JP2017090800A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トナーの流動性が低下する高温高湿等の環境下であっても、トナーの流動性の低下に起因するトナー容器でのトナー詰まりを抑制できる画像形成装置を提供する。【解決手段】螺旋状のリブと一端部に設けられた排出口とを有するトナー容器と、前記トナー容器に収容されたトナーのトナー量に関する値を検知するトナー量検知手段と、前記トナー量検知手段により検知されたトナー量に関する値が閾値を超える場合に(ステップS5)、前記トナー容器が逆回転する方向に前記駆動部を駆動する(ステップS8)制御部と、を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式等の画像形成装置に関し、特に、トナーを収容する円筒形状のトナー容器を回転することで装置本体にトナーを供給する画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置は、複写機、プリンタ、プロッタ、ファクシミリ、及びこれらの複数の機能を有する複合機等として広く応用されている。これらの画像形成装置では、画像形成のための現像剤の成分の一部として微粉末のトナーが使用されている。トナーを使用する画像形成装置では、トナーが充填された容器(以下、トナー容器という)を装置本体に対して着脱可能に設けたものが普及している。
トナー容器としては、例えば、トナーを収容したプラスチック製の略円筒形状で、周側面に形成された螺旋状の溝が内周側に突出してなる螺旋状のリブと、一端部に設けられた排出口とを有するものが普及している(特許文献1参照)。このトナー容器が駆動源により正回転方向に回転されると、収容されたトナーはリブにより排出口へ向かって搬送され、排出口から排出される。
また、この画像形成装置では、装置本体に装着されたトナー容器から供給されたトナーを貯留し、その貯留したトナーを現像装置に供給可能なトナーホッパが設けられている。トナーホッパには補給スクリュが設けられて回転しており、この回転する補給スクリュによりトナーはトナーホッパから現像装置へ供給される。トナーホッパにはトナー検知センサが設けられており、制御部がトナー検知センサによりトナーホッパのトナーを検知できなくなると、トナー容器からトナーホッパへトナーを供給する。なお、トナー容器は、内部のトナー量によっては同じ回転速度でも排出量が異なることがある。これに対し、トナーホッパに一定量のトナーを溜めておくことにより、トナー容器の回転に伴って排出口から排出されるトナー量が一定でなくても、トナーホッパから現像装置に対して安定した量のトナーを供給できる。
また、制御部は、トナー検知センサがトナーホッパのトナーを検知できないことが複数回連続すると、トナー容器のトナー残量が少なくなることでトナーホッパに所望のトナー量を供給できないトナーエンドと判定する。この場合、制御部は表示部にトナー容器の交換を促す表示(以下、交換表示という)を行い、ユーザにトナー容器の交換時期に達したことを知らしめる。
特開平10−333407号公報
しかしながら、上述した特許文献1の画像形成装置では、制御部はトナー容器を正回転方向のみに回転するので、例えば、高温高湿環境下等においてトナーの流動性が低下した場合は、トナー容器の排出口の近傍でトナー詰まりが発生してしまう虞がある。トナー容器でトナー詰まりが発生すると、トナー容器からのトナーの排出性能が低下して、トナー容器からトナーホッパへの補給不良が発生し、制御部がトナー検知センサによりトナーホッパのトナーを検知できなくなる。これにより、制御部は、トナー容器のトナー残量の検出誤差を生じてしまう可能性があり、トナー容器のトナー残量が多い場合でも、トナー残量が少ないものと誤検知し、トナー容器の交換表示をしてしまう虞がある。
本発明は、トナーの流動性が低下する高温高湿等の環境下であっても、トナーの流動性の低下に起因するトナー容器でのトナー詰まりを抑制できる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、トナーが収容される円筒形状で、内周面に設けられた螺旋状のリブと、一端部に設けられた排出口とを有し、軸心を回転中心とする正回転により、収容されたトナーを前記リブが前記排出口に案内して排出可能なトナー容器と、前記トナー容器に収容されたトナーのトナー量に関する値を検知するトナー量検知手段と、前記軸心を回転中心として前記トナー容器を正逆回転可能な駆動部と、前記トナー容器から排出されたトナーを収容するトナー収容部と、前記トナー収容部に収容されたトナー量が設定量以上であるかどうかを検知するトナー残量検知手段と、を備え、前記トナー残量検知手段の検知結果に基づいて、前記トナー収容部のトナー量が設定量未満であることを検知した場合で、かつ、前記トナー量検知手段により検知されたトナー量に関する値が閾値を超える場合に、前記トナー容器が逆回転する方向に前記駆動部を駆動する制御部と、を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、制御部は、トナー収容部のトナー量が設定量未満であり、かつ、トナー量に関する値が閾値を超える場合に、トナー容器が逆回転する方向に駆動部を駆動する。高温高湿等の環境下においてはトナーの流動性が低下する可能性があり、特にトナー量に関する値が閾値を超える場合には、トナー容器におけるトナー量が多く、排出口から排出されにくい可能性がある。これに対し、本発明によれば、トナー容器におけるトナー量が多くても、またトナーの流動性が低下する高温や高湿の環境下であっても、トナー容器の内部でトナーを排出口の反対側に移動させることで攪拌し、流動性の低下を抑制することができる。これにより、トナーの流動性が低下する高温高湿等の環境下であっても、トナーの流動性の低下に起因するトナー容器でのトナー詰まりを抑制できる。
第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す斜視図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置の概略の断面図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置の制御部の接続を示す説明図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置のトナー容器を示し、(a)は側面図、(b)は正面図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置のトナー容器の側面図であり、(a)は正回転により排出口に詰まった状態、(b)は(a)の状態から逆回転を開始した状態、(c)は更に逆回転を進めた状態である。 第1の実施形態に係る画像形成装置のトナー容器の断面図であり、(a)は大きな空間がある場合、(b)は大きな空間が無い場合である。 第1の実施形態に係る画像形成装置によるトナー容器からトナーホッパにトナーを補給する場合の処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る画像形成装置によるトナー容器からトナーホッパにトナーを補給する場合の処理手順を示すフローチャートである。 トナー容器のトナー量とトナー排出量との温度ごとの関係を示すグラフであり、(a)は実施例、(b)は比較例である。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態を、図1〜図7を参照しながら詳細に説明する。尚、本実施形態では、画像形成装置の一例としてタンデム型のフルカラープリンタについて説明している。但し、本発明はタンデム型の画像形成装置に限られず、他の方式の画像形成装置であってもよく、また、フルカラーであることにも限られず、モノクロやモノカラーであってもよい。
図1及び図2に示すように、画像形成装置1は、筐体としての画像形成装置本体(以下、装置本体という)10を備えている。装置本体10の前側上部には、操作パネル11が設けられている。操作パネル11には、操作ボタンの他、画像形成装置1の状態を表示可能な表示部11aが設けられている。
図2に示すように、装置本体10は、画像読取部20と、シート給送部30と、画像形成部40と、シート搬送部50と、シート排出部60と、制御部(トナー量検知手段)70と、を備えている。なお、記録材であるシートSは、トナー像が形成されるものであり、具体例として、普通紙、普通紙の代用品である樹脂製のシート、厚紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート等がある。装置本体10の内部には、装置本体10の内部の温度を測定可能な温度検知センサ(情報取得手段、温度検知手段)74が設けられており、制御部70に接続されている(図3参照)。温度検知センサ74は、トナー容器42に収容されたトナーの環境に関する情報を取得する。また、本実施形態では、情報取得手段は、トナー容器42を着脱可能に内蔵する装置本体10の内部の温度を検知する温度検知手段である。
画像読取部20は、装置本体10の上部に設けられている。画像読取部20は、原稿載置台としての不図示のプラテンガラスと、プラテンガラスに載置された原稿に光を照射する不図示の光源と、反射光をデジタル信号に変換する不図示のイメージセンサ等を備えている。
シート給送部30は、装置本体10の下部に配置されており、記録紙等のシートSを積載して収容するシートカセット31a,31bと、給送ローラ32a,32bとを備え、収容されたシートSを画像形成部40に給送する。
画像形成部40は、画像形成ユニット80と、トナーホッパ(トナー収容部)41と、トナー容器42と、レーザスキャナ43と、中間転写ユニット44と、二次転写部45と、定着装置46とを備えている。画像形成部40は、画像情報に基づいてシートSに画像を形成可能である。なお、本実施形態の画像形成装置1は、フルカラーに対応するものであり、画像形成ユニット80y,80m,80c,80kは、イエロー(y)、マゼンタ(m)、シアン(c)、ブラック(k)の4色それぞれに同様の構成で別個に設けられている。トナーホッパ41y,41m,41c,41k及びトナー容器42y,42m,42c,42kも同様に、イエロー(y)、マゼンタ(m)、シアン(c)、ブラック(k)の4色それぞれに同様の構成で別個に設けられている。このため、図2中では4色の各構成について同符号の後に色の識別子を付して示すが、図3以降及び明細書中では色の識別子を付さずに符号のみで説明する場合がある。
トナー容器42y,42m,42c,42kは、例えば円筒形状のボトルであり、トナーが収容され、各画像形成ユニット80y,80m,80c,80kの上方に、トナーホッパ41y,41m,41c,41kを介して配置されている。本実施形態では、トナーとして、ポリエステルを主体とした樹脂バインダに顔料を混練したものを粉砕及び分級して得られた平均粒径が約6μmのトナーを用いている。ここで、図1に示すように、装置本体10の前部にトナー容器カバー10y,10m,10c,10kが、それぞれ開閉可能に設けられている。例えば、トナー容器カバー10yが開放されている際には、トナー容器42yは装置本体10のトナー容器収容部10bに対して前面から着脱可能になる。同様に、トナー容器カバー10m,10c,10kが各々開放されている際には、トナー容器42m,42c,42kが各々装置本体10に対して前面から着脱可能になる。
図4(a)及び(b)に示すように、トナー容器42は、トナーが収容される円筒形状で、内周面に設けられた螺旋状のリブ42aと、一端部に設けられた排出口42bとを有している。トナー容器42は、軸心を回転中心とする正回転(図中、矢印方向への回転)により、収容されたトナーをリブ42aが排出口42bに案内して排出可能である。リブ42aは、排出口42bから反対側の端部まで連続して設けられており、トナー容器42の正回転によりトナー容器42に収容されたトナーは全て排出口42bに向けて搬送される。また、トナー容器42の逆回転により、トナー容器42に収容されたトナーは全て排出口42bとは反対側に向けて搬送される。排出口42bは、トナー容器42のトナー収容部分よりも小さい内径とされている。トナー容器42の内部で排出口42bの近傍には、例えば2枚のバッフル49が設けられている。バッフル49は、トナー容器42と一体回転することにより、トナー容器42からトナーをすくい上げて排出口42bから排出する。
図2に示すように、画像形成ユニット80は、トナー画像を形成する感光ドラム81y,81m,81c,81kと、帯電ローラ82と、現像装置83と、クリーニングブレード84とを備えている。本実施形態では、画像形成ユニット80は、装置本体10に対して着脱可能である。また、感光ドラム81と、帯電ローラ82と、現像装置83と、クリーニングブレード84と、後述する現像スリーブ87とについても、イエロー(y)、マゼンタ(m)、シアン(c)、ブラック(k)の4色それぞれに同様の構成で別個に設けられている。
感光ドラム81は、不図示のドラムモータによって回転され、画像形成する際に画像情報に基づいて形成された静電像を担持して周回移動する。帯電ローラ82は、感光ドラム81の表面に接触して、表面を帯電させる。
現像装置83は、図3に示すように、現像容器85と、攪拌スクリュ86と、現像容器85の開口部に回転可能に設けられた現像スリーブ87(図2参照)とを有し、感光ドラム81に形成された静電潜像をトナーにより現像する。現像容器85には、トナーが充填されたトナー容器42からトナーホッパ41を介して、補給口85aからトナーが供給される。現像容器85には、非磁性のトナーと磁性キャリアとの混合物である二成分現像剤が収容されている。攪拌スクリュ86には、モータやギヤ列等を有するスクリュ駆動部88が連結されている。スクリュ駆動部88の駆動により攪拌スクリュ86が回転し、トナーは磁性キャリアとの摺擦により負極性に摩擦帯電される。
図2に示すように、現像スリーブ87は、内部に固定配置されたマグネットにより現像容器85の内部の現像剤を磁気的に保持し、感光ドラム81とのギャップ部へ搬送する機能を有している。現像スリーブ87には、直流電圧と交流電圧とを重畳した現像バイアスを印加する不図示の高圧電源が接続されている。現像スリーブ87は、現像バイアスによりトナーを静電潜像に付着させることで、現像処理を実行する。
また、図3に示すように、現像容器85の底部の一部には、トナー濃度検知センサ89(インダクセンサ)が設けられている。トナー濃度検知センサ89は、現像容器85内のトナー量を検知可能であり、検知結果を制御部70に送信する。
トナーホッパ41は、貯蔵容器47と、貯蔵容器47の下部に設けられた供給スクリュ48とを有し、トナー容器42から排出されたトナーを収容する。貯蔵容器47は、略縦長の形状で、上部に開口されトナー容器42の排出口42bが挿入される受入口47aと、下面に開口され現像容器85の補給口85aに対向する供給口47bとを有している。受入口47aは、貯蔵容器47に形成された円形状の透孔であり、トナー容器42の排出口42bの外径より大径である。供給スクリュ48は、回転により貯蔵容器47に収容されたトナーを供給口47bから排出し、補給口85aから現像容器85に供給する。
トナーホッパ41の近傍には、トナー容器駆動部(駆動部)71と供給スクリュ駆動部72とが設けられている。トナー容器駆動部71は、モータやギヤ列を有し、受入口47aに挿入されたトナー容器42に対して接続され、トナー容器42の軸心を回転中心としてトナー容器42を正逆回転可能である。また、トナー容器駆動部71は、トナー容器42を正回転することにより、トナーをトナー容器42から排出可能であり、トナー容器42を逆回転することにより、トナーを排出口42bとは反対側に搬送可能である。供給スクリュ駆動部72は、モータやギヤ列を有し、供給スクリュ48に接続され、供給スクリュ48を回転駆動可能である。即ち、供給スクリュ駆動部72及び供給スクリュ48は、現像装置83に対して、トナーホッパ41に収容されたトナーを供給可能である。なお、トナー容器駆動部71及び供給スクリュ駆動部72は、いずれも制御部70に接続されており、制御部70により駆動を制御される。
また、貯蔵容器47の側壁の一部には、トナー残量検知センサ(トナー残量検知手段)73が設けられている。トナー残量検知センサ73は、トナーホッパ41に収容されたトナー量が所定の設定量以上であるかどうかを検知する。ここで、トナーホッパ41は、規定時間と排出時間との合計時間におけるトナーホッパ41から現像装置83へのトナーの最大供給量以上のトナーを収容可能としている。また、本実施形態では、トナー残量検知センサ73は、トナーホッパ41に最大供給量以上のトナーが収容されているか否かを検知可能であるように設けられている。このため、トナーの排出動作を完了する前にトナーホッパ41のトナーが枯渇することはなく、現像装置83への補給を維持できなくなることによる所望の画像濃度が得られなくなるといった不具合を未然に防止することができる。トナー残量検知センサ73は、例えばピエゾ式センサであり、センサ面近傍のトナーの有無によって出力電圧が変化することを利用してトナー粉面の高さを検出する。即ち、トナー残量検知センサ73は、トナーホッパ41にトナーが収容されているか否かを検知可能である。トナー残量検知センサ73は、制御部70に接続され、検知結果を制御部70に送信する。
図2に示すように、クリーニングブレード84は、感光ドラム81の表面に接して配置され、一次転写後の感光ドラム81の表面に残留する現像剤を清掃する。クリーニングブレード84は、例えばウレタンゴム製で、金属製の不図示の支持板に取り付けられて支持されている。
レーザスキャナ43は、帯電ローラ82により帯電された感光ドラム81の表面を露光して、感光ドラム81の表面上に静電潜像を形成する。
中間転写ユニット44は、画像形成ユニット80の上方に配置されている。中間転写ユニット44は、駆動ローラ44aや不図示の従動ローラ、一次転写ローラ44y,44m,44c,44k等の複数のローラと、これらのローラに巻き掛けられた中間転写ベルト44bとを備えている。一次転写ローラ44y,44m,44c,44kは、感光ドラム81y,81m,81c,81kにそれぞれ対向して配置され、中間転写ベルト44bに当接する。
中間転写ベルト44bは、駆動していない時も一定以上の張力が掛かっており、感光ドラム81y,81m,81c,81kに対して離間する構成ではなく、常に接触している。中間転写ベルト44bに一次転写ローラ44y,44m,44c,44kによって正極性の転写バイアスを印加することにより、感光ドラム81y,81m,81c,81k上のそれぞれの負極性を持つトナー像が順次中間転写ベルト44bに多重転写される。これにより、中間転写ベルト44bは、感光ドラム81y,81m,81c,81kの表面で静電像を現像して得られたフルカラーのトナー像を転写して移動する。
二次転写部45は、二次転写内ローラ45aと、二次転写外ローラ45bとを備えている。二次転写外ローラ45bに正極性の二次転写バイアスを印加することによって、中間転写ベルト44bに形成されたフルカラー画像をシートSに転写する。なお、二次転写内ローラ45aは中間転写ベルト44bの内側で該中間転写ベルト44bを張架しており、二次転写外ローラ45bは中間転写ベルト44bを挟んで二次転写内ローラ45aと対向する位置に設けられている。
定着装置46は、定着ローラ46a及び加圧ローラ46bを備えている。定着ローラ46aと加圧ローラ46bとの間をシートSが挟持搬送されることにより、シートSに転写されたトナー像は加熱及び加圧されてシートSに定着される。定着装置46は、1つのユニットを構成しており、装置本体10に対して挿入及び離脱可能である。
シート搬送部50は、二次転写前搬送経路51と、定着前搬送経路52と、排出経路53と、再搬送経路54とを備え、シート給送部30から給送されたシートSを画像形成部40からシート排出部60に搬送する。
シート排出部60は、排出経路53の下流側に配置された排出ローラ対61と、排出ローラ対61の下流側に配置された排出トレイ62とを備えている。排出ローラ対61は、排出経路53から搬送されるシートSをニップ部から給送し、装置本体10に形成された排出口10aを通して排出トレイ62に排出する。排出トレイ62は、フェイスダウントレイになっており、排出口10aから矢印X方向に排出されたシートSを積載する。
制御部70はコンピュータにより構成され、図3に示すように、例えばCPU70aと、各部を制御するプログラムを記憶するROM70bと、データを一時的に記憶するRAM70cと、外部と信号を入出力する入出力回路70dとを備えている。制御部70は、入出力回路70dを介して、画像読取部20、シート給送部30、画像形成部40、シート搬送部50、シート排出部60、表示部11aに接続され、各部と信号をやり取りすると共に動作を制御する。また、制御部70は、トナー残量検知センサ73及び温度検知センサ74に接続され、各センサ73,74で検出された情報を取得することができる。また、制御部70は、装置本体10に接続された不図示のコンピュータからの指令や、操作パネル11の操作等により、ユーザが操作や設定を可能である。
制御部70は、トナー残量検知センサ73の検知結果に基づいて、トナーホッパ41のトナー量が設定量以上であるか否かを検知することができる。制御部70は、トナー量検知手段として、トナー容器42に収容されたトナーのトナー量に関する値を検知することができる。制御部70は、トナーホッパ41のトナー量が設定量未満であることを検知した場合で、かつ、検知されたトナー量に関する値が閾値Mを超える場合に、トナー容器42が逆回転する方向にトナー容器駆動部71を駆動する。本実施形態では、閾値Mは、トナー容器42に収容されたトナーがトナー容器42の排出口42bの上縁42d(図4参照)に達する場合のトナー量に関する値であり、それはトナー容器42の回転回数の積算値に関する値である。即ち、本実施形態では、制御部70は、トナー容器42の回転回数の積算値に基づいて、トナー容器42のトナー量を算出し、閾値Mと比較する。本実施形態では、トナー容器42の回転回数の積算値が所定の積算値未満の場合は、トナー容器42に収容されたトナーのトナー量が閾値M以上あると判断している。
また、制御部70は、温度検知センサ74により取得された情報に基づいて逆回転時間を設定し、逆回転時間の間、トナー容器42が逆回転する方向にトナー容器駆動部71を駆動する。ここで、制御部70は、温度が第1の温度である場合に逆回転時間を第1の逆回転時間とし、温度が第1の温度より高い第2の温度である場合に逆回転時間を第1の逆回転時間より長い第2の逆回転時間とする。また、制御部70は、トナー容器42からトナーホッパ41にトナーを供給する際に、トナー容器42が正回転する方向にトナー容器駆動部71を駆動する前に、トナー容器42が逆回転する方向にトナー容器駆動部71を駆動する。
次に、このように構成された画像形成装置1における画像形成動作について説明する。
図2に示すように、画像形成動作が開始されると、まず感光ドラム81が回転して表面が帯電ローラ82により帯電される。そして、レーザスキャナ43により画像情報に基づいてレーザ光が感光ドラム81に対して発光され、感光ドラム81の表面上に静電潜像が形成される。この静電潜像にトナーが付着することにより、現像されてトナー画像として可視化され、中間転写ベルト44bに転写される。
一方、このようなトナー像の形成動作に並行して給送ローラ32a,32bが回転し、シートカセット31a,31bの最上位のシートSを分離しながら給送する。そして、中間転写ベルト44bのトナー画像にタイミングを合わせて、二次転写前搬送経路51を介してシートSが二次転写部45に搬送される。更に、中間転写ベルト44bからシートSに画像が転写され、シートSは、定着装置46に搬送され、ここで未定着トナー像が加熱及び加圧されてシートSの表面に定着され、排出ローラ対61により排出口10aから排出されて排出トレイ62に積載される。
ここで、上述したトナー容器42におけるトナーの流動性について、図5及び図6に沿って説明する。トナーTが高温高湿の環境下にある場合は、トナーTの流動性が低下するため、図5(a)に示すように、トナーTは排出口42b近傍で詰まり気味になる。更に、トナー容器42の回転によりトナー容器42の長手全域でトナーTが搬送されるので、排出口42b近傍のトナーTは搬送されてきたトナーTによって圧縮され、パッキングされる。このため、排出量は更に減少する。
これに対し、図5(b)に示すように、トナー容器42を逆回転させることにより、トナー容器42のトナーTは排出口42bと反対側に搬送される。これにより、排出口42b近傍のトナー面が下降し、トナーTのパッキングは促進されない。更に、図5(c)に示すように、排出口42bの近傍に空間が発生する。
また、図6(a)に示すように、トナーTは、トナー容器42の回転によって、トナー容器42の径方向に沿った方向にも移動する。ここで、トナー面T1とトナー容器42との間に十分な空間があると、トナーTの移動の自由度が大きいので、トナーTはトナー面T1を大きく滑ることができる。このように一度自由に動き始めたトナーTは、空気と混合され液体状な挙動を示し流動性は良くなる。これに対し、図6(b)に示すように、トナー面T2とトナー容器42との間に十分な空間が無いと、トナーTの移動の自由度が小さいので、トナーTはトナー面T2を大きく滑ることができない。このため、トナーTのパッキングは解消されず、トナーTは固体的な挙動を示す。
このように、排出口42b近傍のトナー面T1を下げることでトナーTの動くスペースを確保して空気と混合させることが、トナー容器42を逆回転させることで流動性を向上できる効果の原理となる。このため、補給動作終了後のトナー容器42のトナー面が排出口42bの上縁42dよりも低くなるよう場合は、逆回転してトナー面を下げなくてもよい。これにより、この排出口42bの上縁42dの高さが、トナー量に関する閾値Mとなる。
次に、上述した画像形成装置1によりトナー容器42からトナーホッパ41にトナーを補給する際の手順について、図7のフローチャートと、図5の説明図とを用いて詳細に説明する。
画像形成装置1の電源がオンされている際に、制御部70は、適宜なタイミングでトナー濃度検知センサ89により現像装置83の現像容器85のトナー量を検出し、現像装置83のトナー量が所定の閾値より少ないか否かを判断する(ステップS1)。制御部70は、現像装置83のトナー量が所定の閾値より少なくないと判断した場合は、処理を終了する。
制御部70は、現像装置83のトナー量が所定の閾値より少ないと判断した場合は、供給スクリュ駆動部72を駆動し供給スクリュ48を回転させ、トナーホッパ41から現像装置83にトナーを補給する(ステップS2)。供給スクリュ駆動部72の駆動により現像装置83へのトナーの補給が繰り返されると、トナーホッパ41に貯蔵されたトナー量が減少する。
制御部70は、トナー残量検知センサ73により、トナーホッパ41のトナーを検知できるか否かを判断する(ステップS3)。制御部70は、トナーホッパ41のトナーを検知できると判断した場合は、処理を終了する。制御部70は、トナーホッパ41のトナーを検知できないと判断した場合は、RAM70cなどのメモリの記録データに基づいてトナー容器42の回転回数の積算を求め、その積算値からトナー容器42のトナー量を予測して算出する(ステップS4)。
制御部70は、予測されたトナー量が閾値Mを超えているか否かを判断する。即ち、トナー容器42の回転回数の積算値が所定回転数未満であるか判断する(ステップS5)。制御部70は、予測されたトナー量が閾値Mを超えていると判断した場合(トナー容器42の回転回数の積算値が所定回転数未満である場合)は、温度検知センサ74により装置本体10の内部の温度を計測する(ステップS6)。制御部70は、温度検知センサ74の計測結果に基づいて、トナー容器42の内部の温度を予測し、予測された温度から逆回転時間を算出する(ステップS7)。ここでの算出方法としては、例えば、予め設定された温度と逆回転時間との相関関係を示すテーブルを参照するようにできる。制御部70は、設定された逆回転時間の間、トナー容器駆動部71を駆動させ、トナー容器42を逆回転して、トナーを攪拌し流動化させる(ステップS8、図5(a)から図5(c)へ)。
逆回転時間の経過後、又はステップS5において予測されたトナー量が閾値Mを超えていないと判断された場合は、トナー容器駆動部71を駆動させ、トナー容器42を正回転する。これにより、制御部70は、トナー容器42からトナーをトナーホッパ41に補給する(ステップS9、図5(c)から図5(a)へ)。また、制御部70は、トナー容器42が正回転する際の回転回数をカウントし(ステップS10)、RAM70cなどのメモリに記憶する。尚、トナー容器42を逆回転すると、その直後に正回転してもトナーはトナーホッパ41に補給されないことから、制御部70は、トナー容器42が逆回転する回数をも考慮して、回転回数を補正してカウントするようにしてもよい。
上述したように本実施形態の画像形成装置1によれば、制御部70は、トナー量に関する値が閾値Mを超える場合に、トナー容器42が逆回転する方向にトナー容器駆動部71を駆動する。高温高湿等の環境下においてはトナーの流動性が低下する可能性があり、特にトナー量に関する値が閾値Mを超える場合には、トナー容器42におけるトナー量が多く、排出口42bから排出されにくい可能性がある。これに対し、本実施形態の画像形成装置1によれば、トナー容器42におけるトナー量が多くても、またトナーの流動性が低下する高温や高湿の環境下であっても、トナー容器42の内部でトナーを排出口42bの反対側に移動させることで攪拌する。よって、流動性の低下を抑制することができ、トナーの流動性が低下する高温高湿等の環境下であっても、トナーの流動性の低下に起因するトナー容器42でのトナー詰まりを抑制できる。
また、本実施形態の画像形成装置1によれば、トナー容器42におけるトナー量に関する値が閾値Mを超えない場合は、トナー容器42を逆回転させることなくトナー補給を実現できるので、画像形成装置1の生産性を低下させることがない。
上述した本実施形態の画像形成装置1では、制御部70は、予測されたトナー量が閾値Mを超えているか否かを判断する場合について説明したが(ステップS5)、これには限られない。例えば、制御部70は、トナー容器42の回転回数の積算値が閾値に達したか否かを判断するようにしてもよい。この場合、制御部70はトナー量そのものを算出はしていないが、トナー量に関する値としてトナー容器42の回転回数の積算値を利用することで、この積算値が閾値に達したことで、トナー量が閾値を超えたことと同様に処理することができる。この場合、トナー量そのものを算出する場合に比べて、制御を簡易化することができる。
また、本実施形態の画像形成装置1では、情報取得手段として温度検知手段である温度検知センサ74を適用した場合について説明したが、これには限られない。情報取得手段として、例えば、湿度検知センサを単独あるいは温度検知センサと併用して適用してもよい。あるいは、情報取得手段として、例えば、定着装置46のオンを検知してトナー容器42の温度上昇を予測する制御を適用してもよい。
また、本実施形態の画像形成装置1では、制御部70はトナー量が閾値Mを超えた場合に逆回転時間の間、トナー容器42を逆回転し、その後、補給動作をする場合について説明したが、これには限られない。例えば、トナー量が閾値Mを超えた場合に、逆回転及び正回転を複数回繰り返して、トナーを十分に攪拌してから補給動作をするようにしてもよい。この場合、トナー容器42の正回転は、必ずしもトナー排出とはならない。
また、本実施形態の画像形成装置1では、画像形成部40はトナーホッパ41及びトナー残量検知センサ73を有する場合について説明したが、これには限られず、これらトナーホッパ41及びトナー残量検知センサ73を有さなくてもよい。この場合、制御部70は、現像容器85内のトナー濃度を検知するトナー濃度検知センサ89によりトナー濃度が低下したことを検知し、かつ、トナー量に関する値が閾値Mを超える場合に、トナー容器42が逆回転する方向にトナー容器駆動部71を駆動する。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態を、図8を参照しながら詳細に説明する。尚、本実施形態では、制御部70における処理手順において、トナー容器42を正回転した後に逆回転する点で、第1の実施形態と構成を異にするが、それ以外の構成は第1の実施形態と同様であるので、符号を同じくして詳細な説明を省略する。即ち、この制御部70は、トナー容器42からトナーホッパ41にトナーを供給する際に、トナー容器42が正回転する方向にトナー容器駆動部71を駆動した後に、トナー容器42が逆回転する方向にトナー容器駆動部71を駆動する。
本実施形態の画像形成装置1によりトナー容器42からトナーホッパ41にトナーを補給する際の手順について、図8のフローチャートを用いて詳細に説明する。
画像形成装置1の電源がオンされている際に、制御部70は、適宜なタイミングでトナー濃度検知センサ89により現像装置83の現像容器85のトナー量を検出し、現像装置83のトナー量が所定の閾値より少ないか否かを判断する(ステップS11)。制御部70は、現像装置83のトナー量が所定の閾値より少なくないと判断した場合は、処理を終了する。
制御部70は、現像装置83のトナー量が所定の閾値より少ないと判断した場合は、供給スクリュ駆動部72を駆動し供給スクリュ48を回転させ、トナーホッパ41から現像装置83にトナーを補給する(ステップS12)。供給スクリュ駆動部72の駆動により現像装置83へのトナーの補給が繰り返されると、トナーホッパ41に貯蔵されたトナー量が減少する。
制御部70は、トナー残量検知センサ73により、トナーホッパ41のトナーを検知できるか否かを判断する(ステップS13)。制御部70は、トナーホッパ41のトナーを検知できると判断した場合は、処理を終了する。制御部70は、トナーホッパ41のトナーを検知できないと判断した場合は、トナー容器駆動部71を駆動させ、トナー容器42を正回転して、トナー容器42からトナーをトナーホッパ41に補給する(ステップS14、図5(c)から図5(a)を参照)。また、制御部70は、トナー容器42が正回転する際の回転回数をカウントし(ステップS15)、RAM70cなどのメモリに記憶する。
制御部70は、RAM70cなどのメモリの記録データに基づいてトナー容器42の回転回数の積算を求め、その積算値からトナー容器42のトナー量を予測して算出する(ステップS16)。制御部70は、予測されたトナー量が閾値Mを超えているか否かを判断する(ステップS17)。制御部70は、予測されたトナー量が閾値Mを超えていると判断した場合は、温度検知センサ74により装置本体10の内部の温度を計測する(ステップS18)。制御部70は、温度検知センサ74の計測結果に基づいて、トナー容器42の内部の温度を予測し、予測された温度から逆回転時間を算出する(ステップS19)。ここでの算出方法としては、例えば、予め設定された温度と逆回転時間との相関関係を示すテーブルを参照するようにできる。制御部70は、設定された逆回転時間の間、トナー容器駆動部71を駆動させ、トナー容器42を逆回転して、トナーを攪拌し流動化させる(ステップS20、図5(a)から図5(c)参照)。逆回転時間の経過後、又はステップS17において予測されたトナー量が閾値Mを超えていないと判断された場合は、処理を終了する。
上述したように本実施形態の画像形成装置1によっても、制御部70は、トナー量に関する値が閾値Mを超える場合に、トナー容器42が逆回転する方向にトナー容器駆動部71を駆動する。これにより、トナーの流動性が低下する高温高湿等の環境下であっても、トナーの流動性の低下に起因するトナー容器42でのトナー詰まりを抑制できる。
(実施例)
上述した第1の実施形態の画像形成装置1を用いて、常温(23℃)及び高温(40℃)において、トナー容器42のトナー量とトナー排出量との関係を測定した。その結果を、図9(a)に示す。同図において、横軸はトナー容器42のトナー量で、縦軸はトナー容器42の一回転あたりの排出量である。トナーの排出性はトナー容器42のトナー残量の減少に応じて緩やかに減少し、トナー容器のトナー残量が僅かになると極端に少なくなる。これはトナー量が少なくなりトナー面が排出口42bの高さよりも低くなることで、排出口42bを超えることが出きるトナー量が少なくなるためである。逆回転によって十分にトナー容器42のトナーを流動化させた後、トナー容器42を正回転させれば、排出口42b近傍にある流動性の良いトナーがバッフル49によって排出口42bから排出される。これにより、同図に示すように、高温時においてもトナー排出量の低下は見られなかった。
(比較例)
従来の画像形成装置を用いて、トナー容器を逆回転させることなく、常温(23℃)及び高温(40℃)において、トナー容器のトナー量とトナー排出量との関係を測定した。その結果を、図9(b)に示す。同図に示すように、高温時において、トナーの流動性が悪化することで排出特性が変わっている。トナー容器42のトナー量が多いときに排出量が減少するのは、上述したトナーの詰まりのためである(図5(a)参照)。したがって、第1の実施形態の画像形成装置1によれば、従来の画像形成装置に比べて、高温時においてもトナー排出量の低下は見られないことが明らかになった。
1…画像形成装置、42…トナー容器、42a…リブ、42b…排出口、42d…上縁、41…トナーホッパ(トナー収容部)、70…制御部(トナー量検知手段)、71…トナー容器駆動部(駆動部)、73…トナー残量検知センサ(トナー残量検知手段)、74…温度検知センサ(情報取得手段、温度検知手段)。

Claims (7)

  1. トナーが収容される円筒形状で、内周面に設けられた螺旋状のリブと、一端部に設けられた排出口とを有し、軸心を回転中心とする正回転により、収容されたトナーを前記リブが前記排出口に案内して排出可能なトナー容器と、
    前記トナー容器に収容されたトナーのトナー量に関する値を検知するトナー量検知手段と、
    前記軸心を回転中心として前記トナー容器を正逆回転可能な駆動部と、
    前記トナー容器から排出されたトナーを収容するトナー収容部と、
    前記トナー収容部に収容されたトナー量が設定量以上であるかどうかを検知するトナー残量検知手段と、を備え、
    前記トナー残量検知手段の検知結果に基づいて、前記トナー収容部のトナー量が設定量未満であることを検知した場合で、かつ、前記トナー量検知手段により検知されたトナー量に関する値が閾値を超える場合に、前記トナー容器が逆回転する方向に前記駆動部を駆動する制御部と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記トナー容器に収容されたトナーの環境に関する情報を取得する情報取得手段を備え、
    前記制御部は、前記情報取得手段により取得された情報に基づいて逆回転時間を設定し、前記逆回転時間の間、前記トナー容器が逆回転する方向に前記駆動部を駆動する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記情報取得手段は、前記トナー容器を着脱可能に内蔵する装置本体の内部の温度を検知する温度検知手段であり、
    前記制御部は、前記温度が第1の温度である場合に前記逆回転時間を第1の逆回転時間とし、前記温度が前記第1の温度より高い第2の温度である場合に前記逆回転時間を前記第1の逆回転時間より長い第2の逆回転時間とする、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記閾値は、前記トナー容器に収容されたトナーが前記トナー容器の前記排出口の上縁に達する場合のトナー量に関する値である、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記閾値は、前記トナー容器の回転回数の積算値に関する値である、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記トナー容器から前記トナー収容部にトナーを供給する際に、前記トナー容器が正回転する方向に前記駆動部を駆動する前に、前記トナー容器が逆回転する方向に前記駆動部を駆動する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記トナー容器から前記トナー収容部にトナーを供給する際に、前記トナー容器が正回転する方向に前記駆動部を駆動した後に、前記トナー容器が逆回転する方向に前記駆動部を駆動する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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