JP2017089878A - ガス漏洩箇所補修方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光透過可能な加圧具3の押圧面部に、弾性の透明マット状体2を載せ、透明マット状体2の表面部に透明樹脂フィルム1を覆い、透明樹脂フィルム1における透明マット状体2との接触面とは反対側の押圧面に、(A)ビスフェノールA型エポキシアクリレート30〜40質量部、(B)チタノセン系重合開始剤1.0〜2.0質量部、(C)充填材37〜48質量部を混合した光硬化性樹脂組成物4を塗布して未硬化樹脂層付着部を形成しておいて、その未硬化樹脂層付着部を配管設備におけるガス漏洩箇所6に押し付けて被覆部を形成し、透明樹脂フィルム1を、その外方から透明マット状体2及び加圧具3を介してガス漏洩箇所6にガス圧に抗して押付けて気密性を維持しながら、被覆部に光を照射して光硬化性樹脂組成物4を硬化反応させてシール部を形成する。
【選択図】図1
Description
そのような配管設備においては、劣悪な環境に設置されている場合もあり、鉛板等の金属製の保護配管はもとより、保護配管の端部同士の継ぎ手部や、隣接する配管端部間を保護する金属筒部や、保護配管内から外部へのケーブル取り出し部において、腐食や金属疲労等による老朽化により内部流通ガスが漏洩する箇所が発生し、その漏洩箇所を補修しなければ流通させるガス圧が低下して、保護配管による保護性能が低下する虞が発生する。
そこで、上記漏洩箇所を補修するために、従来は、エポキシ樹脂などを漏洩箇所に塗布して漏洩を止めることが試みられている(周知技術で適切な文献が見当たらない)。
しかし、流通ガス圧に抗してエポキシ樹脂の硬化反応が完了するまでには、周囲温度が5℃〜30℃の場合に、45分〜120分程度の多くの時間が必要で、硬化に非常に多くの時間が掛るため、現実的には、ガス漏れを止めることができなかった。また、より低温では、硬化することが極めて遅くなり、硬化不良を起こし、ガス漏れを止めることができなかった。
従って、ガス漏洩箇所の補修を、確実で効率よく行える。
その上、加圧具は、光を透過させやすく、加圧しやすい成形品である。これにより、ガス漏れ部に、加圧しやすく、被覆部の広範囲に満遍なく力を伝えることができ、シール部によるシール性を向上させることができる。
つまり、光硬化性樹脂組成物粘度が250Pa・sよりも低ければ、流動性が良すぎて強度のある被膜を形成するのが困難で、短時間でガス止めすることができず、また、500Pa・sよりも高ければ、パサパサで、漏洩箇所に塗りつけることができず、配管の表面に密着性が悪くて短時間でガス漏洩を止めることができない。
従って、ガス漏洩箇所の補修を、確実で効率よく行える。
その上、加圧具は、光を透過させやすく、加圧しやすい成形品である。これにより、ガス漏れ部に、加圧しやすく、被覆部の広範囲に満遍なく力を伝えることができ、シール部によるシール性を向上させることができる。
つまり、光硬化性樹脂組成物粘度が250Pa・sよりも低ければ、流動性が良すぎて強度のある被膜を形成するのが困難で、短時間でガス止めすることができず、また、500Pa・sよりも高ければ、流動性を失い、漏洩箇所に塗りつけることができず、配管の表面に密着性が悪くて短時間でガス漏洩を止めることができない。
特に透明樹脂フィルムが無着色透明のポリエチレン樹脂の場合には、ポリエチレンフィルムが伸縮性あるために、複雑な表面凹凸形状のガス漏洩箇所であっても、それらの表面の凹凸形状に伸縮しながら沿ってなじませることができ、そのために複雑な凹凸形状の表面に光硬化性樹脂組成物を塗布した未硬化樹脂層付着部を、一様に入り込ませて密接させることができる。
従って、ガス漏洩箇所を、短時間で塞いでガス漏れを止めることができる。
その上、ガス漏洩箇所に高圧の内圧が掛かっていても、ポリエチレンフィルムからなる透明樹脂フィルムが、ガス漏洩箇所に貼着させて被覆部を形成するガス止め作業の初期段階から、光硬化性樹脂組成物に光を照射させてその硬化反応が済むまで気密性を維持するために、ガス漏れを、より確実に止めることができる。
[第1実施形態]
図1〜図5に示すように、一般的に地下坑道内にケーブル用保護配管5が設置されたり、その保護配管5が、地下から地上の受信箇所に取り出されて設置されるように、内部に通信ケーブルを収容すると共にガスを流通する通信ケーブル用の配管設備において、ガス漏洩箇所6を補修するガス漏洩箇所補修方法として、次の手順に沿って補修する。
1.内部に光を透過可能な例えば無色透明のアクリル棒などの加圧具3の押圧面部に、シリコン樹脂から成る透光性の弾性のある透明マット状体2を載せ、その透明マット状体2の表面部に無着色透明ポリエチレンフィルムから成る透明樹脂フィルム1を覆い、透明樹脂フィルム1における前記透明マット状体2との接触面とは反対側の押圧面に、(A)ビスフェノールA型エポキシ(メタ)アクリレートまたは、ビスフェノールF型エポキシ(メタ)アクリレート30〜40質量部、(B)チタノセン系重合開始剤(組成名 ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2、6−ジフルオロ−3−(ピロール−1−イル)フェニル)チタニウム)1.0〜2.0質量部、(C)充填材37〜48質量部を混合した光硬化性樹脂組成物4を塗布して未硬化樹脂層付着部を形成しておく(図1)。
2.その未硬化樹脂層付着部を配管設備におけるガス漏洩箇所6に押し付けて被覆部を形成する(図2)。
3.前記透明樹脂フィルム1を、その外方から透明マット状体2及び加圧具3を介してガス漏洩箇所6にガス圧に抗して押付けて気密性を維持しながら、図5に示すように、被覆部に加圧具3、透明マット状体2、並びに、透明樹脂フィルム1を通して光を照射して、光硬化性樹脂組成物4を約1分間で硬化反応させて、ガス漏洩箇所6に対するシール部を形成する(図3)。
4.シール部において、透明樹脂フィルム1は取り除き、スプレー缶に充填されている発泡液を、シール部に吹き付けてガス漏れが無いかを確認する(図4)。
ビスフェノールA型エポキシアクリレート樹脂30.0質量部(大阪有機化学工業株式会社製 品名 ビスコート#540)、フェノキシエチルアクリレート20.0質量部(大阪有機化学株式会社製 品名 ビスコート#192)、エチレンオキサイド変性リン酸ジメタクリレート1.0質量部(日本化薬株式会社製 品名 KAYAMER PM−21)、チタノセン系重合開始剤1.0質量部(チバ・ジャパン株式会社製 製品名 IRGACURE 784 組成名 ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2、6−ジフルオロ−3−(ピロール−1−イル)フェニル)チタニウム)、充填剤48.0質量部(製品名NK−64 富士タルク株式会社製)を、暗室内で、ミキサーで混錬して、パテ状物(光硬化性樹脂(1))を得た、粘度は、400Pa・sであった。
ビスフェノールA型エポキシアクリレート樹脂40.0質量部(大阪有機化学工業株式会社製 品名 ビスコート#540)、フェノキシエチルアクリレート20.0質量部(大阪有機化学株式会社製 品名 ビスコート#192)、エチレンオキサイド変性リン酸ジメタクリレート1.0質量部(日本化薬株式会社製 品名 KAYAMER PM−21)、チタノセン系重合開始剤1.0質量部(チバ・ジャパン株式会社製 製品名 IRGACURE 784 組成名 ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2、6−ジフルオロ−3−(ピロール−1−イル)フェニル)チタニウム)、充填剤38.0質量部(製品名 NK−64 富士タルク株式会社製)を、暗室内で、ミキサーで混錬して、パテ状物(光硬化性樹脂(2))を得た、粘度は、300Pa・sであった。
ビスフェノールA型エポキシアクリレート樹脂30.0質量部(大阪有機化学工業株式会社製 品名 ビスコート#540)、フェノキシエチルアクリレート20.0質量部(大阪有機化学株式会社製 品名 ビスコート#192)、エチレンオキサイド変性リン酸ジメタクリレート1.0質量部(日本化薬株式会社製 品名 KAYAMER PM−21)、チタノセン系重合開始剤1.0質量部(チバ・ジャパン株式会社製 製品名 IRGACURE 784 組成名 ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2、6−ジフルオロ−3−(ピロール−1−イル)フェニル)チタニウム)、イソプロピルチオキサントン0.5質量部(日本シイベルヘグナー株式会社製 品名 Quantacure ITX)、トリエタノールアミン0.5質量部(昭和化学株式会社製)、充填剤47.0質量部(製品名 NK−64 富士タルク株式会社製)を、暗室内で、ミキサーで混錬して、パテ状物(光硬化性樹脂(3))を得た、粘度は、400Pa・sであった。
ビスフェノールA型エポキシアクリレート樹脂40.0質量部(大阪有機化学工業株式会社製 品名 ビスコート#540)、フェノキシエチルアクリレート20.0質量部(大阪有機化学株式会社製 品名 ビスコート#192)、エチレンオキサイド変性リン酸ジメタクリレート1.0質量部(日本化薬株式会社製 品名 KAYAMER PM−21)、チタノセン系重合開始剤1.0質量部(チバ・ジャパン株式会社製 製品名 IRGACURE 784 組成名 ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2、6−ジフルオロ−3−(ピロール−1−イル)フェニル)チタニウム)、イソプロピルチオキサントン0.5質量部(日本シイベルヘグナー株式会社製 品名 Quantacure ITX)、トリエタノールアミン 0.5質量部(昭和化学株式会社製)、充填剤37.0質量部(製品名 NK−64 富士タルク株式会社製)を、暗室内で、ミキサーで混錬して、パテ状物(光硬化性樹脂(4))を得た、粘度は、300Pa・sであった。
ビスフェノールA型エポキシアクリレート樹脂30.0質量部(大阪有機化学工業株式会社製 品名 ビスコート#540)、フェノキシエチルアクリレート20.0質量部(大阪有機化学株式会社製 品名 ビスコート#192)、エチレンオキサイド変性リン酸ジメタクリレート1.0質量部(日本化薬株式会社製 品名 KAYAMER PM−21)、チタノセン系重合開始剤2.0質量部(チバ・ジャパン株式会社製 製品名 IRGACURE 784 組成名 ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2、6−ジフルオロ−3−(ピロール−1−イル)フェニル)チタニウム)、イソプロピルチオキサントン0.5質量部(日本シイベルヘグナー株式会社製 品名 Quantacure ITX)、トリエタノールアミン0.5質量部(昭和化学株式会社製)、充填剤46.0質量部(製品名 NK−64 富士タルク株式会社製)を、暗室内で、ミキサーで混錬して、パテ状物(光硬化性樹脂(5))を得た、粘度は、400Pa・sであった。
ビスフェノールF型エポキシ樹脂(エピクロン 830 株式会社DIC製)170gをトルエン500mLに溶解させ、この溶液にトリフェニルホスフィン0.1gを加え、均一な溶液とし、この溶液にアクリル酸79gを還流撹拌下にて2時間滴下した後、更に還流撹拌を6時間行い、次に、トルエンを除去することによって、ビスフェノールF型エポキシ樹脂とアクリル酸と反応したビスフェノールF型エポキシアクリレート樹脂を得ることができた。得られたビスフェノールF型エポキシアクリレート樹脂30.0質量部、フェノキシエチルアクリレート20.0質量部(大阪有機化学株式会社製 品名 ビスコート#192)、エチレンオキサイド変性リン酸ジメタクリレート1.0質量部(日本化薬株式会社製 品名 KAYAMER PM−21)、チタノセン系重合開始剤1.0質量部(チバ・ジャパン株式会社製 製品名 IRGACURE 784 組成名 ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2、6−ジフルオロ−3−(ピロール−1−イル)フェニル)チタニウム)、充填剤48.0質量部(製品名NK−64 富士タルク株式会社製)を、暗室内で、ミキサーで混錬して、パテ状物(光硬化性樹脂(6))を得た、粘度は、260Pa・sであった。
ビスフェノールA型エポキシアクリレート樹脂30.0質量部(大阪有機化学工業株式会社製 品名 ビスコート#540)、フェノキシエチルアクリレート20.0質量部(大阪有機化学株式会社製 品名 ビスコート#192)、エチレンオキサイド変性リン酸ジメタクリレート1.0質量部(日本化薬株式会社製 品名 KAYAMER PM−21)、チタノセン系重合開始剤0.4質量部(チバ・ジャパン株式会社製 製品名 IRGACURE 784 組成名 ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2、6−ジフルオロ−3−(ピロール−1−イル)フェニル)チタニウム)、充填剤48.6質量部(製品名 NK−64 富士タルク株式会社製)を、暗室内で、ミキサーで混錬して、パテ状物(光硬化性樹脂(7))を得た、粘度は、400Pa・sであった。
ビスフェノールA型エポキシアクリレート樹脂30.0質量部(大阪有機化学工業株式会社製 品名 ビスコート#540)、フェノキシエチルアクリレート20.0質量部(大阪有機化学株式会社製 品名 ビスコート#192)、エチレンオキサイド変性リン酸ジメタクリレート1.0質量部(日本化薬株式会社製 品名 KAYAMER PM−21)、チタノセン系重合開始剤2.5質量部(チバ・ジャパン株式会社製 製品名 IRGACURE 784 組成名 ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2、6−ジフルオロ−3−(ピロール−1−イル)フェニル)チタニウム)、充填剤46.5質量部(製品名 NK−64 富士タルク株式会社製)を、暗室内で、ミキサーで混錬して、パテ状物(光硬化性樹脂(8))を得た、粘度は、400Pa・sであった。
ビスフェノールA型エポキシアクリレート樹脂55.0質量部(大阪有機化学工業株式会社製 品名 ビスコート#540)、フェノキシエチルアクリレート20.0質量部(大阪有機化学株式会社製 品名 ビスコート#192)、エチレンオキサイド変性リン酸ジメタクリレート1.0質量部(日本化薬株式会社製 品名 KAYAMER PM−21)、チタノセン系重合開始剤1.0質量部(チバ・ジャパン株式会社製 製品名 IRGACURE 784 組成名 ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2、6−ジフルオロ−3−(ピロール−1−イル)フェニル)チタニウム)、充填剤 23.0質量部(製品名 NK−64 富士タルク株式会社製)を、暗室内で、ミキサーで混錬して、パテ状物(光硬化性樹脂(9))を得た、粘度は、200Pa・sであった。
ビスフェノールA型エポキシアクリレート樹脂20.0質量部(大阪有機化学工業株式会社製 品名 ビスコート#540)、フェノキシエチルアクリレート20.0質量部(大阪有機化学株式会社製 品名 ビスコート#192)、エチレンオキサイド変性リン酸ジメタクリレート質量1.0部(日本化薬株式会社製 品名 KAYAMER PM−21)、チタノセン系重合開始剤1.0質量部(チバ・ジャパン株式会社製 製品名 IRGACURE 784 組成名 ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2、6−ジフルオロ−3−(ピロール−1−イル)フェニル)チタニウム)、充填剤58.0質量部(製品名 NK−64 富士タルク株式会社製)を、暗室内で、ミキサーで混錬して、パテ状物(光硬化性樹脂(10))を得た、粘度は、600Pa・sであった。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所6に、製造例1の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹脂フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けて、ガス漏れを一時的に止めた。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度 250ルーメンス)を3分間照射した。その後、加圧具3、透明マット状体(シリコン樹脂製)2、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行った。発泡液でガス漏れの確認を行った。ガス漏れはなかった。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所6に、製造例2の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹脂フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けて、ガス漏れを一時的に止めた。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度 250ルーメンス)を3分間照射した。その後、加圧具、透明マット状体(シリコン樹脂製)、透明樹脂フィルムを除いて、発泡液でガス漏れの確認を行った。発泡液でガス漏れの確認を行った。ガス漏れはなかった。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所6に、製造例3の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹脂フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けて、ガス漏れを一時的に止めた。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度 250ルーメンス)を3分間照射した。その後、加圧具3、透明マット状体(シリコン樹脂製)2、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行った。発泡液でガス漏れの確認を行った。ガス漏れはなかった。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所6に、製造例4の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹脂フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けて、ガス漏れを一時的に止めた。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度 250ルーメンス)を3分間照射した。その後、加圧具3、透明マット状体(シリコン樹脂製)2、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行った。発泡液でガス漏れの確認を行った。ガス漏れはなかった。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所6に、製造例5の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹脂フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けて、ガス漏れを一時的に止めた。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度250ルーメンス)を3分間照射した。その後、加圧具3、透明マット状体(シリコン樹脂製)2、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行った。発泡液でガス漏れの確認を行った。ガス漏れはなかった。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所4に、製造例6光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹脂フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所4の上部に十分な力で図2のように押し付けて、ガス漏れを一時的に止めた。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度250ルーメンス)を3分間照射した。その後、加圧具3、透明マット状体(シリコン樹脂製)2、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行った。発泡液でガス漏れの確認を行った。ガス漏れはなかった。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所6に、製造例1の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(ウレタン樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹脂フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けて、ガス漏れを一時的に止めた。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度 250ルーメンス)を3分間照射した。その後、加圧具3、透明マット状体(ウレタン樹脂製)2、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行った。発泡液でガス漏れの確認を行った。ガス漏れはなかった。
つまり、シリコン樹脂製の透明マット状体2に代えて、ウレタン樹脂製の透明マット状体2も使用できることがわかる。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所6に、2液型エポキシ樹脂DEVCON-A(株式会社ITWパフォーマンスポリマーズ&フルイズジャパン製)主剤9グラム、硬化剤1グラムを十分に混練した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹脂フィルム1の中央部分に2液型エポキシ樹脂DEVCON-A(株式会社ITWパフォーマンスポリマーズ&フルイズジャパン製)主剤9グラム、硬化剤1グラムを十分に混練した物を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けて、ガス漏れを一時的に止めた。その状態のまま3分間加圧した。その後、加圧具3、透明マット状体(シリコン樹脂製)2、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行ったが、ガス漏れが発生した。
つまり、上記2液型エポキシ樹脂DEVCON-Aでは、ガス漏れを止めることはできなかった。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所6に、製造例1の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せた。その透明マット状体(シリコン樹脂製)2の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けて、ガス漏れを一時的に止めた。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度 250ルーメンス)を3分間照射した。その後、透明マット状体(シリコン樹脂製)2と硬化物が密着し、硬化物がガス漏洩箇所6から剥がれ、発泡液でガス漏れの確認を行ったが、ガス漏れが発生した。
つまり、この場合は、透明樹脂フィルム1を使わないで透明マット状体2を押し付けるだけでは、ガス漏洩を阻止できないことがわかる。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所6に、製造例1の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹脂フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けた。ガス漏洩箇所6が局面などの凹凸がありに光硬化性樹脂組成物4で十分に押さえつけられず、ガスが止まらず、その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度 250ルーメンス)を3分間照射した。その後、加圧具3、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行ったが、ガス漏れが発生した。
つまり、この場合は、透明マット状体2を使わないで透明樹脂フィルム1だけで光硬化性樹脂組成物4をカバーするだけでは、不十分であることがわかる。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所6に、製造例1の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹脂フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に、透明円柱状の加圧具3を使用せず、指で押し付けて、ガス漏れを一時的に止めた。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度 250ルーメンス)を3分間照射した。その後、透明マット状体(シリコン樹脂製)2、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行った。指のために十分に光が照射できずに、光硬化性樹脂組成物4が十分に硬化せず。発泡液でガス漏れの確認を行ったが、ガス漏れが発生した。
つまり、加圧具3なしで、指で透明マット状体2、透明樹脂フィルム1、光硬化性樹脂組成物4、を押し付けるだけでは、不十分であることがわかる。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所6に、製造例7の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹影フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏れ箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けて、ガス漏れを一時的に止めた。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度250ルーメンス)を3分間照射した。その後、加圧具3、透明マット状体(シリコン樹脂製)2、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行った。硬化不良で、圧力に耐えられず、ガス漏れが発生した。
つまり、製造例7の光硬化性樹脂組成物4では、ガス漏洩を阻止することは困難であることがわかる。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所6に、製造例8の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹脂フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けて、ガス漏れを一時的に止めた。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度 250ルーメンス)を3分間照射した。その後、加圧具3、透明マット状体(シリコン樹脂製)2、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行った。過硬化で、脆くなり、圧力に耐えられず、ガス漏れが発生した。
つまり、製造例8の光硬化性樹脂組成物4では、ガス漏洩を阻止することは困難であることがわかる。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏れ部6に、製造例9の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹脂フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けて、ガス漏れを一時的に止めた。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度 250ルーメンス)を3分間照射した。その後、加圧具3、透明マット状体(シリコン樹脂製2)、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行った。粘度が低すぎて、透明樹脂フィルム1、透明マット状体(シリコン樹脂製)2、加圧具3で押さえられず、ガスが止められなかったため、硬化後、ガス漏れが発生した。作業上、適さなかった。
つまり、製造例9の光硬化性樹脂組成物4では、ガス漏洩を阻止することは困難であることがわかる。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所4に、製造例10の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けて、ガス漏れを一時的に止めた。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度 250ルーメンス)を3分間照射した。その後、加圧具、透明マット状体(シリコン樹脂製)、透明樹脂フィルムを除いて、発泡液でガス漏れの確認を行った。粘度が高すぎて、透明樹脂フィルム1、透明マット状体(シリコン樹脂製)2、加圧具3で押さえられず、ガスが止められなかったため、硬化後、ガス漏れが発生した。作業上、適さなかった。
製造例10の光硬化性樹脂組成物4では、ガス漏洩を阻止することは困難であることがわかる。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所6に、製造例1の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹脂フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けて、ガス漏れを一時的に止めた。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長250nm 強度 150ルーメンス)を3分間照射した。その後、加圧具3、透明マット状体(シリコン樹脂製2)、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行った。硬化不良で、ガス漏れが発生した。
つまり、光硬化性樹脂組成物4に照射する光の波長が250nmでは短すぎて、硬化反応が不十分であったと思われる。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏れ部6に、製造例1の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹脂フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けて、ガス漏れを一時的に止めた。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、赤外線ライト(波長800nm 強度 150ルーメンス)を3分間照射した。このライトは、その後、加圧具3、透明マット状体(シリコン樹脂製2)、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行った。硬化不良で、ガス漏れが発生した。
つまり、光硬化性樹脂組成物4に照射する光の波長が800nmでは長すぎて、硬化反応が不十分であったと思われる。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏れ部6に、製造例1の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹脂フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けて、ガス漏れを一時的に止めた。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度 100ルーメンス)を3分間照射した。その後、加圧具3、透明マット状体(シリコン樹脂製)2、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行った。光の強度不足で、硬化不良を発生し、ガス漏れが発生した。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所6に、製造例1の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(ポリカーボネート樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹脂フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けたが、透明マット状体(ポリカーボネート樹脂製)2に柔軟性が無く、ガス漏洩箇所6に。ガス漏れを一時的に止めることができなかった。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度 250ルーメンス)を3分間照射した。その後、加圧具3、透明マット状体(ポリカーボネート樹脂製)2、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行った。発泡液でガス漏れの確認を行った。隙間ができており、ガス漏れが発生した。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所6に、製造例1の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、90kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹脂フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けてが、ガス圧が高すぎて一時的にガス漏れが止められなかった。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度 250ルーメンス)を3分間照射した。その後、加圧具3、透明マット状体(シリコン樹脂製2)、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行った。発泡液でガス漏れの確認を行った。ガス漏れが発生した。
1. 前記透明マット状体2は、シリコン樹脂に代えて、ウレタン樹脂などの透明で弾性のあるものであればよい。
2. 前記透明樹脂フィルム1は、無着色透明のポリエチレン樹脂に代えて、無着色透明のポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリブテン樹脂などが使用できる。
3. 前記充填材は、タルク、炭酸カルシウム、等の無機化合物で、体積収縮率を低下させる効果を期待できるものであればよい。
4. 前記加圧具3は、無色透明のアクリル棒に代えて、ポリカーボネート棒、ガラス棒、ポリウレタン棒、天然石(例えば、水晶)、等の透明で光をよく通すものであれば使用できる。
5. 前記加圧具3は、図6(a)の筒状物、や図6(b)の表面多孔の筒のように、全体が筒状のもので、内部が透光性の形状の物であれば、樹脂製や、金属製の物でも使用でき、また、懐中電灯を加圧具として、そのレンズ部で直接透明マット状体2を加圧しても良い。また、手指を、加圧具として使って、透明マット状体を直接加圧しながら、手指と保護配管との隙間より、透明マット状体2を通して光を前記被覆部に透過させるようにしても良い。
ガス漏洩箇所を補修する方法として、第2の実施形態は、第1実地形態と同様の操作手順を行うものであるが、光硬化性樹脂組成物として、少なくとも1種類のウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー40〜90質量部、少なくとも1種類の(メタ)アクリレートモノマー60〜10 質量部、及び、前記ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーと前記(メタ)アクリレートモノマー成分の合計量100質量部に対してチタノセン系重合開始剤0.5〜2.5質量部を混合した物を使用する。
なお、本発明で用いられるウレタン(メタ)アクリレートは、柔軟で且つ伸張性に優れる硬化物が得られるという観点から、好ましくは、ポリエーテルを主骨格とするウレタン(メタ)アクリレート又は脂肪族ウレタン(メタ)アクリレートが挙げられる。
つまり、重量平均分子量は500未満であると、伸張性が劣る硬化物になるおそれがあり、重量平均分子量が100,000を超えると、光硬化性樹脂組成物の粘度が上昇し、作業性が劣るおそれがある。
なお、本明細書において、重量平均分子量とは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定したポリスチレン換算の重量平均分子量をいう。
これらのチタノセン系光重合開始剤は、単独又は二種以上組み合わせて使用することができる。
好ましいチタノセン系化合物は、ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2,6−ジフルオロ−3−(ピロール−1−イル)フェニル)チタニウムである。
本発明におけるチタノセン系重合開始剤の配合割合が、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー及び(メタ)アクリレートモノマー成分の合計量100質量部に対して、0.01〜10質量部が好ましく、より好ましくは、0.5〜2.5質量部であるのは、0.5質量部未満では、組成物の光硬化性が低下して、未硬化となり、強度が十分に発現されない可能性があり、2.5質量部を超えると、室内灯の光や太陽光での硬化が早く進み、実際の作業に適合しない。
2.その未硬化樹脂層付着部を配管設備におけるガス漏洩箇所6に押し付けて被覆部を形成する(図2)。
3.前記透明樹脂フィルム1を、その外方から透明マット状体2及び加圧具3を介してガス漏洩箇所6にガス圧に抗して押付けて気密性を維持しながら、図5に示すように、被覆部に加圧具3、透明マット状体2、並びに、透明樹脂フィルム1を通して光を照射して、光硬化性樹脂組成物4を約1分間で硬化反応させて、ガス漏洩箇所6に対するシール部を形成する(図3)。
4.シール部において、透明樹脂フィルム1は取り除き、スプレー缶に充填されている発泡液を、シール部に吹き付けてガス漏れが無いかを確認する(図4)。
ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(製品名 EBECRYL264 ダイセル・オルネクス株式会社製 (メタ)アクリルモノマーとして1,6−ヘキサンジオールジアクリレート 15%含有)100質量部、チタノセン系重合開始剤(組成名 ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2、6−ジフルオロ−3−(ピロール−1−イル)フェニル)チタニウム)1.0質量部(チバ・ジャパン株式会社製 製品名 IRGACURE 784)を、暗室内で、ミキサーで混錬して、光硬化性樹脂(11)を得た。
粘度は、450Pa・s(25℃)で、完全に硬化した後の硬化物のガラス転移点は、42℃で、破断伸度は、37%であった。
ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(製品名 EBECRYL265 ダイセル・オルネクス株式会社製 (メタ)アクリルモノマーとしてトリプロピレングリコールジアクリレート 25%含有)100質量部、チタノセン系重合開始剤(組成名 ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2、6−ジフルオロ−3−(ピロール−1−イル)フェニル)チタニウム)1.0質量部(チバ・ジャパン株式会社製 製品名 IRGACURE 784)を、暗室内で、ミキサーで混錬して、光硬化性樹脂(12)を得た。
粘度は、350Pa・s(25℃)で、完全に硬化した後の硬化物のガラス転移点は、38℃で、破断伸度は、44%であった。
ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(製品名 EBECRYL1259 ダイセル・オルネクス株式会社製 (メタ)アクリルモノマーとしてヒドロキシプロピルメタアクリレート 35%含有)100質量部、チタノセン系重合開始剤(組成名 ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2、6−ジフルオロ−3−(ピロール−1−イル)フェニル)チタニウム)1.0質量部(チバ・ジャパン株式会社製 製品名 IRGACURE 784)を、暗室内で、ミキサーで混錬して、光硬化性樹脂(13)を得た。
粘度は、120Pa・s(25℃)で、完全に硬化した後の硬化物のガラス転移点は、43℃で、破断伸度は、99%であった。
ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(製品名 EBECRYL264 ダイセル・オルネクス株式会社製(メタ)アクリルモノマーとして1,6−ヘキサンジオールジアクリレート15%含有)100質量部、チタノセン系重合開始剤(組成名 ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2、6−ジフルオロ−3−(ピロール−1−イル)フェニル)チタニウム)0.4質量部(チバ・ジャパン株式会社製 製品名 IRGACURE 784)を、暗室内で、ミキサーで混錬して、光硬化性樹脂(14)を得た。
粘度は、450Pa・s(25℃)で、完全に硬化した後の硬化物のガラス転移点は、42℃で、破断伸度は、37%であった。
ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(製品名 EBECRYL264 ダイセル・オルネクス株式会社製 (メタ)アクリルモノマーとして1,6−ヘキサンジオールジアクリレート 15%含有)100質量部、チタノセン系重合開始剤(組成名 ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2、6−ジフルオロ−3−(ピロール−1−イル)フェニル)チタニウム)2.9質量部(チバ・ジャパン株式会社製 製品名 IRGACURE 784)を、暗室内で、ミキサーで混錬して、光硬化性樹脂(15)を得た。
粘度は、450Pa・s(25℃)で、完全に硬化した後の硬化物のガラス転移点は、42℃で、破断伸度は、37%であった。
ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(製品名 EBECRYL8800 ダイセル・オルネクス株式会社製 (メタ)アクリルモノマーとしてエトキシエトキシエチルアクリレート 10%含有)100質量部、チタノセン系重合開始剤(組成名 ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2、6−ジフルオロ−3−(ピロール−1−イル)フェニル)チタニウム)1.0質量部(チバ・ジャパン株式会社製 製品名 IRGACURE 784)を、暗室内で、ミキサーで混錬して、光硬化性樹脂(16)を得た。
粘度は、550Pa・s(25℃)で、完全に硬化した後の硬化物のガラス転移点は、30℃で、破断伸度は、75%であった。
ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(製品名 EBECRYL8807 ダイセル・オルネクス株式会社製 90質量部に、(メタ)アクリルモノマーとしてエトキシエトキシエチルアクリレート 10質量部を混練した混合物)100質量部、チタノセン系重合開始剤(組成名 ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2、6−ジフルオロ−3−(ピロール−1−イル)フェニル)チタニウム)1.0質量部(チバ・ジャパン株式会社製 製品名 IRGACURE 784)を、暗室内で、ミキサーで混錬して、光硬化性樹脂(17)を得た。
粘度は、550Pa・s(25℃)で、完全に硬化した後の硬化物のガラス転移点は、30℃で、破断伸度は、75%であった。
ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(製品名 EBECRYL8465 ダイセル・オルネクス株式会社製 80質量部に、(メタ)アクリルモノマーとして1,6−ヘキサンジオールジアクリレート 20質量部を混練した混合物)100質量部、チタノセン系重合開始剤(組成名 ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2、6−ジフルオロ−3−(ピロール−1−イル)フェニル)チタニウム)2.9質量部(チバ・ジャパン株式会社製 製品名 IRGACURE 784)を、暗室内で、ミキサーで混錬して、光硬化性樹脂(18)を得た。
粘度は、250Pa・s(25℃)で、完全に硬化した後の硬化物のガラス転移点は、12℃で、破断伸度は、85%であった。
ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(製品名 EBECRYL284 ダイセル・オルネクス株式会社製 75質量部に、(メタ)アクリルモノマーとして1,6−ヘキサンジオールジアクリレート 25質量部を混練した混合物)100質量部、チタノセン系重合開始剤(組成名 ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2、6−ジフルオロ−3−(ピロール−1−イル)フェニル)チタニウム)1.0質量部(チバ・ジャパン株式会社製 製品名 IRGACURE 784)を、暗室内で、ミキサーで混錬して、光硬化性樹脂(19)を得た。
粘度は、250Pa・s(25℃)で、完全に硬化した後の硬化物のガラス転移点は、35℃で、破断伸度は、93%であった。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所6に、製造例11の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹脂フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けて、ガス漏れを一時的に止めた。
その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度 250ルーメンス)を3分間照射した。その後、加圧具3、透明マット状体(シリコン樹脂製)2、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行った。
発泡液でガス漏れの確認を行ったが、ガス漏れはなかった。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所6に、製造例12の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹脂フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けて、ガス漏れを一時的に止めた。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度 250ルーメンス)を3分間照射した。その後、加圧具3、透明マット状体(シリコン樹脂製)2、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行った。
発泡液でガス漏れの確認を行ったが、ガス漏れはなかった。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所6に、製造例18の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹脂フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けて、ガス漏れを一時的に止めた。
その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度 250ルーメンス)を3分間照射した。その後、加圧具3、透明マット状体(シリコン樹脂製)2、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行った。
発泡液でガス漏れの確認を行ったが、ガス漏れはなかった。
つまり、ガラス転移点15℃で、破断伸び率が85%の光硬化性樹脂組成物4では、充分にガス漏れを止めることができた。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所6に、製造例13の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せた。その透明マット状体(シリコン樹脂製)2の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けたが、粘度が低すぎて流動性が大きすぎ、ガス漏れを一時的にでも止めることができなかった。
その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度 250ルーメンス)を3分間照射した。
その後、透明マット状体(シリコン樹脂製)2と硬化物が密着したが、ガスが漏れた状態で止めることができなかった。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所6に、製造例11の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せた。その透明マット状体(シリコン樹脂製)2の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けて、ガス漏れを一時的に止めた。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度 250ルーメンス)を3分間照射した。その後、透明マット状体(シリコン樹脂製)2と硬化物が密着し、硬化物がガス漏洩箇所6から剥がれ、発泡液でガス漏れの確認を行ったが、ガス漏れが発生した。
つまり、この場合は、透明樹脂フィルム1を使わないで透明マット状体2を押し付けるだけでは、ガス漏洩を阻止できないことがわかる。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所6に、製造例11の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹脂フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けた。ガス漏洩箇所6が局面などの凹凸がありに光硬化性樹脂組成物4で十分に押さえつけられず、ガスが止まらず、その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度 250ルーメンス)を3分間照射した。その後、加圧具3、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行ったが、ガス漏れが発生した。
つまり、この場合は、透明マット状体2を使わないで透明樹脂フィルム1だけで光硬化性樹脂組成物4をカバーするだけでは、不十分であることがわかる。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所6に、製造例11の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹脂フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に、透明円柱状の加圧具3を使用せず、指で押し付けて、ガス漏れを一時的に止めた。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度 250ルーメンス)を3分間照射した。その後、透明マット状体(シリコン樹脂製)2、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行った。
指のために十分に光が照射できずに、光硬化性樹脂組成物4が十分に硬化せず。発泡液でガス漏れの確認を行ったが、ガス漏れが発生した。
つまり、加圧具3なしで、指で透明マット状体2、透明樹脂フィルム1、光硬化性樹脂組成物4、を押し付けるだけでは、不十分であることがわかる。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所6に、製造例14の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹影フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けて、ガス漏れを一時的に止めた。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度250ルーメンス)を3分間照射した。その後、加圧具3、透明マット状体(シリコン樹脂製)2、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行った。硬化不良で、圧力に耐えられず、ガス漏れが発生した。
つまり、製造例14の光硬化性樹脂組成物4では、チタノセン系重合開始剤が少なく、硬化不足となり、ガス漏洩を阻止することは困難であることがわかる。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所6に、製造例15の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹脂フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けて、ガス漏れを一時的に止めた。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度 250ルーメンス)を3分間照射した。その後、加圧具3、透明マット状体(シリコン樹脂製)2、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行った。過硬化で、脆くなり、圧力に耐えられず、ガス漏れが発生した。
つまり、製造例15の光硬化性樹脂組成物4では、チタノセン系重合開始剤が多すぎて、過硬化となり、ガス漏洩を完全に止めることは困難であることがわかる。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所4に、製造例16の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けて、ガス漏れを一時的に止めた。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度 250ルーメンス)を3分間照射した。その後、加圧具、透明マット状体(シリコン樹脂製)、透明樹脂フィルムを除いて、発泡液でガス漏れの確認を行った。
粘度が高すぎて、透明樹脂フィルム1、透明マット状体(シリコン樹脂製)2、加圧具3で押さえられず、ガスが止められなかったため、硬化後、ガス漏れが発生し、作業上、適さなかった。
つまり、製造例16の光硬化性樹脂組成物4では、ガス漏洩を阻止することは困難であることがわかる。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所6に、製造例11の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹脂フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けて、ガス漏れを一時的に止めた。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長250nm 強度 250ルーメンス)を3分間照射した。その後、加圧具3、透明マット状体(シリコン樹脂製2)、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行ったが、硬化不良で、ガス漏れが発生した。
つまり、光硬化性樹脂組成物4に照射する光の波長が250nmでは短すぎて、硬化反応が不十分であったと思われる。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏れ部6に、製造例11の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹脂フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けて、ガス漏れを一時的に止めた。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、赤外線ライト(波長800nm 強度 250ルーメンス)を3分間照射した。このライトは、その後、加圧具3、透明マット状体(シリコン樹脂製2)、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行ったが、硬化不良で、ガス漏れが発生した。
つまり、光硬化性樹脂組成物4に照射する光の波長が800nmでは長すぎて、硬化反応が不十分であったと思われる。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏れ部6に、製造例11の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹脂フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けて、ガス漏れを一時的に止めた。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度 100ルーメンス)を3分間照射した。その後、加圧具3、透明マット状体(シリコン樹脂製)2、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行ったが、光の強度不足で、硬化不良を発生し、ガス漏れが発生した。
つまり、光硬化性樹脂組成物4に照射する光の強度が100ルーメンスでは。弱すぎて、硬化反応が不十分であった。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所6に、製造例11の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(ポリカーボネート樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹脂フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けたが、透明マット状体(ポリカーボネート樹脂製)2に柔軟性が無く、ガス漏洩箇所6に。ガス漏れを一時的に止めることができなかった。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度 250ルーメンス)を3分間照射した。その後、加圧具3、透明マット状体(ポリカーボネート樹脂製)2、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行った。その結果、硬く柔軟性の無いポリカーボネート樹脂製では、充分に密着せず、隙間ができており、ガス漏れが発生した。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所6に、製造例11の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、90kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹脂フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けてが、ガス圧が高すぎて一時的にガス漏れが止められなかった。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度 250ルーメンス)を3分間照射した。
その後、加圧具3、透明マット状体(シリコン樹脂製2)、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行ったが、ガス漏れが発生した。つまり、圧力が90kPaでは、圧力が高すぎてガス漏れを止めることができなかった。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所6に、製造例18の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せて、その上に透明樹脂フィルム1を乗せた。その透明樹脂フィルム1の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けて、ガス漏れを一時的に止めた。その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度 250ルーメンス)を3分間照射した。その後、加圧具3、透明マット状体(シリコン樹脂製)2、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行った。
結果として、表面が柔らかく、埃などの異物が付着しやすく、劣化する可能性が高く、修理剤として、好ましくなかった。
図1の通信ケーブル配管部のガス漏洩箇所6に、製造例19の光硬化性樹脂組成物4を使用した。ガス漏れ修理作業は、以下のように行った。マンホール内を再現するため、屋内で光を遮光して行った。内部の圧力は、60kPaであった。図1の直径2cmの透明円柱状の加圧具3の端面に一辺は5cmの正方形の透明マット状体(シリコン樹脂製)2を乗せた。その透明マット状体(シリコン樹脂製)2の中央部分に光硬化性樹脂組成物4を、約2グラムを乗せた。それを図1の長さ約2mm程度で幅1mm程度の亀裂状の鉛板等の金属製の保護配管上のガス漏洩箇所6の上部に十分な力で図2のように押し付けた。
その状態のまま、図3に示したように、斜め方向から、LEDライト(波長550nm 強度 250ルーメンス)を3分間照射した。その後、加圧具3、透明マット状体(シリコン樹脂製)2、透明樹脂フィルム1を除いて、発泡液でガス漏れの確認を行った。
硬化物は、フーセン状となり膨らみ、その結果、配管から剥がれて、ガス漏れが発生した。破断伸び率が、90%より大きければ、ガス漏れを止める効果が無かった。
1. 前記透明マット状体2は、シリコン樹脂に代えて、ウレタン樹脂などの透明で弾性のあるものであればよい。
2. 前記透明樹脂フィルム1は、無着色透明のポリエチレン樹脂に代えて、無着色透明のポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリブテン樹脂などが使用できる。
3. 前記加圧具3は、無色透明のアクリル棒に代えて、ポリカーボネート棒、ガラス棒、ポリウレタン棒、天然石(例えば、水晶)、等の透明で光をよく通すものであれば使用できる。
4. 前記加圧具3は、図6(a)の筒状物、や図6(b)の表面多孔の筒のように、全体が筒状のもので、内部が透光性の形状の物であれば、樹脂製や、金属製の物でも使用でき、また、懐中電灯を加圧具として、そのレンズ部で直接透明マット状体2を加圧しても良い。また、手指を、加圧具として使って、透明マット状体を直接加圧しながら、手指と保護配管との隙間より、透明マット状体2を通して光を前記被覆部に透過させるようにしても良い。
2 透明マット状体
3 加圧具
4 光硬化性樹脂組成物
5 保護配管
6 ガス漏洩箇所
Claims (10)
- 内部に通信ケーブルを収容すると共にガスを流通する通信ケーブル用の金属製の配管設備において、ガス漏洩箇所を補修するガス漏洩箇所補修方法であって、
内部に光を透過可能な加圧具の押圧面部に、弾性のある透明マット状体を載せ、その透明マット状体の表面部に透明樹脂フィルムを覆い、前記透明樹脂フィルムにおける前記透明マット状体との接触面とは反対側の押圧面に、(A)ビスフェノールA型エポキシ(メタ)アクリレートまたは、ビスフェノールF型エポキシ(メタ)アクリレート30〜40質量部、(B)チタノセン系重合開始剤(組成名 ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2、6−ジフルオロ−3−(ピロール−1−イル)フェニル)チタニウム)1.0〜2.0質量部、(C)充填材37〜48質量部を混合した光硬化性樹脂組成物を塗布して未硬化樹脂層付着部を形成しておいて、
その未硬化樹脂層付着部を前記配管設備におけるガス漏洩箇所に押し付けて被覆部を形成し、前記透明樹脂フィルムを、その外方から前記透明マット状体及び前記加圧具を介して前記ガス漏洩箇所にガス圧に抗して押付けて気密性を維持しながら、前記被覆部に前記加圧具、前記透明マット状体、並びに、前記透明樹脂フィルムを通して光を照射して前記光硬化性樹脂組成物を硬化反応させて、前記ガス漏洩箇所に対するシール部を形成するガス漏洩箇所補修方法。 - 前記光硬化性樹脂組成物の粘度は、250Pa・s〜500Pa・sである請求項1に記載のガス漏洩箇所補修方法。
- 内部に通信ケーブルを収容すると共にガスを流通する通信ケーブル用の金属製の配管設備において、ガス漏洩箇所を補修するガス漏洩箇所補修方法であって、内部に光を透過可能な加圧具の押圧面部に、弾性のある透明マット状体を載せ、その透明マット状体の表面部に透明樹脂フィルムを覆い、前記透明樹脂フィルムにおける前記透明マット状体との接触面とは反対側の押圧面に、少なくとも1種類のウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー40〜90質量部、少なくとも1種類の(メタ)アクリレートモノマー60〜10質量部、及び、前記ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーと前記(メタ)アクリレートモノマー成分の合計量100質量部に対してチタノセン系重合開始剤0.5〜2.5質量部を混合した光硬化性樹脂組成物を塗布して未硬化樹脂層付着部を形成しておいて、その未硬化樹脂層付着部を前記ガス配管設備におけるガス漏洩箇所に押し付けて被覆部を形成し、前記透明樹脂フィルムを、その外方から前記透明マット状体及び前記加圧具を介して前記ガス漏洩箇所にガス圧に抗して押付けて気密性を維持しながら、前記被覆部に前記加圧具、前記透明マット状体、並びに、前記透明樹脂フィルムを通して光を照射して前記光硬化性樹脂組成物を硬化反応させて、前記ガス漏洩箇所に対するシール部を形成するガス漏洩箇所補修方法。
- 前記光硬化性樹脂組成物の硬化物が、15℃以上のガラス転移点を有している請求項3に記載のガス漏洩箇所補修方法。
- 前記光硬化性樹脂組成物の硬化物が、90%以下の破断伸度を有している請求項3又は4に記載のガス漏洩箇所補修方法。
- 前記光硬化性樹脂組成物の粘度が、25℃で250〜500Pa・sの範囲である請求項3〜5のいずれか1項に記載のガス漏洩箇所補修方法。
- 前記透明樹脂フィルムが、無着色透明のポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリブテン樹脂の中から選択された1種の樹脂フィルムである請求項1〜6のいずれか1項に記載のガス漏洩箇所補修方法。
- 光の波長が400〜700nmの光源を有し、測光量150ルーメンス以上を有する照明器具で前記被覆部に照射する請求項1〜7のいずれか1項に記載のガス漏洩箇所補修方法。
- 前記透明マット状体は、ポリウレタン樹脂製またはシリコン樹脂製の高分子ゲルからなるものである請求項1〜8のいずれか1項に記載のガス漏洩箇所補修方法。
- 前記通信ケーブル用の配管設備内を流通するガスの圧力は、50kPa〜60kPaである請求項1〜9のいずれか1項に記載のガス漏洩箇所補修方法。
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