JP2017090697A - 漢字指導システム - Google Patents

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Abstract

【課題】先生が漢字の筆順指導を容易に行うことができると共に、児童に漢字の筆順を効果的に習得させることができる漢字指導システムの実現。【解決手段】筆順指導を行う各回毎に「字形特定表示の有無」、「筆順番号表示の有無」、「筆順動画の再生速度」、「音声サウンド又は効果音の選択」の4種類の筆順指導設定を登録しておく筆順指導設定記憶部24と、筆順番号を示す音声サウンド及び効果音を登録しておく筆順サウンド情報記憶部28と、各漢字の1画目から最終画目に向かって徐々に筆順を描画していく筆順動画情報を登録しておく筆順動画情報記憶部30と、筆順指導設定を参照し、「筆順番号及び字形特定表示が表示された筆順動画」、「筆順番号又は字形特定表示が表示された筆順動画」、「漢字だけの筆順動画」の何れかを設定された所定速度で再生すると共に、筆順動画の各画の描画のタイミングに同期させて、音声サウンド又は効果音をサウンド出力部に出力する制御部12を備えた。【選択図】図1

Description

この発明は漢字指導システムに係り、特に、小学校等の先生が漢字の筆順指導を容易に行うことができると共に、児童に漢字の筆順を効果的に習得させることができる漢字指導システムに関する。
従来、小学校等の先生が、児童に新出漢字の指導をする場合、
(1)新出漢字の音読み・訓読みを教えること、
(2)新出漢字を使った用例・熟語を教えること、
(3)新出漢字の意味を教えること、
(4)新出漢字の筆順を教えること
が行われている。
上記指導の内、新出漢字の筆順を確実に習得させることが漢字への苦手意識を児童に持たせないために重要である。
尚、本出願人は、先に、筆順指導に好適な「漢字ドリル帳」(登録実用新案公報第3028830号)、「教習用漢字カード」(登録実用新案公報第3083816号)、「漢字習熟ノート」(登録実用新案公報第3151599号)等の提案を行っている。
ところで、児童に新出漢字の筆順を習得させる方法として、「空書き」と称される方法が推奨されている。この「空書き」とは、先生が児童に向かって人差し指を前に突き出し、新出漢字の筆順に沿って空中で鏡文字を書き、児童がそれに倣って、人差し指で一緒に新出漢字を空中に書いていく方法である。
登録実用新案公報第3028830号 登録実用新案公報第3083816号 登録実用新案公報第3151599号
上記「空書き」による筆順指導は、ノートや筆記具が不要で直ぐに実行できると共に、先生が児童全員の筆順を容易に確認することができる優れた指導方法である。
しかしながら、「空書き」は、先生が児童と対面した状態で行う関係上、児童の方から見て正しい字になるよう正規の筆順とは逆の「鏡文字」を描く必要があるため、先生にとって相当な習熟(トレーニング)が必要で負担が大きく、また、誤った「鏡文字」を描いてしまうと、児童に間違った筆順を教えてしまう虞があった。
ところで、近年、小学校等の教育現場において、先生の負担軽減、効率的な授業運営の実現等の観点から、情報通信技術(ICT=Information and Communication Technology)を活用した教育(ICT教育)の導入が推奨されており、ICTを活用した効率的な漢字指導法の実現が望まれている。
本発明は、上記問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的は、先生が漢字の筆順指導を容易に行うことができると共に、児童に漢字の筆順を効果的に習得させることができる漢字指導システムを実現することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の漢字指導システムは、
漢字の筆順指導を行う各回毎に、「字形特定表示の有無」、「筆順番号表示の有無」、「筆順動画の再生速度」、「音声サウンド又は効果音の選択」の何れか1種類以上の筆順指導設定を登録しておく手段と、
筆順番号を示す音声サウンド及び音声以外の音より成る効果音を登録しておく手段と、
各漢字の1画目から最終画目に向かって徐々に筆順を描画していく筆順動画情報を登録しておく手段と、
上記筆順指導設定を参照した上で、登録された筆順指導設定と、登録されていない筆順指導設定関しては予め規定した設定に基づき、「筆順番号及び字形特定表示が表示された漢字の筆順動画」、「筆順番号又は字形特定表示が表示された漢字の筆順動画」、「漢字だけの筆順動画」の何れかを所定速度で再生すると共に、上記筆順動画の各画の描画のタイミングに同期させて、音声サウンド又は効果音をサウンド出力部に出力する手段
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の漢字指導システムは、
漢字の筆順指導を行う各回毎に、「字形特定表示の有無」、「筆順番号表示の有無」、「筆順動画の再生速度」、「音声サウンド又は効果音の選択」の4種類の筆順指導設定を登録しておく手段と、
筆順番号を示す音声サウンド及び音声以外の音より成る効果音を登録しておく手段と、
各漢字の1画目から最終画目に向かって徐々に筆順を描画していく筆順動画情報を登録しておく手段と、
上記筆順指導設定を参照し、各回の筆順指導設定に基づき、「筆順番号及び字形特定表示が表示された漢字の筆順動画」、「筆順番号又は字形特定表示が表示された漢字の筆順動画」、「漢字だけの筆順動画」の何れかを設定された所定速度で再生すると共に、上記筆順動画の各画の描画のタイミングに同期させて、設定された音声サウンド又は効果音をサウンド出力部に出力する手段
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の漢字指導システムは、請求項1又は2に記載の漢字指導システムにおいて、
漢字の筆順指導を行う各回毎の筆順指導用のメッセージを登録しておく手段と、
筆順指導の各回の始めに、上記筆順指導用のメッセージを表示部に出力する手段
備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の漢字指導システムは、請求項1〜3の何れかに記載の漢字指導システムにおいて、
各漢字毎に、「当該漢字と字形特定表示及び筆順番号表示を備えた第1の筆順画像」、「当該漢字と筆順番号を備えた第2の筆順画像」、「当該漢字だけを備えた第3の筆順画像」、「当該漢字と字形特定表示を備えた第4の筆順画像」を登録しておく手段を備えており、
上記第1の筆順画像〜第4の筆順画像の何れかを表示部に出力すると共に、出力した第1の筆順画像〜第4の筆順画像の1画目から最終画目に向かって所定色で徐々に塗りつぶしていくことにより、上記「筆順番号及び字形特定表示が表示された漢字の筆順動画」、「筆順番号又は字形特定表示が表示された漢字の筆順動画」、「漢字だけの筆順動画」が再生される手段
を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の漢字指導システムにあっては、漢字の筆順指導を行う各回毎に、「字形特定表示の有無」、「筆順番号表示の有無」、「筆順動画の再生速度」、「音声サウンド又は効果音の選択」の何れか1種類以上の筆順指導設定を登録しておき、筆順指導を行う各回毎に、登録された筆順指導設定と、登録されていない筆順指導設定については予め規定された設定に基づき、「筆順番号及び字形特定表示が表示された漢字の筆順動画」、「筆順番号又は字形特定表示が表示された漢字の筆順動画」、「漢字だけの筆順動画」の何れかが所定速度で再生されると共に、上記動画の再生と同期して、「筆順番号を示す音声サウンド又は効果音」が出力されるので、上記「筆順動画」及び「音声サウンド又は効果音」に基づいて児童に空書き指導を行うことができ、先生自らが負担の大きい空書きを行う必要が無く、筆順指導を容易に行うことができる。
また、筆順指導を行う各回毎に、「字形特定表示の有無」、「筆順番号表示の有無」、「筆順動画の再生速度」、「音声サウンド又は効果音の選択」の何れか1種類以上の筆順指導設定を登録できるので、例えば筆順指導の回数が進むに従って、徐々に筆順指導設定の難易度を上げる等することにより、児童に効果的に筆順を習得させることができる。
請求項2に記載の漢字指導システムにあっては、漢字の筆順指導を行う各回毎に、「字形特定表示の有無」、「筆順番号表示の有無」、「筆順動画の再生速度」、「音声サウンド又は効果音の選択」の4種類の筆順指導設定を登録しておき、筆順指導を行う各回の筆順指導設定に基づき、「筆順番号及び字形特定表示が表示された漢字の筆順動画」、「筆順番号又は字形特定表示が表示された漢字の筆順動画」、「漢字だけの筆順動画」の何れかが設定された所定速度で再生されると共に、上記筆順動画の各画の描画のタイミングに同期させて、設定した音声サウンド又は効果音が出力されるので、上記「筆順動画」及び「音声サウンド又は効果音」に基づいて児童に空書き指導を行うことができ、先生自らが負担の大きい空書きを行う必要が無いので、筆順指導を容易に行うことができる。
また、筆順指導を行う各回毎に、「字形特定表示の有無」、「筆順番号表示の有無」、「筆順動画の再生速度」、「音声サウンド又は効果音の選択」の4種類の筆順指導設定を登録できるので、例えば筆順指導の回数が進むに従って、徐々に筆順指導設定の難易度を上げる等することにより、児童に効果的に筆順を習得させることができる。
請求項3に記載の漢字指導システムの如く、筆順指導の各回の始めに、筆順指導用のメッセージを表示部に出力するようにすれば、児童に筆順指導開始のタイミングを適切に伝えることができる。
図1は、本発明に係る成績管理システム10(以下、本システム10と称する)の機能構成を示すブロック図であり、制御部12と記憶部14を備えている。
上記制御部12は、入出力制御部16を介して、例えばプレゼンテーションマウスや物理キーボード等より成る入力部18、及び、例えば表示画面を備えた電子黒板や、制御部12から出力される画像・動画を拡大してスクリーン上に表示する画像プロジェクタ等より成る表示部20、スピーカー等より成るサウンド出力部21と接続されている。
上記入出力制御部16は、入力部18から入力された指令を制御部12に入力すると共に、制御部12から出力された表示指令に基づき上記表示部20に対する表示制御を行い、さらに、制御部12から出力されたサウンド出力指令に基づき上記サウンド出力部21に対する出力制御を行うインターフェースとして機能するものである。
上記制御部12は、パソコン等の情報処理端末のCPU並びにその動作を制御するOSやアプリケーションプログラムを有して成り、上記入出力制御部16を介して与えられた入力部18の指令に基づき、上記アプリケーションプログラムの記述内容に従った演算処理及び制御を実行し、入出力制御部20を介して実行結果を表示部20及びサウンド出力部21に出力制御する。
上記記憶部14は、漢字ドリルデータベース22、筆順指導設定記憶部24、筆順画像情報記憶部26、筆順サウンド情報記憶部28、筆順動画情報記憶部30、筆順指導メッセージ記憶部32、画面定義記憶部34を備えている。
上記漢字ドリルデータベース22、筆順指導設定記憶部24、筆順画像情報記憶部26、筆順サウンド情報記憶部28、筆順動画情報記憶部30、筆順指導メッセージ記憶部32、画面定義記憶部34は、情報処理端末を構成するハードディスク等の記憶装置内に置かれている。
上記画面定義記憶部34は、本システム10が上記表示部20の表示画面やスクリーンに表示する各種画面の画面定義情報を記憶した記憶部である。
上記漢字ドリルデータベース22には、先生が児童に指導する各漢字毎に、読み方(音読み・訓読み)、用例文・熟語、漢字の意味、筆順等を含む漢字ドリル情報が登録されている。
図2は、表示部20としての電子黒板の表示画面36に表示された漢字ドリル画面38を示すものであり、先生が児童に指導する各漢字(太、来、切、歌)の読み方(音読み・訓読み)情報40、用例文・熟語情報42、漢字の意味情報44、筆順情報46、筆順練習欄48が表示されている。
制御部12は、上記入力部18から入力された指令に基づき、上記画面定義記憶部34に登録されている漢字ドリル画面38の画面定義情報を読み出して図2の漢字ドリル画面38を生成し、表示画面36に表示するのである。
尚、上記漢字ドリル画面38の体裁は、各児童が持っている紙媒体の漢字ドリル帳と同じ体裁となっている。
また、図2の漢字ドリル画面38中の漢字「切」の読み方情報40を、入力部18としてのプレゼンテーションマウスを介してクリックすると、図3に示すように、表示画面36中に読み方情報40が拡大表示されるようになっている。
同様に、図2の漢字ドリル画面38中の漢字「切」の用例文・熟語情報42をクリックすると、図4に示すように、表示画面36中に用例文・熟語情報42が拡大表示され、また、漢字の意味情報44をクリックすると、図5に示すように、表示画面36中に漢字「切」の意味情報44が拡大表示されるようになっている。
さらに、図2の漢字ドリル画面38中の漢字「切」の筆順情報46をクリックすると、筆順指導設定記憶部24に登録された後述する筆順指導設定情報に基づき、筆順画像情報記憶部26に登録されている筆順画像情報、筆順サウンド情報記憶部28内に登録されている筆順サウンド情報、筆順動画情報記憶部30内に登録されている筆順動画情報、筆順指導メッセージ記憶部32内に登録されている筆順指導メッセージ情報による筆順指導を行うことができる。
すなわち、図6の筆順指導設定情報の登録画面例50を示す説明図の通り、本システム10においては、先生が、1回目の筆順指導から3回目までの筆順指導の各回について、とめ・はね・はらう・曲げる等の「字形特定表示の有無(0N/OFFの何れかを選択)」、1・2・3・4等の「筆順番号表示の有無(0N/OFFの何れかを選択)」、「筆順動画の再生速度」、筆順サウンドをイチ・ニ・サン・シ等の筆順番号を発する「音声サウンド」を選択するか、或いは、例えばポン・ポンの如く音声以外の「効果音」を選択するかの4種類の設定を登録することができる。
因みに、図6においては、1回目の筆順指導の場合、「字形特定表示有り(ON)」、「筆順番号表示有り(ON)」、「再生速度は、最も遅い速度と最も早い速度の中間」、「音声サウンド有り」の設定が登録されている。
また、2回目の筆順指導の場合、「字形特定表示無し(OFF)」、「筆順番号表示有り(ON)」、「再生速度は1回目よりも早い速度」、「音声サウンド有り」の設定が登録されている。
さらに、3回目の筆順指導の場合、「字形特定表示無し(OFF)」、「筆順番号表示無し(OFF)」、「再生速度は2回目よりも早い速度」、「音声サウンド有り」の設定が登録されている。
上記の通り、1回目の筆順指導から3回目の筆順指導に進むに従って、徐々に筆順指導設定の難易度を上げることにより、児童に効果的に筆順を習得させることができる。勿論、1回目から3回目迄の何れか2回以上を同じ難易度の筆順指導設定にしたり、1回目の筆順指導から3回目の筆順指導に行くに従って、徐々に筆順指導設定の難易度を下げることも可能である。
尚、本システム10では、筆順指導の設定回数は3回の場合について説明したが、3回に限定されるものではなく、少なくとも2回以上設定可能であれば良い。
上記筆順画像情報記憶部26には、各漢字毎に、筆順指導用の筆順画像が登録されている。図7は、表示部20の表示画面36に表示された漢字「切」の第1の筆順画像52を示す説明図であり、4画で構成される漢字「切」の筆順を示す筆順番号(1・2・3・4)が、漢字「切」を構成する各画の書き始め位置近傍に表示されていると共に、字形特定表示である「まげる・とめる・はらう・はねる」の文字及び「矢印や●印等」の図形が対応する字形近傍に表示されている。
尚、図8に示す通り、筆順指導設定において「字形特定表示無し(OFF)」と設定されている場合には、漢字「切」の筆順番号(1・2・3・4)は表示されるものの、字形特定表示字の無い第2の筆順画像54が表示されるようになっている。
さらに、図9に示す通り、筆順指導設定において「字形特定表示無し(OFF)」及び「筆順番号表示無し(OFF)」と設定されている場合には、字形特定表示及び筆順番号表示が表示されず、漢字「切」のみの第3の筆順画像56が表示される。
上記筆順画像情報記憶部26内には、各漢字毎に、当該漢字の画像が描かれたレイヤー、当該漢字の字形特定表示が描かれたレイヤー、当該漢字の筆順番号表示が描かれたレイヤーが登録されており、制御部12は上記3枚のレイヤーを重ねて表示画面36に表示すると共に、字形特定表示が描かれたレイヤー及び筆順番号表示が描かれたレイヤーの表示/非表示を制御する。
この結果、3枚のレイヤー全てを表示制御した場合には、漢字「切」、字形特定表示及び筆順番号表示を全て備えた第1の筆順画像52(図7)が表示され、字形特定表示が描かれたレイヤーのみ非表示制御した場合には、漢字「切」及び筆順番号表示を備えた第2の筆順画像54(図8)が表示され、字形特定表示が描かれたレイヤー及び筆順番号表示が描かれたレイヤーを非表示制御した場合には、漢字「切」だけを備えた第3の筆順画像56(図9)が表示されることとなる。
尚、上記筆順指導設定(図6参照)で、例えば、「字形特定表示有り(ON)」、「筆順番号表示無し(OFF)」と登録されていた場合には、筆順番号表示が描かれたレイヤーを非表示制御にすることにより、漢字「切」及び字形特定表示を備えた第4の筆順画像(図示省略)が表示されることとなる。
尚、上記レイヤー構造で第1〜第4の筆順画像を筆順画像情報記憶部26内に登録しておく方法以外に、各漢字毎に、「当該漢字と字形特定表示及び筆順番号表示を備えた第1の筆順画像」、「当該漢字と筆順番号表示を備えた第2の筆順画像」、「当該漢字だけを備えた第3の筆順画像」、「当該漢字と字形特定表示を備えた第4の筆順画像」の4種類の筆順画像を登録するようにしても良い。
上記筆順サウンド情報記憶部28内には、イチ・ニ・サン・シ・ゴ等の筆順番号を示す「音声サウンド」と、音声以外の適宜な音(例えばポン・ポンと鳴るような音)より成る「効果音」が所定のファイル形式で登録されている。
上記筆順指導メッセージ記憶部32内には、複数回行う筆順指導の各回の始めに表示画面36に表示するメッセージが登録されている。このメッセージは、図示しないメッセージ設定画面より各先生が任意のメッセージを登録できるようになっている。勿論、予めシステム10側でデフォルト設定のメッセージを登録しておくこともできる。
図10は、表示部20の表示画面36に表示された1回目の筆順指導用のメッセージ58の一例を示すものであり、「筆順の練習をはじめるよ」のメッセージが表示されている。
また、図11は、表示部20の表示画面36に表示された2回目の筆順指導用のメッセージ60の一例を示すものであり、「2回目の練習をはじめるよ」のメッセージが表示されている。
さらに、図12は、表示部20の表示画面36に表示された3回目の筆順指導用のメッセージ62の一例を示すものであり、「3回目の練習をはじめるよ」のメッセージが表示されている。
尚、上記において、本システム10のユーザである先生が任意に設定可能な「筆順指導設定」及び「筆順指導用のメッセージ」について、外部ファイルとして出力できるファイル形式で登録しておくことにより、一人の先生の設定ファイルを他の先生の情報処理端末にコピーするだけで同じ設定にすることが可能となる。この結果、担任の先生が変わっても同じ設定に基づく同じ指導方法を実現できるため、児童が戸惑ったりすることを防止できる。
また、漢字指導に関して著名な先生の設定ファイルをダウンロードして同じ指導方法を再現することも容易に行うことができる。
上記筆順動画情報記憶部30には、各漢字の1画目から最終画に向かって徐々に筆順を描画していく筆順動画が登録されている。この筆順動画は例えばフラッシュ形式の動画情報として登録されている。
すなわち、漢字「切」の第1の筆順画像52が表示された図7の表示画面36において再生ボタンが選択されると、制御部12は筆順動画情報記憶部30に登録された漢字「切」の筆順動画を再生し、表示画面36において、先ず、第1の筆順画像52の1画目64を筆順に従って所定色(本実施例の場合は黒色)で徐々に塗りつぶすことにより1画目64の筆順を描画し(図13)、次に、第1の筆順画像52の2画目66を筆順に従って黒色で徐々に塗りつぶすことにより2画目66の筆順を描画し(図14)、次に、第1の筆順画像52の3画目68を筆順に従って黒色で徐々に塗りつぶすことにより3画目68の筆順を描画し(図15)、最後に、第1の筆順画像52の4画(最終画)目70を筆順に従って黒色で徐々に塗りつぶすこにより4画目70の筆順を描画する(図16)。
この結果、字形特定表示及び筆順番号が表示された第1の筆順画像52の1画目64から最終画(4画)目70に向かって徐々に筆順が描画されていく筆順動画が表示画面36に表示されるのである。
また、漢字「切」の第2の筆順画像54が表示された図8の表示画面36において再生ボタンが選択されると、制御部12は筆順動画情報記憶部30に登録された漢字「切」の筆順動画を再生し、表示画面36において、先ず、第2の筆順画像54の1画目64を筆順に従って所定色(本実施例の場合は黒色)で徐々に塗りつぶすことにより1画目64の筆順を描画し(図17)、次に、第2の筆順画像54の2画目66を筆順に従って黒色で徐々に塗りつぶすことにより2画目66の筆順を描画し(図18)、次に、第2の筆順画像54の3画目68を筆順に従って黒色で徐々に塗りつぶすことにより3画目68の筆順を描画し(図19)、最後に、第2の筆順画像54の4画(最終画)目70を筆順に従って黒色で徐々に塗りつぶすこにより4画目70の筆順を描画する(図20)。
この結果、筆順番号が表示された第2の筆順画像54の1画目64から最終画(4画)目70に向かって徐々に筆順が描画されていく筆順動画が表示画面36に表示されるのである。
さらに、漢字「切」の第3の筆順画像56が表示された図9の表示画面36において再生ボタンが選択されると、制御部12は筆順動画情報記憶部30に登録された漢字「切」の筆順動画を再生し、表示画面36において、先ず、第3の筆順画像56の1画目64を筆順に従って所定色(本実施例の場合は黒色)で徐々に塗りつぶすことにより1画目64の筆順を描画し(図21)、次に、第3の筆順画像56の2画目66を筆順に従って黒色で徐々に塗りつぶすことにより2画目66の筆順を描画し(図22)、次に、第3の筆順画像56の3画目68を筆順に従って黒色で徐々に塗りつぶすことにより3画目68の筆順を描画し(図23)、最後に、第3の筆順画像56の4画(最終画)目70を筆順に従って黒色で徐々に塗りつぶすこにより4画目70の筆順を描画する(図24)。
この結果、漢字「切」だけを備えた第3の筆順画像56の1画目64から最終画(4画)目70に向かって徐々に筆順が描画されていく筆順動画が表示画面36に表示されるのである。
以下、本システム10を用いて児童に漢字の指導を行う場合の処理手順を図1のブロック図及び図25のフローチャートに基づいて説明する。
尚、図26の本システム10を用いた漢字指導時の表示画面遷移を示す説明図の通り、本システム10においては、表示部20の表示画面36に拡大表示された漢字の読み方情報40の状態から3回目の筆順指導が終了するまでの表示順序が予め規定されており、入力部18であるプレゼンテーションマウスの「進むボタン」や進む機能を割り当てた物理キーボードの「ファンクションキー」の入力操作により制御部12に「進む指示」が入力されると、
(1)拡大表示された漢字の読み方情報40の画面
(2)拡大表示された漢字の用例文・熟語情報42の画面
(3)拡大表示された漢字の意味情報44の画面
(4)1回目の筆順指導用のメッセージ58の画面
(5)第1の筆順画像52の画面・筆順動画の再生画面(図13〜図16参照)
(6)2回目の筆順指導用のメッセージ60の画面
(7)第2の筆順画像54の画面・筆順動画の再生画面(図17〜図20参照)
(8)3回目の筆順指導用のメッセージ62の画面
(9)第3の筆順画像56の画面・筆順動画の再生画面(図21〜図24参照)
の順番で画面が遷移し、「進む指示」の入力という簡単な操作で一連の漢字指導を行うことができる。
漢字の指導を行う先生は、先ず、表示部20である電子黒板の表示画面36に表示された漢字ドリル画面38(図2)中の指導漢字「切」の読み方情報40を入力部18としてのプレゼンテーションマウスを介してクリックする。これを受けて、制御部12は漢字ドリルデータベース22から抽出した漢字「切」の読み方情報40を、入出力制御部16を介して表示部20に拡大出力する(S10)。この結果、図3に示すように、表示画面36に漢字「切」の読み方情報40が拡大して表示される。
次に、先生がプレゼンテーションマウスの「進むボタン」を入力操作し、制御部12に「進む指示」が入力されると、制御部12は漢字ドリルデータベース22から抽出した漢字「切」の用例文・熟語情報42を、入出力制御部16を介して表示部20に拡大出力する(S12)。この結果、図4に示すように、表示画面36に漢字「切」の用例文・熟語情報42が拡大して表示される。
次に、先生がプレゼンテーションマウスの「進むボタン」を入力操作し、制御部12に「進む指示」が入力されると、制御部12は漢字ドリルデータベース22から抽出した漢字「切」の意味情報44を、入出力制御部16を介して表示部20に拡大出力する(S14)。この結果、図5に示すように、表示画面36に漢字「切」の意味情報44が拡大して表示される。
次に、制御部12に「進む指示」が入力されると、制御部12は筆順指導メッセージ記憶部32から抽出した1回目の筆順指導用のメッセージ58を、入出力制御部16を介して表示部20に出力する(S16)。この結果、図10に示すように、表示画面36に1回目の筆順指導用のメッセージ58である「筆順の練習をはじめるよ」が表示される。
次に、制御部12に「進む指示」が入力されると、制御部12は筆順指導設定記憶部24に登録された1回目の筆順指導設定を参照する(S18)。
図6に示した通り、1回目の筆順指導の場合、「字形特定表示有り(ON)」、「筆順番号表示有り(ON)」、「再生速度は、最も遅い速度と最も早い速度の中間」、「音声サウンド有り」の設定が登録されている。
制御部12は、上記1回目の筆順指導設定に基づき、筆順画像情報記憶部26から、筆順番号(1・2・3・4)及び字形特定表示(まげる・とめる・はらう・はねる等)が付加された第1の筆順画像52を入出力制御部16を介して表示部20に出力する(S20)。この結果、図7に示す第1の筆順画像52が表示画面36に表示される。
次に、制御部12に「進む指示」が入力されると、上記1回目の筆順指導設定に基づき、制御部12は、筆順動画情報記憶部30に登録されている漢字「切」の筆順動画を、設定された所定速度で再生する(S22)。この結果、図13〜図16に示す通り、字形特定表示及び筆順番号が表示された第1の筆順画像52の1画目64から最終画(4画)目70に向かって徐々に筆順が描画されていく筆順動画が表示画面36に表示されるのである。
また、制御部12は、筆順サウンド情報記憶部28から音声サウンドを抽出し、上記筆順動画の再生と同期させて、サウンド出力部21としてのスピーカーに出力する(S22)。すなわち、図13に示す第1の筆順画像52の1画目64の筆順が描画されるタイミングに同期させて筆順番号を示す「イチ」の音声サウンドを出力し、図14に示す第1の筆順画像52の2画目66の筆順が描画されるタイミングに同期させて筆順番号を示す「ニ」の音声サウンドを出力し、図15に示す第1の筆順画像52の3画目68の筆順が描画されるタイミングに同期させて筆順番号を示す「サン」の音声サウンドを出力し、図16に示す第1の筆順画像52の4画目70の筆順が描画されるタイミングに同期させて筆順番号を示す「シ」の音声サウンドを出力するのである。
次に、制御部12に「進む指示」が入力されると、制御部12は筆順指導メッセージ記憶部32から抽出した2回目の筆順指導用のメッセージ60を、入出力制御部16を介して表示部20に出力する(S24)。この結果、図11に示すように、表示画面36に2回目の筆順指導用のメッセージ60である「2回目の練習をはじめるよ」が表示される。
次に、制御部12に「進む指示」が入力されると、制御部12は筆順指導設定記憶部24に登録された2回目の筆順指導設定を参照する(S26)。
図6に示した通り、2回目の筆順指導の場合、「字形特定表示無し(OFF)」、「筆順番号表示有り(ON)」、「再生速度は1回目よりも早い速度」、「音声サウンド有り」の設定が登録されている。
制御部12は、上記2回目の筆順指導設定に基づき、筆順画像情報記憶部26から、字形特定表示(まげる・とめる・はらう・はねる等)が付加されず、筆順番号が付加された第2の筆順画像54を入出力制御部16を介して表示部20に出力する(S28)。この結果、図8に示す第2の筆順画像54が表示画面36に表示される。
次に、制御部12に「進む指示」が入力されると、上記2回目の筆順指導設定に基づき、制御部12は、筆順動画情報記憶部30に登録されている漢字「切」の筆順動画を、設定された所定速度で再生する(S30)。この結果、図17〜図20に示す通り、筆順番号が表示された第2の筆順画像54の1画目64から最終画(4画)目70に向かって徐々に筆順が描画されていく筆順動画が表示画面36に表示されるのである。
また、制御部12は、筆順サウンド情報記憶部28から音声サウンドを抽出し、上記筆順動画の再生と同期させて、サウンド出力部21としてのスピーカーに出力する(S30)。すなわち、図17に示す第2の筆順画像54の1画目64の筆順が描画されるタイミングに同期させて筆順番号を示す「イチ」の音声サウンドを出力し、図18に示す第2の筆順画像54の2画目66の筆順が描画されるタイミングに同期させて筆順番号を示す「ニ」の音声サウンドを出力し、図19に示す第2の筆順画像54の3画目68の筆順が描画されるタイミングに同期させて筆順番号を示す「サン」の音声サウンドを出力し、図20に示す第2の筆順画像54の4画目70の筆順が描画されるタイミングに同期させて筆順番号を示す「シ」の音声サウンドを出力するのである。
次に、制御部12に「進む指示」が入力されると、制御部12は筆順指導メッセージ記憶部32から抽出した3回目の筆順指導用のメッセージ62を、入出力制御部16を介して表示部20に出力する(S32)。この結果、図12に示すように、表示画面36に3回目の筆順指導用のメッセージ60である「3回目の練習をはじめるよ」が表示される。
次に、制御部12に「進む指示」が入力されると、制御部12は筆順指導設定記憶部24に登録された3回目の筆順指導設定を参照する(S34)。
図6に示した通り、3回目の筆順指導の場合、「字形特定表示無し(OFF)」、「筆順番号表示無し(OFF)」、「再生速度は2回目よりも早い速度」、「音声サウンド有り」の設定が登録されている。
制御部12は、上記3回目の筆順指導設定に基づき、筆順画像情報記憶部26から、字形特定表示及び筆順番号表示が表示されず、漢字「切」のみの第3の筆順画像56を入出力制御部16を介して表示部20に出力する(S36)。この結果、図9に示す第3の筆順画像56が表示画面36に表示される。
次に、制御部12に「進む指示」が入力されると、上記3回目の筆順指導設定に基づき、制御部12は、筆順動画情報記憶部30に登録されている漢字「切」の筆順動画を、設定された所定速度で再生する(S38)。この結果、図21〜図24に示す通り、第3の筆順画像56の1画目64から最終画(4画)目70に向かって徐々に筆順が描画されていく筆順動画が表示画面36に表示されるのである。
また、制御部12は、筆順サウンド情報記憶部28から音声サウンドを抽出し、上記筆順動画の再生と同期させて、サウンド出力部21としてのスピーカーに出力する(S38)。すなわち、図21に示す第3の筆順画像56の1画目64の筆順が描画されるタイミングに同期させて筆順番号を示す「イチ」の音声サウンドを出力し、図22に示す第3の筆順画像56の2画目66の筆順が描画されるタイミングに同期させて筆順番号を示す「ニ」の音声サウンドを出力し、図23に示す第3の筆順画像56の3画目68の筆順が描画されるタイミングに同期させて筆順番号を示す「サン」の音声サウンドを出力し、図24に示す第3の筆順画像56の4画目70の筆順が描画されるタイミングに同期させて筆順番号を示す「シ」の音声サウンドを出力するのである。
尚、上記筆順指導設定(図6参照)で、例えば、4回目の筆順指導設定として、「字形特定表示有り(ON)」、「筆順番号表示無し(OFF)」、「再生速度は3回目よりも早い速度」、「効果音有り」と登録されていた場合には、4回目の筆順指導設定に基づき、制御部12は、漢字「切」及び字形特定表示を備えた第4の筆順画像(図示省略)を表示部20に出力する。
次に、制御部12は、筆順動画情報記憶部30に登録されている漢字「切」の筆順動画を、設定された所定速度で再生すると共に、筆順サウンド情報記憶部28から効果音を抽出し、上記筆順動画の各画の描画のタイミングに同期させて、サウンド出力部21としてのスピーカーに出力するのである。
上記した本システム10にあっては、筆順指導を行う各回毎に、登録された筆順指導設定に基づき、「筆順番号及び字形特定表示が表示された漢字の筆順動画」、「筆順番号又は字形特定表示が表示された漢字の筆順動画」、「漢字だけの筆順動画」の何れかが設定速度で再生されると共に、上記動画の再生と同期して、「筆順番号を示す音声サウンド又は効果音」を出力するよう構成したことにより、上記「筆順動画」及び「音声サウンド又は効果音」に基づいて児童に空書き指導を行うことができ、先生自らが負担の大きい空書きを行う必要が無いので、筆順指導を容易に行うことができる。
また、筆順指導を行う各回毎に、「字形特定表示の有無(ON/OFF)」、「筆順番号表示の有無(ON/OFF)」、「筆順動画の再生速度」、「音声サウンド又は効果音の選択」の4種類の筆順指導設定を登録できるので、例えば筆順指導の回数が進むに従って、徐々に筆順指導設定の難易度を上げる等することにより、児童に効果的に筆順を習得させることができる。
さらに、筆順指導を行う各回の始めに、筆順指導用のメッセージ58,60,62が表示されるようになっているので、児童に空書きによる筆順指導開始のタイミングを適切に伝えることができる。
上記においては、図6に示した通り、「字形特定表示の有無(ON/OFF)」、「筆順番号表示の有無(ON/OFF)」、「筆順動画の再生速度」、「筆順サウンドの選択(音声サウンド又は効果音)」の4種類の筆順指導設定を登録する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上記4種類中の少なくとも1種類以上の筆順指導設定を登録できるものであっても良い。
従って、例えば、「筆順動画の再生速度」のみの筆順指導設定を登録できる仕様、「字形特定表示の有無」及び「筆順番号表示の有無」の2種類の筆順指導設定を登録できる仕様、「筆順サウンドの選択(音声サウンド又は効果音)」のみの筆順指導設定を登録できる仕様等、登録できる筆順指導設定の種類を、上記4種類の筆順指導設定の中から適宜選定するようにしても良い。
この場合、制御部12は、筆順指導設定記憶部24に登録された各回の筆順指導設定を参照し、登録されている筆順指導設定に基づき、筆順動画の再生・筆順サウンドの出力を行うが、登録可能な筆順指導設定に選定せず、筆順指導設定記憶部24に登録されていない設定に関しては、システム10側で予め規定した設定に従って筆順動画の再生・筆順サウンドの出力を行うようにする。
例えば、「字形特定表示の有無(ON/OFF)」を登録可能な筆順指導設定に選定しなかった場合には、システム10側で規定した「字形特定表示が常に表示された筆順動画」又は「字形特定表示が常に表示されない筆順動画」の何れかを再生するようにする。
また、「筆順番号表示の有無(ON/OFF)」を登録可能な筆順指導設定に選定しなかった場合には、システム10側で規定した「筆順番号が常に表示された筆順動画」又は「筆順番号が常に表示されない筆順動画」の何れかを再生するようにする。
さらに、「筆順動画の再生速度」を登録可能な筆順指導設定に選定しなかった場合には、システム10側で規定した所定の再生速度で筆順動画を再生するようにする。
また、「筆順サウンドの選択(音声サウンド又は効果音)」を登録可能な筆順指導設定に選定しなかった場合には、システム10側で規定した「音声サウンド」又は「効果音」の何れかの筆順サウンドを常に出力するようにする。
この場合も、筆順指導を行う各回毎に、登録された筆順指導設定と、登録されていない筆順指導設定については予めシステム10側で規定された設定に基づき、「筆順番号及び字形特定表示が表示された筆順動画」、「筆順番号又は字形特定表示が表示された筆順動画」、「漢字だけの筆順動画」の何れかが所定速度で再生されると共に、上記動画の再生と同期して、「筆順番号を示す音声サウンド又は効果音」が出力されるので、上記「筆順動画」及び「音声サウンド又は効果音」に基づいて児童に空書き指導を行うことができ、先生自らが負担の大きい空書きを行う必要が無く、筆順指導を容易に行うことができる。
また、筆順指導を行う各回毎に、「字形特定表示の有無(ON/OFF)」、「筆順番号表示の有無(ON/OFF)」、「筆順動画の再生速度」、「筆順サウンドの選択(音声サウンド又は効果音)」の何れか1種類以上の筆順指導設定を登録できるので、例えば筆順指導の回数が進むに従って、徐々に筆順指導設定の難易度を上げる等することにより、児童に効果的に筆順を習得させることができる。
また、上記においては、各漢字毎に、「当該漢字と字形特定表示及び筆順番号表示を備えた第1の筆順画像52」、「当該漢字と筆順番号を備えた第2の筆順画像54」、「当該漢字だけを備えた第3の筆順画像56」、「当該漢字と字形特定表示を備えた第4の筆順画像(図示省略)」を表示部20に出力すると共に、出力した第1の筆順画像〜第4の筆順画像の1画目から最終画目に向かって所定色(黒色)で徐々に塗りつぶしていくことにより、「筆順番号及び字形特定表示が表示された筆順動画」、「筆順番号又は字形特定表示が表示された筆順動画」、「漢字だけの筆順動画」が再生される場合を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、上記第1の筆順画像52〜第4の筆順画像を備えることなく、予め、筆順動画情報記憶部30内に、各漢字毎に、「筆順番号及び字形特定表示が付加された筆順動画」、「筆順番号又は字形特定表示が付加された筆順動画」、「漢字だけの筆順動画」を登録しておき、これら動画を再生することにより、「筆順番号及び字形特定表示が表示された筆順動画」、「筆順番号又は字形特定表示が表示された筆順動画」、「漢字だけの筆順動画」を実現するようにしても良い。
本発明に係る漢字指導システムの機能構成を示すブロック図 表示部の表示画面に表示された漢字ドリル画面を示す説明図 表示部の表示画面に拡大表示された漢字の読み方情報を示す説明図 表示部の表示画面に拡大表示された漢字の用例文・熟語情報を示す説明図 表示部の表示画面に拡大表示された漢字の意味情報を示す説明図 筆順指導設定情報の登録画面例を示す説明図 表示部の表示画面に表示された漢字「切」の第1の筆順画像を示す説明図 表示部の表示画面に表示された漢字「切」の第2の筆順画像を示す説明図 表示部の表示画面に表示された漢字「切」の第3の筆順画像を示す説明図 表示部の表示画面に表示された1回目の筆順指導用のメッセージを示す説明図 表示部の表示画面に表示された2回目の筆順指導用のメッセージを示す説明図 表示部の表示画面に表示された3回目の筆順指導用のメッセージを示す説明図 漢字「切」の第1の筆順画像の1画目の筆順を描画する場合を示す説明図 漢字「切」の第1の筆順画像の2画目の筆順を描画する場合を示す説明図 漢字「切」の第1の筆順画像の3画目の筆順を描画する場合を示す説明図 漢字「切」の第1の筆順画像の4画目の筆順を描画する場合を示す説明図 漢字「切」の第2の筆順画像の1画目の筆順を描画する場合を示す説明図 漢字「切」の第2の筆順画像の2画目の筆順を描画する場合を示す説明図 漢字「切」の第2の筆順画像の3画目の筆順を描画する場合を示す説明図 漢字「切」の第2の筆順画像の4画目の筆順を描画する場合を示す説明図 漢字「切」の第3の筆順画像の1画目の筆順を描画する場合を示す説明図 漢字「切」の第3の筆順画像の2画目の筆順を描画する場合を示す説明図 漢字「切」の第3の筆順画像の3画目の筆順を描画する場合を示す説明図 漢字「切」の第3の筆順画像の4画目の筆順を描画する場合を示す説明図 児童に漢字の指導を行う場合の処理手順を示すフローチャート 漢字指導時の表示画面遷移を示す説明図
10 漢字指導システム
12 制御部
14 記憶部
16 入出力制御部
18 入力部
20 表示部
21 サウンド出力部
22 漢字ドリルデータベース
24 筆順指導設定記憶部
26 筆順画像情報記憶部
28 筆順サウンド情報記憶部
30 筆順動画情報記憶部
32 筆順指導メッセージ記憶部
34 画面定義記憶部
36 表示画面
38 漢字ドリル画面
40 漢字の読み方情報
42 漢字の用例文・熟語情報
44 漢字の意味情報
46 筆順情報
48 筆順練習欄
50 筆順指導設定情報の登録画面例
52 第1の筆順画像
54 第2の筆順画像
56 第3の筆順画像
58 1回目の筆順指導用のメッセージ
60 2回目の筆順指導用のメッセージ
62 3回目の筆順指導用のメッセージ
64 1画目
66 2画目
68 3画目
70 4画(最終画)目

Claims (4)

  1. 漢字の筆順指導を行う各回毎に、「字形特定表示の有無」、「筆順番号表示の有無」、「筆順動画の再生速度」、「音声サウンド又は効果音の選択」の何れか1種類以上の筆順指導設定を登録しておく手段と、
    筆順番号を示す音声サウンド及び音声以外の音より成る効果音を登録しておく手段と、
    各漢字の1画目から最終画目に向かって徐々に筆順を描画していく筆順動画情報を登録しておく手段と、
    上記筆順指導設定を参照した上で、登録された筆順指導設定と、登録されていない筆順指導設定関しては予め規定した設定に基づき、「筆順番号及び字形特定表示が表示された漢字の筆順動画」、「筆順番号又は字形特定表示が表示された漢字の筆順動画」、「漢字だけの筆順動画」の何れかを所定速度で再生すると共に、上記筆順動画の各画の描画のタイミングに同期させて、音声サウンド又は効果音をサウンド出力部に出力する手段
    を備えたことを特徴とする漢字指導システム。
  2. 漢字の筆順指導を行う各回毎に、「字形特定表示の有無」、「筆順番号表示の有無」、「筆順動画の再生速度」、「音声サウンド又は効果音の選択」の4種類の筆順指導設定を登録しておく手段と、
    筆順番号を示す音声サウンド及び音声以外の音より成る効果音を登録しておく手段と、
    各漢字の1画目から最終画目に向かって徐々に筆順を描画していく筆順動画情報を登録しておく手段と、
    上記筆順指導設定を参照し、各回の筆順指導設定に基づき、「筆順番号及び字形特定表示が表示された漢字の筆順動画」、「筆順番号又は字形特定表示が表示された漢字の筆順動画」、「漢字だけの筆順動画」の何れかを設定された所定速度で再生すると共に、上記筆順動画の各画の描画のタイミングに同期させて、設定された音声サウンド又は効果音をサウンド出力部に出力する手段
    を備えたことを特徴とする漢字指導システム。
  3. 漢字の筆順指導を行う各回毎の筆順指導用のメッセージを登録しておく手段と、
    筆順指導の各回の始めに、上記筆順指導用のメッセージを表示部に出力する手段
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の漢字指導システム。
  4. 各漢字毎に、「当該漢字と字形特定表示及び筆順番号表示を備えた第1の筆順画像」、「当該漢字と筆順番号を備えた第2の筆順画像」、「当該漢字だけを備えた第3の筆順画像」、「当該漢字と字形特定表示を備えた第4の筆順画像」を登録しておく手段を備えており、
    上記第1の筆順画像〜第4の筆順画像の何れかを表示部に出力すると共に、出力した第1の筆順画像〜第4の筆順画像の1画目から最終画目に向かって所定色で徐々に塗りつぶしていくことにより、上記「筆順番号及び字形特定表示が表示された漢字の筆順動画」、「筆順番号又は字形特定表示が表示された漢字の筆順動画」、「漢字だけの筆順動画」が再生される手段
    を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の漢字指導システム。




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