JP2006091820A - 撮像装置、ストロボ装置、ストロボ発光制御方法、及びプログラム - Google Patents

撮像装置、ストロボ装置、ストロボ発光制御方法、及びプログラム Download PDF

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JP2006091820A JP2005017412A JP2005017412A JP2006091820A JP 2006091820 A JP2006091820 A JP 2006091820A JP 2005017412 A JP2005017412 A JP 2005017412A JP 2005017412 A JP2005017412 A JP 2005017412A JP 2006091820 A JP2006091820 A JP 2006091820A
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Momoe Katsumata
百恵 勝俣
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Abstract

【課題】 ストロボ装置において、大発光量から小発光量に至るまで、実発光量の適
正発光量に対する偏差が極めて少ない発光を行うことを可能にする。
【解決手段】 ストロボ装置70を内蔵した撮像装置100が、キセノン管72と、
該キセノン管72に比べ、発光量が少なく且つ高精度の発光量制御が可能な白色発光ダイ
オード74とを備え、撮像装置100の動作状態情報または撮影関連情報に応じて、キセ
ノン管72と白色発光ダイオード74との発光比率を決定し、この決定された発光比率に
従い、キセノン管72及び白色発光ダイオード74の各発光量を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮像装置、ストロボ装置、ストロボ発光制御方法、及びプログラムに関し、
特に、ストロボ装置を内装した撮像装置、外部ストロボ装置を接続可能な撮像装置、撮像
装置に接続可能なストロボ装置、該撮像装置やストロボ装置に適用されるストロボ発光制
御方法、及び該ストロボ発光制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関
する。
従来、ストロボの発光時間を制御する方式には、いわゆる外測調光と称されるものがあ
り、この方式では、ストロボの発光を開始し、被写体からの反射光を撮影レンズと異なる
光学系を通して受光し、その受光量を積分して積分値が所定量に達した時点でストロボの
発光を停止するようにしている。
また、TTL調光と称されるものもあり、この方式では、ストロボの発光を開始し、被
写体からの反射光を、撮影レンズを通して受光し、その受光量を積分して積分値が所定量
に達した時点でストロボの発光を停止するようにしている。
こうした外測調光やTTL調光では、近距離被写体の撮影や高ISO感度での撮影など
において小発光量での閃光発光を行う場合に、調光制御性が悪化して露出がオーバになり
易いという問題点があった。その原因を、図10および図11を参照して説明する。
図10は、TTL調光を行う一眼レフカメラにおける光路を示す図である。
図10において511は被写体、500は撮影レンズ、501はミラー、502はフォ
ーカシングスクリーン、503はペンタプリズム、504はアイピース、507はTTL
測光用の受光素子、506は、受光素子507に被写体511からの反射光像を結像する
レンズ、508は積分回路、509はストロボ発光用のキセノン管、510はストロボ光
を被写体に効率よく投影するための反射笠である。
図11は、キセノン管509の発光特性と、発光停止時における実際に発光が止まるま
でのオーバシュートとを示す図である。
図11に示すように、キセノン管509は、時刻tに光放射が始まると、発光強度が
増加し、キセノン管509に流れる電流が、ストロボ発光用の電源の電圧とキセノン管5
09のインピーダンスとにより定まる最大電流に到達した後は、徐々に発光強度が減少す
る特性を示す。
被写体が近い場合は、時刻tにて積分回路508が受光素子507の出力レベルの積
分を開始して発光量を求め、例えば時刻tで所定発光量に到達したことを検出すると、
キセノン管509の発光を停止させる。但し、キセノン管509の発光は、不図示の発光
遮断回路の応答遅れやキセノン管509のイオン消失に時間がかかるために、実際の発光
停止は時刻tとなってしまう。
また、被写体が遠い場合は、例えば時刻tで所定発光量に到達したことを検出すると
、時刻tでキセノン管509の発光を停止させるが、同様に、実際の発光停止は時刻t
となってしまう。
被写体が近い場合、すなわち小発光量の場合における時刻tから時刻tまでの露光
オーバ量は、下記式(1)で算出される。
Figure 2006091820
また、被写体が遠い場合における時刻tから時刻tまでの露光オーバ量は、下記式
(2)で算出される。
Figure 2006091820
ここで、発光停止指示時点から実際の発光停止時点までの時間は、発光遮断回路の応答
速度などにより決まり、発光量の大きさには余り関連しないので、発光量が小さいほどオ
ーバシュート分(露光オーバ量)が発光量全体に占める割合が多くなり、露出オーバとな
る傾向が強いということになる。
これを解決するためには、発光遮断回路の応答速度を早めることが考えられる。
また、他の解決策として、ISO感度に応じて調光レベルを補正するTTL調光方式の
カメラが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、近年、白色発光ダイオードを使用したストロボ装置が提案されている。図12は
、白色発光ダイオードの発光量特性を示す図である。
すなわち、白色発光ダイオードの発光量は、該白色発光ダイオードに供給される電流I
が一定である限り、時間的に変動せず、また白色発光ダイオードに流れる電流IがX
、Xと高くなるに連れて、発光量が高くなるという特性を有している。そのため、
キセノン管に比べて発光や発光停止の指示に対する応答性に優れ、微小発光量の制御が容
易である。その上、白色発光ダイオードは発光寿命が長く、消費電力も少ないという性質
を備えている。
特開昭63−97924号公報
しかしながら、上記従来の発光遮断回路の応答速度を早める方策では、その高速化に限
界があり、また発光遮断回路のコスト高を招いてしまうという問題があった。
また、上記従来のISO感度に応じて調光レベルを補正するTTL調光方式のカメラで
は、調光レベルを補正するだけであり、この補正では、近距離の被写体を撮影する場合や
レンズが明るい(撮影絞りが開放に近い)場合における露出オーバを解決することはでき
なかった。
また、上記従来の白色発光ダイオードを使用するストロボ装置では、白色発光ダイオー
ドの発光量がキセノン管に比べて乏しく、白色発光ダイオードのみを使用したのでは、カ
メラの撮影に必要な発光量を得ることができないという問題点があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、大発光量から小発光量に至
るまで、実発光量の適正発光量に対する偏差が極めて少ない撮像装置、ストロボ装置、ス
トロボ発光制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、ストロボ発光を行うことが
可能な撮像装置において、第1の発光手段と、前記第1の発光手段に比べ、発光量が少な
く且つ高精度の発光量制御が可能な第2の発光手段と、前記撮像装置の動作状態情報また
は撮影関連情報に応じて、前記第1の発光手段と前記第2の発光手段との発光比率を決定
する発光比率決定手段と、前記発光比率決定手段によって決定された発光比率に従い、前
記第1の発光手段及び前記第2の発光手段の各発光量を制御する発光量制御手段とを有す
ることを特徴とする撮像装置が提供される。
また、請求項9記載の発明によれば、第1の発光手段と、該第1の発光手段に比べ、発
光量が少なく且つ高精度の発光量制御が可能な第2の発光手段とによりストロボ発光を行
うことが可能な撮像装置に適用されるストロボ発光制御方法において、前記撮像装置の動
作状態情報または撮影関連情報に応じて、前記第1の発光手段と前記第2の発光手段との
発光比率を決定する発光比率決定ステップと、前記発光比率決定ステップによって決定さ
れた発光比率に従い、前記第1の発光手段及び前記第2の発光手段の各発光量を制御する
発光量制御ステップとを有することを特徴とするストロボ発光制御方法が提供される。
また、請求項11記載の発明によれば、撮像装置に接続可能なストロボ装置において、
第1の発光手段と、前記第1の発光手段に比べ、発光量が少なく且つ高精度の発光量制御
が可能な第2の発光手段と、前記ストロボ装置に接続された撮像装置から該撮像装置の動
作状態情報または撮影関連情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された
前記撮像装置の動作状態情報または撮影関連情報に応じて、前記第1の発光手段と前記第
2の発光手段との発光比率を決定する発光比率決定手段と、前記発光比率決定手段によっ
て決定された発光比率に従い、前記第1の発光手段及び前記第2の発光手段の各発光量を
制御する発光量制御手段とを有することを特徴とするストロボ装置が提供される。
また、請求項18記載の発明によれば、第1の発光手段と、該第1の発光手段に比べ、
発光量が少なく且つ高精度の発光量制御が可能な第2の発光手段とを備え、撮像装置に接
続可能なストロボ装置に適用されるストロボ発光制御方法において、前記ストロボ装置に
接続された撮像装置から該撮像装置の動作状態情報または撮影関連情報を受信する受信ス
テップと、前記受信ステップによって受信された前記撮像装置の動作状態情報または撮影
関連情報に応じて、前記第1の発光手段と前記第2の発光手段との発光比率を決定する発
光比率決定ステップと、前記発光比率決定ステップによって決定された発光比率に従い、
前記第1の発光手段及び前記第2の発光手段の各発光量を制御する発光量制御ステップと
を有することを特徴とするストロボ発光制御方法が提供される。
また、請求項20記載の発明によれば、第1の発光手段と、該第1の発光手段に比べ、
発光量が少なく且つ高精度の発光量制御が可能な第2の発光手段とを備えたストロボ装置
が接続可能な撮像装置において、前記撮像装置の動作状態情報または撮影関連情報に応じ
て、前記第1の発光手段と前記第2の発光手段との発光比率を決定する発光比率決定手段
と、前記発光比率決定手段によって決定された発光比率に従い、前記第1の発光手段及び
前記第2の発光手段の各発光量を制御する発光量制御手段とを有することを特徴とする撮
像装置が提供される。
また、請求項28記載の発明によれば、第1の発光手段と、該第1の発光手段に比べ、
発光量が少なく且つ高精度の発光量制御が可能な第2の発光手段とを備えたストロボ装置
が接続可能な撮像装置に適用されるストロボ発光制御方法において、前記撮像装置の動作
状態情報または撮影関連情報に応じて、前記第1の発光手段と前記第2の発光手段との発
光比率を決定する発光比率決定ステップと、前記発光比率決定ステップによって決定され
た発光比率に従い、前記第1の発光手段及び前記第2の発光手段の各発光量を制御する発
光量制御ステップとを有することを特徴とするストロボ発光制御方法が提供される。
さらに、上記ストロボ発光制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが提
供される。
本発明によれば、ストロボ装置を内蔵した撮像装置において、第1の発光手段と、該第
1の発光手段に比べ、発光量が少なく且つ高精度の発光量制御が可能な第2の発光手段と
を備え、撮像装置の動作状態情報または撮影関連情報に応じて、第1の発光手段と第2の
発光手段との発光比率を決定し、この決定された発光比率に従い、第1の発光手段及び第
2の発光手段の各発光量を制御する。
また、第1の発光手段と、該第1の発光手段に比べ、発光量が少なく且つ高精度の発光
量制御が可能な第2の発光手段とを備え、撮像装置に接続可能なストロボ装置において、
ストロボ装置に接続された撮像装置から該撮像装置の動作状態情報または撮影関連情報を
受信し、受信された前記撮像装置の動作状態情報または撮影関連情報に応じて、第1の発
光手段と第2の発光手段との発光比率を決定する。この決定された発光比率に従い、第1
の発光手段及び第2の発光手段の各発光量を制御する。
また、第1の発光手段と、該第1の発光手段に比べ、発光量が少なく且つ高精度の発光
量制御が可能な第2の発光手段とを備えた外部ストロボ装置が接続可能な撮像装置におい
て、撮像装置の動作状態情報または撮影関連情報に応じて、第1の発光手段と第2の発光
手段との発光比率を決定し、決定された発光比率に従い、第1の発光手段及び第2の発光
手段の各発光量を制御する。
これによって、ストロボ装置において、大発光量から小発光量に至るまで、実発光量の
適正発光量に対する偏差を少なくすることができる。
また、第1の発光手段及び第2の発光手段でそれぞれ発光される各発光量に基づいてホ
ワイトバランス補正データを算出する。これにより、ストロボ発光時の撮影においても、
適正なホワイトバランス処理を行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。
本撮像装置は、電子写真方式の一眼レフカメラであり、カメラ本体100と撮影レンズ
ユニット300とによって構成され、撮影レンズユニット300はカメラ本体100に対
して着脱自在に配設されている。
カメラ本体100は、以下のように構成される。
12は、露光量を調整するためのシャッタ(SH)であり、14は、該シャッタ12を
介して入射した光学像を電気信号に変換する撮像素子である。撮影レンズ310に入射し
た光線は、光量制限を行う絞り312、レンズマウント306およびレンズマウント10
6、ミラー130、シャッタ12を介して撮像素子14に導かれ、光学像として撮像素子
14上に結像する。
130、132はミラーであり、撮影レンズ310に入射した光線を光学ファインダ1
10に導くためのものである。なお、ミラー130は、クイックリターンミラーの構成で
あっても、またハーフミラーの構成であってもよい。
16は、撮像素子14からのアナログ信号出力をデジタル信号に変換するA/D変換器
である。18は、撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や
制御信号を供給するタイミング発生回路であり、メモリ制御回路22およびシステム制御
回路50により制御される。
20は画像処理回路であり、A/D変換器16からの画像データまたはメモリ制御回路
22からの画像データに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理
回路20は、必要に応じて、画像データに対して所定の演算処理を行い、得られた演算結
果をシステム制御回路50へ送る。システム制御回路50は、この送られた演算結果に基
づいて、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自
動露出制御)処理、EF(ストロボ調光)処理を行い、シャッタ制御部40、測距部42
を制御する。
さらに、画像処理回路20は、画像表示部28に表示すべき画像データに対して、画像
データに付随するホワイトバランス補正データに基づいてWB(ホワイトバランス)処理
を行う。
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理
回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を
制御する。A/D変換器16からの出力データは、画像処理回路20、メモリ制御回路2
2を介して、または直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24またはメモリ
30に書き込まれる。
24は画像表示メモリであり、26はD/A変換器であり、28はTFT・LCDなど
から成る画像表示部である。画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データは、
D/A変換器26を介して画像表示部28に送られ、画像表示部28で表示される。画像
表示部28を用いて、撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ビューファインダ機能
を実現することも可能である。また、画像表示部28は、システム制御回路50からの指
示に従い表示をON/OFFすることができ、表示をOFFにした場合にはカメラ本体1
00の電力消費を大幅に低減することが可能である。
30は、撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、静止画像を連続し
て撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量に画像書き込みを行うこと
が可能である。また、メモリ30は、システム制御回路50の作業領域として使用するこ
とが可能である。
32は、適応離散コサイン変換(ADCT)などにより画像データを圧縮伸長するため
の圧縮・伸長回路であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理または伸長
処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
40はシャッタ制御部であり、測光部44からの測光情報に基づいて、絞り312を制
御するための絞り制御部340と連携しながら、シャッタ12を動作制御する。
42は、AF(オートフォーカス)処理を行うための測距部であり、撮影レンズ310
に入射した光線を一眼レフ方式によって、絞り312、レンズマウント306,106、
ミラー130、そして測距用サブミラー(図示せず)を介して測距部42に入射させるこ
とにより、測距部42は、光学像として結像された画像の合焦状態を測定する。
44は、AE(自動露出)処理を行うための測光部であり、撮影レンズ310に入射し
た光線を一眼レフ方式によって絞り312、レンズマウント306および106、ミラー
130および132、そして測光用レンズ(図示せず)を介して測光部44に入射させる
ことにより、光学像として結像された画像の露出状態を測定することができる。また、測
光部44は、ストロボ装置70と連携することによりEF(ストロボ調光)処理機能も有
するものである。
48は被写体距離検出部であり、撮影レンズ310の絶対位置を検出し、カメラから被
写体までの距離を得るためのものであり、例えば至近位置から無限遠までの距離を4ビッ
ト程度のコードパターンで表す。被写体距離検出部48は、不図示のブラシ接点を用いて
合焦位置での被写距離を検出できるようになっている。
50は、カメラ本体100全体を制御するシステム制御回路であり、52は、システム
制御回路50の動作用の定数、変数、プログラムなどを記憶するメモリである。
54は表示部であり、システム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画
像、音声などを用いて動作状態やメッセージなどを表示する。表示部54は、カメラ本体
100の操作部近辺の視認しやすい位置に単数または複数個配設され、例えばLCDやL
ED、発音素子などの組み合わせにより構成される。また、表示部54はその一部の機能
が光学ファインダ110内に配設される。表示部54の表示内容のうち、LCDなどに表
示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマ表示、画像圧縮率
表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタスピード表示、絞
り値表示、露出補正表示、ストロボ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表
示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記
録媒体200,210の着脱状態表示、撮影レンズユニット300の着脱状態表示、通信
I/F動作表示、日付・時刻表示、外部コンピュータとの接続状態を示す表示などがある
。また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダ110内に表示するものとしては
、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、ストロボ充電表示、ストロボ充電完了
表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示、記録媒体書き込み動作表示、
マクロ撮影設定通知表示、二次電池充電状態表示などがある。そして、表示部54の表示
内容のうち、ランプなどに表示するものとしては、セルフタイマ通知などがある。このセ
ルフタイマ通知ランプはAF補助光と共用してもよい。
56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEEPROMなどが
用いられる。
60、62、64、116は、システム制御回路50への各種の動作指示を入力するた
めの操作手段であり、スイッチやダイヤル、タッチパネル、視線検知によるポインティン
グ、音声認識装置などの単数または複数の組み合わせで構成される。
ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。60はモードダイヤルスイッチであ
り、自動撮影モード、プログラム撮影モード、シャッタ速度優先撮影モード、絞り優先撮
影モード、マニュアル撮影モード、焦点深度優先(DEPS)撮影モード、ポートレート
撮影モード、風景撮影モード、接写撮影モード、スポーツ撮影モード、夜景撮影モード、
パノラマ撮影モードなどの各機能撮影モードを切換え設定することができる。
62はレリーズスイッチSW1であり、レリーズボタン(図示せず)の操作途中(半押
し状態)でONとなり、これによって、AF(オートフォーカス)処理やAE(自動露出
)処理、WB(ホワイトバランス)処理、EF(ストロボ調光)処理などが開始される。
64はレリーズスイッチSW2であり、レリーズボタンの操作完了(全押し状態)でO
Nとなり、これにより、露光処理、現像処理、記録処理といった一連の処理の実行が開始
される。この露光処理では、撮像素子14から読み出された信号をA/D変換器16、メ
モリ制御回路22を介してメモリ30に画像データとして書き込む。現像処理では、画像
処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いて現像を行う。記録処理では、メモリ
30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200,2
10に書き込む。
66はストロボ発光比率設定基準記憶部であり、ストロボ装置70におけるキセノン管
72と白色発光ダイオード74との発光比率を決定する際に必要となる様々な要素(スト
ロボ装置70の発光量、被写体距離、シャッタスピード、電池残量、撮影モードなど)の
基準値を記憶する。
70は、キセノン管72および白色発光ダイオード74を有するストロボ装置であり、
AF補助光の投光機能、ストロボ調光機能も有する。キセノン管72および白色発光ダイ
オード74は、ストロボ制御部76によって発光量および発光タイミングを制御される。

なお、撮像素子14によって撮像された画像データを基に画像処理回路20によって演
算した演算結果に基づき、システム制御回路50がシャッタ制御部40、絞り制御部34
0、測距制御部342に対して、ビデオTTL方式を用いた露出制御およびAF(オート
フォーカス)制御を行うことも可能である。さらに、測距部42による測定結果と、撮像
素子14から得られた画像データを画像処理回路20が演算することによって得られた演
算結果とを用いて、AF(オートフォーカス)制御を行ってもよい。また、測光部44に
よる測定結果と、撮像素子14から得られた画像データを画像処理回路20が演算するこ
とによって得られた演算結果とを用いて露出制御を行ってもよい。
73は、ストロボ装置70のキセノン管72が発光するために用いられるメインコンデ
ンサである。
76はストロボ制御部であり、測光部44の測光結果に基づいてシステム制御回路50
が算出した発光量および発光タイミングに基づいて、キセノン管72及び白色発光ダイオ
ード74の発光を制御する。
78は、メインコンデンサ73の充電電圧を検出するメインコンデンサ電圧検出部であ
る。
80は電源制御部であり、図示しない電池検出回路、DC/DCコンバータ、通電対象
を切り替えるスイッチ回路などにより構成されており、電池の装着の有無、電池の種類の
検出を行い、検出結果およびシステム制御回路50の指示に基づいてDC/DCコンバー
タを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200,210を含む各部へ供給する。
82は、コネクタ84,86を介して電源部88の電池残量を検出する電池残量検出部
である。
電源部88は、アルカリ電池やリチウム電池などの一次電池や、NiCd電池やNiM
H電池、Liイオン電池などの二次電池、ACアダプターなどのいずれかで構成される。
90および94は、メモリカードやハードディスクなどの記録媒体とのインターフェー
スであり、92および96は、メモリカードやハードディスクなどの記録媒体と接続を行
うコネクタであり、98は、コネクタ92およびコネクタ96に記録媒体200または記
録媒体210が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知部である。
なお、本実施の形態では、記録媒体を取り付けるインターフェースおよびコネクタを各
2系統備えるものとして説明しているが、インターフェースおよびコネクタは各々、1系
統または3系統以上備えるように構成してもよい。また、インターフェース90、94及
びコネクタ92、96を含め、インターフェースおよびコネクタは各々、PCMCIAカ
ードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード、SDカードなどの規格に準拠
したものを用いてもよく、また、異なる規格のインターフェースおよびコネクタを組み合
わせてもよい。さらに、インターフェース90、94及びコネクタ92、96をPCMC
IAカードやCFカード、SDカードなどの規格に準拠したものを用いて構成した場合、
LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カー
ド、SCSIカード、PHSの通信カードなど、各種通信カードを用いることにより、他
のコンピュータやプリンタなどの周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管
理情報を転送し合うことができる。
110は光学ファインダであり、撮影レンズ310に入射した光線が、絞り312、レ
ンズマウント306,106、ミラー130,132を介して導かれ、光学ファインダ1
10に光学像として結像される。これにより、画像表示部28による電子ビューファイン
ダ機能を使用することなしに光学ファインダ110のみを用いて撮影を行うことが可能で
ある。また、光学ファインダ110内には、表示部54の一部の表示機能(合焦表示、手
振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示
など)が設置される。
112は通信部であり、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SC
SI、モデム、LAN、無線通信などの各種通信機能を有する。
114はコネクタまたはアンテナであり、通信部112を介してカメラ本体100を他
の機器と接続するためのコネクタまたは無線通信の場合はアンテナである。
116は、各種ボタンやタッチパネルなどからなる操作部であり、メニューボタン、セ
ットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単
写/連写/セルフタイマ切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移
動−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン
、パノラマモードなどの撮影および再生を実行する際に各種機能の選択および切り替えを
設定するための選択/切り替えボタン、パノラマモードなどの撮影および再生を実行する
際に各種機能の決定および実行を設定するための決定/実行ボタン、画像表示部28のO
N/OFFを設定するための画像表示ON/OFFスイッチ、撮影直後に撮影した画像デ
ータを自動再生するクイックレビュー機能を設定するためのクイックレビューON/OF
Fスイッチ、JPEG圧縮の圧縮率を選択するため、または撮像素子14からの出力信号
をそのままデジタル化して記録媒体に記録するCCDRAWモードを選択するためのスイ
ッチである圧縮モードスイッチ、再生モード、PC接続モードなどの各機能モードを設定
するための再生スイッチ、レリーズスイッチSW(1)64を押したならばオートフォー
カス動作を開始し、一旦合焦したならばその合焦状態を保ち続けるワンショットAFモー
ドと、レリーズスイッチSW(1)64を押している間は連続してオートフォーカス動作
を続けるサーボAFモードとを設定するためのAFモード設定スイッチなどがある。
なお、上記プラスボタンおよびマイナスボタンの各機能は、回転ダイヤルスイッチを備
えることによって、より軽快に数値や機能を選択することが可能である。
118は電源スイッチであり、カメラ本体100の電源オン、電源オフの各モードを切
り替え設定するためのスイッチである。また、電源スイッチ118は、カメラ本体100
に接続された撮影レンズユニット300、外部ストロボ装置(図示せず)、記録媒体20
0、210などの各種付属装置の電源オン、電源オフの設定も合わせて行うことができる
120は、カメラ本体100を撮影レンズユニット300と接続するためのインターフ
ェースであり、122は、カメラ本体100を撮影レンズユニット300と電気的に接続
するためのコネクタであり、124は、レンズマウント106およびコネクタ122に撮
影レンズユニット300が装着されているか否かを検知するレンズ着脱検知部である。
コネクタ122を介することによって、カメラ本体100と撮影レンズユニット300
との間で制御信号、状態信号、データ信号などが転送されると共に、カメラ本体100か
ら撮影レンズユニット300へ各種電圧の電流が供給される。また、コネクタ122を介
して、電気通信のみならず、光通信、音声通信などを行う構成としてもよい。
126は、カメラ本体100を外部ストロボ装置と接続するためのインターフェースで
あり、128は、カメラ本体100を外部ストロボ装置と電気的に接続するためのコネク
タ、134は、コネクタ128に外部ストロボ装置が装着されているか否かを検知するス
トロボ着脱検出部である。
コネクタ128を介して、カメラ本体100と外部ストロボ装置との間で制御信号、状
態信号、データ信号などが転送されると共に、カメラ本体100から外部ストロボ装置へ
各種電圧の電流が供給される。
150はストロボホワイトバランス算出回路であり、測光部44での測光結果に基づい
てシステム制御回路50が算出したストロボ装置70のキセノン管72および白色発光ダ
イオード74の発光量と発光タイミングとから、ストロボ装置70から発光されるべきス
トロボ光の色温度を算出する。
152は色温度補正データ記憶部であり、撮影者によって選択された光源や入力された
色温度と、ストロボホワイトバランス算出回路150によって算出された色温度に応じて
予め設定されたホワイトバランス調整のゲインとを記憶する。
154はホワイトバランス制御回路であり、色温度補正データ記憶部152に記憶され
ている選択光源や入力色温度とホワイトバランス調整のゲインとを用いて、画像処理回路
20がホワイトバランスの処理をするのに必要なホワイトバランス補正データを算出する
200は、メモリカードやハードディスクなどの記録媒体である。記録媒体200は、
半導体メモリや磁気ディスクなどから構成される記録部202、カメラ本体100とのイ
ンターフェース204、カメラ本体100と接続を行うためのコネクタ206を備えてい
る。
210は、メモリカードやハードディスクなどの記録媒体である。記録媒体210も、
半導体メモリや磁気ディスクなどから構成される記録部212、カメラ本体100とのイ
ンターフェース214、カメラ本体100と接続を行うためのコネクタ216を備えてい
る。
300は、交換レンズタイプの撮影レンズユニットであり、以下のように構成されてい
る。
306は、撮影レンズユニット300をカメラ本体100と機械的に結合するレンズマ
ウントである。レンズマウント306内には、撮影レンズユニット300をカメラ本体1
00と電気的に接続するための各種構成が含まれている。
310は撮影レンズ、312は絞りである。
320は、撮影レンズユニット300をカメラ本体100と接続するためのインターフ
ェースであり、322は、撮影レンズユニット300をカメラ本体100と電気的に接続
するためのコネクタである。
コネクタ322を介して、カメラ本体100と撮影レンズユニット300との間で制御
信号、状態信号、データ信号などが転送されると共に、カメラ本体100から撮影レンズ
ユニット300へ各種電圧の電流が供給される。なお、コネクタ322を介して電気通信
のみならず、光通信、音声通信などが行われる構成としてもよい。
340は絞り制御部であり、測光部44からの測光情報に基づいてシャッタ12を制御
するシャッタ制御部40と連携しながら、絞り312の動作制御を行う。
342は、撮影レンズ310のフォーカシングを制御する測距制御部(フォーカス制御
部)であり、344は、撮影レンズ310のズーミングを制御するズーム制御部である。
350は、撮影レンズユニット300全体を制御するレンズ制御部である。レンズ制御
部350は、動作用の定数、変数、プログラムなどを記憶するためのメモリや、撮影レン
ズユニット300固有の識別番号などの識別情報、管理情報、開放絞り値や最小絞り値、
焦点距離などの機能情報、現在や過去の各設定値などを保持するための不揮発メモリも備
えている。
次に、上記のような構成をもつ撮像装置の動作について、図2〜図7を参照して説明す
る。
図2及び図3は、図1に示す撮像装置におけるストロボ発光制御を含む撮影動作制御の
手順を示すフローチャートである。
カメラ本体100の電源スイッチ118がONされると、この撮影動作制御が開始され
る。
まずレリーズボタン(図示せず)が半押しされ、レリーズスイッチSW(1)62がO
Nされたか否かを判別する(ステップS101)。その結果、レリーズスイッチSW(1
)62がONされていない場合は(ステップS101でNO)、ONされるまでこの判別
処理を繰り返し実行する。
レリーズスイッチSW(1)62がONされると(ステップS101でYES)、測光
部44が、画面内を複数エリアに分割して定常光下での被写体輝度を測定し、システム制
御回路50が、この測定値に基づいて、被写体輝度が適正レベルとなるようにシャッタス
ピードや絞り値を決定するAE(自動露出)処理を行う(ステップS102)。またこの
時、システム制御回路50は、測光部44により得られた被写体輝度を不揮発性メモリ5
6に記憶させる。
次にステップS103において、システム制御回路50は、位相差検出方式による焦点
検出動作を行う。焦点検出するポイントである焦点検出ポイントは複数あるため、撮影者
が任意に焦点検出ポイントを設定する場合と、近点優先を基本の考え方として焦点検出ポ
イントを自動設定する場合とがある。システム制御回路50は、測距部42から得られる
AF信号が、設定された焦点検出ポイントで合焦を示すように、インターフェース120
,320、コネクタ122,322を介して測距制御部(フォーカス制御部)342を制
御し、フォーカシングレンズを駆動することによってAF(オートフォーカス)処理を行
う。
ステップS104では、レリーズボタンが全押しされたか否か、即ち、レリーズスイッ
チSW(2)64がONされたか否かを判別する。その結果、レリーズスイッチSW(2
)64がONされていない場合は(ステップS104でNO)、ONされるまでこの判別
処理を繰り返し実行する。レリーズスイッチSW(2)64がONされると(ステップS
104でYES)ステップS105へ進み、ストロボ発光量Vを算出する。
図4は、ステップS105で行われるストロボ発光量Vの算出処理の詳しい内容を示す
フローチャートである。
システム制御回路50は、ストロボ制御部76を制御し、予め設定されたプリ発光量で
ストロボ装置70のキセノン管72をプリ発光させる(ステップS201)。
同時に、システム制御回路50は測光部44に、ステップS201で行われたプリ発光
によって照射された被写体の輝度を測定させる(ステップS202)。
そしてシステム制御回路50は、図2のステップS102で測定され不揮発性メモリ5
6に記憶されている定常光下での被写体輝度と、ステップS202で測定されたプリ発光
時における被写体輝度とに基づいて、適正な露出量を得るためのストロボ発光量Vを演算
する。
図4に示すストロボ発光量Vの算出処理が終了すると図2に戻り、ステップS106に
進む。ステップS106では、ストロボ装置70におけるキセノン管72と白色発光ダイ
オード74との発光比率を決定する。
図5〜図7は、ステップS106で行われる発光比率の決定処理の詳しい内容を示すフ
ローチャートである。
なお、図5〜図7において示されるA〜Pは、ストロボ装置70のキセノン管72と白
色発光ダイオード74とが同時に発光する場合における、キセノン管72の発光量に対す
る白色発光ダイオード74の発光量の比率の値を示し、A<B<C<・・・<N<O<P
の関係があるものとする。
ステップS301において、まずメインコンデンサ電圧検出部78がストロボ装置70
内のキセノン管72を発光させるための電流を蓄えるメインコンデンサ73の電圧Eを検
出し、検出された電圧Eが、図2のステップS105で算出されたストロボ発光量Vを得
るに必要な電圧よりも高いか否かを判別する。その結果、検出された電圧Eが、ストロボ
発光量Vを得るに必要な電圧以下である場合(ステップS301でNO)、ステップS3
02へ進んで、キセノン管72の発光量をメインコンデンサ73の電圧Eで賄える発光量
とし、図2のステップS105で算出されたストロボ本発光量Vに対しての不足分を白色
発光ダイオード74の発光量とする。そして、図3のステップS108およびステップS
110に進む。
一方、ステップS301で、検出された電圧Eが、ストロボ発光量Vを得るに必要な電
圧より高いと判別された場合(ステップS301でYES)、ステップS303へ進んで
、電池残量検出部82が電源部88の電池残量を検出し、ストロボ発光比率設定基準記憶
部66に記憶されている基準電池残量Uと比較する。検出された電池残量が基準電池残量
U以下である場合(ステップS303でNO)、図6のステップS305へ進む。
検出された電池残量が基準電池残量Uよりも多い場合は(ステップS303でYES)
、ステップS304へ進んで、図2のステップS105にて算出されたストロボ発光量V
をストロボ発光比率設定基準記憶部66に記憶されている基準発光量Xと比較する。スト
ロボ発光量Vが基準発光量X以下である場合(ステップS304でNO)、図6のステッ
プS307へ進む。
一方、ストロボ発光量Vが発光量Xよりも多い場合は(ステップS304でYES)、
ステップS306へ進んで、被写体距離検出部48がカメラから被写体までの距離を検出
し、検出された被写体距離を、ストロボ発光比率設定基準記憶部66に記憶されている基
準被写体距離Yと比較する。検出された被写体距離が基準被写体距離Y以下である場合(
ステップS306でNO)、ステップS309へ進む。
一方、被写体距離検出部48により検出された被写体距離が基準被写体距離Yよりも長
い場合は(ステップS306でYES)、ステップS308へ進んで、図2のステップS
102で決定されたシャッタスピードを、ストロボ発光比率設定基準記憶部66に記憶さ
れている基準シャッタスピードZと比較する。ステップS102で決定されたシャッタス
ピードが基準シャッタスピードZよりも遅い場合(ステップS308でYES)、ステッ
プS310へ進んで、ストロボ装置70のキセノン管72に対する白色発光ダイオード7
4の発光比率をAとし、一方、ステップS102で決定されたシャッタスピードが基準シ
ャッタスピードZ以上である場合(ステップS308でNO)、ステップS311へ進ん
で、キセノン管72に対する白色発光ダイオード74の発光比率をBとする。キセノン管
72と白色発光ダイオード74との発光比率が決定すると、図2のステップS107へ進
む。
ステップS309では、ステップS308と同様に、図2のステップS102で決定さ
れたシャッタスピードを、ストロボ発光比率設定基準記憶部66に記憶されている基準シ
ャッタスピードZと比較する。ステップS102で決定されたシャッタスピードが基準シ
ャッタスピードZよりも遅い場合(ステップS309でYES)、ステップS312へ進
んで、ストロボ装置70のキセノン管72に対する白色発光ダイオード74の発光比率を
Cとし、一方、ステップS102で決定されたシャッタスピードが基準シャッタスピード
Z以上である場合(ステップS309でNO)、ステップS313へ進んで、キセノン管
72に対する白色発光ダイオード74の発光比率をDとする。キセノン管72と白色発光
ダイオード74との発光比率が決定すると、図2のステップS107へ進む。
図6のステップS307では、ステップS306と同様に、被写体距離検出部48がカ
メラから被写体までの距離を検出し、検出された被写体距離を、ストロボ発光比率設定基
準記憶部66に記憶されている基準被写体距離Yと比較する。検出された被写体距離が基
準被写体距離Y以下である場合(ステップS307でNO)、ステップS315へ進む。
一方、被写体距離検出部48により検出された被写体距離が基準被写体距離Yよりも長
い場合は(ステップS307でYES)、ステップS314へ進んで、図2のステップS
102で決定されたシャッタスピードを、ストロボ発光比率設定基準記憶部66に記憶さ
れている基準シャッタスピードZと比較する。ステップS102で決定されたシャッタス
ピードが基準シャッタスピードZよりも遅い場合(ステップS314でYES)、ステッ
プS316へ進んで、ストロボ装置70のキセノン管72に対する白色発光ダイオード7
4の発光比率をEとし、一方、ステップS102で決定されたシャッタスピードが基準シ
ャッタスピードZ以上である場合(ステップS314でNO)、ステップS317へ進ん
で、キセノン管72に対する白色発光ダイオード74の発光比率をFとする。キセノン管
72と白色発光ダイオード74との発光比率が決定すると、図2のステップS107へ進
む。
ステップS315では、ステップS314と同様に、図2のステップS102で決定さ
れたシャッタスピードを、ストロボ発光比率設定基準記憶部66に記憶されている基準シ
ャッタスピードZと比較する。ステップS102で決定されたシャッタスピードが基準シ
ャッタスピードZよりも遅い場合(ステップS315でYES)、ステップS318へ進
んで、ストロボ装置70のキセノン管72に対する白色発光ダイオード74の発光比率を
Gとし、一方、ステップS102で決定されたシャッタスピードが基準シャッタスピード
Z以上である場合(ステップS315でNO)、ステップS319へ進んで、キセノン管
72に対する白色発光ダイオード74の発光比率をHとする。キセノン管72と白色発光
ダイオード74との発光比率が決定すると、図2のステップS107へ進む。
図6のステップS305では、ステップS304と同様に、図2のステップS105に
て算出されたストロボ発光量Vをストロボ発光比率設定基準記憶部66に記憶されている
基準発光量Xと比較する。ストロボ発光量Vが基準発光量X以下である場合(ステップS
305でNO)、図7のステップS321へ進む。
一方、ストロボ発光量Vが発光量Xよりも多い場合は(ステップS305でYES)、
ステップS320へ進んで、被写体距離検出部48がカメラから被写体までの距離を検出
し、検出された被写体距離を、ストロボ発光比率設定基準記憶部66に記憶されている基
準被写体距離Yと比較する。検出された被写体距離が基準被写体距離Y以下である場合(
ステップS320でNO)、ステップS323へ進む。
一方、被写体距離検出部48により検出された被写体距離が基準被写体距離Yよりも長
い場合は(ステップS320でYES)、ステップS322へ進んで、図2のステップS
102で決定されたシャッタスピードを、ストロボ発光比率設定基準記憶部66に記憶さ
れている基準シャッタスピードZと比較する。ステップS102で決定されたシャッタス
ピードが基準シャッタスピードZよりも遅い場合(ステップS322でYES)、ステッ
プS324へ進んで、ストロボ装置70のキセノン管72に対する白色発光ダイオード7
4の発光比率をIとし、一方、ステップS102で決定されたシャッタスピードが基準シ
ャッタスピードZ以上である場合(ステップS322でNO)、ステップS325へ進ん
で、キセノン管72に対する白色発光ダイオード74の発光比率をJとする。キセノン管
72と白色発光ダイオード74との発光比率が決定すると、図2のステップS107へ進
む。
図7のステップS323では、ステップS322と同様に、図2のステップS102で
決定されたシャッタスピードを、ストロボ発光比率設定基準記憶部66に記憶されている
基準シャッタスピードZと比較する。ステップS102で決定されたシャッタスピードが
基準シャッタスピードZよりも遅い場合(ステップS323でYES)、ステップS32
6へ進んで、ストロボ装置70のキセノン管72に対する白色発光ダイオード74の発光
比率をKとし、一方、ステップS102で決定されたシャッタスピードが基準シャッタス
ピードZ以上である場合(ステップS323でNO)、ステップS327へ進んで、キセ
ノン管72に対する白色発光ダイオード74の発光比率をLとする。キセノン管72と白
色発光ダイオード74との発光比率が決定すると、図2のステップS107へ進む。
図7のステップS321では、ステップS320と同様に、被写体距離検出部48がカ
メラから被写体までの距離を検出し、検出された被写体距離を、ストロボ発光比率設定基
準記憶部66に記憶されている基準被写体距離Yと比較する。検出された被写体距離が基
準被写体距離Y以下である場合(ステップS321でNO)、ステップS329へ進む。
一方、被写体距離検出部48により検出された被写体距離が基準被写体距離Yよりも長
い場合は(ステップS321でYES)、ステップS328へ進んで、図2のステップS
102で決定されたシャッタスピードを、ストロボ発光比率設定基準記憶部66に記憶さ
れている基準シャッタスピードZと比較する。ステップS102で決定されたシャッタス
ピードが基準シャッタスピードZよりも遅い場合(ステップS328でYES)、ステッ
プS330へ進んで、ストロボ装置70のキセノン管72に対する白色発光ダイオード7
4の発光比率をMとし、一方、ステップS102で決定されたシャッタスピードが基準シ
ャッタスピードZ以上である場合(ステップS328でNO)、ステップS331へ進ん
で、キセノン管72に対する白色発光ダイオード74の発光比率をNとする。キセノン管
72と白色発光ダイオード74との発光比率が決定すると、図2のステップS107へ進
む。
ステップS329では、ステップS328と同様に、図2のステップS102で決定さ
れたシャッタスピードを、ストロボ発光比率設定基準記憶部66に記憶されている基準シ
ャッタスピードZと比較する。ステップS102で決定されたシャッタスピードが基準シ
ャッタスピードZよりも遅い場合(ステップS329でYES)、ステップS332へ進
んで、ストロボ装置70のキセノン管72に対する白色発光ダイオード74の発光比率を
Oとし、一方、ステップS102で決定されたシャッタスピードが基準シャッタスピード
Z以上である場合(ステップS329でNO)、ステップS333へ進んで、キセノン管
72に対する白色発光ダイオード74の発光比率をPとする。キセノン管72と白色発光
ダイオード74との発光比率が決定すると、図2のステップS107へ進む。
以上のようにして、電源部88の電池残量が多く、ストロボ発光量Vが大きく、被写体
距離が遠く、シャッタスピードが遅い場合には、キセノン管72の発光量に対する白色発
光ダイオード74の発光量の比率が小さく設定され、その逆には大きく設定される。こう
したストロボ装置70のキセノン管72および白色発光ダイオード74の発光比率を決定
する処理を終え、図2のステップ107へ進む。
図2のステップ107では、システム制御回路50が、図2のステップ105において
算出されたストロボ装置70のストロボ発光量Vと、ステップS106において決定され
たキセノン管72の発光量に対する白色発光ダイオード74の発光量の比率とから、キセ
ノン管72および白色発光ダイオード74のそれぞれの発光量および発光タイミングを算
出する。
次に、図3に示すステップS108とステップS110とへ進む。すなわち、ステップ
S108とステップS110とが並行して同時に処理される。
ステップS108では、測光部44の測光結果に基づいてシステム制御回路50が露出
演算を行って露光時間を決定し、この決定された露光時間に基づいてシャッタ制御部40
がシャッタ12を駆動制御し、撮像素子14が、装着された撮影レンズユニット310を
透過した光線を受光して信号電荷を蓄積する、といった撮影に係る一連の処理を開始する
。なお、必要に応じて、ステップS107またはステップS302において算出された発
光量および発光タイミングに従い、ストロボ装置70を動作させる。
ここで、図8及び図9を参照して、ストロボ装置70のキセノン管72および白色発光
ダイオード74に対する発光時間の設定について説明する。
図8は、ストロボ装置70のキセノン管72および白色発光ダイオード74を、比較的
長時間に亘って同時に発光させる場合における各発光量の時間的な変化を示す図である。
また、図9は、ストロボ装置70のキセノン管72および白色発光ダイオード74を、比
較的短時間に亘って同時に発光させる場合における各発光量の時間的な変化を示す図であ
る。
図8及び図9において、XXはキセノン管72の発光量の時間的な変化を示し、XLは
白色発光ダイオード74の発光量の時間的な変化を示し、XXLは、キセノン管72の発
光量と白色発光ダイオード74の発光量との合計量の時間的な変化を示す。
長時間発光(図8)では、キセノン管72を発光時間(t−t)に亘って発光させ
るとともに、白色発光ダイオード74も発光時間(t−t)に亘って発光させる。長
時間発光では、キセノン管72のオーバシュート分も考慮に入れて発光時間を設定するこ
とができ、発光量の制御がしやすい。
一方、短時間発光(図9)では、キセノン管72を白色発光ダイオード74の発光時間
(t−t)よりも短い時間(t−t)に亘って発光させる。こうした発光時間の
設定によって、キセノン管72によるオーバシュートの影響を減少させることができ、適
正量のストロボ発光を行うことが可能となる。
図3に戻って、ステップS109において画像処理を行う。すなわち、撮像素子14か
ら出力されたアナログ信号をA/D変換器16によってデジタル信号に変換し、デジタル
信号となった画像データに対して、画像処理回路20が所定の画素補間処理や色変換処理
などを行う。
ステップS108の実行と並行してステップS110において、システム制御回路50
がストロボホワイトバランス算出回路150に、ステップS107またはステップS30
2で算出されたキセノン管72および白色発光ダイオード74の発光量を基に、ストロボ
装置70から発光されるストロボ光の色温度を算出させる。そしてステップS111で、
システム制御回路50は、算出された色温度に応じて決まるホワイトバランス調整のゲイ
ンを色温度補正データ記憶部152に記憶する。
ホワイトバランス制御回路154が、色温度補正データ記憶部152に記憶されたホワ
イトバランス調整のゲインを基に、ホワイトバランス補正データを算出する(ステップS
112)。
ステップS113では、ステップS109にて画像処理を施された画像データが、ステ
ップS112で算出されたホワイトバランス補正データと共に、メモリ制御回路22を介
して画像メモリ24またはメモリ30に書き込まれる。または、A/D変換器16から出
力された画像データが、ステップS112で算出されたホワイトバランス補正データと共
に、メモリ制御回路22を介して画像メモリ24またはメモリ30に書き込まれる。
以上の説明したように、本実施の形態では、発光量は大きいが発光量の高精度の制御が
難しいキセノン管と、発光量の高精度の制御は容易であるが発光量が小さい白色発光ダイ
オードとを、両者の発光量の比率を調整して同時に発光させる。これによって、大発光量
から小発光量に至るまで、実発光量の適正発光量に対する偏差を少なくすることができる
また、キセノン管と白色発光ダイオードとからなるストロボ装置の適正発光量を算出し
、算出された適正発光量に基づいて前記発光比率を調整し、前記適正発光量が所定の発光
量よりも少ない場合、発光量の高精度の制御が容易である白色発光ダイオードの発光比率
を高くする。これにより、実発光量の適正発光量に対する偏差を少なくすることができる
また、被写体距離に基づいて前記発光比率を調整し、被写体距離が所定の距離よりも短
い場合(接写撮影モード時)、白色発光ダイオードの発光比率を高くする。これにより、
調光レベルを補正しても露出オーバを解決できない近距離の被写体に対するストロボ撮影
でも、実発光量の適正発光量に対する偏差を少なくすることができる。
また、シャッタ速度が所定速度よりも速い場合、白色発光ダイオードの発光比率を高く
する。すなわち、発光停止に対する応答性が悪く、困難な見込み制御を必要とするキセノ
ン管よりも、応答性のよい白色発光ダイオードの発光比率を高くすることにより、実発光
量の適正発光量に対する偏差を少なくすることができる。
また、電池残量に基づいて発光比率を調整し、電池残量が所定の電池残量よりも少ない
場合、キセノン管よりも消費電力の少ない白色発光ダイオードの発光比率を高くする。こ
れにより、電池残量の減少を緩和することができる。
また、発光比率に基づいてホワイトバランスを制御する。これにより、ストロボ撮影に
おいても、適正なホワイトバランス処理を行うことができる。
〔他の実施の形態〕
なお、上記実施の形態では、撮像装置に内蔵されたストロボ装置に対して、撮像装置が
本発明に係る発光制御を行なっていたが、これに代わって、撮像装置に外部から装着され
たストロボ装置に対して、撮像装置が本発明に係る発光制御を行なうようにしてもよい。
また、外部のストロボ装置自体が、撮像装置から各種情報を得て、該各種情報に応じて
本発明に係る発光制御を行なうようにしてもよい。
すなわち、撮像装置に接続可能な外部ストロボ装置が、キセノン管と白色発光ダイオー
ドとを備え、撮像装置から該撮像装置の動作状態情報または撮影関連情報を受信し、受信
された前記撮像装置の動作状態情報または撮影関連情報に応じて、下記のようにキセノン
管と白色発光ダイオードとの発光比率を決定する。そして、決定された発光比率に従い、
キセノン管及び白色発光ダイオードの各発光量を制御する。
具体的には、撮像装置から適正露出を得るために必要なストロボ発光量を受信し、受信
されたストロボ発光量が所定の発光量以下である場合、キセノン管の発光量に対する白色
発光ダイオードの発光量の比率を高くする。
また、撮像装置から被写体距離情報を受信し、受信された前記被写体距離が所定の距離
以下である場合、キセノン管の発光量に対する白色発光ダイオードの発光量の比率を高く
する。
また、撮像装置から撮像装置に設定されている撮影モードを示す情報を受信し、受信さ
れた撮影モードが接写撮影モードであった場合、キセノン管の発光量に対する白色発光ダ
イオードの発光量の比率を高くする。
また、撮像装置からシャッタ速度を示す情報を受信し、受信されたシャッタ速度が所定
の速度以上である場合、キセノン管の発光量に対する白色発光ダイオードの発光量の比率
を高くする。
また、撮像装置から該撮像装置に装着されている電池の蓄電残量を示す情報を受信し、
受信された蓄電残量が所定の残量以下である場合、キセノン管の発光量に対する白色発光
ダイオードの発光量の比率を高くする。
さらに、本発明の目的は、前述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログ
ラムコードを記録した記憶媒体を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装
置のコンピュータ(またはCPU、MPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコード
を読み出して実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実
現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体およびプログラムは本発明
を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルデ
ィスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD
−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、
不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。或いは、上記プログラムは、
インターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続され
る他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実
施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または
全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能
拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた
後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備
わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形
態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の一実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す撮像装置におけるストロボ発光制御を含む撮影動作制御の手順を示すフローチャート(1/2)である。 図1に示す撮像装置におけるストロボ発光制御を含む撮影動作制御の手順を示すフローチャート(2/2)である。 ステップS105で行われるストロボ発光量Vの算出処理の詳しい内容を示すフローチャートである。 ステップS106で行われる発光比率の決定処理の詳しい内容を示すフローチャート(1/3)である。 ステップS106で行われる発光比率の決定処理の詳しい内容を示すフローチャート(2/3)である。 ステップS106で行われる発光比率の決定処理の詳しい内容を示すフローチャート(3/3)である。 ストロボ装置のキセノン管および白色発光ダイオードを、比較的長時間に亘って同時に発光させる場合における各発光量の時間的な変化を示す図である。 ストロボ装置のキセノン管および白色発光ダイオードを、比較的短時間に亘って同時に発光させる場合における各発光量の時間的な変化を示す図である。 TTL調光を行う一眼レフカメラにおける光路を示す図である。 キセノン管の発光特性と、発光停止時における実際に発光が止まるまでのオーバシュートとを示す図である。 白色発光ダイオードの発光量特性を示す図である。
符号の説明
100:カメラ本体(撮像装置)
300:撮影レンズユニット
14:撮像素子
16:A/D変換器
20:画像処理回路
28:画像表示部
42:測距部
44:測光部
48:被写体距離検出部
50:システム制御回路(発光比率決定手段、発光量制御手段)
62:レリーズスイッチSW1
64:レリーズスイッチSW2
66:ストロボ発光比率設定基準記憶部
70:ストロボ装置
72:キセノン管(第1の発光手段)
74:白色発光ダイオード(第2の発光手段)
76:ストロボ制御部
78:メインコンデンサ電圧検出部
82:電池残量検出部
150:ストロボホワイトバランス算出回路
152:色温度補正データ記憶部
154:ホワイトバランス制御回路
200、210:記録媒体

Claims (29)

  1. ストロボ発光を行うことが可能な撮像装置において、
    第1の発光手段と、
    前記第1の発光手段に比べ、発光量が少なく且つ高精度の発光量制御が可能な第2の発
    光手段と、
    前記撮像装置の動作状態情報または撮影関連情報に応じて、前記第1の発光手段と前記
    第2の発光手段との発光比率を決定する発光比率決定手段と、
    前記発光比率決定手段によって決定された発光比率に従い、前記第1の発光手段及び前
    記第2の発光手段の各発光量を制御する発光量制御手段と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 適正露出を得るために必要なストロボ発光量を算出する発光量算出手段をさらに有し、
    前記発光比率決定手段は、前記発光量算出手段によって算出されたストロボ発光量が所
    定の発光量以下である場合、前記第1の発光手段の発光量に対する前記第2の発光手段の
    発光量の比率を高くすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記発光比率決定手段は、前記撮像装置と被写体との距離が所定の距離以下である場合
    、前記第1の発光手段の発光量に対する前記第2の発光手段の発光量の比率を高くするこ
    とを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記発光比率決定手段は、前記撮像装置に接写撮影モードが設定されている場合、前記
    第1の発光手段の発光量に対する前記第2の発光手段の発光量の比率を高くすることを特
    徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記発光比率決定手段は、シャッタ速度が所定の速度以上である場合、前記第1の発光
    手段の発光量に対する前記第2の発光手段の発光量の比率を高くすることを特徴とする請
    求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記撮像装置に装着されている電池の蓄電残量を検出する電池残量検出手段をさらに有
    し、
    前記発光比率決定手段は、前記電池残量検出手段によって検出された蓄電残量が所定の
    残量以下である場合、前記第1の発光手段の発光量に対する前記第2の発光手段の発光量
    の比率を高くすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記第1の発光手段及び前記第2の発光手段でそれぞれ発光される各発光量に基づいて
    ホワイトバランス補正データを算出するホワイトバランス補正データ算出手段をさらに有
    することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  8. 前記第1の発光手段はキセノン管であり、前記第2の発光手段は発光ダイオードである
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  9. 第1の発光手段と、該第1の発光手段に比べ、発光量が少なく且つ高精度の発光量制御
    が可能な第2の発光手段とによりストロボ発光を行うことが可能な撮像装置に適用される
    ストロボ発光制御方法において、
    前記撮像装置の動作状態情報または撮影関連情報に応じて、前記第1の発光手段と前記
    第2の発光手段との発光比率を決定する発光比率決定ステップと、
    前記発光比率決定ステップによって決定された発光比率に従い、前記第1の発光手段及
    び前記第2の発光手段の各発光量を制御する発光量制御ステップと
    を有することを特徴とするストロボ発光制御方法。
  10. 第1の発光手段と、該第1の発光手段に比べ、発光量が少なく且つ高精度の発光量制御
    が可能な第2の発光手段とによりストロボ発光を行うことが可能な撮像装置に適用される
    ストロボ発光制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
    前記撮像装置の動作状態情報または撮影関連情報に応じて、前記第1の発光手段と前記
    第2の発光手段との発光比率を決定する発光比率決定ステップと、
    前記発光比率決定ステップによって決定された発光比率に従い、前記第1の発光手段及
    び前記第2の発光手段の各発光量を制御する発光量制御ステップと
    を有することを特徴とするプログラム。
  11. 撮像装置に接続可能なストロボ装置において、
    第1の発光手段と、
    前記第1の発光手段に比べ、発光量が少なく且つ高精度の発光量制御が可能な第2の発
    光手段と、
    前記ストロボ装置に接続された撮像装置から該撮像装置の動作状態情報または撮影関連
    情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記撮像装置の動作状態情報または撮影関連情報に応
    じて、前記第1の発光手段と前記第2の発光手段との発光比率を決定する発光比率決定手
    段と、
    前記発光比率決定手段によって決定された発光比率に従い、前記第1の発光手段及び前
    記第2の発光手段の各発光量を制御する発光量制御手段と
    を有することを特徴とするストロボ装置。
  12. 前記受信手段は、前記撮像装置から適正露出を得るために必要なストロボ発光量を受信
    し、
    前記発光比率決定手段は、前記受信手段によって受信されたストロボ発光量が所定の発
    光量以下である場合、前記第1の発光手段の発光量に対する前記第2の発光手段の発光量
    の比率を高くすることを特徴とする請求項11に記載のストロボ装置。
  13. 前記受信手段は、前記撮像装置から前記撮像装置と被写体との距離を示す被写体距離情
    報を受信し、
    前記発光比率決定手段は、前記受信手段によって受信された前記被写体距離が所定の距
    離以下である場合、前記第1の発光手段の発光量に対する前記第2の発光手段の発光量の
    比率を高くすることを特徴とする請求項11に記載のストロボ装置。
  14. 前記受信手段は、前記撮像装置から前記撮像装置に設定されている撮影モードを示す情
    報を受信し、
    前記発光比率決定手段は、前記受信手段によって受信された撮影モードが接写撮影モー
    ドであった場合、前記第1の発光手段の発光量に対する前記第2の発光手段の発光量の比
    率を高くすることを特徴とする請求項11に記載のストロボ装置。
  15. 前記受信手段は、前記撮像装置からシャッタ速度を示す情報を受信し、
    前記発光比率決定手段は、前記受信手段によって受信されたシャッタ速度が所定の速度
    以上である場合、前記第1の発光手段の発光量に対する前記第2の発光手段の発光量の比
    率を高くすることを特徴とする請求項11に記載のストロボ装置。
  16. 前記受信手段は、前記撮像装置から該撮像装置に装着されている電池の蓄電残量を示す
    情報を受信し、
    前記発光比率決定手段は、前記受信手段によって受信された蓄電残量が所定の残量以下
    である場合、前記第1の発光手段の発光量に対する前記第2の発光手段の発光量の比率を
    高くすることを特徴とする請求項11に記載のストロボ装置。
  17. 前記第1の発光手段はキセノン管であり、前記第2の発光手段は発光ダイオードである
    ことを特徴とする請求項11に記載のストロボ装置。
  18. 第1の発光手段と、該第1の発光手段に比べ、発光量が少なく且つ高精度の発光量制御
    が可能な第2の発光手段とを備え、撮像装置に接続可能なストロボ装置に適用されるスト
    ロボ発光制御方法において、
    前記ストロボ装置に接続された撮像装置から該撮像装置の動作状態情報または撮影関連
    情報を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップによって受信された前記撮像装置の動作状態情報または撮影関連情報
    に応じて、前記第1の発光手段と前記第2の発光手段との発光比率を決定する発光比率決
    定ステップと、
    前記発光比率決定ステップによって決定された発光比率に従い、前記第1の発光手段及
    び前記第2の発光手段の各発光量を制御する発光量制御ステップと
    を有することを特徴とするストロボ発光制御方法。
  19. 第1の発光手段と、該第1の発光手段に比べ、発光量が少なく且つ高精度の発光量制御
    が可能な第2の発光手段とを備え、撮像装置に接続可能なストロボ装置に適用されるスト
    ロボ発光制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
    前記ストロボ装置に接続された撮像装置から該撮像装置の動作状態情報または撮影関連
    情報を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップによって受信された前記撮像装置の動作状態情報または撮影関連情報
    に応じて、前記第1の発光手段と前記第2の発光手段との発光比率を決定する発光比率決
    定ステップと、
    前記発光比率決定ステップによって決定された発光比率に従い、前記第1の発光手段及
    び前記第2の発光手段の各発光量を制御する発光量制御ステップと
    を有することを特徴とするプログラム。
  20. 第1の発光手段と、該第1の発光手段に比べ、発光量が少なく且つ高精度の発光量制御
    が可能な第2の発光手段とを備えたストロボ装置が接続可能な撮像装置において、
    前記撮像装置の動作状態情報または撮影関連情報に応じて、前記第1の発光手段と前記
    第2の発光手段との発光比率を決定する発光比率決定手段と、
    前記発光比率決定手段によって決定された発光比率に従い、前記第1の発光手段及び前
    記第2の発光手段の各発光量を制御する発光量制御手段と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  21. 適正露出を得るために必要なストロボ発光量を算出する発光量算出手段をさらに有し、
    前記発光比率決定手段は、前記発光量算出手段によって算出されたストロボ発光量が所
    定の発光量以下である場合、前記第1の発光手段の発光量に対する前記第2の発光手段の
    発光量の比率を高くすることを特徴とする請求項20に記載の撮像装置。
  22. 前記発光比率決定手段は、前記撮像装置と被写体との距離が所定の距離以下である場合
    、前記第1の発光手段の発光量に対する前記第2の発光手段の発光量の比率を高くするこ
    とを特徴とする請求項20に記載の撮像装置。
  23. 前記発光比率決定手段は、前記撮像装置に接写撮影モードが設定されている場合、前記
    第1の発光手段の発光量に対する前記第2の発光手段の発光量の比率を高くすることを特
    徴とする請求項20に記載の撮像装置。
  24. 前記発光比率決定手段は、シャッタ速度が所定の速度以上である場合、前記第1の発光
    手段の発光量に対する前記第2の発光手段の発光量の比率を高くすることを特徴とする請
    求項20に記載の撮像装置。
  25. 前記撮像装置に装着されている電池の蓄電残量を検出する電池残量検出手段をさらに有
    し、
    前記発光比率決定手段は、前記電池残量検出手段によって検出された蓄電残量が所定の
    残量以下である場合、前記第1の発光手段の発光量に対する前記第2の発光手段の発光量
    の比率を高くすることを特徴とする請求項20に記載の撮像装置。
  26. 前記第1の発光手段及び前記第2の発光手段でそれぞれ発光される各発光量に基づいて
    ホワイトバランス補正データを算出するホワイトバランス補正データ算出手段をさらに有
    することを特徴とする請求項20に記載の撮像装置。
  27. 前記第1の発光手段はキセノン管であり、前記第2の発光手段は発光ダイオードである
    ことを特徴とする請求項20に記載の撮像装置。
  28. 第1の発光手段と、該第1の発光手段に比べ、発光量が少なく且つ高精度の発光量制御
    が可能な第2の発光手段とを備えたストロボ装置が接続可能な撮像装置に適用されるスト
    ロボ発光制御方法において、
    前記撮像装置の動作状態情報または撮影関連情報に応じて、前記第1の発光手段と前記
    第2の発光手段との発光比率を決定する発光比率決定ステップと、
    前記発光比率決定ステップによって決定された発光比率に従い、前記第1の発光手段及
    び前記第2の発光手段の各発光量を制御する発光量制御ステップと
    を有することを特徴とするストロボ発光制御方法。
  29. 第1の発光手段と、該第1の発光手段に比べ、発光量が少なく且つ高精度の発光量制御
    が可能な第2の発光手段とを備えたストロボ装置が接続可能な撮像装置に適用されるスト
    ロボ発光制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
    前記撮像装置の動作状態情報または撮影関連情報に応じて、前記第1の発光手段と前記
    第2の発光手段との発光比率を決定する発光比率決定ステップと、
    前記発光比率決定ステップによって決定された発光比率に従い、前記第1の発光手段及
    び前記第2の発光手段の各発光量を制御する発光量制御ステップと
    を有することを特徴とするプログラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010175622A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Canon Inc 撮像装置、ストロボ装置およびストロボ撮影システム
JP2012168332A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Fujitsu Semiconductor Ltd 電子機器、制御回路及び発光素子の制御方法

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