JP2017091342A - ダイヤル式コントロール操作装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】操作ノブ31の駆動力を伝達する太陽ギア32と、遊星ギア49と、外部装置を動作させるケーブルとを備えたダイヤル式コントロール操作装置において、太陽ギア32を回転可能に軸支するホルダー33と、このホルダー33の一方側に設け、操作ノブ31の指示部を合わせる標示板37と、遊星ギア49を太陽ギア32と協同して移動方向に導く内接ギア48を設けると共にケーブル保持部を設けたベース39とを備え、このベース39は、太陽ギア32の回転軸線を中心とする円周上の位置を変えてホルダー33の他方側に取り付け可能とし、さらに、ホルダー33に対する標示板37の取り付け角度を変える構成としてある。
【選択図】図2
Description
図8は空調用のコントロール操作装置の正面図、図9は同コントロール操作装置の断面図、図10は同コントロール操作装置の要部を示す簡略的な部分図である。
すなわち、操作ノブ11を回動操作し、その指標11aを表示部13のシンボル13aに選択的に合わせ温度調節する。
また、凸部を指先で摘んで操作ノブ12を回動操作し、その指標12aを表示部14のシンボル14aに選択的に合わせて風量調節する。
この操作ノブ11は、ケース16内に突出形成したケース円筒部16aの外周に回動可能に嵌装してあり、また、操作ノブ11には、その指標11aがシンボル13aのそれぞれの位置で節度をもって回動できるようにクリックストップ機構(図示省略)が設けられている。
この固定円筒体17の前端内には、放射状に設けた複数の橋絡板18を設け、橋絡板18によって円筒体19を支持する構成とし、さらに、操作ノブ12を上記の円筒体19に回動可能に挿入してある。
そして、操作ノブ12のノブ軸12bには風量調節スイッチ20の動作軸20aが嵌着されている。
また、上記した固定円筒体17と円筒体19との間となる橋絡板18の前側には、表示部13、14を形成する表示板21が固着してある。
なお、風量調節スイッチ20は後ケース22に配設されている。
そして、後ケース22より突出したギア軸15aにはケーブル25のインナーケーブル25aが連結してある。
このことから、インナーケーブル25aが遊星ギア15の移動にしたがって直線運動し、操作ノブ11の回動操作に応じて押し出され、また、引き戻されることから、外部装置としての空調ユニットが動作制御され、温度調節が行われる。
この結果、インナーケーブル25aがアウターケーブル25b内をスムーズに移動するケーブル25となるから、ケーブルの曲げを少なくして配索することができ、動作制御が軽快なコントロール操作装置となる。
この結果、コントロール操作装置と動作制御する外部装置のレイアウトの変更に係わらず、ケーブルの摺動抵抗を少なくして操作ノブの軽快操作なコントロール操作装置となる。
すなわち、標示板の取り付け角度を変えた場合でも、太陽ギアに噛合した遊星ギアが、操作ノブの指示部の指示にしたがって正しく距離移動し、ケーブルを移動制御する構成としてある。
すなわち、このコントロール操作装置によれば、上記したところのベースの取付設定部、第2ベースの装着設定部、ノブ設定部とでベースの取り付け角度を変えることができ、ベースの細かい角度調整が可能になる。
図1はコントロール操作装置の正面図、図2は図1上のA―A線断面図、図3は同コントロール操作装置の分解斜視図である。
太陽ギア32は筒状体部32aの後縁側に歯車形成したギア32bを有し、さらに、筒状体部32aの外表面には操作ノブ31に連結するための連結凸部32cが周囲4等分位置の各々に設けてある。
31bのいずれかを選択して太陽ギア32の連結凸部32cを嵌合させることで、太陽ギア32を操作ノブ31に連結させてある。
なお、上記の連動凸部32cと連動凹部31a、31bがノブ設定部を形成している。
また、このホルダー33には、操作ノブ31の指示部31cを各シンボル37aに回動操作したときに節度を与えるバネ34と小球35とが備えてあり、小球35がバネ力で太陽ギア32の節度溝32dに落入する構成の節度機構としてある。
なお、太陽ギア32の内面に設けた弧状板部36は太陽ギア32の回転範囲を定めるものである。
なお、上記の取付凸部37bと取付溝33a、33bが標示板設定部を形成している。
ベース39は取り付け面に相当する位置に円形孔40を形成した第1ベース39aと、この円形孔40に嵌合固着する第2ベース39bとから形成してある。
なお、上記の角度調整溝41a、41b、41cと嵌合舌片42とが第2ベース39bの装着設定部を形成している。
なお、本実施形態では取付ネジ孔45の間隔は30°に定めてある。
また、この第2ベース39bには、取付ネジ46によって第1ベース39aに取り付け固定するためのネジ孔47aを設けた取付腕47が設けてある。
遊星ギア49は、回転中心から偏心した位置にケーブル50の連結部49aが設けてあり、この連結部49aが図2、図7より分かるように、第1ベース39aに設けた横長の長孔51から後向きに突出している。
このように第2ベース39bを設けることで、ベース39の取り付け角度を10°間隔で変えることができる。
なお、コントロール操作装置の大きさには制限があり、取付ネジ孔45の間隔を10°に形成することは生産上困難であるから、上記のように第2ベース39aを備えることでこの問題を解決し、装置の小形化を図っている。
これによって、ケーブル50の配索方向を細かく定めることができる。
さらに、第2ベース39aの装着孔44にはバルブ43を装着する。
なお、標示板37はホルダー33に太陽ギア32を嵌合させた後にその前面側に取り付けておく。
すなわち、ベース39はケーブル50の曲げを少なくして配索できる方向にしたがい30°間隔で360°の範囲で角度調整することができる。
このように、取付凸部37bを取付溝33bに嵌合させると、ホルダー33に対する標示板37の取り付け角度が変わり、標示板37のシンボル37aが傾くため、ホルダー33を15°右回転させて、シンボル37aが正姿状態(ユーザーから見てニュートラル)とする。
なお、ホルダー33の取付溝33a、33bの間隔は5°に定めることができるが、コントロール操作装置の大きさには制限があり、実際には5°に定めることは生産上において困難であるので、本実施形態では15°に定めてある。
したがって、遊星ギア49の偏心位置にある連結部49aが長孔51内をほぼ直線的に移動することから、連結部49aに連結されたインナーケーブル50aが直線的に押し出され、また、引き戻されて空調ユニットを動作制御する。
この結果、ケーブル50の配索曲線を可能なるかぎり少なくし、アウターケーブル50bに対するインナーケーブル50aの摺動抵抗を減少させることができるので、操作フィーリングに優れるコントロール操作装置となる。
なお、この実施形態のコントロール操作装置は、ベース39の取り付け角度を調整した状態で車両のヒーターコントロールパネルなどに取り付けて固定する。
31a、31b 連結凹溝
31c 指示部
32 太陽ギア
32c 連結凸部
33 ホルダー
33a、33b 取付溝
33d、33e ネジ孔
37 標示板
37a シンボル
37b 取付凸部
38 位置決めピン
39 ベース
39a 第1ベース
39b 第2ベース
41a、41b、41c 角度調整溝
42 嵌合舌片
45 取付ネジ孔
46 取付ネジ
48 内接ギア
49 遊星ギア
50 ケーブル
51 長孔
52 ケーブル保持部
53 取付ネジ
Claims (7)
- 円筒状に形成した操作ノブと、
前記操作ノブと一体的に回動し、当該操作ノブの駆動力を伝達する筒状の太陽ギアと、
前記太陽ギアに噛合させた遊星ギアと、
前記遊星ギアに連結して外部装置を動作させるケーブルとを備えたダイヤル式コントロール操作装置において、
外周に前記太陽ギアの筒部を嵌合させ、当該太陽ギアを回転可能に軸支するホルダーと、
前記ホルダーの一方側に設け、前記操作ノブの指示部を合わせて当該操作ノブの回動操作位置を表す標示板と、
前記太陽ギアの周囲に沿って弧状に形成し、前記遊星ギアを前記太陽ギアと協同して移動方向に導く内接ギアを設けると共に前記ケーブルのケーブル保持部を設けたベースとを備え、
さらに、前記太陽ギアの回転軸線を中心とする円周上の位置を変えて前記ホルダーの他方側に前記ベースを取り付け可能とした取付設定部と、
前記ホルダーに対する前記標示板の取り付け角度を設定可能とした標示板設定部とを備えたことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置。 - 請求項1に記載したダイヤル式コントロール操作装置において、
前記標示板設定部は、前記ホルダーの周囲部又は前記標示板の周囲部のいずれか一方に所定の間隔を設けて形成した複数の凹溝と、それらの他方に設けて前記複数の凹溝の1つを選択して嵌合させて標示板の取り付け角度を設定する凸部とで形成したことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置。 - 請求項1に記載したダイヤル式コントロール操作装置において、
前記標示板設定部の設定に合わせて前記操作ノブと前記太陽ギアの連結位置を変えて前記操作ノブに取り付けるノブ設定部を設けたことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置。 - 請求項3に記載したダイヤル式コントロール操作装置において、
前記ノブ設定部は、前記操作ノブ又は前記太陽ギアのいずれか一方に所定の間隔を設けて形成した複数の凹溝と、それらの他方に設けて前記複数の凹溝の1つを選択して嵌合させて前記太陽ギアの取り付け角度を設定する凸部とから構成したことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置。 - 請求項1に記載したダイヤル式コントロール操作装置において、
前記ベースは、内接ギア及びケーブル保持部を設けた第1ベースと、前記ホルダーに取り付ける第2ベースとで形成し、
それら第1、第2ベースには、第2ベースを第1ベースに対し、前記太陽ギアの回転軸線を中心とする円周上の複数の位置で装着可能とした装着設定部を設けたことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置。 - 請求項5に記載したダイヤル式コントロール操作装置において、
前記第2ベースは、前記ホルダーに対し、前記太陽ギアの回転軸線を中心とする円周上の複数の位置で取り付け可能とした上記した取付設定部を設けたことを特徴するダイヤル式コントロール操作装置。 - 円筒状に形成した操作ノブと、
前記操作ノブと一体的に回動し、当該操作ノブの駆動力を伝達する筒状の太陽ギアと、
前記太陽ギアに連結させた遊星ギアと、
前記遊星ギアに連結して外部装置を動作させるケーブルと、
外周に前記太陽ギアの筒部を嵌合させ、当該太陽ギアを回転可能に軸支するホルダーと、
前記ホルダーの一方側に設け、前記操作ノブの指示部を合わせて当該操作ノブの回動操作位置を表す標示板と、
前記太陽ギアの周囲に沿って弧状に形成し、前記遊星ギアを前記太陽ギアと協同して移動方向に導く内接ギア及び前記ケーブル保持部を設けた第1ベースと、第1ベースに装着可能とした第2ベースと、
前記ホルダーに対する前記標示板の取り付け角度を設定するダイヤル式コントロール操作装置において、
前記標示板はホルダーに対して、前記太陽ギアは操作ノブに対して、前記第2ベースは第1ベースに対して、前記第2ベースは前記ホルダーに対して各々前記太陽ギアの回転軸線を中心とする複数の取り付け角度で取り付け可能としたことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置。
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WO2019093275A1 (ja) * | 2017-11-07 | 2019-05-16 | アルプスアルパイン株式会社 | スタンドの位置検出装置 |
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