JP2017091342A - ダイヤル式コントロール操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルの曲げを可能なる限り少なくして配索可能な空調用のコントロール操作装置などに適するダイヤル式コントロール操作装置を提案する。
【解決手段】操作ノブ31の駆動力を伝達する太陽ギア32と、遊星ギア49と、外部装置を動作させるケーブルとを備えたダイヤル式コントロール操作装置において、太陽ギア32を回転可能に軸支するホルダー33と、このホルダー33の一方側に設け、操作ノブ31の指示部を合わせる標示板37と、遊星ギア49を太陽ギア32と協同して移動方向に導く内接ギア48を設けると共にケーブル保持部を設けたベース39とを備え、このベース39は、太陽ギア32の回転軸線を中心とする円周上の位置を変えてホルダー33の他方側に取り付け可能とし、さらに、ホルダー33に対する標示板37の取り付け角度を変える構成としてある。
【選択図】図2

Description

この発明は,操作ノブの回動操作にしたがう駆動力をケーブルを介して外部装置に伝達し、外部装置を動作制御するダイヤル式コントロール操作装置に関する。
ダイヤル式コントロール操作装置としては様々なものがあるが、一例として自動車に装備される空調用のコントロール操作装置について述べる。
図8は空調用のコントロール操作装置の正面図、図9は同コントロール操作装置の断面図、図10は同コントロール操作装置の要部を示す簡略的な部分図である。
図示する如く、このコントロール操作装置は、円筒状に形成した操作ノブ11が温度調節用のダイヤルノブ、操作ノブ11の円筒状内に配設した摘み凸部の操作ノブ12が風量調節用のダイヤルノブとなっている。
すなわち、操作ノブ11を回動操作し、その指標11aを表示部13のシンボル13aに選択的に合わせ温度調節する。
また、凸部を指先で摘んで操作ノブ12を回動操作し、その指標12aを表示部14のシンボル14aに選択的に合わせて風量調節する。
円筒形に形成した操作ノブ11は、後部外周を歯車形成し、その歯車が遊星ギア15を連動する太陽ギア11bとなっている。
この操作ノブ11は、ケース16内に突出形成したケース円筒部16aの外周に回動可能に嵌装してあり、また、操作ノブ11には、その指標11aがシンボル13aのそれぞれの位置で節度をもって回動できるようにクリックストップ機構(図示省略)が設けられている。
一方、上記したケース円筒部16aの前方部には、固定円筒体17が固定してある。
この固定円筒体17の前端内には、放射状に設けた複数の橋絡板18を設け、橋絡板18によって円筒体19を支持する構成とし、さらに、操作ノブ12を上記の円筒体19に回動可能に挿入してある。
そして、操作ノブ12のノブ軸12bには風量調節スイッチ20の動作軸20aが嵌着されている。
また、上記した固定円筒体17と円筒体19との間となる橋絡板18の前側には、表示部13、14を形成する表示板21が固着してある。
なお、風量調節スイッチ20は後ケース22に配設されている。
他方、後ケース22には遊星ギア15のギア軸15aを通すための弧形の案内軸孔23が形成してあり、この案内軸孔23と後ケース22の上部に配設した弧状の内接ギア24とで遊星ギア15の旋動方向を案内するようにしてある。
そして、後ケース22より突出したギア軸15aにはケーブル25のインナーケーブル25aが連結してある。
ケーブル25は、摺動自在としたインナーケーブル25aを有するアウターケーブル25bから構成してあり、図10に示す通り、アウターケーブル25bの一端部を後ケース22に設けた保持部26に固着し、インナーケーブル25aの一端部を上記した遊星ギア15のギア軸15aに取り付けてある。
上記したコントロール操作装置は、操作ノブ11の回動操作にしたがって太陽ギア11bが一体的に回動し、したがって、遊星ギア15が連動されて旋動し、図10に示すように、遊星ギア15が15A、15Bで示す範囲で旋回する。
このことから、インナーケーブル25aが遊星ギア15の移動にしたがって直線運動し、操作ノブ11の回動操作に応じて押し出され、また、引き戻されることから、外部装置としての空調ユニットが動作制御され、温度調節が行われる。
特許第4904546号公報
上記した空調用のコントロール操作装置は、操作ノブ11の回動操作をケーブル25の直線運動に変換することができる。
この結果、インナーケーブル25aがアウターケーブル25b内をスムーズに移動するケーブル25となるから、ケーブルの曲げを少なくして配索することができ、動作制御が軽快なコントロール操作装置となる。
しかしながら、空調ユニットのレイアウトが車種毎に変更されることがあるため、ケーブルを大きく曲げて空調ユニットに連結しなければならない場合があり、このような場合にはアウターケーブル25bに対するインナーケーブル25aの摺動抵抗が増大するため、操作ノブ11の回動操作が重くなりフィーリングが悪くなる。
このような問題は、空調ユニットのレイアウトが変わった車種毎に空調ユニットの配置に合わせて配索可能なコントロール操作装置を製作すれば解決できるが、コスト高となり、また、実用性の低いコントロール操作装置となる。
そこで、本発明では、上記した実情にかんがみ、空調ユニットのレイアウトが変わった場合でもケーブルの曲げを可能なる限り少なくして配索可能なコントロール操作装置等に適するダイヤル式コントロール操作装置を提案することを目的とする。
本発明は上記した目的を達成するため、本発明では第1の発明として、円筒状に形成した操作ノブと、前記操作ノブと一体的に回動し、当該操作ノブの駆動力を伝達する筒状の太陽ギアと、前記太陽ギアに噛合させた遊星ギアと、前記遊星ギアに連結して外部装置を動作させるケーブルとを備えたダイヤル式コントロール操作装置において、外周に前記太陽ギアの筒部を嵌合させ、当該太陽ギアを回転可能に軸支するホルダーと、前記ホルダーの一方側に設け、前記操作ノブの指示部を合わせて当該操作ノブの回動操作位置を表す標示板と、前記太陽ギアの周囲に沿って弧状に形成し、前記遊星ギアを前記太陽ギアと協同して移動方向に導く内接ギアを設けると共に前記ケーブルのケーブル保持部を設けたベースとを備え、さらに、前記太陽ギアの回転軸線を中心とする円周上の位置を変えて前記ホルダーの他方側に前記ベースを取り付け可能とした取付設定部と、前記ホルダーに対する前記標示板の取り付け角度を設定可能とした標示板設定部とを備えたことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置を提案する。
第2の発明としては、上記した第1の発明のダイヤル式コントロール操作装置において、前記標示板設定部は、前記ホルダーの周囲部又は前記標示板の周囲部のいずれか一方に所定の間隔を設けて形成した複数の凹溝と、それらの他方に設けて前記複数の凹溝の1つを選択して嵌合させて標示板の取り付け角度を設定する凸部とで形成したことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置を提案する。
第3の発明としては、上記した第1の発明のダイヤル式コントロール操作装置において、前記標示板設定部の設定に合わせて前記操作ノブと前記太陽ギアの連結位置を変え、当該太陽ギアを前記操作ノブに取り付けるノブ設定部を設けたことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置を提案する。
第4の発明としては、上記した第3の発明のダイヤル式コントロール操作装置において、前記ノブ設定部は、前記操作ノブ又は前記太陽ギアのいずれか一方に所定の間隔を設けて形成した複数の凹溝と、それらの他方に設けて前記複数の凹溝の1つを選択して嵌合させ、前記太陽ギアの取り付け角度を設定する凸部とから構成したことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置を提案する。
第5の発明としては、上記した第1の発明のダイヤル式コントロール操作装置において、前記ベースは、内接ギア及びケーブル保持部を設けた第1ベースと、前記ホルダーに取り付ける第2ベースとで形成し、それら第1、第2ベースには、第2ベースを第1ベースに対し、前記太陽ギアの回転軸線を中心とする円周上の複数の位置で装着可能とした装着設定部を設けたことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置を提案する。
第6の発明としては、上記した第5の発明のダイヤル式コントロール操作装置において、前記第2ベースは、前記ホルダーに対し、前記太陽ギアの回転軸線を中心とする円周上の複数の位置で取り付け可能とした上記した取付設定部を設けたことを特徴するダイヤル式コントロール操作装置を提案する。
第7の発明としては、円筒状に形成した操作ノブと、前記操作ノブと一体的に回動し、当該操作ノブの駆動力を伝達する筒状の太陽ギアと、前記太陽ギアに連結させた遊星ギアと、前記遊星ギアに連結して外部装置を動作させるケーブルと、外周に前記太陽ギアの筒部を嵌合させ、当該太陽ギアを回転可能に軸支するホルダーと、前記ホルダーの一方側に設け、前記操作ノブの指示部を合わせて当該操作ノブの回動操作位置を表す標示板と、前記太陽ギアの周囲に沿って弧状に形成し、前記遊星ギアを前記太陽ギアと協同して移動方向に導く内接ギア及び前記ケーブル保持部を設けた第1ベースと、第1ベースに装着可能とし、前記ホルダーの他方側に取り付け可能とした第2ベースと、前記ホルダーに対する前記標示板の取り付け角度を設定可能とするダイヤル式コントロール操作装置において、前記標示板はホルダーに対して、前記太陽ギアは操作ノブに対して、前記第2ベースは第1ベースに対して、前記ホルダーは第2ベースに対して各々前記太陽ギアの回転軸線を中心とする複数の取り付け角度で取り付け可能としたことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置を提案する。
第1の発明のコントロール操作装置は、ベースをホルダーに対し、太陽ギアの回転軸線を中心とする円周上の位置を変えて取り付け可能とした取付設定部を設けたので、コントロール操作装置と動作制御する外部装置とのレイアウトが変更された場合であっても、ベースの取り付け角度を適度に変えることで、可能なるかぎりケーブルの曲げを少なくして外部装置に連結することができる。
この結果、コントロール操作装置と動作制御する外部装置のレイアウトの変更に係わらず、ケーブルの摺動抵抗を少なくして操作ノブの軽快操作なコントロール操作装置となる。
また、このコントロール操作装置は、ホルダーに対する標示板の取り付け角度を設定可能とした標示板設定部を備えているので、この標示板設定部と上記した取付設定部とによってベースの取り付け角度を細かく設定がすることができる。
第2の発明のコントロール操作装置は、上記した標示板設定部について、ホルダーの周囲部又は標示板の周囲部のいずれか一方に所定の間隔を設けて形成した複数の凹溝と、それらの他方に設けて上記した複数の凹溝の1つを選択して嵌合させて標示板の取り付け角度を設定する凸部とで形成したので、この標示板設定部が太陽ギアの回転軸線を中心としてコンパクトに構成されている。
第3の発明のコントロール操作装置は、標示板の取り付け角度に合わせて前記操作ノブと太陽ギアの連結位置を変え、太陽ギアを前記操作ノブに取り付けるノブ設定部を備えている。
すなわち、標示板の取り付け角度を変えた場合でも、太陽ギアに噛合した遊星ギアが、操作ノブの指示部の指示にしたがって正しく距離移動し、ケーブルを移動制御する構成としてある。
第4の発明のコントロール操作装置は、操作ノブ又は太陽ギアのいずれか一方に所定の間隔を設けて形成した複数の凹溝と、それらの他方に設けて上記の複数の凹溝の1つを選択して嵌合させて太陽ギアの取り付け角度を設定する凸部とで構成したノブ設定部を備えたので、このノブ設定部が太陽ギアの回転軸線を中心としてコンパクトに構成することができる。
第5の発明のコントロール操作装置は、内接ギア及びケーブル保持部を設けた第1ベースと、前記ホルダーに取り付ける第2ベースとでベースを形成し、それら第1、第2ベースには、第2ベースを第1ベースに対し、前記太陽ギアの回転軸線を中心とする円周上の複数の位置で装着可能とした装着設定部を設けたことが特徴となっている。
第6の発明は、第5の発明のコントロール操作装置において、第2ベースには、上記した取付設定部を設けたことが特徴となっている。
すなわち、このコントロール操作装置によれば、上記したところのベースの取付設定部、第2ベースの装着設定部、ノブ設定部とでベースの取り付け角度を変えることができ、ベースの細かい角度調整が可能になる。
第7の発明のコントロール操作装置は、前記標示板はホルダーに対して、前記太陽ギアは操作ノブに対して、前記第2ベースは第1ベースに対して、前記ホルダーは第2ベースに対して各々前記太陽ギアの回転軸線を中心とする複数の取り付け角度で取り付け可能とし、装置のコンパクト化を図っている。
一実施形態を示す空調用のコントロール操作装置の正面図である。 図1上のA―A線断面図である。 同コントロール操作装置の分解斜視図である。 上記したコントロール操作装置に備える標示板の背面図である。 上記したコントロール操作装置に備えるホルダーの正面図である。 上記したコントロール操作装置に備えるホルダーの斜視図である。 上記したコントロール操作装置の背面図である。 従来例として示した空調用のコントロール操作装置の正面図である。 図8に示す従来例のコントロール操作装置の断面図である。 図8に示す従来例のコントロール操作装置の要部を示す簡略的な部分図である。
次に本発明に係るダイヤル式コントロール操作装置を車両に装備する空調用のコントロール操作装置として実施した一実施形態について図面に沿って説明する。
図1はコントロール操作装置の正面図、図2は図1上のA―A線断面図、図3は同コントロール操作装置の分解斜視図である。
これらの図面に示すように、操作ノブ31は円筒状に形成した風向調節用ノブで、この操作ノブ31の後部には筒状に形成した太陽ギア32が一体的に回動するように連結させてある。
太陽ギア32は筒状体部32aの後縁側に歯車形成したギア32bを有し、さらに、筒状体部32aの外表面には操作ノブ31に連結するための連結凸部32cが周囲4等分位置の各々に設けてある。
また、操作ノブ31の後端側外周面の周囲4等分位置の各々には、角度15°間隔で形成した一対の連結凹溝31a、31bを設け、これら連結凹溝31a、
31bのいずれかを選択して太陽ギア32の連結凸部32cを嵌合させることで、太陽ギア32を操作ノブ31に連結させてある。
なお、上記の連動凸部32cと連動凹部31a、31bがノブ設定部を形成している。
このように操作ノブ31に連結した太陽ギア32は、その筒状体部32aを筒状のホルダー33の外周囲に回転可能に嵌合させてある。
また、このホルダー33には、操作ノブ31の指示部31cを各シンボル37aに回動操作したときに節度を与えるバネ34と小球35とが備えてあり、小球35がバネ力で太陽ギア32の節度溝32dに落入する構成の節度機構としてある。
なお、太陽ギア32の内面に設けた弧状板部36は太陽ギア32の回転範囲を定めるものである。
さらに、ホルダー33の前面には、風向調節用のシンボル37aを設けた標示板37が取り付けてあるが、この標示板37の後面周囲の3等分位置の各々には、図3、図4に示すように、後方向きに突出させた取付凸部37bを設け、これらの取付凸部37bをホルダー33の前面周囲部に形成した一対の取付溝33a、33bのいずれかに嵌合させて取り付ける構成としてある。
すなわち、ホルダー33の前面周囲の3等分位置の各々には、図3、図5に示した如く、15°間隔で形成した一対の取付溝33a、33bが形成してあり、これらの取付溝33a、33bのいずれかを選択して標示板37の取付凸部37bを嵌合させ、標示板37をホルダー33に取り付ける構成となっている。
なお、上記の取付凸部37bと取付溝33a、33bが標示板設定部を形成している。
さらに、ホルダー33は、図6に示すように、有底状の筒状体で、その底板部33cには2つのネジ孔33d、33eとバルブ挿入孔33fとが設けてあり、また、その他に、後向きに延設させた位置決めピン38が設けてある。
一方、上記のように太陽ギア32を嵌合させたホルダー33の底板部33cにはベース39を取り付ける。
ベース39は取り付け面に相当する位置に円形孔40を形成した第1ベース39aと、この円形孔40に嵌合固着する第2ベース39bとから形成してある。
すなわち、第1ベース39aの円形孔40の左右部所と下部所の各々には、20°間隔(図7参照)で形成した3つの角度調整溝41a、41b、41cを設けると共に、第2ベース39bがこれら角度調整溝41a、41b、41cの一つを選択して固着できるようになっている。
第2ベース39bには、その円筒外周囲の左右部所と下部所に嵌合舌片42を設け、これらの嵌合舌片42を第1ベース39aの角度調整溝41a、41b、41cのいずれかに嵌合させ、この第2ベース39bの固着角度を定めて第1ベース39aに取り付ける。
なお、上記の角度調整溝41a、41b、41cと嵌合舌片42とが第2ベース39bの装着設定部を形成している。
さらに、第2ベース39bには、太陽ギア32の回転軸線Q(図2参照)上にバルブ43の装着孔44を設けると共に、その回転軸線Qを中心とする円周上に相当する部所にはベース39の取付設定部を形成する複数の取付ネジ孔45が設けてある。
なお、本実施形態では取付ネジ孔45の間隔は30°に定めてある。
また、この第2ベース39bには、取付ネジ46によって第1ベース39aに取り付け固定するためのネジ孔47aを設けた取付腕47が設けてある。
他方、第1ベース39aには、弧状形成した内接ギア48を設け、この内接ギア48と太陽ギア32のギア32bとの間には遊星ギア49を噛合させるように設けてある。
遊星ギア49は、回転中心から偏心した位置にケーブル50の連結部49aが設けてあり、この連結部49aが図2、図7より分かるように、第1ベース39aに設けた横長の長孔51から後向きに突出している。
遊星ギア49の連結部49aには、図7に示すように、ケーブル50のインナーケーブル50aを連結し、また、そのアウターケーブル50bの一端部は第1ベース39aに設けたケーブル保持部52に止着させてある。
この実施形態では、ベース39の取り付け角度を考慮して角度調整溝41a、41b、41cを選択して嵌合舌片42を嵌合させ、第2ベース39bを第1ベース39aにネジ止めして取り付ける。(図7参照)
このように第2ベース39bを設けることで、ベース39の取り付け角度を10°間隔で変えることができる。
なお、コントロール操作装置の大きさには制限があり、取付ネジ孔45の間隔を10°に形成することは生産上困難であるから、上記のように第2ベース39aを備えることでこの問題を解決し、装置の小形化を図っている。
これによって、ケーブル50の配索方向を細かく定めることができる。
上記の構成からなる本実施形態は、操作ノブ31に連結した太陽ギア32を嵌合させたホルダー33にベース39を取り付けるが、この場合、遊星ギア49を太陽ギア32のギア32bと内接ギア48とに噛合させる一方、曲げを最も少なくして空調ユニット(図示省略)に連結できるケーブル50の引き出し方向を考慮してベース39の取り付け角度を定める。
このようにベース39の取り付け角度を定めた状態で、ホルダー33の位置決めピン38を第2ベース39bの一つの取付ネジ孔45(図7参照)に挿入させてベース37を仮止めし、その後、ホルダー33のネジ孔33d、33eと第2ベース39bの取付ネジ孔45(図7参照)とに取付ネジ53をネジ込み、ベース39(第1ベース39a、第2ベース39b)をホルダー33に固着する。
なお、その後に、ケーブル50のインナーケーブル50aを遊星ギア49の連結部49aに連結し、また、そのアウターケーブル50bの一端部をケーブル保持部52に止着させる。
さらに、第2ベース39aの装着孔44にはバルブ43を装着する。
なお、標示板37はホルダー33に太陽ギア32を嵌合させた後にその前面側に取り付けておく。
本実施形態のコントロール操作装置の場合、角度調整溝41a、41b、41cのいずれかに嵌合舌片42を嵌合させて第2ベース39bを第1ベース39aに取り付ければ、ベース39が第2ベース39bの取り付けネジ孔45の配置間隔で角度調整することができる。
すなわち、ベース39はケーブル50の曲げを少なくして配索できる方向にしたがい30°間隔で360°の範囲で角度調整することができる。
また、角度調整溝41a、41b、41cの各々に嵌合舌片42を嵌合させて第2ベース39bを第1ベース39aに取り付ければ、上記の角度調整に対しこれら角度調整溝41a、41b、41cによるー20°、0°+20°の角度調整が加わるから、360°÷{(360°÷30°)×3通り}=10°間隔で360°の範囲でベース39の角度調整を行うことができる。
標示板37の取付凸部37bをホルダー33の取付溝33aから33bに切り換え嵌合させることで、ベース39の角度をさらに細かく5°間隔で調整することができる。
このように、取付凸部37bを取付溝33bに嵌合させると、ホルダー33に対する標示板37の取り付け角度が変わり、標示板37のシンボル37aが傾くため、ホルダー33を15°右回転させて、シンボル37aが正姿状態(ユーザーから見てニュートラル)とする。
この状態で、第2ベース39bをホルダー33に取り付ければ、5°間隔で360°の範囲でベース39の取り付け角度を変えることができる。
なお、ホルダー33の取付溝33a、33bの間隔は5°に定めることができるが、コントロール操作装置の大きさには制限があり、実際には5°に定めることは生産上において困難であるので、本実施形態では15°に定めてある。
さらに、操作ノブ31の指示部31cが指示する標示板37のシンボル37aの位置と長孔51内の遊星ギア49の移動位置との関係を保持するため、上記のようにシンボル37aの傾きを修正したことに鑑み、太陽ギア32の連結凸部32cを操作ノブ31の連結凹溝31aから31bに切り換え、操作ノブ31の指示部31cがシンボル37aを適正に指示できるようにしてある。
上記したコントロール操作装置は、操作ノブ31の回動操作によって太陽ギア32が回転するから、この太陽ギア32に連結させた遊星ギア49が太陽ギア32の周りを自転しながら旋回する。
したがって、遊星ギア49の偏心位置にある連結部49aが長孔51内をほぼ直線的に移動することから、連結部49aに連結されたインナーケーブル50aが直線的に押し出され、また、引き戻されて空調ユニットを動作制御する。
また、このコントロール操作装置は、ベース39の取り付け角度が空調ユニットの配設位置に応じて細かく設定することができるので、ケーブル50の引き出し方向が空調ユニットの配設位置に適する配索となる。
この結果、ケーブル50の配索曲線を可能なるかぎり少なくし、アウターケーブル50bに対するインナーケーブル50aの摺動抵抗を減少させることができるので、操作フィーリングに優れるコントロール操作装置となる。
以上、一実施形態について説明したが、操作ノブ31の連結凹溝31a、31bを太陽ギア32に、太陽ギア32の連結凸部32cを操作ノブ31に設けるようにしてもよく、また、ホルダー33の取付溝33a、33bを標示板37に、標示板37の取付凸部37bをホルダー33に設けるように構成することもできる。
なお、この実施形態のコントロール操作装置は、ベース39の取り付け角度を調整した状態で車両のヒーターコントロールパネルなどに取り付けて固定する。
車両の空調用のコントロール操作装置などのダイヤル式コントロール操作装置として適用できる。
31 操作ノブ
31a、31b 連結凹溝
31c 指示部
32 太陽ギア
32c 連結凸部
33 ホルダー
33a、33b 取付溝
33d、33e ネジ孔
37 標示板
37a シンボル
37b 取付凸部
38 位置決めピン
39 ベース
39a 第1ベース
39b 第2ベース
41a、41b、41c 角度調整溝
42 嵌合舌片
45 取付ネジ孔
46 取付ネジ
48 内接ギア
49 遊星ギア
50 ケーブル
51 長孔
52 ケーブル保持部
53 取付ネジ






Claims (7)

  1. 円筒状に形成した操作ノブと、
    前記操作ノブと一体的に回動し、当該操作ノブの駆動力を伝達する筒状の太陽ギアと、
    前記太陽ギアに噛合させた遊星ギアと、
    前記遊星ギアに連結して外部装置を動作させるケーブルとを備えたダイヤル式コントロール操作装置において、
    外周に前記太陽ギアの筒部を嵌合させ、当該太陽ギアを回転可能に軸支するホルダーと、
    前記ホルダーの一方側に設け、前記操作ノブの指示部を合わせて当該操作ノブの回動操作位置を表す標示板と、
    前記太陽ギアの周囲に沿って弧状に形成し、前記遊星ギアを前記太陽ギアと協同して移動方向に導く内接ギアを設けると共に前記ケーブルのケーブル保持部を設けたベースとを備え、
    さらに、前記太陽ギアの回転軸線を中心とする円周上の位置を変えて前記ホルダーの他方側に前記ベースを取り付け可能とした取付設定部と、
    前記ホルダーに対する前記標示板の取り付け角度を設定可能とした標示板設定部とを備えたことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置。
  2. 請求項1に記載したダイヤル式コントロール操作装置において、
    前記標示板設定部は、前記ホルダーの周囲部又は前記標示板の周囲部のいずれか一方に所定の間隔を設けて形成した複数の凹溝と、それらの他方に設けて前記複数の凹溝の1つを選択して嵌合させて標示板の取り付け角度を設定する凸部とで形成したことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置。
  3. 請求項1に記載したダイヤル式コントロール操作装置において、
    前記標示板設定部の設定に合わせて前記操作ノブと前記太陽ギアの連結位置を変えて前記操作ノブに取り付けるノブ設定部を設けたことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置。
  4. 請求項3に記載したダイヤル式コントロール操作装置において、
    前記ノブ設定部は、前記操作ノブ又は前記太陽ギアのいずれか一方に所定の間隔を設けて形成した複数の凹溝と、それらの他方に設けて前記複数の凹溝の1つを選択して嵌合させて前記太陽ギアの取り付け角度を設定する凸部とから構成したことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置。
  5. 請求項1に記載したダイヤル式コントロール操作装置において、
    前記ベースは、内接ギア及びケーブル保持部を設けた第1ベースと、前記ホルダーに取り付ける第2ベースとで形成し、
    それら第1、第2ベースには、第2ベースを第1ベースに対し、前記太陽ギアの回転軸線を中心とする円周上の複数の位置で装着可能とした装着設定部を設けたことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置。
  6. 請求項5に記載したダイヤル式コントロール操作装置において、
    前記第2ベースは、前記ホルダーに対し、前記太陽ギアの回転軸線を中心とする円周上の複数の位置で取り付け可能とした上記した取付設定部を設けたことを特徴するダイヤル式コントロール操作装置。
  7. 円筒状に形成した操作ノブと、
    前記操作ノブと一体的に回動し、当該操作ノブの駆動力を伝達する筒状の太陽ギアと、
    前記太陽ギアに連結させた遊星ギアと、
    前記遊星ギアに連結して外部装置を動作させるケーブルと、
    外周に前記太陽ギアの筒部を嵌合させ、当該太陽ギアを回転可能に軸支するホルダーと、
    前記ホルダーの一方側に設け、前記操作ノブの指示部を合わせて当該操作ノブの回動操作位置を表す標示板と、
    前記太陽ギアの周囲に沿って弧状に形成し、前記遊星ギアを前記太陽ギアと協同して移動方向に導く内接ギア及び前記ケーブル保持部を設けた第1ベースと、第1ベースに装着可能とした第2ベースと、
    前記ホルダーに対する前記標示板の取り付け角度を設定するダイヤル式コントロール操作装置において、
    前記標示板はホルダーに対して、前記太陽ギアは操作ノブに対して、前記第2ベースは第1ベースに対して、前記第2ベースは前記ホルダーに対して各々前記太陽ギアの回転軸線を中心とする複数の取り付け角度で取り付け可能としたことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置。
















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