JP2020056853A - 照明装置 - Google Patents

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Yoshinobu Okano
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Abstract

【課題】被写体位置におけるストロボ光照射中心とレンズ光軸中心を一致させ、良好な配光照射を可能にしたズームストロボ装置を提供すること。【解決手段】撮像装置に装着又は内蔵され、発光部を有するストロボ装置において、ストロボ装置は、撮像装置のレンズ光軸から、ストロボ装置の発光部までの高さ距離を算出するとともに、撮像装置から得た被写体までの距離情報を元に、ストロボ装置の照射方向を自動で駆動することが可能な照射方向駆動手段を備えていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置に関し、特にズームストロボ装置の撮影制御に関する。
従来、ズームストロボ装置において、ストロボの発光部とレンズが離れているため、ストロボの発光照射中心とレンズ光軸が一致せず、被写体までの距離によっては、発光照射範囲と撮影画角にズレが生じ、所謂パララックスが発生してしまう。これにより、撮影画像内で明るさのムラが問題になることがあった。特に広角から望遠までのズーム対応範囲が広いズームストロボでは、パララックスが顕著に大きくなり、撮影者の意図と異なる配光画像となることがあった。
これらを回避すべく、ズームポジションに応じて発光部内に構成される光学部材の位置を変化させることで、照射方向を変化させる方法が用いられている。
特許文献1には、被写体までの距離および撮影レンズの焦点距離を示す撮影情報を元に、集光光学部材を回転させると同時に、集光光学部材自身を撮影光軸に向けて移動させることで、照射状態を変化させること無く、光の照射方向へ向きを変える機構が開示されている。
特許文献2には、望遠側から広角側へ発光部を移動する際に、発光部と集光光学部材との位置関係を変化させることで、レンズの撮影光軸に向けて照射する装置が開示されている。
特開2001−13562号公報 特開平2−273729号公報
しかしながら、上記の特許文献に開示された従来技術では、撮像装置から被写体までの距離を加味し、照射方向を決めているが、レンズ光軸からストロボの発光部までの高さ方向の距離情報が加味されておらず、撮像装置およびストロボ装置の種類や大きさによっては被写体位置におけるストロボの発光照射中心とレンズ光軸が一致しない問題がある。
そこで、本発明の目的は、被写体位置におけるストロボの発光照射中心とレンズ光軸を一致させ、良好な配光照射を可能にしたズームストロボ装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係るストロボ装置は、
撮像装置に装着又は内蔵され、発光部を有するストロボ装置において、
ストロボ装置は、撮像装置のレンズ光軸から、ストロボ装置の発光部までの高さ距離を算出するとともに、撮像装置から得た被写体までの距離情報を元に、ストロボ装置の照射方向を自動で駆動することが可能な照射方向駆動手段を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、被写体位置におけるストロボ光照射中心とレンズ光軸中心を一致させ、良好な配光照射を可能にしたズームストロボ装置の提供を実現できる。
本発明の第1実施例におけるストロボのヘッド部角度算出の例を示した外観図 本発明の第1実施例におけるカメラの撮影制御フローチャート 本発明の第1実施例におけるストロボのオートバウンス駆動制御フローチャート 本発明の第1実施例におけるカメラ構成例を示したブロック図 本発明の第1実施例におけるストロボ構成例を示したブロック図 本発明の第1実施例におけるカメラ、ストロボの全体の概略を示した外観図 本発明の第1実施例におけるストロボの水平方向、垂直方向ヘッド部角度を示した外観図 本発明の第1実施例におけるストロボの傾き状態を示した外観図 本発明の第1実施例におけるストロボのヘッド部角度算出の例を示した外観図 従来のストロボにおけるパララックスによる配光の例を示した外観図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図2および図3は、本発明の実施形態に関わる撮像装置、ストロボ装置のフローチャートである。図4はカメラのブロック図、図5はストロボのブロック図である。また図6は、カメラと外付けストロボの外観図、図1および図7〜図10は外付けストロボの外観図及び使用状態を示す図である。
以下、図1〜図10を参照して、本発明の第1の実施例による、撮像装置とストロボ装置の撮像システムについての説明を行う。
(カメラの構成)
まず、図4のブロック図と、図6の外観図によりカメラ100の構成について説明する。
101は撮影シーケンスなどシステムを制御するためのカメラ100のマイクロコントローラ(以下カメラMPU)である。
103は被写体からの反射光を電気信号に変換するCCDやCMOS等の撮像素子、102は撮像素子103を動作させるために必要なタイミング信号を発生するタイミング信号発生回路である。104は撮像素子から読み出されたアナログ画像データをデジタル画像データに変換するA/D変換器、105はメモリの読み書きやバッファメモリ106のリフレッシュ動作などを制御するためのメモリコントローラである。107はバッファメモリに蓄えられた画像データを表示する画像表示部、108は記録媒体との接続のためのインターフェース、109はメモリカードやハードディスクなどの記録媒体である。モータ制御部110は、露出動作時にカメラMPU101からの信号に従って不図示のモータを制御することにより、不図示のミラーのアップ・ダウンやシャッターのチャージを行わせる。シャッター制御部111は、カメラMPU101からの信号に従って、不図示のシャッター先幕(SH先幕)、シャッター後幕(SH後幕)の通電をカットし幕走行させ、露出動作を制御する。測光部112は、画面内の各エリアの輝度信号として、画面内を複数のエリアに分割した測光センサー113からの出力をカメラMPU101に出力する。カメラMPU101はこの輝度信号を不図示のA/D変換器により変換を行い、撮影の露出調節のためのシャッター制御値(Tv値)、絞り制御値(Av値)、ゲイン設定値(ISO感度値)等の測光演算を行う。また測光部112は同様に、内蔵ストロボ119、またはストロボ200にて被写体へ向けて予備(プリ)発光した時の輝度信号をカメラMPU101に出力し、露出時のストロボメイン発光量の演算も行う。
レンズ制御部114は、図6のレンズ300に対して、不図示のレンズマウント接点を介してカメラMPU101と通信し、不図示のレンズ駆動モータ及びレンズ絞りモータを動作させ、レンズの焦点調節と絞りを制御している。115は焦点検出部で測距し、従来の位相差検出方式等を用いて、AF(オートフォーカス)のための被写体に対するデフォーカス量を検出する機能を有する。
116は姿勢検出部で光軸を中心とした回転方向に対するカメラの傾きを検出する。117はカメラの操作部材でSW1は、不図示のレリーズボタンの第1ストロークでONし、AFおよび測光を開始させる。SW2は、レリーズボタンの第2ストロークでONし、露出動作を開始させる。SW1,SW2及びその他不図示のカメラの操作部材からの信号は、スイッチ操作部117が検知し、カメラMPU101に信号を送る。
ストロボ制御部118では、発光モード(閃光発光やフラット発光の選択)や、発光パターン(プリ発光指示やメイン発光指示)、メイン発光量等の発光処理を行う。また、本発明におけるオートバウンス駆動指示等も行う。カメラMPU101は、ストロボ制御部118を介して内蔵ストロボ119との通信を行う。またカメラMPU101は、ストロボ200との通信をストロボ制御部118と外部ストロボ接続部120を介して行う。
(ストロボの構成)
次に、ストロボ200の構成について図5のブロック図、図6〜図9の外付けストロボの外観図により説明する。本実施例においては図6に示すように、カメラに装着する外付けストロボとして説明を行う。ここで、図5のブロック図に記載のストロボ本体部201、バウンス機構部202、ストロボヘッド部203、発光部205、カメラ接続部211はそれぞれ、図6〜図9の外観図と対応している。
まず図5のブロック図によってストロボの構成の説明を行う。
201はストロボ本体部で、ストロボ200の動作を司るマイクロコントローラ204や電源回路216、発光制御回路218などの各種制御部が実装された不図示のメイン基板、また、複数個の電池217をストロボ200に装填させるための不図示の電池ボックスや、図6に記載の電源スイッチや各種の操作部材214、表示部215などが格納される。
202はバウンス機構部であり、ヘッド角度検出部208やバウンス駆動部210、メインコンデンサー219などが格納されている。バウンス機構部202は、外付けストロボ200において公知の手法の照射方向可変手段であり、ストロボヘッド部203をストロボ本体部201に対して水平方向と垂直方向にそれぞれ回動可能に保持することで、ストロボ発光の照射方向を変えたバウンス撮影を行うことが可能である。
203はストロボヘッド部であり、ストロボ発光に必要な後述の発光部205、測距用測光部207、ズーム駆動部206等が格納される。
204は発光制御シーケンスなどシステムを制御するためのストロボのマイクロコントローラ(以下ストロボMPU)であり、閃光発光やフラット発光といった発光モードの選択及び制御、発光量の制御、フラット発光の発光強度及び発光時間の制御などを行う。またストロボMPU204は、発光照射角(ズーム)の制御や、オートバウンス駆動制御時のストロボヘッド部の停止位置決定、バウンス駆動制御などのシステム制御を行う制御手段である。また、ストロボMPU204は、ストロボ充電制御での充電停止を行うなどの制御手段ともなっている。更にストロボMPU204は、撮影者が操作部材214を操作して、ストロボヘッド部203のヘッド部角度を任意に記憶または指定した場合のヘッド部角度の記憶手段となっている。
ストロボヘッド部203にある発光部205は、閃光発光やフラット発光を行う発光手段であり、ストロボMPU204からの発光信号に従って、ストロボ光を発光する不図示のストロボ発光回路を備えている。また発光部205はストロボ光発光に必要な不図示のキセノン管等の放電管、反射傘、フレネルレンズ等により構成される。
206はズーム駆動部で、公知の手法のストロボの照射範囲変更手段であり、不図示の駆動用モータ、リードスクリュー等で構成される。ズーム駆動部206は、カメラMPU204からの制御信号に基づいて、発光部205のキセノン管や反射傘を駆動させてストロボ発光の照射光の照明範囲を変えることで、カメラ100で撮影するときの撮影レンズ300の焦点距離に合わせたストロボ発光での照射を行うことができる。
207は測距用測光部であり、発光部205から放たれたストロボ光を測距対象に反射させ、反射光を不図示の測距用測光センサーで受光し、ストロボMPU204に出力する。ストロボMPU204は、この輝度信号を不図示のA/D変換器により変換を行い、その変換量に応じた距離を算出する。なお、測距用測光部207は、公知の手法であるオートバウンス駆動制御において、天井までの距離と被写体までの距離の測定を行う。
208は、ヘッド角度検出部であり、公知の位相パターンを有する基板と接点ブラシで構成される回転角度検出センサーで、バウンス撮影の時に、ストロボ本体部201に対するストロボヘッド部203の相対的な回転角度を検出し、ストロボMPU204に出力する。ヘッド角度検出部208は、図7に示すようにストロボヘッド部203が、被写体に向く正位置(ヘッド部角度0°)に対して、Y軸周りのバウンスでの回転角度を水平方向ヘッド部角度θ、X軸周りのバウンスでの回転角度を垂直方向ヘッド部角度θとして検出する。
ここで本実施例では、検出される角度として、水平方向ヘッド部角度θは、図7に示すようにヘッド部が撮影者から見て左向きになる方向がθ=−90°、右向きになる方向がθ=+90°、撮影者側に向く方向がθ=±180°(左向きに回転するときが−180°、右向きに回転するときが+180°)として説明を行い、垂直方向ヘッド部角度θは、図7に示すようにヘッド部が撮影者から見て上向きになる方向がθ=+90°、下向きになる方向がθ=−90°として説明を行う。
そして、本実施例におけるストロボ装置では、図7に示すように、バウンス機構部202によりストロボヘッド部の可動範囲は、
水平方向ヘッド部角度θ:−180°〜+180°
垂直方向ヘッド部角度θ:−10°〜120°
とする。
209はバウンス駆動回路、210はバウンス駆動部であり、本実施例において自動でストロボ200のヘッド部角度を変更させる照射方向駆動手段となっている。バウンス駆動回路209は、ストロボMPU204からの制御信号に従って、バウンス駆動部210の不図示のモータへの電力供給を変化させて、モータを駆動させる。そして、ストロボヘッド部203をストロボ本体部201に対して水平方向、垂直方向に駆動させることができる。バウンス駆動部210は、バウンス機構部202を自動的に駆動させるために不図示のモータや、モータの動力でバウンス機構部に伝える不図示の駆動ギアにより構成されている。
211はカメラとの接続部を表す。ストロボ200のストロボMPU204はこのカメラ接続部211を介してカメラMPU101と通信する。
212は姿勢検出部で、図8に示すように、カメラの水平位置(正位置)を基準として、ストロボ本体部201のピッチ方向の傾きγ、ロール方向の傾きηを取得する。ここで傾きγ、ηは図8に示すように時計方向の回転を+、反時計方向の回転を−として傾きの角度を検出するものとする。
213はヘッド部角度演算部であり、本実施例における照射方向決定手段である。ヘッド部角度演算部213は、ストロボMPU204からの指示を受けて、測距用測光部207で取得したデータと姿勢検出部212で取得したデータをもとに最適なバウンス撮影時のストロボのヘッド部角度を算出する。
216は電源回路であり、電池217からの電力を昇圧などの電圧変換を行って、ストロボMPU204や、各種回路、不図示のメインコンデンサーへの充電などのための電力供給を行う。
217はストロボ200の電源となる複数個の電池であり、ストロボ本体部201の内部に構成された不図示の電池ボックス等に装填される。
218は発光制御回路であり、ストロボMPU204の指示に基づいて、発光部205の不図示のストロボ発光回路に対して、発光の開始及び停止を制御する。
(動作(フローチャート))
以下、図2、図3のフローチャートを参照して、本発明の第1の実施例の動作について説明する。
なお図2に示される処理は、カメラMPU101の制御の元に実行される撮影動作の処理であり、図3に示される処理は、ストロボMPU204の制御の元に実行されるオートバウンス駆動制御の動作の処理である。
最初に図2は、図4のカメラ100によって実行される撮影処理の手順を示すフローチャートである。
ステップS201にて、スイッチ操作部117のSW1の状態検知を行い、ONの場合はステップS202へ、OFFの場合はSW1の状態検知を継続する。
ステップS202で、カメラMPU101は、焦点検出部115を用いて測距を行う。そしてレンズ制御部114でオートフォーカス制御を行い、フォーカスレンズを合焦位置に制御する焦点検出処理を行う。
ステップS203では、カメラMPU101は測光部112を用いて測光動作を行い、測光結果を取得する。例えば、測光部112の測光センサー113が6つに分割された領域のそれぞれで測光を行う場合、カメラMPU101は取得した測光結果としての各領域の輝度値を
EVb(i) (i=0〜5)
として、バッファメモリ106に記憶させる。
ステップS204では、カメラMPU101はステップS203で取得した測光結果(バッファメモリ106に記憶されている輝度値)と、設定されている撮影モード等に基づいて、公知の手法のアルゴリズムにより露出演算を行って各種の露出条件としてのシャッター制御値(Tv値)、絞り制御値(Av値)、ゲイン設定値(ISO感度)を設定し、露出値(EV)を決定する。
ステップS205では、カメラMPU101はストロボ制御部118を介してストロボ200に対してオートバウンス駆動指示を通信する。
ステップS206では、カメラMPU101はストロボ200からのバウンス駆動終了通知のチェックを行う。後述するストロボ200側からのステップS306で送信されるオートバウンス駆動終了通知を取得していれば、バウンス駆動を終了としてステップS207へ移行し、取得してなければオートバウンス駆動終了通知のチェックを継続する。
ステップS207では、スイッチ操作部117の不図示のSW2が押されているか否かの状態検知を行い、ONの場合はステップS209に進む。OFFの場合はステップS208に進む。
ステップS208では、ステップS201と同様にSW1が継続して押されているか否かの状態検知を行い、ONの場合はステップS207に戻りSW2の確認が継続され、OFFの場合はステップS201に戻る。
ステップS209では、ストロボの予備発光処理を行う。まず、カメラMPU101は、ストロボ制御部118に対して予備(プリ)発光を指令する。ストロボ制御部118は、ストロボに対して所定光量でのプリ発光指示を通信し、ストロボ発光が開始される。カメラMPU101はこの予備(プリ)発光した時の輝度信号をもとに露出時のストロボ本発光量を算出する。
次にステップS210では、モータ制御部110により、カメラMPU101からの信号に従ってモータを制御することで不図示のミラーのアップを行う。
ステップS211では、撮像素子103での蓄積を開始させる。
次にステップS212でシャッター制御部111に指示して不図示のシャッターを走行させて開き、撮像素子103の露光を開始させる。
ステップS213では、ストロボの本発光処理を行う。カメラMPU101は、ステップS209で得られたストロボ予備光量を元に、ストロボ制御部118に対して本発光を指令する。そして、ストロボ制御部118はストロボに対して、所定光量での本発光指示を通信し、ストロボ発光が開始される。カメラMPU101は上記ストロボ発光に同期して、所定の露出条件(Av値、Tv値、ISO感度値)で、露出動作を行う。
ステップS214で、カメラMPU101は、シャッター制御部111に指示してシャッターを閉じ、次のステップS215で、撮像素子103の蓄積を終了させる。
ステップS216で、カメラMPU101は、モータ制御部110に指示して不図示のミラーを撮影光路に戻すミラーダウンをさせる。
ステップS217で、撮像素子103から画像信号を読み出し、A/D変換部104で処理した画像データを、バッファメモリ106に一時記憶させる。撮像素子103から全ての画像信号の読み出しを行うと、画像信号に対して所定の現像処理を施し、画像データを作成する。
ステップS218では、作成した画像データを記憶媒体I/F108を介して記憶媒体109に画像ファイルとして記録して一連の撮影処理を終了する。
(ストロボのバウンス駆動制御)
図3のフローチャートを用いて、図5のストロボ200のストロボMPU204の制御の元に実行されるオートバウンス駆動制御の説明を行う。
なお、本実施例におけるフローチャートでは、ストロボ本体部201の傾きが無い状態(傾きγ=0°、傾きη=0°)として説明を行い、ストロボ本体部201の傾きがあるときのオートバウンス駆動の一例については後述で説明を行う。
まず、図3に示すステップS301で、ストロボMPU204は、姿勢検出部212によりストロボ本体部201のピッチ方向の傾きγ、ロール方向の傾きηを検出する。
ステップS302で、ストロボMPU204は、カメラからのオートバウンス駆動指示通知のチェックを行う。カメラ側からのステップS205で送信されたオートバウンス駆動指示通知を取得していればステップS303に移行し、取得していなければステップS301へと戻り姿勢検出とオートバウンス駆動指示のチェックを継続する。
ステップS303は、バウンス駆動制御であり、ストロボMPU204が、ストロボヘッド部202のヘッド部角度の目標値として水平方向目標ヘッド部角度θ、垂直方向目標ヘッド部角度θとして設定される。ここでは、被写体方向の距離を測定するために、ストロボヘッド部202を撮像装置の正面方向に向けた駆動を行うので、
θ=0°、θ=0°
と設定されることとなる。またステップS303では、測距用測光部207で、距離測定が行われ、被写体までの距離が測定されストロボMPU204の内部メモリに一時記憶される。
ステップS304は、バウンス駆動制御であり、ここでストロボMPU204は、バウンス撮影する際の反射体である天井への距離を測定するための駆動として、水平方向目標ヘッド部角度θ、垂直方向目標ヘッド部θを目標にバウンス駆動を行い、天井までの距離を測定するステップである。したがって、カメラ100に傾きが無い場合は、ストロボ200に傾きが無くステップS101で取得する傾きがγ=0°、η=0°となり、天井方向は
θ=0°、θ=90°
と設定されることとなる。またステップS304では、天井へヘッドを向け、測距用測光部207で距離測定が行われ、天井までの距離が測定されストロボMPU304の内部メモリに一時記憶される。
ステップS305では、ストロボMPU204は、ステップS301、S303、S304で得られたストロボ本体部201の傾き、被写体距離、天井距離から、ヘッド角度演算部213でバウンス撮影時に設定するためのバウンスヘッド部角度θを求め、ストロボMPU204の内部メモリに一時記憶する。
ここで、バウンスヘッド部角度θの算出方法の例を挙げる。図9(a)に示すバウンス撮影シーンの例の様に、ストロボヘッド部203のストロボ光の射出面を起点とした被写体Pまでの被写体距離をp、天井までの天井距離をh、被写体Pとバウンス時の天井反射面からの鉛直線上との交点までの距離をp1、前記交点からストロボヘッド部のストロボ光射出面までの距離をp2とする。また、ストロボの発光部205が撮影レンズ光軸方向に向いた正面方向を基準に、バウンス時に発光部205からの照射する光の主光束220が成す角度をバウンスヘッド部角度θとする。なお、ここではストロボ本体部201の傾きは無いのでγ=0°、η=0°のため、後述のサブルーチンで説明する、水平方向目標ヘッド部角度θ、垂直方向目標ヘッド部角度θ、はθ=0°、θ=θとして設定される事となる。
そして、主光束220が天井に反射して被写体に入射するときの角度を被写体入射角度αとすると、p2は
で求められる。また、(1)式より、バウンスヘッド部角度θは
となり、上記(2)式により、被写体入射角αを実現するためのバウンスヘッド部角度θが決定される。ここで被写体入射角度αは予め設定した定数となるので、被写体距離p及び天井距離hは測距用測光部207によりステップS303、S304で検出することで、バウンスヘッド部角度θが演算可能となる。例えば被写体入射角度α=30°で、被写体距離p=3m、天井距離h=1.5mだった場合にはバウンスヘッド部角度θは約75°となる。同様に、図9(b)に示すように、被写体Pと撮影者が比較的近距離で撮影を行った場合を考えた場合で、例えば被写体入射角度α=30°、被写体距離p=2m、天井距離h=1.5mだった場合には、(1)式がマイナスの結果となり、(2)式の左辺のθが(180+θ)となって、バウンスヘッド部角度θは約112°となる。
なお、ステップS305では、図9に示すように被写体Pが人物の場合として、ストロボ発光の反射光の被写体への被写体入射角度αを30°を最適な角度として演算を行っている。これは被写体入射角度αが、60°や70°といった大きな値になると人物のほぼ真上からの光となり、人物の髪の毛や顎の部分で影が出てしまう場合があるためである。したがって画像認識等で被写体が人物でない事がわかっている場合には、被写体入射角度が30°以外の設定であっても構わない。
ステップS306は、バウンス駆動制御であり、ストロボMPU204は、ストロボヘッド部202をステップS305で算出した最適なバウンス撮影となるバウンスヘッド部角度θへ駆動させるため、水平方向目標ヘッド部角度θ、垂直方向目標ヘッド部角度θを設定し、その設定値に基づいたバウンス駆動制御を行う。ステップS306でのバウンス駆動が終了した後にはステップS307へ移行する。
ステップS307では、ストロボMPU204はカメラMPU101からの発光指示通知のチェックを行う。カメラMPU101側からのステップS209、S213で送信された発光パターン(予備発光指示or本発光指示)と所定発光量を取得していればステップS308へ移行し、取得していなければ発光指示通知のチェックを継続する。
ステップS308では、ストロボMPU204は上記発光パターン(予備発光指示or本発光指示)と所定発光量に応じた発光制御を行う。
ステップS309では、ストロボMPU204は上記ステップS308でカメラから取得した発光パターンが予備発光の場合は、引き続き本発光制御を行うためにステップS307へ戻り、取得した発光パターンが本発光の場合には、発光制御処理が終了となる。
なお、本実施例における、ステップS301〜S309では、傾きが無い状態として説明を行ったが、実際は、ステップS301で得られたストロボ本体部200の傾きγ、ηに基づいて、バウンスヘッド部角度θとそれを実現するための目標値となる水平方向目標ヘッド部角度θ、垂直方向目標ヘッド部角度θの設定が行われる。
ここで、ストロボ200に、ステップS301で傾きを検知した時に天井方向への駆動の目標として、設定される水平方向目標ヘッド部角度θ、垂直方向目標ヘッド部角度θについての一例の説明を行う。今ステップS301で、ピッチ方向の傾きγ=+10°、ロール方向の傾きη=0°と傾きを検出し、後述するステップS102で現状のヘッド部角度として、水平方向ヘッド部角度θ=0°、垂直方向ヘッド部角度θ=70°と取得したとする。その結果に基づいて、ここでは真上にある天井の向きとして、水平方向目標ヘッド部角度θ=0°、垂直方向目標ヘッド部角度θ=(90−10)=80°と傾きに応じた設定がなされ、バウンス駆動することとなる。
(パララックス補正駆動制御)
次に、図10の外付けストロボの外観図、および図3のフローチャートを用いて、上記バウンス駆動制御によって、ヘッド部が撮像装置の正面方向に向いた状態、所謂バウンスをしない状態における駆動制御について説明する。
上記ステップS305において、ストロボMPU204は、ステップS301、S303、S304で得られたストロボ本体部201の傾き、被写体距離p、天井距離hから、ヘッド角度演算部213でバウンス撮影時に設定するためのバウンスヘッド部角度θを求めるが、以下に述べる所定の条件において、ヘッド部を撮像装置の正面方向に向けた状態(θ=0°、θ=0°)として算出を行うことがある。
ステップS303で被写体までの距離pが測定され、ストロボMPU204の内部メモリに一時記憶される。このとき、被写体距離pが所定値よりも大きい場合、バウンス光が被写体に届かないと判断し、S305にてθ=0°、θ=0°と算出される。
また、ステップS304では、バウンス撮影する際の反射体である天井までの天井距離hが測定され、ストロボMPU204の内部メモリに一時記憶される。このとき、天井距離hが所定値よりも大きい場合や、天井の色が暗いことによる反射光が所定値より少ない場合、天井に反射するバウンス光が被写体に届かないと判断し、S305にてθ=0°、θ=0°と算出される。
θ=0°、θ=0°となる場合、被写体に対して直接ストロボ光が照射されることになる。
その際、ストロボの発光部とレンズが離れていることにより、ストロボの発光照射中心とレンズ光軸が一致しないため、発光照射範囲と撮影画角にズレが生じ、所謂パララックスが発生してしまう。これにより、撮影画像内で明るさのムラが発生する。
これを回避するため、特定のストロボ発光部からレンズ光軸までの高さ距離情報Hと、特定の被写体距離p、および、特定のズーム位置において、図10aのように発光照射中心と撮影画角の中心が一致するように発光照射角度α1を固定値として設定している。しかしながら、ストロボとカメラの組み合わせによっては、高さ距離情報Hが変化し、発光照射中心と撮影画角の中心は一致しなくなる。また、図10bのように、図10aよりも被写体距離pが小さくなる場合、発光照射中心は撮影画角の上側になる。また、図10cのように、図10aよりも被写体距離pが大きくなる場合、発光照射中心は撮影画角の下側になり、発光照射中心と撮影画角の中心は一致しなくなる。これらにより、撮影者の意図と異なる配光画像となる。
次に図1を用いて、本実施例のパララックス補正駆動制御について説明する。
本実施例では、被写体距離pと、ストロボ発光部とレンズ光軸の距離情報Hと、前述の特定のズーム位置における発光照射角度α1とから、補正量を算出し、ストロボ発光部の角度αを制御することで、パララックス補正を行う。被写体距離pは、前述の焦点検出部115を用いて測距を行い、被写体までの距離を算出する。ストロボ発光部からレンズ光軸までの高さ距離情報Hは、カメラのレンズ光軸からカメラのストロボ取り付け位置の高さ情報Hcを、カメラMPUからストロボMPUへ伝え、ストロボMPUが保持しているカメラ取り付け位置からストロボ発光部までの高さ情報Hsを用いて、
H=Hc+Hs
を求める。
これらから、ストロボ発光部の発光照射角度αは、
α=tan p/H
となる。
さらに、前述の特定のズーム位置における発光照射角度α1から、ヘッド部の駆動角度α2を求めると、
α2=−(α−α1)
となる。
次に、上記で求めたヘッド部の駆動角度α2に基づき、前述のS306においてバウンス駆動をおこなう。
これらにより、例えば、図1bで示すように、図1aと比較し、被写体距離pが小さく、ストロボ発光部からレンズ光軸までの高さ距離情報Hが大きい場合であっても、発光照射中心と撮影画角の中心が一致した適切な配光とすることが可能である。
本実施例では、被写体距離pが小さいとき、ヘッド部の駆動角度α2が大きくなる場合がある。このとき、バウンス駆動によって、ストロボヘッド部203とストロボ本体部201とが物理的に干渉する恐れがある。この場合、前述の特定のズーム位置をWIDE側にあらかじめ設定することで、発光照射角度α1が大きくなる。これにより、ヘッド部の駆動角度α2が小さくなるため、前述の干渉を回避することが可能である。
また本実施例では、被写体距離pは、カメラから取得した情報に基づき算出を行うが、前述のステップS303において、測距用測光部207を用いた被写体距離情報を用いてもよい。
以上、説明したように、上記駆動制御によって、発光照射中心と撮影画角中心を一致させることを可能にし、良好な配光照射を可能にしたズームストロボ装置を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 カメラ、101 カメラMPU、200 外部ストロボ、
201 ストロボ本体部、202 バウンス機構部、203 ストロボヘッド部、
204 ストロボMPU、205 発光部、206 ズーム駆動部、
207 測距用測光部、208 ヘッド角度検出部、209 バウンス駆動回路、
210 バウンス駆動部、211 カメラ接続部、212 姿勢検出部、
213 ヘッド部角度演算部、216 電源回路、219 メインコンデンサー

Claims (2)

  1. 撮像装置に装着又は内蔵され、発光部を有するストロボ装置において、
    前記ストロボ装置は、前記撮像装置のレンズ光軸から、前記ストロボ装置の前記発光部までの高さ距離を算出するとともに、前記撮像装置から得た被写体までの距離情報を元に、前記ストロボ装置の照射方向を自動で駆動することが可能な照射方向駆動手段を備えていることを特徴とするストロボ装置。
  2. 撮像装置に装着又は内蔵され、発光部と、測距用測光部とを有するストロボ装置において、
    前記ストロボ装置は、前記撮像装置のレンズ光軸から、前記ストロボ装置の前記発光部までの高さ距離を算出するとともに、前記測距用測光部から得た被写体までの距離情報を元に、前記ストロボ装置の照射方向を自動で駆動することが可能な照射方向駆動手段を備えていることを特徴とするストロボ装置。
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