JP2017093836A - 椅子 - Google Patents
椅子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017093836A JP2017093836A JP2015229622A JP2015229622A JP2017093836A JP 2017093836 A JP2017093836 A JP 2017093836A JP 2015229622 A JP2015229622 A JP 2015229622A JP 2015229622 A JP2015229622 A JP 2015229622A JP 2017093836 A JP2017093836 A JP 2017093836A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- actuator
- chair
- body support
- user
- leg frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61H—PHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
- A61H7/00—Devices for suction-kneading massage; Devices for massaging the skin by rubbing or brushing not otherwise provided for
- A61H7/007—Kneading
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61H—PHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
- A61H15/00—Massage by means of rollers, balls, e.g. inflatable, chains, or roller chains
- A61H15/0078—Massage by means of rollers, balls, e.g. inflatable, chains, or roller chains power-driven
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61H—PHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
- A61H23/00—Percussion or vibration massage, e.g. using supersonic vibration; Suction-vibration massage; Massage with moving diaphragms
- A61H23/006—Percussion or tapping massage
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61H—PHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
- A61H23/00—Percussion or vibration massage, e.g. using supersonic vibration; Suction-vibration massage; Massage with moving diaphragms
- A61H23/02—Percussion or vibration massage, e.g. using supersonic vibration; Suction-vibration massage; Massage with moving diaphragms with electric or magnetic drive
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61H—PHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
- A61H2201/00—Characteristics of apparatus not provided for in the preceding codes
- A61H2201/01—Constructive details
- A61H2201/0119—Support for the device
- A61H2201/0138—Support for the device incorporated in furniture
- A61H2201/0149—Seat or chair
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61H—PHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
- A61H2201/00—Characteristics of apparatus not provided for in the preceding codes
- A61H2201/12—Driving means
- A61H2201/1207—Driving means with electric or magnetic drive
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61H—PHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
- A61H2201/00—Characteristics of apparatus not provided for in the preceding codes
- A61H2201/16—Physical interface with patient
- A61H2201/1602—Physical interface with patient kind of interface, e.g. head rest, knee support or lumbar support
- A61H2201/1628—Pelvis
- A61H2201/1633—Seat
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61H—PHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
- A61H2201/00—Characteristics of apparatus not provided for in the preceding codes
- A61H2201/16—Physical interface with patient
- A61H2201/1602—Physical interface with patient kind of interface, e.g. head rest, knee support or lumbar support
- A61H2201/164—Feet or leg, e.g. pedal
- A61H2201/1642—Holding means therefor
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61H—PHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
- A61H2201/00—Characteristics of apparatus not provided for in the preceding codes
- A61H2201/50—Control means thereof
- A61H2201/5056—Control means thereof pneumatically controlled
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61H—PHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
- A61H2205/00—Devices for specific parts of the body
- A61H2205/08—Trunk
- A61H2205/081—Back
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61H—PHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
- A61H2205/00—Devices for specific parts of the body
- A61H2205/08—Trunk
- A61H2205/086—Buttocks
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Pain & Pain Management (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Rehabilitation Therapy (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Dermatology (AREA)
- Percussion Or Vibration Massage (AREA)
- Massaging Devices (AREA)
Abstract
【課題】身体支持部の大型化を抑えつつ身体支持部の移動ストロークを十分確保できる椅子を提供することを目的とする。【解決手段】使用者の身体を支持する身体支持部2と、身体支持部2を少なくとも左右方向成分を有する方向へ移動させるアクチュエータ10と、を有している。アクチュエータ10は、左右で対をなしてそれぞれ独立して動作可能であり、左右方向と略直交する方向を作用方向とし、身体支持部2の側方に設けられている椅子1である。【選択図】 図1
Description
本発明は椅子に関する。
従来、座部又は背凭れ部を傾動又は回動させることにより、使用者にひねり又は伸びを与えることができるマッサージ機が知られている(例えば、特許文献1の図9〜図13参照)。このマッサージ機は、略6角形のベース部材の各頂点に配置されたシリンダ型のアクチュエータをそれぞれ進退駆動させることで座部又は背凭れ部を傾動又は回動させるパラレルメカニズムを有している。座部を傾動又は回動させる場合は、パラレルメカニズムは座部の下方に配置される。背凭れ部を傾動又は回動させる場合は、パラレルメカニズムは背凭れ部の後側に設けられた箱状のフレーム部材の内部に配置される。
ところで、上記特許文献1に記載のマッサージ機において、座部又は背凭れ部の移動(傾動又は回動)ストロークを十分確保するためには、シリンダ型のアクチュエータの進退ストロークを大きくする必要がある。このような事情から、パラレルメカニズムを背凭れ部の後側に配置した場合は、背凭れ部の移動ストロークを十分確保しようとすると背凭れ部の前後方向の厚みが大きくなってしまい、パラレルメカニズムを座部の下方に配置した場合は、座部の移動ストロークを十分確保しようとすると座部の上下方向の厚みが大きくなってしまうという問題がある。そこで本発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、身体支持部の大型化を抑えつつ身体支持部の移動ストロークを十分確保できる椅子を提供することを目的とする。
本発明は、使用者の身体を支持する身体支持部と、前記身体支持部を少なくとも左右方向成分を有する方向へ移動させるアクチュエータと、を有し、前記アクチュエータは、左右で対をなしてそれぞれ独立して動作可能であり、左右方向と略直交する方向を作用方向とし、前記身体支持部の側方に設けられていることを特徴とする。
このような構成とすることにより、身体を左右方向へ傾けることができ、使用者に運動を実施させる、又はバランス能力を向上させることができる。また、身体支持部の側方にアクチュエータが設けられているため、身体支持部の大型化を抑えつつ、身体支持部の移動ストロークを十分確保できる。
このような構成とすることにより、身体を左右方向へ傾けることができ、使用者に運動を実施させる、又はバランス能力を向上させることができる。また、身体支持部の側方にアクチュエータが設けられているため、身体支持部の大型化を抑えつつ、身体支持部の移動ストロークを十分確保できる。
また、本発明は、使用者が着座する座部と使用者が凭れる背凭れ部が一体的に構成された身体支持部と、前記身体支持部を移動可能として支持する脚フレームと、前記身体支持部を少なくとも左右方向成分を有する方向へ移動させるアクチュエータと、を有し、前記アクチュエータは、左右で対をなしてそれぞれ独立して動作可能であり、左右方向と略直交する方向を作用方向とし、前記座部の下方であって、前記脚フレームと前記座部の間に設けられていることを特徴とする。
このような構成とすることにより、身体を左右方向へ傾けることができ、使用者に運動を実施させる、又はバランス能力を向上させることができる。また、座部の下方にアクチュエータが設けられているため、背凭れ部の大型化を抑えつつ、背凭れ部の移動ストロークを十分確保できる。
このような構成とすることにより、身体を左右方向へ傾けることができ、使用者に運動を実施させる、又はバランス能力を向上させることができる。また、座部の下方にアクチュエータが設けられているため、背凭れ部の大型化を抑えつつ、背凭れ部の移動ストロークを十分確保できる。
また、前記アクチュエータは、伸縮動作する直動式アクチュエータであることが好ましい。
このような構成とすることにより、アクチュエータの伸縮動作により身体支持部を移動させることができる。また、左右のアクチュエータの伸縮量を異ならせれば、身体支持部を左右方向へ傾けることができる。
このような構成とすることにより、アクチュエータの伸縮動作により身体支持部を移動させることができる。また、左右のアクチュエータの伸縮量を異ならせれば、身体支持部を左右方向へ傾けることができる。
また、前記身体支持部を移動可能として支持する脚フレームを有し、前記アクチュエータは、前記脚フレームと前記身体支持部の間に設けられていることが好ましい。
このような構成とすることにより、床面に載置された脚フレームにより、安定して身体支持部を移動させることができる。
このような構成とすることにより、床面に載置された脚フレームにより、安定して身体支持部を移動させることができる。
また、前記身体支持部は、該身体支持部が三次元的に移動することを許容する自在継手を介して前記脚フレームに連結されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、身体支持部を三次元的に移動させることができる。
このような構成とすることにより、身体支持部を三次元的に移動させることができる。
また、前記身体支持部は、使用者が着座する座部と使用者が凭れる背凭れ部の少なくとも一方を有していることが好ましい。
このような構成とすることにより、身体を左右方向へ傾けることができ、使用者に運動を実施させる、又はバランス能力を向上させることができる。
このような構成とすることにより、身体を左右方向へ傾けることができ、使用者に運動を実施させる、又はバランス能力を向上させることができる。
また、前記身体支持部は、前記座部と前記背凭れ部が一体的に構成されており、前記アクチュエータは、前記脚フレームと前記座部の間に設けられていることが好ましい。
このような構成とすることにより、距離の近い脚フレームと座部の間にアクチュエータを設けているため、アクチュエータの伸縮ストロークを大きくしなくても、身体支持部の移動ストロークを十分確保できる。
このような構成とすることにより、距離の近い脚フレームと座部の間にアクチュエータを設けているため、アクチュエータの伸縮ストロークを大きくしなくても、身体支持部の移動ストロークを十分確保できる。
また、前記アクチュエータの駆動を制御する制御部を有することが好ましい。
このような構成とすることにより、身体支持部の傾きを制御することができる。
このような構成とすることにより、身体支持部の傾きを制御することができる。
また、前記身体支持部の動作についての情報を検出するセンサを有していることが好ましい。
このような構成とすることにより、身体支持部の動作を検出して、その移動を制御することができる。
このような構成とすることにより、身体支持部の動作を検出して、その移動を制御することができる。
本発明によれば、身体支持部の大型化を抑えつつ身体支持部の移動ストロークを十分確保でき、使用者に運動を実施させる、又はバランス能力を向上させることができる。
[椅子の全体構成]
以下、本発明の椅子1の全体構成について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る起立姿勢の椅子1の斜視図である。図2は起立姿勢の椅子1の側面図である。図3は起立姿勢の椅子1の正面図である。図4はリクライニング姿勢の椅子1の斜視図である。図5はリクライニング姿勢の椅子1の側面図である。図6はリクライニング姿勢の椅子1の正面図である。図7は傾き姿勢の椅子1の斜視図である。図8は傾き姿勢の椅子1の側面図である。図9は傾き姿勢の椅子1の正面図である。図10は脚フレーム6及び第1アクチュエータ10の斜視図である。図11はフットレスト5の斜視図である。図12は椅子本体2の側面図である。図13はマッサージ部8の斜視図である。図14は椅子1のブロック図である。図15は本発明の他の実施形態に係るリクライニング姿勢の椅子1の側面図である。なお、図2〜図9では、センサ15を省略して図示している。
なお、以下の説明で用いる方向の概念は、図1〜図3に示す起立姿勢の椅子1に着座した使用者から見たときの方向の概念と一致するものとし、その他の場合は適宜説明するものとする。
以下、本発明の椅子1の全体構成について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る起立姿勢の椅子1の斜視図である。図2は起立姿勢の椅子1の側面図である。図3は起立姿勢の椅子1の正面図である。図4はリクライニング姿勢の椅子1の斜視図である。図5はリクライニング姿勢の椅子1の側面図である。図6はリクライニング姿勢の椅子1の正面図である。図7は傾き姿勢の椅子1の斜視図である。図8は傾き姿勢の椅子1の側面図である。図9は傾き姿勢の椅子1の正面図である。図10は脚フレーム6及び第1アクチュエータ10の斜視図である。図11はフットレスト5の斜視図である。図12は椅子本体2の側面図である。図13はマッサージ部8の斜視図である。図14は椅子1のブロック図である。図15は本発明の他の実施形態に係るリクライニング姿勢の椅子1の側面図である。なお、図2〜図9では、センサ15を省略して図示している。
なお、以下の説明で用いる方向の概念は、図1〜図3に示す起立姿勢の椅子1に着座した使用者から見たときの方向の概念と一致するものとし、その他の場合は適宜説明するものとする。
図1〜図9に示すとおり、本発明の椅子1は、主として、使用者が着座する座部3と、座部の後部に設けられた使用者が凭れる背凭れ部4と、座部3の前部に設けられた使用者の下肢を支持するフットレスト5と、を備えた椅子本体2と、椅子本体2を床面から所定の高さで支持する脚フレーム6と、椅子本体2の各種動作を制御する制御部7と、を有している。椅子本体2は、使用者の身体を支持する身体支持部として機能する。本実施形態では、座部3と背凭れ部4は一体的に構成されている。なお、座部3と背凭れ部4は分離していてもよく、この場合は、背凭れ部が座部に対して手動又は電動により前後にリクライニング可能に構成されていることが好ましい。椅子本体2には、揉みマッサージ及び/又は叩きマッサージを行うマッサージ部8が設けられている。本実施形態では、マッサージ部8は身長方向に沿って複数(本実施形態では身長方向に3つ)設けられている。なお、座部3の左右両側には、使用者の腕部を載置する肘掛け部(図示せず)が設けられていてもよい。
椅子本体2は、脚フレーム6と椅子本体2の間に設けられたアクチュエータである第1アクチュエータ10により、脚フレーム6に対して前後にリクライニング可能に構成されており、図1〜図3に示す起立姿勢から図4〜図6に示すリクライニング姿勢までの間の任意の位置で停止できるようになっている。フットレスト5は、椅子本体2とフットレスト5の間に設けられたアクチュエータである第2アクチュエータ11により、座部3に対して上下に揺動可能に構成されており、図2及び図5の実線で示す垂下姿勢から、図2及び図5の二点鎖線で示す膝を伸ばした状態で下肢が支持される上昇姿勢までの間の任意の位置で停止できるようになっている。
[脚フレームの構成]
図10に示すとおり、脚フレーム6は、左右で対をなす前後方向に長寸の角パイプ等よりなる第1部材61と、対の第1部材61を連結する左右方向に長寸の角パイプ等よりなる第2部材62a〜62cと、により構成されている。第2部材62a〜62cは、前後方向に複数並設されている。具体的には、第1部材61の前端部を連結する第2部材62aと、第1部材61の後端部を連結する第2部材62bと、第1部材61の略中間部を連結する第2部材62cと、が設けられている。
図10に示すとおり、脚フレーム6は、左右で対をなす前後方向に長寸の角パイプ等よりなる第1部材61と、対の第1部材61を連結する左右方向に長寸の角パイプ等よりなる第2部材62a〜62cと、により構成されている。第2部材62a〜62cは、前後方向に複数並設されている。具体的には、第1部材61の前端部を連結する第2部材62aと、第1部材61の後端部を連結する第2部材62bと、第1部材61の略中間部を連結する第2部材62cと、が設けられている。
脚フレーム6の前部には、第2部材62aと第2部材62cによって支持される板状の台座63aが設けられている。台座63aには、マッサージ部8を身体に対して進退させるエアセル等よりなる進退駆動部17に対してエアを給排気する給排気装置9が載置されている。脚フレーム6の後部には、第2部材62bと第2部材62cによって支持される板状の台座63bが設けられている。台座63bには、前述した制御部7が載置されている。第2部材62cの左右中央には、上端部に球面座64aを有する略円柱状のベース部材64が設けられている。
図14に示すとおり、制御部7は、プログラマブルなマイコン等を有しており、マッサージ部8、給排気装置9及び各アクチュエータ10,11を駆動制御する。制御部7には、使用者が操作するコントローラ16が電気的に接続されている。椅子本体2又はマッサージ部8は、予め定められたプログラム(コース)に従って動作する他、使用者によるコントローラ16からの指示に従って動作する。
[フットレストの構成]
図11に示すとおり、フットレスト5は、左の下肢を支持する左フットレスト部5Lと、右の下肢を支持する右フットレスト部5Rと、に分離して構成されている。各フットレスト部5L,5Rは、使用者の下腿の後面(背面)に対向して設けられた後壁51と、使用者の下腿の内側面に対向して設けられた内側壁52と、使用者の下腿の外側面に対向して設けられた外側壁53と、使用者の足裏に対向して設けられた底壁54と、使用者の大腿部に対向して設けられた上壁55と、を有して、前方が開口する凹部56が形成されている。
図11に示すとおり、フットレスト5は、左の下肢を支持する左フットレスト部5Lと、右の下肢を支持する右フットレスト部5Rと、に分離して構成されている。各フットレスト部5L,5Rは、使用者の下腿の後面(背面)に対向して設けられた後壁51と、使用者の下腿の内側面に対向して設けられた内側壁52と、使用者の下腿の外側面に対向して設けられた外側壁53と、使用者の足裏に対向して設けられた底壁54と、使用者の大腿部に対向して設けられた上壁55と、を有して、前方が開口する凹部56が形成されている。
内側壁52は後壁51の内側端部から、外側壁53は後壁51の外側端部から、底壁54は後壁51の下端部から、上壁55は後壁51の上端部から、それぞれ前方へ立設されている。フットレスト5が図2の実線で示す垂下姿勢において、上壁55は前下がり傾斜となっている。上壁55の前端部は、内側壁52、外側壁53及び底壁54よりも後方に位置している。従って、大腿部を上壁55に載置した状態で、膝より足先側の部位が内側壁52、外側53壁及び底壁54に囲まれた状態となりえる。
左フットレスト部5L及び右フットレスト部5Rにはそれぞれ、身長方向に移動可能であるマッサージ部8が設けられている。フットレスト5には、マッサージ部8を身長方向に移動させるべく、ガイド部材57が設けられている。ガイド部材57は、内側壁52及び外側壁53それぞれにおける下肢の対向面に設けられている。すなわち、左フットレスト部5Lと右フットレスト部5Rのそれぞれにおいて、左右で対をなすガイド部材57が設けられている。ガイド部材は、身長方向に延設されたラック及びガイドレールを有している。
[座部及び背凭れ部の構成]
図1及び図12に示すとおり、座部3及び背凭れ部4は、樹脂又は金属等よりなる硬質のフレーム20と、フレーム20を前方から被覆する生地又はレザー等よりなるカバー(図示せず)と、により構成されている。フレーム20は、外形が上下方向に長寸の略長方形をなす背フレーム21と、背フレーム21の下端部から前方へ立設された外形が左右方向に長寸の略長方形をなす座フレーム22と、を有して一体的に構成されている。フレーム20は、左右中央に形成された前後方向に開口する開口部23を有している。開口部23は、座部3から背凭れ部4の範囲に亘って形成されている。カバー(図示せず)は、開口部23を前方から覆っている。マッサージ部8の施療子8b(図13参照)が開口部23より前方へ突出しており、カバー(図示せず)を介して使用者の胴体を後方からマッサージでき、また使用者の臀部を下方からマッサージできるようになっている。
図1及び図12に示すとおり、座部3及び背凭れ部4は、樹脂又は金属等よりなる硬質のフレーム20と、フレーム20を前方から被覆する生地又はレザー等よりなるカバー(図示せず)と、により構成されている。フレーム20は、外形が上下方向に長寸の略長方形をなす背フレーム21と、背フレーム21の下端部から前方へ立設された外形が左右方向に長寸の略長方形をなす座フレーム22と、を有して一体的に構成されている。フレーム20は、左右中央に形成された前後方向に開口する開口部23を有している。開口部23は、座部3から背凭れ部4の範囲に亘って形成されている。カバー(図示せず)は、開口部23を前方から覆っている。マッサージ部8の施療子8b(図13参照)が開口部23より前方へ突出しており、カバー(図示せず)を介して使用者の胴体を後方からマッサージでき、また使用者の臀部を下方からマッサージできるようになっている。
椅子本体2には、座部3から背凭れ部4に対応する範囲を身長方向に移動可能であるマッサージ部8が設けられている。フレーム20には、マッサージ部8を身長方向に移動させるべく、左右で対をなすガイド部材24が設けられている。ガイド部材24は、身長方向に延設されたラック及びガイドレールを有し、腰部近傍に対応する位置で前方へ湾曲している。
[自在継手の構成]
図2,図6及び図12に示すとおり、椅子本体2は、その下部において脚フレーム6と連結されている。椅子本体2における下方であって左右中央には、脚フレーム6に設けられたベース部材64と連結される連結部材25が設けられている。連結部材25の先端には、ベース部材64の球面座64aに嵌合する球状体25aが設けられている。すなわち、ベース部材64及び連結部材25によって脚フレーム6と椅子本体2を連結する自在継手13が構成されており、椅子本体2が三次元的に移動することを許容している。
図2,図6及び図12に示すとおり、椅子本体2は、その下部において脚フレーム6と連結されている。椅子本体2における下方であって左右中央には、脚フレーム6に設けられたベース部材64と連結される連結部材25が設けられている。連結部材25の先端には、ベース部材64の球面座64aに嵌合する球状体25aが設けられている。すなわち、ベース部材64及び連結部材25によって脚フレーム6と椅子本体2を連結する自在継手13が構成されており、椅子本体2が三次元的に移動することを許容している。
[第1アクチュエータの構成]
図2,図10及び図12に示すとおり、脚フレーム6と椅子本体2の間には、椅子本体2を脚フレーム6に対して移動させるべく左右で対をなす第1アクチュエータ10が設けられている。この第1アクチュエータ10は、モータ10aが取り付けられた筒状のケース10bと、モータ10aの駆動によりケース10b内を往復するロッド10cと、を有しており、ロッド10cが往復することにより伸縮動作する直動式である。ロッド10cの伸縮方向は、略上下ないし略前後方向である。すなわち、第1アクチュエータ10は、左右方向と略直交する方向を作用方向としており、椅子本体2を当該方向へ移動させることができる。対をなす第1アクチュエータ10は、制御部7によりそれぞれ独立して駆動制御可能である。第1アクチュエータ10の下端部は、脚フレーム6にブラケット65を介して取り付けられている。第1アクチュエータ10の上端部は、椅子本体2にブラケット26を介して取り付けられている。
図2,図10及び図12に示すとおり、脚フレーム6と椅子本体2の間には、椅子本体2を脚フレーム6に対して移動させるべく左右で対をなす第1アクチュエータ10が設けられている。この第1アクチュエータ10は、モータ10aが取り付けられた筒状のケース10bと、モータ10aの駆動によりケース10b内を往復するロッド10cと、を有しており、ロッド10cが往復することにより伸縮動作する直動式である。ロッド10cの伸縮方向は、略上下ないし略前後方向である。すなわち、第1アクチュエータ10は、左右方向と略直交する方向を作用方向としており、椅子本体2を当該方向へ移動させることができる。対をなす第1アクチュエータ10は、制御部7によりそれぞれ独立して駆動制御可能である。第1アクチュエータ10の下端部は、脚フレーム6にブラケット65を介して取り付けられている。第1アクチュエータ10の上端部は、椅子本体2にブラケット26を介して取り付けられている。
椅子本体2である座部3近傍の側方(側面)には、左右方向を軸方向とする枢軸A1が外側に向かって突設されている。第1アクチュエータ10の上端部を椅子本体2に結合するためのブラケット26が、枢軸A1によって椅子本体2に枢支されている。第1アクチュエータ10(ロッド10c)の上端部は、左右方向と略直交する方向(略前後方向)を軸方向とする枢軸A2によってブラケット26に枢支されている。すなわち、第1アクチュエータ10は椅子本体2の側方に設けられている。脚フレーム6である第1部材61には、左右方向を軸方向とする枢軸A3が設けられている。第1アクチュエータ10の下端部を脚フレーム6に結合するためのブラケット65が、枢軸A3によって脚フレーム6に枢支されている。第1アクチュエータ10(ケース10b)の下端部は、左右方向と略直交する方向(略前後方向)を軸方向とする枢軸A4によってブラケット65に枢支されている。このように、第1アクチュエータ10は椅子本体2の側方に設けられているため、椅子本体2について左右方向と直交する方向(上下ないし前後方向)の厚みを抑えつつ、当該方向の移動ストロークを十分確保できる。
つまり、第1アクチュエータ10は、各枢軸A1〜A4を支点とした前後及び左右方向へ揺動可能な状態で脚フレーム6と椅子本体2を連結している。また、椅子本体2は、自在継手13及び左右の第1アクチュエータ10によって脚フレーム6に三点支持されている。なお、第1アクチュエータ10は上下逆向きに配置してもよい。この場合、ケース10bを椅子本体2側に取り付け、ロッド10cを脚フレーム6側に取り付けることとなる。
前述した実施形態では、第1アクチュエータ10を椅子本体2の側方に設ける構成としたが、図15に示すとおり、第1アクチュエータ10を座部3の下方であって脚フレーム6と座部3の間に設けてもよい。この場合、座部3の下方には、左右方向を軸方向とする枢軸A1が外側に向かって突設されている。そして、第1アクチュエータ10の上端部を座部3に結合するためのブラケット26が、枢軸A1によって座部3に枢支されている。すなわち、第1アクチュエータ10は座部3の下方に設けられている。このように、第1アクチュエータ10は座部3の下方に設けられているため、背凭れ部4について左右方向と直交する方向(上下ないし前後方向)の厚みを抑えつつ、当該方向の移動ストロークを十分確保できる。
[第2アクチュエータの構成]
図2及び図12に示すとおり、フットレスト5は、左右方向を軸方向とする枢軸A5によって座部3に枢支されている。以下、座部3とフットレスト5の連結態様について詳述する。フットレスト5の後部と座部3の前部には、それぞれブラケット58,31が設けられており、両ブラケット58,31が枢軸A5を介して連結されている。フットレスト5側のブラケット58は上下方向に長寸であり、ブラケット58の上部と座部3側のブラケット31が連結されている。
図2及び図12に示すとおり、フットレスト5は、左右方向を軸方向とする枢軸A5によって座部3に枢支されている。以下、座部3とフットレスト5の連結態様について詳述する。フットレスト5の後部と座部3の前部には、それぞれブラケット58,31が設けられており、両ブラケット58,31が枢軸A5を介して連結されている。フットレスト5側のブラケット58は上下方向に長寸であり、ブラケット58の上部と座部3側のブラケット31が連結されている。
座部3とフットレスト5の間には、フットレスト5を座部3に対して移動させるべく左右で対をなす第2アクチュエータ11が設けられている。この第2アクチュエータ11の構成は、脚フレーム6と椅子本体2を連結する第1アクチュエータ10と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。ロッド10cの伸縮方向は、略前後方向である。すなわち、第2アクチュエータ11は、左右方向と略直交する方向を作用方向としており、フットレスト5を当該方向へ移動させることができる。対をなす第2アクチュエータ11は、制御部7によりそれぞれ独立して駆動制御可能である。対をなす第2アクチュエータ11のうちの一方(左側)のアクチュエータ11は、フレーム20(座部3又は背凭れ部4)と左フットレスト部5Lを連結している。他方(右側)のアクチュエータ11は、フレーム20(座部3又は背凭れ部4)と右フットレスト部5Rを連結している。
フレーム20(座部3又は背凭れ部4)の側方には、第2アクチュエータ11の後端部をフレーム20に結合するためのブラケット27が設けられている。第2アクチュエータ11(ケース10b)の後端部は、左右方向を軸方向とする枢軸A6によってブラケット27に枢支されている。すなわち、第2アクチュエータ11は椅子本体2の側方に設けられている。第2アクチュエータ11(ロッド10c)の前端部は、左右方向を軸方向とする枢軸A7によってブラケット58に枢支されている。第2アクチュエータ11は、枢軸A5よりも下方でフットレスト5に取り付けられたブラケット58に枢支されている。なお、第1アクチュエータ10と第2アクチュエータ11は、側面視で交差しているが、左右方向に位置ずれしており、互いに干渉しないようになっている。
[センサの構成]
図12及び図14に示すとおり、本実施形態では椅子本体2の動作についての情報を検出するセンサ14が設けられている。このセンサ14は、椅子本体2の角速度を検出するジャイロセンサよりなる。図12に示すとおり、センサ14は、座部2下方であって連結部材25の近傍に設けられていることが好ましい。このようにセンサ14を設けることにより、椅子本体2の連結部材25近傍を中心とした上下、左右及び前後方向に対する角度変化を検出することができる。また、椅子本体2の動作についての情報を検出するセンサ14として、ジャイロセンサに代えて又は加えて加速度センサを設けてもよい。加速度センサは、座部2下方であって連結部材25の近傍に設けられていることが好ましい。加速度センサを設けることにより、椅子本体2の連結部材25近傍を中心とした上下、左右及び前後方向への移動速度又は移動距離を検出することができる。センサ14は制御部7と電気的に接続されており、センサ14が検出した情報は制御部7に伝達される。従って、制御部7は、センサ14から伝達された情報に基づいて、各アクチュエータ10,11の駆動を制御することができる。
図12及び図14に示すとおり、本実施形態では椅子本体2の動作についての情報を検出するセンサ14が設けられている。このセンサ14は、椅子本体2の角速度を検出するジャイロセンサよりなる。図12に示すとおり、センサ14は、座部2下方であって連結部材25の近傍に設けられていることが好ましい。このようにセンサ14を設けることにより、椅子本体2の連結部材25近傍を中心とした上下、左右及び前後方向に対する角度変化を検出することができる。また、椅子本体2の動作についての情報を検出するセンサ14として、ジャイロセンサに代えて又は加えて加速度センサを設けてもよい。加速度センサは、座部2下方であって連結部材25の近傍に設けられていることが好ましい。加速度センサを設けることにより、椅子本体2の連結部材25近傍を中心とした上下、左右及び前後方向への移動速度又は移動距離を検出することができる。センサ14は制御部7と電気的に接続されており、センサ14が検出した情報は制御部7に伝達される。従って、制御部7は、センサ14から伝達された情報に基づいて、各アクチュエータ10,11の駆動を制御することができる。
図1及び図14に示すとおり、椅子本体2に対する使用者の身体の位置又は姿勢を検出するセンサ15を設けてもよい。このセンサ15は、圧力分布を検出することができるシート状の感圧センサとすることが好ましい。センサ15は、座部3の上面及び/又は背凭れ部4の前面であって、その左右部分に配置すればよい。また、センサ15は、座部3の上面及び/又は背凭れ部4の前面であって、その前後部分に配置してもよい。このようにセンサ15を設けることにより、座部3又は背凭れ部4に対する身体の位置又は荷重のかかり具合についての変化を検出することができる。すなわち、使用者の姿勢(バランスの崩れ)の変化を検出することができる。センサ15は、制御部7と電気的に接続されており、センサ15が検出した情報は制御部7に伝達される。従って、制御部7は、センサ15から伝達された情報に基づいて、各アクチュエータ10,11の駆動を制御することができる。
[マッサージ部の構成]
図13及び図14に示すとおり、マッサージ部8は、左右で対をなす略三角形のアーム8aと、アーム8aの上下両端部に設けられた施療子8bと、により構成されており、揉みモータM1及び叩きモータM2の駆動により左右の施療子8bが近接離反する揉みマッサージ、及び左右の施療子8bが交互に使用者側へ進退する叩きマッサージを行わせることができる。また、マッサージ部8は、昇降モータM3の駆動により身長方向に沿って移動して、身体に対する位置を変更したり、ローリングマッサージを行わせたりすることができる。前述したとおり、椅子本体2には身長方向に延設されたガイド部材24,57が設けられており、マッサージ部8はガイド部材24,57に沿って移動する。また、マッサージ部8は、エアセル等よりなる進退駆動部17を有しており、進退駆動部17を駆動させることで施療子8bを使用者の身体に対して進退させて、マッサージの強度を変更することができる。進退駆動部17は、給排気装置9によりエアが給排気されることで膨張収縮する。
図13及び図14に示すとおり、マッサージ部8は、左右で対をなす略三角形のアーム8aと、アーム8aの上下両端部に設けられた施療子8bと、により構成されており、揉みモータM1及び叩きモータM2の駆動により左右の施療子8bが近接離反する揉みマッサージ、及び左右の施療子8bが交互に使用者側へ進退する叩きマッサージを行わせることができる。また、マッサージ部8は、昇降モータM3の駆動により身長方向に沿って移動して、身体に対する位置を変更したり、ローリングマッサージを行わせたりすることができる。前述したとおり、椅子本体2には身長方向に延設されたガイド部材24,57が設けられており、マッサージ部8はガイド部材24,57に沿って移動する。また、マッサージ部8は、エアセル等よりなる進退駆動部17を有しており、進退駆動部17を駆動させることで施療子8bを使用者の身体に対して進退させて、マッサージの強度を変更することができる。進退駆動部17は、給排気装置9によりエアが給排気されることで膨張収縮する。
[椅子本体の動作]
以下、椅子本体2の動作について説明する。
図1〜図3は、左右の第1アクチュエータ10の伸縮量が同じであり、ともに最も収縮した起立姿勢を示している。この姿勢においては、椅子本体2に左右方向の傾きはなく、背凭れ部4に対応した身体を支持する面は略前方を向き、座部3に対応した身体を支持する面は略上方を向いている。図4〜図6は、左右の第1アクチュエータ10の伸縮量が同じであり、ともに最も伸長したリクライニング姿勢を示している。この姿勢においては、椅子本体2に左右の傾きはなく、背凭れ部4に対応した身体を支持する面は略上方を向き、座部3に対応した身体を支持する面は略後方を向いている。このように、左右の第1アクチュエータ10の伸縮量を同期させて第1アクチュエータ10を伸縮させれば、左右方向成分の移動を伴わずに椅子本体2を任意のリクライニング角度に変更することができる。
以下、椅子本体2の動作について説明する。
図1〜図3は、左右の第1アクチュエータ10の伸縮量が同じであり、ともに最も収縮した起立姿勢を示している。この姿勢においては、椅子本体2に左右方向の傾きはなく、背凭れ部4に対応した身体を支持する面は略前方を向き、座部3に対応した身体を支持する面は略上方を向いている。図4〜図6は、左右の第1アクチュエータ10の伸縮量が同じであり、ともに最も伸長したリクライニング姿勢を示している。この姿勢においては、椅子本体2に左右の傾きはなく、背凭れ部4に対応した身体を支持する面は略上方を向き、座部3に対応した身体を支持する面は略後方を向いている。このように、左右の第1アクチュエータ10の伸縮量を同期させて第1アクチュエータ10を伸縮させれば、左右方向成分の移動を伴わずに椅子本体2を任意のリクライニング角度に変更することができる。
図7〜図9は、左右の第1アクチュエータ10の伸縮量が異なり、一方の第1アクチュエータ10が最も収縮し、他方の第1アクチュエータ10が最も伸長した傾き姿勢を示している。理解を容易にするため、以下では、左右方向の一方を左側とし、左右方向の他方を右側として説明する。図7〜図9では、左側の第1アクチュエータ10は最も収縮し、右側の第1アクチュエータ10は最も伸長した状態を示している。この姿勢においては、椅子本体2は左右の中心線L1に対して第1アクチュエータ10が収縮した左側に傾いている。すなわち、背凭れ部4及び座部3に対応した身体を支持する面は、左右方向成分を有する方向を向いている。また、椅子本体2は、起立姿勢よりも後傾し、かつリクライニング姿勢よりも起立している。
以下、起立姿勢から例えば右側の第1アクチュエータ10を伸長させて、傾き姿勢へ移行する際の各部材の動作について説明する。
右側の第1アクチュエータ10は、略前後方向を軸方向とする枢軸A4を中心として左側へ揺動する。また、左右方向を軸方向とする枢軸A3を中心として後方へ揺動する。一方、左側の第1アクチュエータ10は、左右方向へは動作しないが、左右方向を軸方向とする枢軸A4を中心として右側の第1アクチュエータ10と同じ量だけ後方へ揺動する。また、左側の第1アクチュエータ10を椅子本体2に連結するブラケット26は、略前後方向を軸方向とする枢軸A2を中心として左側へ揺動する。このようにして、椅子本体2は、連結部材25の球状体25aを中心として、後傾するとともに左側へ揺動する。すなわち、第1アクチュエータ10は、椅子本体2を少なくとも左右方向成分を有する方向へ移動させることができる。
右側の第1アクチュエータ10は、略前後方向を軸方向とする枢軸A4を中心として左側へ揺動する。また、左右方向を軸方向とする枢軸A3を中心として後方へ揺動する。一方、左側の第1アクチュエータ10は、左右方向へは動作しないが、左右方向を軸方向とする枢軸A4を中心として右側の第1アクチュエータ10と同じ量だけ後方へ揺動する。また、左側の第1アクチュエータ10を椅子本体2に連結するブラケット26は、略前後方向を軸方向とする枢軸A2を中心として左側へ揺動する。このようにして、椅子本体2は、連結部材25の球状体25aを中心として、後傾するとともに左側へ揺動する。すなわち、第1アクチュエータ10は、椅子本体2を少なくとも左右方向成分を有する方向へ移動させることができる。
左右の第1アクチュエータ10は、制御部7によってその駆動が制御される。従って、制御部7に記憶された所定のプログラムに従って、椅子本体2の姿勢を起立姿勢、リクライニング姿勢又は傾き姿勢のいずれかへと自動的に変化させることができる。なお、使用者がコントローラ16を操作して、椅子本体2を所望する姿勢へ変化させることもできる。このように、椅子本体2の姿勢を変化させることで、椅子1に着座する使用者に運動を実施させることができる。また、傾き姿勢の状態又は傾き姿勢へと移行する過程においては、使用者は安定した状態を維持しようとするため、使用者のバランス能力を向上させることができる。
また、本発明の椅子1は、図示する形態に限らず、この発明の範囲内において他の形態のものであってもよい。
本実施形態では、第1アクチュエータ10及び第2アクチュエータ11として、モータ10aの駆動により伸縮するものを例示したが、その他の構成であってもよく、例えば蛇腹状に構成されたエアアクチュエータであってもよい。また、左右の第1アクチュエータ10を連動して駆動制御してもよく、この場合は、一方の第1アクチュエータ10を伸長させ、他方の第1アクチュエータ10を収縮させるよう駆動制御することが好ましい。また、エアの給排気により膨張収縮するエアセルよりなるマッサージ部を椅子本体2の各所に設けてもよい。
本実施形態では、第1アクチュエータ10及び第2アクチュエータ11として、モータ10aの駆動により伸縮するものを例示したが、その他の構成であってもよく、例えば蛇腹状に構成されたエアアクチュエータであってもよい。また、左右の第1アクチュエータ10を連動して駆動制御してもよく、この場合は、一方の第1アクチュエータ10を伸長させ、他方の第1アクチュエータ10を収縮させるよう駆動制御することが好ましい。また、エアの給排気により膨張収縮するエアセルよりなるマッサージ部を椅子本体2の各所に設けてもよい。
本発明は、身体支持部の大型化を抑えつつ身体支持部の移動ストロークを十分確保でき、使用者に運動を実施させる、又はバランス能力を向上させることができる椅子に適用できる。
1 椅子
2 椅子本体(身体支持部)
3 座部(身体支持部)
4 背凭れ部(身体支持部)
5 フットレスト(身体支持部)
6 脚フレーム
7 制御部
10 第1アクチュエータ(アクチュエータ)
11 第2アクチュエータ
13 自在継手
14 センサ
15 センサ
2 椅子本体(身体支持部)
3 座部(身体支持部)
4 背凭れ部(身体支持部)
5 フットレスト(身体支持部)
6 脚フレーム
7 制御部
10 第1アクチュエータ(アクチュエータ)
11 第2アクチュエータ
13 自在継手
14 センサ
15 センサ
Claims (9)
- 使用者の身体を支持する身体支持部と、
前記身体支持部を少なくとも左右方向成分を有する方向へ移動させるアクチュエータと、
を有し、
前記アクチュエータは、
左右で対をなしてそれぞれ独立して動作可能であり、
左右方向と略直交する方向を作用方向とし、
前記身体支持部の側方に設けられている
ことを特徴とする椅子。 - 使用者が着座する座部と使用者が凭れる背凭れ部が一体的に構成された身体支持部と、
前記身体支持部を移動可能として支持する脚フレームと、
前記身体支持部を少なくとも左右方向成分を有する方向へ移動させるアクチュエータと、
を有し、
前記アクチュエータは、
左右で対をなしてそれぞれ独立して動作可能であり、
左右方向と略直交する方向を作用方向とし、
前記座部の下方であって、前記脚フレームと前記座部の間に設けられている
ことを特徴とする椅子。 - 前記アクチュエータは、伸縮動作する直動式アクチュエータであることを特徴とする請求項1又は2に記載の椅子。
- 前記身体支持部を移動可能として支持する脚フレームを有し、
前記アクチュエータは、前記脚フレームと前記身体支持部の間に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の椅子。 - 前記身体支持部は、該身体支持部が三次元的に移動することを許容する自在継手を介して前記脚フレームに連結されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の椅子。
- 前記身体支持部は、使用者が着座する座部と使用者が凭れる背凭れ部の少なくとも一方を有していることを特徴する請求項1〜5に記載の椅子。
- 前記身体支持部は、前記座部と前記背凭れ部が一体的に構成されており、
前記アクチュエータは、前記脚フレームと前記座部の間に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の椅子。 - 前記アクチュエータの駆動を制御する制御部を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の椅子。
- 前記身体支持部の動作についての情報を検出するセンサを有していることを特徴とする請求項8に記載の椅子。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015229622A JP2017093836A (ja) | 2015-11-25 | 2015-11-25 | 椅子 |
CN201610880540.2A CN106859932A (zh) | 2015-11-25 | 2016-09-30 | 椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015229622A JP2017093836A (ja) | 2015-11-25 | 2015-11-25 | 椅子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017093836A true JP2017093836A (ja) | 2017-06-01 |
Family
ID=58804571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015229622A Pending JP2017093836A (ja) | 2015-11-25 | 2015-11-25 | 椅子 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017093836A (ja) |
CN (1) | CN106859932A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019208951A (ja) * | 2018-06-06 | 2019-12-12 | 大東電機工業株式会社 | 椅子型マッサージ機 |
CN110269791B (zh) * | 2019-07-02 | 2022-02-01 | 奥佳华智能健康科技集团股份有限公司 | 一种按摩机芯 |
CN113081801B (zh) * | 2021-04-12 | 2022-11-11 | 聊城市蓓智信息科技有限公司 | 一种用于辅助瘫痪病人脚部神经恢复的医疗按摩仪 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3044727U (ja) * | 1997-06-24 | 1998-01-16 | 株式会社創遊 | 省エネ型空気圧浮上式3次元動作座席 |
JP2007222219A (ja) * | 2006-02-21 | 2007-09-06 | Kyushu Hitachi Maxell Ltd | マッサージ機 |
WO2008084799A1 (ja) * | 2007-01-11 | 2008-07-17 | Family Co., Ltd. | 椅子 |
JP2010214027A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-09-30 | Sanyo Electric Co Ltd | マッサージ機 |
JP2013000447A (ja) * | 2011-06-20 | 2013-01-07 | Kokuyo Co Ltd | 椅子 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105997436B (zh) * | 2016-07-06 | 2019-03-22 | 燕山大学 | 一种四自由度多姿态下肢康复机器人 |
-
2015
- 2015-11-25 JP JP2015229622A patent/JP2017093836A/ja active Pending
-
2016
- 2016-09-30 CN CN201610880540.2A patent/CN106859932A/zh active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3044727U (ja) * | 1997-06-24 | 1998-01-16 | 株式会社創遊 | 省エネ型空気圧浮上式3次元動作座席 |
JP2007222219A (ja) * | 2006-02-21 | 2007-09-06 | Kyushu Hitachi Maxell Ltd | マッサージ機 |
WO2008084799A1 (ja) * | 2007-01-11 | 2008-07-17 | Family Co., Ltd. | 椅子 |
JP2010214027A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-09-30 | Sanyo Electric Co Ltd | マッサージ機 |
JP2013000447A (ja) * | 2011-06-20 | 2013-01-07 | Kokuyo Co Ltd | 椅子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN106859932A (zh) | 2017-06-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6735826B2 (ja) | 椅子及び座の支持機構 | |
JP6792613B2 (ja) | 介助装置 | |
JP6415099B2 (ja) | マッサージ機 | |
JP2017093836A (ja) | 椅子 | |
JP6178952B1 (ja) | 揺動装置及びこれを備えた遊戯施設 | |
JP3201565U (ja) | 安楽椅子 | |
JP6302180B2 (ja) | 椅子式マッサージ機 | |
JP5306173B2 (ja) | マッサージ機 | |
JP6927712B2 (ja) | リクライニング椅子および椅子型マッサージ機 | |
JP2008173332A (ja) | 座席構造 | |
JP6218001B2 (ja) | 運動補助装置 | |
JP5361813B2 (ja) | マッサージ機 | |
JP5838110B2 (ja) | マッサージ機 | |
JP2006288488A (ja) | 椅子型マッサージ機 | |
JP2018121887A (ja) | マッサージ機 | |
JP7454850B2 (ja) | マッサージ機 | |
JP6692079B2 (ja) | 運動補助装置 | |
JP2018102707A (ja) | リクライニング式ベッド | |
JP2017158834A (ja) | マッサージ機 | |
JP6700427B2 (ja) | 介助装置 | |
JP6709323B2 (ja) | 介助装置 | |
JP2017023413A (ja) | マッサージ機 | |
JP2017042208A (ja) | マッサージ機 | |
JP2022101062A (ja) | マッサージ機 | |
JP2017046849A (ja) | マッサージ機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181002 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190731 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190809 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20200221 |