JP3044727U - 省エネ型空気圧浮上式3次元動作座席 - Google Patents

省エネ型空気圧浮上式3次元動作座席

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JP3044727U
JP3044727U JP1997005904U JP590497U JP3044727U JP 3044727 U JP3044727 U JP 3044727U JP 1997005904 U JP1997005904 U JP 1997005904U JP 590497 U JP590497 U JP 590497U JP 3044727 U JP3044727 U JP 3044727U
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central air
air cylinder
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幸生 秋葉
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株式会社創遊
テクネ通商株式会社
株式会社ギャジット
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作動エネルギ−を大幅に低減できる省エネ型
空気圧浮上式3次元動作座席を提供する。 【解決手段】 座席の肘掛け部及び背もたれ部に設けら
れた複数のエア−シリンダ−により座席を浮上させ且つ
3次元に揺動させる座席において、座席部の中央下側に
別個の中央エア−シリンダ−を設け、当該中央エア−シ
リンダ−はシリンダ−容積に比較して大きな容量を有す
る与圧タンクに接続し、更に電磁バルブを経由してメイ
ンタンクに接続していることを特徴とする省エネ型空気
圧浮上式3次元動作座席。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、3次元動作座席に関するものである。更に詳しくは省エネ型空気圧 浮上式3次元動作座席に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
福祉・医療産業分野における身体障害者の自立行動補助手段および高齢者・療 養者のリハビリテ−ション促進手段として、または教育産業分野における体感シ ュミレ−タ−の体感装置として、或はアミュ−ズメント産業分野における体感シ ュミレ−タ−の体感装置として3次元動作座席は用いられているが、これらの3 次元動作座席は先ず座席に人を座らせた状態で幾分浮上させ、浮上させた状態で 左右の肘掛け部および背もたれ部に連結させた夫々のシリンダ−を作動させ3次 元的に揺動させていた。このため、座席および搭乗者を含む全荷重を常時負荷し ながら夫々のシリンダ−を作動させるため、大きな動力エネルギ−を必要として いた。座席の駆動方式には、電動式、油圧式、空圧式またはそれ等の組み合わせ 方式等があり、一長一短を有していた。例えば空圧式の場合は各シリンダ−の作 動は迅速であるが、その分、空圧エネルギ−の消費も大きいという課題があった 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、以上の事情に鑑みて創案されたものであり、駆動方式を空圧式とし 、従来の3次元動作座席の構造を大幅に変えることなく制作することができ、し かも作動エネルギ−を大幅に低減できる省エネ型空気圧浮上式3次元動作座席を 提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために本考案に係る取付補助金具は次の如く構成したこ とを特徴とする。即ち、座席の肘掛け部及び背もたれ部に設けられた複数のエア −シリンダ−により座席を浮上させ且つ3次元的に揺動させる座席において、座 席部の中央下側に別個の中央エア−シリンダ−を設け、当該中央エア−シリンダ −はシリンダ−容積に比較して大きな容量を有する与圧タンクに接続し、更に電 空レギュレ−タ−を経由してメインタンクに接続していることを特徴とし、更に 、前記中央エア−シリンダ−は三方弁を介して与圧タンクに接続することを特徴 とし、更に、前記中央エア−シリンダ−はユニバ−サルジョイント若しくは同等 の機能を有する連節部を介して座席に連結することを特徴とする。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る取付補助金具の実施の形態を図面を参照して詳述する。図 1は本考案に係る省エネ型空気圧浮上式3次元動作座席の斜視図、図2は本考案 に係る省エネ型空気圧浮上式3次元動作座席の作動原理を示す模式説明図である 。 図において、1は省エネ型空気圧浮上式3次元動作座席、1aは頭部収納部、 1bは背もたれ部、1cは座席部、1dは足乗せ部、1eは肘掛け部、2は中央 シリンダ−、2aは電空レギュレ−タ−、2bは導管、2cは三方弁、3はシリ ンダ−、3aは電空レギュレ−タ−、3bは導管、4はシリンダ−、4aは電空 レギュレ−タ−、4bは導管、5はシリンダ−、5a電空レギュレ−タ−、5b は導管、Cはコンプレッサ−、Mはメインタンク、Sは与圧タンクを示す。
【0006】 先ず、図1および図2により本考案の省エネ型空気圧浮上式3次元動作座席の 構成を説明する。本考案の省エネ型空気圧浮上式3次元動作座席1は、頭部収納 部1a、背もたれ部1b、座席部1c、足乗せ部1dおよび肘掛け部1eとから なる深めの椅子がシリンダ−3、4、5および中央シリンダ−2により支持され 、シリンダ−3、4および5は夫々の道管3b、4bおよび5bにより夫々の電 空レギュレ−タ−3a、4aおよび5aを経由してメインタンクMに接続されて いる。また、座席部1cの下部に設けられた中央シリンダ−2は道管2bにより 三方弁2cを経由して与圧タンクSに接続され、更に電空レギュレ−タ−2aを 経由して前記メインタンクMに接続されている。なお、メインタンクMはコンプ レッサ−Cに接続されメインタンクMの所定空気圧は維持されている。
【0007】 一例として本考案の省エネ型空気圧浮上式3次元動作座席1によりアミュ−ズ メント分野における仮想現実体感例につき説明する。座席搭乗者は大画面および 音響効果を有する室内に設けられた本考案の省エネ型空気圧浮上式3次元動作座 席に着席する。その後搭乗者及び座席の合計荷重よりやや少ない推力を中央シリ ンダ−2により発生させる。推力発生後は電空レギュレ−タ−2aを作動させ閉 状態とすることにより、搭乗者を乗せた座席の全荷重の大部分は中央シリンダ− 2内の空気と与圧タンク内の空気で支持することになり、浮上させるために用い られる新たなエネルギ−は極く僅かとなる。このような状態においてシリンダ− 3、シリンダ−4およびシリンダ−5をコンピュ−タ−制御により画面および音 響に合わせて作動する各電空レギュレ−タ−3a、4aおよび5aにより駆動し 、座席を前後、左右、上下に揺動させ、仮想現実体感を実感することができる。 なお、座席部1c下部において座席と連結する中央シリンダ−2のロッド先端部 はユニバ−サルジョイント若しくは同等の機能を有する連節部により座席と連結 してあるため、スム−スに座席を揺動させることができると共に全荷重の大部分 を支持する空気量は中央シリンダ−2内の空気ばかりでなく、与圧タンクS内の 空気も含めて容量が大きいため、中央シリンダ−2の伸縮に伴う推力の変動を極 めて小さくすることができる。
【0008】 上記の如く座席の揺動を行うため、シリンダ−3、4および5は搭乗者および 座席の全荷重を支持する必要はなく、座席を前後、左右に揺動させるだけで済む ため、消費エネルギ−を大幅に低減することができる。 なお、座席と連結する各シリンダ−のロッド先端部においてもユニバ−サルジ ョイント若しくは同等の機能を有する連節部(図示せず)を用いることにより、 スム−スに揺動させることができる。更に、体感シュミレ−タ−プログラムが終 了し、再度座席を降下させ搭乗者を降ろす場合には、各導管に設けられた三方弁 及び電空レギュレ−タ−を作動させ空気を徐々に抜くことにより座席を降下させ るため、メインタンクMおよび与圧タンクSの空気圧は無駄に放出されることな く温存できるため、コンプレッサ−作動エネルギ−を大幅に低減させるさせるこ とができる。
【0009】
【考案の効果】
本考案に係る取付補助金具は上記の如く構成されているため、次のような顕著 な効果を奏する。 1)座席浮上後は電磁弁を閉とすることにより、搭乗者および座席の加重の大 部分を中央エア−シリンダ内の空気および与圧タンク内の空気圧で支持するため 、全荷重の浮上維持に用いられるエネルギ−を極僅かにすることができる。 2)体感シュミレ−タ−プログラムが終了し、再度座席を降下させ搭乗者を降 ろす場合には、各導管に設けられた三方弁及び電空レギュレ−タ−を作動させ、 各シリンダ−内および各導管内の空気圧のみ放出し、メインタンクおよび与圧タ ンク内の空気圧は温存できるため、エネルギ−ロスを最小限に抑えることができ る。 3)座席と中央エア−シリンダ−との連結部にユニバ−サルジョイント若しく は同等の機能を有する連節部を用いることにより、座席の揺動をスム−スに行う ことができる。 4)構造が簡単で、従来の3次元動作座席の構造概念を大幅に変えることなく 適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る省エネ型空気圧浮上式3次元動作
座席の斜視図。
【図2】本考案に係る省エネ型空気圧浮上式3次元動作
座席の作動原理を示す模式説明図。
【符号の説明】 1 省エネ型空気圧浮上式3次元動作座席 1a 頭部収納部 1b 背もたれ部 1c 座席部 1d 足乗せ部 1e 肘掛け部 2 中央シリンダ− 2a 電空レギュレ−タ− 2b 導管 2c 三方弁 3 シリンダ− 3a 電空レギュレ−タ− 3b 導管 4 シリンダ− 4a 電空レギュレ−タ− 4b 導管 5 シリンダ− 5a 電空レギュレ−タ− 5b 導管 C コンプレッサ− M メインタンク S 与圧タンク

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座席の肘掛け部及び背もたれ部に設けら
    れた複数の駆動装置により座席を浮上させ且つ3次元的
    に揺動させる座席において、座席部の中央下側に別個の
    中央エア−シリンダ−を設け、当該中央エア−シリンダ
    −はシリンダ−容積に比較して大きな容量を有する与圧
    タンクに接続し、更に電空レギュレ−タ−を経由してメ
    インタンクに接続していることを特徴とする省エネ型空
    気圧浮上式3次元動作座席。
  2. 【請求項2】 前記中央エア−シリンダ−を三方弁を介
    して与圧タンクに接続する請求項1に記載の省エネ型空
    気圧浮上式3次元動作座席。
  3. 【請求項3】 前記中央エア−シリンダ−をユニバ−サ
    ルジョイント若しくは同等の機能を有する連節部を介し
    て座席に連結する請求項1に記載の省エネ型空気圧浮上
    式3次元動作座席。
JP1997005904U 1997-06-24 1997-06-24 省エネ型空気圧浮上式3次元動作座席 Expired - Lifetime JP3044727U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017093836A (ja) * 2015-11-25 2017-06-01 ファミリーイナダ株式会社 椅子

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017093836A (ja) * 2015-11-25 2017-06-01 ファミリーイナダ株式会社 椅子
CN106859932A (zh) * 2015-11-25 2017-06-20 发美利稻田株式会社 椅子

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