JP2018010142A - 現像剤供給装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像剤の劣化を抑制しつつ、トナーセンサによるトナーの検知を適切に行える構成を提供する。【解決手段】制御部は、ホッパー内のトナーセンサがトナーを検知していない(OFF)場合にトナーカートリッジ14によるトナーの供給動作を実行可能である。そして、供給動作時に、攪拌搬送部が第1駆動量(M回)駆動する毎にトナーカートリッジを第2駆動量(1回)駆動させる。この際、制御部は、トナーカートリッジのトナーの残量、或いは、トナーカートリッジからホッパーの容器への単位時間当たりのトナーの供給量に基づいて、第1駆動量(M)を異なる量に設定する。【選択図】図17

Description

本発明は、現像装置などに現像剤を供給可能な現像剤供給装置、及び、このような現像剤供給装置を備えた、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複数の機能を備えた複合機などの画像形成装置に関する。
現像装置に現像剤を供給する現像剤供給装置として、トナーカートリッジと、トナーカートリッジから供給された現像剤を一旦収容してから現像装置に供給するホッパーとを備えた構成が知られている。この構成の場合、ホッパー内に現像剤を検知する現像剤検知手段としてのセンサを設け、センサの検知結果に基づいてトナーカートリッジからホッパーに現像剤を供給している。
このような構成では、トナーカートリッジから供給される現像剤の流動性などの影響により、トナーカートリッジから現像剤がホッパー内に補給されても、現像剤がセンサにより検知されない場合がある。この場合、トナーカートリッジ内に現像剤が残っていても、装置の制御部がトナーカートリッジを交換する判断をしてしまう。このため、このようなトナーカートリッジの交換判断の前に、ホッパー内で現像剤を攪拌する攪拌部材を駆動することで、ホッパー内の現像剤を均してセンサにより検知し易くする構成が提案されている(特許文献1)。
特許第4916039号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成のように、トナーカートリッジの交換判断の前に攪拌部材を駆動しても、センサに現像剤を検知させるために時間がかかる場合がある。即ち、トナーカートリッジからホッパー内に現像剤を供給すると、現像剤の流動性に応じてホッパー内に現像剤の山ができる。この山を崩すことでセンサにより現像剤を検知できるが、この山の状態は、その時の現像剤の流動性により異なる。特に、トナーカートリッジからホッパーに現像剤を供給する供給特性(排出特性)は、トナーカートリッジの残量によって異なる。したがって、その時のトナーカートリッジの供給特性や現像剤の流動性によっては、ホッパー内の山が大きくなる場合がある。そして、現像剤の山が大きくなると、それを崩してセンサに現像剤を検知させるために攪拌部材を長時間駆動することになる。
このように、センサに現像剤を検知させるために攪拌部材を長時間駆動すると、現像剤の劣化が促進されてしまう。なお、トナーカートリッジの交換判断前に拘らず常に攪拌部材を駆動することも考えられるが、この場合も、現像剤の劣化が促進されてしまう。
本発明は、現像剤の劣化を抑制しつつ、現像剤検知手段による現像剤の検知を適切に行える構成を提供することを目的とする。
本発明の現像剤供給装置は、現像剤を収容する第1容器と、前記第1容器から現像剤が供給され、内部の現像剤を排出する排出口を有する第2容器と、前記第1容器から前記第2容器に現像剤を供給させる供給手段と、前記供給手段を駆動する供給駆動手段と、前記第2容器内で現像剤を検知する現像剤検知手段と、前記第2容器内の現像剤を攪拌すると共に、前記第2容器内の現像剤を前記排出口に搬送する攪拌搬送手段と、前記攪拌搬送手段を駆動する攪拌駆動手段と、前記現像剤検知手段が現像剤を検知していない場合に前記供給手段による現像剤の供給動作を実行可能で、前記供給動作時に、前記攪拌搬送手段が第1駆動量駆動する毎に前記供給手段を第2駆動量駆動させるように、前記供給駆動手段及び前記攪拌駆動手段を制御する制御手段と、を備える。
そして、前記第1容器内の現像剤の残量を検知する残量検知手段と、前記残量検知手段の検知結果に基づいて、前記第1駆動量を異なる量に設定する設定手段と、を備えたことを特徴とする。
また、前記供給手段による前記第1容器から前記第2容器への単位時間当たりの現像剤の供給量を検知する供給量検知手段と、前記供給量検知手段の検知結果に基づいて、前記第1駆動量を異なる量に設定する設定手段と、を備えたことを特徴とする。
また、前記供給手段による前記第1容器から前記第2容器への現像剤の供給特性に応じて、前記第1駆動量を異なる量に設定する設定手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、現像剤の劣化を抑制しつつ、現像剤検知手段による現像剤の検知を適切に行える。
第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図。 第1の実施形態に係る現像剤供給装置を示す断面図。 第1の実施形態に係るトナーカートリッジとキャップの斜視図。 第1の実施形態に係るトナーカートリッジの駆動構成を説明するためのホッパーの斜視図。 第1の実施形態に係る供給開閉機構の斜視図。 第1の実施形態に係るトナーカートリッジからトナーを排出する様子を示す斜視図。 第1の実施形態に係るトナーカートリッジを本体に装着した状態を示す斜視図。 第1の実施形態に係るトナーカートリッジを回転自在に支持する構成を拡大して示す斜視図。 トナー検知センサがトナーを検知している状態のホッパーの断面図。 トナー検知センサがトナーを検知しない状態のホッパーの断面図。 第1の実施形態に係るホッパーの一部を切断して上から見た図。 (a)第1の実施形態に係るホッパーの一部を切断して横から見た図、(b)第2スクリューの一部を拡大して示す断面図。 第1の実施形態に係るトナー供給の駆動構成を説明するためのホッパーの斜視図。 第1の実施形態に係る現像剤供給装置の制御ブロック図。 ホッパー内の現像剤がトナーカートリッジの供給口に達した状態を示す断面図。 第1の実施形態に係るトナーカートリッジ内のトナーの残量とトナーカートリッジからのトナー排出量との関係を示す図。 第1の実施形態に係る現像剤供給装置の制御の流れを示すフローチャート。 第2の実施形態に係るトナーカートリッジの累積回転回数とトナーカートリッジ内のトナーの残量との関係を示す図。 第3の実施形態に係る現像剤供給装置の制御の流れを示すフローチャート。 第3の実施形態で、(a)トナー検知センサがオフの状態、(b)現像装置への補給動作が20回行われた状態、(c)ホッパーへのトナー供給後にトナー検知センサがオンになった状態の、ホッパー内のトナーの剤面の様子を示す断面図。
<第1の実施形態>
第1の実施形態について、図1ないし図17を用いて説明する。まず、図1を用いて本実施形態の画像形成装置の概略構成について説明する。
[画像形成装置]
画像形成装置60は、電子写真方式を用いたカラーの画像形成装置であり、4色の画像形成部PY、PM、PC、PBkを中間転写ベルト605上に並べて配置した、所謂中間転写タンデム方式の画像形成装置である。このような画像形成装置60では、各画像形成部で形成したトナー像を、記録材に転写して、記録材上にフルカラーのトナー像を形成する。記録材としては、用紙、プラスチックフィルム、布などのシート材が挙げられる。
[記録材の搬送プロセス]
まず、記録材の搬送プロセスについて説明する。記録材Pはカセット61内のリフトアップ装置62上に積載された状態で収納されている。そして、カセット61内のシートが、画像形成タイミングに合わせて給送ローラ63aにより搬送経路64に搬送される。なお、画像形成装置60の装置本体60Aの側面に設けられた手差しトレイ61Aによりシート搬送経路内にシートを搬送する場合もある。また、給送ローラ63aにより搬送されるシートは、分離ローラ63bにより、積載された他のシートを摩擦分離される。
給送ローラ63aにより送り出された記録材Pは搬送経路64を通過し、レジストレーションローラ65へと搬送される。レジストレーションローラ65は、記録材Pと中間転写ベルト605上のトナー像と相対位置を合わせるための装置であり、記録材Pのスキュー補正やタイミング補正を行った後、記録材Pを二次転写部T2へと送る。二次転写部T2は、対向する二次転写内ローラ608と二次転写外ローラ66により形成される転写ニップ部であり、所定の加圧力と静電的負荷バイアスを与えることで、中間転写ベルト605上のトナー像を記録材P上に転写する。
[画像形成プロセス]
次に、上述のように二次転写部T2までの記録材Pの搬送プロセスに対して、同様のタイミングで二次転写部T2まで送られるトナー像の画像形成プロセスについて説明する。なお、画像形成部PY、PM、PC、PBkは、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)のトナー像を形成する。また、各画像形成部PY、PM、PC、PBkは、現像色が異なることを除いて実質的に同一の構成を有する。したがって、代表して画像形成部PYについて説明し、その他の画像形成部の構成の符号には、その画像形成部の構成であることを示す添え字M、C、Bkを付して、説明を省略する。
画像形成部PYは、主に、像担持体としての感光ドラム(感光体)611Y、帯電装置612Y、露光装置609Y、現像装置613Y、一次転写ローラ618Y、及びドラムクリーナ614Yなどから構成される。予め帯電装置612Yにより表面を一様に帯電され、図中矢印D方向に回転する感光ドラム611Yに対し、送られてきた画像情報の信号に基づいて露光装置609Yが駆動され、回折部610Yを適宜経由して潜像が形成される。感光ドラム611Y上に形成された静電潜像は、現像装置613Yにより現像剤としてのトナーにより現像され、感光ドラム611Y上にトナー像として顕在化する。
その後、一次転写ローラ618Yにより所定の加圧力および静電的負荷バイアスが与えられ、感光ドラム611Yから中間転写ベルト605上にトナー像が一次転写される。一次転写後に感光ドラム611Y上に僅かに残った転写残トナーは、ドラムクリーナ614Yにより回収され、再び次の画像形成に備える。
次に、中間転写ベルト605について説明する。中間転写ベルト605は、駆動ローラ606、テンションローラ607及び二次転写内ローラ608などのローラによって張架され、図中矢印方向へと搬送駆動される。画像形成装置PM、PC、PBkにより並列処理される各色の画像形成プロセスは、中間転写ベルト605上に一次転写された上流のトナー像上に各色のトナー像を重ね合わせるタイミングで行われる。その結果、最終的にフルカラーのトナー像が中間転写ベルト605上に形成され、二次転写部T2へと搬送される。
[二次転写以降のプロセス]
上述の記録材Pの搬送プロセス及び画像形成プロセスにより、二次転写部T2において記録材S上にフルカラーのトナー像が二次転写される。二次転写後に中間転写ベルト605上に僅かに残った転写残トナーは、ベルトクリーナ619により回収される。その後、記録材Pは定着前搬送部67により定着装置68へと搬送される。定着装置68は、対向するローラ若しくはベルトなどによる所定の加圧力と、ヒータなどの熱源による加熱効果を加えて記録材P上にトナー像を溶融固着させる。このようにして得られた定着画像を有する記録材Pは、排出トレイ600上に排出される。記録材Pの両面に画像を形成する場合には、反転搬送装置650により両面搬送経路651を介して、再度、二次転写部T2に送られる。
[現像装置への現像剤の補給]
上述のように画像形成が行われると、現像装置613Y、613M、613C、613Bk内のトナーが消費される。このため、現像剤供給装置200Y、200M、200C、200Bkにより、それぞれ各色のトナーを現像装置613Y、613M、613C、613Bk内に補給するようにしている。本実施形態では、現像剤として、非磁性のトナーと磁性を有するキャリアを含む2成分現像剤を使用している。
このため、各色の現像装置613Y、613M、613C、613Bk内(現像装置内)に設けられた濃度検知手段としてのインダクタンスセンサ620によりトナー濃度を検知するようにしている。そして、インダクタンスセンサ620の検知結果に基づいて、現像剤供給装置200Y、200M、200C、200Bkから現像剤を補給するようにしている。補給する現像剤は、トナーのみであっても良いし、トナーとキャリアを含むものであっても良い。以下では、補給する現像剤はトナーであるとする。
なお、現像剤の補給は、インダクタンスセンサ620の検知結果以外にも、画像形成に伴うトナー消費量に応じて行っても良い。例えば、画像情報の1画素毎のレベル(0〜255レベル)を画像1面分積算したビデオカウント値を用いて現像剤の補給を行っても良い。また、感光ドラム上又は中間転写ベルト605上に制御用の画像(パッチ画像)を形成し、パッチ画像の濃度などを検知することで、現像剤の補給を行っても良い。
[現像剤供給装置]
次に、上述の現像剤供給装置200Y、200M、200C、200Bkの構成について説明する。これら現像剤供給装置200Y、200M、200C、200Bkを有する現像剤供給部Aは、図1に示すように、装置本体60Aの背面の上部に取りつけられている。各現像剤供給装置200Y、200M、200C、200Bkは、トナーの色が異なることを除いて実質的に同一の構成を有する。したがって、代表して現像剤供給装置200Yについて説明し、その他の現像剤供給装置の説明を省略する。
現像剤供給装置200Yは、図2に示すように、現像剤(トナー)を収容する第1容器としてのトナーカートリッジ14と、ホッパー201とを有する。ホッパー201は、排出口206(図12)を有する容器(第2容器)202を有し、容器202は、トナーカートリッジ14から現像剤が供給される。また、ホッパー201は、現像装置613Yに現像剤を供給可能である。即ち、現像剤供給装置200Yの機能としては、現像装置613Yへのトナーの供給と、トナーカートリッジ14からホッパー201へのトナーの補給を行うものである。現像剤供給装置200Yは、現像装置613Yへトナーを供給し易くすべく、現像装置613Yの上方に配置されている。
現像剤供給装置200Yは、図2に示すように、トナーカートリッジ14の先端部がホッパー201の受け入れ口201Aにセットされている。そして、トナーカートリッジ14からのトナーを容器202のトナー貯蔵部18に貯蔵し、貯蔵されたトナーをホッパー201内の攪拌搬送部203によって攪拌しつつ、現像装置613Yに搬送する構成となっている。即ち、攪拌搬送手段としての攪拌搬送部203は、容器202内(第2容器内)の現像剤を攪拌すると共に、容器202内の現像剤を排出口206に搬送する。このために攪拌搬送部203は、攪拌スクリュー11と、第1スクリュー12と、第2スクリュー13とを有する。攪拌搬送部203の詳しい構成及び動作については後述する。
また、ホッパー201は、供給口開閉機構Bを有する。供給口開閉機構Bは、駆動源としてのモータ21と、駆動伝達部19と、カムギア19Aと、係合部材16とを有する。トナーカートリッジ14からトナーを補給する際は、以下のように、供給口開閉機構Bの係合部材16をトナーカートリッジ14の先端に設けられたキャップ15に係合させる。これにより、キャップ15を開閉自在にすると共に、トナーカートリッジ14を回転駆動可能となる。詳しくは後述するが、本実施形態では、トナーカートリッジ14を回転させることで、トナーカートリッジ14からホッパー201にトナーを供給することができる構成になっている。各部の詳細については、以下順次説明していく。
まず、トナーカートリッジ14からホッパー201へのトナーの供給機能について説明する。トナーカートリッジ14の先端には、トナーカートリッジ14の回転軸線方向(軸方向)と平行に移動自在に設けられたキャップ15が設けられている。キャップ15が軸方向に移動することで、トナーカートリッジ14の先端の供給口14A(図6参照)が開閉自在である。トナーカートリッジ14の供給口13Aは、通常、キャップ15により閉じられており、ユーザーが容易にあけることができない構成となっている。
ユーザーがトナーカートリッジ14を、先端をホッパー201の受け入れ口201Aに挿入しつつ、装置本体60Aの所定位置にセットする。このとき、図3に示すように、トナーカートリッジ14の先端にあるキャップ15と、供給口開閉機構Bの係合部材16が係合していないため、トナーカートリッジ14からホッパー201にトナーを補給することができない状態である。次に、不図示のセンサによりユーザーがトナーカートリッジ14を確実にセットしたことを検知すると、制御手段としての制御部100(図14参照)が供給口開閉機構Bを駆動させて、トナーカートリッジ14の先端のキャップ15を開く動作を行う。なお、制御部100は、装置本体60A内に設けられ、画像形成装置60の各部を制御する。
図4に示すように、供給口開閉機構Bのモータ21を正回転させると、ギア列などにより構成される駆動伝達部19を介して、矢印α1のように駆動力がカムギア19Aに伝達される。カムギア19Aは、図5に示すように、外周面にギアが、内側面には溝を有するカム面がそれぞれ形成されており、カムギア19Aの内側にはカム面と係合する円筒部材28が軸方向に移動自在に配置されている。モータ21の正回転によりカムギア19Aが図5の矢印β方向に回転させられると、カムギア19Aのカム面との係合により円筒部材28が軸方向に前進動作する。即ち、円筒部材28が軸方向に沿ってトナーカートリッジ14側に移動する。
このとき、係合部材16が円筒部材28と共に軸方向に移動することで、係合部材16がトナーカートリッジ14の先端のキャップ15と係合する。さらに、カムギア19Aを矢印β方向に回転させると、カム面との係合により円筒部材28が後進動作する。即ち、円筒部材28が軸方向に沿ってトナーカートリッジ14から退避する方向に移動する。このとき、キャップ15と係合した係合部材16が円筒部材28と共に移動することで、キャップ15が引き抜かれ、図6に示すように、トナーカートリッジ14の供給口14Aが開放される。
ここで、図4に示すモータ21を逆回転させると、駆動力がワンウェイギア20によって分岐し、矢印α2のようにカートリッジ駆動軸27に伝達される。カートリッジ駆動軸27は、係合部材16と一体に結合されているため、カートリッジ駆動軸27の回転によって係合部材16が回転し、さらに係合部材16と係合しているキャップ15が回転する。キャップ15は、トナーカートリッジ14に対して軸方向に移動自在で、且つ、トナーカートリッジ14と共に回転可能に設けられている。したがって、キャップ15の回転によりトナーカートリッジ14も回転する。
トナーカートリッジ14は、図7に示すように、カートリッジ本体14Bに螺旋状の溝14Cが形成されたボトル形状を有する。また、カートリッジ本体14B内の出口付近には、図2に示すように、汲み上げ部材14Dが設けられている。更に、トナーカートリッジ14は、図7及び図8に示すように、装置本体60Aの所定位置に設けられたトレイ26上にコロ25を介して回転自在に配置される。したがって、トナーカートリッジ14の回転は、コロ25により円滑に行われる。
図6の矢印で示すようにトナーカートリッジ14が回転すると、内部に収容されたトナーが、溝14Cに沿ってカートリッジ本体14Bの出口付近まで搬送され、汲み上げ部材14Dにより汲み上げられることで供給口14Aまで搬送される。そして、供給口14Aからトナーが排出される。供給口14Aは、ホッパー201内に侵入しているため、供給口14Aから排出されたトナーは、容器202内に落下し、トナー貯蔵部18に貯蔵される。このように、トナーカートリッジ14が回転することで、螺旋状の溝14Cによりトナーが搬送されて、トナーカートリッジ14からホッパー201の容器202にトナーが供給される。本実施形態では、トナーカートリッジ14が第1容器及び供給手段に相当し、モータ21が供給駆動手段に相当する。
トナー貯蔵部18の所定の高さ位置には、図9及び図10に示すように、容器202内で現像剤を検知する現像剤検知手段としてのトナーセンサ17が設けられている。トナーセンサ17は、圧力センサであり、図9に示すように、トナーセンサ17の表面上にトナーtが存在すると、トナーtの圧力を感知する。すると、制御部100が容器202内にトナーが存在すると認識する。
一方、ホッパー201から現像装置613Yにトナーを補給することでトナー貯蔵部18内のトナーが消費されると、図10に示すように、トナーセンサ17の表面上にトナーtが存在しなくなる。すると、制御部100が容器202内にトナーが無いと認識し、後述するように、トナーカートリッジ14からホッパー201にトナーが供給される。即ち、制御部100は、トナーセンサ17がトナーを検知していない場合に、トナーカートリッジ14を回転させることでトナーの供給動作を実行可能である。
なお、トナーセンサ17は、圧力センサ以外の構成であっても、トナーの有無を検知できるものであれば良い。例えば、発光部と、発光部の光を受ける受光部とを有して、トナーが発光部と受光部との間に存在することでトナーの存在を検知するような光センサであっても良い。
次に、ホッパー201から現像装置613Yにトナーを供給する構成について説明する。ホッパー201は、容器202と、攪拌搬送部203と、駆動源としてのモータ22(攪拌駆動手段)と、駆動伝達部23とを有する。攪拌搬送部203は、上述したように、それぞれが容器202内に配置された、攪拌スクリュー11(攪拌部材)と、第1スクリュー12と、第2スクリュー13(搬送部材)とを有する。
図11に示すように、攪拌スクリュー11は、トナー貯蔵部18内のトナーを攪拌可能に2本並列に配置されている。攪拌スクリュー11は、それぞれ回転軸11aと、回転軸11aの周囲に設けられた攪拌部11bとで構成される。攪拌部11bは、小判形状(略楕円形状)を有して内部が空洞に形成されている。これにより、攪拌スクリュー11が回転することで、トナーが攪拌されながら矢印301方向に自然に流れるようにしている。このように攪拌スクリュー11は、攪拌スクリュー11により搬送しすぎることによってトナーの詰まりなどを起こさないように、主としてトナーを攪拌する能力を有するように構成されている。
一方、第1スクリュー12は、図11及び図12(a)に示すように、2本の攪拌スクリュー11の間に、攪拌スクリュー11と平行に配置されている。第1スクリュー12は、回転軸12aと、回転軸12aの周囲に螺旋状に設けられた羽根12b、12cとで構成される。羽根12bと羽根12cとは、互いに逆向きとなるように形成されており、回転軸12aが所定方向に回転することで、互いに近づく方向にトナーを搬送する。攪拌スクリュー11により、図11の矢印301方向に搬送されたトナーは、2本の攪拌スクリュー11の間の第1スクリュー12により矢印302方向に搬送される。
第1スクリュー12の略中央部の下方には、図2及び図12(a)に示すように、連通口204が形成されている。第1スクリュー12により矢印302方向に搬送されたトナーは、連通口204を介して下方に落下する。このとき、羽根12bにより矢印302方向に搬送されたトナーが、羽根12cに押し返されることで、連通口204に効率良く落下する。
連通口204の下方には、容器202の一部として排出経路205が形成されている。排出経路205は、攪拌スクリュー11及び第1スクリュー12と略直角な方向に形成されている。そして、排出経路205内には、第2スクリュー13が経路に沿って配置されている。
第2スクリュー13は、図11及び図12(a)に示すように、回転軸13aと、回転軸13aの周囲に螺旋状に設けられた羽根13bとで構成される。そして、排出経路205内に落下したトナーを矢印303方向に搬送する。排出経路205の搬送方向下流端部には、下方に開口する排出口206が設けられている。したがって、第2スクリュー13は、容器202内のトナーを排出口206に搬送する。排出口206は、現像装置613Yに接続されており、排出口206から排出されたトナーは、現像装置613Yに供給される。
このような攪拌スクリュー11、第1スクリュー12及び第3スクリュー13は、図13に示すように、モータ22により駆動伝達部23を介して回転駆動される。具体的には、制御部100が現像装置613Y内のインダクタンスセンサ620からトナーが不足した信号を受け取ると、現像装置613Yへ最適な量のトナーが供給されるようにモータ22が駆動される。
モータ22の駆動力は、ギア列などで構成される駆動伝達部23を介して図13の矢印γのように、攪拌スクリュー11、第1スクリュー12及び第2スクリュー13の回転軸にそれぞれ伝達される。これにより、上述のように各スクリューが回転し、ホッパー201から現像装置613Yにトナーが補給される。本実施形態では、このように、1個のモータ22を所定方向に回転駆動することで各スクリューを駆動しているため、装置の低コスト化を図れる。
また、図12(a)に示すように、第2スクリュー13の回転軸13aの端部にセンサフラグ29aが設けられている。そして、センサフラグ29aを回転センサ29bにより検知することで、第2スクリュー13の回転位相を検知できる。本実施形態では、制御部100が回転センサ29bの検知信号に基づいて第2スクリュー13の回転を検知している。そして、第2スクリュー13を設定された回数回転させることで、適切な量のトナーをホッパー201から現像装置613Yに供給可能としている。
具体的には、第2スクリュー13は一度の補給動作につき、1回転するように制御される。スクリュー1回転につき、搬送されるトナーの重量(現像装置613Yへのトナーの補給量)Qは、次のように求められる。即ち、図12(b)のスクリューピッチをP、スクリュー外径(羽根13bの外径)をD、スクリュー軸径(回転軸13aの直径)をd、充填効率をμ、排出経路205内のトナーのかさ密度をγとすると、補給量Qは、次式で求められる。
Figure 2018010142
[制御部]
ここで、上述のような制御を行う制御部100と各種モータ及びセンサとの関係について、図14を用いて説明する。制御手段としての制御部100は、CPU(Central Processing Unit:中央演算装置)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Randon Access Memory)103を有する。ROM102には、制御手順に対応するプログラムなどが格納されている。CPU101は、プログラムを読み出しながら各部の制御を行うようになっている。また、RAM102には、作業用データや入力データが格納されている。CPU101は、前述のプログラム等に基づいてRAM102に収納されたデータを参照して制御を行うようになっている。
上述したモータ21、22の動きや各種センサ620、17、29bの出力は、制御部100のCPU101によって制御されている。即ち、CPU101は、各種センサ620、17、29bの出力信号から、ROM102、RAM103を参照しつつ、モータ21、22の駆動を上述のように制御している。
[ホッパー内のトナー検知について]
上述のように、トナーセンサ17によりホッパー201内のトナー有無を検知しているが、トナーは環境により特性が変化し、特に高温高湿環境では流動性が低下することが知られている。また、トナーの劣化そのものによっても流動性は低下する。このような流動性低下による影響を図15で説明する。流動性が低下すると、ホッパー201の容器202内でトナー粉面は水平面に広がらず、鉛直方向へと山状に成長する。このとき、図15のθで示す角度をトナーの安息角と呼ぶ。
トナーの安息角が増大すると、容器202内にトナーは十分あるにもかかわらず、トナーセンサ17にトナーが接しない。トナーカートリッジ14はトナーセンサ17のトナーの検知に応じて駆動されて、上述のようにトナーをホッパー201に供給する。このため、トナーが山状になった状態でトナーカートリッジ14が駆動されると、トナーはやがてトナーカートリッジ14の供給口まで到達する。この状態でも山状のトナーの斜面がトナーセンサ17に触れずに、トナーセンサ17の出力がトナー無しであった場合、トナーカートリッジ14は駆動され続ける。しかし、供給口が塞がった状態では、いくらトナーカートリッジ14を駆動してもそれ以上トナーが排出されにくい。
ここで、制御部100のCPU101は、トナーカートリッジ14を所定時間駆動してもトナーセンサ17がトナーを検知しなければ、トナーカートリッジ14内にトナーが無いと判断する。そして、例えば、画像形成装置60に設けられた表示部にトナーカートリッジ14を交換する旨の表示を行う。
したがって、上述のように、ホッパー201の容器202内でトナーが山状となると、トナーカートリッジ14を所定時間駆動したにも拘らずトナーセンサ17によりトナーが検知されない場合がある。そして、トナーがトナーカートリッジ14内に存在していても、制御部100は、トナーカートリッジ14内のトナーが無いと誤判定してしまう可能性がある。また、トナーカートリッジ14の供給口付近でトナーが接触した状態で、トナーカートリッジ14を交換判断まで回転させ続けると、摩擦によりトナーが劣化してしまう。したがって、本実施形態では、以下のようなトナー供給シーケンスを実行するようにしている。
[トナー供給シーケンス]
トナーカートリッジ14からホッパー201内にトナーを補給する際のトナー供給シーケンスについて説明する。CPU101は、ホッパー201の容器202内に設けられているトナーセンサ17の検知信号からトナー無しと判定すると、後述する図17のフローチャートにしたがって、トナーカートリッジ14を駆動する指令を出す。
本実施形態では、トナー供給シーケンスが、トナーカートリッジ14のトナーの残量に応じて3段階(Stage1〜3)で設定されている。Stage1は、トナーカートリッジ14の交換直後で、トナーカートリッジ14内に初期のトナーが豊富にあるときに実行される。Stage2は、トナーカートリッジ14内のトナー残量が満タン時の約80%〜20%のときに実行される。Stage3は、トナーカートリッジ14内の残量が満タン時の20%未満になったときに実行される。
このように、トナーカートリッジ14内のトナーの残量に応じて、各段階を設定している理由は、トナーカートリッジ14からのトナー排出量(供給特性)が常に一定ではないためである。図16にトナーカートリッジ14内のトナー残量と、単位時間当たりのトナーカートリッジ14からの排出量の関係を示す。なお、各段階において、トナーカートリッジ14の駆動速度は同じである。また、トナーカートリッジ14内のトナーが満タンである場合のトナーの重量を100%とする。
まず、トナー残量が100%〜80%(100%以下80%以上)であるときのトナーの単位時間当たりの排出量は、1g/s以下である。また、トナーが排出される(=トナーカートリッジ14内のトナー残量が減少する)のにしたがって、排出量は概ね増加傾向にあるが、全体としてトナー排出量がやや増減する。これはトナーカートリッジ14の保管時の姿勢、輸送時の振動などによってトナーカートリッジ14内のトナーの密度に偏在が生じるためである。ただし、これは一時的なものであり、トナーカートリッジ14が駆動され、回転することによりトナー密度の偏在は解消される。
次に、トナー残量が80%〜50%(80%未満50%以上)であるときは、トナーカートリッジ14内のトナーの偏在が解消され、安定的にトナー排出量が増加する。また、トナー残量が50%〜20%(50%未満20%以上)であるときは、トナーカートリッジ14内のトナー量の減少に伴い、徐々にトナー排出量が減少する。
更に、トナー残量20%〜0%(20%未満0%以上)であるときは、トナーカートリッジ14内のトナー量が更に減少することで、図2で示した汲み上げ部材14Dでトナーを汲み上げることが困難になり、トナー排出量は急減する。
このようなトナー排出特性に鑑み、トナーカートリッジ14内のトナー残量が100〜80%をStage1、トナー残量が80〜20%をStage2、トナー残量が20〜0%をStage3と設定している。また、Stage2のトナー残量が80%〜20%(80%未満20%以上)の範囲を第1範囲とし、第1範囲よりもトナー残量が少ないStage3のトナー残量が20%〜0%(20%未満0%以上)の範囲を第2範囲とする。一方、第1範囲よりもトナー残量が多いStage1のトナー残量が100%〜80%(100%以下80%以上)の範囲を第3範囲とする。
[トナーカートリッジ内のトナー残量検知]
次に、トナーカートリッジ14内のトナー残量を検知する構成について説明する。残量検知手段でもある制御部100は、攪拌搬送部203の駆動量からトナーカートリッジ14内(第1容器内)の現像剤の残量を演算する。即ち、制御部100は、演算によりトナーカートリッジ14内の現像剤の残量を検知する。以下、具体的に説明する。
制御部100のCPU101は、現像装置613Y内のインダクタンスセンサ620からトナーが不足した信号を受け取ると、モータ22を駆動して攪拌搬送部203の第2スクリュー13を回転させる。このとき、CPU101が、回転センサ29bの信号から第2スクリュー13の回転回数をカウントする。即ち、回転センサ29bが第2スクリュー13の回転軸13aに設けられたセンサフラグ29aを検知することで、CPU101が第2スクリュー13の回転回数(駆動量)を検知することができる。第2スクリュー13の回転回数を積算した値は、RAM103などのメモリに記憶される。
ここで、トナーカートリッジ14内のトナーは、一旦、ホッパー201へ補給された後、第1スクリュー12、第2スクリュー13によって現像装置613Yへと搬送される。前述の様に、第2スクリュー13による補給動作1回(1回の回転)の搬送量は予め決まっている。また、ホッパー201のトナーが減ってトナーセンサ17がトナー無しの状態になると、制御部100がモータ21を駆動してトナーカートリッジ14を回転させることで、トナーカートリッジ14からホッパー201にトナーが供給される。
このため、トナーカートリッジ14が新品に交換されてからの現像装置613Yへの補給動作回数(第2スクリュー13の回転回数)をカウントすれば、トナーカートリッジ14内のトナーの消費量がわかる。具体的には、補給動作回数に1回当たりのトナーの搬送量(トナーの重量Q)を乗ずることで、トナーカートリッジ14内のトナーがどれだけ消費されたかを算出可能となる。本実施形態においては、トナーカートリッジ14のトナー充填量は1000g、第2スクリュー13の1回転当たりのトナーの搬送量は0.3gである。したがって、現像装置613Yへの補給動作が1回行われるたびに、0.3/1000=0.03%、トナーカートリッジ14内のトナー残量が減少する。
本実施形態では、このように、CPU101が、現像装置613Yへの補給動作回数をカウントし、このカウントした値(攪拌搬送部203の駆動量)からトナーカートリッジ14内のトナーの残量を演算する。そして、トナーカートリッジ14内のトナーの残量がStage1〜3の何れかであるかを判断し、下記のような制御を行うようにしている。
[トナーの供給制御]
本実施形態では、制御部100は、ホッパー201内のトナーセンサ17がトナーを検知していない場合(センサOFFの場合)に、トナーカートリッジ14によるトナーの供給動作を実行する。また、制御部100は、この供給動作時に、攪拌搬送部203の第2スクリュー13が第1駆動量駆動する毎にトナーカートリッジ14を第2駆動量駆動させるように、モータ21、22を制御する。そして、設定手段でもある制御部100は、上述のようにCPU101が演算したトナーカートリッジ14のトナー残量(検知結果)に基づいて、第1駆動量を異なる量に設定する。本実施形態の場合、第1駆動量は、上述のStage1〜3で変更し、第2駆動量は、Stageに拘らず「1」としている。
このような本実施形態の現像剤供給装置200Yによるトナーの供給制御のStage1〜3の共通のフローについて、図17を用いて説明する。まず、トナーカートリッジ14を駆動する準備としてトナーカートリッジ14の駆動回数のカウント数T、Nを0回に設定する(S1)。
ここで、カウント数Tは、トナーカートリッジ14からホッパー201への供給動作におけるトナーカートリッジ14の回数で、上述の第2駆動量(1回)に相当する。また、カウント数Nは、トナーカートリッジ14が空であることを判定する空判定用の閾値で、本実施形態では50回としている。このようなトナーカートリッジ14の駆動回数のカウントは、制御部100が行う。
次に、ホッパー201からトナーが現像装置613Yに補給され、トナーセンサ17がトナーを検知していない状態(OFF)になると(S2)、制御部100がモータ21を駆動する指令を出し、トナーカートリッジ14が駆動を始める。このとき、トナーカートリッジ14が4秒間駆動し続け(S3)、その後、1秒間停止する(S4)。このS3、4のトナーカートリッジ14の駆動、停止を1サイクルと定義する。
トナーカートリッジ14の駆動が1サイクル終わると、トナーカートリッジ14の駆動回数のカウント数T、Nを1カウントアップ(T=T+1、N=N+1)する(S5)。次いで、トナーセンサ17の状態を確認し(S6)、トナーセンサ17がトナーを検知している状態(ON)になっていると、その情報が制御部100に伝えられ、S1に戻り、トナーカートリッジ14の駆動回数のカウント数T、Nを0にリセットする。そして、ホッパー201から現像装置613Yへの補給動作によって再びトナーセンサ17がOFFになるまで待機する状態となる。
一方、S6でトナーセンサ17がOFFのままであった場合、トナーカートリッジ14の駆動回数のカウント数Tが閾値(第2駆動量)に達しているか判定する(S7)。ここでは閾値が1のため、S8に進む。なお、この閾値は、適宜設定可能であり、例えば、閾値を2回とした場合、S3に戻り、トナーカートリッジ14の駆動をもう1サイクル繰り返すことになる。カウント数Tが閾値に達している場合、カウント数Nが50回に達しているか否かを判定する(S8)。この判定については後述する。
S8で、カウント数Nが50回以下である場合、ホッパー201から現像装置613Yへの補給動作が所定回数M(第1駆動量)行われたか否かを確認する(S9)。即ち、トナーカートリッジ14が1サイクル駆動される間に、ホッパー201の第2スクリュー13がM回駆動されているか否かを、CPU101により判定する。現像装置613Yへの補給動作のカウントは、S3を起点として行う。
ここで、ホッパー201から現像装置613Yへのトナーの補給動作は、インダクタンスセンサ620の検知結果に基づいて行われ、この検知結果によりCPU101が補給動作を行わなければ、当然、補給動作の回数もカウントされない。補給動作がM回行われていなければ、S6に戻り、現像剤供給装置200Yによるトナーの供給動作は待機状態となる。一方、補給動作がM回行われていれば、S3に戻り、トナーカートリッジ14の駆動が行われる。
この点について、より詳しく説明する。現像装置613Yに配置されているインダクタンスセンサ620の情報は常に制御部100へ伝えられている。そして、制御部100のCPU101ではそのセンサの状態を判定し、判定結果から補給動作が必要かどうか判断する。そして、必要と判断して初めて補給動作を行う指令が、攪拌搬送部203を駆動するモータ22に出される。このため、制御部100は、その指令が出されたかどうかを確認することで、ホッパー201から現像装置613Yへの補給動作の回数をカウントし、更に、この補給動作が所定回数M行われたか否かを確認する。
そして、S3又はS4実行中に直近のトナーカートリッジ14の動作開始から、現像装置613Yへの補給動作がM回以上実行されている場合は、S3へ移行し、その後は1段階目と同様のシーケンス通りにフローチャートを実行していく。一方、現像装置613Yへの補給動作がM回に満たない場合は、S6に戻り、トナーカートリッジ14は停止したままとなる。したがって、インダクタンスセンサ620の検知状態が補給動作を必要とする状態とならない限りは、現像装置613Yへの補給動作の指令も発生せず、トナーカートリッジ14の動作も停止したままになる。
このように本実施形態では、トナーセンサ17がOFFになって、トナーカートリッジ14が1回目の駆動のサイクルを開始してから、現像装置613Yへの補給動作がM回以上行われて初めて、S3へと移行することができる。そして、トナーカートリッジ14は2回目の駆動のサイクルを開始できる。即ち、現像装置613Yへの補給動作(第2スクリュー13の回転回数)がM回行われる(第1駆動量駆動される)毎に、トナーカートリッジ14が1回(第2駆動量)駆動するようにしている。
そして、現像装置613Yへの補給動作が行われると、補給動作に伴って、第2スクリュー13と共に攪拌スクリュー11が回転する。すると、ホッパー201の容器202内で山状に積もっていたトナーがある程度崩され、且つ、現像装置613Yに補給した分のトナーが容器202から減少する。このため、仮に、トナーカートリッジ14の供給口付近に積もってしまったトナーがあったとしても、山の高さは低くなる。
ここで、前述の図16で説明したように、トナーカートリッジ14内のトナー残量によって単位時間当たりのトナー排出量が異なる。即ち、トナーカートリッジ14の駆動によるトナーカートリッジ14からホッパー201の容器202へのトナーの供給特性が異なる。したがって、上述の第1駆動量をトナーカートリッジ14内のトナー残量に拘らず一律に設定した場合、上述の補給動作によって、容器202内のトナーの山を十分に崩したり、山の高さを十分に低くしたりできない可能性がある。
例えば、単位時間当たりのトナーの排出量が多い場合に、トナーカートリッジ14を1サイクル駆動する毎に、補給動作を1回行った場合、トナーの山が十分に崩れたり、低くなったりする前にトナーカートリッジ14から次の補給がされてしまう。トナーの山が十分に崩れなければ、前述の図15に示すように、トナーがトナーセンサ17に検知されず、更にトナーカートリッジ14からトナーが供給されてしまう。また、このとき、トナー山が低くならずにトナーカートリッジ14から再度トナーが供給されると、トナーの山がトナーカートリッジ14の供給口付近で接触し、摩擦によりトナーが劣化してしまう。
一方、単位時間当たりのトナーの排出量が多い場合に、トナーカートリッジ14を1サイクル駆動する毎に、補給動作を例えば5回行った場合、トナーカートリッジ14からホッパー201へのトナーの供給が間に合わなくなる可能性がある。また、補給動作が多くなれば、攪拌スクリュー11の回転によりトナーが攪拌される時間も長くなるため、トナーの劣化が促進されてしまう。したがって、本実施形態では、上述のStage1〜3で、それぞれ第1駆動量を異ならせている。即ち、トナーカートリッジ14からのトナーの供給特性(排出特性)に応じて、第1駆動量を異なる量に設定しており、本実施形態では、トナーの供給特性としてトナーカートリッジ14のトナーの残量を使用している。
[Stage2]
まず、Stage2の場合、トナー残量が80%〜20%(80%未満20%以上)の範囲(第1範囲)である。この場合、第1駆動量(所定回数M)を5回(第1の量)に設定する。即ち、Stage2の場合、現像装置613Yへの補給動作(第2スクリュー13の回転回数)が5回行われる毎に、トナーカートリッジ14が1回(1サイクル)駆動するようにしている。
Stage2の場合、図16に示したように、単位時間当たりのトナー排出量が多い。したがって、トナーカートリッジ14が1サイクル駆動すると、多くのトナーがホッパー201の容器202に供給されることになり、容器202内のトナーの山は高くなり易い。このため、本実施形態では、トナーカートリッジ14が1サイクル駆動する毎に、ホッパー201から現像装置613Yへの補給動作を5回行うようにしている。そして、攪拌スクリュー11によりトナーの山を十分に崩すと共に、現像装置613Yへの補給により山の高さを低くするようにしている。
このように現像装置613Yへの補給動作に伴って、容器202内のトナーの攪拌を行うことで、容器202内のトナーの山を効率的に崩すことができる。トナーの山を崩すためには、補給動作以外にもホッパー内のトナーを攪拌することが考えられるが、この場合、トナーの劣化が促進される。これに対して、本実施形態では、補給動作の際のみ、容器202内のトナーを攪拌しているため、トナー劣化が促進されることを低減できる。また、トナーセンサ17がトナー有と判定すると閾値もリセットするようにしているため、効率よくトナーカートリッジ14内のトナーを排出し続けることが可能となる。
[Stage3]
次に、Stage3の場合、トナー残量が第1範囲よりも少ない20%〜0%(20%未満0%以上)の範囲(第2範囲)である。この場合、第1駆動量(所定回数M)を第1の量(5回)よりも少ない1回(第2の量)に設定する。即ち、Stage3の場合、現像装置613Yへの補給動作(第2スクリュー13の回転回数)が1回行われる毎に、トナーカートリッジ14が1回(1サイクル)駆動するようにしている。
Stage3の場合、図16に示したように、単位時間当たりのトナー排出量が急減する。したがって、トナーカートリッジ14が1サイクル駆動してもホッパー201の容器202に供給されるトナーの量は少ない。一方で、トナーカートリッジ14からホッパー201へのトナーの供給量は、ホッパー201から現像装置613Yへのトナーの補給量を上回るようにしなければ、容器202内のトナーセンサ17がOFFからONにならない。このため、本実施形態では、トナーカートリッジ14が1サイクル駆動する毎に、ホッパー201から現像装置613Yへの補給動作を1回行うようにしている。そして、トナーカートリッジ14からホッパー201へのトナーの供給量が、ホッパー201から現像装置613Yへのトナーの補給量を上回るようにしている。
[Stage1]
次に、Stage1の場合、トナー残量が第1範囲よりも多い100%〜80%(100%以下80%以上)の範囲(第3範囲)である。この場合、第1駆動量(所定回数M)を0回に設定する。即ち、Stage3の場合、現像装置613Yへの補給動作に拘らず、トナーカートリッジ14をトナーセンサ17がONになるまで駆動するようにしている。
Stage1の場合、図16に示したように、トナーカートリッジ14のトナーの排出特性が安定しない。また、トナーカートリッジ14の交換直後では画像形成装置60が現像装置613Yのトナーが無い状態で停止している。このため、ホッパー201の容器202内のトナーセンサ17がONの状態になるまで、ホッパー201から現像装置613Yへの補給動作は行われない。そのため、本実施形態では、所定回数Mを0に設定し、現像装置613Yへの補給動作を待つことなく、トナーカートリッジ14の駆動が行われる。
ここで、S8のトナーカートリッジ14の空判定について説明する。S6で、トナーセンサ17がOFFのままS8に進むと、トナーカートリッジ14の駆動回数のカウント数Nが50回を超えている否かを判定する。カウント数Nが50回を超えると、制御部100は、これ以上トナーカートリッジ14を駆動してもホッパー201へのトナー供給は望めないと判断し、トナーカートリッジ14が空であると判定する。
ここで、トナーカートリッジ14が空であると判定されるのは、トナーカートリッジ14内のトナー残量が少ないStage3の場合である。したがって、S8で、カウント数Nが50回以下の場合、S9へと進み、ホッパー201から現像装置613Yへの補給動作が所定回数M(1回)行われたか否かを確認する。このような動作を行い、S8でカウント数Nが50回になると、トナーカートリッジ14内のトナーが無しと判断される。このため、本実施形態では、Stage3で最低でも50回の撹拌及び補給動作が行われてからトナー無しと判断される。したがって、その間に山状になったトナーを解消する機会がある。
以上の様に、現像剤供給装置200Yにおけるトナーの供給動作で、トナーカートリッジ14が1サイクル駆動する毎に駆動する攪拌搬送部203の第1駆動量(所定回数M)を、各Stageで可変としている。即ち、制御部100は、トナーカートリッジ14のトナー残量に応じて、所定回数MをStage1:0、Stage2:5、Stege3:1にそれぞれ設定する。
これにより、トナーカートリッジ14のトナー残量による排出特性の変化に応じて、ホッパー201の容器202内に山状のトナーを形成させないようにできる、或いは、トナー山を大きくさせずに適切に崩すことができる。この結果、トナーセンサ17の誤検知を抑制できる。また、ホッパー201内のトナーの攪拌を常時行ったりせず、また、トナーの山が回転するトナーカートリッジ14の供給口付近に接触することを抑制でき、トナーの劣化を抑制できる。以上より、本実施形態の場合には、トナーの劣化を抑制しつつ、トナーセンサ17によるトナーの検知を適切に行える。
なお、第1駆動量(S9の所定回数)、及び、Stage1〜3の移行のための現像装置613Yへの補給回数のカウント数(トナーカートリッジ14のトナー残量)は、トナーの特性に応じて適宜変更可能である。また、Stage1〜3の移行のためのトナーカートリッジ14のトナー残量は、トナーカートリッジ14の形状、ホッパー201の形状、トナーセンサ17の配置に応じて適宜変更可能である。また、上述の説明では、トナー残量を3段階に分けたが、3段階以外の複数の段階に分けて、第1駆動量を適宜設定するようにしても良い。
<第2の実施形態>
第2の実施形態について、図1ないし図17を参照しつつ図18を用いて説明する。本実施形態では、Stage1〜3の移行のためのトナーカートリッジ14のトナー残量の検知を、トナーカートリッジ14の累積回転回数を用いて行っている。即ち、残量検知手段としての制御部100は、トナーカートリッジ14の累積回転回数(駆動量)からトナーカートリッジ14内のトナーの残量を演算している。
トナーカートリッジ14の累積回転回数(駆動量)とトナーカートリッジ14内のトナー残量は、図18に示すような関係を有する。したがって、この関係をテーブルとして設定することで、トナーカートリッジ14の駆動時間からトナーカートリッジ14内のトナー残量を算出している。即ち、このテーブルを例えばRAM103などのメモリに記憶する。一方、CPU101が、トナーカートリッジ14の累積回転回数をカウントする。そして、CPU101がこのテーブルを参照することで、カウントしたトナーカートリッジ14の累積回転回数からトナーカートリッジ14内のトナー残量を求める。例えば、トナーカートリッジ14の累積回転回数が新品交換時から100の場合、図18のテーブルから残量は55%と算出することができる。
このように算出したトナーカートリッジ14のトナー残量から、制御部100は、第1の実施形態と同様に、Stage1〜3の何れかの段階であるかを判断し、第1駆動量をその段階に応じて設定する。その他の構成及び作用は、第1の実施形態と同様である。
なお、トナーカートリッジ14の累積回転回数ではなく、トナーカートリッジ14が駆動している駆動時間をカウントして、トナー残量を検知しても良い。また、トナー残量検知は、トナーカートリッジ14の重量を測定することにより求めても良い。例えば、図7、8に示したトレイ26或いはコロ25にロードセルなどの重量検知センサを取りつけることにより、トナーカートリッジ14内のトナー残量を直接測定しても良い。
<第3の実施形態>
第3の実施形態について、図1ないし図15、図17を参照しつつ図19及び図20を用いて説明する。上述の第1、第2実施形態では、トナーカートリッジ14のトナーの残量とトナーカートリッジ14の供給特性(排出特性)との関係を用いて、第1駆動量を設定した。これに対して本実施形態では、トナーカートリッジ14からホッパー201の容器202への単位時間当たりのトナーの供給量を検知して、第1駆動量を設定するようにしている。
このために制御部100は、供給量検知モードを実行可能である。供給検知モードでは、トナーセンサ17がトナーを検知している状態から検知しない状態(ONからOFF)になった場合に、トナーカートリッジ14を駆動せずに攪拌搬送部203を所定量駆動する。これと共に、攪拌搬送部203を所定量駆動した状態から、攪拌搬送部203を駆動せずにトナーセンサ17がトナーを検知するまでトナーカートリッジ14を駆動する。そして、供給量検知手段でもある制御部100が、所定量と供給量検知モードで駆動されたトナーカートリッジ14の駆動量との関係から、単位時間当たりの現像剤の供給量を演算する。
即ち、供給量検知モードでは、トナーセンサ17がOFFになった時点を基準とし、攪拌搬送部203を所定量駆動することで、ホッパー201から一定量のトナーを現像装置613Yに排出する。このとき、ホッパー201の容器202内のトナー量は、トナーセンサ17がOFFになった時点から一定量少ない状態である。そして、この状態からトナーカートリッジ14を駆動して、トナーセンサ17がONになるまでトナーカートリッジ14から容器202にトナーを供給する。このとき、攪拌搬送部203を駆動していないため、容器202からトナーが排出されない。したがって、上述の一定量のトナーをトナーカートリッジ14から供給するためにトナーカートリッジ14を駆動した回転回数或いは回転時間(駆動量)が求まる。この結果、供給量検知モードを実行した時の、トナーカートリッジ14からの単位時間当たりのトナーの供給量を演算できる。
設定手段としての制御部100は、このように演算した単位時間当たりのトナーの供給量(供給量検知手段の検知結果)に基づいて、第1駆動量を異なる量に設定する。即ち、単位時間当たりのトナーの供給量が閾値以上である場合に第1駆動量を第1の量に設定し、トナーの供給量が閾値よりも少ない場合に第1駆動量を第1の量よりも少ない第2の量に設定する。例えば、単位時間当たりのトナーの供給量が閾値以上である場合をStage2、トナーの供給量が閾値よりも少ない場合をStage3とする。
また、積算手段でもある制御部100は、トナーカートリッジ14の駆動量を積算する。即ち、トナーカートリッジ14の累積回転回数或いは駆動時間をカウントする。そして、制御部100は、積算されたトナーカートリッジ14の駆動量が所定の駆動量よりも少ない場合には、トナーカートリッジ14からの単位時間当たりのトナー供給量の検知を行わずに、第1駆動量を0に設定する。即ち、トナーカートリッジ14のトナー残量が多い、交換直後などのStage1の場合、供給量検知モードを実行せずに、第1駆動量を0に設定する。
このように、単位時間当たりのトナーの供給量及びトナーカートリッジ14の駆動量から、各Stage1〜3に移行し、図17に示したフローを実行する。以下、供給量検知モードについて、図19及び図20を用いて具体的に説明する。
まず、トナーカートリッジ14を駆動する準備としてトナーカートリッジ14の駆動回数のカウント数Sを0回に設定する(S11)。次に、ホッパー201からトナーが現像装置613Yに補給され、トナーセンサ17がトナーを検知していない状態(OFF)になると(S12)、制御部100がモータ22を駆動する指令を出し、攪拌搬送部203が駆動を始める。S12のとき、ホッパー201の容器202内のトナーtの粉面は、図20(a)に示すような状態となる。
次いで、ホッパー201から現像装置613Yにトナーの補給動作が20回行われる(S13)。即ち、攪拌搬送部203の第2スクリュー13が20回(所定量)回転する。このとき、トナーの補給動作が合計20回行われるまで、トナーカートリッジ14は駆動されない。また、トナーの補給動作を20回行った場合のホッパー201から現像装置613Yに補給されたトナー量は、前述したように、第2スクリュー13の1回転の補給量をQとすると、20Qとなる。S13のYESのとき、ホッパー201の容器202内のトナーtの粉面は、図20(b)に示すような状態となる。即ち、ホッパー201の容器202内のトナー量は、トナーセンサ17がOFFになった時点から20Q(一定量)少ない状態である。
トナーの補給動作が20回に達すると、制御部100がモータ21を駆動する指令を出し、トナーカートリッジ14が駆動を始める。このとき、トナーカートリッジ14が4秒間駆動し続け(S14)、その後、1秒間停止する(S15)。このS14、15のトナーカートリッジ14の駆動、停止を1サイクルと定義する。
トナーカートリッジ14の駆動が1サイクル終わると、トナーカートリッジ14の駆動回数のカウント数Sを1カウントアップ(S=S+1)する(S16)。次いで、トナーセンサ17の状態を確認し(S17)、トナーセンサ17がトナーを検知している状態(ON)になっていると、その情報が制御部100に伝えられ、S11に戻り、トナーカートリッジ14の駆動回数のカウント数Sを0にリセットする。そして、ホッパー201から現像装置613Yへの補給動作によって再びトナーセンサ17がOFFになるまで待機する状態となる。
一方、S17でトナーセンサ17がOFFのままであった場合、S14に戻り、S14、15のトナーカートリッジ14の駆動、停止が1サイクル行われ、S16でカウント数Sをさらに1カウント加算する。そして、再びS17でトナーセンサ17の状態を確認する。ここでもトナーセンサ17の状態がOFFであった場合、ONになるまでS14からS17までのサイクルが繰り返され、その都度、カウント数Sが加算される。S17のYESのとき、ホッパー201の容器202内のトナーtの粉面は、図20(c)に示すような状態となる。即ち、トナーカートリッジ14がS回(カウント数S)駆動されることで、トナーカートリッジ14からホッパー201の容器202内にほぼ20Qの量のトナーが供給された状態である。
ここで、S14で、トナーカートリッジ14が1回につき4秒駆動されることから、図20(a)から図20(c)の間のトナーカートリッジ14の累積駆動時間は4S秒となる。よって、供給量検知モードにおいて、トナーカートリッジ14の単位時間当たりのトナーの供給量(排出量)E(g/s)は、次式で求められる。
Figure 2018010142
そして、このEが閾値以上(ここでは5g/s以上)の場合、第1の実施形態のStage2のシーケンスが実行される。即ち、第1駆動量(所定回数M)を第1の量(5回)に設定して、図17のフローを実行する。また、Eが閾値よりも少ない場合、第1の実施形態のStage3のシーケンスが実行される。即ち、第1駆動量(所定回数M)を第2の量(1回)に設定して、図17のフローを実行する。
なお、トナーカートリッジ14を交換してからの累積回転回数が100回(所定の駆動量)よりも少ない場合、供給量検知モードを行わずに、第1の実施形態のStage1のシーケンスが実行される。即ち、第1駆動量(所定回数M)を0に設定して、図17のフローを実行する。言い換えれば、最初の供給量検知モードが実行されるまで(=トナーカートリッジ14の駆動回数が100より少ない時)は、Stage1のシーケンスが実行される。
これにより、トナーカートリッジ14の保管時間や保管環境、画像形成装置60の使用環境などにより、トナーカートリッジ14の供給特性が想定していた特性と異なるような場合でも、トナーの供給制御を適切に行える。この結果、ホッパー201の容器202内のトナーの山状の積み上がりを抑制でき、トナーの劣化を抑制しつつ、トナーセンサ17によるトナーの検知を適切に行える。その他の構成及び作用は、第1の実施形態と同様である。
<他の実施形態>
上述の各実施形態では、現像剤として、トナーとキャリアを含む2成分現像剤を使用した場合について説明したが、現像剤は、トナーを含む1成分現像剤であっても良い。
上述の説明では、回転することでトナーを供給するトナーカートリッジが供給手段に相当するが、第1容器としてのトナーカートリッジ内にスクリューなどのトナーを搬送する搬送部材を設けた構成としても良い。この場合、この搬送部材が供給手段に相当する。また、トナーカートリッジが回転しない構成であれば、トナーカートリッジ内の所定の高さ位置にトナーを検知可能なセンサ(圧力センサなど)を設け、直接トナーカートリッジ内のトナー残量を検知するようにしても良い。
また、攪拌搬送部203は、攪拌スクリュー11及び第1、第2スクリュー12、13により構成したが、1個のスクリューなどの攪拌搬送部材により構成しても良い。例えば、ホッパーからトナーを現像装置に排出する排出スクリューを、回転軸に螺旋状の羽根を設けると共に、羽根のピッチ間に攪拌用のリブを設けるように構成するようにしても良い。これにより、1個のスクリューによりホッパー内の現像剤の攪拌及び搬送を行う。
11・・・攪拌スクリュー(攪拌部材)/12・・・第1スクリュー/13・・・第2スクリュー(搬送部材)/14・・・トナーカートリッジ(第1容器、供給手段)/17・・・トナーセンサ(現像剤検知手段)/21・・・モータ(供給駆動手段)/22・・・モータ(攪拌駆動手段)/100・・・制御部(制御手段、残量検知手段、設定手段、供給量検知手段、積算手段)/200Y、200M、200C、200Bk・・・現像剤供給装置/201・・・ホッパー/202・・・容器(第2容器)/203・・・攪拌搬送部(攪拌搬送手段)/206・・・排出口/611Y、611M、611C、611Bk・・・感光ドラム(像担持体)/613Y、613M、613C、613Bk・・・現像装置/620・・・インダクタンスセンサ(濃度検知手段)

Claims (15)

  1. 現像剤を収容する第1容器と、
    前記第1容器から現像剤が供給され、内部の現像剤を排出する排出口を有する第2容器と、
    前記第1容器から前記第2容器に現像剤を供給させる供給手段と、
    前記供給手段を駆動する供給駆動手段と、
    前記第2容器内で現像剤を検知する現像剤検知手段と、
    前記第2容器内の現像剤を攪拌すると共に、前記第2容器内の現像剤を前記排出口に搬送する攪拌搬送手段と、
    前記攪拌搬送手段を駆動する攪拌駆動手段と、
    前記第1容器内の現像剤の残量を検知する残量検知手段と、
    前記現像剤検知手段が現像剤を検知していない場合に前記供給手段による現像剤の供給動作を実行可能で、前記供給動作時に、前記攪拌搬送手段が第1駆動量駆動する毎に前記供給手段を第2駆動量駆動させるように、前記供給駆動手段及び前記攪拌駆動手段を制御する制御手段と、
    前記残量検知手段の検知結果に基づいて、前記第1駆動量を異なる量に設定する設定手段と、を備えた、
    ことを特徴とする現像剤供給装置。
  2. 前記設定手段は、前記残量検知手段により検知した現像剤の残量が第1範囲である場合に前記第1駆動量を第1の量に設定し、前記残量が前記第1範囲よりも少ない第2範囲である場合に前記第1駆動量を前記第1の量よりも少ない第2の量に設定する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の現像剤供給装置。
  3. 前記設定手段は、前記残量検知手段により検知した現像剤の残量が前記第1範囲よりも多い第3範囲である場合に前記第1駆動量を0に設定する、
    ことを特徴とする、請求項2に記載の現像剤供給装置。
  4. 前記残量検知手段は、前記攪拌搬送手段の駆動量から前記第1容器内の現像剤の残量を演算する、
    ことを特徴とする、請求項1ないし3のうちの何れか1項に記載の現像剤供給装置。
  5. 前記残量検知手段は、前記供給手段の駆動量から前記第1容器内の現像剤の残量を演算する、
    ことを特徴とする、請求項1ないし3のうちの何れか1項に記載の現像剤供給装置。
  6. 現像剤を収容する第1容器と、
    前記第1容器から現像剤が供給され、内部の現像剤を排出する排出口を有する第2容器と、
    前記第1容器から前記第2容器に現像剤を供給させる供給手段と、
    前記供給手段を駆動する供給駆動手段と、
    前記第2容器内で現像剤を検知する現像剤検知手段と、
    前記第2容器内の現像剤を攪拌すると共に、前記第2容器内の現像剤を前記排出口に搬送する攪拌搬送手段と、
    前記攪拌搬送手段を駆動する攪拌駆動手段と、
    前記供給手段による前記第1容器から前記第2容器への単位時間当たりの現像剤の供給量を検知する供給量検知手段と、
    前記現像剤検知手段が現像剤を検知していない場合に前記供給手段による現像剤の供給動作を実行可能で、前記供給動作時に、前記攪拌搬送手段が第1駆動量駆動する毎に前記供給手段を第2駆動量駆動させるように、前記供給駆動手段及び前記攪拌駆動手段を制御する制御手段と、
    前記供給量検知手段の検知結果に基づいて、前記第1駆動量を異なる量に設定する設定手段と、を備えた、
    ことを特徴とする現像剤供給装置。
  7. 前記設定手段は、前記供給量検知手段により検知した単位時間当たりの現像剤の供給量が閾値以上である場合に前記第1駆動量を第1の量に設定し、前記供給量が前記閾値よりも少ない場合に前記第1駆動量を前記第1の量よりも少ない第2の量に設定する、
    ことを特徴とする、請求項6に記載の現像剤供給装置。
  8. 前記供給手段の駆動量を積算する積算手段を備え、
    前記設定手段は、前記積算手段により積算された駆動量が所定の駆動量よりも少ない場合には、前記供給量検知手段による検知を行わずに、前記第1駆動量を0に設定する、
    ことを特徴とする、請求項7に記載の現像剤供給装置。
  9. 前記制御手段は、前記現像剤検知手段が現像剤を検知している状態から検知しない状態になった場合に前記供給手段を駆動せずに前記攪拌搬送手段を所定量駆動すると共に、前記攪拌搬送手段を所定量駆動した状態から、前記攪拌駆動手段を駆動せずに前記現像剤検知手段が現像剤を検知するまで前記供給手段を駆動する供給量検知モードを実行可能で、
    前記供給量検知手段は、前記所定量と前記供給量検知モードで駆動された前記供給手段の駆動量との関係から、前記単位時間当たりの現像剤の供給量を演算する、
    ことを特徴とする、請求項6ないし8のうちの何れか1項に記載の現像剤供給装置。
  10. 現像剤を収容する第1容器と、
    前記第1容器から現像剤が供給され、内部の現像剤を排出する排出口を有する第2容器と、
    前記第1容器から前記第2容器に現像剤を供給させる供給手段と、
    前記供給手段を駆動する供給駆動手段と、
    前記第2容器内で現像剤を検知する現像剤検知手段と、
    前記第2容器内の現像剤を攪拌すると共に、前記第2容器内の現像剤を前記排出口に搬送する攪拌搬送手段と、
    前記攪拌搬送手段を駆動する攪拌駆動手段と、
    前記現像剤検知手段が現像剤を検知していない場合に前記供給手段による現像剤の供給動作を実行可能で、前記供給動作時に、前記攪拌搬送手段が第1駆動量駆動する毎に前記供給手段を第2駆動量駆動させるように、前記供給駆動手段及び前記攪拌駆動手段を制御する制御手段と、
    前記供給手段による前記第1容器から前記第2容器への現像剤の供給特性に応じて、前記第1駆動量を異なる量に設定する設定手段と、を備えた、
    ことを特徴とする現像剤供給装置。
  11. 前記現像剤の供給特性は、前記第1容器内の現像剤の残量である、
    ことを特徴とする、請求項10に記載の現像剤供給装置。
  12. 前記現像剤の供給特性は、前記供給手段による前記第1容器から前記第2容器への単位時間当たりの現像剤の供給量である、
    ことを特徴とする、請求項10に記載の現像剤供給装置。
  13. 前記攪拌搬送手段は、前記第2容器内の現像剤を攪拌する攪拌部材と、前記第2容器内の現像剤を前記排出口に搬送する搬送部材と、を有する、
    ことを特徴とする、請求項1ないし12のうちの何れか1項に記載の現像剤供給装置。
  14. 像担持体と、
    前記像担持体に形成された静電潜像を現像剤により現像する現像装置と、
    前記現像装置に現像剤を供給可能な現像剤供給装置と、を備え、
    前記現像剤供給装置は、請求項1ないし13のうちの何れか1項の現像剤供給装置であり、
    前記現像装置には、前記第2容器の前記排出口から排出された現像剤が供給される、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  15. 前記現像装置で使用する現像剤は、トナーとキャリアを含み、
    前記現像装置内のトナー濃度を検知する濃度検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記濃度検知手段の検知結果に基づいて、前記攪拌駆動手段を制御する、
    ことを特徴とする、請求項14に記載の画像形成装置。
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