JP2017088275A - 画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【課題】折り畳まれて排紙される用紙が開くことを抑制できるようにした画像形成システムを提供する。
【解決手段】画像形成システム1Aは、用紙Pに画像を形成する画像形成装置10Aと、画像形成装置10Aで画像が形成された用紙Pの表裏面の電位を検知する電位検知部40と、画像形成装置10Aで画像が形成された用紙Pを帯電させる帯電ローラ52a,52bを有した帯電装置50、用紙Pを折り畳む用紙折り畳み装置60を備え、用紙の折り畳み情報を取得し、画像形成装置10Aで画像が定着された後で、かつ、用紙折り畳み装置60で折り畳まれる前の用紙の電位を、帯電装置50によって、折り畳み情報で設定される折り畳みの形態及び折り目の位置に基づき制御する。
【選択図】図1
【解決手段】画像形成システム1Aは、用紙Pに画像を形成する画像形成装置10Aと、画像形成装置10Aで画像が形成された用紙Pの表裏面の電位を検知する電位検知部40と、画像形成装置10Aで画像が形成された用紙Pを帯電させる帯電ローラ52a,52bを有した帯電装置50、用紙Pを折り畳む用紙折り畳み装置60を備え、用紙の折り畳み情報を取得し、画像形成装置10Aで画像が定着された後で、かつ、用紙折り畳み装置60で折り畳まれる前の用紙の電位を、帯電装置50によって、折り畳み情報で設定される折り畳みの形態及び折り目の位置に基づき制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、トナー像を用紙に転写、定着させて画像を形成する画像形成装置、及び、用紙を折り畳む用紙折り畳み装置を備えた画像形成システムに関する。
従来から、プリンタ、複写機等として電子写真方式の画像形成装置が知られている。このような画像形成装置に、画像が形成された用紙を折り畳んで排紙する用紙折り畳み装置を組み合わせた画像形成システムが提案されている。
用紙折り畳み装置を使用して折り畳まれた用紙は、折り目の箇所が開く方向の力が生じ、折り畳まれた形態を保持でない可能性がある。そこで、排紙トレイ上に設けられた膨らみ検知センサにより、折り畳まれた用紙の膨らみが規定値以上であれば、上側のトレイに押し付けて押し潰す技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、排紙トレイの上方より、用紙を押さえる構成を備えた技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。更に、積載された最上用紙に正逆転ローラを当接させ、押圧力を与える用紙を規制ストッパに突き当てる位置まで搬送する技術が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特許文献1では、上側のトレイの自重で用紙を押さえるため、剛性の高い用紙では膨らみを押す潰す効果が得られ難い。また、排紙トレイ上に積載された用紙に対して、高精度で膨らみを検知することが難しく、膨らみの有無の判断を正確に行うことができない。
特許文献2では、上方より押さえ部材で用紙を押さえて積載するため、ジョブ終了後に押さえ部材が解放されると、用紙は折り目の箇所が開こうとするため、用紙の膨らみを押さえることができない。特許文献3でも、押圧力が解除されると、用紙の膨らみを押さえることができない。
本発明は、このような課題を解決するためなされたもので、折り畳まれて排紙される用紙が開くことを抑制できるようにした画像形成装置及び画像形成システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、請求項1に係る発明は、用紙に画像を形成する画像形成手段と、画像形成手段で画像が形成された用紙に画像を定着させる定着手段と、用紙折り畳み装置で折り畳まれる用紙の折り畳み情報を取得し、定着手段で画像が定着された後で、かつ、用紙折り畳み装置で折り畳まれる前の用紙の電位を、用紙を帯電させる帯電手段によって、折り畳み情報で設定される折り畳みの形態及び折り目の位置に基づき制御する制御手段とを備えた画像形成装置である。
請求項2に係る発明は、制御手段は、折り畳み情報で設定される折り目を挟んで対向する部位の電位を正負反転させる請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に係る発明は、定着手段で画像が定着された用紙の電位を検知する電位検知手段を備え、制御手段は、定着手段で画像が定着された後で、かつ、用紙折り畳み装置で折り畳まれる前の用紙の電位を、電位検知手段で検知された用紙の電位と用紙の折り畳み情報に基づき制御する請求項1または請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項4に係る発明は、制御手段は、定着手段で画像が定着された後で、かつ、用紙折り畳み装置で折り畳まれる前の用紙の電位を、用紙情報取得手段で取得される用紙情報と、用紙の折り畳み情報に基づき制御する請求項1または請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項5に係る発明は、制御手段は、定着手段で画像が定着された後で、かつ、用紙折り畳み装置で折り畳まれる前の用紙の電位を、画像情報取得手段で取得される画像情報と、用紙の折り畳み情報に基づき制御する請求項1または請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項6に係る発明は、帯電手段を、用紙の搬送方向に沿って複数備え、用紙の搬送方向に沿った帯電手段の間隔を、処理可能な用紙の最大長さ以上とすると共に、帯電手段のそれぞれで、独立して用紙の電位を制御する請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の画像形成装置である。
請求項7に係る発明は、帯電手段は、用紙の搬送方向に直交した用紙の幅方向に沿って複数の帯電部材を備え、制御手段は、各帯電部材を独立した電流値で電圧を印加する請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の画像形成装置である。
請求項8に係る発明は、制御手段は、折り畳み情報で設定される折り目の位置に合わせて、電位打消し範囲を設定する請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の画像形成装置である。
請求項9に係る発明は、制御手段は、連続する用紙の偶数枚目と奇数枚目で電位を反転させる請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の画像形成装置である。
請求項10に係る発明は、用紙に画像を形成する画像形成装置と、画像形成装置から排紙された用紙を帯電させる帯電手段と、画像形成装置から排紙された用紙を折り畳む折り畳み装置と、用紙折り畳み装置で折り畳まれる用紙の折り畳み情報を取得し、画像形成装置で画像が形成された後で、かつ、用紙折り畳み装置で折り畳まれる前の用紙の電位を、帯電装置によって、折り畳み情報で設定される折り畳みの形態及び折り目の位置に基づき制御する制御手段とを備えた画像形成システムである。
本発明によれば、用紙を折り畳む形態、用紙の折り目の位置等の折り畳み情報に基づき、折り畳み前の用紙の表面及び裏面の電位の制御を行うことで、折り畳まれて対向する用紙の面同士を吸着させ、折り畳まれた用紙が開くことを抑制することができる。
以下、図面を参照して、本発明の画像形成システム及び画像形成装置の実施の形態について説明する。
<本実施の形態の画像形成システムの構成例>
図1は、本実施の形態の画像形成システムの一例を示す構成図である。本実施の形態の画像形成システム1Aは、用紙Pに画像を形成する画像形成装置10Aを備える。また、画像形成システム1Aは、画像形成装置10Aで画像が形成された用紙Pの表面及び裏面の電位を検知する電位検知部40と、画像形成装置10Aで画像が形成された用紙Pを帯電させ、用紙Pの表面及び裏面の電位を制御する帯電装置50を備える。更に、画像形成システム1Aは、画像形成装置10Aで画像が形成された用紙Pを折り畳む用紙折り畳み装置60Aを備える。
図1は、本実施の形態の画像形成システムの一例を示す構成図である。本実施の形態の画像形成システム1Aは、用紙Pに画像を形成する画像形成装置10Aを備える。また、画像形成システム1Aは、画像形成装置10Aで画像が形成された用紙Pの表面及び裏面の電位を検知する電位検知部40と、画像形成装置10Aで画像が形成された用紙Pを帯電させ、用紙Pの表面及び裏面の電位を制御する帯電装置50を備える。更に、画像形成システム1Aは、画像形成装置10Aで画像が形成された用紙Pを折り畳む用紙折り畳み装置60Aを備える。
画像形成装置10Aは、画像形成部11と、用紙搬送部20と、定着部30を備える。画像形成装置10Aは、画像形成部11に備えた光書込部12Y,12M,12C,12BKによる走査露光によって各感光体ドラムY,M,C,BKに潜像が形成される。画像形成部11では、各感光体ドラムY,M,C,BKに形成された潜像が、トナーで現像されることによって顕像化される。
画像形成装置10Aは、各感光体ドラムY,M,C,BKに形成されたトナー画像が中間転写ベルト13に1次転写され、中間転写ベルト13に1次転写されたトナー画像が、用紙搬送部20で搬送される用紙Pに2次転写される。
画像形成装置10Aは、用紙Pが用紙搬送部20で定着部30に搬送され、トナー画像が用紙Pに定着されて、用紙Pに画像が形成される。そして、画像形成装置10Aは、画像が形成された用紙Pが用紙搬送部20を搬送されて外部に排紙される。
電位検知部40は電位検知手段の一例で、本例では、帯電装置50に設けられる。電位検知部40は、帯電装置50の用紙搬送路51で搬送される用紙Pの一の面である表面と、他の面である裏面に対向して一対の電位検知センサ41a及び電位検知センサ41bを備える。電位検知部40は、画像形成装置10Aから排紙された用紙P、すなわち、定着部30を通過して画像が定着された用紙Pの表面の電位を電位検知センサ41aで検知すると共に、裏面の電位を電位検知センサ41bで検知する。
図2は、本実施の形態の帯電装置の一例を示す構成図である。帯電装置50は帯電手段の一例で、用紙搬送路51で搬送される用紙Pを挟んで対向する一対の帯電ローラ52a及び帯電ローラ52bを備える。
帯電ローラ52a及び帯電ローラ52bは帯電部材の一例で、用紙Pの搬送方向に対して直交する軸を備え、用紙Pの搬送方向に沿って回転する。帯電ローラ52a及び帯電ローラ52bは、用紙Pの搬送方向に対して電位検知部40の下流側に設けられ、電位検知部40で電位が検知された用紙Pに対して帯電を行う。
帯電装置50は、帯電ローラ52a及び帯電ローラ52bに電圧を印加する電圧印加部53を備え、帯電ローラ52a及び帯電ローラ52bにDC電圧あるいはAC重畳電圧を印加可能に構成される。
帯電装置50は、電圧印加部53の制御により、例えば、用紙Pの一の面である表面に接する帯電ローラ52aに、制御された任意の電流値かつ電圧値で正の電圧が印加され、用紙Pの他の面である裏面に接する帯電ローラ52bに負の電圧が印加される。あるいは、用紙Pの表面に接する帯電ローラ52aに負の電圧が印加され、裏面に接する帯電ローラ52bに正の電圧が印加される。これにより、帯電ローラ52aと帯電ローラ52bに挟持されて間を通過する用紙Pに、任意の向き及び任意の値の電流が印加される。
従って、帯電装置50では、帯電ローラ52aと帯電ローラ52bの間を通過する用紙Pの表面を例えば正の電位に帯電させ、用紙Pの裏面を例えば負の電位に帯電させることができる。また、用紙Pの表面を例えば負の電位に帯電させ、用紙Pの裏面を例えば正の電位に帯電させることができる。
更に、一対の帯電ローラ52a及び帯電ローラ52bから用紙Pに流れる電流の有無、電流の向きを、用紙Pの搬送と連動して切り替えることで、用紙Pの搬送方向に沿って帯電の有無を切り替える制御、電位の正負を切り替える制御が可能である。これにより、例えば、選択された所定の範囲を正の電位に帯電させ、他の範囲を負の電位に帯電させることができる。また、一対の帯電ローラ52a及び帯電ローラ52bから用紙Pに流れる電流の大きさを切り替えることで、電位の大きさを制御することができる。
用紙折り畳み装置60は折り畳み手段の一例で、用紙Pの搬送方向に対して帯電装置50の下流側に設けられ、帯電装置50で電位が制御された用紙Pを折り畳む。用紙折り畳み装置60は、用紙Pを折り畳む搬送経路を構成する用紙搬送路61と、用紙搬送路61において用紙Pを所定の搬送経路で正逆方向に搬送することで、搬送方向に対して直交する向きの折り目を付けて用紙Pを折り畳む折り畳みローラ62を備える。用紙折り畳み装置60は、用紙Pを折り畳む形態に基づき、用紙Pの搬送経路が切り切り替えられることで、所望の形態で用紙Pを折り畳むことが可能である。
<本実施の形態の画像形成システムの機能構成例>
図3は、本実施の形態の画像形成システムの制御機能の一例を示す機能ブロック図である。ここで、図3では、画像形成後に折り畳まれる用紙Pの電位を、用紙Pを折り畳む形態に基づき制御する動作に関連する制御機能について説明する。
図3は、本実施の形態の画像形成システムの制御機能の一例を示す機能ブロック図である。ここで、図3では、画像形成後に折り畳まれる用紙Pの電位を、用紙Pを折り畳む形態に基づき制御する動作に関連する制御機能について説明する。
画像形成装置10Aは、用紙Pを給紙し、画像を形成して排紙する一連の制御を行う制御部100を備える。また、画像形成装置10Aは、用紙Pの紙種、坪量、サイズ等の用紙情報を取得する用紙情報取得部101を備える。
制御部100は制御手段の一例で、CPU、MPUと称されるマイクロプロセッサと、記憶手段としてRAM、ROM等のメモリを備える。用紙情報取得部101は用紙情報取得手段の一例で、用紙Pの紙種、坪量、サイズ等が選択される操作手段としての操作部101aと、用紙Pのサイズを検知する用紙サイズ検知センサ101b等を備える。
画像形成装置10Aで用紙Pに画像を形成する通常の動作ついて説明すると、制御部100は、用紙搬送部20を制御して用紙Pを搬送する。制御部100は、図示しない原稿読取部で原稿から取得した画像データ、あるいは、外部のパーソナルコンピュータ等、図示しない情報処理装置から取得した画像データに基づき画像形成部11を制御して、用紙Pに画像を形成する。また、制御部100は、定着部30を制御して画像を用紙Pに定着させ、画像が形成された用紙Pを排紙する。
画像形成システム1Aにおいて、画像形成装置10Aで画像が形成された用紙Pを用紙折り畳み装置60で折り畳む処理を実行するため、制御部100は、用紙Pを折り畳む形態等が設定される折り畳み情報を取得する。折り畳み情報は、操作部101aあるいは図示しない外部の情報処理装置等で入力される。そして、制御部100は、用紙折り畳み装置60で折り畳まれる前の用紙Pの表面及び裏面の電位を、折り畳み情報等に基づき帯電装置50で制御する。
すなわち、制御部100は、折り畳み情報等に基づき、折り目の位置、各折り目において用紙Pを折り畳む方向等を判断し、各折り目で所定の方向に用紙Pを折り畳んだ際に対向する面の電位を制御する。また、連続給紙を行って複数枚の折り畳まれた用紙Pを出力する処理を行う場合に、積層される用紙間で対向する面の電位を制御する。
折り畳み情報では、例えば、二つ折り、三つ折り等、用紙Pを折り畳む形態に基づき、折り目の位置、各折り目において用紙Pを折り畳む方向等が設定される。
制御部100は、折り畳み情報で設定される折り目の位置及び各折り目で用紙Pを折り畳む方向と、用紙情報取得部101で取得した用紙Pのサイズ等の用紙情報等に基づき、1枚の用紙内で電位を制御する範囲を判断して用紙内電位制御範囲E1を設定する。
また、制御部100は、帯電装置50の電圧印加部53で、帯電ローラ52a及び帯電ローラ52bにより、各用紙内電位制御範囲E1において用紙Pに印加する電流値と電圧値の何れか、あるいは、電流値と電圧値の両方と、印加する電圧の正負等の用紙内帯電制御値VA1を設定する。これにより、制御部100は、用紙内電位制御範囲E1における用紙内電位V1を制御する。
更に、複数枚の折り畳まれた用紙Pを出力する処理を行う場合には、制御部100は、上述した折り畳み情報と用紙情報等に基づき、積層される用紙間で電位を制御する範囲を判断して用紙間電位制御範囲E2を設定する。
また、制御部100は、帯電装置50の帯電ローラ52a及び帯電ローラ52bにより、各用紙間電位制御範囲E2において用紙Pに印加する電流値と電圧値の何れか、あるいは、電流値と電圧値の両方と、印加する電圧の正負等の用紙間帯電制御値VA2を設定する。これにより、制御部100は、用紙間電位制御範囲E2における用紙間電位V2を制御する。
用紙内電位制御範囲E1は、折り畳み情報で設定される折り目の位置で所定の方向に用紙Pを折り畳んだ際に、1枚の用紙内で対向する面で構成される。また、用紙内帯電制御値VA1は、用紙Pを折り畳んだ際に1枚の用紙内で対向する一対の用紙内電位制御範囲E1の各用紙内電位V1が、一対の用紙内電位制御範囲E1間で本例では吸着力を生じさせる電位に設定される。
用紙間電位制御範囲E2は、折り畳み情報で設定される折り目の位置で所定の方向に用紙Pを折り畳んだ際に、積層される用紙間で対向する面で構成される。また、用紙間帯電制御値VA2は、折り畳まれた複数の用紙Pを積層した際に用紙間で対向する一対の用紙間電位制御範囲E2の各用紙間電位V2が、一対の用紙間電位制御範囲E2間で本例では反発力を生じさせる電位に設定される。
画像形成装置10Aで画像が形成された用紙Pは、画像の転写、定着等の処理により帯電している。そこで、制御部100は、電位制御前の用紙Pの表面及び裏面の電位に基づき、用紙内電位制御範囲E1の電位が用紙内電位V1なるように制御する。また、用紙間電位制御範囲E2の電位が用紙間電位V2なるように制御する。
例えば、制御部100は、帯電装置50で電位が制御される前の用紙Pの表面及び裏面の電位を電位検知部40で検知する。そして、制御部100は、検知電位から用紙内帯電制御値VA1を算出する演算式を使用して、帯電装置50を制御する電流値と電圧値のいずれか、あるいは、電流値と電圧値の両方と、印加する電圧の正負等を算出する。
または、制御部100は、検知電位から用紙内帯電制御値VA1を算出するテーブル、例えば、検知電位と印加電流、検知電位と印加電圧、または、検知電位と印加電流及び印加電圧が対応付けられたテーブルを使用して、帯電装置50を制御する電流値と電圧値のいずれか、あるいは、電流値と電圧値の両方と、印加する電圧の正負等を算出する。
また、制御部100は、画像情報取得部102で取得したカバレッジ等の画像情報に基づき、カバレッジから用紙内帯電制御値VA1を算出する演算式を使用して、帯電装置50を制御する電流値と電圧値のいずれか、あるいは、電流値と電圧値の両方と、印加する電圧の正負等を算出する。
または、制御部100は、カバレッジから用紙内帯電制御値VA1を算出するテーブル、例えば、カバレッジと印加電流、カバレッジと印加電圧、または、カバレッジと印加電流及び印加電圧が対応付けられたテーブルを使用して、帯電装置50を制御する電流値と電圧値のいずれか、あるいは、電流値と電圧値の両方と、印加する電圧の正負等を算出する。
更に、制御部100は、用紙情報取得部101で取得した用紙Pの紙種、坪量、サイズ等の用紙情報に基づき、用紙情報から用紙内帯電制御値VA1を算出する演算式を使用して、帯電装置50を制御する電流値と電圧値のいずれか、あるいは、電流値と電圧値の両方と、印加する電圧の正負等を算出する。
または、制御部100は、用紙情報から用紙内帯電制御値VA1を算出するテーブル、例えば、用紙情報と印加電流、用紙情報と印加電圧、または、用紙情報と印加電流及び印加電圧が対応付けられたテーブルを使用して、帯電装置50を制御する電流値と電圧値のいずれか、あるいは、電流値と電圧値の両方と、印加する電圧の正負等を算出する。
そして、制御部100は、帯電装置50の電圧印加部53を制御して、帯電ローラ52a及び帯電ローラ52bに算出された所望の電流値及び電圧値でDC電圧あるいはAC重畳電圧を印加し、用紙Pの電位を制御する。
<本実施の形態の画像形成システムの動作例>
図4は、本実施の形態の画像形成システムの動作の一例を示すフローチャートで、以下に、各図を参照して、本実施の形態の画像形成システム1Aにおける動作の一例を説明する。
図4は、本実施の形態の画像形成システムの動作の一例を示すフローチャートで、以下に、各図を参照して、本実施の形態の画像形成システム1Aにおける動作の一例を説明する。
制御部100は、図4のステップSA1及びSA2で、画像形成ジョブの指示があるまで待機する。制御部100は、図4のステップSA2で、画像を形成すると共に用紙Pを折り畳む画像形成ジョブの指示があると、図4のステップSA3で、折り畳み情報を取得する。
また、制御部100は、図4のステップSA4〜SA8で、画像形成装置10Aで用紙Pに画像を形成する。すなわち、制御部100は、図4のステップSA4で用紙搬送部20を制御して用紙Pを搬送し、ステップSA5で画像形成部11を制御して用紙Pに画像を転写し、ステップSA6で定着部30を制御して画像を用紙Pに定着させる。制御部100は、図4のステップSA7で両面印刷の有無を判断し、両面印刷を行うと判断すると、ステップSA8で用紙Pの表裏を反転させて、用紙Pの裏面に画像の形成を行う。
制御部100は、画像が形成された用紙Pが画像形成装置10Aから排紙されると、図4のステップSA9で、帯電装置50で電位が制御される前の用紙Pの表面及び裏面の電位を電位検知部40で検知する。
制御部100は、図4のステップSA10で、折り畳み情報で設定される折り目の位置及び各折り目で用紙Pを折り畳む方向と、用紙情報取得部101で取得した用紙Pのサイズ等の用紙情報等に基づき、1枚の用紙内で電位を制御する範囲を判断して用紙内電位制御範囲E1を設定する。
また、制御部100は、検知電位から用紙内帯電制御値VA1を算出する演算式、または、検知電位から用紙内帯電制御値VA1を算出するテーブルを使用して、帯電装置50を制御する電流値と電圧値のいずれか、あるいは、電流値と電圧値の両方と、印加する電圧の正負等を算出する。
更に、複数枚の折り畳まれた用紙Pを出力する処理を行う場合には、制御部100は、上述した折り畳み情報と用紙情報等に基づき、積層される用紙間で電位を制御する範囲を判断して用紙間電位制御範囲E2を設定する。
また、制御部100は、検知電位から用紙間帯電制御値VA2を算出する演算式、または、検知電位から用紙間帯電制御値VA2を算出するテーブルを使用して、帯電装置50を制御する電流値と電圧値のいずれか、あるいは、電流値と電圧値の両方と、印加する電圧の正負等を算出する。
制御部100は、図4のステップSA11で、帯電装置50の電圧印加部53を用紙内帯電制御値VA1に従い制御して、帯電ローラ52a及び帯電ローラ52bに、検知電位と折り畳み情報に基づき設定された所望の電流値及び電圧値でDC電圧あるいはAC重畳電圧を印加する。これにより、制御部100は、折り畳み情報に基づき設定された用紙内電位制御範囲E1が、検知電位と折り畳み情報に基づき設定された用紙内電位V1となるように、用紙Pの電位を制御する。
また、複数枚の折り畳まれた用紙Pを出力する処理を行う場合には、制御部100は、折り畳み情報に基づき設定された用紙間電位制御範囲E2が、検知電位と折り畳み情報に基づき設定された用紙間電位V2となるように、用紙Pの電位を制御する。
制御部100は、図4のステップSA12で、折り畳み情報に基づき用紙折り畳み装置60を制御して、電位が制御された用紙Pを折り畳む。そして、図4のステップSA13で、折り畳まれた用紙Pを排紙する。
制御部100は、図4のステップSA14で、連続した処理で画像を形成して折り畳む次用紙がある場合、上述したステップSA4からの処理に戻る。
<本実施の形態の画像形成システムの作用効果例>
図5〜図10は、用紙Pを折り畳む形態に応じた用紙内電位制御範囲と用紙内電位の一例を示す説明図である。
図5〜図10は、用紙Pを折り畳む形態に応じた用紙内電位制御範囲と用紙内電位の一例を示す説明図である。
図5(a)に示すように、用紙Pを中折りと称す二つ折りの形態で折り畳む場合は、折り目Paを挟んで対向する内側の面の一方が、用紙内電位制御範囲E11に設定され、他方が用紙内電位制御範囲E12に設定される。
このため、図5(b)に示すように、用紙Pを折り畳む前では、折り目Paを挟んだ一方の側において、用紙Pの一方の面である表面が用紙内電位制御範囲E11に設定される。また、折り目Paを挟んだ他方の側において、用紙Pの一方の面である表面が用紙内電位制御範囲E12に設定される。
更に、用紙内電位制御範囲E11における用紙内電位V11が、例えば正の電位に設定され、用紙内電位制御範囲E12における用紙内電位V12が、例えば負の電位に設定される。なお、帯電装置50により用紙内電位制御範囲E11を正の電位に帯電させると、用紙内電位制御範囲E11の裏面は負の電位となる。また、帯電装置50により用紙内電位制御範囲E12を負の電位に帯電させると、用紙内電位制御範囲E12の裏面は正の電位となる。
これにより、図5(b)に示すように電位が制御された用紙Pを、図5(a)に示すように中折りにすると、折り目Paを挟んで対向する内側の面である用紙内電位制御範囲E11と用紙内電位制御範囲E12との間で、互いが吸着する力が発生する。従って、折り畳まれた用紙Pが不用意に開き、膨らむことが抑制される。
図6(a)に示すように、用紙Pを中三つ折りと称す三つ折りの形態で折り畳む場合は、第1の折り目Pa1を挟んで対向する内側の面の一方が、用紙内電位制御範囲E13に設定され、他方が用紙内電位制御範囲E14に設定される。また、第1の折り目Pa1を挟んだ外側の面が用紙内電位制御範囲E15に設定され、第2の折り目Pa2を挟んだ内側の面が用紙内電位制御範囲E16に設定される。
このため、図6(b)に示すように、用紙Pを折り畳む前では、第1の折り目Pa1を挟んだ一方の側において、用紙Pの表面が用紙内電位制御範囲E13に設定される。また、第1の折り目Pa1を挟んだ他方の側において、用紙Pの表面が用紙内電位制御範囲E14に設定される。更に、第1の折り目Pa1を挟んだ一方の側において、用紙Pの裏面が用紙内電位制御範囲E15に設定される。また、第2の折り目Pa2を挟んだ他方側において、用紙Pの表面が用紙内電位制御範囲E16に設定される。
更に、用紙内電位制御範囲E13における用紙内電位V13が、例えば正の電位に設定され、用紙内電位制御範囲E14における用紙内電位V14が、例えば負の電位に設定される。帯電装置50により用紙内電位制御範囲E13を正の電位に帯電させると、用紙内電位制御範囲E13の裏面である用紙内電位制御範囲E15は負の電位となる。このため、用紙内電位制御範囲E16は、正の電位に設定される。
なお、帯電装置50により用紙内電位制御範囲E14を負の電位に帯電させると、用紙内電位制御範囲E14の裏面は正の電位となる。また、帯電装置50により用紙内電位制御範囲E16を正の電位に帯電させると、用紙内電位制御範囲E16の裏面は負の電位となる。
これにより、図6(b)に示すように電位が制御された用紙Pを、図6(a)に示すように中三つ折りにすると、第1の折り目Pa1を挟んで対向する用紙内電位制御範囲E13と用紙内電位制御範囲E14との間で、互いが吸着する力が発生する。また、用紙内電位制御範囲E15と用紙内電位制御範囲E16との間で、互いが吸着する力が発生する。従って、折り畳まれた用紙Pが不用意に開き、膨らむことが抑制される。
図7(a)に示すように、用紙Pを外三つ折りと称す三つ折りの形態で折り畳む場合は、第1の折り目Pa1を挟んで対向する内側の面の一方が、用紙内電位制御範囲E13に設定され、他方が用紙内電位制御範囲E14に設定される。また、第2の折り目Pa2を挟んで対向する内側の面の一方が用紙内電位制御範囲E15に設定され、他方が用紙内電位制御範囲E16に設定される。
このため、図7(b)に示すように、用紙Pを折り畳む前では、第1の折り目Pa1を挟んだ一方の側において、用紙Pの表面が用紙内電位制御範囲E13に設定される。また、第1の折り目Pa1を挟んだ他方の側において、用紙Pの表面が用紙内電位制御範囲E14に設定される。更に、第2の折り目Pa2を挟んだ一方の側において、用紙Pの裏面が用紙内電位制御範囲E15に設定される。また、第2の折り目Pa2を挟んだ他方側において、用紙Pの裏面が用紙内電位制御範囲E16に設定される。
更に、用紙内電位制御範囲E13における用紙内電位V13が、例えば正の電位に設定され、用紙内電位制御範囲E14における用紙内電位V14が、例えば負の電位に設定される。帯電装置50により用紙内電位制御範囲E14を負の電位に帯電させると、用紙内電位制御範囲E14の裏面である用紙内電位制御範囲E15は正の電位となる。このため、用紙内電位制御範囲E16は、負の電位に設定される。
なお、帯電装置50により用紙内電位制御範囲E13を正の電位に帯電させると、用紙内電位制御範囲E13の裏面は負の電位となる。また、帯電装置50により用紙内電位制御範囲E16を負の電位に帯電させると、用紙内電位制御範囲E16の裏面は正の電位となる。
これにより、図7(b)に示すように電位が制御された用紙Pを、図7(a)に示すように中三つ折りにすると、第1の折り目Pa1を挟んで対向する用紙内電位制御範囲E13と用紙内電位制御範囲E14との間で、互いが吸着する力が発生する。また、第2の折り目Pa2を挟んで対向する用紙内電位制御範囲E15と用紙内電位制御範囲E16との間で、互いが吸着する力が発生する。従って、折り畳まれた用紙Pが不用意に開き、膨らむことが抑制される。
図8(a)に示すように、用紙Pをダブルパラレル折りと称す四つ折りの形態で折り畳む場合は、第1の折り目Pa1を挟んで対向する内側の面の一方が、用紙内電位制御範囲E17に設定され、他方が用紙内電位制御範囲E18に設定される。
また、第2の折り目Pa2を挟んで対向する内側の面の一方が用紙内電位制御範囲E19に設定され、他方が用紙内電位制御範囲E110に設定される。更に、第1の折り目Pa1を挟んだ外側の面が用紙内電位制御範囲E111に設定され、第3の折り目Pa3を挟んだ内側の面が用紙内電位制御範囲E112に設定される。
このため、図8(b)に示すように、用紙Pを折り畳む前では、第1の折り目Pa1を挟んだ一方の側において、裏面が用紙内電位制御範囲E17に設定される。また、第1の折り目Pa1を挟んだ他方の側において、用紙Pの裏面が用紙内電位制御範囲E18に設定される。
更に、第2の折り目Pa2を挟んだ一方の側において、用紙Pの表面が用紙内電位制御範囲E19に設定される。また、第2の折り目Pa2を挟んだ他方側において、用紙Pの表面が用紙内電位制御範囲E110に設定される。
また、第1の折り目Pa1を挟んだ一方の側において、用紙Pの表面が用紙内電位制御範囲E111に設定される。更に、第3の折り目Pa3を挟んだ他方の側において、用紙Pの表面が用紙内電位制御範囲E112に設定される。
更に、用紙内電位制御範囲E17における用紙内電位V17が、例えば正の電位に設定され、用紙内電位制御範囲E18における用紙内電位V18が、例えば負の電位に設定される。帯電装置50により用紙内電位制御範囲E18を負の電位に帯電させると、用紙内電位制御範囲E18の表面である用紙内電位制御範囲E19は正の電位となる。このため、用紙内電位制御範囲E110は、負の電位に設定される。
また、帯電装置50により用紙内電位制御範囲E17を正の電位に帯電させると、用紙内電位制御範囲E17の表面である用紙内電位制御範囲E111は負の電位となる。このため、用紙内電位制御範囲E112は、正の電位に設定される。
なお、帯電装置50により用紙内電位制御範囲E110を負の電位に帯電させると、用紙内電位制御範囲E110の裏面は正の電位となる。また、帯電装置50により用紙内電位制御範囲E112を正の電位に帯電させると、用紙内電位制御範囲E112の裏面は負の電位となる。
これにより、図8(b)に示すように電位が制御された用紙Pを、図8(a)に示すようにダブルパラレル折りにすると、第1の折り目Pa1を挟んで対向する用紙内電位制御範囲E17と用紙内電位制御範囲E18との間で、互いが吸着する力が発生する。また、第2の折り目Pa2を挟んで対向する用紙内電位制御範囲E19と用紙内電位制御範囲E110との間で、互いが吸着する力が発生する。更に、用紙内電位制御範囲E111と用紙内電位制御範囲E112との間で、互いが吸着する力が発生する。従って、折り畳まれた用紙Pが不用意に開き、膨らむことが抑制される。
図9(a)に示すように、用紙Pを観音折りと称す四つ折りの形態で折り畳む場合は、第1の折り目Pa1を挟んで対向する内側の面の一方が、用紙内電位制御範囲E17に設定され、他方が用紙内電位制御範囲E18に設定される。
また、第3の折り目Pa3を挟んで対向する内側の面の一方が用紙内電位制御範囲E19に設定され、他方が用紙内電位制御範囲E110に設定される。更に、第1の折り目Pa1を挟んだ外側の面が用紙内電位制御範囲E111に設定され、第3の折り目Pa3を挟んだ外側の面が用紙内電位制御範囲E112に設定される。
このため、図9(b)に示すように、用紙Pを折り畳む前では、第1の折り目Pa1を挟んだ一方の側において、用紙Pの表面が用紙内電位制御範囲E17に設定される。また、第1の折り目Pa1を挟んだ他方の側において、用紙Pの表面が用紙内電位制御範囲E18に設定される。
更に、第3の折り目Pa3を挟んだ一方の側において、用紙Pの表面が用紙内電位制御範囲E19に設定される。また、第3の折り目Pa3を挟んだ他方側において、用紙Pの表面が用紙内電位制御範囲E110に設定される。
また、第1の折り目Pa1を挟んだ一方の側において、用紙Pの裏面が用紙内電位制御範囲E111に設定される。更に、第3の折り目Pa3を挟んだ他方の側において、用紙Pの裏面が用紙内電位制御範囲E112に設定される。
更に、用紙内電位制御範囲E17における用紙内電位V17が、例えば正の電位に設定され、用紙内電位制御範囲E18における用紙内電位V18が、例えば負の電位に設定される。
また、用紙内電位制御範囲E19における用紙内電位V19が、例えば正の電位に設定され、用紙内電位制御範囲E110における用紙内電位V110が、例えば負の電位に設定される。
また、帯電装置50により用紙内電位制御範囲E17を正の電位に帯電させると、用紙内電位制御範囲E17の裏面である用紙内電位制御範囲E111は負の電位となる。更に、帯電装置50により用紙内電位制御範囲E110を負の電位に帯電させると、用紙内電位制御範囲E110の裏面である用紙内電位制御範囲E112は正の電位となる。
なお、帯電装置50により用紙内電位制御範囲E18を負の電位に帯電させると、用紙内電位制御範囲E18の裏面は正の電位となる。また、帯電装置50により用紙内電位制御範囲E19を正の電位に帯電させると、用紙内電位制御範囲E19の裏面は負の電位となる。
これにより、図9(b)に示すように電位が制御された用紙Pを、図9(a)に示すように観音折りにすると、第1の折り目Pa1を挟んで対向する用紙内電位制御範囲E17と用紙内電位制御範囲E18との間で、互いが吸着する力が発生する。また、第3の折り目Pa3を挟んで対向する用紙内電位制御範囲E19と用紙内電位制御範囲E110との間で、互いが吸着する力が発生する。更に、用紙内電位制御範囲E111と用紙内電位制御範囲E112との間で、互いが吸着する力が発生する。従って、折り畳まれた用紙Pが不用意に開き、膨らむことが抑制される。
図10(a)に示すように、用紙PをZ折りと称す三つ折りの形態で折り畳む場合は、第1の折り目Pa1を挟んで対向する内側の面の一方が、用紙内電位制御範囲E113に設定され、他方が用紙内電位制御範囲E114に設定される。また、第2の折り目Pa2を挟んで対向する内側の面の一方が用紙内電位制御範囲E115に設定され、他方が用紙内電位制御範囲E116に設定される。
このため、図10(b)に示すように、用紙Pを折り畳む前では、第1の折り目Pa1を挟んだ一方の側において、用紙Pの裏面が用紙内電位制御範囲E113に設定される。また、第1の折り目Pa1を挟んだ他方の側において、用紙Pの裏面が用紙内電位制御範囲E114に設定される。更に、第2の折り目Pa2を挟んだ一方の側において、用紙Pの表面が用紙内電位制御範囲E115に設定される。また、第2の折り目Pa2を挟んだ他方側において、用紙Pの表面が用紙内電位制御範囲E116に設定される。
更に、用紙内電位制御範囲E113における用紙内電位V113が、例えば負の電位に設定され、用紙内電位制御範囲E114における用紙内電位V114が、例えば正の電位に設定される。帯電装置50により用紙内電位制御範囲E114を正の電位に帯電させると、用紙内電位制御範囲E114の表面である用紙内電位制御範囲E115は負の電位となる。このため、用紙内電位制御範囲E116は、正の電位に設定される。
なお、帯電装置50により用紙内電位制御範囲E113を負の電位に帯電させると、用紙内電位制御範囲E113の表面は正の電位となる。また、帯電装置50により用紙内電位制御範囲E116を正の電位に帯電させると、用紙内電位制御範囲E116の裏面は負の電位となる。
これにより、図10(b)に示すように電位が制御された用紙Pを、図10(a)に示すようにZ折りにすると、第1の折り目Pa1を挟んで対向する用紙内電位制御範囲E113と用紙内電位制御範囲E114との間で、互いが吸着する力が発生する。また、第2の折り目Pa2を挟んで対向する用紙内電位制御範囲E115と用紙内電位制御範囲E116との間で、互いが吸着する力が発生する。従って、折り畳まれた用紙Pが不用意に開き、膨らむことが抑制される。
図11〜図12は、用紙Pを折り畳む形態に応じた用紙内電位制御範囲と用紙内電位の他の例を示す説明図である。
図11に示すように、用紙Pを中三つ折りと称す三つ折りの形態で折り畳む場合は、図6(a)、図6(b)で説明した用紙内電位制御範囲E15と用紙内電位制御範囲E16との間の吸着力を、用紙内電位制御範囲E13と用紙内電位制御範囲E14との間の吸着力より強くする。
例えば、用紙内電位制御範囲E15の用紙内電位V15及び用紙内電位制御範囲E16の用紙内電位V16が、用紙内電位制御範囲E13の用紙内電位V13及び用紙内電位制御範囲E14の用紙内電位V14より大きくなるように制御する。
図12に示すように、用紙Pを観音折りと称す四つ折りの形態で折り畳む場合は、図9(a)、図9(b)で説明した用紙内電位制御範囲E111と用紙内電位制御範囲E112との間の吸着力を、用紙内電位制御範囲E17と用紙内電位制御範囲E18との間の吸着力、及び、用紙内電位制御範囲E19と用紙内電位制御範囲E110との間の吸着力より強くする。
例えば、用紙内電位制御範囲E111の用紙内電位V111及び用紙内電位制御範囲E112の用紙内電位V112が、用紙内電位制御範囲E17の用紙内電位V17及び用紙内電位制御範囲E18の用紙内電位V18と、用紙内電位制御範囲E19の用紙内電位V19及び用紙内電位制御範囲E110の用紙内電位V110より大きくなるように制御する。
これにより、用紙Pを折り畳んだ際に、開きやすい、あるいは、膨らみやすい面は吸着力を強くし、積載した時の嵩の増加を抑制して、積載性を向上させることができる。また、積載性への影響が少ない面については、吸着力を弱くすることで、折り畳まれた用紙Pを開く際の開封性を向上させることができる。
図13は、折り目の位置ずれに応じた用紙内電位制御範囲の設定例を示す説明図、図14は、折り目の位置ずれによる課題を示す説明図である。
折り畳み情報に基づく制御で用紙折り畳み装置60により用紙Pを折り畳む動作では、折り畳み情報で設定される折り目の位置に対し、用紙折り畳み装置60により用紙Pを折り畳んだ際の折り目の位置にずれが生じる場合がある。
用紙内電位制御範囲E1を、折り畳み情報で設定される折り目Paの位置に合わせて設定した場合、用紙折り畳み装置60により用紙Pを折り畳んだ際の折り目の位置にずれが生じると、折り目Paを挟んで対向する面の電位の正負が同じになる可能性がある。
折り目Paを挟んで対向する面の電位の正負が同じになると、図14に示すように、折り目を挟んだ用紙同士の間に反発力F1が発生し、折り畳まれた用紙同士が反発することで、嵩が増えて積載性が悪化する。また、折り畳まれた用紙Pを積載する場合は、積載される用紙間の対向する面で、電位の正負が反転する箇所が生じることで、反発させたい用紙同士の間に吸着力F2が発生し、積載される用紙間での分離性が悪化する。
そこで、図13に示すように、折り畳み情報で設定される折り目Paの位置に対し、折り目Paのずれ量を考慮して、折り目Paを挟んだ用紙内電位制御範囲E1の間に、電位が0となる電位打消し範囲E3を設定する。
これにより、用紙折り畳み装置60により用紙Pを折り畳んだ際の折り目の位置にずれが生じた場合でも、折り目Paを挟んで対向する面の電位は0であり、折り畳まれた用紙同士が反発することはなく、積載性が向上する。また、折り畳まれた用紙Pを積載する場合でも、積載される用紙間の対向する面で、電位の正負が反転する箇所が生じることが抑制され、反発させたい用紙同士の吸着による分離性の悪化を抑制できる。
図15は、積載された用紙における用紙内電位制御範囲と用紙内電位の設定例を示す説明図である。例えば、図5(a)、図5(b)で説明した中折りと称す形態で折り畳まれた用紙Pを積載する場合、用紙間で対向する一対の面において、一方が用紙間電位制御範囲E21に設定され、他方が用紙間電位制御範囲E22に設定される。
用紙間電位制御範囲E21における用紙間電位V21と、用紙間電位制御範囲E22における用紙間電位V22を、図15(b)に示すように、電位の正負が反転するように制御すると、用紙間電位制御範囲E21と用紙間電位制御範囲E22との間に吸着力F22が生じ、積載された用紙P同士が貼り付く。この場合、積載された用紙Pの嵩は抑えられるが、用紙P同士の分離性が悪化する。
そこで、用紙間電位制御範囲E21における用紙間電位V21と、用紙間電位制御範囲E22における用紙間電位V22を、図15(a)に示すように、電位の正負が同じとなるように制御する。
これにより、用紙間電位制御範囲E21と用紙間電位制御範囲E22との間に反発力F21が生じ、積載された用紙P同士が貼り付きを抑制することができ、用紙P同士の分離性を向上させることができる。
図16は、帯電ローラの変形例を示す構成図である。用紙Pの幅方向である主走査方向に沿って複数個、本例では3個の帯電ローラ52a(1)、52a(2)及び52a(3)を同軸上に備える。各帯電ローラは、独立した電流値でDC電圧あるいはAC重畳電圧が印加される。
これにより、用紙Pの幅方向における複数個所を、異なる電位で帯電させることができる。本例では、領域(1)、領域(2)及び領域(3)で用紙Pの電位を異ならせることができる。
例えば、用紙Pの幅方向において、中央に位置する領域(2)に、折り目Paの位置に応じて用紙内電位制御範囲E117と用紙内電位制御範囲E118が設定される。また、用紙Pの幅方向において、左右に位置する領域(1)、(3)に、折り目Paの位置に応じて用紙内電位制御範囲E119と用紙内電位制御範囲E120が設定される。
そして、用紙Pを中折りする形態であれば、用紙内電位制御範囲E117における用紙内電位V117と、用紙内電位制御範囲E118における用紙内電位V118で、正負を反転させる。また、用紙内電位制御範囲E119における用紙内電位V119と、用紙内電位制御範囲E120における用紙内電位V120は、それぞれ電位を0に設定する。
これにより、用紙Pを折り畳んだ状態では、折り目Paを挟んで対向する用紙内電位制御範囲E117と用紙内電位制御範囲E119との間で、互いが吸着する力が発生する。従って、折り畳まれた用紙Pが不用意に開き、膨らむことが抑制される。一方、折り畳まれた用紙Pの幅方向の端部では、互いが吸着する力は生じない。従って、折り畳まれた用紙Pを開く動作で触る箇所での貼り付きが抑制されるので、開封性を向上させることができる。
図17は、帯電ローラの変形例を示す説明図である。本例では、用紙Pの搬送方向に沿って2組の帯電ローラ対を備える。すなわち、用紙Pの搬送方向に沿って第1の帯電ローラ52a1、52a1と、第2の帯電ローラ52a2、52a2を備える。第1の帯電ローラ52a1、52a1と、第2の帯電ローラ52a2、52a2の間隔L1は、処理対象とする最大サイズの用紙Pより長く構成される。
折り畳み情報に基づき用紙内電位制御範囲E1を設定して、折り目Paの位置に応じて1枚の用紙P内で電位の正負を切り替える場合、図17(b)に示すように、第1の帯電ローラ52a1、52a1を用紙Pが通過する間に、用紙Pの表面において設定した各用紙内電位制御範囲E1における用紙内電位V1を正の電位に制御する。
次に、図17(c)に示すように、第2の帯電ローラ52a2、52a2を用紙Pが通過する間に、用紙Pの表面において設定した各用紙内電位制御範囲E1における用紙内電位V1を負の電位に制御する。
これにより、一対の帯電ローラ間で印加する電流の向きを切り替える必要がなく、折り畳み情報に基づき用紙Pの搬送方向に沿って設定された複数の用紙内電位制御範囲E1に対し、用紙Pの搬送速度を低下させることなく、電位の正負を切り替える制御を行うことができる。
図18は、制御テーブルの一例を示す説明図である。図18では、用紙Pの表面のカバレッジ(%)を横軸、用紙Pの裏面のカバレッジ(%)を縦軸にとり、表裏両面のカバレッジから、用紙Pに所望の電圧を印加できるような電流値が設定される。
カバレッジから用紙内帯電制御値VA1を算出する制御テーブルは、例えば、領域1では、A(μA)の電流値が設定され、領域2では、A(μA)より大きいB(μA)の電流値が設定され、領域3では、B(μA)より大きいC(μA)の電流値が設定される。また、領域4では、用紙Pの裏面のカバレッジが1〜100%であると、C(μA)より大きいD(μA)電流値が設定される。あるいは、用紙Pの裏面のカバレッジが101%以上であると、D(μA)より大きいE(μA)から、前紙に設定した電流値を減算した電流値が設定される。
カバレッジから用紙内帯電制御値VA1を算出する制御テーブルを使用することで、電位検知部40による電位の検知を行わずに、用紙の電位を制御可能となり、電位検知部40を非搭載とすることもできる。
<本実施の形態の画像形成装置の構成例>
図19は、本実施の形態の画像形成装置の一例を示す構成図である。画像形成装置10Aは、上述した画像形成部11と、用紙搬送部20と、定着部30と、原稿読取部70を備える。
図19は、本実施の形態の画像形成装置の一例を示す構成図である。画像形成装置10Aは、上述した画像形成部11と、用紙搬送部20と、定着部30と、原稿読取部70を備える。
画像形成部11は画像形成手段の一例で、イエロー(Y)の画像を形成する画像形成部11Yと、マゼンダ(M)の画像を形成する画像形成部11Mと、シアン(C)の画像を形成する画像形成部11Cと、ブラック(BK)の画像を形成する画像形成部11BKを備える。
画像形成部11Yは、感光体ドラムY及びその周辺に配置された帯電部16Y、光書込部12Y、現像装置14Y及びドラムクリーナ15Yを備える。同様に、画像形成部11M,11C,11BKは、感光体ドラムM,C,BK及びその周辺に配置された帯電部16M,16C,16BK、光書込部12M,12C,12BK、現像装置14M,14C,14BK及びドラムクリーナ15M,15C,15BKを備える。
感光体ドラムYは、帯電部16Yにより表面が一様に帯電させられており、光書込部12Yによる走査露光により、感光体ドラムYには潜像が形成される。さらに、現像装置14Yは、トナーで現像することによって感光体ドラムY上の潜像を顕像化する。これにより、感光体ドラムY上には、イエローに対応する所定色の画像(トナー画像)が形成される。
同様に、感光体ドラムMは、帯電部16Mにより表面が一様に帯電させられており、光書込部12Mによる走査露光により、感光体ドラムMには潜像が形成される。さらに、現像装置14Mは、トナーで現像することによって感光体ドラムM上の潜像を顕像化する。これにより、感光体ドラムM上には、マゼンダに対応する所定色のトナー画像が形成される。
感光体ドラムCは、帯電部16Cにより表面が一様に帯電させられており、光書込12Cによる走査露光により、感光体ドラムCには潜像が形成される。さらに、現像装置14Cは、トナーで現像することによって感光体ドラムC上の潜像を顕像化する。これにより、感光体ドラムC上には、シアンに対応する所定色のトナー画像が形成される。
感光体ドラムBKは、帯電部16BKにより表面が一様に帯電させられており、光書込部12BKによる走査露光により、感光体ドラムBKには潜像が形成される。さらに、現像装置14BKは、トナーで現像することによって感光体ドラムBK上の潜像を顕像化する。これにより、感光体ドラムBK上には、ブラックに対応する所定色のトナー画像が形成される。
感光体ドラムY,M,C,BK上に形成された画像は、1次転写ローラ17Y,17M,17C,17BKにより、ベルト状の中間転写体である中間転写ベルト13上の所定位置へと逐次転写される。中間転写ベルト13上に転写された各色よりなる画像は、用紙搬送部20により所定のタイミングで搬送される用紙Pに対して、2次転写部18で転写される。
用紙搬送部20は、用紙Pが収納される本例では複数の給紙トレイ21と、給紙トレイ21に収納された用紙Pを繰り出す給紙部21aを備える。また、用紙搬送部20は、給紙トレイ21から繰り出された用紙Pが搬送される主搬送路23と、用紙Pの表裏を反転させる反転搬送路24と、用紙Pが排紙される排紙トレイ25を備える。
用紙搬送部20は、定着部30の下流側で主搬送路23から反転搬送路24が分岐し、主搬送路23と反転搬送路24の分岐箇所に切換ゲート23aを備える。画像形成装置10Aでは、主搬送路23を搬送され、2次転写部18及び定着部30を通過した用紙Pは、上側を向いた面に画像が形成される。用紙Pの両面に画像を形成する場合、上側を向いた一の面に画像が形成された用紙Pが主搬送路23から反転搬送路24に搬送され、反転搬送路24から主搬送路23へ搬送されることで、画像形成面が下側を向く。これにより、用紙Pが表裏反転され、上側を向いた他の面に画像を形成することが可能となる。
定着部30は定着手段の一例で、画像が転写された用紙Pに対して、画像を定着させる定着処理を行う。定着部30は、用紙Pを搬送するとともに、一対の定着ローラ31,32による圧力定着、定着ヒータ33による熱定着を行うことで、画像を用紙Pに定着させる。
原稿読取部70は、走査露光装置の光学系により原稿の画像を走査露光し、その反射光をラインイメージセンサにより読み取って画像信号を得る。なお、画像形成装置10Aは、原稿を給紙する図示しない自動原稿搬送装置が上部に備えられる構成でも良い。
画像形成装置10Aは、電位検知部40と帯電装置50を備えても良い。電位検知部40は、用紙Pの搬送方向に対し、定着部30の下流側に設けられ、用紙Pの搬送路を挟んで、一対の電位検知センサ41a及び電位検知センサ41bを備える。帯電装置50は、用紙Pの搬送方向に対し、電位検知部40の下流側に設けられ、用紙Pの搬送路を挟んで、一対の帯電ローラ52a及び帯電ローラ52bを備える。
上述した構成の画像形成装置10Aに、上述した用紙折り畳み装置60が接続されて、画像形成システム1Aを構成しても良い。上述した構成の画像形成装置10Aは、定着後の用紙Pの表裏面の電位を電位検知部40で検知し、折り畳み情報と検知電位に基づいて上述した用紙内電位制御範囲E1と用紙内電位V1、用紙間電位制御範囲E2と用紙間電位V2を設定する。そして、用紙内電位制御範囲E1と用紙内電位V1、用紙間電位制御範囲E2と用紙間電位V2に基づき帯電装置50で帯電された用紙Pを用紙折り畳み装置60に搬送し、電位が制御された用紙Pを折り畳んで排紙する。
本発明は、用紙を帯電させてトナー像を転写させる画像形成装置に適用される。
1A・・・画像形成システム、10A・・・画像形成装置、20・・・用紙搬送部、30・・・定着部、40・・・電位検知部、50・・・帯電装置、100・・・制御部
Claims (10)
- 用紙に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段で画像が形成された用紙に画像を定着させる定着手段と、
用紙折り畳み装置で折り畳まれる用紙の折り畳み情報を取得し、前記定着手段で画像が定着された後で、かつ、前記用紙折り畳み装置で折り畳まれる前の用紙の電位を、用紙を帯電させる帯電手段によって、折り畳み情報で設定される折り畳みの形態及び折り目の位置に基づき制御する制御手段と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、折り畳み情報で設定される折り目を挟んで対向する部位の電位を正負反転させる
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記定着手段で画像が定着された用紙の電位を検知する電位検知手段を備え、
前記制御手段は、前記定着手段で画像が定着された後で、かつ、前記用紙折り畳み装置で折り畳まれる前の用紙の電位を、前記電位検知手段で検知された用紙の電位と用紙の折り畳み情報に基づき制御する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記定着手段で画像が定着された後で、かつ、前記用紙折り畳み装置で折り畳まれる前の用紙の電位を、用紙情報取得手段で取得される用紙情報と、用紙の折り畳み情報に基づき制御する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記定着手段で画像が定着された後で、かつ、前記用紙折り畳み装置で折り畳まれる前の用紙の電位を、画像情報取得手段で取得される画像情報と、用紙の折り畳み情報に基づき制御する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記帯電手段を、用紙の搬送方向に沿って複数備え、
用紙の搬送方向に沿った前記帯電手段の間隔を、処理可能な用紙の最大長さ以上とすると共に、前記帯電手段のそれぞれで、独立して用紙の電位を制御する
ことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の画像形成装置。 - 前記帯電手段は、用紙の搬送方向に直交した用紙の幅方向に沿って複数の帯電部材を備え、
前記制御手段は、前記各帯電部材を独立した電流値で電圧を印加する
ことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、折り畳み情報で設定される折り目の位置に合わせて、電位打消し範囲を設定する
ことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、連続する用紙の偶数枚目と奇数枚目で電位を反転させる
ことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の画像形成装置。 - 用紙に画像を形成する画像形成装置と、
前記画像形成装置から排紙された用紙を帯電させる帯電手段と、
前記画像形成装置から排紙された用紙を折り畳む折り畳み装置と、
前記用紙折り畳み装置で折り畳まれる用紙の折り畳み情報を取得し、前記画像形成装置で画像が形成された後で、かつ、前記用紙折り畳み装置で折り畳まれる前の用紙の電位を、前記帯電装置によって、折り畳み情報で設定される折り畳みの形態及び折り目の位置に基づき制御する制御手段と
を備えたことを特徴とする画像形成システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015217424A JP2017088275A (ja) | 2015-11-05 | 2015-11-05 | 画像形成装置及び画像形成システム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2017088275A true JP2017088275A (ja) | 2017-05-25 |
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ID=58769672
Family Applications (1)
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JP2015217424A Pending JP2017088275A (ja) | 2015-11-05 | 2015-11-05 | 画像形成装置及び画像形成システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017088275A (ja) |
-
2015
- 2015-11-05 JP JP2015217424A patent/JP2017088275A/ja active Pending
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