加する事によって、前記第一〜第四インピーダンス部16a〜19a(前記第一〜第四検出コイル8a〜11a)に交流電流を流した場合に、前記各第一検出コイル8a、8aと前記各第二検出コイル9a、9aとを流れる電流の向きが、図14の(A)に矢印イ、ロで示す様に、互いに逆向きとなる様にしており、又、前記各第三検出コイル10a、10aと前記各第四検出コイル11a、11aとを流れる電流の向きが、図14の(B)に矢印ハ、ニで示す様に、互いに逆向きとなる様にしている。この為に、本例の場合も、前記第一〜第四検出コイル8a〜11aに関する、導線の巻き方向や、円周方向に隣り合う検出コイル同士の直列接続の仕方を規制している。又、本例の場合も、前記被検出部材2aにトルクが負荷されていない中立状態では、前記ブリッジ部20aが平衡状態(中点電位差が0の状態)となる様に、前記第一〜第四インピーダンス部16a〜19aの構成を規制している。
上述の様に構成する本例のトルク測定装置の場合も、使用時には、前記発振器21により、前記ブリッジ部20aの両端に交流電圧を印加する事によって、前記第一〜第四インピーダンス部16a〜19a(前記第一〜第四検出コイル8a〜11a)に交流電流を流す事により、前記第一〜第四検出コイル8a〜11aの周囲に磁場を発生させる。この状態で、前記被検出部材2aにトルクTが負荷されると、前述した実施の形態の第1例の場合と同様の原理により、前記ブリッジ部20aの平衡状態が崩れて、前記ブリッジ部20aの中点電位差が、前記トルクTに応じた分だけ変化する。この為、前記中点電位差を、前記ロックイン増幅器22により検出・増幅する事によって、前記トルクTに応じた出力Vを得られる。
上述の様に構成する本例のトルク測定装置の場合も、1つのブリッジ回路5cを構成する為のコイル層の数が、4つではなく、2つになる為、前記検出部4bの薄型化や、製造コストの低減を図り易い。
[実施の形態の第7例]
本発明の実施の形態の第7例に就いて、図16〜17を参照しつつ説明する。
本例のトルク測定用センサ1cの検出部4cは、第一コイル層6b(6c)及び第二コイル層7b(7c)の組を、2組備えている。図16に示す様に、2組の第一コイル層6b(6c)及び第二コイル層7b(7c)は、径方向に積層配置されている。尚、前記各組の第一コイル層6b、6c同士及び第二コイル層7b、7c同士は、それぞれ径寸法が異なる点を除き、互いに同様の構成を有している。又、詳しい図示は省略するが、前記各組の第一コイル層6b(6c)及び第二コイル層7b(7c)を構成する各検出コイル8a、9a、10a、11a(図13〜14参照)の円周方向に関する配置の位相は、前記各組同士で互いに一致している。又、径方向に隣り合う、一方(径方向内側)の組の第二コイル層7bと、他方(径方向外側)の組の第一コイル層6cとの間には、これら両コイル層7b、6cを構成する検出コイル8a、9a、10a、11a同士の短絡を防止する為の図示しない絶縁層が設けられている。
又、本例の場合には、図17の(A)(B)に示す様に、前記各組に就いてブリッジ回路5d(5e)が1つずつ、互いに独立した状態で構成されている。尚、図17の(A)は、前記一方の組に就いてのブリッジ回路5dを、図17の(B)は、前記他方の組に就いてのブリッジ回路5eを、それぞれ示している。図17の(A)(B)に示した2つのブリッジ回路5d、5eの構成は、前述の図15に示したブリッジ回路5cの構成と同様である。
上述の様に、本例のトルク測定用センサ1cは、被検出部材2aに負荷されるトルクTを測定する為のブリッジ回路5d、5eを2つ備えている。この為、何れか一方のブリッジ回路5d(5e)が故障した場合でも、他方のブリッジ回路5e(5d)により、前記トルクTの測定を継続する事ができる。又、本例の場合には、例えば、前記2つのブリッジ回路5d、5eよる前記トルクTの測定値の平均を取る事により、測定誤差を改善する事もできる。更に、例えば前記2つのブリッジ回路5d、5eによる前記トルクTの測定値を比較する事で、ブリッジ回路5d、5eの故障の有無を判定する事もできる。
その他の構成及び作用は、上述した実施の形態の第6例の場合と同様である。
[実施の形態の第8例]
本発明の実施の形態の第8例に就いて、図18を参照しつつ説明する。
本例のトルク測定用センサの場合には、第一コイル層6d及び第二コイル層7dを構成する各検出コイルの配置の仕方が、上述した実施の形態の第6〜7例の場合と異なる。
本例の場合、第一コイル層6dは、円周方向に二等分割された1対の半円筒状範囲のうち、一方の半円筒状範囲{図18の(A)の上半部に位置する範囲}に各第一検出コイル8a、8aを、他方の半円筒状範囲{図18の(A)の下半部に位置する範囲}に各第二検出コイル9a、9aを、それぞれ円周方向に並べて配置する事により構成されている。又、トルクを測定する際に、前記第一コイル層6dを構成する各第一検出コイル8a、8a及び各第二検出コイル9a、9aのうち、円周方向に隣り合う2つの検出コイルを流れる電流の向きが、図18の(A)に矢印イ、ロで示す様に、互いに逆向きとなる様にしている。この為に、前記第一、第二各検出コイル8a、9aに関する、導線の巻き方向や、円周方向に隣り合う各第一検出コイル8a、8a同士及び各第二検出コイル9a、9a同士の直列接続の仕方を規制している。
又、本例の場合、第二コイル層7dは、円周方向に二等分割された1対の半円筒状範囲のうち、一方の半円筒状範囲{図18の(B)の上半部に位置する範囲}に各第三検出コイル10a、10aを、他方の半円筒状範囲{図18の(B)の下半部に位置する範囲}に各第四検出コイル11a、11aを、それぞれ円周方向に並べて配置する事により構成されている。又、トルクを測定する際に、前記第二コイル層7dを構成する各第三検出コイル10a、10a及び各第四検出コイル11a、11aのうち、円周方向に隣り合う2つの検出コイルを流れる電流の向きが、図18の(B)に矢印ハ、ニで示す様に、互いに逆向きとなる様にしている。この為に、前記第三、第四各検出コイル10a、11aに関する、導線の巻き方向や、円周方向に隣り合う各第三検出コイル10a、10a同士及び各第四検出コイル11a、11a同士の直列接続の仕方を規制している。
上述の様に、本例の構造の場合には、前記第一コイル層6d(第二コイル層7d)が円周方向に二分割された1対の半円筒状範囲に分けられ、これら両半円筒状範囲に前記各第一検出コイル8a、8aと前記各第二検出コイル9a、9aとが(前記各第三検出コイル10a、10aと前記各第四検出コイル11a、11aとが)、それぞれ円周方向に並べて配置されている。この為、前記各第一検出コイル8a、8a同士を直列に接続する配線構造及び前記各第二検出コイル9a、9a同士を直列に接続する配線構造(前記各第三検出コイル10a、10a同士を直列に接続する配線構造及び前記各第四検出コイル11a、11a同士を直列に接続する配線構造)を簡素化し易くできる。従って、これら各配線構造の簡素化による小型化を図り易くできる。
その他の構成及び作用は、上述した実施の形態の第6〜7例の場合と同様である。
[実施の形態の第9例]
本発明の実施の形態の第9例に就いて、図19を参照しつつ説明する。
本例は、上述した実施の形態の第6〜8例のトルク測定用センサ1b(1c)の具体的な使用態様を示すものである。
本例の使用態様では、エンジン23のクランクシャフト24とトルクコンバータ25の外殻を構成するケース26とをトルク伝達可能に連結する、磁歪特性を有する鉄系合金製で円環状のドライブプレート27bを被検出部材として、前記ドライブプレート27bに負荷されるトルクを、前記トルク測定用センサ1b(1c)により測定する様にしている。この為に、前記ドライブプレート27bの径方向内端寄り部分に設けられた円筒部37aの外周面を、被検出部3cとしている。そして、前記被検出部3cに対して前記トルク測定用センサ1b(1c)の検出部4b(4c)を径方向に対向させた状態で、前記トルク測定用センサ1b(1c)を前記エンジン23のシリンダブロック28に対して支持固定している。
[実施の形態の第10例]
本発明の実施の形態の第10例に就いて、図20を参照しつつ説明する。
本例も、上述した実施の形態の第6〜8例のトルク測定用センサ1b(1c)の具体的な使用態様を示すものである。
本例の場合、ドライブプレート27bの被検出部3cに対して径方向に対向させた前記トルク測定用センサ1b(1c)は、転がり軸受32と組み合わされる事により、センサ付軸受を構成している。
前記転がり軸受32は、使用時にも回転しない静止輪である外輪33と、使用時に回転する回転輪である内輪34と、前記外輪33の内周面に形成された外輪軌道と前記内輪34の外周面に形成された内輪軌道との間に転動自在に設けられた複数個の転動体(図示の例では玉)35とを備える。そして、前記外輪33を、シリンダブロック28に設けられた保持凹部36aに内嵌固定すると共に、前記内輪34を、前記ドライブプレート27bのうち、円筒部37aの基端部(図20の右端部)及び基端側の隣接部分に外嵌固定する事により、前記シリンダブロック28に対して前記ドライブプレート27bを回転自在に支持している。
前記トルク測定用センサ1b(1c)は、前記外輪33の軸方向片端部(図20の左端部)に、円環状のホルダ38aを介して支持固定されている。
その他の構成及び作用は、上述した実施の形態の第9例の場合と同様である。
本発明のトルク測定用センサを、自動車のパワートレインに組み込んで使用する場合、対象となる装置は、特に問わない。例えば、オートマチックトランスミッション(AT)、ベルト式無段変速機、トロイダル型無段変速機、オートマチックマニュアルトランスミッション(AMT)、ダブルクラッチトランスミッション(DCT)等の車側の制御で変速を行うトランスミッション、又はトランスファーを対象とする事ができる。又、対象となる車両の駆動方式(FF、FR等)も、特に問わない。
又、本発明のトルク測定用センサは、自動車のパワートレインに限らず、風車、鉄道車両、圧延機、工作機械、建設機械、農業機械、家庭用電気器具等、各種機械装置に組み込んで使用する事ができる。
又、本発明のセンサ付軸受を構成する軸受は、転がり軸受に限らず、滑り軸受であっても良い。又、転がり軸受としては、ニードル軸受、深溝玉軸受、アンギュラ玉軸受、円すいころ軸受、円筒ころ軸受、自動調心ころ軸受等、各種のものを使用する事ができる。更に、当該転がり軸受は、単列転がり軸受に限らず、複列転がり軸受であっても良い。
又、本発明を実施する場合、被検出部材の軸方向側面や周面に設ける被検出部は、前記被検出部材の軸方向側面や周面そのものとする他、これら軸方向側面や周面に固定した磁歪材とする事もできる。
1、1a、1b、1c トルク測定用センサ
2、2a 被検出部材
3、3a、3b、3c 被検出部
4、4a、4b、4c 検出部
5、5a、5b、5c、5d、5e ブリッジ回路
6、6a、6b、6c、6d 第一コイル層
7、7a、7b、7c、7d 第二コイル層
8、8a 第一検出コイル
9、9a 第二検出コイル
10、10a 第三検出コイル
11、11a 第四検出コイル
12a、12b、12c、12d 径方向側辺部
13a、13b、13c、13d 径方向側辺部
14a、14b、14c、14d 円周方向側辺部
15a、15b、15c、15d 円周方向側辺部
16、16a 第一インピーダンス部
17、17a 第二インピーダンス部
18、18a 第三インピーダンス部
19、19a 第四インピーダンス部
20、20a ブリッジ部
21 発振器
22 ロックイン増幅器
23 エンジン
24 クランクシャフト
25 トルクコンバータ
26 ケース
27、27a、27b ドライブプレート
28 シリンダブロック
29 磁心
30 磁心素子
31a、31b、31c、31d 円周方向側辺部
32 転がり軸受
33 外輪
34 内輪
35 転動体
36 保持凹部
37、37a 円筒部
38、38a ホルダ

Claims (2)

  1. トルクを負荷される被検出部材に設けられ、前記トルクに応じた捩り応力が加わる事により透磁率を変化させる被検出部に対向する1対のコイル層を備え、
    前記1対のコイル層は、前記被検出部との対向方向に積層配置されており、
    前記1対のコイル層は、それぞれ複数個の検出コイルを備えており、
    前記1対のコイル層のうちの一方のコイル層を構成する各検出コイルのうち、一部の検出コイルから成るインピーダンス部及び残りの検出コイルから成るインピーダンス部と、前記1対のコイル層のうちの他方のコイル層を構成する各検出コイルのうち、一部の検出コイルから成るインピーダンス部及び残りの検出コイルから成るインピーダンス部との、合計4つのインピーダンス部を四辺に配置したブリッジ回路が構成されており、
    前記ブリッジ回路は、交流電圧を印加した状態で、前記被検出部材に負荷されるトルクに応じた中点電位差を発生するものである
    トルク測定用センサ。
  2. 軸受と、
    前記軸受のうち、使用時にも回転しない部分に対して支持された、請求項1に記載したトルク測定用センサとを備えた
    センサ付軸受。
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