JP2017090265A - シート厚さ測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 この発明は、シートの先端部から厚みを測定することができるシート厚さ測定装置を提供する。【解決手段】 この発明のシート厚さ測定装置は、シート3に対して上側に配置した厚さセンサー10と、この厚さセンサー10の下側に対向して配置したシートを支持する固定支持部材4と、シート3を搬送する駆動ローラ部5と、この駆動ローラ部5に当接する従動ローラ部6と、を有し、駆動ローラ部5と従動ローラ部6は、シート3の搬送方向と直交する方向でそれぞれ分割され、分割された駆動ローラ部5の間に固定支持部材4が配置され、分割された従動ローラ部6の間に厚さセンサー10が設けられている【選択図】 図1

Description

この発明は、シート厚さ測定装置に関するものであり、特にシートの先端から厚さを測定することができるシート厚さ測定装置に関する。
フィルム等のシートは、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の樹脂製のシートは、光学性フィルムなどの機能性フィルム、電池用セパレータ、包装用資材としてのフィルム、表面保護フィルム等に幅広く用いられている。
この種のシートは、その用途の多様化に伴い、様々な構造と構成材が開発されている。これらのシートは、その機能を発揮するためには、厚みの精度や厚みのばらつきが目的に適合した水準を満足することが前提となる。
厚みの精度や厚みのばらつきが要求水準を満足しないと、シート本来の機能を発揮することができず、当該シートを使用した製品の安全性や信頼性が大きく低下する。このため、シートの厚みの計測値は、シートの品質管理項目として極めて重要である。
従来からあるシート厚さ測定装置は、大別して、非接触式のものと、接触式のものがある。そして、非接触式のシート厚さ測定装置のほとんどは、シートを安定させるためにバックアッププレート或いはバックアップロール上のシートにテンションを与え、バックアッププレート或いはバックアップロールに密着させた上に、非接触式のセンサーで、シートが無い状態を厚さゼロとし、シート表面までの距離の変動を計測して厚さを計測するものである。
また、バックアッププレート或いはバックアップロールを設けないで、シートの両面に非接触式の変位計を配し、シートまでの距離を相殺して計測する非接触式のものもある。しかし、一般的には、片面にバックアッププレート或いはバックアップロールを設けて、シートの走行を安定させながら計測するものが多い。
一方、接触式のシート厚さ測定装置は、バックアッププレート或いはバックアップロール上にダイヤルゲージ等の接触式センサーを直接当てて、シートがない状態を厚さゼロとして計測するものである。
前述したような非接触式のシート厚さ測定装置には、光学的センサーを使用する場合が多く、直接シート面に投光するする方式がとられている。この方法では、シートの透明度、色、表面のつや又はざらつき等の影響を非常に受けやすく、シートの素材毎にキャリブレーションが必要となる。また、透明度の高いフィルムシートの場合には計測不能となる場合があった。
これに対して、マイクロメータ、ダイヤルゲージ、リニアゲージ、電機マイクロメータ等を用い、接触子をシートの表面に直接当接させて厚みを計測する接触式のシート厚さ測定装置は、シートの材質、構造、色等の影響を受けにくいという利点がある。
特許文献1には、接触式のシート厚さ測定装置が開示されている。この特許文献1に開示されている接触式の計測装置を図10に従い説明する。
図10に示すように、シート厚さ測定装置100は縦に配置した厚さセンサー111、141を有する。この厚さセンサー111、141は、被計測体としてのシート112をロール状に捲回して自由に回転可能なシートロール113と、当該シートロール113から水平方向左側に引き出されたシート112を図15の左方向に送り駆動する送り用ピンチロール114の中間に配置されている。
厚さセンサー111は上側の接触子115と対向する下側の接触子119との間にシート112を挟んでその厚みを測定するもので、縦型のシリンダ111aと、当該シリンダ111aの下端部から上下動可能に突出した作動軸111bを有し、当該作動軸111bの下端部に前記可動側の接触子115が固定されている。厚さセンサー111のシリンダ111aの内部には作動軸111bの位置ないしストローク量を検出するための検出素子が収納されている。そして、厚さセンサー111の計測値を制御装置133に取り込むようにしている。
なお、通常の厚さセンサーはシリンダ111aの内部に作動軸111bを常時下方に付勢するバネが収納されたている。また、内蔵バネを使用しないで、作動軸111bにフランジ111cと接触子115の重さを加えた自重で当接圧を設定するように構成することもできる。この当接圧は、シート112の種類等に対応してフランジ111cに錘を追加する等の方法で適宜増加することができる。また、厚さセンサー111自体を他の厚さセンサーに交換することも可能である。
また、下側の厚さセンサー141も上側の厚さセンサー111と同様に構成され、厚さセンサー141の計測値を制御装置133に取り込むようにしている。
上下の接触子115、119は摩耗耐久性のある金属等で形成され、上側の側接触子115は下向き球面形状とされ、下側の接触子119は上向き球面形状とされている。そして作動軸111bの延長線上に、上側の接触子115の下面の球面の最下点が位置し、接触子115のこの最下点を中心とする所定半径の円形領域がシート112の上面に接触するようになっている。また、下側の接触子119の上面の球面の最上点が位置し、接触子119のこの最上点を中心とする所定半径の円形領域がシート112の下面に接触するようになっている。
厚さセンサー111の作動軸111bの中間高さ位置に、水平な円形フランジ111cが一体に形成されている。また、厚さセンサー111の側方に、上下両端に水平部分を有する板金等を使用したリフタ121が上下動可能に配置されている。そして、このリフタ121の下端水平部分121aが、フランジ111cと接触子115の間に配置されている。
送り用ピンチロール114は、上側ピンチロール114aと下側ピンチロール114bの上下一対で構成されている。上側ピンチロール114aはレリーズレバー117の下端部に回転自在に支持され、バネ118の力で常時下方に付勢された状態で上下方向に揺動可能とされている。そして、このレリーズレバー117を計測開始時に手動で押し下げることで上側ピンチロール114aを持ち上げ、下側ピンチロール114bとの間に出来た隙間にシート112の先端を挟み込んでからレリーズレバー117から手を離す。この状態でモータ125を駆動することでシート112が図15の図中左側に送られる。
下側ピンチロール114bはモータ125で連続的に駆動され、上側ピンチロール114aとの間にバネ118の力でシート112を挟み込むことで、当該シート112を矢印方向に送るようになっている。
このシート厚さ測定装置100で厚みを計測する時は、シート112を連続的に送る。これにより、シート112は上下のピンチロール114a、114bで挟まれた状態で矢印方向に所定速度で連続移動する。シート112の厚みは、厚さセンサー111、141によって連続的に検出され、厚み計測値として制御装置133を経由してパーソナルコンピュータ134に取り込まれ、パーソナルコンピュータ134が両センサー111、141の計測値に基づきシート112の厚さを算出する。厚さセンサー111、141によって厚み計測値を連続的に検出する検出サイクルは、ロータリエンコーダ126からの信号をトリガー信号として使用することで制御する。
特開2013−253933号公報
上記した従来のシート厚さ測定装置100においては、厚さセンサー111、141から下流側にシートロール113から水平方向左側に引き出されたシート112を送り駆動する送り用ピンチロール114が設けられている。このため、厚さセンサー111、141から送りピンチロール114までの間のシート112の厚さを測定することができず、シート112の先端部を測定することができないという問題があった。また、このシート厚さ測定装置100でシート112の端部から厚みを測定しようとすると、搬送用リード紙又は搬送用フィルムを両面テープ又は接着剤等で接続し、当該リード紙又はフィルムをピンチロール114に挟む必要があり、搬送用リード紙又は搬送用フィルムを別途用意し、両面テープ又は接着剤等で接続シート112に接続するなどの作業が必要になるなどの問題があった。
この発明は、上記した問題を解決するためになされたものにして、シートの先端部から厚みを測定することができるシート厚さ測定装置を提供することを目的とする。
この発明のシート厚さ測定装置は、シートに対して上側に配置した厚さセンサーと、この厚さセンサーの下側に対向して配置したシートを支持する固定支持部材と、前記シートを搬送する駆動ローラ部と、この駆動ローラ部に当接する従動ローラ部と、を有し、前記駆動ローラ部と従動ローラ部は、前記シートの搬送方向と直交する方向でそれぞれ分割され、分割された駆動ローラ部の間に前記固定支持部材が配置され、分割された従動ローラ部の間に前記厚さセンサーが設けられていることを特徴とする。
また、前記駆動ローラ部は、2個の駆動ローラを有し、駆動ローラ間に前記固定支持部材が配置され、前記従動ローラ部は2個のローラを有し、従動ローラ間に前記厚さセンサーが設けられているように構成できる。
前記駆動ローラの上流側にシート搬送時に前記シートにテンションを付加するテンション部材を設けるとよい。
前記テンション部材は、固定された下側支持パッドと、この支持パッドに接離自在に設けられた上側パッドとを有して構成すればよい。
また、前記従動ローラ部は、駆動ローラ部に対して接離自在に設けられている。
また、前記厚さセンサーは、シートと当接する接触子を有し、前記固定支持部材はシートに接触する接触部を有し、前記厚さセンサーの接触子と、前記固定支持部材の接触部は、シートが通過する中心部に配置すればよい。
また、前記厚さセンサーを支持する厚さセンサー支持部を有し、この厚さセンサー支持部は前記厚さセンサーの接触子を前記固定支持部材の接触部から離間可能に支持すればよい。
この発明のシート厚さ測定装置は、駆動ローラ部と従動ローラ部は、前記シートの搬送方向と直交する方向でそれぞれ分割され、分割された駆動ローラ部の間に前記固定支持部材を配置し、分割された従動ローラ部の間に前記厚さセンサーを設けることで、シートを搬送する箇所でシートの厚みを測定することができるので、シートの先端から厚さを測定することができる。
この発明の実施形態を示す概略説明図であり、駆動ローラ部、従動ローラ部の外側部分のローラを省略している。 従動ローラ部と上側パッドをそれぞれ当接させた状態を示す斜視図である。 従動ローラ部と上側パッドをそれぞれ当接させた状態を示す正面図である。 従動ローラ部と上側パッドをそれぞれ当接させた状態を示し、外側のローラを外した状態の正面図である。 従動ローラ部と上側パッドを離間させた状態を示す斜視図である。 従動ローラ部と上側パッドを離間させた状態を示す正面図である。 従動ローラ部と上側パッドを離間させた状態を示す上面図である。 従動ローラ部と上側パッドを離間させた状態で、厚さセンサーを取り外した状態の上面図である。 この発明の他の実施形態を示す概略説明図であり、駆動ローラ部、従動ローラ部の外側部分のローラを省略している。 従来のシート厚さ測定装置を示す説明図である。
この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、説明の重複を避けるためにその説明は繰返さない。図1は、この発明の実施形態を示す概略説明図であり、駆動ローラ部、従動ローラ部の外側部分のローラを省略して、厚さセンサー部分の構成を分かりやすく記載している。
図1に示すように、この実施形態のシート厚さ測定装置1は、シート3に対して上側に配置した厚さセンサー10を有する。この厚さセンサー10の下側には、ベース支持台に40に固定された固定支持部材4を有する。この厚さセンサー10は、シート3を図中矢印方向に搬送する駆動ローラ部5の中心軸上で従動ローラ部6の間に配置される。また、固定支持部材4は、シート3の下面と当接する接触部41を有し、接触部41が厚さセンサー10に対向して配置され、同じく駆動ローラ部5の中心軸上に配置される。
この駆動ローラ部5に対して、従動ローラ部6が接離自在に設けられ、駆動ローラ部5と従動ローラ部6の間にシート3を挟み込み、従動ローラ部6に所定の当接力を与えた状態で、駆動ローラ部5をモータ93により回転駆動し、両ローラ部5、6に挟み込まれたシート3が図中矢印方向に搬送される。
この駆動ローラ部5と従動ローラ部6は、後述するように、シート3の搬送方向と直交する方向でそれぞれ分割されている。この実施形態においては、駆動ローラ部5と従動ローラ部6は、それぞれ二つのローラに分割されている。図1においては、1つの駆動ローラ51、従動ローラ61を省略し、厚さセンサー10とそれに対応して配置された固定支持部材4との位置が分かるように記載している。
そして、分割された駆動ローラ51、51の間に固定支持部材4が配置されている。そして、この固定支持部材4の接触部41と対向するように、厚さセンサー10が従動ローラ61、61の間に配設される。
駆動ローラ部5の上流側には、シート3にテンションを与えると共に、シート3の表面をクリーニングするテンション部材7が配置される。このテンション部材7は、下側が固定された下側支持パッド72とこの下側支持パッド72に対して接離自在に設けられた上側パッド71からなる。駆動ローラ51と従動ローラ61に挟まれたシート3を下側支持パッド72の上に載せ、上側パッド71を閉じて下側支持パッド72と上側パッド71でシート3を挟み、所定のテンションを付加してシート3を駆動ローラ部5で搬送するように構成されている。
シート3は、シート案内部材2の上流側案内プレート21、下流側案内プレート22の上に沿って搬送される。
厚さセンサー10は可動の接触子11と固定支持部材4の接触部41との間にシート3を挟んでその厚みを測定するもので、縦型のシリンダ11aと、当該シリンダ11aの下端部から上下動可能に突出した作動軸11bを有し、当該作動軸11bの下端部に接触子11が固定されている。厚さセンサー10のシリンダ11aの内部には作動軸11bの位置ないしストローク量を検出するための検出素子が収納されている。そして、厚さセンサー10の計測値を制御装置9に取り込むようにしている。制御装置9に取り込まれた計測値は、表示部91にて表示されると共に、出力部92からデータとして外部のパーソナルコンピュータ等に出力される。厚さセンサー10には、作動軸11bの保護や、シリンダ11a内に塵が浸入するのを防ぐための蛇腹状の保護ゴム13が取り付けられている。
厚さセンサー10は、例えば、シリンダ11aの内部に作動軸11bを常時下方に付勢するバネが収納されたている。また、内蔵バネを使用しないで、作動軸11bにフランジ12と接触子11の重さを加えた自重で当接圧を設定するように構成することもできる。この当接圧は、シート3の種類等に対応してフランジ12に錘を追加する等の方法で適宜増加することができる。また、厚さセンサー10自体を他の厚さセンサーに交換することも可能である。
上の接触子11及び下側の接触部41は摩耗耐久性のある金属等で形成され、上側の接触子11は下向き球面形状とされ、下側の接触部41は上向き球面又は平面形状とされている。
そして作動軸11bの延長線上に、接触子11の下面の球面の最下点が位置し、接触子11のこの最下点を中心とする所定半径の円形領域がシート3の上面に接触するようになっている。
図2〜図8に従い、この実施形態のシート厚さ測定装置1について更に説明する。図2〜図4は、従動ローラ部と上側パッドをそれぞれ当接させた状態を示し、図2は斜視図、図3は正面図、図4は外側のローラを外した状態の正面図である。図5〜図8は、従動ローラ部と上側パッドを離間させた状態を示し、図5は斜視図、図6は正面図、図7は上面図、図8は、厚さセンサーを取り外した状態の上面図である。
この実施形態のシート厚さ測定装置1は、本体部1a、本体ベース部1bを備え、本体部1a内に制御装置9、駆動モータ93等が配置されている。本体部1aの前方に、シート厚さ測定装置1の主要部が設けられている。
シート3を案内するシート案内部材2が本体部1aに取付部材20aにより固定されている。案内部材2は、上流側案内プレート21と下流側案内プレート22とからなる。そして、上流側案内プレート21の両端には、シート3の規制プレート23が設けられている。厚みを測定するシート3は、この規制プレート23、23間にセットされる。尚、規制プレート23はどちらか一方の端部に設けてもよく、この規制プレート23を案内にしてシート3をセットすればよい。
厚さセンサー10の作動軸11bの下方部に、水平な円形フランジ12が形成されている。また、厚さセンサー10の側方に、爪部15hが設けられ、爪部15hが円形フランジ12と接触子11の間に配置される。この爪部15hを上下動させることで、厚さセンサー10の接触子11が上下動する。
駆動ローラ部5は、本体ベース部1bに設けられた支持脚1cと本体部1aに設けられた支持部(図示しない)との間に回転自在に支持され、本体部1a内のモータ93により回転駆動する。駆動ローラ部5は、図7、図8に示すように、シート3の搬送方向と直交する方向で複数の駆動ローラ51が設けられている。この実施形態においては、ローラ軸52に二つの駆動ローラ51、51が設けられている。この二つの駆動ローラ51,51は、シート3が通過する中心の位置から所定の間隔を有してローラ軸52に取り付けられている。そして、この駆動ローラ51、51間のシート3が通過する中心部に固定支持部材4の接触部41が位置するように配置されている。ここで、中心部とは、シート3の中心からその近傍までも含む領域を含んでいる。
図4に示すように、この固定支持部材4は、接触部41を有する固定支持軸41aをベース部40で支持し、このベース部40を脚部42で本体ベース部1bに固定している。この固定支持部材4と対向して厚さセンサー10が設けられている。
厚さセンサー10は、図3、図5及び図6に示すように、シート3をセットする際に、固定支持部材4の接触部41から離間可能に、厚さセンサー支持部15を介して本体部1aに設けられている。本体ベース部1bに脚部15dにより固定された厚さセンサー支持部15の取付台15cに厚さセンサー10が取り付けられる。厚さセンサー10のフランジ12と係合する爪部15hを有する上下移動プレート15aが取付台15cに揺動自在に取り付けられている。この上下移動プレート15aには、摘み部15bが設けられ、この摘み部15bに設けたピン15eと取付台15cに設けた位置決めプレート15fにより、厚さセンサー10の接触子11を固定支持部材4の接触部41と当接した状態と離間した状態とに設定される。
即ち、位置決めプレート15fの溝15gにピン15eが嵌まっているときには、厚さセンサー10のフランジ12と爪部11hが離れ、厚さセンサー10の接触子11は、固定支持部材4の接触部41と当接する。溝15gからピン15eを外す方向に摘み部15bを持ち上げると、厚さセンサー10の接触子11をフランジ12に係合した爪部15hで押し上げて、接触子11を固定支持部材4の接触部41から離間させる。そして、溝15gから離れて上流側に摘み部15bを回転させ、溝15gから離れて位置決めプレート15fの段部にピン15eが当接し、厚さセンサー10が離間した状態が保たれる(図6参照)。
駆動ローラ部5と当接する従動ローラ部6は、駆動ローラ部5と同様にシート3の搬送方向と直交する方向で分割されている。この実施形態ではU字状のローラ取付部材60の両腕部の端部に従動ローラ61、61が回転自在に取り付けられている。この従動ローラ61、61間に、厚さセンサー10が配置される(図2参照)。
この従動ローラ部6は、ローラ取付部材60が本体部1aに取り付けられた軸60aに揺動時自在に取り付けられている。そして、ハンドルレバー65を上流側に倒すことで、従動ローラ部6が駆動ローラ部5から離れる。なお、ローラ取付部材60は、図示しないばね部材により、駆動ローラ部5の方向へ付勢され、所定の当接圧を駆動ローラ部5に与えるように構成されている。シート3をセットする際には、ばね部材の付勢力に抗して、従動ローラ部6を駆動ローラ部から離すように、ハンドルレバー65を上流側に倒すと、従動ローラ部6が駆動ローラ部5から離れる(図6参照)。
また、ローラ取付部材60には、テンション部材7の上側パッド71が取り付けられている。図6に示すように、従動ローラ部6を離間させると、テンション部材7の上側パッド71も離間する。従動ローラ部6を駆動ローラ部5に当接させると、図3及び図4に示すように、上下のパッド71、72が当接する。そして、このハンドルレバー65を計測開始時に手動で上流側へ倒して従動ローラ部5と上側パッド71を持ち上げ、下側の支持パッド72の上にシート3を載せる。そして、従動ローラ部6と駆動ローラ部5との間に出来た隙間の固定支持部材4の接触部41の上にシート3の先端を載せる。そして、ハンドルレバー116を元の位置に戻し、上側パッド72と下側パッド71の間、従動ローラ部6と駆動ローラ部5との間にシート3を挟み込む。この状態でモータ93を駆動することでシート3が図1の矢印方向に送られる。
駆動ローラ51、51はモータ93で連続的に駆動され、従動ローラ61、61との間で適度な当接力でシート3を挟み込むことで、当該シート3を送るようになっている。
次に、シート厚さ測定装置1で厚みを計測する場合について説明する。
まず、シート3をセットする際に、溝15gからピン15eを外す方向に摘み部15bを持ち上げ、厚さセンサー10の接触子11をフランジ12に係合した爪部15hで押し上げて、接触子11を固定支持部材4の接触部41から離間させる(図6参照)。そして、溝15gから離れて上流側に摘み部15bを倒して、溝15gから離れて位置決めプレート15fの段部にピン15eが当接し、厚さセンサー10が離間した状態が保たれる。
そして、ハンドルレバー65を上流側に倒して、従動ローラ部6を駆動ローラ部5から離す(図6参照)。
そして、下側の支持パッド72の上にシート3載せる。更に、従動ローラ部6と駆動ローラ部5との間に出来た隙間の固定支持部材4の接触部41の上にシート3の先端を載せる。そして、摘み部15bを元の位置に戻し、上側パッド71と下側の支持パッド72の間、従動ローラ部6と駆動ローラ部5との間にシート3を挟み込む。さらに、摘み部15bのピン15eを溝15gに係合させ、フランジ12から爪部15hを外し、固定支持部材4の接触部41上のシート3に厚さセンサー10の接触子11を当接させる、この状態でモータ93を駆動することで、厚さセンサー10の接触子11と固定部材4の接触部41にシート3の先端が挟まれた状態からシート3が図1の矢印方向に送られる。
シート厚さ測定装置1で厚みを計測する時は、シート3を連続的に送る。これにより、シート3は駆動ローラ部5と従動ローラ部6で挟まれた状態で矢印方向に所定速度で連続移動する。シート3の厚みは、シート3の先端から厚さセンサー10によって連続的に検出され、厚み計測値として制御装置9に取り込まれる。
図9は、この発明の他の実施形態を示す概略説明図である。この他の実施形態は、図9に示すように、シート3にテンションを付加するテンション部材をパッド71、72ではなく、一対のテンションローラ81、81からなるテンション部材8で構成したものである。その他の構成は、図1の実施形態と同様である。尚、テンションローラ81、81を用いた場合においても、ローラ81、81にシートのクリーニング機能を備えたものを用いることが好ましい。
また、下側の固定支持部材4を上側の厚さセンサー10と同様の厚さセンサーを用い、両面の厚さセンサーの出力の差分を取り、厚みを計測するように構成してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 :シート厚さ測定装置
1a :本体部
1b :本体ベース部
1c :支持脚
2 :シート案内部材
3 :シート
4 :固定支持部材
41 :接触部
5 :駆動ローラ部
51 :駆動ローラ
6 :従動ローラ部
61 :従動ローラ
7 :テンション部材
9 :制御装置
10 :厚さセンサー
11 :接触子
11a :シリンダ
11b :作動軸
11h :爪部
12 :フランジ
15a :上下移動プレート
15b :摘み部
15c :取付台
15d :脚部
15e :ピン
15f :位置決めプレート
15h :爪部
65 :ハンドルレバー

Claims (8)

  1. シートに対して上側に配置した厚さセンサーと、この厚さセンサーの下側に対向して配置したシートを支持する固定支持部材と、前記シートを搬送する駆動ローラ部と、この駆動ローラ部に当接する従動ローラ部と、を有し、
    前記駆動ローラ部と従動ローラ部は、前記シートの搬送方向と直交する方向でそれぞれ分割され、分割された駆動ローラ部の間に前記固定支持部材が配置され、分割された従動ローラ部の間に前記厚さセンサーが設けられていることを特徴とするシート厚さ測定装置。
  2. 前記駆動ローラ部は、2個の駆動ローラを有し、駆動ローラ間に前記固定支持部材が配置され、前記従動ローラ部は2個のローラを有し、従動ローラ間に前記厚さセンサーが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のシート厚さ測定装置。
  3. 前記駆動ローラの上流側にシート搬送時に前記シートにテンションを付加するテンション部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート厚さ測定装置。
  4. 前記テンション部材は、固定された下側支持パッドと、この支持パッドに接離自在に設けられた上側パッドとを有する特徴とする請求項3に記載のシート厚さ測定装置。
  5. 前記従動ローラ部は、駆動ローラ部に対して接離自在に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のシート厚さ測定装置。
  6. 前記厚さセンサーは、シートと当接する接触子を有し、前記固定支持部材はシートに接触する接触部を有していることを特徴とする請求項1〜2のいずれか1項に記載のシート厚さ測定装置。
  7. 前記厚さセンサーの接触子と、前記固定支持部材の接触部は、シートが通過する中心部に配置されていることを特徴とする請求項6に記載のシート厚さ測定装置。
  8. 前記厚さセンサーを支持する厚さセンサー支持部を有し、この厚さセンサー支持部は前記厚さセンサーの接触子を前記固定支持部材の接触部から離間可能に支持することを特徴とする請求項6に記載のシート厚さ測定装置。
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