JP2018054693A - 撮像システム、発光装置、発光装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

撮像システム、発光装置、発光装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Shinichi Hagiwara
伸一 萩原
銀太 平澤
Ginta Hirasawa
銀太 平澤
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Abstract

【課題】カメラ背面方向に照射した光の反射光を利用したバウンス撮影ができない条件であっても、バウンス撮影と同等の撮影をスムーズに行う発光制御技術を提供する。【解決手段】発光装置は、光の照射方向を変更可能に設けられ、被写体100と異なる反射体に向けて光を照射して被写体100に照射する発光部200bと、発光部200bの内部に収容される位置と発光部から突出する位置との間で移動可能に設けられる反射拡散部材400とを備える。カメラ背面方向に光を照射した際の反射光の光量に基づき、カメラ背面方向に反射体が存在しないと判定された場合、発光部200bは、光の照射方向がカメラ上方向にある反射体101に変更されて、反射体101で反射させて被写体100に照射するとともに、突出した反射拡散部材400により反射させて被写体100に照射する。【選択図】図1

Description

本発明は、例えばデジタルカメラ等の撮像装置に搭載される発光装置の制御技術に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置では、ストロボ装置の発光部からストロボ光を天井等に向けて照射し、天井等からの拡散反射光を被写体に照射するいわゆるバウンス撮影が可能なものある。ストロボ光が天井等で反射して拡散することで、被写体を間接的に照明することができ、背景と被写体の輝度差が緩和されて柔らかい光での描写が可能となる。
特に近距離では、ストロボ光の照射角度をカメラ背面方向に向けることで同じ効果を得る撮影を行っている。従来、バウンス撮影時に最適なストロボ光の照射角度を自動で算出して、ストロボ光の照射方向をカメラの背面方向に向けることで、近距離でも最適な配光を実現する技術が提案されている(特許文献1)。
特開2011−170014号公報
しかし、上記特許文献1では、バウンス撮影を行う際の撮影条件によっては、カメラ背面方向にストロボ光を照射できない、あるいはカメラ背面方向にストロボ光を照射できてもバウンス撮影の効果を十分に得られない場合がある。
例えば、ストロボ光の照射方向をカメラ背面方向に設定できないストロボ装置、あるいは、カメラ背面方向での被写体の反射効果が期待できない場合等である。そのような場合、ストロボ光を天井面で反射拡散させる一般的なバウンス撮影では、ストロボ光の天井面での反射角は鋭角となり、被写体へは上方向からストロボ光が照射されるため、前髪、鼻などの下側に影が生じてしまう。このため、バウンス撮影の効果を十分に得ることができない問題がある。
そこで、本発明は、撮像装置の背面方向に照射した光の反射光を利用したバウンス撮影ができない条件であっても、当該バウンス撮影と同等の撮影をスムーズに行うことができる発光装置の制御技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、撮像装置、及び前記撮像装置に装着され、光の照射方向を変更可能な発光部を有して前記撮像装置との間で通信が可能な発光装置を備え、前記発光部から被写体と異なる反射体に向けて光を照射して、前記反射体からの反射光を前記被写体に照射する撮像システムであって、前記発光部の内部に収容される位置と前記発光部から突出する位置との間で移動可能に設けられ、前記突出した位置で前記発光部から照射された光を反射拡散して前記被写体に照射する反射拡散部材と、前記発光部から前記撮像装置の背面方向に光を照射した際の反射光の光量を測定する測光手段と、前記測光手段の測光値に基づき、予め定めた値の光量の光を前記被写体の側に反射する前記反射体が前記撮像装置の背面方向に存在するか否かを判定する判定手段と、を備え、前記判定手段によって前記反射体が前記撮像装置の背面方向に存在しないと判定された場合に、前記発光部は、光の照射方向が前記撮像装置の上方向にある前記反射体に変更されて、照射された光を前記上方向にある前記反射体で反射させて前記被写体に照射するとともに、前記突出した前記反射拡散部材により前記反射体での反射光の光路と異なる方向に反射させて前記被写体に照射することを特徴とする。
本発明によれば、撮像装置の背面方向に照射した光の反射光を利用したバウンス撮影ができない条件であっても、当該バウンス撮影と同等の撮影をスムーズに行うことができ、自然な配光を実現することができる。
本発明の実施形態の一例である撮像システムを用いたバウンス撮影を説明する図である。 図1に示す撮像システムの制御系を説明するブロック図である。 カメラ本体の制御系を説明するブロック図である。 カメラ制御部とストロボ制御部との間でのデータ通信例を説明する概略図である。 ストロボ装置の発光部のバウンス角度とキャッチライトシートの角度制御を説明する図である。 オートバウンス撮影におけるカメラ側の動作を説明するフローチャート図である。 図6のステップS602においてオートバウンス撮影の駆動指示をカメラから受信した場合のストロボ装置の動作を説明するフローチャート図である。 図7のステップS708におけるキャッチライトシートの駆動制御を説明するフローチャート図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の一例を説明する。
図1は、本発明の実施形態の一例である撮像システムを用いたバウンス撮影を説明する図である。なお、本実施形態では、本発明の撮像システムを構成する撮像装置及び発光装置として、それぞれデジタル一眼レフカメラ及びストロボ装置を例示するが、これに限定されない。
本実施形態の撮像システムは、図1及び図2に示すように、デジタル一眼レフカメラのカメラ本体300の正面側(被写体側)に交換式のレンズユニット5が着脱可能に装着されている。また、カメラ本体300の上面部には、ストロボ装置200が着脱可能に装着されている。
ストロボ装置200は、カメラ本体300の上面部に着脱可能に装着される装置本体200aと、装置本体200bに対して回動可能に支持され、ストロボ光の照射方向を変更可能な発光部200bとを備える。
そして、ストロボ装置200の発光部200bから照射されるストロボ光をカメラの上方向にある天井面101で反射させると共に、キャッチライトシート400で反射させて、それぞれの光路の異なる反射光により被写体100を照明してバウンス撮影を行う。
キャッチライトシート400は、反射拡散機能を有し、所定硬度の乳白色の平板により形成されている。また、キャッチライトシート400は、発光部200bの内部に収容される位置と発光部200bから突出する位置との間で移動可能に設けられ、かつ突出した位置で発光部200bに対して回動可能に支持されてストロボ光の反射方向を変更可能に設けられている。キャッチライトシート400は、本発明の反射拡散部材の一例に相当する。
ところで、通常のバウンス撮影では、ストロボ光を天井面で反射させて、その拡散反射光を被写体に間接的に照明することで、背景と被写体の輝度差が緩和されて柔らかい光での描写が可能となる。
しかし、図1に示す状態では、ストロボ装置200から被写体100までの距離が近いため、カメラ背面方向に存在する反射体での反射光を利用した撮影を行いたいが、カメラ背面方向にはストロボ光を効果的に反射させる反射体が存在しない。この場合、被写体100に対しては天井面101で反射したストロボ光が被写体100の上方から照明され、例えば前髪や鼻などの影が出やすい。
そこで、本実施形態では、まず、カメラ本体300と被写体100との距離、及びカメラ本体300と天井面101との距離に基づき、ストロボ装置200から照射されたストロボ光を天井面101で反射させるためのバウンス角度を公知の方法により設定する。
そして、天井面101とキャッチライトシート400でストロボ光を反射させてそれぞれの光路の異なる反射光により被写体100を照明する。これにより、天井面101でのストロボ光の反射光の反射角が鋭角であるために生ずるストロボ撮影画像の不自然さ(例えば被写体の前髪の影など)を改善している。
ここで、バウンス角度とは、レンズユニット5の光軸とストロボ装置200の発光部200aから照射されるストロボ光の照射方向とのなす角度である。また、バウンス角度は、本実施形態では、発光部200bの回動中心を通るレンズユニット5の光軸と平行な直線を基準として上下方向に120°の範囲で設定されるが、発光部200bの回動範囲や回動方向は、特に限定されない。
図2は、図1に示す撮像システムの制御系を説明するブロック図である。図2において、ストロボ装置200は、電池202が装着されることにより電源回路203が作動し、ストロボ制御部201に電源が供給される。ストロボ制御部201は、CPU、ROM、RAMなどにより構成され、ストロボ装置200全体を制御する。例えば、ストロボ制御部201は、SW回路210のPOWERスイッチの状態を検出し、電源のオン/オフをコントロールする。
また、ストロボ制御部201は、SW回路210のMENUスイッチがユーザにより押下されると、表示回路215によりLCD等の表示部217をパラメータ設定モード表示とする。そして、ストロボ制御部201は、ダイアルユニット212やSW回路210のSETスイッチに対するユーザ操作によって、制御に必要なパラメータを設定する。
ダイアルユニット212は、回転方向によってパルスの出力が変化するDIAL1、及びDIAL2の切片を有し、回転方向と回転数を検出する事により、スムーズにパラメータの変更できるようになっている。さらに、ストロボ制御部201は、ワイヤレスセレクタ211の状態により、ワイヤレスモードでの作動状態を設定する。
ワイヤレスモードでは、通信回路213のRF−uにより無線通信が行われる。ワイヤレスセレクタ211の状態がオフのときはワイヤレスモードで動作せず、ワイヤレスセレクタ211の状態がMASTERのときはマスターとして動作し、ワイヤレスセレクタ211の状態がSLAVEのときはスレーブとして動作する。複数のストロボ装置を用いた多灯ストロボ撮影を行う際には、ワイヤレスセレクタ211によりのMASTER機となるのかSLAVE機となるのかを設定する。
SW回路210のPOWERスイッチによってユーザにより電源がオンとされると、それと同時に充電回路204を作動させて発光のための充電が行われる。充電が完了すると表示回路215によりLED216が点灯する。
接続端子214は、ストロボ装置200をカメラ本体300と接続する端子であり、カメラ本体300側の接続端子20に接続される。これにより、ストロボ装置200とカメラ本体300との間で通信が可能となる。
ストロボ制御部201は、発光回路205を制御し、発光部200bのXe管を発光させ、これにより、発光部200bからストロボ光が照射される。また、ストロボ制御部201は、バウンス駆動回路207を制御し、モータ208を駆動して発光部200bを最適バウンス角度に回動させる。
その際、バウンス角度は、角度検出部225にて検出することができ、ストロボ制御部201は、角度検出部225で検出されたバウンス角度とカメラ本体300からの最適バウンス角度の差が最小になるようにモータ208を駆動する。発光部200bのバウンス角度は、バウンス角度に連動して発生する信号209により確認できる。バウンス駆動回路207は、本発明の第2駆動手段の一例に相当する。
さらに、ストロボ制御部201は、キャッチライトシート400を用いるときは、シート駆動回路220を制御し、モータ221を駆動して、キャッチライトシート400をストロボ光に対する角度が所定位置になるように回動させる。キャッチライトシート400の位置は、キャッチライトシート400の位置に連動して発生する信号222により確認できる。シート駆動回路220は、本発明の第1駆動手段の一例に相当する。
図3は、カメラ本体300の制御系を示すブロック図である。図3において、カメラ制御部140は、CPU、RAM、ROM、不揮発性メモリ、入出力ポート等を備え、カメラ全体を制御する。カメラ制御部140のCPUは、ROMに格納されたシーケンスプログラムをRAMに展開して所定の処理を実行する。
不揮発性メモリには、例えば、露出制御や焦点調節に関する調整値等を含むカメラの制御パラメータや撮像部13の撮像素子の調整値、撮影画像のホワイトバランスから画像表示部6に撮影画像を表示する際の制御値のデータ等のパラメータが格納されている。
カメラ制御部140は、レリーズボタン30(図2参照)が半押し操作等されて不図示のSW1がオンとなると、焦点調節や測光等の撮影準備動作を開始する。また、カメラ制御部140は、レリーズボタン30が全押し操作等されて不図示のSW2がオンとなると、露光や現像処理等の撮影動作を開始する。
カメラ制御部140は、ストロボ装置200のストロボ制御部201と接続端子20,214を介して通信を行い、ストロボ装置200がオートバウンス撮影モードであれば、最適バウンス角度を演算してストロボ装置200へ最適バウンス角度情報を送る。また、カメラ制御部140は、ストロボ装置200のストロボ制御部201との間で発光モードや光量、発光タイミング、発光期間などの情報の通信制御を行っている。
撮像部13は、CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子と、撮像素子を駆動するセンサ駆動部とを有する。撮像素子は、レンズユニット5の撮影光学系を通過して結像した被写体像を光電変換して電気信号を画像処理ブロック141へ出力する。
画像処理ブロック141は、画像処理部142、撮像画像補正部143、I/F(インターフェイス)部145、及び表示画生成部144を備える。撮像画像補正部143は、A/D変換機能を備え、撮像部13から出力された電気信号をA/D変換し、暗電流補正やシェーディング補正などの処理を行う。
画像処理部142は、ローパスフィルタによりノイズ成分を除去し、画素及び色補間処理、ホワイトバランスやガンマ補正等の画像処理を行う。I/F部145は、画像処理部142による画像処理後の撮影画像データを外部記憶装置9へ出力したり、外部記憶装置9に記録された撮影画像データを読み出したりする。
また、画像処理部142は、画像処理後の撮影画像データや、外部記憶装置9に記憶された撮影画像データに対して表示のための一連の処理を行い、I/F部145を介して画像表示部6へ出力する。なお、I/F部145から画像表示部6へ撮影画像データを出力するまでの一連の処理は、表示画生成部144のリサイズ部、VRAMを経由して行われる。
画像表示部6は、LCD等で構成され、撮像部13で撮像された画像データのほかに、外部記憶装置9に記憶した画像データやカメラの設定情報等を表示する。外部記憶装置9は、メモリカードやHDD等で構成され、複数の画像データを保存することが可能な不揮発性の記憶媒体であって、カメラ本体300に対して着脱可能に装着される。
焦点検出部4は、結像面近傍に配置されたフィールドレンズ、反射ミラー、2次結像レンズ、絞り、及び複数の光電変換素子らかなるCCD等のラインセンサから構成されている。焦点検出部4は、位相差方式であるとともに、観察画面内(ファインダ視野内)の複数の領域を測距点として、該測距点で焦点を検出することが可能となるように構成されている。
レンズユニット5は、レンズ制御回路、焦点調節回路及び絞り駆動回路等を備え、カメラ本体300の不図示のマウント接点を介してカメラ制御部140との間で信号のやりとりを行う。カメラ制御部140は、焦点検出部4から出力される信号に基づき、レンズユニット5の焦点調節回路を制御して合焦動作を行う。さらに、カメラ制御部140は、測光センサ8から出力される信号に基づいて、絞り駆動回路を制御して、撮像素子に対する露光量を制御する。
次に、図4を参照して、カメラ制御部140とストロボ制御部201との間でのデータ通信例を説明する。カメラ制御部140とストロボ制御部201との間では、シリアル通信が行われる。
図4において、/SCLKは、通信クロックであり、データ線SDOは、カメラ制御部140からストロボ制御部201へのシリアルデータ線であり、データ線SDIは、ストロボ制御部201からカメラ制御部140へのシリアルデータ線である。また、データ線/STONは、ストロボ制御部201からカメラ制御部140への通信要求線である。
カメラ制御部140は、シリアル通信によりストロボ制御部201の制御や状態確認ができる。制御内容には、ストロボ装置200の発光モード、発光量、発光タイミング、オートバウンス撮影を行うときのバウンス角度設定に関する一連の情報等がある。
また、ストロボ制御部201は、充電完了などカメラ制御部140へ状態を伝えたいときに、データ線/STONにて通信リクエストを送信してカメラ制御部140との間で通信を行い、また、発光期間は、データ線/STONをLレベルに引き下げる。
図5は、ストロボ装置200の発光部200bのバウンス角度とキャッチライトシート400の角度制御を説明する図である。図5では、図5(a)〜図5(d)の順に、発光部200bのバウンス角度θおよびキャッチライトシート400の角度が変化している。なお、図5において、HPは、発光部200bの回動中心を通るレンズユニット5の光軸と平行な直線であり、発光部200bが回動する際の角度の基準線となる。
図5(a)は、カメラ本体300の背面方向にストロボ光を照射してバウンス撮影を行った結果、バウンス撮影の効果が期待できず、バウンス角度θを当初算出した最適バウンス角度Xに戻して発光部200bを最適バウンス角度Xに駆動した後の状態を示している。このときのバウンス角度θは、HP(homeposition)に対して90度に近い角度であり、ストロボ光の天井面での反射角が鋭角になっている。なお、図5(a)は、後述する図8のステップS801の処理に対応している。
図5(b)は、発光部200bが図5(a)と同じバウンス角度θに配置された状態で、キャッチライトシート400の駆動を開始する前の状態を示している。このとき、キャッチライトシート400は、発光部200bから突出して、その法線が発光部200bのストロボ光の光軸に対して直交する角度に配置される。なお、図5(b)は、後述する図8のステップS802の処理に対応している。
図5(c)は、発光部200bのバウンス角度θを90度にし、ストロボ光を天井面で反射拡散させて、キャッチライトシート400による効果を測定する際の状態を示している。図5(c)は、後述する図8のステップS806の処理に対応している。
図5(d)は、図5(c)の状態からキャッチライトシート400を発光部200bに対して最適角度Cの位置まで回動させる。最適角度Cは、図5(c)及び図5(c)の状態で発光部200bからストロボ光を天井面に照射してキャッチライトシート400による効果を測定した結果から求める。
このとき、キャッチライトシート400のHPに対する角度位置は、図5(b)及び図5(c)に示すキャッチライトシート400の角度の中間の位置になる。なお、図5(d)は、後述する図8のステップS808の処理に対応している。
次に、図6乃至図8を参照して、オートバウンス撮影における撮像システムの動作について説明する。図6は、オートバウンス撮影におけるカメラ側の動作を説明するフローチャート図である。図6の処理は、カメラ本体300のカメラ制御部140のROM等に格納されたプログラムがRAMに展開されてCPU等により実行される。
図6において、ステップS600では、カメラ制御部140は、レリーズボタン30の半押し操作等でSW1がオンとなった場合、ステップS601に進む。ステップS601では、カメラ制御部140は、被写体の測光動作及び焦点検出動作を行い、ステップS602に進む。ステップS602では、カメラ制御部140は、ストロボ装置200に対してオートバウンス撮影の駆動指示を送信し、ステップS603に進む。
ステップS603では、カメラ制御部140は、ストロボ装置200側からオートバウンス撮影の駆動終了通知を受信したかを判定し、受信した場合は、ステップS604に進む。ステップS604では、カメラ制御部140は、レリーズボタン30の全押し操作等でSW2がオンされたかを判定し、SW2がオンされた場合は、ステップS607に進み、SW2がオフの場合は、ステップS605に進む。
ステップS607では、カメラ制御部140は、ストロボ装置200の発光制御及びカメラの露光制御を実行し、撮影処理を終了する。一方、ステップS605では、カメラ制御部140は、レリーズボタン30の半押し操作等でSW1がオンとなっているかを判定し、SW1がオンとなっている場合は、ステップS606に進み、オフの場合は、処理を終了する。ステップS606では、カメラ制御部140は、被写体の測光動作及び焦点検出動作を行い、ステップS604に戻る。
図7は、図6のステップS602でオートバウンス撮影の駆動指示をカメラから受信した場合のストロボ装置200の動作を説明するフローチャート図である。図7の処理は、ストロボ装置200のストロボ制御部201のROM等に格納されたプログラムがRAMに展開されてCPU等により実行される。
図7において、ステップS700では、ストロボ制御部201は、カメラ正面側の被写体との間の距離である正面距離を求め、ステップS701に進む。ここでは、正面距離は、発光部200bから被写体に照射されたストロボ光の反射光をカメラ本体300の測光センサ8で受光して、その受光量に基づき求めるが、正面距離の算出方法は、特に限定されない。例えば、ストロボ装置200に測光センサや測距センサを設けて正面距離を算出してもよい。
ステップS701では、ストロボ制御部201は、バウンス駆動回路207により発光部200bを垂直方向に駆動し、ストロボ光をバウンス面(例えば天井面)に照射してバウンス面との間の距離(バウンス面距離)を求め、ステップS702に進む。バウンス面距離の算出方法は、ステップS700と同様である。
ステップS702では、ストロボ制御部201は、正面距離とバウンス面距離から公知の方法により最適バウンス角度Xを算出し、ステップS703に進む。ここでの最適バウンス角度Xとは、被写体に影が映り込ます、かつバウンス面と被写体の距離(光路長)が最短で発光エネルギーのロスが少ない角度となる。
ステップS703では、ストロボ制御部201は、ステップS702で算出した最適バウンス角度Xと背面バウンスに切り替えるべき角度として予め定めた判別角度Z(90度以下)と比較する。そして、ストロボ制御部201は、X≧Zの場合は、ステップS704に進み、X<Zの場合は、ステップS709に進む。
ステップS709では、ストロボ制御部201は、バウンス角度θを最適バウンス角度Xに設定し、ステップS710に進む。ステップS710では、ストロボ制御部201は、バウンス駆動回路207によりバウンス角度θ=最適バウンス角度Xとなる位置に発光部200bを移動させ、ステップS711に進む。
ステップS711では、ストロボ制御部201は、発光部200bからストロボ光をプリ発光させて、そのときの測光センサ8による測光値を取得し、カメラにオートバウンス撮影の駆動終了を通知して(図6のステップS603)処理を終了する。
ステップS704では、ストロボ制御部201は、背面バウンスを行うため、バウンス角度θを120度に設定し、ステップS705に進む。ステップS705では、ストロボ制御部201は、バウンス駆動回路207によりバウンス角度θ=120度となる位置、即ちストロボ光の照射方向がカメラ背面方向となる位置に発光部200bを移動させ、ステップS706に進む。
ステップS706では、ストロボ制御部201は、発光部200bからストロボ光をプリ発光してカメラ背面方向に照射し、そのときの測光センサ8による測光値を取得してステップS707に進む。
ステップS707では、ストロボ制御部201は、取得した測光値と予め定めた値とを比較して、予め定めた値の光量のストロボ光を被写体側に反射する反射面(以下、有効反射面という)がカメラ背面方向にあるか否かを判定する。そして、ストロボ制御部201は、有効反射面がある場合は、カメラに対してオートバウンス撮影の駆動終了を通知して(図6のステップS603)処理を終了し、有効反射面がない場合は、ステップS708に進む。
ステップS708では、ストロボ制御部201は、図8に示すキャッチライトシート400の駆動制御を行った後に、カメラにオートバウンス撮影の駆動終了を通知して(図6のステップS603)処理を終了する。
図8は、図7のステップS708におけるキャッチライトシート400の駆動制御を説明するフローチャート図である。
図8において、ステップS800では、ストロボ制御部201は、バウンス角θを図7のステップS702で算出した最適バウンス角度Xに設定し、ステップS801に進む。ステップS801では、ストロボ制御部201は、バウンス駆動回路207により、バウンス角度θ=最適バウンス角度Xとなる位置に発光部200bを移動させ(図5(a)参照)、ステップS802に進む。
ステップS802では、ストロボ制御部201は、シート駆動回路220により、キャッチライトシート400を発光部200bから照射されるストロボ光を反射可能な位置に移動させ(図5(b)参照)、ステップS803に進む。
ステップS803では、ストロボ制御部201は、発光部200bからストロボ光をプリ発光させて、そのときの測光センサ8による測光値を取得し、ステップS804に進む。このとき取得した測光値を第1測光値とする。
ステップS804では、ストロボ制御部201は、バウンス角度θ=90度に設定(天井面等に対して垂直となる角度)に設定し、ステップS805に進む。ステップS805では、バウンス駆動回路207により、バウンス角度θ=90度となる位置に発光部200bを移動させ(図5(c)参照)、ステップS806に進む。
ステップS806では、ストロボ制御部201は、発光部200bからストロボ光をプリ発光させて、そのときの測光センサ8による測光値を取得し、ステップS807に進む。このとき取得した測光値を第2測光値とする。
ステップS807では、ストロボ制御部201は、第1測光値及び第2測光値から最適なキャッチライトシート400の角度を算出し、ステップS808に進む。ここで、キャッチライトシート400の角度は、第1測光値と第2測光値との差の0.7〜0.8倍となるように、各測光値の比から求める。
第1測光値と第2測光値との差の0.7〜0.8倍は、キャッチライトシート400を用いない場合の不具合である例えば前髪の影の緩和度の指標であり、意図する緩和度に応じて変更することも可能である。その場合、予め所定の不揮発性メモリに意図する緩和度に応じた値を記憶しておく。
ステップS808では、ストロボ制御部201は、シート駆動回路220により、ステップS807で算出した角度となる位置にキャッチライトシート400を移動させ、処理を終了する(図5(d)参照)。
以上説明したように、本実施形態では、発光部から被写体までの距離が近い場合に、カメラ背面方向に照射したストロボ光の反射光を利用したバウンス撮影ができない条件であっても、当該バウンス撮影と同等の撮影をスムーズに行うことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、発光部200b及びキャッチライトシート400の角度調整をそれぞれモータにより自動で行っているが、発光部200b及びキャッチライトシート400の角度調整を手動で行ってもよい。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
5 レンズユニット
8 測光センサ
140 カメラ制御部
141 画像処理ブロック
200 ストロボ装置
201 ストロボ制御部
207 バウンス駆動回路
220 シート駆動回路
300 カメラ本体
400 キヤッチライトシート

Claims (8)

  1. 撮像装置、及び前記撮像装置に装着され、光の照射方向を変更可能な発光部を有して前記撮像装置との間で通信が可能な発光装置を備え、前記発光部から被写体と異なる反射体に向けて光を照射して、前記反射体からの反射光を前記被写体に照射する撮像システムであって、
    前記発光部の内部に収容される位置と前記発光部から突出する位置との間で移動可能に設けられ、前記突出した位置で前記発光部から照射された光を反射拡散して前記被写体に照射する反射拡散部材と、
    前記発光部から前記撮像装置の背面方向に光を照射した際の反射光の光量を測定する測光手段と、
    前記測光手段の測光値に基づき、予め定めた値の光量の光を前記被写体の側に反射する前記反射体が前記撮像装置の背面方向に存在するか否かを判定する判定手段と、を備え、 前記判定手段によって前記反射体が前記撮像装置の背面方向に存在しないと判定された場合に、前記発光部は、光の照射方向が前記撮像装置の上方向にある前記反射体に変更されて、照射された光を前記上方向にある前記反射体で反射させて前記被写体に照射するとともに、前記突出した前記反射拡散部材により前記反射体での反射光の光路と異なる方向に反射させて前記被写体に照射することを特徴とする撮像システム。
  2. 光の照射方向を変更可能に設けられ、被写体と異なる反射体に向けて光を照射して前記反射体からの反射光を前記被写体に照射する発光部と、
    前記発光部の内部に収容される位置と前記発光部から突出する位置との間で移動可能に設けられ、前記突出した位置で前記発光部から照射された光を反射拡散する反射拡散部材と、を備え、
    前記発光部は、光の照射方向が撮像装置の上方向にある前記反射体に変更された際に、照射された光を前記上方向にある前記反射体で反射させて前記被写体に照射するとともに、前記突出した前記反射拡散部材により前記反射体での反射光の光路と異なる方向に反射させて前記被写体に照射することを特徴とする発光装置。
  3. 光の照射方向を変更可能に設けられ、被写体と異なる反射体に向けて光を照射して前記反射体からの反射光を前記被写体に照射する発光部と、
    前記発光部の内部に収容される位置と前記発光部から突出する位置との間で移動可能に設けられ、前記突出した位置で前記発光部から照射された光を反射拡散する反射拡散部材と、
    前記発光部から撮像装置の背面方向に光を照射した際の反射光の光量の測光値に基づき、予め定めた値の光量の光を前記被写体の側に反射する前記反射体が前記撮像装置の背面方向に存在するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記反射体が前記撮像装置の背面方向に存在しないと判定された場合に、前記発光部は、光の照射方向が前記撮像装置の上方向にある前記反射体に変更されて、照射された光を前記上方向にある前記反射体で反射させて前記被写体に照射するとともに、前記突出した前記反射拡散部材により前記反射体での反射光の光路と異なる方向に反射させて前記被写体に照射することを特徴とする発光装置。
  4. 前記反射拡散部材は、前記突出した位置で前記発光部に対して前記照射された光の反射方向を変更可能に支持されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の発光装置。
  5. 前記反射拡散部材は、前記突出した位置で前記発光部に対して回動可能に支持されており、前記反射拡散部材を回動させる第1駆動手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の発光装置。
  6. 前記発光部は、回動することにより光の照射方向を変更可能に設けられており、前記発光部を回動させる第2駆動手段を備えることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の発光装置。
  7. 回動することにより光の照射方向を変更可能に設けられ、被写体と異なる反射体に向けて光を照射して前記反射体からの反射光を前記被写体に照射する発光部と、前記発光部の内部に収容される位置と前記発光部から突出する位置との間で移動可能に設けられ、前記突出した位置で前記発光部から照射された光を反射拡散する反射拡散部材と、前記発光部を回動させる駆動手段と、を備える発光装置の制御方法であって、
    前記発光部から撮像装置の背面方向に光を照射した際の反射光の光量の測光値に基づき、予め定めた値の光量の光を前記被写体の側に反射する前記反射体が前記撮像装置の背面方向に存在するか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記反射体が前記撮像装置の背面方向に存在しないと判定された場合に、前記駆動手段を制御して前記発光部の光の照射方向が前記撮像装置の上方向にある前記反射体に向くように前記発光部を回動させることで、照射された光を前記上方向にある前記反射体で反射させて前記被写体に照射するとともに、前記突出した前記反射拡散部材により前記反射体での反射光の光路と異なる方向に反射させて前記被写体に照射する位置に前記発光部を配置する制御ステップと、を備えることを特徴とする発光装置の制御方法。
  8. 請求項7に記載の発光装置の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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