JP2017090806A - 発光装置、その制御方法、およびその制御方法 - Google Patents

発光装置、その制御方法、およびその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】常に被写体に最適なバウンス光を照射することができる発光装置およびその制御方法を提供する。【解決手段】ストロボMPU203は発光部204から出射された光をバウンス面で反射させて被写体を照明するバウンス撮影を行う際、測距用測光部209を用いて発光部から被写体までの距離を被写体距離として測定するとともに、発光部204からバウンス面までの距離をバウンス面距離として測定する。ストロボMPU203は被写体距離およびバウンス面距離に基づいて、発光部204が光を照射する角度であるバウンス角度を求める。【選択図】図3

Description

本発明は、発光装置、その制御方法、およびその制御方法に関し、特に、オートバウンス可能な発光装置に関する。
一般に、ストロボ装置などの発光装置を発光させて撮影を行う際、自然な画像を得るため、ストロボ光を天井又は壁などに反射させて、被写体を間接的に照明して撮影を行うバウンス撮影が知られている。
ところで、ストロボ装置を用いて室内でポートレート撮影を行う場合には、被写体横の壁にストロボ光をバウンスさせて撮影することが望ましいとされている。その理由は、人物などの被写体にストロボ光を直接照射すると、額および頬でストロボ光が必要以上に反射して、額および頬が光ってしまうためである。
また、ストロボ光を天井でバウンスさせた場合には、壁でバウンスさせた場合と比較して顔および首の影が多くなって、表情が曇って見える。そして、明るさも画像の下側に行く程暗くなるので、被写体横の壁にバウンスさせる壁バウンスが良好なバウンスとされている。
バウンス撮影を適切に行うためには、ストロボ光をバウンスさせる物体の方向(バウンス方向)、そして、被写体の方向とストロボ光の照射方向とがなす角度であるバウンス角を適切に設定する必要がある。ところが、これらの設定は撮影者の経験などに基づいて、つまり、スキルで行われている。
このような状況において、バウンス撮影を適切に行うために、バウンス角度を自動的に判断して、所定のバウンス方向に発光部を駆動させて発光を行うオートバウンス機能を有するカメラ又はストロボ装置が提案されている(特許文献1乃至3参照)。
特開2009−163179号公報 特開2013−178354号公報 特開2012−178666号公報
ところが、特許文献1又は特許文献2に記載のカメラにおいては、カメラを正位置に構えた際には天井方向にバウンス角度を変化させることが考慮されているだけである。そして、カメラを縦位置に構えた際には、ユーザーが注意しない限り、被写体の顔の向きとは逆方向にバウンスが行われて顔が影になる可能性がある。つまり、特許文献1又は2に記載のカメラでは、被写体の状況を考慮した最適なバウンス方向に操作されていない。
また、特許文献3に記載のカメラにおいては、顔検知を用いて被写体が乳児であると判定されると、直射によって眼にダメージを与えないようにするためストロボ光をバウンスさせて間接的に乳児を照射するようにしている。つまり、特許文献3においては、構図および顔の向きを考慮してバウンス方向を決定していない。例えば、乳児をうつ伏せにするか又は座らせた場合には、顔が俯き加減になって、ストロボ光を天井バウンスさせると、顔に大きな影ができて表情を捉え辛くなる可能性がある。
そこで、本発明の目的は、常に被写体に最適なバウンス光を照射することができる発光装置、その制御方法、およびその制御方法を提供することにある。
上記の目標を達成するため、本発明による発光装置は、被写体を撮影する際に前記被写体に光を照射する発光手段を有する発光装置であって、前記発光手段から出射された光をバウンス面で反射させて前記被写体を照明するバウンス撮影を行う際、前記発光手段から前記被写体までの距離を被写体距離として測定するとともに、前記発光手段から前記バウンス面までの距離をバウンス面距離として測定する測定手段と、前記被写体距離および前記バウンス面距離に基づいて、前記発光手段が前記光を照射する角度であるバウンス角度を求める演算手段と、前記被写体の位置に応じて前記バウンス面を決定する決定手段と、を有することを特徴とする。
本発明による制御方法は、被写体を撮影する際に前記被写体に光を照射する発光手段を有する発光装置の制御方法であって、前記発光手段から出射された光をバウンス面で反射させて前記被写体を照明するバウンス撮影を行う際、前記発光手段から前記被写体までの距離を被写体距離として測定するとともに、前記発光手段から前記バウンス面までの距離をバウンス面距離として測定する測定ステップと、前記被写体距離および前記バウンス面距離に基づいて、前記発光手段が前記光を照射する角度であるバウンス角度を求める演算ステップと、前記被写体の位置に応じて前記バウンス面を決定する決定ステップと、を有することを特徴とする。
本発明による制御プログラムは、被写体を撮影する際に前記被写体に光を照射する発光手段を有する発光装置で用いられる制御プログラムであって、前記発光装置が備えるコンピュータに、前記発光手段から出射された光をバウンス面で反射させて前記被写体を照明するバウンス撮影を行う際、前記発光手段から前記被写体までの距離を被写体距離として測定するとともに、前記発光手段から前記バウンス面までの距離をバウンス面距離として測定する測定ステップと、前記被写体距離および前記バウンス面距離に基づいて、前記発光手段が前記光を照射する角度であるバウンス角度を求める演算ステップと、前記被写体の位置に応じて前記バウンス面を決定する決定ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、常に被写体に最適なバウンス光を照射して、バウンス撮影の際に被写体に生じる影を少なくすることができる。
本発明の第1の実施形態による発光装置が用いられた撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。 図1に示す外部ストロボの外観を示す図である。 図2に示す外部ストロボの構成についてその一例を示すブロック図である。 図1に示すカメラで行われる撮影処理を説明するためのフローチャートである。 図3に示す外部ストロボで行われるオートバウンス処理を説明するためのフローチャートである。 図2に示す外部ストロボの姿勢を説明するための図であり、(a)はカメラを正位置とした際のストロボ本体部のY軸を中心とする傾きを示す図、(b)はカメラを正位置とした際のストロボ本体部のZ軸を中心とする傾きを示す図、(c)はカメラを縦位置とした際のストロボ本体部のX軸を中心とする傾きを示す図である。 図5に示すバウンス面指示を説明するためのフローチャートである。 図5に示すバウンス面指示におけるバウンス面の決定を説明するための図である。 図5に示すバウンス駆動制御を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るカメラで行われるバウンス面指示処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図10に示す顔の向き判定処理で用いられる顔向き角度を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態による発光装置の一例について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態による発光装置が用いられた撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。
図示の撮像装置は、例えば、デジタルカメラ(以下単にカメラと呼ぶ)であり、カメラ100はマイクロコントローラ(以下カメラMPUと呼ぶ)101を有している。このカメラMPU101はカメラ全体を制御して撮影シーケンスなどを実行する。撮影レンズユニット(以下撮影レンズと呼ぶ:図示せず)を介して、CCD又はCMOSセンサーなどの撮像素子103に光学像が結像する。撮像素子103は光学像に応じた電気信号(アナログ信号)を出力する。このアナログ信号はA/D変換器104に送られて、デジタル画像信号(画像データ)に変換される。そして、この画像データはメモリコントローラ105に送られる。タイミング信号発生回路102はメモリコントローラ105の制御下で、撮像素子102およびA/D変換器104を動作させるためのタイミング信号を出力する。
メモリコントローラ105はメモリに対する読み書きを行うとともに、バッファメモリ106のリフレッシュ動作などを制御する。画像表示部107にはバッファメモリ106に蓄えられた画像データに応じた画像が表示される。記録媒体インタフェース(IF)108には、メモリカード又はハードディスクなどの記録媒体が接続される。
モータ制御部110は、カメラMPU101の制御下で露出動作の際にモータ(図示せず)を制御して、ミラー(寿司せず)のアップ/ダウンおよびシャッター(図示せず)のチャージを行う。シャッター制御部111は、カメラMPU101の制御下で、シャッター先幕およびシャッター後幕の通電をカットして幕走行を行って露出制御を行う。
多分割測光センサー113は複数の領域(エリア)に分割されており、測光部112は当該エリア毎に得られた輝度信号をカメラMPU101に出力する。カメラMPU101は輝度信号をA/D変換して、エリア毎の輝度値に応じてAV(絞り値)、TV(シャッタースピード)、およびISO(撮像素子の感度)などを求める測光演算を行う。
多分割測光センサー113は、顔検知および人体検知可能な分解能を有しており、カメラMPU101は内蔵する顔検知・人体検知部101aによって測光部112から出力された出力画像から人体検知および顔検知を行う。なお、顔検知の際には、顔検知・人体検知部101aは顔(顔領域)の各パーツの相対位置およびその大きさ、目、鼻、ほお骨、およびあごの形の特徴を抽出して、当該特徴に基づいて顔を検知する。顔検知および人体検知の手法については既知であるので、ここでは詳細な説明は省略する。
さらに、測光部112は、内蔵ストロボ装置(以下単に内蔵ストロボと呼ぶ)119又は外部ストロボ装置(以下単に外部ストロボと呼ぶ)120を予備(プリ)発光したに、多分割測光センサー113で得られた輝度信号をカメラMPU101に送る。そして、カメラMPU101は当該輝度信号に基づいてストロボのメイン発光量を求める。
レンズ制御部114は、撮影レンズに備えられており、レンズマウント接点を介してカメラMPU101と通信を行う。そして、レンズ制御部114は、カメラMPU101の制御下でレンズ駆動モータ(図示せず)およびレンズ絞りモータ(図示せず)を駆動制御して焦点調節および絞り制御を行う。焦点検出部115は、例えば、位相差検出方式を用いて、AF(オートフォーカス)を行うためのデフォーカス量を検出する。
姿勢検出部116は撮影レンズの光軸を中心として回転に応じたカメラの傾きを検出する。スイッチ操作部117は第1のスイッチSW1および第2のスイッチSW2が接続され、スイッチ操作部117に備えられたレリーズボタンの第1のストローク(半押し)で第1のスイッチSW1がオンする。第1のスイッチSW1がオンすると、カメラMPU101はAFおよび測光を開始する。
レリーズボタンの第2のストローク(全押し)によって、第2のスイッチSW2がオンする。第2のスイッチSW2のオンによって、カメラMPU101は露出動作を開始する。
ストロボ制御部118は、発光パターン(プリ発光指示、メイン発光指示、および補助光発光指示など)の制御を行うとともに、メイン発光量の制御などの発光処理を行う。カメラMPU101は、ストロボ制御部118を介して内蔵ストロボ119又は外部ストロボ120と通信を行う。
なお、カメラMPU101は測光部112の出力である輝度信号に基づいて、ストロボ制御部118を制御して、内蔵ストロボ119又は外部ストロボ120に焦点検出のための閃光補助光の発光指示を行う。
図2は、図1に示す外部ストロボの外観を示す図である。なお、図1に示す例では、カメラ100は内蔵ストロボ119を備えるとともに、外部ストロボ120が接続された例を示したが、以下の説明ではカメラ100には外部ストロボ120が接続され、内部ストロボ119は備えられていないものとする。
外部ストロボ(外付けストロボともいう)120は、ストロボ本体部200を備えるとともに、ストロボ本体部200に連結されたバウンス機構部201を有している。そして、バウンス機構部201にストロボヘッド部202が取り付けられている。また、ストロボ本体部200には、カメラ100との接続を行うためのカメラ接続部206が備えられている。
ストロボ本体部200には、後述するマイクロコントローラ(ストロボMPU)が実装されたメイン基板が収納され、さらに、ストロボ本体部200には電池ボックス、電源スイッチ、各種操作部材、および表示部などが備えられている。バウンス機構部201には、後述するバウンス検出部205およびメインコンデンサーなどが収納されている。
バウンス機構部201は、ストロボ光の照射方向を可変とするための機構であり、ストロボヘッド部202をストロボ本体部200に対して水平方向および垂直方向に回動可能に保持する。図示の例では、水平方向に角度θAを可変としてストロボヘッド部202が回動する。また、垂直方向に角度θBを可変としてストロボヘッド部202が回動する。そして、ストロボヘッド部202には発光部(図2には示さず)が備えられている。
図3は、図2に示す外部ストロボの構成についてその一例を示すブロック図である。
ストロボ本体部200には、ストロボMPU203、カメラ接続部206、バウンス駆動制御部210、姿勢検出部211、およびバウンス角度演算部212が備えられている。また、バウンス機構部201にはバウンス検出部205が備えられ、ストロボヘッド部202には発光部204および測距用測光部209が備えられている。
ストロボMPU203は発光制御シーケンスおよびストロボヘッド部202の角度決定などの制御処理を行う。発光部204は、ストロボMPU203から出力される発光信号に応じてストロボ光を発光するストロボ発光回路を備えている。なお、発光部204はストロボ光を発光するためのキセノン管などの放電管、反射傘、およびフレネルレンズなどを備えている。
測距用測光部209は、発光部204から出射されたストロボ光が測距対象で反射した反射光を測距用測光センサー(図示せず)で受光する。そして、測距用測光部209は当該反射光に応じた輝度信号をストロボMPU203に出力する。ストロボMPU203は当該輝度信号をA/D変換して、A/D変換後の輝度信号に応じて測距対象までの距離を算出する。つまり、ストロボMPU203はオートバウンス駆動制御において、天井又は壁などの反射体までの距離および被写体までの距離を測定する。
バウンス検出部205は、例えば、位相パターンを有する基板と接点ブラシとを有する回転角度検出センサーであって、バウンス撮影状態であることを検出するためのものである。例えば、図2に示すように、ストロボヘッド部202が撮影被写界に正対する正位置(第1の姿勢)をバウンス角度0°とする。そして、X軸周りの回転角度を水平方向バウンス角度θA、Y軸周りの回転角度を垂直方向バウンス角度θBとした際に、バウンス検出部205はバウンス角度θA=θB=0°以外の回転角度をバウンス撮影状態として検出する。
ストロボ本体部200は、カメラ接続部206によってカメラ100に接続され、ストロボMPU203はカメラ接続部206を介してカメラ100と通信する。バウンス駆動制御部210は、ストロボMPU203の制御下でモータ(図示せず)を制御してバウンス機構部201を駆動してストロボヘッド部202のバウンス角度を変化させる。ストロボMPU203はバウンス検出部205で検出された水平方向バウンス角度θAおよび垂直方向バウンス角度θBに応じてストロボ本体部200に対するストロボヘッド部202の相対的位置を知る。
姿勢検出部211は、後述するように、カメラの水平位置を基準としてストロボ本体部200のX軸を中心とする傾きε、Y軸を中心とする傾きγ、Z軸を中心とする傾きηを得る。バウンス角度演算部212は、ストロボMPU203の制御下で、測距用測光部209の出力である輝度信号および姿勢検出部211の出力データに基づいて最適なバウンス角度を算出する。
図4は、図1に示すカメラで行われる撮影処理を説明するためのフローチャートである。なお、図示のフローチャートに係る処理は、カメラMPU101の制御下で行われる。
撮影処理が開始されると、カメラMPU101は、第1のスイッチSW1がオン(ON)であるか否かを判定する(ステップS201)。第1のスイッチSW1がオフ(OFF)であると(ステップS201において、NO)。カメラMPU101は待機する。
第1のスイッチSW1がオンであると(ステップS201において、YES)。カメラMPU101は焦点検出部115によって測距を行う。そして、カメラMPU101はレンズ制御部114によってオートフォーカス制御を行って、撮影レンズに備えられたフォーカスレンズを合焦位置に制御する焦点検出処理を行う(ステップS202)。
続いて、カメラMPU101は測光部112を用いて測光処理を行って、スイッチ操作部117で設定された撮影モードに応じたシャッター制御値および絞り制御値を決定する(ステップS203)。そして、カメラMPU101はストロボ制御部118によって外部ストロボ120にオートバウンス処理を指示する(ステップS204)。
続いて、カメラMPU101は外部ストロボ120からオートバウンス終了通知を受けたか否かを判定する(ステップS205)。オートバウンス終了通知を受けないと(ステップS205において、NO)、カメラMPU101は待機する。一方、オートバウンス終了通知を受けると(ステップS205において、YES)、カメラMPU101は第2のスイッチSW2がオンであるか否かを判定する(ステップS206)。
第2のスイッチSW2がオンであると(ステップS206において、YES)、カメラMPU101は外部ストロボ101の予備発光処理を行う(ステップS207)。ここでは、カメラMPU101はストロボ制御部118に予備(プリ)発光を指示する。これによって、ストロボ制御部118は、外部ストロボ120に対して所定の光量によるプリ発光指示を送る。このプリ発光指示に応答して、外部ストロボ120は発光を行う。そして、前述のように、カメラMPU101は予備発光による輝度信号に基づいて露出の際のストロボ本発光量を算出する。
次に、カメラMPU101はモータ制御部110によってモータを駆動してミラーをアップする(ステップS208)。そして、カメラMPU101は撮像素子103による電荷の蓄積を開始する(ステップS209)。その後、カメラMPU101はシャッター制御部111によってシャッターを駆動してシャッターを開として撮像素子103の露光を開始する(ステップS210)。
続いて、カメラMPU101は外部ストロボ120による本発光処理を行う(ステップS211)。ここでは、カメラMPU101はストロボ本発光量に基づいて、ストロボ制御部118に本発光を指示する。これによって、ストロボ制御部118は外部ストロボ(ST)120に対して、ストロボ本発光量による本発光を指示する。本発光の指示に応答して、外部ストロボ120はストロボ本発光を開始する。カメラMPU101は、ストロボ本発光に同期して、所定の露出値(AV、TV、およびISO)によって露出処理を行う。
次に、カメラMPU101は、シャッター制御部111を制御してシャッターを閉じる(ステップS212)。そして、カメラMPU101は撮像素子103における電荷の蓄積を終了する(ステップS213)。その後、カメラMPU101は、モータ制御部110によってミラーを撮影光路に戻すミラーダウンを行う(ステップS214)。
続いて、カメラMPU101は撮像素子103から画像信号を読み出しA/D変換部104でA/D変換されて得られた画像データを、バッファメモリ106に一時記憶する。そして、撮像素子103から全ての画像信号の読み出しを行うと、カメラMPU101は画像データに所定の現像処理を施して、現像済み画像データを生成する(ステップS215)。その後、カメラMPU101は現像済み画像データを記憶媒体I/F108を介して記憶媒体109に画像ファイルとして記録する(ステップS216)。そして、カメラMPU101は撮影処理を終了する。
なお、ステップS206において、第2のスイッチSW2がオフであると(ステップS206において、NO)、カメラMPU101は第1のスイッチSW1がオンであるか否かを判定する(ステップS217)。第1のスイッチSW1がオンであると(ステップS217において、YES)、カメラMPU101はステップS206の処理に戻る。一方、第1のスイッチSW1がオフであると(ステップS217において、NO)、カメラMPU101はステップS201の処理に戻る。
図5は、図3に示す外部ストロボで行われるオートバウンス処理を説明するためのフローチャートである。なお、図示のフローチャートに係る処理は、ストロボMPU203の制御下で行われる。
オートバウンス処理の際には、ストロボMPU203はカメラMPU101と通信を行って、第1のスイッチSW1がオンとなっていることを検知する(ステップS301)。そして、第1のスイッチSW1のオンの検知によって、ストロボMPU203はオートバウンス処理を開始する。そして、ストロボMPU203はストロボ本体部200の姿勢を示す傾きを姿勢検出部211から得る(ステップS302)。
図6は、図2に示す外部ストロボの姿勢を説明するための図である。そして、図6(a)はカメラを正位置とした際のストロボ本体部のY軸を中心とする傾きを示す図であり、図6(b)はカメラを正位置とした際のストロボ本体部のZ軸を中心とする傾きを示す図である。また、図6(c)はカメラを縦位置とした際のストロボ本体部のX軸を中心とする傾きを示す図である。
ステップS302の処理では、ストロボMPU203はカメラ100が正位置(水平状態)である場合を基準として、ストロボ本体部200のY軸を中心とする傾きγ(図6(a)参照)、Z軸を中心とする傾きη(図6(b)参照)を取得する。また、カメラ100が縦位置である場合には、ストロボMPU203はストロボ本体部200のX軸を中心とする傾きε(図6(c)参照)も取得する。
続いて、ストロボMPU203は、バウンス駆動制御を行う(ステップS303)。ステップS303の処理では、ストロボMPU203はバウンス駆動制御部210によってバウンス機構部201を駆動してストロボヘッド部202を光軸方向、つまり、正面方向に向ける。ストロボヘッド部202を正面方向に向ける際には、ストロボMPU203はカメラ取り付け部(図示せず)を水平とした際の目標水平方向バウンス角度をθXとし、目標垂直方向バウンス角度をθYとする。そして、ストロボMPU203は、前述のストロボ本体部200の傾きに応じてバウンス角度θXおよびθYを求める。例えば、傾きγ=−15度で、傾きη=0度である場合には、ストロボMPU203は目標水平方向バウンス角度θX=0度とし、目標垂直方向バウンス角度θY=(0+15)度とする。
次に、ストロボMPU203は、ストロボヘッド部202を正面方向に向けた後、発光部204を駆動してプリ発光を行う(ステップS304)。そして、測距用測光部209は測距対象である被写体から反射光を受けて、当該反射光の輝度を示す輝度信号をストロボMPU203に送る。ストロボMPU203は当該輝度信号とプリ発光の光量とに応じて被写体までの距離を求める。プリ発光によって得られた被写体までの距離を第1の測距距離(被写体距離)とする。
続いて、ストロボMPU203は、第1の測距距離が所定の第1の閾値Aよりも小さいか否かを判定する(ステップS305)。第1の測距距離<閾値Aであると(ステップS305において、YES)、ストロボMPU203はカメラ100との通信によってカメラ100から壁によるバウンスを行う際の壁の方向およびバウンス面に関するバウンス情報を受ける(ステップS306:バウンス面指示)。
次に、ストロボMPU203は、ステップS302で得た傾きに応じてカメラが正位置(第1の姿勢)であるか又は縦位置(第2の姿勢)であるかを判定する。ここでは、ストロボMPU203は、ストロボ本体部200の傾きηが−45°<η<45°であるか否かを判定する(ステップS307)。なお、傾きηが−45°<η<45°である場合には、ストロボMPU203はカメラ100が正位置であると判定し、傾きηが−45°<η<45°以外であると、ストロボMPU203はカメラ100が縦位置(第2の姿勢)であると判定する。
なお、図示の例では、傾きηが−45°<η<45°である場合に、カメラ100が正位置(第1の姿勢)であるとしたが、正位置を判定する際の傾きηの範囲は上述の例に限定されるものではない。
カメラ100が正位置であると(ステップS307において、YES)、ストロボMPU203は、バウンス情報に応じてバウンス駆動制御部210によってバウンス機構部201を駆動する(ステップS308)。そして、ストロボMPU203はストロボヘッド部202を左右(左右方向)のいずれかの壁面に向ける。ここでは、カメラ100が正位置の場合には、目標水平方向バウンス角度θX=±90度(+90度は右壁、−90度は左壁)、目標垂直方向バウンス角度θY=0度−γとなる。なお、後述するように、カメラ100が縦位置であると、目標水平方向バウンス角度θX=0度−ε、目標垂直方向バウンス角度θY=90度となる。
続いて、ストロボMPU203は発光部204を駆動して壁面に向かってプリ発光を行う(ステップS309)。これによって、発光部204からストロボ光が発せられて、壁面からの反射光を測距用測光部209が取得する。そして、ストロボMPU203は測距用測光部209の出力である輝度信号に応じてバウンス面である壁面との距離を第2の測距距離(バウンス面距離)として測距する。
続いて、ストロボMPU203は第2の測距距離が所定の第2の閾値Bより小さいか否かを判定する(ステップS310)。
第2の測距距離<第2の閾値Bであると(ステップS310において、YES)。ストロボMPU203は、バウンス角度演算部212によって、ステップS302、S304、およびS309で得られたストロボ本体部200の傾き、第1の測距距離、および第2の測距距離に基づいて最適バウンス角度を求める(ステップS311)。ここでは、最適バウンス角度は、バウンス駆動の際の目標値を示す目標水平方向バウンス角度θXおよび目標垂直方向バウンス角度θYとして算出される。なお、最適バウンス角度の算出については既知であるので、ここでは詳細な説明は省略する。また、最適バウンス角度の算出に当たっては、ストロボ本体部200の傾きが加味される。
続いて、ストロボMPU203、バウンス駆動制御部210によって、ステップS311で求めた最適バウンス角度に応じてバウンス機構部201を駆動するバウンス駆動制御を行って、ストロボヘッド部202を最適バウンス角度とする(ステップS312)。そして、ストロボMPU203はオートバウンス処理を終了する。
カメラ100が正位置でないと、つまり、縦位置であると(ステップS307において、NO)、ストロボMPU203は、ステップS306で得たバウンス情報に応じてバウンス面にストロボ光を照射できるか否かを判定する(ステップS313)。例えば、左側の壁にストロボ光を照射させたい場合に、ストロボがカメラ100左側となるように構えたとすると、左側の壁にストロボ光を照射することができる。一方、左側の壁にストロボ光を照射させたい場合に、ストロボがカメラ100の右側となるように構えたとすると、左側の壁にストロボ光を照射することができない。
バウンス面にストロボ光を照射できると判定すると(ステップS313において、YES)、ストロボMPU203はステップS308の処理に進む。一方、バウンス面にストロボ光を照射できないと判定すると(ステップS313において、NO)、ストロボMPU203はプリ発光方向を天井と決定する。つまり、ストロボMPU203はバウンス面を天井とする。そして、ストロボMPU203はバウンス情報に応じてバウンス駆動制御部210によってバウンス機構部201を駆動する(ステップS314)。そして、ストロボMPU203はストロボヘッド部202を天井に向ける。ここでは、カメラ100が縦位置の場合には、目標水平方向バウンス角度θX=±90度−ε(η=90°時には−90度、η=−90度時は+90度)、目標垂直方向バウンス角度θY=90度となる。
続いて、ストロボMPU203は発光部204を駆動して天井に向けてプリ発光を行う(ステップS315)。これによって、発光部204からストロボ光が発せられて、天井からの反射光を測距用測光部209が取得する。そして、ストロボMPU203は測距用測光部209の出力である輝度信号に応じてバウンス面である天井との距離を第3の測距距離(バウンス面距離)として測距する。ストロボMPU203は第3の測距距離が第2の閾値Bより小さいか否かを判定する(ステップS316)。
第3の測距距離<第2の閾値Bであると(ステップS316において、YES)。ストロボMPU203は、バウンス角度演算部212によって、カメラ100の姿勢(ここでは、縦位置)、第1の測距距離、および第3の測距距離に基づいて最適バウンス角度を求める(ステップS317)。そして、ストロボMPU203はステップS312の処理に進む。
第3の測距距離≧第2の閾値Bであると(ステップS316において、NO)。ストロボMPU203は、ステップS302で検出したストロボ本体部200の姿勢を考慮してバウンス方向を正面と決定して、最適バウンス角度を求める(ステップS318)。ここでは、カメラ100が正位置であると、ストロボMPU203は目標水平方向バウンス角度θX=0度、目標垂直方向バウンス角度θY=0度−γとする。一方、カメラ100が縦位置であると、ストロボMPU203は目標水平方向バウンス角度θX=0度−ε、目標垂直方向バウンス角度θY=0度とする。そして、ストロボMPU203はステップS312の処理に進む。
なお、ステップS310の処理において、第2の測距距離≧第2の閾値Bであると(ステップS310において、NO)。ストロボMPU203はステップS314の処理に進む。また、ステップS305の処理において、第1の測距距離≧第1の閾値A(閾値以上)であると(ステップS305において、NO)、ストロボMPU203はステップS318の処理に進む。
図7は、図5に示すバウンス面指示を説明するためのフローチャートである。また、図8は、図5に示すバウンス面指示におけるバウンス面の決定を説明するための図である。なお、図7に示すフローチャートに係る処理は、カメラMPU101の制御下で行われる。
図7および図8を参照して、いま、被写体302が壁303Lおよび303Rと天井303Cで規定された領域(部屋)にいるものとする。バウンス面指示処理を開始すると、カメラMPU101は測光部112で得られた測光情報(画像:撮影フレーム)301に基づいて、顔検知・人体検知部101aによって顔のパーツの相対位置、大きさ、そして、目、鼻、ほお骨、およびあごの形の特徴を特徴情報として抽出する。そして、カメラMPU203は当該特徴情報に基づいて顔の検知、および人体検知を行って人物である被写体302を捕捉する(ステップS101)。
続いて、カメラMPU101は被写体位置判定部101bによって画像301における被写体302の位置を検知する。そして、カメラMPU101は当該位置の検知結果に基づいて、被写体302が画像の右側又は左側のいずれに位置するかを判定する。ここでは、画像301の中心線301aと被写体302との距離をLとして、カメラMPU101は、被写体の位置が0≦Lであるか否かを判定する(ステップS102)。
なお、被写体302が中心線301aより右側に位置する場合には正とし、左側に位置する場合には負とする。つまり、カメラMPU101は0≦Lであると、被写体302は中央よりも右側に位置するとする。一方、カメラMPU101は0>Lであると、被写体302は中央よりも左側に位置するとする。
0≦Lであると(ステップS102において、YES)、カメラMPU101は被写体302の位置は右側であるとして、バウンス面を左側の壁303Lと決定する(ステップS103)。そして、カメラMPU101は、当該バウンス面をバウンス情報としてストロボMPU203に指示する(ステップS104)。その後、カメラMPU101はバウンス面指示処理を終了する。
一方、0>Lであると(ステップS102において、NO)、カメラMPU101は被写体302の位置は左側であるとして、バウンス面を右側の壁303Rと決定する(ステップS105)。そして、カメラMPU101はステップS104の処理に進む。なお、図示の例では、L=0の場合には、ステップS103の処理に進むようにしたが、L=0の場合にステップS105の処理に進むようにしてもよい。また、参照番号303Cは天井を示す。
上述のステップS103およびS105の処理においては、バウンス面、つまり、プリ発光方向が決定されることになる。例えば、ポートレート撮影を行う場合、被写体302が撮影フレーム(画像)301において左右のいずれの側に立っていたとしても、被写体302はカメラ100に向かって自然と視線、顔、および身体を向けることになる。よって、被写体302が立っている側とは反対側の壁をバウンス面とすることによって、被写体302の顔および身体の影が少なくなるようにバウンス光を照射することができる。
また、一般にポートレート撮影の場合の構図として、視線の向いている方向に空間を設けるとよいとされている点を考慮しても、上述のようにバウンス面を決定すれば何ら問題はない。よって、被写体302が画像の中央より右側に位置すると判定した場合には、ステップS103の処理において左側の壁303Lをバウンス面として決定する。一方、被写体302が画面の中央よりも左側に位置すると判定した場合には、ステップS105の処理において右側の壁303Rをバウンスと決定する。
なお、図7に示すバウンス面指示処理で決定されたバウンス面はプリ発光の際のバウンス面であるので、図5に示すステップS305、S310、S313、およびS316の処理に応じて最終的なバウンス面が変わることがある。
図9は、図5に示すバウンス駆動制御を説明するためのフローチャートである。なお、図示のフローチャートに係る処理は、ストロボMPU203の制御下で行われる。
バウンス駆動制御を開始すると、ストロボMPU203はバウンス駆動制御部210によってモータ(図示せず)を駆動してバウンス機構部201を駆動する(ステップS401)。
続いて、ストロボMPU203は、バウンス検出部205によって検出された現在のストロボヘッド位置を示す水平方向バウンス角度θAおよび垂直方向バウンス角度θBをバウンス角度として得る。そして、ストロボMPU203は現在のバウンス角度が目標水平方向バウンス角度θXおよび目標垂直方向バウンス角度θYと一致しているか否かを判定する(ステップS402)。
θX=θAかつθY=θBでないと(ステップS402において、NO)、ストロボMPU203は待機する。一方、θX=θAかつθY=θBであると(ステップS402において、YES)、ストロボMPU203はバウンス駆動制御部210によってモータの駆動を停止してストロボ機構部201を停止する(ステップS403)。そして、ストロボMPU203はカメラ接続部206を介してカメラMPU101にバウンス駆動終了通知を送る(ステップS404)。その後、ストロボMPU203はバウンス駆動制御を終了する。
このように、本発明の第1の実施形態では、バウンス撮影を行う際に、被写体に生じる影が極力少なくなるようにバウンス光を被写体に照射することができる。その結果、ユーザーはバウンス撮影の際に最適なポートレート写真を得ることができる。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態による発光装置(外部ストロボ)の一例について説明する。なお、第2の実施形態においては、カメラおよび外部ストロボの構成はそれぞれ図1および図3に示すカメラおよび外部ストロボと同様である。また、第2の実施形態における撮影処理は図4に示す撮影処理と同様である。
第2の実施形態においては、図5に示すバウンス面指示処理が第1の実施形態と異なり、他の処理は第1の実施形態と同様である。
図10は、本発明の第2の実施形態に係るカメラで行われるバウンス面指示処理の一例を説明するためのフローチャートである。なお、図10において、図7に示すフローチャートのステップと同一のステップについては同一の参照符号を付して説明を省略する。
ステップS101の処理の後、カメラMPU101は、撮影フレーム(画像)における被写体の位置がいずれであるか否かを判定する(ステップS1002)。ここでは、カメラMPU101は、被写体の位置が画像の中心に位置するか、左側に位置するか、又は右側に位置するかを判定する。例えば、図9で説明した距離Lを用いて、カメラMPU101は被写体の位置を判定する。
ステップS1002においてL>0であると、カメラMPU101は被写体が画像の右側に位置すると判定して、ステップS103の処理に進む。L=0であると、カメラMPU101は被写体が画像の中央に位置するとし判定して、目、鼻、および口の位置関係に基づいて顔の向きがいずれであるかを判定する(ステップS1003)。
図11は、図10に示す顔の向き判定処理で用いられる顔向き角度を示す図である。
被写体がカメラ101側から見て左側を向いている場合、顔向き角度ωは負とされる。また、被写体がカメラ100側から見て正面を向いている場合には、顔向き角度ω=0とされる。そして、被写体がカメラ100側から見て右側を向いている場合には、顔向き角度ωは正とされる。
ステップS1003において、顔向き角度ω≦0であると、カメラMPU101はステップS103の処理に進む。一方、顔向き角度ω>0であると、カメラMPU101はステップS105の処理に進む。
なお、ステップS1002においてL<0であると、カメラMPU101は被写体が画像の左側に位置すると判定して、ステップS105の処理に進む。また、図示の例では、顔向き角度ω=0であると、ステップS103の処理に進むようにしたが、ステップS105の処理に進むようにしてもよい。
このように、本発明の第2の実施形態では、人物である被写体の顔の向きを考慮して、バウンス面を決定するようにしたので、バウンス撮影を行う際に、特に顔に生じる影が極力少なくなるようにバウンス光を被写体に照射することができる。
上述の第1および第2の実施形態では、顔検知および人体検知を行う際、多分割測光センサー113を用いたが、ミラーアップを行ってLVによって得られたスルー画を用いて顔検知および人体検知を行うようにしてもよい。
さらに、第1および第2の実施形態では、第1の測距距離を測距する際には、正面プリ発光による反射光を用いたが、焦点検出処理(AF)で得られる測距情報を代わりに用いるようにしてもよい。また、第2の実施形態では、被写体が画面の中央に位置する場合に顔の向きを判定するようにしたが、中央から左右のいずれかに多少ずれて位置する場合などにおいて顔向きの判定をするようにしてもよい。つまり、距離L=0の場合にのみに顔向きの判定を限定するものではなく、中央とする位置に幅を持たせてもよい。
上述の説明から明らかなように、図1および図3に示す例では、ストロボMPU203および測距用測光部209が測定手段として機能し、ストロボMPU203およびバウンス角度演算部212が演算手段として機能する。また、顔検知・人体検知部101aおよび被写体位置判定部101bは検出手段として機能し、カメラMPU101およびストロボ制御部118は決定手段として機能する。
なお、上述の実施形態では、カメラMPU101が被写体位置や被写体の顔の向きに基づいてバウンス面を決定しているが、ストロボMPU203がバウンス面を決定するようにしてもよい。このとき、カメラMPU101は、ストロボMPU203に被写体位置や被写体の顔の向きに関する情報を送信し、ストロボMPU203は、受信した被写体位置や被写体の顔の向きに関する情報に基づいてバウンス面を決定すればよい。あるいは、外部ストロボ120がCCD又はCMOSセンサーなどの撮像素子を有し、その撮像素子から出力された出力画像を用いてストロボMPU203が被写体位置や被写体の顔の向きの検知を行い、検知結果に基づいてバウンス面を決定してもよい。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を発光装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを発光装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 カメラMPU
112 測光部
116 姿勢検出部
118 ストロボ制御部
120 外部ストロボ
200 ストロボ本体部
201 バウンス機構部
202 ストロボヘッド部
203 ストロボMPU
204 発光部

Claims (6)

  1. 被写体を撮影する際に前記被写体に光を照射する発光手段を有する発光装置であって、
    前記発光手段から出射された光をバウンス面で反射させて前記被写体を照明するバウンス撮影を行う際、前記発光手段から前記被写体までの距離を被写体距離として測定するとともに、前記発光手段から前記バウンス面までの距離をバウンス面距離として測定する測定手段と、
    前記被写体距離および前記バウンス面距離に基づいて、前記発光手段が前記光を照射する角度であるバウンス角度を求める演算手段と、
    前記被写体の位置に応じて前記バウンス面を決定する決定手段と、
    を有することを特徴とする発光装置。
  2. 前記決定手段は、前記被写体の左右方向の位置に応じて前記被写体の左右のいずれかに位置する壁を前記バウンス面として用いることを決定することを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記決定手段は、前記被写体の位置および前記被写体の顔領域の向きに応じて前記バウンス面を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の発光装置。
  4. 前記演算手段は、前記被写体距離が第1の閾値を超え、撮像装置の姿勢が所定の姿勢であると、前記決定手段により決定されたバウンス面に拘わらず、前記天井をバウンス面として前記バウンス角度を求めることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発光装置。
  5. 被写体を撮影する際に前記被写体に光を照射する発光手段を有する発光装置の制御方法であって、
    前記発光手段から出射された光をバウンス面で反射させて前記被写体を照明するバウンス撮影を行う際、前記発光手段から前記被写体までの距離を被写体距離として測定するとともに、前記発光手段から前記バウンス面までの距離をバウンス面距離として測定する測定ステップと、
    前記被写体距離および前記バウンス面距離に基づいて、前記発光手段が前記光を照射する角度であるバウンス角度を求める演算ステップと、
    前記被写体の位置に応じて前記バウンス面を決定する決定ステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  6. 被写体を撮影する際に前記被写体に光を照射する発光手段を有する発光装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記発光装置が備えるコンピュータに、
    前記発光手段から出射された光をバウンス面で反射させて前記被写体を照明するバウンス撮影を行う際、前記発光手段から前記被写体までの距離を被写体距離として測定するとともに、前記発光手段から前記バウンス面までの距離をバウンス面距離として測定する測定ステップと、
    前記被写体距離および前記バウンス面距離に基づいて、前記発光手段が前記光を照射する角度であるバウンス角度を求める演算ステップと、
    前記被写体の位置に応じて前記バウンス面を決定する決定ステップと、
    を実行させることを特徴とする制御プログラム。
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