JP2017088293A - 乗客コンベア - Google Patents
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Abstract
【課題】意図しない乗客の手指による押圧により照明カバーと手摺り支持枠との間に隙間ができることを防ぐことのできる乗客コンベアの提供。
【解決手段】欄干3は、踏段移動方向に沿って立設されたパネル6を備え、欄干照明装置5は、移動手摺り4を支持する手摺り支持枠7に設けられた光源11と、光源11を覆う光透過性の照明カバー12とを備え、照明カバー12は、上端に設けられ手摺り支持枠7の端部8aに差し込まれて係合される溝13を備える係合部と、係合部の下端に設けられ外側表面の法線方向14aがパネル6から遠ざかる方向の斜め下方を向いた傾斜部14とを備え、傾斜部14の外側表面の法線方向14aは、水平方向とのなす角が30度から60度の間に設定されている。
【選択図】 図1
【解決手段】欄干3は、踏段移動方向に沿って立設されたパネル6を備え、欄干照明装置5は、移動手摺り4を支持する手摺り支持枠7に設けられた光源11と、光源11を覆う光透過性の照明カバー12とを備え、照明カバー12は、上端に設けられ手摺り支持枠7の端部8aに差し込まれて係合される溝13を備える係合部と、係合部の下端に設けられ外側表面の法線方向14aがパネル6から遠ざかる方向の斜め下方を向いた傾斜部14とを備え、傾斜部14の外側表面の法線方向14aは、水平方向とのなす角が30度から60度の間に設定されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、乗客コンベアに関する。
乗客コンベアにあって、移動手摺りがその周縁を移動する欄干に欄干照明装置を設けたものとして、特開2002−3137号公報(特許文献1)を挙げることができる。
図3は、従来の乗客コンベアの欄干照明装置を示す縦断面図である。
従来の欄干照明装置100は、移動手摺り101を支持する手摺り支持枠102に取付けられる光源103と、この光源103を覆う光透過性の照明カバー104とを備えている。そして、照明カバー104は、略U字状の断面を有しており、実状では、一側の上端が手摺り支持枠102の水平端部102aに係着されると共に、他側は欄干105のガラスパネル106に沿って配置されている。また、照明カバー104の装着は、その上端に力を加えて幅狭となる方向に撓ませ、この状態で手摺り支持枠102の水平端部102aとガラスパネル106間を通し、次いで、撓みを解除し、照明カバー104の一側上端を水平端部102aに載置させて行う。一方、照明カバー104を外す際は、前述と逆の手順で行う。
しかしながら、従来の欄干照明装置100では、照明カバー104は可撓性の樹脂で成形されるものであることから、乗客が何らかの拍子で、移動手摺り101の外側に手を伸ばし、照明カバー104に触れて力を加えると、比較的容易に照明カバー104が撓み、照明カバー104の上端と手摺り支持枠102の水平端部102aとの間に隙間ができ、その隙間に指先を挟んで怪我をする虞があった。
本発明は、前述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、意図しない乗客の手指による押圧により照明カバーと手摺り支持枠との間に隙間ができることを防ぐことのできる乗客コンベアを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、乗降床間を無端状に連結されて移動する複数の踏段と、前記踏段の両側に踏段移動方向に沿って立設された欄干と、前記欄干の周縁を移動する移動手摺りと、前記欄干の上部に設けられた欄干照明装置とを有する乗客コンベアにおいて、前記欄干は、前記踏段移動方向に沿って立設されたパネルを備え、前記欄干照明装置は、前記移動手摺りを支持する手摺り支持枠に設けられた光源と、前記光源を覆う光透過性の照明カバーとを備え、前記照明カバーは、上端に設けられ前記手摺り支持枠の端部に差し込まれて係合される溝を備える係合部と、前記係合部の下端に設けられ外側表面の法線方向が前記パネルから遠ざかる方向の斜め下方を向いた傾斜部とを備え、前記傾斜部の前記外側表面の前記法線方向は、水平方向とのなす角が30度から60度の間に設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、意図しない乗客の手指による押圧により照明カバーと手摺り支持枠との間に隙間ができることを防ぐことができる。なお、前述した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。尚、各図および各実施例において、同一又は類似の構成要素には同じ符号を付し、説明を省略する。
図1は、本発明の実施例の乗客コンベアの欄干照明装置を示す縦断面図、図2は、本発明が適用される乗客コンベアの概略構成図である。
ここでは、乗客コンベア1の一例として、上下階に跨って設置されたエスカレーターを例にして説明するが、動く歩道に適用してもよい。
乗客コンベア1は、上下の乗降床2間を無端状に連結されて移動する図示しない複数の踏段と、踏段の両側に踏段移動方向に沿って立設された欄干3と、この欄干3の周縁を移動する移動手摺り4と、この移動手摺り4の近傍で欄干3の上部に設けられた欄干照明装置5とを有している。
欄干3は、踏段移動方向に沿って立設されたパネル6と、このパネル6の周縁に固定され移動手摺り4を支持する手摺り支持枠7とを有している。このパネル6は、例えばガラスやステンレスなどで構成されている。また、手摺り支持枠7は、パネル6に固定され固定部を内側に備え略逆U字状の断面を有する下側支持枠8と、この下側支持枠8に接合され移動手摺り4を手摺りガイド9を介して支持する略U字状の断面を有する上側支持枠10とを有している。
欄干照明装置5は、例えば下側支持枠8に取付けられることで手摺り支持枠7に設けられた光源11と、例えば略U字状の断面を有し、光源11を覆う光透過性の照明カバー12とを有している。そして、照明カバー12は、その上端12aに、下側支持枠8の水平端部8aに差し込まれて係合される溝13を備える係合部と、この係合部の下端に設けられ外側表面の法線方向14aがパネル6から遠ざかる方向の斜め下方を向いた傾斜部14とを備えている。尚、法線方向14aについて、「パネル6から遠ざかる方向の斜め下方」とは、図1の右下方向を意味しており、「パネル6に近づく方向の斜め下方」(図1の左下方向)とは異なることを意味している。そして、この傾斜部14の外側表面の法線方向14aは、水平方向とのなす角θが30度から60度の間に設定されている。
また、本実施例にあっては、照明カバー12の装着は、その上端に力を加えて幅狭となる方向に照明カバー12を撓ませ、この状態で照明カバー12の上端を下側支持枠8の水平端部8aとパネル6間に位置させ、次いで、撓みを解除し、溝13を水平端部8aに差し込む。一方、照明カバー12を外す際は、前述と逆の手順で行う。
本実施例によれば、乗客が何らかの拍子で、移動手摺り4の外側に手を伸ばし、照明カバー12の上端近傍(水平端部8aとの境界付近)に触れて力を加えても、傾斜部14により、斜め下方に力が逃がされると共に、照明カバー12の上端12aは、溝13により下側支持枠8の水平端部8aに差し込まれて係合されており、これによって、照明カバー12が撓んで下側支持枠8から外れることを防ぐことができる。ここで、なす角θが30度から60度の間に設定されている理由は、なす角θが30度より小さすぎると傾斜部14が垂直に近くなり、なす角θが60度より大きすぎると傾斜部14が水平に近くなるので、乗客の手指からの力を斜め下方に十分に逃がすことができなくなってしまうからである。したがって、なす角θは30度から60度の間に設定される。以上により、意図しない乗客の手指による押圧により照明カバー12と手摺り支持枠7との間に隙間ができることを防ぐことができる。
また、照明カバー12は、着脱に工具等を要する構造ではないことから、安全性を確保しつつ、作業性が低下することを防ぐことができる。
以上、本発明の実施例を説明してきたが、これまでの実施例で説明した構成はあくまで一例であり、本発明は、技術思想を逸脱しない範囲内で適宜変更が可能である。
1 乗客コンベア
2 乗降床
3 欄干
4 移動手摺り
5 欄干照明装置
6 パネル
7 手摺り支持枠
8 下側支持枠
9 手摺りガイド
10 上側支持枠
11 光源
12 照明カバー
13 溝
14 傾斜部
2 乗降床
3 欄干
4 移動手摺り
5 欄干照明装置
6 パネル
7 手摺り支持枠
8 下側支持枠
9 手摺りガイド
10 上側支持枠
11 光源
12 照明カバー
13 溝
14 傾斜部
Claims (1)
- 乗降床間を無端状に連結されて移動する複数の踏段と、前記踏段の両側に踏段移動方向に沿って立設された欄干と、前記欄干の周縁を移動する移動手摺りと、前記欄干の上部に設けられた欄干照明装置とを有する乗客コンベアにおいて、
前記欄干は、前記踏段移動方向に沿って立設されたパネルを備え、
前記欄干照明装置は、前記移動手摺りを支持する手摺り支持枠に設けられた光源と、前記光源を覆う光透過性の照明カバーとを備え、
前記照明カバーは、上端に設けられ前記手摺り支持枠の端部に差し込まれて係合される溝を備える係合部と、前記係合部の下端に設けられ外側表面の法線方向が前記パネルから遠ざかる方向の斜め下方を向いた傾斜部とを備え、前記傾斜部の前記外側表面の前記法線方向は、水平方向とのなす角が30度から60度の間に設定されていることを特徴とする乗客コンベア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015219044A JP2017088293A (ja) | 2015-11-09 | 2015-11-09 | 乗客コンベア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015219044A JP2017088293A (ja) | 2015-11-09 | 2015-11-09 | 乗客コンベア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017088293A true JP2017088293A (ja) | 2017-05-25 |
Family
ID=58771217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015219044A Pending JP2017088293A (ja) | 2015-11-09 | 2015-11-09 | 乗客コンベア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017088293A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113928963A (zh) * | 2020-07-14 | 2022-01-14 | 株式会社日立制作所 | 乘客传送设备和乘客传送设备的翻新方法 |
-
2015
- 2015-11-09 JP JP2015219044A patent/JP2017088293A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113928963A (zh) * | 2020-07-14 | 2022-01-14 | 株式会社日立制作所 | 乘客传送设备和乘客传送设备的翻新方法 |
CN113928963B (zh) * | 2020-07-14 | 2024-05-14 | 株式会社日立制作所 | 乘客传送设备和乘客传送设备的翻新方法 |
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