JP6658147B2 - トルク測定装置付回転伝達装置 - Google Patents
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Description
このうちのトルク伝達軸は、使用時にトルクを伝達するものである。
又、前記転がり軸受は、外輪と、内輪と、複数個の転動体とを備え、前記トルク伝達軸を、使用時に回転しない部分に対し、回転自在に支持するものである。
前記1対のエンコーダは、それぞれの被検出面の特性を円周方向に関して交互に変化させており、前記トルク伝達軸に直接又は使用時にこのトルク伝達軸と同期して回転する部材に支持されている。
前記1対のセンサは、前記1対のエンコーダの被検出面にそれぞれの検出部を対向された状態で、使用時にも回転しない部分に支持されている。
そして、前記1対のセンサの出力信号(例えば出力信号同士の位相差、位相差比)を利用して、前記トルク伝達軸が使用時に伝達するトルクを測定可能としている。
又、本発明の場合には、前記1対のエンコーダ(及び前記1対のセンサ)を、軸方向に関して(例えば軸方向片端側又は軸方向他端側に)隣接配置(まとめて配置)している。
又、前記センサホルダを、合成樹脂製で、全体を円環状に構成しており、円周方向に関する位相が180度異なる直径方向反対側位置に、前記1対のセンサを支持する為の1対のセンサ取付部を有するものとしている。又、前記センサホルダを、これら1対のセンサ取付部(より具体的にはセンサ取付部の円周方向中央部)及び前記センサホルダの中心を通る仮想直線に関して線対称形状とし、且つ、前記センサホルダの中心に関して点対称形状としている。
又、前記1対のエンコーダのうち、一方のエンコーダを、前記トルク伝達軸の軸方向他端側部分に直接又は間接的に支持固定し、他方のエンコーダを、前記内軸の軸方向他端側部分(トルク伝達軸の軸方向他端部から突出した部分)に、前記一方のエンコーダと隣接した状態で直接又は間接的に支持固定する。
又、上述の様に、前記トルク伝達軸の内径側に前記内軸を配置する構成を採用した場合には、この内軸を中空状(中空筒状、中空管状)に構成し、この内軸を軽量化すると共に、この内軸の内部空間を潤滑油を各部に供給する為の流路として利用する事もできる。
又、前記内軸の軸方向中間部外周面を、前記トルク伝達軸の内周面によって案内支持する構成を採用する事もできる。この場合には、前記内軸の軸方向中間部外周面(前記トルク伝達軸の内周面によって案内される面)に、摩耗防止の為の表面処理を施す事ができる。又、前記内軸の外周面と前記トルク伝達軸の内周面との間に、ブッシュ(例えば滑り軸受やラジアルニードル軸受)を配置する事もできる。
この場合に使用する前記1対のキャップ素子は、それぞれ互いに嵌合固定される円筒状の筒部と、これら各筒部の端部から軸方向内方に折れ曲がった円輪部とを備えたものとする事ができる。
又、本発明を実施する場合には、例えば、前記センサキャップを、前記転がり軸受を構成する外輪の内周面のうち、外輪軌道から軸方向に外れた軸方向端部に内嵌固定する事ができる。
又、同様に、前記トルク伝達軸からトルクを出力する為の出力部の位置(形成位置、設置位置)は特に限定されず、例えば軸方向一端部に設ける事もできるし、軸方向中間部、又は、軸方向他端部に設ける事もできる。又、出力部としては、例えば、前記トルク伝達軸の外周面又は内周面に、スプライン部(雄スプライン部又は雌スプライン部)、キー係合部、嵌合面部、螺子部を直接形成する構成を採用できる他、出力歯車、出力プーリ、出力スプロケット等を、前記トルク伝達軸と一体に設けたり、或いは、別体として結合固定する構成を採用できる。又、前記トルク伝達軸には、複数の出力部を設ける事も可能であり、この場合には、例えば歯数の異なる複数の出力歯車を設けたり、種類の異なる出力部(例えば出力プーリと出力歯車等)を設ける事ができる。
又、本発明を実施する場合には、例えば、前記トルク伝達軸にトルクを入力する動力源の回転軸を、このトルク伝達軸と同軸、平行、又は直角に配置する事ができる。
尚、本明細書で、軸の軸方向一端側とは、当該軸の中央部よりも軸方向一端に近い側に存在する部分(一端部を含む)を言い、反対に、軸方向他端側とは、当該軸の中央部よりも軸方向他端に近い側に存在する部分(他端部を含む)を言う。
即ち、本発明の場合には、1対のセンサを支持する為の合成樹脂製のセンサホルダを、全体を円環状に構成しており、円周方向に関する位相が180度異なる直径方向反対側位置に、前記1対のセンサを取り付ける為の1対のセンサ取付部を設けている。又、前記センサホルダを、これら1対のセンサ取付部及び前記センサホルダの中心を通る仮想直線に関して線対称形状とし、且つ、前記センサホルダの中心に関して点対称形状としている。
この為、前記センサホルダに温度変化に伴う変形(温度上昇に伴う熱膨張、温度低下に伴う収縮を含む)が生じた場合にも、前記センサホルダを前記仮想直線で2分割した場合に得られる2つの半円環状部同士で変形態様(変形の仕方)を同じにできる。これにより、これら2つの半円環状部の連結部に相当する前記1対のセンサ取付部では、2つの半円環状部からそれぞれ円周方向に関して逆方向で大きさの等しい力(膨張の場合には圧縮力、収縮の場合には引張力)が作用する事になる。従って、前記1対のセンサ取付部では、温度変化に伴う変形の影響をキャンセル(相殺)する事が可能になり、これら1対のセンサ取付部の円周方向位置が変化する事を有効に防止できる。この結果、本発明によれば、前記センサホルダに熱膨張等の変形が生じた場合にも、前記1対のセンサの出力信号を利用したトルクの測定精度を十分に確保する事が可能になる。
更に請求項2に記載した発明によれば、上述の様な円環状に構成された前記センサホルダを、センサキャップの内側に容易に組み込む事が可能になる。
本発明の実施の形態の1例に就いて、図1〜4を参照しつつ説明する。本例のトルク測定装置付回転伝達装置5aは、例えば自動車用の自動変速機に組み込んで使用する。この様なトルク測定装置付回転伝達装置5aは、ハウジング(ミッションケース)14と、ベルト式CVT等のインプットシャフト(又はカウンタシャフト)として機能する中空状(中空筒状)のトルク伝達軸6aと、1対の転がり軸受7a、7bと、入力歯車15と、出力歯車16と、内軸8aと、第一のエンコーダ9aと、第二のエンコーダ10aと、1個のセンサユニット17とを備える。
尚、この様に第一、第二のセンサ11a、12aを取り付けた状態で、前記各検出部31a、31bと前記各連結部材33a、33bとの間で、前記各センサ取付部34a、34bを径方向両側から弾性的に挟持している。又、前記第一、第二のセンサ11a、12aを前記センサホルダ13aに取り付けた状態で、前記両端子32a、32bを、前記第一、第二各基板28、29に対し、図示しない電気配線により、それぞれ電気的に接続している。
即ち、本例の場合には、前記センサホルダ13aを、円環状に構成しており、円周方向に関する位相が180度異なる直径方向反対側位置に、1対のセンサ取付部34a、34bを設けている。又、前記センサホルダ13aを、これら1対のセンサ取付部34a、34bの円周方向中央位置、及び、前記センサホルダ13aの中心Oを通る仮想直線Sに関して線対称形状とし、且つ、前記センサホルダ13aの中心Oに関して点対称形状としている。
2 エンコーダ
3 センサ
4 ハーネス
5、5a トルク測定装置付回転伝達装置
6、6a トルク伝達軸
7、7a、7b 転がり軸受
8、8a 内軸
9、9a 第一のエンコーダ
10、10a 第二のエンコーダ
11、11a 第一のセンサ
12、12a 第二のセンサ
13、13a センサホルダ
14 ハウジング
15 入力歯車
16 出力歯車
17 センサユニット
18a、18b 外輪
19a、19b 内輪
20a、20b 転動体
21 大径部
22 支持環
23 支持環
24 エンコーダ本体
25 エンコーダ本体
26 第一被検出面
27 第二被検出面
28 第一基板
29 第二基板
30 センサキャップ
31a、31b 検出部
32a、32b 端子
33a、33b 連結部材
34a、34b センサ取付部
35a、35b 基板取付部
36 係合凸部
37a、37b キャップ素子
38 底部
39 内側筒部
40 係合孔
41 ハーネス引出孔
42 短円筒部
43 外側筒部
44 突き当て円輪部
45 支持筒部
46 ハーネス
47 外輪軌道
48 肩部
49 嵌合段差部
50a、50b 半円環状部
Claims (2)
- 使用時にトルクを伝達するトルク伝達軸と、
このトルク伝達軸を使用時に回転しない部分に対し、回転自在に支持する為の転がり軸受と、
それぞれの被検出面の特性を円周方向に関して交互に変化させ、前記トルク伝達軸に直接又は使用時にこのトルク伝達軸と同期して回転する部材に支持された1対のエンコーダと、
前記1対のエンコーダの被検出面にそれぞれの検出部を対向させた状態で、使用時にも回転しない部分に支持された1対のセンサと、を備え、
前記1対のエンコーダを軸方向に関して隣接配置したトルク測定装置付回転伝達装置であって、
前記1対のセンサが、前記使用時にも回転しない部分に対し固定されたセンサキャップの内側に、センサホルダを介して支持されており、
このセンサホルダが、合成樹脂製で、全体を円環状に構成され、円周方向に関する位相が180度異なる直径方向反対側位置に前記1対のセンサを取り付ける為の1対のセンサ取付部が設けられており、これら1対のセンサ取付部及び前記センサホルダの中心を通る仮想直線に関して線対称形状であり、且つ、前記センサホルダの中心に関して点対称形状である、
事を特徴とするトルク測定装置付回転伝達装置。 - 前記センサキャップが、それぞれが円環状の1対のキャップ素子同士を軸方向に互いに組み合わせる事により構成されている、請求項1に記載したトルク測定装置付回転伝達装置。
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