JP2016057496A - 撮像システム、照明装置及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 照明装置の照射方向の自動決定を効率よく行うようにする。【解決手段】 発光部の照射方向を変更させるために当該発光部を備えた可動部を自動で駆動させることが可能な照明装置と、撮像装置とを含む撮像システムであって、前記発光部の照射方向を自動的に決定するための動作を開始させることが可能な操作を受け付ける操作手段と、前記操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定するか否かを制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記撮像装置が合焦状態である場合、前記操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定しないように制御する。【選択図】 図6

Description

本発明は、照射方向を自動的に変更可能な照明装置の制御に関するものである。
従来、照明装置の光を天井等に向けて照射して天井等からの拡散反射光を被写体に照射する発光撮影(以下、バウンス発光撮影とする)が知られている。バウンス発光撮影によれば、照明装置の光を直接的ではなく間接的に被写体に照射することができるため、柔らかい光での描写が可能となる。
さらに、バウンス発光撮影における最適な照射方向を自動的に決定する技術も提案されている。特許文献1ではバウンスフラッシュ撮影時における天井へフラッシュを発光させるときの該フラッシュ発光部の角度を、カメラの上方にある物体迄の距離及び被写体距離情報により自動的に設定する技術が提案されている。
特開平04−340527号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術では、測光スイッチS1をトリガにして測光やフォーカシングなども行われる。そのため、フラッシュ発光部の角度設定後に再度測光スイッチS1がONされると、フラッシュ発光部の角度設定も再度行われる。このような場合、フラッシュ発光部の角度の再設定は不要な場合もあり、適正なバウンスフラッシュ撮影を行うためにはフラッシュ発光部の角度の再設定が終了するまで撮影を待たなければならなくなる。
そこで、本発明は、照明装置の照射方向の自動決定を効率よく行うようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る撮像システムは、発光部の照射方向を変更させるために当該発光部を備えた可動部を自動で駆動させることが可能な照明装置と、撮像装置とを含む撮像システムであって、前記発光部の照射方向を自動的に決定するための動作を開始させることが可能な操作を受け付ける操作手段と、前記操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定するか否かを制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記撮像装置が合焦状態である場合、前記操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定しないように制御することを特徴とする。
本発明によれば、照明装置の照射方向の自動決定を効率よく行うことができる。
本発明の実施形態に係る撮像システムを構成するカメラの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る撮像システムを構成する外部ストロボの概略構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るオートバウンス制御のカメラ側での制御を示す図である。 オートバウンス制御の外部ストロボ側での制御を示す図である。 ストロボ通信後処理の詳細を示す図である。 第1の実施形態に係るオートバウンス判定処理を示す図である。 オートバウンス制御の詳細を示す図である。 バウンス駆動制御を示す図である。 第1の実施形態に係るオートバウンス駆動の中断判定処理を示す図である。 カメラと外部ストロボとの間で送受信されるオートバウンス情報及びAF合焦情報を示す図である。 第2の実施形態に係るオートバウンス制御のカメラ側での制御を示す図である。 第2の実施形態に係るオートバウンス判定処理を示す図である。 第3の実施形態に係るオートバウンス判定処理を示す図である。 第4の実施形態に係るオートバウンス制御のカメラ側での制御を示す図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。ここでは、本発明に係る撮像装置としてのデジタルスチルカメラ(以下「カメラ」と略す)と、このカメラに装着可能な照明装置としての外部ストロボとからなる撮像システムを取り上げることとする。
<カメラ及び外部ストロボの概略構成>
図1は、本発明の実施形態に係る撮像システムを構成するカメラ100の概略構成を示すブロック図である。カメラ100は、不図示の撮影光学系、カメラMPU101、タイミング信号発生回路102、撮像素子103、信号処理回路104、メモリコントローラ105、バッファメモリ106、画像表示部107及び記憶媒体I/F108を備える。記憶媒体I/F108には、記憶媒体109が接続される。
カメラMPU101は、撮影シーケンスの他、カメラ100の全体的な動作を制御するマイクロコントローラである。被写体の光学像が、撮像光学系を通して撮像素子103に結像する。撮像素子103は、CCDセンサやCMOSセンサ等のイメージセンサであり、結像した光学像を電気信号に変換する。タイミング信号発生回路102は、撮像素子103を動作させるために必要なタイミング信号を発生する。信号処理回路104は、撮像素子103から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器を有し、また、生成したデジタル信号にホワイトバランス処理等の所定の画像処理を施して画像データを生成する各種の画像処理機能を有する。
メモリコントローラ105は、バッファメモリ106の読み書きやリフレッシュ動作等を制御する。バッファメモリ106は、信号処理回路104から出力された画像データを一時的に記憶し、また、記憶媒体109から読み出した画像データを一時的に記憶する。画像表示部107は、バッファメモリ106に蓄えられた画像データを画像として表示する。記憶媒体I/F108は、記憶媒体109とカメラMPU101との間の通信を可能にするためのインタフェースである。記憶媒体109は、例えば、メモリカードやハードディスク等であり、カメラ100(本体)に内蔵されていてもよいし、カメラ100(本体)に対して着脱自在であってもよい。
カメラ100は、モータ制御部110、シャッタ制御部111、測光部112、レンズ制御部114、焦点検出部115、姿勢検出部116、スイッチ操作部117及びストロボ制御部118を備え、これらはカメラMPU101に接続されている。測光部112には多分割測光センサ113が接続され、ストロボ制御部118には外部ストロボ装置(以下「外部ストロボ」という)120が接続されている。
モータ制御部110は、カメラMPU101からの信号に従って露出動作時に不図示のモータを制御することにより、不図示のミラーのアップ/ダウンや不図示のシャッタのチャージを行う。シャッタ制御部111は、カメラMPU101からの信号に従って、不図示のシャッタ先幕とシャッタ後幕の通電をカットし、幕走行させることで露出動作を制御する。
測光部112は、撮影画面内を複数のエリアに分割した多分割測光センサ113からの出力をエリア毎の輝度信号としてカメラMPU101に出力する。カメラMPU101は、測光部112から受信した輝度信号を不図示のA/D変換器でデジタルデータに変換し、得られたデジタルデータを用いて、露出調節のためのAV(絞り値)、TV(シャッタスピード)、ISO感度(撮影感度)等の測光演算を行う。また、測光部112は、外部ストロボ120から被写体へ向けて予備(プリ)発光を行ったときに得られる輝度信号をカメラMPU101に出力する。カメラMPU101は、測光部112から受信した輝度信号に基づき、露出時のストロボメイン発光量の演算を行う。
レンズ制御部114は、不図示のレンズマウント接点を介してカメラMPU101と通信し、不図示のレンズ駆動モータ及びレンズ絞りモータを動作させ、撮影光学系を構成する不図示のレンズの焦点調節と絞りを制御する。焦点検出部115は、AF(オートフォーカス)のための被写体に対するデフォーカス量を検出する。姿勢検出部116は、重力方向と撮影光軸のそれぞれを中心とした回転方向に対するカメラ100(本体)の傾きを検出する。
スイッチ操作部117は、カメラ100(本体)に設けられた操作部材であり、図1には3つのスイッチSW1,SW2,SWABを示している。スイッチSW1は、不図示のレリーズボタンの第1ストロークでオンするレリーズ準備ボタンとして機能する。スイッチSW1の押下により、カメラMPU101はAF及び測光を開始し、外部ストロボ120の自動照射方向制御(以下、「オートバウンス制御」という)を開始する。つまり、スイッチSW1は、オートバウンス開始スイッチとしても機能する。スイッチSW2は、レリーズボタンの第2ストロークでオンし、これに応じてカメラMPU101は、露光動作を開始する。スイッチSWABは、レリーズボタンとは別にカメラ100(本体)に設けられたオートバウンス開始ボタンの押下によりオンするオートバウンス開始スイッチである。
以上のように、オートバウンス開始スイッチは、後述する発光部202の照射方向を自動的に決定するための動作を開始させることが可能な操作を受け付けるものである。
なお、外部ストロボ120は、カメラMPU101からオートバウンス制御開始の信号を受信すると、発光部202を有するストロボヘッド部200b(図2参照)を所定の角度へと自動駆動させる。また、スイッチ操作部117は、スイッチSW1,SW2,SWAB以外の種々のスイッチやボタンを備え、それらのスイッチやボタンからの信号はカメラMPU101に送られ、カメラMPU101は、各スイッチと各ボタンに割り当てられた動作を実行する。
ストロボ制御部118は、外部ストロボ120に対して発光パターン(プリ発光、メイン発光)の指示と、メイン発光量等の指示を行う。カメラMPU101と外部ストロボ120との通信は、カメラ100のストロボ制御部118と外部ストロボ120のカメラ接続部209とを介して行われる(図2参照)。
図2は、外部ストロボ120の概略構成を示すブロック図である。外部ストロボ120は、大略的に、ストロボ本体部200a(本体)とストロボ本体部200aに対して回動可能なストロボヘッド部200b(可動部)とから構成されている。ストロボ本体部200aは、ストロボMPU201、ヘッド駆動制御部204、ストロボ姿勢検出部205、バウンス角度演算部206、ストロボスイッチ操作部207、表示部208及びカメラ接続部209を備える。ストロボヘッド部200bは、発光部202及び測距用測光部203を備える。
ストロボMPU201は、発光制御シーケンスやストロボヘッド部200bの角度決定等の他、外部ストロボ120の全体的な動作を制御するマイクロコントローラである。発光部202は、ストロボMPU201からの発光信号に従ってストロボ光を発光する不図示のストロボ発光回路を有する。測距用測光部203は、発光部202から照射されたストロボ光が測距対象に反射することで得られる反射光を受光する不図示の測距用測光センサを有し、測距用測光センサからの出力である輝度信号をストロボMPU201へ送信する。ストロボMPU201は、測距用測光部203から受信した輝度信号を不図示のA/D変換器によりデジタルデータに変換し、変換したデジタルデータに基づいて測距対象までの距離を算出する。
ヘッド駆動制御部204は、ストロボMPU201からの制御信号に従って、不図示のモータを駆動制御することにより、ストロボヘッド部200bをストロボ本体部200aに対して水平方向/垂直方向に駆動させる。このように構成により、発光部202の照射方向を変更させるためにストロボヘッド部200bを自動で駆動させることができる。また、ヘッド駆動制御部204は、ストロボヘッド部200bの駆動量を検出し、得られた検出結果をストロボ本体部200aに対する相対位置情報としてストロボMPU201に送る。ストロボ姿勢検出部205は、重力方向と撮影光軸のそれぞれを中心とした回転方向に対するストロボ本体部200aの傾きを取得する。
バウンス角度演算部206は、測距用測光部203が取得したデータとストロボ姿勢検出部205が取得したデータに基づき、最適な照射方向(バウンス角度)を算出する。ストロボスイッチ操作部207は、ストロボ本体部200aに設けられたオートバウンス開始ボタンが押下されることによりオンするスイッチST_SWABを有する。スイッチST_SWABがオンになると、ストロボMPU201は、ストロボヘッド部200bのオートバウンス制御を開始する。なお、ストロボスイッチ操作部207は、その他にも、外部ストロボ120の電源スイッチや外部ストロボ120の種々の設定や動作を行うためのボタンやスイッチを含み、各スイッチ及び各ボタンからの信号はストロボMPU201に送られる。ストロボMPU201は、各スイッチ及び各ボタンに割り当てられた動作を実行する。表示部208には、外部ストロボ120の設定状態等が表示される。カメラ接続部209は、カメラ100のストロボ制御部118と接続され、カメラMPU101とストロボMPU201とは、ストロボ制御部118とカメラ接続部209とを介して必要な通信を行う。
<第1の実施形態に係る自動照射方向制御方法(オートバウンス制御方法)>
以下、図3〜10を用いて、第1の実施形態に係る自動照射方向制御方法を説明する。
まず図3を用いてカメラ100のカメラMPU101によって実行される処理を説明する。図3は、第1の実施形態に係るオートバウンス制御方法のカメラ100での制御フローを示すフローチャートである。図3に示す各処理は、カメラMPU101が、不図示のROMに格納された制御プログラムを不図示のRAMに展開することにより実行される。
ステップS01においてカメラMPU101は、レジスタの初期化やデータの初期化、周辺部の初期化等の初期設定を行う。続くステップS02においてカメラMPU101は、スイッチ操作部117が備えるスイッチSW1,SW2,SWAB及びその他のボタンやスイッチの状態を検出する。そして、ステップS03においてカメラMPU101は、カメラ100の電源スイッチ(電源SW)がオフされたか否かを判定する。カメラMPU101は、電源SWがオフされた場合(S03でYES)、処理をステップS04へ進め、電源SWがオンの状態にある場合(S03でNO)、処理をステップS05へ進める。
ステップS04においてカメラMPU101は、周辺回路への電源オフの指示やデータ退避等の終了処理を行い、その後、本処理を終了させる。一方、ステップS05においてカメラMPU101は、SW1がオフか否かを判定し、SW1がオフならばステップS06へ、SW1がオンならばステップS07へ移行する。
ステップS06においてカメラMPU101は、カメラMPU101のRAMデータ(カメラMPU101の内部RAMに記憶されるデータ)であるAF_JF_LOCKを0にする。ステップS07においてカメラMPU101は、カメラMPU101のRAMデータであるAF_JFが1か否かを判定し、AF_JFが1であればステップS08へ移行し、AF_JFが1でなければステップS09へ移行する。
ステップS08においてカメラMPU101は、AF_JF_LOCKを1にしてステップS10へ移行する。ステップS09においてカメラMPU101は、AF_JF_LOCKを1にしてステップS10へ移行する。
ステップS10においてカメラMPU101は、カメラ100(本体)に装着されている外部ストロボ120との通信(ストロボ通信)を行う。このストロボ通信では、カメラMPU101は、カメラ100の各種情報(オートバウンス情報やAF合焦情報を含む)を外部ストロボ120へ送信すると共に、外部ストロボ120から外部ストロボ120の各種情報(オートバウンス情報含む)を受信する。
図10は、ステップS10において行われるストロボ通信において送受信されるオートバウンス情報やAF合焦情報を示す図である。図10(a)は、カメラ100から外部ストロボ120へ送信されるオートバウンス情報を示している。このオートバウンス情報は、「オートバウンス開始命令」、「オートバウンス中止命令」及び「オートバウンス開始ボタン情報」を含む自動照射方向制御に関する情報である。オートバウンス開始命令は、オートバウンス制御の開始を指示する。オートバウンス中止命令は、オートバウンス制御の中止を指示する。オートバウンス開始ボタン情報は、オートバウンス制御を開始させるための操作がなされたボタンを示す情報であり、スイッチSW1,SWABのいずれかとなる。
図10(b)は、外部ストロボ120からカメラ100へ送信されるオートバウンス情報を示している。このオートバウンス情報は、「オートバウンス開始」、「オートバウンス終了」、「オートバウンス制御中」及び「オートバウンス開始ボタン情報」を含む自動照射方向制御に関する情報である。オートバウンス開始は、オートバウンス制御を開始したことを通知するものである。オートバウンス終了は、オートバウンス制御を終了したことを通知するものである。オートバウンス制御中は、オートバウンス制御中であることを通知するものである。オートバウンス開始ボタン情報は、外部ストロボ120のオートバウンス開始スイッチであるスイッチST_SWABが押下されたことを示す。
図10(c)は、カメラ100から外部ストロボ120へ送信されるAF合焦情報を示している。合焦状態となってからレンズ位置が固定(ロック)されていればAF_JF_LOCK=1となる。
図3に戻って、ステップS11においてカメラMPU101は、SWABがオンか否かを判定しSWABがオン(オートバウンス許可)ならばステップS12へ移行し、SWABがオフならばステップS14へ移行する。
ステップS12においてカメラMPU101は、カメラMPU101のRAMデータであるSWAB_AutoBounceを1にする。
ステップS13において、カメラMPU101は、外部ストロボ120へオートバウンス制御開始の通信を行いステップS02へ戻る。
ステップS14においてカメラMPU101は、SW1がオフからオンに変化したか否かを判定する。オフからオンに変化していればステップS15へ移行し、変化していなければステップS22へ移行する。
ステップS15においてカメラMPU101は、被写体に焦点を合わせるために、焦点検出部115からのデフォーカス量に基づき、周知の位相差検出方式等による測距演算を行う。続くステップS16においてカメラMPU101は、ステップS15での測距演算によるデータに基づき、レンズ駆動量を算出してレンズを駆動する。
ステップS17においてカメラMPU101は、レンズ駆動した結果、レンズ位置が合焦範囲に入っているか否か(合焦状態となったか否か)を判定し、合焦範囲に入っていればステップS18へ移行し、合焦範囲に入っていなければステップS21へ移行する。
ステップS18においてカメラMPU101は、AF_JFを1にする。
ステップS19においてカメラMPU101は、SW1_AutoBounceを1にする。
ステップS20においてカメラMPU101は、外部ストロボ120へオートバウンス制御開始の通信を行いステップS22へ移行する。
ステップS21においてカメラMPU101は、AF_JFを0にする。
ステップS22においてカメラMPU101は、測光部112からの出力、設定されたISO感度や撮影モード等のカメラ設定情報に基づき、シャッタスピード(CMOSセンサの場合には蓄積時間)や絞り値等を決定するための測光演算処理を行う。
ステップS23においてカメラMPU101は、測光演算を行って算出されたシャッタスピード及び絞り値等のカメラの情報を画像表示部107に表示する。
ステップS24においてカメラMPU101は、撮影操作スイッチであるスイッチSW2がオンされたか否かを判定する。スイッチSW2がオンされていればステップS25へ移行し、スイッチSW2がオンされていなければステップS02へ戻る。
ステップS25においてカメラMPU101は、撮像素子103のゲイン設定、蓄積動作、読み出し動作、読み出され信号に対する画像処理、画像書き込み等の静止画撮影の一連の動作を行う。ステップS321の後はステップS02へ戻る。
以上が、カメラ100で実行される処理であり、カメラ100ではステップS14〜ステップS21で、SW1がオンになったことに伴うAF後に、オートバウンス制御開始の通知を外部ストロボ120に送信している。
また、ステップS05〜ステップS10により、AF後にSW1がオン状態であれば、AF_JF_LOCKを1にして、外部ストロボ120へAF合焦情報として通知している。
次に、図4を用いて外部ストロボ120のストロボMPU201によって実行される処理を説明する。図4は、第1の実施形態に係るオートバウンス制御の外部ストロボ120での制御フローを示すフローチャートである。図5に示す各処理は、ストロボMPU201が、不図示のROMに格納された制御プログラムを不図示のRAMに展開することにより実行される。
ステップS31においてストロボMPU201は、ストロボMPU201に接続された各種端子の初期化処理や、ストロボMPU201の内部RAM等のデータ初期化処理を行う。続くステップS32においてストロボMPU201は、ストロボスイッチ操作部207が備えるスイッチST_SWAB及びその他のボタンやスイッチの状態を検出する。ステップS33においてストロボMPU201は、ステップS32でのスイッチ検出結果に基づき、外部ストロボ120の電源スイッチ(電源SW)がオフであるか否かを判定する。ストロボMPU201は、電源SWがオフである場合、処理をステップS34へ進め、電源SWがオンである場合、処理をステップS35へ進める。ステップS34においてストロボMPU201は、電源オフ処理等の終了設定を行い、本処理を終了させる。
ステップS35においてストロボMPU201は、ストロボ姿勢検出部205から重力方向と光軸のそれぞれを中心とした回転方向に対するストロボ本体部200aの傾きを取得する。ここで、ストロボ本体部200aの傾きは、カメラ100(本体)の水平位置を基準とする傾きとなる。続くステップS36においてストロボMPU201は、カメラ100との通信処理(ステップS10の通信処理に対応する)を実行する。
次いで、ステップS37においてストロボMPU201は、ストロボ通信の後処理を行う。更に、ステップS38においてストロボMPU201は、オートバウンス判定処理を行う。これらステップS37のストロボ通信後処理と、ステップS38のオートバウンス判定処理の詳細については、後述する。
その後、ステップS39においてストロボMPU201は、ストロボ本体部200aが備える不図示のコンデンサの充電開始や充電停止等の充電制御を行う。そして、ステップS40においてストロボMPU201は、外部ストロボ120の各種状態(ストロボモード、充電状態、ズーム位置等)を表示部208に表示する。その後、処理はステップS32へ戻される。
上述したステップS37のストロボ通信後処理の詳細について、図5を参照して説明する。図5は、ステップS37のストロボ通信後処理の詳細を示すフローチャートである。
ステップS51においてストロボMPU201は、カメラ100からの通信がメイン発光を指示するメイン発光通信であるか否かを判定する。ストロボMPU201は、メイン発光指示である場合、ステップS52においてメイン発光処理を行う。これにより、本処理は終了となる。ストロボMPU201は、メイン発光指示でない場合、ステップS53においてカメラ100からの通信がプリ発光を行うプリ発光通信であるか否かを判定する。
ストロボMPU201は、プリ発光指示である場合、ステップS54においてプリ発光処理を行う。これにより、本処理は終了となる。ストロボMPU201は、プリ発光指示でない場合、ステップS55において、カメラ100からの通信がオートバウンス情報記憶通信であるか否かを判定する。ストロボMPU201は、オートバウンス情報記憶通信である場合、ステップS56においてカメラ100からオートバウンス情報(図10(a))を取得し、記憶する。これにより、本処理は終了となる。ストロボMPU201は、オートバウンス情報記憶通信でない場合、ステップS57において、カメラ100からの通信がオートバウンス制御送信要求であるか否かを判定する。
ストロボMPU201は、オートバウンス情報送信要求である場合、ステップS58において、カメラ100へオートバウンス情報(図10(b))を送信する。これにより、本処理は終了となる。ストロボMPU201は、オートバウンス情報送信要求でない場合、ステップS59において、カメラ100からの通信がカメラ情報通信であるか否かを判定する。ストロボMPU201は、カメラ情報通信である場合、ステップS60において、カメラ情報(撮影モード、シャッタスピード、絞り、ズーム位置、プリ発光情報等)を記憶する。これにより、本処理は終了となる。ストロボMPU201は、カメラ情報通信でない場合、ステップS61において、カメラ100からの通信がストロボ情報送信要求であるか否かを判定する。
ストロボMPU201は、ストロボ情報送信要求である場合、ステップS62において、カメラ100へストロボ情報(フラッシュモード、充電状態、電池情報やガイドナンバ情報等)を送信する。これにより、本処理は終了となる。ストロボMPU201は、ストロボ情報送信要求でない場合、ステップS63において、カメラ100からの通信がAF合焦通信であるか否かを判定する。ストロボMPU201は、AF合焦通信である場合、ステップS64において、カメラからのAF合焦情報をストロボMPU201の内部RAMのST_AF_JF_LOCKに記憶する。これにより、本処理は終了となる。また、ストロボMPU201は、AF合焦通信でない場合、本処理を終了させる。
なお、ストロボ通信後処理のステップS51,S53,S55,S57,S59,S61,S63の各処理の順序は、上記の順序に限定されるものではなく、自由に設定することができる。
上述したステップS38のオートバウンス判定処理の詳細について、図6を参照して説明する。図6は、ステップS38のオートバウンス判定処理のフローチャートである。
ステップS71においてストロボMPU201は、カメラ100からオートバウンス開始要求があるか否かを判定する。ストロボMPU201は、オートバウンス開始要求があった場合、ステップS73へ移行し、オートバウンス開始要求がない場合、ステップS72へ移行する。
ステップS72においてストロボMPU201は、スイッチST_SWABがオフからオンに変化したか否かを判定する。ストロボMPU201は、オフからオンに変化していればステップS73へ移行し、オフからオンに変化していなければ本処理を終了させる。
ステップS73においてストロボMPU201は、ストロボMPU201の内部RAMに記憶しているST_AF_JF_LOCKが0か否かを判定する。ストロボMPU201は、ST_AF_JF_LOCKが0の場合、ステップS74においてオートバウンス制御を実行し、ST_AF_JF_LOCKが0でない(1である)場合、本処理を終了させる。
上述したステップS74のオートバウンス制御の詳細について、図7を参照して説明する。図7は、ステップS74のオートバウンス制御の詳細を示すフローチャートである。
ステップS81においてストロボMPU201は、カメラ100に対してオートバウンス開始を通知する。続くステップS82においてストロボMPU201は、ストロボヘッド部200bを天井方向へ駆動させるバウンス駆動制御を行う。ここで、ストロボヘッド部200bの天井方向への駆動量は、ストロボ本体部200aの傾きに基づいて算出される。例えば、図4のステップS35での重力方向の角度をX度、回転方向の角度を0度とした場合、駆動量は角度(90−X)度となる。なお、ステップS82の処理の詳細については後述する。
ステップS83においてストロボMPU201は、天井方向へ向けて発光部202によるプリ発光を行う。このプリ発光によって発光部202からストロボ光が発せられ、測距対象である天井からの反射光データを測距用測光部203が取得することで、天井までの距離を算出することができる。続いて、ステップS84においてストロボMPU201は、ストロボヘッド部200bを撮影被写体に対して正面方向へ駆動させるバウンス駆動制御を行う。ここで、正面方向は光軸方向となるため、駆動量は角度0度となる。なお、ステップS84の処理の詳細については後述する。そして、ステップS85においてストロボMPU201は、プリ発光を行う。このプリ発光によって発光部202からストロボ光が発せられ、測距対象である被写体からの反射光データを測距用測光部203が取得することで、被写体までの距離を算出することができる。
ステップS86においてストロボMPU201は、天井までの距離と被写体までの距離とに基づき、バウンスストロボ撮影に適した照射方向に対応する最適バウンス角度を算出する。最適バウンス角度の演算の詳細には、周知の技術を用いることができるため、ここでの説明は省略するが、最適バウンス角度の駆動量は、ストロボ本体部200aの傾きを加味して算出される。続いて、ステップS87においてストロボMPU201は、ストロボヘッド部200bをバウンスストロボ撮影に適した照射方向となる位置に対応する最適バウンス角度へ駆動させるバウンス駆動制御を行う。なお、ステップS87の処理の詳細については後述する。その後、ステップS88においてストロボMPU201は、カメラ100へオートバウンス終了通知を行う。これにより、本処理は終了となる。
上述したステップS82,S84,S87のバウンス駆動の詳細について、図8及び図9を参照して説明する。図8は、ステップS82,S84,S87のバウンス駆動制御のフローチャートである。なお、ステップS82,S84,S87のバウンス駆動は、駆動量が異なるだけであって、駆動手順は同じであるため、図8に示す1つのフローチャートで説明することができる。
ステップS91においてストロボMPU201は、ヘッド駆動制御部204により不図示のモータの駆動を制御して、ストロボヘッド部200bの駆動を開始する。
続くステップS92においてストロボMPU201は、現在のストロボヘッド部200bの位置での駆動量をヘッド駆動制御部204から取得し、取得した現在の駆動量が所定の駆動量に合致するか否かを判定する。ストロボMPU201は、現在の駆動量が所定の駆動量に合致する場合、処理をステップS99へ進め、現在の駆動量が所定の駆動量と合致しない場合、処理をステップS93へ進める。
ステップS99においてストロボMPU201は、ヘッド駆動制御部204により不図示のモータの駆動を制御して、ストロボヘッド部200bの駆動を停止する。これにより、本処理は終了となる。一方、ステップS93においてストロボMPU201は、カメラ100と通信を行い、オートバウンス情報を取得する。その後、ステップS94においてストロボMPU201は、ストロボスイッチ操作部207の各種スイッチ(電源SWやスイッチST_SWAB)を検出する。そして、ステップS95においてストロボMPU201は、オートバウンス制御の中断判定を行う。このオートバウンス制御の中断判定の詳細については、図9を参照して後述する。
次に、ステップS96においてストロボMPU201は、ステップS95での中断判定の結果、オートバウンス制御の中断を許可したか否かを判定する。ストロボMPU201は、オートバウンス制御の中断を許可しなかった場合、処理をステップS92へ戻し、オートバウンス制御の中断を許可した場合、処理をステップS97へ進める。ステップS97においてストロボMPU201は、ヘッド駆動制御部204によりモータの駆動を停止させる制御を行い、これにより、ストロボヘッド部200bの駆動を停止させる。続いて、ステップS98においてストロボMPU201は、カメラ100へオートバウンスの終了通知を行う。これにより、本処理は終了となる。
上述したステップS95のオートバウンス制御の中断判定処理の詳細について、図9を参照して説明する。図9は、ステップS95のオートバウンス制御の中断判定処理のフローチャートである。
ステップS101においてストロボMPU201は、カメラ100からのオートバウンス情報にオートバウンス中止要求があるか否かを判定する。ストロボMPU201は、オートバウンス中止要求があった場合、処理をステップS102へ進め、オートバウンス中止要求がない場合、処理をステップS103へ進める。
ステップS102においてストロボMPU201は、オートバウンスの中断許可をメモリに記憶する。一方、ステップS103においてストロボMPU201は、オートバウンスの中断不許可をメモリに記憶する。ステップS102又はステップS103の実行により、本処理は終了となる。
以上のように、本実施形態では、カメラ100がAF合焦情報を外部ストロボ120に送信している。そして、外部ストロボ120は取得したAF合焦情報に基づいて、カメラ100が合焦状態(被写体にピントが合っている状態)であると判定した場合にはオートバウンス制御を開始させないようにしている。より詳細には、ストロボMPU201が、オートバウンススイッチへの操作に応じて発光部202の照射方向を自動的に決定するか否かを、カメラ100が合焦状態か否かによって制御している。そうすることで、不要な照射方向の決定を行わないようにできる。なお、カメラ100が合焦状態でない場合には、ストロボMPU201が、オートバウンススイッチへの操作に応じて発光部202の照射方向を自動的に決定するように制御している。そうすることで、必要なときには照射方向の決定を行うことができる。以上のように、照射方向の自動決定を効率よく行うことができる。
<第2の実施形態に係る自動照射方向制御方法(オートバウンス制御方法)>
以下、図11、12を用いて、第2の実施形態に係る自動照射方向制御方法を説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態とカメラ100のカメラMPU101によって実行される処理及び外部ストロボ120のストロボMPU201によって実行されるオートバウンス判定処理が異なる。なお、カメラ及び外部ストロボの概略構成及びその他の処理は第1の実施形態と同様のため説明は省略する。
まず図11を用いてカメラ100のカメラMPU101によって実行される処理を説明する。図11は、第2の実施形態に係るオートバウンス制御方法のカメラ100での制御フローを示すフローチャートである。図11に示す各処理は、カメラMPU101が、不図示のROMに格納された制御プログラムを不図示のRAMに展開することにより実行される。
ステップS201〜S210の処理は、図3のステップS01〜S10と同様であるため説明は省略する。
ステップS211においてカメラMPU101は、AF_JF_LOCKが0か否かを判定し、AF_JF_LOCKが0ならばステップS212へ移行し、AF_JF_LOCKが0でなければステップS217へ移行する。
ステップS212においてカメラMPU101は、SWABがオンか否かを判定し、SWABがオン(オートバウンス許可)でなければステップS213へ移行し、SWABがオンならばステップS214へ移行する。
ステップS213においてカメラMPU101は、外部ストロボ120から受信したオートバウンス情報に基づいて、オートバウンス開始スイッチ(ST_SWAB)がオンか否かを判定する。ST_SWABがオン(オートバウンス許可)であればステップS215へ移行し、オンでなければステップS217へ移行する。
ステップS214においてカメラMPU101は、SWAB_AutoBounceを=1にする。
ステップS215においてカメラMPU101は、カメラMPU101のRAMデータであるST_SWAB_AutoBounceを1にする。その後、ステップS216においてカメラMPU101は、外部ストロボ120へオートバウンス制御開始の通信を行いステップS202へ戻る。
以降のステップS217〜S228の処理は、図3のステップS14〜S25と同様であるため説明は省略する。
以上が、カメラ100で実行される処理であり、カメラ100ではステップS212、ステップS214で、カメラ側でオートバウンス開始操作がなされたことと外部ストロボ側でオートバウンス開始操作がなされたこととを判定している。
次に、本実施形態におけるオートバウンス判定処理の詳細について、図12を参照して説明する。図12は、本実施形態におけるステップS38のオートバウンス判定処理のフローチャートである。
ステップS231においてストロボMPU201は、カメラ100からオートバウンス開始要求があるか否かを判定する。ストロボMPU201は、オートバウンス開始要求があった場合、ステップS232へ移行してオートバウンス制御を実行し、オートバウンス開始要求がない場合、本処理を終了させる。
以上のように、本実施形態では、カメラ側でオートバウンスの開始判断を行うことで、カメラ100が合焦状態(被写体にピントが合っている状態)であると判定した場合にはオートバウンス制御を開始させないようにしている。より詳細には、カメラMPU101が、オートバウンススイッチへの操作に応じて発光部202の照射方向を自動的に決定するか否かを、カメラ100が合焦状態か否かによって制御している。そうすることで、不要な照射方向の決定を行わないようにできる。なお、カメラ100が合焦状態でない場合には、カメラMPU101が、オートバウンススイッチへの操作に応じて発光部202の照射方向を自動的に決定するように制御している。そうすることで、必要なときには照射方向の決定を行うことができる。以上のように、照射方向の自動決定を効率よく行うことができる。
<第3の実施形態に係る自動照射方向制御方法(オートバウンス制御方法)>
以下、図13を用いて、第3の実施形態に係る自動照射方向制御方法を説明する。第3の実施形態は、第1の実施形態とストロボMPU201によって実行されるオートバウンス判定処理が異なる。なお、カメラ及び外部ストロボの概略構成及びその他の処理は第1の実施形態と同様のため説明は省略する。
本実施形態におけるオートバウンス判定処理の詳細について、図13を参照して説明する。図13は、本実施形態におけるステップS38のオートバウンス判定処理のフローチャートである。
ステップS301においてストロボMPU201は、カメラ100から受信したAF合焦情報に基づいてストロボMPU201の内部RAMに記憶されているST_AF_JF_LOCKが0か否かを判定する。ストロボMPU201は、ST_AF_JF_LOCKが0の場合、ステップS302へ移行し、ST_AF_JF_LOCKが0でない場合、ステップS303へ移行する。
ステップS302においてストロボMPU201は、ストロボMPUのRAMデータであるST_JF_AB_countを0にする。
ステップS303においてストロボMPU201は、カメラ100からオートバウンス開始要求があるか否かを判定する。ストロボMPU201は、オートバウンス開始要求があった場合、ステップS305へ移行し、オートバウンス開始要求がない場合、ステップS304へ移行する。
ステップS304においてストロボMPU201は、スイッチST_SWABがオフからオンに変化したか否かを判定する。ストロボMPU201は、オフからオンに変化していればステップS305へ移行し、オフからオンに変化していなければ本処理を終了させる。
ステップS305においてストロボMPU201は、記憶しているST_AF_JF_LOCKが0か否かを判定する。ストロボMPU201は、ST_AF_JF_LOCKが0の場合、ステップS308においてオートバウンス制御を実行し、ST_AF_JF_LOCKが0でない(1である)場合、ステップS306へ移行する。
ステップS306においてストロボMPU201は、ストロボMPU201のRAMデータであるST_JF_AB_countが0か否かを判定する。ストロボMPU201は、ST_JF_AB_countが0である場合、ステップS307へ移行し、ST_JF_AB_countが0でなければ本処理を終了させる。
ステップS307においてストロボMPU201は、ST_JF_AB_countを1にして、ステップS308においてオートバウンス制御を実行し本処理を終了させる。
以上のように、本実施形態では、外部ストロボ側においてカメラ100が合焦状態である場合に2回目以降のオートバウンス制御を開始させないようにしている。より詳細には、ストロボMPU201が、カメラ100が合焦状態の場合、1回目のオートバウンススイッチへの操作に応じて発光部202の照射方向を自動的に決定し、2回目以降の操作に応じて照射方向を自動的に決定しないように制御している。そうすることで、バウンス発光撮影時の照明装置の照射方向の決定後に、不要な照射方向の再決定を行わないようにでき、照射方向の自動決定を効率よく行うことができる。
<第4の実施形態に係る自動照射方向制御方法(オートバウンス制御方法)>
以下、図14を用いて、第4の実施形態に係る自動照射方向制御方法を説明する。第4の実施形態は、第2の実施形態とカメラ100のカメラMPU101によって実行される処理が異なる。なお、カメラ及び外部ストロボの概略構成及びその他の処理は第2の実施形態と同様のため説明は省略する。
図14は、第4の実施形態に係るオートバウンス制御方法のカメラ100での制御フローを示すフローチャートである。図14に示す各処理は、カメラMPU101が、不図示のROMに格納された制御プログラムを不図示のRAMに展開することにより実行される。
ステップS401〜S405の処理は、図11のステップS201〜S205と同様であるため説明は省略する。
ステップS406においてカメラMPU101は、AF_JFが0か否かを判定し、AF_JFが0であればステップS407へ移行し、AF_JFが0でなければステップS408へ移行する。
ステップS407においてカメラMPU101は、AF_JF_LOCKを0、JF_AB_countを0にしてステップS409へ移行する。
ステップS408においてカメラMPU101は、AF_JF_LOCKを1にしてステップS409へ移行する。
ステップS409においてカメラMPU101は、外部ストロボ120との通信(ストロボ通信)を行う。このストロボ通信で通信される情報は第1の実施形態のステップS10、第2の実施形態のステップS210と同様である。
ステップS410においてカメラMPU101は、SWABがオンか否かを判定し、SWABがオン(オートバウンス許可)であればステップS411へ移行し、SWABがオンでなければステップS412へ移行する。
ステップS411においてカメラMPU101は、SWAB_AutoBounceを1にしてステップS414へ移行する。
ステップS412においてカメラMPU101は、外部ストロボ120から受信したオートバウンス情報に基づいて、ST_SWABがオンか否かを判定する。ST_SWABがオン(オートバウンス許可)であればステップS413へ移行し、オンでなければステップS419へ移行する。
ステップS413においてカメラMPU101は、ST_SWAB_AutoBounceを1にしてステップS414へ移行する。
ステップS414においてカメラMPU101は、AF_JF_LOCKが0か否かを判定し、AF_JF_LOCKが0であればステップS415へ移行し、AF_JF_LOCKが0でなければステップS416へ移行する。
ステップS415においてカメラMPU101は、外部ストロボ120へオートバウンス制御開始の通信を行いステップS402へ戻る。ステップS416においてカメラMPU101は、JF_AB_countが0か否かを判定し、JF_AB_countが0ならばステップS417へ移行し、JF_AB_countが0でなければステップS418へ移行する。
ステップS417においてカメラMPU101は、JF_AB_countを1にしてステップS415へ移行する。
ステップS418においてカメラMPU101は、SWAB_AutoBounceを0、ST_SWAB_AutoBounceを0にしてステップS419へ移行する。
ステップS419〜S428の処理については、AF_JFを1にする処理(ステップS423)の後に図11のステップS222、S223に相当する処理を行わない点以外は、図11のステップS419〜S428とほぼ同じであるため、説明は省略する。以上が、カメラ100で実行される処理である。
以上のように、本実施形態では、カメラ側においてカメラ100が合焦状態である場合に2回目以降のオートバウンス制御を開始させないようにしている。より詳細には、カメラMPU101が、カメラ100が合焦状態の場合、1回目のオートバウンススイッチへの操作に応じて発光部202の照射方向を自動的に決定し、2回目以降の操作に応じて照射方向を自動的に決定しないように制御している。そうすることで、バウンス発光撮影時の照明装置の照射方向の決定後に、不要な照射方向の再決定を行わないようにでき、照射方向の自動決定を効率よく行うことができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
例えば、上記説明では、外部ストロボ120を装着可能なカメラ100を取り上げたが、これに限られず、照射方向(例えば、バウンス角度)を変えることができるストロボを装備(内蔵)した撮像装置であってもよい。上記説明では、オートバウンス開始ボタンとして機能するボタンとして、カメラ100は2つのスイッチSW1,SWABを備え、外部ストロボ120は1つのスイッチST_SWABを備える構成とした。しかし、これに限定されずに、カメラ100と外部ストロボ120とからなる撮像システムにおいて、自動照射方向制御を開始するための複数の操作部を備えていて、撮影準備を開始させるための第1の操作部と第1の操作部ではない第2の操作部があればよい。例えば、カメラ100がスイッチSWABを備えない撮像システムもまた、本発明の実施形態に含まれることになる。また、自動照射方向制御を開始するための複数の操作部への操作は押下に限らず、操作部の形態に応じた操作であればよい。また、スイッチSWABをオンさせるオートバウンス開始ボタンは、オートバウンス制御専用のボタンでなくてもよく、他の機能を実行するためのボタンと兼ねていてもよい。例えば、撮影時にどのような照明効果が得られるかを確認するために照明装置を発光させるモデリング発光ボタンを、自動照射方向制御制御を行うモードが設定されている場合には、動照射方向制御を開始するための操作部として用いるようにしてもよい。
更に、上記実施形態では、バウンス角度演算において、外部ストロボ120による測距用測光部203、ストロボ姿勢検出部205で取得したデータに基づいて自動的に最適なバウンス角度を算出する構成にした。しかし、これに限られず、カメラ100の測光部112、レンズ制御部114、姿勢検出部116等で取得したデータに基づいてストロボヘッド部200bの最適なバウンス角度を算出する構成としてもよい。
本発明は以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述の実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (6)

  1. 発光部の照射方向を変更させるために当該発光部を備えた可動部を自動で駆動させることが可能な照明装置と、撮像装置とを含む撮像システムであって、
    前記発光部の照射方向を自動的に決定するための動作を開始させることが可能な操作を受け付ける操作手段と、
    前記操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定するか否かを制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記撮像装置が合焦状態である場合、前記操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定しないように制御することを特徴とする撮像システム。
  2. 発光部の照射方向を変更させるために当該発光部を備えた可動部を自動で駆動させることが可能な照明装置と、撮像装置とを含む撮像システムであって、
    前記発光部の照射方向を自動的に決定するための動作を開始させることが可能な操作を受け付ける操作手段と、
    前記操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定するか否かを制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記撮像装置が合焦状態である場合、1回目の前記操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定し、2回目以降の前記操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定しないように制御することを特徴とする撮像システム。
  3. 撮像装置に装着可能な照明装置であって、
    発光部と、
    前記発光部を備え、本体部に対して回動可能な可動部と、
    前記可動部を駆動させる駆動手段と、
    前記発光部の照射方向を自動的に決定する決定手段と、
    操作手段にて受け付けた前記発光部の照射方向を自動的に決定するための動作を開始させることが可能な操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定するか否かを制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、装着された撮像装置が合焦状態である場合、前記操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定しないように制御することを特徴とする照明装置。
  4. 撮像装置に装着可能な照明装置であって、
    発光部と、
    前記発光部を備え、本体部に対して回動可能な可動部と、
    前記可動部を駆動させる駆動手段と、
    前記発光部の照射方向を自動的に決定する決定手段と、
    操作手段にて受け付けた前記発光部の照射方向を自動的に決定するための動作を開始させることが可能な操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定するか否かを制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、装着された撮像装置が合焦状態である場合、1回目の前記操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定し、2回目以降の前記操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定しないように制御することを特徴とする照明装置。
  5. 撮像装置に装着可能であって、発光部と、前記発光部を備え本体部に対して回動可能な可動部と、前記可動部を駆動させる駆動手段と、前記発光部の照射方向を自動的に決定する決定手段と、を有する照明装置の制御方法であって、
    装着された撮像装置が合焦状態でない場合、操作手段にて受け付けた前記発光部の照射方向を自動的に決定するための動作を開始させることが可能な操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定するように制御し、
    前記装着された撮像装置が合焦状態である場合、前記操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定しないように制御することを特徴とする照明装置の制御方法。
  6. 撮像装置に装着可能であって、発光部と、前記発光部を備え本体部に対して回動可能な可動部と、前記可動部を駆動させる駆動手段と、前記発光部の照射方向を自動的に決定する決定手段と、を有する照明装置の制御方法であって、
    装着された撮像装置が合焦状態でない場合、操作手段にて受け付けた前記発光部の照射方向を自動的に決定するための動作を開始させることが可能な操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定するように制御し、
    前記装着された撮像装置が合焦状態である場合、1回目の前記操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定し、2回目以降の前記操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定しないように制御することを特徴とする照明装置の制御方法。
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