JP2015210427A - 撮像装置、撮像システム、自動照射方向制御方法及びプログラム - Google Patents

撮像装置、撮像システム、自動照射方向制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】照明装置の自動照射方向制御を複数の操作部で操作可能な場合に、適切な自動照射方向制御を実行することができる技術を提供する。【解決手段】オートバウンス開始を指示するスイッチST_SWABを有する外部ストロボ120と、オートバウンス開始を指示するスイッチSW1,SWABを有するカメラ100とからなる撮像システムにおいて、オートバウンス制御の実行中にレリーズ準備ボタンであるSW1がオンになると、実行中のオートバウンス制御を中断してオートバウンス制御をやり直し、スイッチSW1がオンにされたことによるオートバウンス制御の実行中にスイッチST_SWAB,SWABのいずれかがオンになったときには、実行中のオートバウンス制御を中断せずに継続して実行する構成とする。【選択図】図5

Description

本発明は、撮像装置、撮像システム、自動照射方向制御方法及びプログラムに関し、特に、ストロボ撮影時の自動照射方向制御技術に関する。
ストロボ装置を用いた撮影方法として、ストロボ光を天井等に向けて照射し、天井等からの拡散反射光を被写体に照射するバウンスストロボ撮影という撮影方法がある。バウンスストロボ撮影では被写体を間接的に照明することができるため、柔らかい光での被写体描写(撮影)が可能となる。
バウンスストロボ撮影に関して、ユーザ(撮影者)がバウンス角度を設定することなく、自動的に最適なバウンス撮影を可能とするための技術として、オートバウンス制御技術が実用化されている。オートバウンス制御では、ストロボ装置を用いたプリ発光やレーダ照射等により、被写体からの反射光と天井からの反射光とをストロボ装置の受光センサで測定する。そして、得られた測定値に基づいて、被写体に柔らかい光で描写ができるように最適なバウンス角度を決定して、決定されたバウンス角度となるようにストロボ装置を駆動する。
ここで、近年では、ストロボ装置の設定や制御を、撮像装置本体のボタンで行うことができるようになってきており、ストロボ装置の使い勝手が向上している。例えば、バウンスストロボ撮影時に、天井へストロボ光を照射するときのストロボ発光部の角度を、撮像装置本体の上方にある物体までの距離と被写体までの距離情報とによって自動的に設定することができる技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開平04−340527号公報
上記特許文献1に記載の技術では、バウンスストロボ撮影時にオートバウンス制御を行うためのボタンは、被写体に対する測光動作や測距動作等を開始させるためのレリーズボタンの1つだけである。このように1つのボタンでオートバウンス制御を行う構成では、撮影状況に応じた適切なバウンスストロボ撮影を速やかに行うことができない場合がある。これに対して、複数のボタンでオートバウンス制御を行うことができる構成とする対応が考えられる。しかし、この場合、連続して複数のボタンを操作した際に、適切なオートバウンス制御を行うことができないおそれがある。
本発明は、照明装置の自動照射方向制御を複数の操作部で操作可能な場合に、適切な自動照射方向制御を実行することができる技術を提供することを目的とする。
本発明に係る撮像装置は、発光部の照射方向を変えることができる照明装置を装備し或いは装着可能である撮像装置であって、前記照射方向を自動的に決定して、前記発光部を決定された照射方向となる位置へ駆動する自動照射方向制御を実行する制御手段と、前記自動照射方向制御を開始するための複数の操作部を備え、前記複数の操作部のうちの1つは撮影準備を開始させるための第1の操作部であり、前記制御手段は、前記自動照射方向制御の実行中に前記第1の操作部が操作されたときには、前記実行中の自動照射方向制御を中断して、前記自動照射方向制御をやり直し、前記第1の操作部が操作されたことによる前記自動照射方向制御の実行中に前記複数の操作部のうちの前記第1の操作部ではない第2の操作部が操作されたときには、実行中の自動照射方向制御を中断せずに継続して実行することを特徴とする。
本発明に係る撮像システムは、発光部の照射方向を変えることができる照明装置と、前記照明装置を装着した撮像装置と、を有する撮像システムであって、前記撮像装置は、前記照射方向を自動的に決定して、前記発光部を決定された照射方向となる位置へ駆動するオートバウンス制御を実行する制御手段と、前記自動照射方向制御を開始するための少なくとも1つの操作部を備え、前記照明装置は、前記自動照射方向制御を開始するための少なくとも1つの操作部を備え、前記撮像装置が備える前記少なくとも1つの操作部は撮影準備を開始させるための第1の操作部であり、前記制御手段は、前記自動照射方向制御の実行中に前記第1の操作部が操作されたときには、前記実行中の自動照射方向制御を中断して、前記自動照射方向制御をやり直し、前記第1の操作部が操作されたことによる前記自動照射方向制御の実行中に前記照明装置が備える前記少なくとも1つの操作部が押下されたときには、実行中の自動照射方向制御を中断せずに継続して実行することを特徴とする。
本発明に係る自動照射方向制御方法は、発光部の照射方向を変えることができる照明装置を装備し或いは装着可能な撮像装置が、前記照射方向を自動的に決定して前記発光部を決定された照射方向となる位置へ駆動する自動照射方向制御を開始するための複数の操作部を備え、前記複数の操作部のうちの1つは撮影準備を開始させるための第1の操作部であるときに前記撮像装置において実行される自動照射方向制御方法であって、前記自動照射方向制御の実行中に前記第1の操作部が操作されたときには、前記実行中の自動照射方向制御を中断して、前記自動照射方向制御をやり直し、前記第1の操作部が操作されたことによる前記自動照射方向制御の実行中に前記複数の操作部のうちの前記第1の操作部ではない第2の操作部が操作されたときには、実行中の自動照射方向制御を中断せずに継続して実行することを特徴とする。
本発明に係る別の自動照射方向制御方法は、発光部の照射方向を変えることができる照明装置を撮像装置に装着してなる撮像システムにおいて、前記撮像装置および前記照明装置のそれぞれが前記照射方向を自動的に決定して前記発光部を決定された照射方向となる位置へ駆動する自動照射方向制御を開始するための少なくとも1つの操作部を備え、且つ、前記撮像装置が備える前記少なくとも1つの操作部が撮影準備を開始させるための第1の操作部であるときに、前記撮像システムにおいて実行される自動照射方向制御方法であって、前記自動照射方向制御の実行中に前記第1の操作部が操作されたときには、前記実行中の自動照射方向制御を中断して、前記自動照射方向制御をやり直し、前記第1の操作部が操作されたことによる前記自動照射方向制御の実行中に前記照明装置が備える前記少なくとも1つの操作部が操作されたときには、実行中の自動照射方向制御を中断せずに継続して実行することを特徴とする。
本発明によれば、照明装置の自動照射方向制御を複数の操作部で操作可能な場合に、適切な自動照射方向制御を実行することができる。
本発明の実施形態に係る撮像システムを構成するカメラの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る撮像システムを構成する外部ストロボの概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るオートバウンス制御の図1のカメラ側での制御のフローチャートである。 図3のステップS305においてカメラと外部ストロボとの間で送受信されるオートバウンス情報を示す図である。 図3のステップS306のオートバウンス判定処理のフローチャートである。 第1実施形態に係るオートバウンス制御の図2の外部ストロボ側での制御のフローチャートである。 図6のステップS607のストロボ通信後処理の詳細を示すフローチャートである。 図6のステップS608のオートバウンス判定処理のフローチャートである。 図8のステップS802のオートバウンス制御の詳細を示すフローチャートである。 図9のステップS902,S904,S907のバウンス駆動制御のフローチャートである。 図10のステップS1005のオートバウンスの中断判定処理のフローチャートである。 図2の外部ストロボでの第2実施形態に係る制御フローにおけるステップS608でのオートバウンス判定処理のフローチャートである。 図2の外部ストロボでの第2実施形態に係る制御フローにおけるステップS1005でのオートバウンスの中断判定処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。ここでは、本発明に係る撮像装置としてのデジタルスチルカメラ(以下「カメラ」と略す)と、このカメラに装着可能な照明装置としての外部ストロボとからなる撮像システムを取り上げることとする。
<カメラ及び外部ストロボの概略構成>
図1は、本発明の実施形態に係る撮像システムを構成するカメラ100の概略構成を示すブロック図である。カメラ100は、不図示の撮影光学系、カメラMPU101、タイミング信号発生回路102、撮像素子103、信号処理回路104、メモリコントローラ105、バッファメモリ106、画像表示部107及び記憶媒体I/F108を備える。記憶媒体I/F108には、記憶媒体109が接続される。
カメラMPU101は、撮影シーケンスの他、カメラ100の全体的な動作を制御するマイクロコントローラである。被写体の光学像が、撮像光学系を通して撮像素子103に結像する。撮像素子103は、CCDセンサやCMOSセンサ等のイメージセンサであり、結像した光学像を電気信号に変換する。タイミング信号発生回路102は、撮像素子103を動作させるために必要なタイミング信号を発生する。信号処理回路104は、撮像素子103から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器を有し、また、生成したデジタル信号にホワイトバランス処理等の所定の画像処理を施して画像データを生成する各種の画像処理機能を有する。
メモリコントローラ105は、バッファメモリ106の読み書きやリフレッシュ動作等を制御する。バッファメモリ106は、信号処理回路104から出力された画像データを一時的に記憶し、また、記憶媒体109から読み出した画像データを一時的に記憶する。画像表示部107は、バッファメモリ106に蓄えられた画像データを画像として表示する。記憶媒体I/F108は、記憶媒体109とカメラMPU101との間の通信を可能にするためのインタフェースである。記憶媒体109は、例えば、メモリカードやハードディスク等であり、カメラ100(本体)に内蔵されていてもよいし、カメラ100(本体)に対して着脱自在であってもよい。
カメラ100は、モータ制御部110、シャッタ制御部111、測光部112、レンズ制御部114、焦点検出部115、姿勢検出部116、スイッチ操作部117及びストロボ制御部118を備え、これらはカメラMPU101に接続されている。測光部112には多分割測光センサ113が接続され、ストロボ制御部118には外部ストロボ装置(以下「外部ストロボ」という)120が接続されている。
モータ制御部110は、カメラMPU101からの信号に従って露出動作時に不図示のモータを制御することにより、不図示のミラーのアップ/ダウンや不図示のシャッタのチャージを行う。シャッタ制御部111は、カメラMPU101からの信号に従って、不図示のシャッタ先幕とシャッタ後幕の通電をカットし、幕走行させることで露出動作を制御する。
測光部112は、撮影画面内を複数のエリアに分割した多分割測光センサ113からの出力をエリア毎の輝度信号としてカメラMPU101に出力する。カメラMPU101は、測光部112から受信した輝度信号を不図示のA/D変換器でデジタルデータに変換し、得られたデジタルデータを用いて、露出調節のためのAV(絞り値)、TV(シャッタスピード)、ISO感度(撮影感度)等の測光演算を行う。また、測光部112は、外部ストロボ120から被写体へ向けて予備(プリ)発光を行ったときに得られる輝度信号をカメラMPU101に出力する。カメラMPU101は、測光部112から受信した輝度信号に基づき、露出時のストロボメイン発光量の演算を行う。
レンズ制御部114は、不図示のレンズマウント接点を介してカメラMPU101と通信し、不図示のレンズ駆動モータ及びレンズ絞りモータを動作させ、撮影光学系を構成する不図示のレンズの焦点調節と絞りを制御する。焦点検出部115は、AF(オートフォーカス)のための被写体に対するデフォーカス量を検出する。姿勢検出部116は、重力方向と撮影光軸のそれぞれを中心とした回転方向に対するカメラ100(本体)の傾きを検出する。
スイッチ操作部117は、カメラ100(本体)に設けられた操作部材であり、図1には3つのスイッチSW1,SW2,SWABを示している。スイッチSW1は、不図示のレリーズボタンの第1ストロークでオンするレリーズ準備ボタンとして機能する。スイッチSW1の押下により、カメラMPU101はAF及び測光を開始し、外部ストロボ120の自動照射方向制御(以下、「オートバウンス制御」という)を開始する。つまり、スイッチSW1は、オートバウンス開始スイッチとしても機能する。スイッチSW2は、レリーズボタンの第2ストロークでオンし、これに応じてカメラMPU101は、露出動作を開始する。スイッチSWABは、レリーズボタンとは別にカメラ100(本体)に設けられたオートバウンス開始ボタンの押下によりオンするオートバウンス開始スイッチである。
なお、外部ストロボ120は、カメラMPU101からオートバウンス制御開始の信号を受信すると、発光部202を有するストロボヘッド部200b(図2参照)を所定の角度へと自動駆動させる。また、スイッチ操作部117は、スイッチSW1,SW2,SWAB以外の種々のスイッチやボタンを備え、それらのスイッチやボタンからの信号はカメラMPU101に送られ、カメラMPU101は、各スイッチと各ボタンに割り当てられた動作を実行する。
ストロボ制御部118は、外部ストロボ120に対して発光パターン(プリ発光、メイン発光)の指示と、メイン発光量等の指示を行う。カメラMPU101と外部ストロボ120との通信は、カメラ100のストロボ制御部118と外部ストロボ120のカメラ接続部209とを介して行われる(図2参照)。
図2は、外部ストロボ120の概略構成を示すブロック図である。外部ストロボ120は、大略的に、ストロボ本体部200a(本体)とストロボ本体部200aに対して回動可能なストロボヘッド部200b(可動部)とから構成されている。ストロボ本体部200aは、ストロボMPU201、ヘッド駆動制御部204、ストロボ姿勢検出部205、バウンス角度演算部206、ストロボスイッチ操作部207、表示部208及びカメラ接続部209を備える。ストロボヘッド部200bは、発光部202及び測距用測光部203を備える。
ストロボMPU201は、発光制御シーケンスやストロボヘッド部200bの角度決定等の他、外部ストロボ120の全体的な動作を制御するマイクロコントローラである。発光部202は、ストロボMPU201からの発光信号に従ってストロボ光を発光する不図示のストロボ発光回路を有する。測距用測光部203は、発光部202から照射されたストロボ光が測距対象に反射することで得られる反射光を受光する不図示の測距用測光センサを有し、測距用測光センサからの出力である輝度信号をストロボMPU201へ送信する。ストロボMPU201は、測距用測光部203から受信した輝度信号を不図示のA/D変換器によりデジタルデータに変換し、変換したデジタルデータに基づいて測距対象までの距離を算出する。
ヘッド駆動制御部204は、ストロボMPU201からの制御信号に従って、不図示のモータを駆動制御することにより、ストロボヘッド部200bをストロボ本体部200aに対して水平方向/垂直方向に駆動させる。また、ヘッド駆動制御部204は、ストロボヘッド部200bの駆動量を検出し、得られた検出結果をストロボ本体部200aに対する相対位置情報としてストロボMPU201に送る。ストロボ姿勢検出部205は、重力方向と撮影光軸のそれぞれを中心とした回転方向に対するストロボ本体部200aの傾きを取得する。
バウンス角度演算部206は、測距用測光部203が取得したデータとストロボ姿勢検出部205が取得したデータに基づき、最適な照射方向(バウンス角度)を算出する。ストロボスイッチ操作部207は、ストロボ本体部200aに設けられたオートバウンス開始ボタンが押下されることによりオンするスイッチST_SWABを有する。スイッチST_SWABがオンになると、ストロボMPU201は、ストロボヘッド部200bのオートバウンス制御を開始する。なお、ストロボスイッチ操作部207は、その他にも、外部ストロボ120の電源スイッチや外部ストロボ120の種々の設定や動作を行うためのボタンやスイッチを含み、各スイッチ及び各ボタンからの信号はストロボMPU201に送られる。ストロボMPU201は、各スイッチ及び各ボタンに割り当てられた動作を実行する。表示部208には、外部ストロボ120の設定状態等が表示される。カメラ接続部209は、カメラ100のストロボ制御部118と接続され、カメラMPU101とストロボMPU201とは、ストロボ制御部118とカメラ接続部209とを介して必要な通信を行う。
<第1実施形態に係る自動照射方向制御方法(オートバウンス制御方法)>
図3は、第1実施形態に係るオートバウンス制御方法のカメラ100での制御フローを示すフローチャートである。図3に示す各処理は、カメラMPU101が、不図示のROMに格納された制御プログラムを不図示のRAMに展開することにより実行される。
ステップS301においてカメラMPU101は、レジスタの初期化やデータの初期化、周辺部の初期化等の初期設定を行う。続くステップS302においてカメラMPU101は、スイッチ操作部117が備えるスイッチSW1,SW2,SWAB及びその他のボタンやスイッチの状態を検出する。そして、ステップS303においてカメラMPU101は、カメラ100の電源スイッチ(電源SW)がオフされたか否かを判定する。カメラMPU101は、電源SWがオフされた場合(S303でYES)、処理をステップS304へ進め、電源SWがオンの状態にある場合(S303でNO)、処理をステップS305へ進める。
ステップS304においてカメラMPU101は、周辺回路への電源オフの指示やデータ退避等の終了処理を行い、その後、本処理を終了させる。一方、ステップS305においてカメラMPU101は、カメラ100(本体)に装着されている外部ストロボ120との通信(ストロボ通信)を行う。このストロボ通信では、カメラMPU101は、カメラ100の各種情報(オートバウンス情報含む)を外部ストロボ120へ送信すると共に、外部ストロボ120から外部ストロボ120の各種情報(オートバウンス情報含む)を受信する。
図4は、ステップS305において行われるストロボ通信において送受信されるオートバウンス情報を示す図である。図4(a)は、カメラ100から外部ストロボ120へ送信されるオートバウンス情報を示している。このオートバウンス情報は、「オートバウンス開始命令」、「オートバウンス中止命令」及び「オートバウンス開始ボタン情報」を含む自動照射方向制御に関する情報である。オートバウンス開始命令は、オートバウンス制御の開始を指示する。オートバウンス中止命令は、オートバウンス制御の中止を指示する。オートバウンス開始ボタン情報は、オートバウンス制御を開始させるための操作がなされたボタンを示す情報であり、スイッチSW1,SWABのいずれかとなる。
図4(b)は、外部ストロボ120からカメラ100へ送信されるオートバウンス情報を示している。このオートバウンス情報は、「オートバウンス開始」、「オートバウンス終了」、「オートバウンス制御中」及び「オートバウンス開始ボタン情報」を含む自動照射方向制御に関する情報である。オートバウンス開始は、オートバウンス制御を開始したことを通知するものである。オートバウンス終了は、オートバウンス制御を終了したことを通知するものである。オートバウンス制御中は、オートバウンス制御中であることを通知するものである。オートバウンス開始ボタン情報は、外部ストロボ120のオートバウンス開始スイッチであるスイッチST_SWABが押下されたことを示す。
図3の説明に戻る。ステップS305の後、ステップS306においてカメラMPU101は、オートバウンス判定処理を行う。このオートバウンス判定処理の詳細については、図5を参照して後述する。次に、ステップS307においてカメラMPU101は、撮影準備処理である測光やAFを開始するためのスイッチであるスイッチSW1がオフであるか否かを判定する。カメラMPU101は、スイッチSW1がオフである場合(S307でYES)、処理をステップS308へ進め、スイッチSW1がオンである場合(S307でNO)、処理をステップS313へ進める。
ステップS308においてカメラMPU101は、ステップS306のオートバウンス判定結果に基づき、スイッチSWABによるオートバウンス許可であるか否かを判定する。カメラMPU101は、スイッチSWABによるオートバウンス許可である場合(S308でYES)、処理をステップS309へ進め、スイッチSWABによるオートバウンス許可ではない場合(S308でNO)、処理をステップS310へ進める。ステップS309においてカメラMPU101は、SWAB_AutoBounceに「1」を記憶する。なお、SWAB_AutoBounceは、メモリ(RAM等)である。その後、処理は、ステップS312へ進められる。
ステップS310においてカメラMPU101は、ステップS306のオートバウンス判定結果に基づき、スイッチST_SWABによるオートバウンス許可であるか否かを判定する。カメラMPU101は、スイッチST_SWABによるオートバウンス許可である場合(S310でYES)、処理をステップS311へ進め、スイッチST_SWABによるオートバウンス許可ではない場合(S310でNO)、処理をステップS302へ戻す。ステップS311においてカメラMPU101は、ST_SWAB_AutoBounceに「1」を記憶する。なお、ST_SWAB_AutoBounceは、メモリ(RAM等)である。その後、処理は、ステップS312へ進められる。ステップS312においてカメラMPU101は、外部ストロボ120に対して、オートバウンス制御開始の通信を行う。その後、処理はステップS302へ戻される。
ステップS313においてカメラMPU101は、被写体に焦点を合わせるために、焦点検出部115からのデフォーカス量に基づき、周知の位相差検出方式等による測距演算を行う。続くステップS314においてカメラMPU101は、ステップS313での測距演算によるデータに基づき、レンズ駆動量を算出してレンズを駆動する。そして、ステップS315においてカメラMPU101は、測光部112からの出力、設定されたISO感度や撮影モード等のカメラ設定情報に基づき、シャッタスピード(CMOSセンサの場合には蓄積時間)や絞り値等を決定するための測光演算処理を行う。
ステップS316においてカメラMPU101は、ステップS306のオートバウンス判定結果に基づき、スイッチSW1によるオートバウンス許可であるか否かを判定する。カメラMPU101は、スイッチSW1によるオートバウンス許可である場合(S316でYES)、処理をステップS317へ進め、スイッチSW1によるオートバウンス許可ではない場合(S316でNO)、処理をステップS319へ進める。ステップS317においてカメラMPU101は、SW1_AutoBounceに「1」を記憶する。なお、SW1_AutoBounceは、メモリ(RAM等)である。続くステップS318においてカメラMPU101は、外部ストロボ120へオートバウンス制御開始の通信を行う。その後、処理はステップS319へ進められる。
ステップS319においてカメラMPU101は、測光演算を行って算出されたシャッタスピード及び絞り値等のカメラの情報を画像表示部107に表示する。続いて、ステップS320においてカメラMPU101は、撮影操作スイッチであるスイッチSW2がオンされたか否かを判定する。カメラMPU101は、スイッチSW2がオンされた場合(S320でYES)、処理をステップS321へ進め、スイッチSW2がオンされていない場合(S320でNO)、処理をステップS302へ戻す。
ステップS321においてカメラMPU101は、撮像素子103のゲイン設定、蓄積動作、読み出し動作、読み出され信号に対する画像処理、画像書き込み等の静止画撮影の一連の動作を行う。ステップS321の後、処理はステップS302へ戻される。
ステップS306のオートバウンス判定処理について説明する。図5は、ステップS306のオートバウンス判定処理のフローチャートである。ステップS501においてカメラMPU101は、スイッチSW1がオフからオンに変わったか否かを判定する。カメラMPU101は、スイッチSW1がオンになった場合(S501でYES)、処理をステップS502へ進め、スイッチSW1がオフのままである場合(S501でNO)、処理をステップS505へ進める。
ステップS502においてカメラMPU101は、ステップS305のストロボ通信で受信したオートバウンス情報に基づき、外部ストロボ120がオートバウンス制御中であるか否かを判定する。カメラMPU101は、オートバウンス制御中である場合(S502でYES)、処理をステップS503へ進め、オートバウンス制御中ではない場合(S502でNO)、処理をステップS504へ進める。
ステップS503においてカメラMPU101は、外部ストロボ120に対してオートバウンス中止命令を送信する。その後、処理はステップS504へ進められる。ステップS504においてカメラMPU101は、スイッチSW1によるオートバウンス制御の開始許可を記憶する。その後、処理はステップS505へ進められる。
ステップS505においてカメラMPU101は、スイッチSWABがオフからオンに変わったか否かを判定する。カメラMPU101は、スイッチSWABがオンになった場合(S505でYES)、処理をステップS506へ進め、スイッチSWABがオンになっていない場合(S505でNO)、処理をステップS510へ進める。ステップS506においてカメラMPU101は、スイッチSW1によるオートバウンス制御中であるか否かを判定する。カメラMPU101は、スイッチSW1によるオートバウンス制御中である場合(S506でYES)、処理をステップS510へ進め、スイッチSW1によるオートバウンス制御中ではない場合(S506でNO)、処理をステップS507へ進める。なお、スイッチSW1に基づくオートバウンス制御中であるか否かの判定は、ステップS317での記憶情報と外部ストロボ120のオートバウンス情報とから判断することができる。
ステップS507においてカメラMPU101は、スイッチSW1以外のスイッチによるオートバウンス制御中であるか否かを判定する。なお、スイッチSW1以外のスイッチとは、具体的には、スイッチSWABとスイッチST_SWABとなる。カメラMPU101は、スイッチSW1以外のスイッチによるオートバウンス制御中である場合(S507でYES)、処理をステップS508へ進める。また、カメラMPU101は、スイッチSW1以外のスイッチによるオートバウンス制御中ではない場合(S507でNO)、処理をステップS509へ進める。ステップS508においてカメラMPU101は、外部ストロボ120に対してオートバウンス中止命令を送信する。その後、処理はステップS509へ進められる。ステップS509においてカメラMPU101は、スイッチSWABによるオートバウンス制御の開始許可を記憶する。その後、処理はステップS510へ進められる。
ステップS510においてカメラMPU101は、外部ストロボ120からのオートバウンス情報にスイッチST_SWABによるオートバウンス開始要求があるか否かを判定する。カメラMPU101は、スイッチST_SWABによるオートバウンス開始要求がない場合(S510でNO)、本処理を抜け、スイッチST_SWABによるオートバウンス開始要求がある場合(S510でYES)、処理をステップS511へ進める。ステップS511においてカメラMPU101は、スイッチSW1によるオートバウンス制御中であるか否かを判定する。カメラMPU101は、スイッチSW1によるオートバウンス制御中である場合(S511でYES)、本処理を抜け、スイッチSW1によるオートバウンス制御中ではない場合(S511でNO)、処理をステップS512へ進める。
ステップS512においてカメラMPU101は、スイッチSW1以外のスイッチによるオートバウンス制御中であるか否かを判定する。なお、スイッチSW1以外のスイッチとは、具体的には、スイッチSWABとスイッチST_SWABとなる。カメラMPU101は、スイッチSW1以外のスイッチによるオートバウンス制御中である場合(S512でYES)、処理をステップS513へ進める。一方、カメラMPU101は、スイッチSW1以外のスイッチによるオートバウンス制御中ではない場合(S512でNO)、処理をステップS514へ進める。
ステップS513においてカメラMPU101は、外部ストロボ120に対してオートバウンス中止命令を送信する。その後、処理はステップS514へ進められる。ステップS514においてカメラMPU101は、スイッチST_SWABによるオートバウンス制御の開始許可を記憶する。これにより本処理は終了となる。
以上の通り、本実施形態では、カメラ100から外部ストロボ120へオートバウンス制御の開始と中止を指示する。その際に、スイッチSW1によるオートバウンス制御が、スイッチSWAB,スイッチST_SWABによるオートバウンス制御よりも優先される構成となっている。なお、スイッチSWABによるオートバウンス制御とスイッチST_SWABによるオートバウンス制御とは、時間的に後に押下されたスイッチによるオートバウンス制御に切り替えられることになる。
図6は、第1実施形態に係るオートバウンス制御の外部ストロボ120での制御フローを示すフローチャートである。図6に示す各処理は、ストロボMPU201が、不図示のROMに格納された制御プログラムを不図示のRAMに展開することにより実行される。
ステップS601においてストロボMPU201は、ストロボMPU201に接続された各種端子の初期化処理や、ストロボMPU201の内部RAM等のデータ初期化処理を行う。続くステップS602においてストロボMPU201は、ストロボスイッチ操作部207が備えるスイッチST_SWAB及びその他のボタンやスイッチの状態を検出する。ステップS603においてストロボMPU201は、ステップS602でのスイッチ検出結果に基づき、外部ストロボ120の電源スイッチ(電源SW)がオフであるか否かを判定する。ストロボMPU201は、電源SWがオフである場合(S603でYES)、処理をステップS604へ進め、電源SWがオンである場合(S603でNO)、処理をステップS605へ進める。ステップS604においてストロボMPU201は、電源オフ処理等の終了設定を行い、本処理を終了させる。
ステップS605においてストロボMPU201は、ストロボ姿勢検出部205から重力方向と光軸のそれぞれを中心とした回転方向に対するストロボ本体部200aの傾きを取得する。ここで、ストロボ本体部200aの傾きは、カメラ100(本体)の水平位置を基準とする傾きとなる。続くステップS606においてストロボMPU201は、カメラ100との通信処理(ステップS305の通信処理に対応する)を実行する。
次いで、ステップS607においてストロボMPU201は、ストロボ通信の後処理を行う。更に、ステップS608においてストロボMPU201は、オートバウンス判定処理を行う。これらステップS607のストロボ通信後処理と、ステップS608のオートバウンス判定処理の詳細については、後述する。
その後、ステップS609においてストロボMPU201は、ストロボ本体部200aが備える不図示のコンデンサの充電開始や充電停止等の充電制御を行う。そして、ステップS610においてストロボMPU201は、外部ストロボ120の各種状態(ストロボモード、充電状態、ズーム位置等)を表示部208に表示する。その後、処理はステップS602へ戻される。
上述したステップS607のストロボ通信後処理の詳細について、図7を参照して説明する。図7は、ステップS607のストロボ通信後処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS701においてストロボMPU201は、カメラ100からの通信がメイン発光を指示するメイン発光通信であるか否かを判定する。ストロボMPU201は、メイン発光指示である場合(S701でYES)、ステップS702においてメイン発光処理を行う。これにより、本処理は終了となる。ストロボMPU201は、メイン発光指示でない場合(S701でNO)、ステップS703において、カメラ100からの通信がプリ発光を行うプリ発光通信であるか否かを判定する。
ストロボMPU201は、プリ発光指示である場合(S703でYES)、ステップS704においてプリ発光処理を行う。これにより、本処理は終了となる。ストロボMPU201は、プリ発光指示でない場合(S703でNO)、ステップS705において、カメラ100からの通信がオートバウンス情報記憶通信であるか否かを判定する。ストロボMPU201は、オートバウンス情報記憶通信である場合(S705でYES)、ステップS706においてカメラ100からオートバウンス情報(図4(a))を取得し、記憶する。これにより、本処理は終了となる。ストロボMPU201は、オートバウンス情報記憶通信でない場合(S705でNO)、ステップS707において、カメラ100からの通信がオートバウンス制御送信要求であるか否かを判定する。
ストロボMPU201は、オートバウンス情報送信要求である場合(S707でYES)、ステップS708において、カメラ100へオートバウンス情報(図4(b))を送信する。これにより、本処理は終了となる。ストロボMPU201は、オートバウンス情報送信要求でない場合(S707でNO)、ステップS709において、カメラ100からの通信がカメラ情報通信であるか否かを判定する。ストロボMPU201は、カメラ情報通信である場合(S709でYES)、ステップS310において、カメラ情報(撮影モード、シャッタスピード、絞り、ズーム位置、プリ発光情報等)を記憶する。これにより、本処理は終了となる。ストロボMPU201は、カメラ情報通信でない場合(S709でNO)、ステップS311において、カメラ100からの通信がストロボ情報送信要求であるか否かを判定する。
ストロボMPU201は、ストロボ情報送信要求である場合(S711でYES)、ステップS712において、カメラ100へストロボ情報(フラッシュモード、充電状態、電池情報やガイドナンバ情報等)を送信する。これにより、本処理は終了となる。また、ストロボMPU201は、ストロボ情報送信要求でない場合(S711でNO)、本処理を終了させる。なお、ストロボ通信後処理のステップS701,S703,S705,S707,S709,S711の各処理の順序は、上記の順序に限定されるものではなく、自由に設定することができる。
上述したステップS608のオートバウンス判定処理の詳細について、図8を参照して説明する。図8は、ステップS608のオートバウンス判定処理のフローチャートである。ステップS801においてストロボMPU201は、カメラ100からオートバウンス開始要求があるか否かを判定する。ストロボMPU201は、オートバウンス開始要求があった場合(S801でYES)、ステップS802においてオートバウンス制御を実行し、オートバウンス開始要求がない場合(S801でNO)、本処理を終了させる。
上述したステップS802のオートバウンス制御の詳細について、図9を参照して説明する。図9は、ステップS802のオートバウンス制御の詳細を示すフローチャートである。先ず、ステップS901においてストロボMPU201は、カメラ100に対してオートバウンス開始を通知する。続くステップS902においてストロボMPU201は、ストロボヘッド部200bを天井方向へ駆動させるバウンス駆動制御を行う。ここで、ストロボヘッド部200bの天井方向への駆動量は、ストロボ本体部200aの傾きに基づいて算出される。例えば、図6のステップS605での重力方向の角度をX度、回転方向の角度を0度とした場合、駆動量は角度(90−X)度となる。なお、ステップS902の処理の詳細については後述する。
ステップS903においてストロボMPU201は、天井方向へ向けて発光部202によるプリ発光を行う。このプリ発光によって発光部202からストロボ光が発せられ、測距対象である天井からの反射光データを測距用測光部203が取得することで、天井までの距離を算出することができる。続いて、ステップS904においてストロボMPU201は、ストロボヘッド部200bを撮影被写体に対して正面方向へ駆動させるバウンス駆動制御を行う。ここで、正面方向は光軸方向となるため、駆動量は角度0度となる。なお、ステップS904の処理の詳細については後述する。そして、ステップS905においてストロボMPU201は、プリ発光を行う。このプリ発光によって発光部202からストロボ光が発せられ、測距対象である被写体からの反射光データを測距用測光部203が取得することで、被写体までの距離を算出することができる。
ステップS906においてストロボMPU201は、天井までの距離と被写体までの距離とに基づき、バウンスストロボ撮影に適した照射方向に対応する最適バウンス角度を算出する。最適バウンス角度の演算の詳細には、周知の技術を用いることができるため、ここでの説明は省略するが、最適バウンス角度の駆動量は、ストロボ本体部200aの傾きを加味して算出される。続いて、ステップS907においてストロボMPU201は、ストロボヘッド部200bをバウンスストロボ撮影に適した照射方向となる位置に対応する最適バウンス角度へ駆動させるバウンス駆動制御を行う。なお、ステップS907の処理の詳細については後述する。その後、ステップS908においてストロボMPU201は、カメラ100へオートバウンス終了通知を行う。これにより、本処理は終了となる。
上述したステップS902,S904,S907のバウンス駆動の詳細について、図10及び図10を参照して説明する。図10は、ステップS902,S904,S907のバウンス駆動制御のフローチャートである。なお、ステップS902,S904,S907のバウンス駆動は、駆動量が異なるだけであって、駆動手順は同じであるため、図10に示す1つのフローチャートで説明することができる。
先ず、ステップS1001においてストロボMPU201は、ヘッド駆動制御部204により不図示のモータの駆動を制御して、ストロボヘッド部200bの駆動を開始する。続くステップS1002においてストロボMPU201は、現在のストロボヘッド部200bの位置での駆動量をヘッド駆動制御部204から取得し、取得した現在の駆動量が所定の駆動量に合致するか否かを判定する。ストロボMPU201は、現在の駆動量が所定の駆動量に合致する場合(S1002でYES)、処理をステップS1009へ進め、現在の駆動量が所定の駆動量と合致しない場合(S1002でNO)、処理をステップS1003へ進める。
ステップS1009においてストロボMPU201は、ヘッド駆動制御部204により不図示のモータの駆動を制御して、ストロボヘッド部200bの駆動を停止する。これにより、本処理は終了となる。一方、ステップS1003においてストロボMPU201は、カメラ100と通信を行い、オートバウンス情報を取得する。その後、ステップS1004においてストロボMPU201は、ストロボスイッチ操作部207の各種スイッチ(電源SWやスイッチST_SWAB)を検出する。そして、ステップS1005においてストロボMPU201は、オートバウンス制御の中断判定を行う。このオートバウンス制御の中断判定の詳細については、図11を参照して後述する。
次に、ステップS1006においてストロボMPU201は、ステップS1005での中断判定の結果、オートバウンス制御の中断を許可したか否かを判定する。ストロボMPU201は、オートバウンス制御の中断を許可しなかった場合(S1006でYES)、処理をステップS1002へ戻し、オートバウンス制御の中断を許可した場合(S1006でNO)、処理をステップS1007へ進める。ステップS1007においてストロボMPU201は、ヘッド駆動制御部204によりモータの駆動を停止させる制御を行い、これにより、ストロボヘッド部200bの駆動を停止させる。続いて、ステップS1008においてストロボMPU201は、カメラ100へオートバウンスの終了通知を行う。これにより、本処理は終了となる。
上述したステップS1005のオートバウンス制御の中断判定処理の詳細について、図11を参照して説明する。図11は、ステップS1005のオートバウンス制御の中断判定処理のフローチャートである。先ず、ステップS1101においてストロボMPU201は、カメラ100からのオートバウンス情報にオートバウンス中止要求があるか否かを判定する。ストロボMPU201は、オートバウンス中止要求があった場合(S1101でYES)、処理をステップS1102へ進め、オートバウンス中止要求がない場合(S1101でNO)、処理をステップS1103へ進める。
ステップS1102においてストロボMPU201は、オートバウンスの中断許可をメモリに記憶する。一方、ステップS1103においてストロボMPU201は、オートバウンスの中断不許可をメモリに記憶する。ステップS1102又はステップS1103の実行により、本処理は終了となる。
以上の説明の通り、スイッチSW1によるオートバウンス制御開始では、スイッチSW1によるオートバウンス制御の許可を記憶する。一方、スイッチSWABによるオートバウンス制御開始では、スイッチSW1によるオートバウンス制御中であるならば、スイッチSWABによるオートバウンスを許可しない。しかし、スイッチSW1によるオートバウンス制御中でなければ、スイッチSWABによるオートバウンスを許可する。このように、本実施形態では、カメラ100のスイッチSW1によるオートバウンス制御の優先を実施している。スイッチSW1がオンされるとAF及び測光などの撮影準備動作も開始するため、スイッチSW1によるオートバウンス制御開始は他のボタンによるオートバウンス制御開始よりも撮影開始直前に行われる可能性が高い。そのため、スイッチSW1によるオートバウンス制御開始がなされた状態から撮影されるまでの間にバウンスストロボ撮影に適した照射方向が大きく変化する可能性は、他のボタンによるオートバウンス制御開始がなされた状態から撮影されるまでの間よりも低い。また、スイッチSW1によるオートバウンス制御開始がなされた状態から撮影されるまでの間にバウンスストロボ撮影に適した照射方向が大きく変化する場合には、大きな構図変更や被写体の移動が想定され、再度スイッチSW1がオンされる可能性が高い。以上の理由から、スイッチSW1による自動照射方向制御を他のボタンによる自動照射方向制御よりも優先させることで、不要な自動照射方向制御を削減すると共にレリーズタイムラグを抑制した、適切な自動照射方向制御を実行することができる。
<第2実施形態に係るオートバウンス制御方法>
第1実施形態で図1乃至図5を参照して説明したカメラ100及び外部ストロボ120のブロック構成、オートバウンス通信情報、オートバウンス制御のカメラ100での制御フローとオートバウンス判定フローは、第2実施形態にもそのまま適用される。また、第1実施形態で図6を参照して説明した外部ストロボ120でのオートバウンス制御フローも、第2実施形態においてそのまま適用される。
但し、第2実施形態でのステップS608のオートバウンス判定処理の内容は、第1実施形態でのステップS608のオートバウンス判定処理の内容と異なる。そこで、第2実施形態でのステップS608のオートバウンス判定処理の内容について、図12を参照して説明する。
図12は、第2実施形態に係る外部ストロボ120での制御フローにおけるステップS608でのオートバウンス判定処理のフローチャートである。ステップS1201においてストロボMPU201は、カメラ100からオートバウンス開始要求があったか否かを判定する。ストロボMPU201は、オートバウンス開始要求があった場合(S1201でYES)、処理をステップS1202へ進め、オートバウンス開始要求がない場合(S1201でNO)、処理をステップS1203へ進める。
ステップS1203においてストロボMPU201は、図6のステップS602のスイッチ検出により、スイッチST_SWAB(オートバウンス開始ボタン)がオフからオンへ変わったか否か(スイッチST_SWABが押下されたか否か)を判定する。ストロボMPU201は、スイッチST_SWABがオンへ変わっていれば(S1203でYES)、処理をステップS1202へ進め、スイッチST_SWABがオフのままであれば(S1203でNO)、処理をステップS1204へ進める。
ステップS1204においてストロボMPU201は、後述する図13のフローに従うオートバウンス開始要求があるか否かを判定する。ストロボMPU201は、オートバウンス開始要求があれば(S1204でYES)、処理をステップS1202へ進め、オートバウンス開始要求がなければ(S1204でNO)、本処理を終了させる。ステップS1202においてストロボMPU201は、オートバウンス制御を実行し、その後、本処理を終了させる。
ステップS1202のオートバウンス制御の内容は、第1実施形態において図9のフローチャートを参照して説明したオートバウンス制御の内容と同じであるため、ここでの説明を省略する。また、図9のフローチャートのステップS902,S904,S907のバウンス駆動制御の内容は、第1実施形態において図10のフローチャートを参照して説明したオートバウンス制御の内容の内容と同じであるため、ここでの説明を省略する。但し、第2実施形態でのステップS1005のオートバウンス制御の中断判定処理の内容は、第1実施形態でのステップS1005のオートバウンス制御の中断判定処理の内容と異なる。そこで、第2実施形態でのステップS1005のオートバウンス制御の中断判定処理の内容について、図13を参照して説明する。
図13は、第2実施形態に係る外部ストロボ120での制御フローにおけるステップS1005でのオートバウンス制御の中断判定処理のフローチャートである。先ず、ステップS1301においてストロボMPU201は、カメラ100からのオートバウンス情報にオートバウンス中止要求があるか否かを判定する。ストロボMPU201は、オートバウンス中止要求がある場合(S1301でYES)、処理をステップS1309へ進め、オートバウンス中止要求がない場合(S1301でNO)、処理をステップS1302へ進める。
ステップS1302においてストロボMPU201は、カメラ100からのオートバウンス情報に基づき、オートバウンス開始ボタン情報がスイッチSW1か否か(スイッチSW1によるオートバウンス開始要求があるか否か)を判定する。ストロボMPU201は、スイッチSW1によるオートバウンス開始要求である場合(S1302でYES)、処理をステップS1303へ進める。一方、ストロボMPU201は、スイッチSW1によるオートバウンス開始要求でない場合(S1302でNO)、処理をステップS1304へ進める。
ステップS1303においてストロボMPU201は、スイッチSW1によるオートバウンス開始要求をRAM等のメモリに記憶する。その後、処理はステップS1309へ進められる。一方、ステップS1304においてストロボMPU201は、カメラ100からのオートバウンス情報に基づき、オートバウンス開始ボタン情報がスイッチSWABか否か(スイッチSWABによるオートバウンス開始要求があるか否か)を判定する。ストロボMPU201は、スイッチSWABによるオートバウンス開始要求である場合(S1304でYES)、処理をステップS1305へ進める。一方、ストロボMPU201は、スイッチSWABによるオートバウンス開始要求でない場合(S1304でNO)、処理をステップS1306へ進める。
ステップS1305においてストロボMPU201は、スイッチSWABによるオートバウンス開始要求をRAM等のメモリに記憶する。その後、処理はステップS1308へ進められる。一方、ステップS1306において、図6のステップS602のスイッチ検出により、スイッチST_SWAB(オートバウンス開始ボタン)がオフからオンへ変化したか否か(スイッチST_SWABによるオートバウンス開始要求があるか否か)を判定する。ストロボMPU201は、スイッチST_SWABによるオートバウンス開始要求がある場合(S1306でYES)、処理をステップS1307へ進める。一方、ストロボMPU201は、スイッチST_SWABによるオートバウンス開始要求がない場合(S1306でNO)、処理をステップS1311へ進める。
ステップS1307においてストロボMPU201は、スイッチST_SWABによるオートバウンス開始要求をRAM等のメモリに記憶する。その後、処理はステップS1308へ進められる。ステップS1308においてストロボMPU201は、実行中のオートバウンス制御がスイッチSW1によるものであるか否かを判定する。ストロボMPU201は、スイッチSW1によるオートバウンス制御中である場合(S1308でYES)、処理をステップS1310へ進める。一方、ストロボMPU201は、スイッチSW1によるオートバウンス制御中でない場合(S1308でNO)、処理をステップS1309へ進める。
ステップS1309においてストロボMPU201は、オートバウンス制御の中断許可をRAM等のメモリに記憶する。また、ステップS1310においてストロボMPU201は、RAM等に記憶しているオートバウンス開始要求の記憶を削除する。その後、処理はステップS1311へ進められ、ステップS1311においてストロボMPU201は、オートバウンス制御の中断不許可をメモリに記憶する。ステップS1309又はステップS1311の実行により、本処理は終了となる。
以上の説明の通り、第2実施形態では、外部ストロボ120のオートバウンス制御中に、スイッチSW1によるオートバウンス開始要求があれば、実行中のオートバウンスを中断して、オートバウンス制御をやり直す。また、スイッチSWAB又はスイッチST_SWABによるオートバウンス開始要求があった場合、スイッチSW1によるオートバウンス中か否かを判定し、スイッチSW1によるオートバウンス制御の実行中であれば、オートバウンスを中断せず、継続して実行する。これにより、スイッチSW1のオートバウンス優先処理を、外部ストロボ120に実行させることで、使い勝手のよい撮像システムを構成することができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
例えば、上記説明では、外部ストロボ120を装着可能なカメラ100を取り上げたが、これに限られず、照射方向(例えば、バウンス角度)を変えることができるストロボを装備(内蔵)した撮像装置であってもよい。上記説明では、オートバウンス開始ボタンとして機能するボタンとして、カメラ100は2つのスイッチSW1,SWABを備え、外部ストロボ120は1つのスイッチST_SWABを備える構成とした。しかし、これに限定されずに、カメラ100と外部ストロボ120とからなる撮像システムにおいて、自動照射方向制御を開始するための複数の操作部を備えていて、撮影準備を開始させるための第1の操作部と第1の操作部ではない第2の操作部があればよい。例えば、カメラ100がスイッチSWABを備えない撮像システムもまた、本発明の実施形態に含まれることになる。また、自動照射方向制御を開始するための複数の操作部への操作は押下に限らず、操作部の形態に応じた操作であればよい。また、スイッチSWABをオンさせるオートバウンス開始ボタンは、オートバウンス制御専用のボタンでなくてもよく、他の機能を実行するためのボタンと兼ねていてもよい。例えば、撮影時にどのような照明効果が得られるかを確認するために照明装置を発光させるモデリング発光ボタンを、自動照射方向制御制御を行うモードが設定されている場合には、動照射方向制御を開始するための操作部として用いるようにしてもよい。
更に、上記実施形態では、バウンス角度演算において、外部ストロボ120による測距用測光部203、ストロボ姿勢検出部205で取得したデータに基づいて自動的に最適なバウンス角度を算出する構成にした。しかし、これに限られず、カメラ100の測光部112、レンズ制御部114、姿勢検出部116等で取得したデータに基づいてストロボヘッド部200bの最適なバウンス角度を算出する構成としてもよい。
本発明は以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
100 カメラ(撮像装置)
101 カメラMPU
103 撮像素子
116 姿勢検出部
117 スイッチ操作部
118 ストロボ制御部
120 外部ストロボ
200a ストロボ本体部
200b ストロボヘッド部
201 ストロボMPU
202 発光部
203 測距用測光部
204 ヘッド駆動制御部
205 ストロボ姿勢検出部
206 バウンス角度演算部
207 ストロボスイッチ操作部

Claims (7)

  1. 発光部の照射方向を変えることができる照明装置を装備し或いは装着可能である撮像装置であって、
    前記照射方向を自動的に決定して、前記発光部を決定された照射方向となる位置へ駆動する自動照射方向制御を実行する制御手段と、
    前記自動照射方向制御を開始するための複数の操作部を備え、
    前記複数の操作部のうちの1つは撮影準備を開始させるための第1の操作部であり、
    前記制御手段は、前記自動照射方向制御の実行中に前記第1の操作部が操作されたときには、前記実行中の自動照射方向制御を中断して、前記自動照射方向制御をやり直し、前記第1の操作部が操作されたことによる前記自動照射方向制御の実行中に前記複数の操作部のうちの前記第1の操作部ではない第2の操作部が操作されたときには、実行中の自動照射方向制御を中断せずに継続して実行することを特徴とする撮像装置。
  2. 発光部の照射方向を変えることができる照明装置と、前記照明装置を装着した撮像装置と、を有する撮像システムであって、
    前記撮像装置は、
    前記照射方向を自動的に決定して、前記発光部を決定された照射方向となる位置へ駆動するオートバウンス制御を実行する制御手段と、
    前記自動照射方向制御を開始するための少なくとも1つの操作部を備え、
    前記照明装置は、
    前記自動照射方向制御を開始するための少なくとも1つの操作部を備え、
    前記撮像装置が備える前記少なくとも1つの操作部は撮影準備を開始させるための第1の操作部であり、
    前記制御手段は、前記自動照射方向制御の実行中に前記第1の操作部が操作されたときには、前記実行中の自動照射方向制御を中断して、前記自動照射方向制御をやり直し、前記第1の操作部が操作されたことによる前記自動照射方向制御の実行中に前記照明装置が備える前記少なくとも1つの操作部が押下されたときには、実行中の自動照射方向制御を中断せずに継続して実行することを特徴とする撮像システム。
  3. 前記撮像装置は、前記第1の操作部のほかに前記自動照射方向制御を開始するための第2の操作部を備え、
    前記制御手段は、前記第1の操作部が操作されたことによる前記自動照射方向制御の実行中に前記撮像装置に設けられた前記第2の操作部が操作された場合には実行中の自動照射方向制御を中断せず、継続して実行することを特徴とする請求項2に記載の撮像システム。
  4. 前記照明装置と前記撮像装置はそれぞれ、前記制御手段が前記自動照射方向制御を実行するための自動照射方向制御に関する情報を送受信するための通信手段を備え、
    前記通信手段を用いて前記照明装置から前記撮像装置に送信される前記自動照射方向制御に関する情報には、自動照射方向制御を開始したことを通知する情報、自動照射方向制御を終了したことを通知する情報、自動照射方向制御の実行中であることを通知する情報および前記照明装置の操作部が操作されたことを通知する情報があり、
    前記通信手段を用いて前記撮像装置から前記照明装置に送信される前記自動照射方向制御に関する情報には、自動照射方向制御の開始を指示する情報、自動照射方向制御の中止を指示する情報、自動照射方向制御を開始させるための操作がなされた操作部を示す情報があることを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像システム。
  5. 発光部の照射方向を変えることができる照明装置を装備し或いは装着可能な撮像装置が、前記照射方向を自動的に決定して前記発光部を決定された照射方向となる位置へ駆動する自動照射方向制御を開始するための複数の操作部を備え、前記複数の操作部のうちの1つは撮影準備を開始させるための第1の操作部であるときに前記撮像装置において実行される自動照射方向制御方法であって、
    前記自動照射方向制御の実行中に前記第1の操作部が操作されたときには、前記実行中の自動照射方向制御を中断して、前記自動照射方向制御をやり直し、前記第1の操作部が操作されたことによる前記自動照射方向制御の実行中に前記複数の操作部のうちの前記第1の操作部ではない第2の操作部が操作されたときには、実行中の自動照射方向制御を中断せずに継続して実行することを特徴とする自動照射方向制御方法。
  6. 発光部の照射方向を変えることができる照明装置を撮像装置に装着してなる撮像システムにおいて、前記撮像装置および前記照明装置のそれぞれが前記照射方向を自動的に決定して前記発光部を決定された照射方向となる位置へ駆動する自動照射方向制御を開始するための少なくとも1つの操作部を備え、且つ、前記撮像装置が備える前記少なくとも1つの操作部が撮影準備を開始させるための第1の操作部であるときに、前記撮像システムにおいて実行される自動照射方向制御方法であって、
    前記自動照射方向制御の実行中に前記第1の操作部が操作されたときには、前記実行中の自動照射方向制御を中断して、前記自動照射方向制御をやり直し、前記第1の操作部が操作されたことによる前記自動照射方向制御の実行中に前記照明装置が備える前記少なくとも1つの操作部が操作されたときには、実行中の自動照射方向制御を中断せずに継続して実行することを特徴とする自動照射方向制御方法。
  7. 請求項5又は6に記載の自動照射方向制御方法を撮像装置が備えるコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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