JP2015049308A - 書き方練習システム及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】文字や図形等の書き方を習得する際に、学習者の技能に応じた適正且つ的確な指導が可能であり、学習効率を高め且つ十分な学習効果を達成することができる書き方練習システム等を提供する。【解決手段】本発明による書き方練習システムは、文字、図形、記号、又はその他の形状を記憶する情報記憶部と、学習者が、それらの文字、図形、記号、又はその他の形状から選択された練習対象を手書き入力するための手書き入力部を備える。また、例えば、「かきじゅんアニメ」ステップや「かきかたレッスン」ステップにおいて、学習者が練習対象を手書き入力する際に、練習対象を複数の部分(例えば漢字の画)に分割し、分割された部分毎に、学習者による手書き入力を支援又は案内する入力ガイド部も具備する。【選択図】図5

Description

本発明は、書き方練習システム、及びそのためのプログラムに関する。
一般に、学習者が文字や図形等の書き方を練習する場合、文字や図形等の手本が印刷されている練習ノート(練習帳)等を用い、それを参考にして練習するか、或いは、点線や薄線等で印刷された手本を上からなぞって練習するようにしていた。また、練習ノートに代えて、コンピュータ等の情報処理装置を利用した書き方学習装置が提案されている。
かかる書き方学習装置として、例えば特許文献1には、文字や図形等を手書きするためのペンと、手書面に記入範囲を指定する枠を有しペンの接触に一致する軌跡を表示する表示手段と、表示手段の下層に設けられ、軌跡に沿った座標位置を検出する検出手段とを有し、枠内に補助線が設けられたものが記載されている。
この書き方学習装置は、学習者が、文字や図形等を手書面にペンによって直接書いている感覚で手書入力することを可能ならしめることを企図し、また、文字や図形の書き方が手本に比して適正であるか否かを判定することにより、学習者が、文字や図形等の書き方を単独で効果的に習得できるようにすることを企図したものである。さらに、枠や補助線を設けることにより、学習者がペンで手書面に文字や図形等を記入する際に、練習ノートに近い感覚が得られるような工夫がなされている。
特開2001−14100号公報
しかし、練習ノートを用いた書き方学習では、上述の如く文字や図形等の手本が予め印刷されており、学習者は、それを参照見本として目で確認しながら書き写したり、その軌跡を単になぞったりして練習することとなる。その結果、学習者は、手本の形を正確に覚えることを意識することなく、また、文字や図形等を書く際の注意点に留意することなく、書く、なぞるといった作業に終始してしまいがちになり易い。そうすると、手本がない状態では、手本があるときと同様に上手く書くことができなかったり、文字や図形等を憶えるまでに多くの時間が掛かかってしまったりといった状況が生じ得るので、十分な学習効果を効率よく得るには限界があった。また、上記特許文献1に記載の従来装置においても、文字や図形等の手本が表示され、それを視認して書き写したりなぞったりするのであれば、練習ノートを情報処理装置で単に代替したとしても事情は同じである。よって、この点において、従来装置によっても、効率よく十分な学習効果を得ることは困難であった。
また、未就学の幼児や低学年児童にとって、簡易な文字や図形等であっても、それを書いたり描いたりするのは大変な作業であり、より複雑な文字や図形等を独学で練習してその書き方を習得して行くには、通常、先生等の熟練者や親等の大人のサポート(指導や支援)が必要である。例えば、文字の書き方練習の場合、学習者の筆跡が手本の形からずれていないか否かを一画毎に判断し、ずれている場合には、その一画毎に適切な指導を行い、その上で、文字全体を書き終えた後に、学習者自身が自分の筆跡と手本とを比較考量するように指導する等が望まれる。さらに、学習者の技能が徐々に上達していく過程では、その上達の度合に応じた適正且つ的確な指導や支援も切望される。しかし、練習ノートや情報処理装置を用い、単に、文字や図形等の手本を見て書き写したり、それをなぞって練習したりするだけの上記従来の書き方学習では、それらの要求を十分に満たすことも困難であった。
またさらに、特に文字の書き方学習においては、きれいな字形(字体)で書くことと書き順を正しく書くことの両方の習得が必要である。これに対し、従来、それぞれを個別に学習する手法が知られており、また、例えば文字の手本に加えて各画に書き順の数字を記載したもの等も見受けられた。しかし、きれいな字形で書くことと書き順を正しく書くことの双方を、より効果的且つ効率的に習得するための優れた手法は未だ実現されておらず、また、手本を書き写したりなぞったりする学習を提供する練習ノートや情報処理装置では、依然として上述した課題が残ってしまうという不都合があった。
そこで、本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、文字や図形等の書き方を、学習者が独学で(単独で)習得する場合でも、学習者の技能に応じた適正且つ的確な指導や支援が可能であり、文字や図形等の学習効率を高め且つ十分な学習効果を得ることができる書き方練習システム、書き方練習システム、及びそれらのためのプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明による書き方練習システムは、学習者による文字、図形、記号、又はその他の形状の書き方の練習に使用される(供される)ものであって、文字、図形、記号、又はその他の形状を記憶する情報記憶部と、学習者が、それらの文字、図形、記号、又はその他の形状から選択された練習対象を手書き入力するための手書き入力部と、学習者が練習対象を手書き入力する際(同時である必要はなく、入力前、入力中、及び入力後を問わない)に、練習対象を複数の部分に分割し、分割された部分毎に、学習者による手書き入力を支援又は案内する入力ガイド部を備える。なお、練習対象の「選択」は、その候補のなかから学習者が選択するようにしてもよいし、学習者への学習支援の内容に応じて設定されたものを学習者に提示するようにしてもよい。
このように構成された書き方練習システムでは、情報記憶部に記憶された文字、図形、記号、又はその他の形状から選択された練習対象について、実際に手書き入力を行うことにより、その書き方の練習を行うことができる。その際、入力ガイド部により、練習対象が複数の部分に分割され、学習者に対して、その部分毎に手書き入力の支援又は案内が行われる。これにより、学習者は、その練習対象の手本を単に見ながら書くのではなく、提示された練習対象の全体像を思い出しつつ、各部分の配置や他の部分との関係を考慮するといった思考錯誤を行いながら、練習対象の全体を書き上げる途中においても、入力ガイド部による適切な支援又は案内を受けることができる。かかる入力支援は、例えば練習対象の手本をなぞり書きする場合においても、極めて有効である。
より具体的には、そのような入力ガイドが特に有用な練習対象として、種々の画数のものが存在し、学習者のレベルによっては、正しい書き順を習得することに難しいものを含む文字であるひらがな、カタカナ、アルファベット又は漢字を挙げることができる。ただし、これらに限定されない。このとき、学習者がそれらの文字を手書き入力する際に、入力ガイド部によって、その文字の書き順に沿って一画毎に、学習者の手書き入力を支援又は案内するように構成すると好適である。例えば、複数の画を有する漢字等の文字には、その書き方を初めて学ぶ学習者が注意(留意)するべき事項や箇所が複数あり、それらの複数の注意事項等をまとめて(一遍に)学習者に知らしめても、学習者はそれを全て覚えることは難しい。これに対し、文字の一画毎にそのような注意事項等を表示等により学習者に指導することにより、学習者の技能の上達を促進することができる。
また、書き方練習システムが、練習対象の複数の部分のそれぞれに対し、学習者が手書き入力部において手書き入力するべき範囲及び/又は方向を設定する範囲設定部と、練習対象の複数の部分のそれぞれに対し、学習者により手書き入力された結果がその範囲内であるか否か及び/又はその方向に合致しているか否かを検出し、その検出結果に基づいて、学習者による手書き入力の適否を判定する検出判定部とを備えるように構成してもよい。換言すれば、練習対象が文字の場合、範囲設定部により、その文字の一画毎に、手本の運筆範囲(連続した時系列の筆跡に対応する座標)及び運筆方向が予め設定され、検出判定部により、学習者の手書き入力結果が、その手本の運筆範囲及び/又は運筆方向と照合対比され、その結果に基づいて、学習者の手書き入力に誤りがあるか否かを即時に判定するように構成することができる。
より具体的には、範囲設定部が、練習対象の複数の部分のそれぞれに対し、その始点を含む第1の範囲、その終点を含む第2の範囲、並びに、それらの始点及び終点の途中点(途中箇所)を含む第3の範囲のうち少なくとも何れか1つを設定し、検出判定部が、学習者により手書き入力された始点が第1の範囲内であるか否か、学習者により手書き入力された終点が第2の範囲内であるか否か、及び、学習者により手書き入力された途中点が第3の範囲内にあるか否かのうち少なくとも何れか1つを検出し、その検出結果に基づいて、学習者による手書き入力の適否(適正であるか不適正であるか)を判定するようにした構成が挙げられる。
このように構成すれば、学習者が練習対象の複数の部分のそれぞれを手書き入力する毎に、その手書き入力結果の適否が判定されるので、その結果を入力ガイド部にフィードバック等することにより、学習者に対する入力支援や案内をより綿密且つ的確に行うことができる。また、その判定が、練習対象の全体形状と手書き入力されたものの全体形状を詳細に比較するのではなく、練習対象の一部に対して(例えば文字であれば一画毎に)行われるので、判定作業を簡略化しつつ、学習者の書き方技能の上達の度合いを推測又は把握したり、或いは、学習者の書き方の癖を判断したりといったことも可能となる。
例えば、学習者による書き出し(始点)の入力位置が第1の範囲から外れている場合、その練習対象(例えば文字)の該当部分の正しい書き順を学習者が理解していない、或いは、それを判っていたとしても正しい書き出し(書き始め)位置を習得していないといった可能性を把握することができ、その場合、例えば、手書き入力部に正しい始点位置を表示するといった入力ガイドを行うことができる。
また、書き出しの入力位置は第1の範囲内に収まっているが、書き終わり(終点)の入力位置が第2の範囲から外れている場合、或いは、書いている途中の入力位置が第3の範囲からがずれている場合、正しい始点位置から書き始めているものの、途中で正しい軌跡からずれてしまった結果であり、その練習対象(例えば文字)の該当部分の正しい書き終わり位置又は正しい途中位置を学習者が理解していない可能性を把握することができる。この場合には、例えば、手書き入力部に正しい終点位置、正しい途中点、又は、正しい画(その該当部分の全体)を適宜の時間表示するといった入力ガイドを行うことができる。
或いは、学習者による書き出し(始点)の入力位置が第1の範囲から外れており、且つ、書き終わり(終点)の入力位置が第2の範囲からも外れていたり、或いは、書いている途中の入力位置も第3の範囲から外れていたりする場合、学習者がその練習対象の該当部分の正しい形を全く覚えていない可能性が疑われる。このような場合には、手書き入力部に正しい始点位置と終点位置の両方を表示し、必要に応じて、正しい途中点位置を追加表示したり、正しい画(その該当部分の全体)を表示したりといった入力ガイドを実施することができる。なお、始点、終点、及び途中点といった複数点の位置を表示する場合、学習者によるそれらの認知を容易ならしめるべく、例えば、それらを互いに異なる色(配色)で表示すると好適である。
加えて、形状の比較のみではなく、運筆における方向についても学習者による手書き入力の適否を判定することができるので、例えば、文字の一部について、その筆跡は手本と合っているものの、それを逆方向から書いてしまったときにも、それが不適正であることを検出して学習者に知らせることが可能となる。
さらに、検出判定部が、上述した学習者による手書き入力の判定結果を、学習者に対して視覚的及び/又は聴覚的に報知するようにしてもよい。その際の報知手段としては、特に制限されず、学習者による始点や終点の入力時に、画面の状態を変化させたり、音声を鳴らしたりといった手法を例示することができる。こうすることにより、学習者に正しい入力位置をより効果的に印象付けることができ、また、正しい入力ができた場合(正解した場合)に学習者の練習意欲を湧き立たせ、その結果、学習効果がより一層向上される。
また、入力ガイド部は、学習者の手書き入力が検出判定部によって不適正と判定されたときに、学習者に再入力を求め、且つ、練習対象における判定対象である部分の始点、終点、途中点、一部、及び全部のうち少なくとも一つを手書き入力部に一時的に表示させるようにしてもよい。
このようにすれば、学習者が該当部分の入力を間違えたときに、その始点、終点、途中点、一部、及び全部のうち少なくとも一つが、言わばヒントとして直ちに表示され、それに従って再入力を行うことができるので、記憶が曖昧な部分を即座に確認したり、誤りをその場ですぐさま修正したりすることができるので、学習効果を更に一層高めることができる。
また、本発明による手書き練習プログラムは、上述した本発明による手書き練習システムを実現するために有用なものであって、文字、図形、記号、又はその他の形状を記憶する情報記憶部にアクセス可能なコンピュータを、学習者がそれらの文字、図形、記号、又はその他の形状から選択された練習対象を手書き入力するための手書き入力部、及び、学習者が練習対象を手書き入力する際に、練習対象を複数の部分に分割し、その分割された部分毎に、学習者による手書き入力を支援又は案内する入力ガイド部として機能させるためのものである。
本発明によれば、学習者が、文字、図形、記号、又はその他の形状から選択された練習対象を手書き入力部に手書き入力する際に、入力ガイド部により、練習対象が複数の部分に分割され、学習者に対して、その部分毎に手書き入力の支援又は案内が行われる。これにより、学習者は、その練習対象の手本を単に見ながら書くのではなく、思考錯誤を行いながら書き方練習を行うことができ、また、学習者が独学で書き方練習を行う場合でも、学習者の技能に応じた適正且つ的確な指導や支援を受けることができるので、学習効率を高め且つ十分な学習効果を得ることが可能となる。
本発明による書き方練習システムの好適な一実施形態を示す概略構成図(システム構成図)である。 図1に示す実施形態におけるサーバ装置の好適な一実施形態を示す概略構成図(システムブロック図)である。 図1及び図2に示すサーバ装置を機能的な観点から示す概略構成図(機能構成図)である。 図1に示す端末装置の概略構成図であり、機能的な観点を含む機能構成図でもある。 学習支援の一環として提供される書き方練習を行うための手順の一部を含む画面遷移の一例を示す概略フロー図である。 書き方練習画面(書き方練習に関する内容を提示するページ画面)の一例を模式的に示す概略平面図である。 (A)及び(B)は、練習対象の書き順アニメーションを再生している状態の一部を模式的に示す平面図である。 (A)〜(C)は、学習者が練習対象文字の書き方練習を行っている状態の一部を模式的に示す平面図である。 (A)〜(C)は、学習者が練習対象文字の書き方練習を行っている状態の一部を模式的に示す平面図である。 (A)〜(C)は、学習者が練習対象文字の書き方練習を行っている状態の一部を模式的に示す平面図である。 (A)〜(E)は、学習者が練習対象文字の書き方練習を行っている状態の一部を模式的に示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。さらに、当業者であれば、以下に述べる各要素を均等なものに置換した実施の形態を採用することが可能であり、かかる実施の形態も本発明の範囲に含まれる。またさらに、必要に応じて示す上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図示の表示に基づくものとする。さらにまた、図面における各種の寸法比率は、その図示の比率に限定されるものではない。また、以下においては、理解を容易にするべく、情報処理装置を利用して本発明が実現される実施の形態を例にとって説明するが、上述の如く、本発明はそれに限定されない。
図1は、本発明による書き方練習システムの好適な一実施形態を示す概略構成図(システム構成図)である。同図に示すとおり、サーバ装置100と端末装置200とが、ネットワークNを介して相互に通信可能に設定されることにより、書き方練習システム1が構成される。
サーバ装置100は、ネットワークNに接続されたサーバ用コンピュータであり、そのサーバ用コンピュータにおいて所定のサーバ用プログラムが動作することにより、サーバ機能を実現するものである。本実施形態において、サーバ装置100は、書き方練習システム1により学習者の学習を支援する事業者等によって提供され得る。
端末装置200は、ネットワークNに接続され、サーバ装置100にアクセス可能なコンピュータである。本実施形態において、端末装置200は、書き方練習システム1のユーザである学習者が家庭等で学習する際に使用されるものであって、このような端末装置200として、好適にはタブレットコンピュータ(以下「タブレット端末」という。)が想定される。そこで、以下においては、理解を容易にするべく、端末装置200がタブレット端末である実施の形態を例にとって説明する。しかしながら、本発明において、端末装置200はタブレット端末に限られるものではなく、他にも、パソコン(PC)、家庭用ゲーム機器(携帯型ゲーム機を含む)、携帯電話機(いわゆるフィーチャーフォン)、スマートフォン(多機能携帯電話機)、携帯情報端末(Personal Digital Assistant;PDA)、携帯音楽プレイヤ、電子書籍リーダ、その他のコンピュータ機器を採用してもよいことは言うまでもない。
ネットワークNは、例えばインターネット等を含む情報処理に係る通信回線又は通信網であり、その具体的な構成は、サーバ装置100と端末装置200との間でデータの送受信が可能なように構成されていれば特に制限されず、有線であるか無線であるかも問わない。また、ネットワークNは、複数種の通信回線や通信網及び種々のネットワーク機器を含んで構成され得る。例えば、ネットワークNは、端末装置200に無線接続される基地局や無線LANのアクセスポイント(WiFiルータ等)、基地局に接続された移動体通信網、アクセスポイントからルータやモデムを介して接続された電話回線、ケーブルテレビ回線又は光通信回線などの公衆回線、サーバ装置100に接続されたインターネット、移動体通信網や公衆回線とインターネットを接続するゲートウェイ装置を含む。
図2は、本実施形態におけるサーバ装置100の好適な一実施形態を示す概略構成図(システムブロック図)である。同図に示すとおり、サーバ装置100は、CPUやMPUといった演算処理部101、記憶装置としてのROM102及びRAM103、入力部105及び外部メモリ106が接続された外部インターフェース104、ディスプレイモニタ111が接続された画像処理部107、ディスク又はメモリデバイス等が収容又は接続されるスロットドライブ108、スピーカ装置112が接続された音声処理部109、並びに、ネットワークインターフェース110を備え、これらが、例えば、内部バス、外部バス、及び拡張バスを含むシステムバスといった伝送路120を介して互いに接続されて構成される。なお、入力部105、外部メモリ106、ディスプレイモニタ111、スピーカ装置112等の入出力を担うデバイス装置は、必要に応じて適宜省略してもよいし、それらを備える場合であっても、それらは伝送路120に常時接続されていなくてもよい。
演算処理部101は、サーバ装置100全体の動作を制御し、上述した他の構成要素との間で制御信号及び情報信号(データ)の送受信を行うとともに、学習支援としての書き方練習に必要な各種の演算処理を行う。そのため、演算処理部101は、いわゆるレジスタ等の高速アクセス可能な記憶領域に対して、数値演算ユニット等を用いた加減乗除等の算術演算、論理和、論理積、論理否定等の論理演算、ビット和、ビット積、ビット反転、ビットシフト、ビット回転等のビット演算等、更に必要に応じて、飽和演算、三角関数演算、ベクトル演算等を行うことが可能なように構成されている。
また、ROM102には、一般に、電源投入後、最初に実行されるIPL(Initial Program Loader)が記録されており、これが実行されることにより、スロットドライブ108に収容又は接続されるディスクやメモリデバイスに記録されたサーバ用プログラムや学習支援プログラムが、演算処理部101によって一旦RAM103に読み出され、そのプログラムが演算処理部101によって実行される。さらに、ROM102には、サーバ装置100全体の動作制御に必要なオペレーティングシステムのプログラムやその他の各種データが記録されている。
さらに、RAM103は、サーバ用プログラム、書き方練習プログラム、及び、各種データを一時的に記憶するためのものであり、上記の如く、読み出されたサーバ用プログラムや書き方練習プログラム、その他、学習の進行や複数の端末装置200間の通信に必要なデータ等がRAM103に保持される。さらに、演算処理部101は、RAM103に変数領域を設定し、その変数領域に格納された値に対しても数値演算ユニットを用いた直接演算を行ったり、或いは、RAM103に格納された値をレジスタに一旦複製又は移設格納してそのレジスタに対しても直接演算を行ったり、さらには、それらの演算結果をRAM103に書き戻したりといった処理を行う。
また、外部インターフェース104を介して接続された入力部105は、サーバ装置100を用いて書き方練習やその他の問題、教材等を含む講座を提供する事業者側のユーザが行う各種の操作入力を受け付けるものであり、入力部105としては、キーボード、タッチパッド、タッチパネルの他、例えば、音声入力装置を採用することができ、種々の操作入力、決定操作、取消操作、メニュー表示等の指示入力を行うことが可能であれば、デバイスの種類は特に制限されない。
さらに、RAM103や、外部インターフェース104を介して着脱自在に接続された外部メモリ106には、サーバ装置100の作動状況、各端末装置200のアクセス状況、各端末装置200における書き方練習の進行状況や過去の成績等を示すデータ、端末装置200間の通信のログ(記録)のデータ等が書き換え可能に記憶される。
また、画像処理部107は、スロットドライブ108から読み出された各種データを、演算処理部101により、又は、画像処理部107自体により加工処理した後、その処理後の画像情報をフレームメモリ等に記録する。このフレームメモリに記録された画像情報は、所定の同期タイミングでビデオ信号に変換され、画像処理部107に接続されるディスプレイモニタ111へ出力される。これにより、各種の画像表示が可能となる。また、学習支援に関する画像情報は、演算処理部101との協働処理等によって、画像処理部107及び/又は演算処理部101から各端末装置200へ送出される。
またさらに、音声処理部109は、スロットドライブ108から読み出された各種データを音声信号に変換し、音声処理部109に接続されたスピーカ装置112から出力する。また、学習支援に関する音声情報(キャラクタの声や効果音など)は、演算処理部101との協働処理等によって、音声処理部109及び/又は演算処理部101から各端末装置200へ送出される。
さらにまた、ネットワークインターフェース110は、サーバ装置100をネットワークNへ接続するためのものであり、例えば、LANの構築に使用される諸規格に準拠するもの、アナログモデム、ISDNモデム、ADSLモデム、ケーブルテレビジョン回線を用いてインターネット等に接続するためのケーブルモデム等、及び、これらを、伝送路120を介して演算処理部101と接続するための通信インターフェース回路とから構成される。
なお、サーバ装置100は、単一のコンピュータから構成されるものであっても、ネットワーク上に分散した複数のコンピュータから構成される、いわゆるクラウドコンピューティングの形態のものであってもよい。また、単一のコンピュータが複数のサーバ機能を備えるようなものでもよい。
サーバ装置100のハードウェア構成は、上述したとおりであるが、図3は、図1及び図2に示すサーバ装置100を機能的な観点から示す概略構成図(機能構成図)である。サーバ装置100は、端末装置200からの学習者の要求に応じて、書き方練習を含む学習を支援するためのものであり、そのための機能として、少なくともサーバ通信部131、サーバ記憶部132、及びサーバ処理部133を備える。
サーバ通信部131は、サーバ装置100とネットワークNとの間で通信を行うものであり、端末装置200等から受信したデータを、サーバ処理部133に供給するとともに、サーバ処理部133から供給されたデータを、端末装置200へ送信する機能を有する。かかるサーバ通信部131は、具体的には、少なくとも上述した図2に示すネットワークインターフェース110から構成される。
また、サーバ記憶部132は、各種プログラムや各種データを記憶するためのものであり、具体的には、上述した、図2に示すROM102、RAM103、外部メモリ106、及びスロットドライブ108の少なくとも何れか1つから構成される。ここで、サーバ記憶部132に記憶される書き方練習プログラムは、後述する処理手順を実行する学習支援アプリケーションのプログラムの1つであり、サーバ記憶部132には、かかる学習支援に係る表示データや各種演算結果のデータも記録される。
さらに、サーバ記憶部132には、データとして、少なくとも学習者マスタ、及び講座マスタが記憶される。学習者マスタは、書き方練習を含む学習者による学習の進行状況や過去の成績等を管理するためのものである。また、講座マスタは、書き方練習を含む学習過程及び学習内容のカリキュラム全般を管理するためのものであり、学年別(学習者が学生の場合)又はレベル別に設けられた講座毎に、各教科における学習スケジュール、各教科の複数の単元、及び、各単元の小項目として学習する内容(例えば、授業の解説、テスト問題や課題、及びそれらの解答・解説等)も含まれる。
ここで、書き方練習の対象は、文字、図形、記号、又はその他の形状(平面形状、立体形状)であり、例えば文字がひらがな、カタカナ、又は漢字であれば、その練習内容は、国語教科の項目の一つとして講座マスタに含まれる。また、講座マスタには、それらの文字、図形、記号、又はその他の形状の全体像のみならず、それぞれを複数の部分(部位)に分割したデータが含まれており、さらに、書き順が定められているものについては、その書き順の情報も含まれている。なお、書き方練習の対象やそれに関連する情報を、例えば書き方マスタとして、講座マスタから独立した又は講座マスタに従属する別のマスタとして設けてもよい。また、これらの各マスタは、必要に応じて、例えば学習者を識別するためのID等によって互いに関連付けられている。さらに、これらの他に、サーバ処理部133における所定の演算処理に関する一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
また、サーバ処理部133は、図2に示す演算処理部101から構成されており、演算処理部101による制御指令に基づいて後述の各機能モジュールによる処理が実行される。すなわち、演算処理部101が、本実施形態におけるサーバ処理部133として機能する。本実施形態における学習支援を例にして更に説明すれば、機能モジュールとして、制御管理部134、学習内容提示部135、入力ガイド部136、及び検出判定部137を備える。これらの各部(機能モジュール)は、演算処理部101のプロセッサで実行される上記各種プログラムにより実現され、或いは、ファームウェアとして演算処理部101に実装されていてもよい。なお、これらの各部の動作については、後述する。
図4は、図1に示す端末装置200の概略構成図であり、機能的な観点を含む機能構成図でもある。なお、端末装置200の好適なシステム構成(ハードウェア構成)は、図2に示すサーバ装置100のシステム構成と共通する構成を備えることに加え、例えば、デジタルカメラ等の撮像装置を含んでいる。本実施形態において、端末装置200は、上述の如く、例えばタブレット端末であり、図4に示すように、端末通信部231、端末記憶部232、操作部233、表示部234、及び端末処理部235を備えている。
端末通信部231は、所定の周波数帯を感受帯域とするアンテナを含む通信インターフェース回路を備え、端末装置200を、無線通信ネットワークを介してネットワークNに接続する。その場合の通信形態としては、特に制限されず、例えば、通信用の基地局やアクセスポイント等により割り当てられるチャネルを介して、その基地局やアクセスポイントとの間でWCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)方式やWiFi(Wireless Fidelity)方式等による無線信号回線を確立し、基地局やアクセスポイントとの間で通信を行う。そして、端末通信部231は、端末処理部235から供給されたデータをサーバ装置100に送信するとともに、サーバ装置100から受信したデータを端末処理部235に供給する。
端末記憶部232は、例えば、フラッシュメモリ、磁気ディスク装置、又は光ディスク装置のうちの少なくとも何れか1つを備え、端末処理部235での処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。これらのうち、ドライバプログラムとしては、例えば、操作部233を制御するための入力デバイスドライバプログラム、表示部234を制御するための出力デバイスドライバプログラム等が挙げられる。
また、アプリケーションプログラムとしては、学習者へ提供される学習内容に関し、スケジュール、各単元やそれに含まれる各小項目の解説、テスト問題や課題及びそれらの解説、その採点結果等の学習過程及び学習内容に係るデータの取得及び表示を行うためのプログラム、上述した学習者に確実な理解と暗記を求めるべき特定の学習事項に対する覆隠の設定及び解除を行うためのプログラム、並びに、上述した学習者の苦手項目とその他の項目を弁別して管理及び表示するためのプログラム等を例示することができる。さらに、データとしては、学習の進行状況、テスト問題の過去の成績、特定の学習事項に設定された覆隠の状態を示すフラグ、及び、単元や小項目のうち苦手項目を示すフラグ等が挙げられる。なお、端末記憶部232は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
操作部233は、例えば、上述したサーバ装置100の入力部105と同等の構成のものを例示することができる。本実施形態においては、操作部233として、例えば、タッチパネルを好適に用いることができ、また、端末装置200の操作が可能であり、プレイヤが文字、数字等を入力することができるもの、例えば、キーボードやマウス、タッチパッド等を更に備えていてもよい。
タッチパネルは、表示部234の画面に対応する形状及び大きさの略矩形の検出面を備えており、この検出面上に物体が接触した場合に、当該物体の接触位置を検出する。本実施形態では、タッチパネルは、物体の接触位置を所定の時間間隔で順次検出する。タッチパネルの検出面は、表示部234の画面と重なるよう配置されている。また、タッチパネルは、必ずしも物体が検出面に接触した場合だけ物体の位置を検出するのではなく、検出面上の検出可能範囲まで物体が近接した場合に、当該物体の検出面に対する位置を検出するようにしてもよい。タッチパネルは、例えば、静電容量式や感圧式、光学式等、検出面上における物体の位置を検出可能なデバイスであれば、どのような方式のものであってもよい。
学習者は、自分の指やスタイラス等の物体をタッチパネルに接触させて操作入力を行う。学習者により操作部233が操作されると、操作部233は、その操作に対応する信号を発生し、その信号を端末処理部235に供給する。端末装置200は、学習者による操作信号を、上記の端末通信部231を介してサーバ装置100へ送信することにより、学習の進行に必要な動作を要求する。
また、表示部234は、端末処理部235から供給された映像データに応じた映像、画像データに応じた画像等を表示するものであり、後述する端末装置200の画面の主要部を構成する。かかる表示部234としては、テキスト、映像、画像等の表示が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等が挙げられる。
さらに、端末処理部235は、CPUやMPUといった一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備え、端末装置200の全体的の動作を統括制御するものであり、例えば、上述したサーバ装置100の演算処理部101と同等の構成のものを例示することができる。また、端末処理部235は、端末装置200の各種処理が、端末記憶部232に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム等)に沿って、且つ、操作部233の操作等に応じて適切な手順で実行されるように、端末通信部231、表示部234等の動作を制御する。
この端末処理部235は、上記の各種プログラムによって実現される、又は、ファームウェアとして端末装置200に実装された機能モジュールとして、少なくとも閲覧実行部236を備えている。この閲覧実行部236により、上述した学習の進行に係る表示データの取得及び表示が行われる。すなわち、閲覧実行部236は、学習者からの指示に応じて、書き方練習を含む学習の進行に係る表示データの取得要求を、端末通信部231を介してサーバ装置100に送信するとともに、対応する表示データを、サーバ装置100から端末通信部231を介して受信する。さらに、閲覧実行部236により、受信された表示データに基づいて描画データが作成される。すなわち、閲覧実行部236は、受信した表示データを解析して制御データ及び内容データを特定し、特定した制御データに従って同じく特定した内容データをレイアウトすることにより、描画データを再構成し、その描画データを表示部234に出力する。
このように構成された書き方練習システム1において、本発明による書き方練習プログラムに従って実施される学習支援の好適な一実施形態について、上述した各機能要素の動作シーケンスを含めて以下に説明する。図5は、その学習支援の一環として提供される書き方練習を行うための手順の一部を含む画面遷移の一例を示す概略フロー図である。
学習者が、端末装置200の操作部233を介して、端末装置200に学習支援プログラムの実行を指示すると、端末装置200は、当該プログラムに基づいて処理を開始し、端末処理部235が、学習支援のホーム画面(初期画面)の取得要求を、端末通信部231を介してサーバ装置100に送信する。その取得要求を受信したサーバ処理部133の制御管理部134は、そのための表示データを作成し、作成した表示データを、サーバ通信部131を介して端末装置200に送信する。その作成された表示データを受信した端末装置200は、端末処理部235により、その受信データに基づいて描画データを作成する。端末処理部235は、作成した描画データを端末装置200の表示部234に出力し、学習支援のホーム画面を表示する(ステップSP100)。
その際、学習支援のホーム画面に表示される事項としては、例えば、学習者が履修中の講座情報、当該講座における教科毎の単元、各教科の学習スケジュール、学習者の学習の進行(進捗)状況、学習者に関する種々の設定項目、学習者へのお知らせ、ログイン/ログアウト(サインイン/サインアウト)等の内容を実行又は閲覧するための各種メニューリスト、及びそれらの各項目へのアクセスボタン(固定式、ランチャー形式、バナー形式等)等が含まれる(ただし、これらに限定されない)。
ここで、本実施形態では、教科毎の各単元の学習内容の一部又は全部が、制御管理部134によって更に細かく複数の小項目(単元を構成する細分化されたユニットに相当)に分類管理されており、学習内容提示部135により、それらの小項目毎の学習内容が、端末装置200の表示部234に表示される。そして、上述の如く、国語教科の項目の一つとして、学習者が例えば単元毎に学ぶべきひらがな、カタカナ、又は漢字の書き方練習が用意されている。ステップSP100で表示される学習支援のホーム画面には、上記各種メニューに加え、それらのひらがな、カタカナ、又は漢字の書き方練習を行うためのメニューへのアクセスボタンも含まれている。
なお、書き方練習の内容は、単元に従属するメニュー形式のほか、例えば書き方練習コーナーや書き方練習ルームといった単元から独立したメニュー形式で提供されるように構成してもよい。ここでの「コーナー」や「ルーム」とは、例えば、学習支援の一環としてシステム上に設けられ、且つ、学習者が立ち入ることができる仮想的な一区画を意味する便宜的な用語であり、それらの称呼の本来の意味に限定される概念ではない。
この学習支援のホーム画面において、学習者が、端末装置200の操作部233を介して、所望の単元の書き方練習を含むメニューを選択すると、端末処理部235が、その選択された学習内容を表示する画面の取得要求を、端末通信部231を介してサーバ装置100に送信する。その取得要求を受信したサーバ処理部133は、学習内容提示部135により、学習者が選択した学習内容及びその導入画面を表示するための表示データを作成する。さらに、サーバ処理部133は、作成されたその表示データを、サーバ通信部131を介して端末装置200へ送信する。その表示データを受信した端末装置200は、端末処理部235により描画データを作成し、それを端末装置200の表示部234に出力して、書き方練習を含むメニューを表示する(ステップSP110)。
この書き方練習メニューには、必要に応じて、その単元において、又は、学習者が属する学年において、その学習者が学ぶべき文字(ひらがな、カタカナ、アルファベット、漢字)のカテゴリ(種類)を選択するための表示、及び/又は、それらの文字の一覧表示が含まれ、学習者は、それらのなかから、所望の練習対象の文字を任意に選択することができる。或いは、所望の単元の書き方練習を含むメニューが選択されたときに、学習内容提示部135が、その単元に含まれる文字(ひらがな、カタカナ、アルファベット、漢字)を順次、又は、それらのなかから所定のものを選択して、練習対象の文字として学習者に提示する。この場合、学習者がそれまでに学習していない初出の文字を優先するようにしてもよく、不作為(ランダム)に抽出するようにしても構わない。
このようにして、練習対象の文字が選択される(ステップSP120)と、制御管理部134及び学習内容提示部135は、書き方練習画面の表示データを作成し、それをサーバ処理部133からサーバ通信部131を介して端末装置200へ送信し、端末処理部235が作成したその描画データを表示部234に出力して、その書き方練習画面を表示する(ステップSP130)。ここで、図6は、かかる書き方練習画面(書き方練習に関する内容を提示するページ画面)の一例を模式的に示す概略平面図であり、選択された練習対象が漢字の「月」である場合の一例である。
本実施形態では、端末装置200の画面201(表示部234の一部)に、以下の各種アクセスボタン610〜640が、例えば、図6に示すとおりの配置で表示される。すなわち、アクセスボタン610は、練習対象文字の書き順を視覚的に示す「かきじゅんアニメ」に関する内容の表示・実行を指示するためのものである。学習者が、このアクセスボタン610に対してタッチ、タップ、クリック等の操作(以下まとめて「タッチ等」という)を行うことにより、練習対象文字を正しい書き順で書く状態がアニメーションによって再生され、また、学習者は、練習対象文字の手本を使いながら、予備的な書き方練習又は書き方練習の準備としてのなぞり書きを行うことができる。
また、アクセスボタン610の近傍(図示向って左隣)には、その練習対象文字の完成形10が表示される文字表示部611が設けられており、さらに、アクセスボタン610の下方には、練習対象文字の画数を示す説明表示612、及び、その練習対象文字単独の音読みと訓読みを示す説明表示613も掲載される。
アクセスボタン620は、学習者が、練習対象文字の手本を用いずに練習対象文字の書き方を練習するための「かきかたレッスン」に関する内容の表示・実行を指示するためのものである。学習者が、このアクセスボタン620をタッチ等することにより、学習者は、練習対象文字の手本が表示されない状態で練習対象文字の手書き入力を行うことができ、また、その手書き入力の適否(正しく書けているか否か)の判定も行われる。そのアクセスボタン620を含む領域621内には、学習者が手書き入力した結果(必要に応じてその採点結果やアドバイス等を含む)を表示するための結果表示部622も設けられている。
また、アクセスボタン620には、「かきかたレッスン」のタイトルとともに、書き方練習であることを象徴的に表すイラスト623等が描画されてもよい。さらに、アクセスボタン620の近傍には、学習者に対して「かきかたレッスン」への参加を呼びかけたり促したりするための文章や台詞といったテキストの内容を発話(吹き出し624で表現)するキャラクタ624等を登場させてもよい。
一方、アクセスボタン630は、練習対象文字の読み方と使い方を視覚的に提示し、且つ、その読み方を発話音声によって聴覚的に提示する「よみかた・つかいかた」の表示及び実行を指示するためのものである。そのアクセスボタン630を含む領域631には、練習対象文字の「月」及びその熟語(漢語)の「よみ」が付された例文632が表示され、それとともに、練習対象文字を象徴的に示すイラスト633等が描画されてもよい。学習者が、このアクセスボタン630、或いは、例文632における練習対象文字又はその熟語をタッチ等することにより、その「よみ」又はそれを含む文章の音声が流れる。
さらに、アクセスボタン640は、練習対象文字の成り立ちに関する情報を示すための「なりたち」の表示・実行を指示するためのものである。学習者がこのアクセスボタン640をタッチ等することにより、例えば、練習対象文字の由来やその成立過程の詳細、その他の参考トピック等が、説明文やイラスト等によってポップアップ表示等される。また、画面の周縁部には、ステップSP110で表示された学習支援のホーム画面へ戻るためのボタン650も表示される。
以下、ステップSP130で表示された図6に示す書き方練習画面において、学習者が、まず、「かきじゅんアニメ」ステップSP140を選択し、練習対象文字の書き順アニメーションの再生表示及びなぞり書き練習を行った後に、「かきかたレッスン」ステップSP150を選択して書き方練習を行う手順の一例について説明する。
学習者が、端末装置200の操作部233を操作し、アクセスボタン610をタッチ等により選択すると、学習内容提示部135により、画面201が図6の書き方練習画面から、適宜の「かきじゅんアニメ」画面に切り替えられる。それから、文字表示部611に静止画表示されていた練習対象文字である漢字「月」が、正しい書き順に従って一画ずつ書き進められていく状態のアニメーションによる動画表示が行われる(ステップSP141)。
ここで、図7(A)及び(B)は、練習対象文字の書き順アニメーションを再生している状態の一部を模式的に示す平面図であり、図7(A)は、「月」の一画目11の描画前の状態を示し、図7(B)は、「月」の一画目11の描画後で且つ二画目12の描画前の状態を示す。
図7(A)に示す如く、書き順アニメーションの再生に先立って、「かきじゅんアニメ」画面の手書き入力部70には、学習内容提示部135により、練習対象文字の手本7が、図6に示す完成形10よりも例えば薄い色彩又は色調で表示される。なお、手書き入力部70内には、その領域を4分割する目安線も破線で表示されている(後述する手書き入力部80において同様)。それから、一画目71の始点位置が例えば点状のマークP71aによって明示された後、始点から終点へ向って、一画目の線分が、他の画線と異なる色彩や色調(例えばやや濃い陰影)で徐々に変化することにより、一画目71を書き進む状態がアニメーション表示される。そうして一画目71の線分の描画が終了すると、一画目71の終点位置に例えば円状のマークP71bが明示されるとともに、一画目71を書く際に特に注意するべき点である終点の書き方(止めないで「はらう」こと)を教示するテキストP71cが表示され、図7(A)に示す状態となる。
次いで、二画目72の描画表示に先立って、既に書かれた一画目71の線分は、図7(A)に表示されていた一画目71とは異なる色彩や色調(例えば更に濃い陰影)に変更される。その後、二画目72が、図7(A)に示す一画目71と同様の色彩及び色調で書き進められる。二画目72の線分の描画が終了すると、図7(B)の示す如く、入力ガイド部136により、二画目72の始点位置に例えば円状のマークP72aが明示されるとともに、二画目72を書く際に特に注意するべき点である始点の書き方(一画目71よりも左に「でない」こと)を教示するテキストP72bが表示される。また、二画目72の終点には、その終点部位の書き方(止めたりはらったりしないで「はねる」こと)を示す例えば折れ線矢印のマークP72cが、既に書かれた二画目72上に重ねて明示されるとともに、その旨を教示するテキストP72dも表示される。
それ以降の画線についても、主として学習内容提示部135及び入力ガイド部136により、同様のアニメーション表示及び注意点の表示処理が行われ、練習対象文字の全画のアニメーション表示が完了する。このように、ステップSP141においては、一画毎に強調表示を含むアニメーションが再生され、一画毎に注意点の表示が行われる。
アニメーションの再生表示が終了すると、必要に応じて、練習対象文字の手本7をなぞって書くことを学習者に呼びかける又は勧めるサービステキストやテロップが画面201に表示され、或いは、それに加えて又はそれに代えて、その旨の音声が発話される。また、手書き入力部70には、学習内容提示部135により、手本7が、例えば淡い陰影の色彩又は色調で表示され、学習者は、先に再生表示された書き順アニメーションを思い出しながら、その手本7をなぞるように一画ずつ手書き入力(なぞり書き入力)を行うことができる(ステップSP142)。そのとき、入力ガイド部137により、ステップSP141におけるアニメーション再生時に表示された注意点、及び/又は、正しい書き順を再提示するようにしてもよい。
このとき、端末装置200の操作部233は、画面201における手書き入力部70に学習者が入力した線分の座標位置情報をサーバ装置100に逐次送信し、サーバ装置100の制御管理部134は、その座標位置情報に基づいて、学習者が手書き入力した線分が、練習対象文字の最終画であるか否かを判断する(ステップSP143)。それが最終画ではないと判定された場合(ステップSP143でNo)には、なぞり書き入力(ステップSP142)及び最終画であるか否かを判断(ステップSP143)が繰り返される。一方、それが最終画であると判定された場合(ステップSP143でYes)には、「かきじゅんアニメ」ステップSP140が終了し、画面201が切り替えられて図6に示す状態の書き方練習画面が再表示される。
次に、学習者が、端末装置200の操作部233を操作し、アクセスボタン620をタッチ等により選択すると、「かきかたレッスン」ステップSP150の処理へと移行し、画面201が図6の書き方練習画面から、適宜の「かきかたレッスン」画面に切り替えられる。
ここで、本実施形態では、制御管理部134(範囲設定部)により、練習対象文字である「月」の一画毎に、手本の運筆範囲(連続した時系列の筆跡に対応する座標)及び運筆方向が予め設定され、検出判定部137により、学習者の手書き入力結果が、手本の運筆範囲及び/又は運筆方向と照合対比され、その結果に基づいて、学習者の手書き入力に誤りがあるか否かを即時に判定するように構成されている。なお、図5に示すフローのステップSP153には、かかる判定事項のうち、練習対象文字の一画毎の「始点」及び「終点」に係る判定を一例として示す。
ここで、図8(A)〜(C)、図9(A)〜(C)、図10(A)〜(C)、及び、図11(A)〜(E)は、学習者が練習対象文字の書き方練習を行っている状態の一部を模式的に示す平面図であり、より具体的には、練習対象文字である「月」の一画目の手書き入力を行っている状態を示す。このとき、学習者は、スタイラス等のポインティングデバイスPを用いて「かきかたレッスン」画面の手書き入力部80に手書き入力を行うことができる。また、学習者が手書き入力した位置(手書き入力部80において画面201とポインティングデバイスPの先端とが接する座標位置)の情報が、端末装置200の操作部233からサーバ装置100へ逐次送信される。
これらのうち、図8(A)〜(C)は、学習者がその一画目を適正に書いた場合の一例である。ここでは、手書き入力部80における正しい始点位置としての許容範囲(第1の範囲)、手書き入力部80における正しい終点位置としての許容範囲(第2の範囲)、それらの始点と終点とを結ぶ正しい筆跡上の途中点位置としての許容範囲(第3の範囲)、及び、始点から終点へ向う正しい送り方句が、制御管理部134により、練習対象文字の一画毎に予め設定されている。そして、まず、学習者がポインティングデバイスPの先端で一画目の始点を手書き入力部80に置いたとき、検出判定部137により、その入力された座標位置が、正しい始点位置としての許容範囲である第1の範囲内にあるか否かの判定、すなわち入力された始点の適否の判定が行われる(図5のステップSP153)。その入力された始点位置が適正である場合(ステップSP153でYes)、図8(A)に示す如く、正しい始点位置から波紋H1が拡がり、且つ、例えば正解を知らせるチャイム音等が発せられ、書き出し位置が適正(正解)である旨が学習者に報知される(ステップSP154)。
学習者は、そのままポインティングデバイスPの先端を摺動させて、練習対象文字の一画目71を書き進め(図8(B))、図8(C)に示すとおり、自分が正しいと思う終点位置で、ポインティングデバイスPの先端を手書き入力部80から離して一画目81を完成させる。このとき、検出判定部137は、その終点の座標位置が、予め設定された正しい終点位置としての許容範囲である第2の範囲内にあるか否かの判定、すなわち入力された終点の適否の判定を行う(これも図5のステップSP153)。その入力された終点位置が適正である場合(ステップSP153でYes)、図8(C)に示す如く、正しい終点位置から波紋H2が拡がり、且つ、例えば正解を知らせるチャイム音等が発せられ、書き終わり位置が適正(正解)である旨が学習者に報知される(ステップSP154)。
一方、図9(A)〜(C)は、学習者が一画目を適正に書くことができなかった場合の一例(エラーケース1)であり、学習者が書き順を覚えていない場合(一画目から書こうとしなかった場合)、又は、書き順を覚えているものの書き出し位置を正確に理解していない場合等に、想定されるケースである。ここでは、学習者による入力開始位置が、正しい始点位置としての許容範囲(第1の範囲)から外れており(図9(A))、検出判定部137により、その入力された始点の座標位置が不適正であると判定される(図5のステップSP153においてNo)。この場合、図9(B)に示す如く、入力ガイド部136により、手書き入力部80に一画目の手本90が例えばフェードインで表示され、さらに、正しい始点位置から波紋H1が拡がることにより、書き出し位置が不適正(不正解)である旨が学習者に報知される(ステップSP155)。
その一画目の手本90は、表示されてから所定時間(例えば1秒から数秒)経過した後にフェードアウトして消去される。その一方で、図9(C)に示す如く、波紋H1の表示を残した状態、又は、再表示した状態で、その位置から書き始めることを示唆する音声の発話やテキスト表示を行い、学習者はその点に留意して一画目の再入力を行う(ステップSP156)。このように、一画目の手本90及び波紋H1は、学習者に正確な始点位置を知らしめるためのヒントとして機能する。
また、図10(A)〜(C)も、学習者が一画目を適正に書くことができなかった場合の一例(エラーケース2)であるが、これは、学習者が書き順及び正しい書き出し(始点)位置を覚えているものの、始点以降の途中(途中点)の位置や書き終わり(終点)位置を正確に覚えていない又は理解していない場合等に想定されるケースである。図10(A)は、学習者による入力開始位置が、正しい始点位置の許容範囲(上記第1の範囲)内であったものの、書き進めるにつれて、入力した一画目82の線分が途中で正規の位置(手本の筆跡)からずれてしまい、ポインティングデバイスPを離した入力終了位置が、正しい終点位置の許容範囲である上記第2の範囲から外れてしまった状態を表す。なお、学習者によって手書き入力された一画目82の軌跡が、途中点に対する許容範囲である上記第3の範囲から逸脱した場合も同様である。
この場合、検出判定部137により、始点の座標位置は適正であると判定される(図5のステップSP153でYes)ものの、終点の座標位置が不適正であると判定される(ステップSP153においてNo)。その結果、図10(B)に示す如く、書かれた一画目82の線分の色調又は色彩が変化し、且つ、手書き入力部80に、正しい始点位置を示す波紋H1、及び、正しい終点位置を示す波紋H2が表示される。これらにより、書き出し位置は適正(正解)であるものの、書き終わり位置が不適正(不正解)である旨が学習者に報知される(ステップSP154,SP155)。
また、その書かれた一画目82の線分は、所定時間(例えば1秒〜数秒)経過した後にフェードアウトして消去される。その一方で、図10(C)に示す如く、波紋H1,H2の表示を残した状態、又は、再表示した状態で、その位置を結ぶように一画目を書き直すことを示唆する音声の発話やテキスト表示を行い、学習者はその点に留意して一画目の再入力を行う(ステップSP156)。このように、学習者によって書かれた一画目82の表示を変化させること、及び、波紋H1,H2は、学習者に正確な、始点位置、終点位置、及び途中点位置を知らしめるためのヒントとして機能する。
さらに、図11(A)〜(E)は、図10(C)において、正しい始点位置及び終点位置を示すヒントである波紋H1,H2が表示されているにも拘わらず、学習者が一画目を正しく再入力することができなかった場合の一例(エラーケース3)である。これは、学習者が一画目の正しい形状を全く覚えていないといった場合に想定され得るケースである。
例えば、学習者が、図10(C)においてヒントである波紋H1,H2が表示された状態から再度の手書き入力を開始(図11(A))すると、入力ガイド部136により、始点位置に表示された波紋H1が消去される。そして、終点位置を示す波紋H2の表示が残っているにも拘わらず、学習者が入力した一画目83の線分が、再び、正規の位置(手本)からずれてしまい、終点位置がその波紋H2で表される範囲から外れると、検出判定部137は、終点位置が不適正であると再判定する(ステップSP153)。
この場合、検出判定部137は、図10(B)における処理と同様に、書かれた一画目83の線分の色調又は色彩を変化させ、それに加えて、図9(B)に示す処理の如く、入力ガイド部136により、一画目の手本90が例えばフェードインで表示される(図11(C)))。それから、学習者が入力した一画目83は、その一画目の手本90は、所定時間(例えば1秒から数秒)経過した後にフェードアウトして消去される一方、手本90の表示は、そのまま維持される(図11(D))。これらにより、再入力しても書き終わり位置が不適正(不正解)である旨が学習者に報知される(ステップSP154,SP155)。そして、学習者に対してその手本90をなぞることで一画目を入力(すなわちなぞり書き)し、一画目の書き方の理解を促す音声の発話やテキスト表示を行い、学習者はそのなぞり書きを実行することにより、正しい形状の一画目84を書くことができる(図11(E))。
これらの処理においても、端末装置200の操作部233は、画面201における手書き入力部80に学習者が入力した線分の座標位置情報をサーバ装置100に逐次送信し、サーバ装置100の制御管理部134は、その座標位置情報、及び、入力ガイド部136及び検出判定部137による上述した処理に関する情報に基づいて、学習者が手書き入力した線分が、練習対象文字の最終画であるか否かを判断する(ステップSP157)。それが最終画ではないと判定された場合(ステップSP157でNo)には、別の画の手書き入力(ステップSP152)に移行する。一方、それが最終画であると判定された場合(ステップSP157でYes)には、画面201が切り替えられて図6に示す状態の書き方練習画面が再表示され、結果表示部622に、学習者による手書き入力の結果が表示される(ステップSP158)。
その際、結果表示部622には、サーバ処理部133による採点結果やアドバイス等を併せて表示することもできる。また、図6の書き方練習画面へ切り替える前に、手書き入力部80が表示された画面等において、練習対象文字の完成形の手本と、学習者による手書き入力結果を対比して表示するようにしてもよい。
それらの手書き練習の結果等を確認した学習者は、「かきかたレッスン」ステップSP150を終了し、他の練習対象文字の練習を行ってもよいし、その単元の書き方練習メニューを終了(ステップSP160)してもよい。
以上のように構成された書き方練習システム1及びそのための書き方練習プログラムによれば、まず、「かきじゅんアニメ」ステップSP140において、学習内容提示部135及び入力ガイド部136によって、練習対象文字の正しい書き順を示すアニメーション表示が行われる。また、その練習対象文字の一画毎に、正しい始点及び終点位置並びに書き方の注意点として、マークP71a,P71b,P72a,P72cやテキストP71c,P72b,P72dが表示される。換言すれば、練習対象文字の書き順に沿って、それを構成する一画毎に、学習者に対して手書き入力の支援又は案内(入力ガイド)が行われる。よって、学習者が、その練習対象文字の書き方を初めて学ぶときにおいても、複数の注意(留意)事項を、順を追って確認及び理解することができる。
また、「かきかたレッスン」ステップSP150においては、練習対象文字の手本を書き写したりなぞったりするのではなく、「かきじゅんアニメ」ステップSP140で確認した手本の形(字形)並びに正しい書き順及び書き方の注意事項を思い出しながら、自力で手書き入力を行うことができる。その際、入力を間違えてしまったときでも、一画毎に、正しい始点位置及び終点位置のヒントや手本の提示(波紋H1,H2、及び一画毎の手本90)を得て再入力することができる。
すなわち、学習者は、練習対象文字の手本を単に見ながら書くのではなく、提示された練習対象の全体像を思い出しつつ、各部分の配置や他の部分との関係を考慮するといった思考錯誤を行いながら、且つ、入力途中において適切な入力ガイドを受けながら、書き方の練習を行うことができる。また、学習者が独学で書き方練習を行う場合であっても、練習対象文字の入力ガイドを一画毎に行うことにより、学習者の技能に応じた適正且つ的確な指導や支援を提供することが可能となる。それらの結果、学習者は、学習効率を格段に高めることができ、また、従来に比して十分な学習効果を得ることが可能となる。
また、その際に、検出判定部137により、学習者の手書き入力結果の適否が判定され、その判定結果に基づいて、上述した入力ガイド部136による入力ガイドや支援が行われる(つまり、検出判定部137による判定結果が入力ガイド部136にフィードバックされる)ので、図9〜図11に示したような綿密且つ的確な学習者に対する入力支援や案内を提供することができる。しかも、その判定が、練習対象文字の全体形状と、手書き入力されたものの全体形状とを比較考量するといったものではなく、正しい始点位置を含む第1の範囲、正しい終点位置を含む第2の範囲、及び、正しい途中点位置を含む第3の範囲に基づいて行われる。よって、判定作業を簡略化しつつもその正確性を向上させることができ、また、学習者の書き方技能の上達の度合いを推測又は把握したり、或いは、学習者の書き方の癖を判断したりといったことも可能となる。
さらに、検出判定部137が、学習者による手書き入力の判定結果を、学習者に対して視覚的及び/又は聴覚的に知らせるので、学習者に対して、練習対象文字の正しい入力位置をより効果的に印象付けることができる。また、正しい入力ができた場合(正解した場合)に学習者の練習意欲を湧き立たせ、その結果、学習効果をより一層向上させることも可能となる。
また、以上を総括すれば、本発明による書き方練習システム1及びそのための書き方練習プログラムは、学習者に対して、きれいな字形(字体)で書くことと書き順を正しく書くことの両方の習得を可能ならしめるものである。また、図5に示すフローの手順により、(1)書き順を学ぶこと、(2)書く際の注意点(はねる、出る/でない等)を一画ずつ認知しながら書くこと、(3)手本の形を正しく覚えて書くこと、及び、(4)自分の書いた文字と手本の差異を明確に認知することを、学習者に対して段階的に学習させることができる。そして、その際、学習者による手書き入力の筆跡が、手本の形からずれていないか否かを一画毎に判断し、ずれている場合には、その一画毎に適切な指導を行い、その上で、文字全体を書き終えた後に、学習者自身が自分の筆跡と手本とを比較考量することができるので、文字や図形等の学習効率を更に高め且つ十分な学習効果をより確実に得ることが可能となる。
なお、上述したとおり、本発明は、上記の実施の形態、及び、既に述べた変形例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において様々な変形が可能である。すなわち、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。また、上述の各処理フローは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更して又は並列に実行することができる。
例えば、サーバ装置100の学習内容提示部135により、学習者の識別情報に基づいて、同じ学習内容を、例えば図1に示すネットワークNに接続されている異なる複数の端末装置200に提示するようにしてもよい。このようにすれば、学習者が複数の端末装置200(例えばパーソナルコンピュータ、タブレット端末、及び携帯電話やスマートフォンの少なくとも2つ以上)を所有しており、それらの端末装置200を使用する場所や時間帯が異なるような場合であっても、それらの複数の端末装置200の何れか1つに制限されることなく、また、場所(自宅、学校、職場等)や時間帯の制約を受けることなく、最新の進捗状況に応じた書き方練習を含む学習を継続して実施することができる。
また、図2に示すサーバ装置100の構成の任意の部分は、処理能力等に相違はあるものの、端末装置200についても適合する。逆言すれば、端末装置200を、サーバ装置100として使用することも可能である。すなわち、ネットワークNを介して接続されているコンピュータ装置の何れもサーバ装置として機能させることができる。また、端末装置200がサーバ装置100としても機能する構成は、その端末装置200によって学習支援を完結させることができるので、サーバ装置100及びネットワークNを用いないシステムと等価である。例えば、本発明による書き方練習プログラムを、端末装置200にインストールして実行することにより、ネットワークNに接続しない状態の書き方練習システムが構築され、学習者はその端末装置200のみで、そのプログラムを実行して書き方練習を行うことができる。
さらに、サーバ装置100においては、ハードディスクやSSD等の大容量記憶装置を用いて、ROM102、RAM103、外部メモリ106、スロットドライブ108に装荷されるメモリデバイス等と同等の機能を果たすように構成してもよく、それらの記憶装置は、RAID等による冗長化が行われていてもいなくてもよく、また、伝送路120を介して演算処理部101に接続されていなくてもよく、例えば、クラウドコンピューティングの一環として、ネットワークNを介して別の外部装置等に接続されていてもよい。
またさらに、サーバ装置100及び端末装置200におけるネットワークインターフェースとしては、無線LAN装置及び有線LAN装置の何れでもよく、それらは、内部に装着されていても、LANカードの如く外部デバイスタイプのものでもよい。さらにまた、端末装置200としては、ネットワークNに接続可能な任意のコンピュータ機器を用いてもよい。
以上説明したとおり、本発明の書き方練習システム及び書き方練習プログラムは、文字や図形等の書き方を、学習者が独学で習得する場合でも、学習者の技能に応じた適正且つ的確な指導や支援が可能であり、学習効率を高め且つ十分な学習効果を得ることができる。よって、本発明は、書き方練習を含む学習支援に関連する分野、サーバ−クライントタイプのネットワーク構成、及び、そのようなネットワークを介しないシステム構成において配信、提供、実施等される学習支援全般、その配信、提供、実施等に係るソフトウェア及びハードウェア関連の技術全般、さらに、それらの設計、製造、販売、役務サービスの提供等の活動に、広く且つ有効に利用することができる。
1:書き方練習システム
7:練習対象文字全体の手本
10:練習対象文字の完成形
11:練習対象文字の一画目
12:練習対象文字の二画目
70,80:手書き入力部
71:練習対象文字の一画目
72:練習対象文字の二画目
81,82,83,84:練習対象文字の一画目
90::練習対象文字の一画目の手本
100:サーバ装置
101:演算処理部
102:ROM
103:RAM
104:外部インターフェース
105:入力部
106:外部メモリ
107:画像処理部
108:スロットドライブ
109:音声処理部
110:ネットワークインターフェース
111:ディスプレイモニタ
112:スピーカ装置
120:伝送路
131:サーバ通信部
132:サーバ記憶部
133:サーバ処理部
134:制御管理部
135:学習内容提示部
136:入力ガイド部
137:検出判定部
200:端末装置
201:端末装置の画面
231:端末通信部
232:端末記憶部
233:操作部
234:表示部
235:端末処理部
236:閲覧実行部
611:文字表示部
612,613:説明表示
610,620,630,640:アクセスボタン
621,931:領域
622:結果表示部
623,633:イラスト
624:キャラクタ
632:例文
650:もどるボタン
H1,H2:波紋
N:ネットワーク
P:ポインティングデバイス
P71a,P71b,P72a,P72c: マーク
P71c,P72b,P72d:テキスト

Claims (7)

  1. 学習者による文字、図形、記号、又はその他の形状の書き方の練習に使用される書き方練習システムであって、
    前記文字、図形、記号、又はその他の形状を記憶する情報記憶部と、
    前記学習者が、前記文字、図形、記号、又はその他の形状から選択された練習対象を手書き入力するための手書き入力部と、
    前記学習者が前記練習対象を手書き入力する際に、前記練習対象を複数の部分に分割し、該分割された部分毎に、前記学習者による手書き入力を支援又は案内する入力ガイド部と、
    を備える書き方練習システム。
  2. 前記練習対象が、ひらがな、カタカナ、アルファベット又は漢字であり、
    前記入力ガイド部は、前記学習者が前記練習対象を手書き入力する際に、該練習対象の書き順に沿って一画毎に、前記学習者による手書き入力を支援又は案内する、
    請求項1記載の書き方練習システム。
  3. 前記練習対象の複数の部分のそれぞれに対し、前記学習者が前記手書き入力部において手書き入力するべき範囲及び/又は方向を設定する範囲設定部と、
    前記練習対象の複数の部分のそれぞれに対し、前記学習者により手書き入力された結果が前記範囲内であるか否か及び/又は前記方向に合致しているか否かを検出し、該検出結果に基づいて、前記学習者による手書き入力の適否を判定する検出判定部と、
    を備える請求項1又は2記載の書き方練習システム。
  4. 前記範囲設定部は、前記練習対象の複数の部分のそれぞれに対し、始点を含む第1の範囲、終点を含む第2の範囲、並びに、前記始点及び前記終点の途中点を含む第3の範囲のうち少なくとも何れか1つを設定し、
    前記検出判定部は、前記学習者により手書き入力された始点が前記第1の範囲内にあるか否か、前記学習者により手書き入力された終点が前記第2の範囲内にあるか否か、及び、前記学習者により手書き入力された途中点が前記第3の範囲内にあるか否かのうち少なくとも何れか1つを検出する、
    請求項3記載の書き方練習システム。
  5. 前記検出判定部は、前記学習者による手書き入力の判定結果を、前記学習者に対して視覚的及び/又は聴覚的に報知する、
    請求項3又は4記載の書き方練習システム。
  6. 前記入力ガイド部は、前記学習者の手書き入力が前記検出判定部によって不適正と判定されたときに、前記学習者に再入力を求め、且つ、前記練習対象における判定対象である部分の始点、終点、途中点、一部、及び全部のうち少なくとも一つを前記手書き入力部に一時的に表示させる、
    請求項3〜5の何れか1項記載の書き方練習システム。
  7. 前記文字、図形、記号、又はその他の形状を記憶する情報記憶部にアクセス可能なコンピュータを、
    前記学習者が、前記文字、図形、記号、又はその他の形状から選択された練習対象を手書き入力するための手書き入力部、及び、
    前記学習者が前記練習対象を手書き入力する際に、前記練習対象を複数の部分に分割し、該分割された部分毎に、前記学習者による手書き入力を支援又は案内する入力ガイド部、
    として機能させるためのプログラム。
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