JP2017088088A - 空調用レジスタ - Google Patents
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Description
同構成によれば、補助フィンの各々における複数のフィン体の間を通じてエアが流れるようになる。このため、補助フィンのフィン体に沿ってエアを拡散させることが容易にできる。
同構成によれば、中央フィンに対して複数の補助フィンがそれぞれ傾動された状態において、補助フィンの各々における中央フィンと隣り合うフィン体の上流側の端同士を互いに近接させることができる。このため、補助フィンと中央フィンとの間をエアが通り抜けることを抑制することができる。したがって、補助フィンのフィン体に沿ってエアを効果的に拡散させることができる。
同構成によれば、中央フィンに対して複数の補助フィンがそれぞれ傾動された状態において、補助フィンの各々における中央フィンと隣り合うフィン体の上流側の端同士を互いに近接させることができる。このため、補助フィンと中央フィンとの間をエアが通り抜けることを抑制することができる。したがって、補助フィンのフィン体に沿ってエアを効果的に流すことができる。
同構成によれば、エアを拡散させることに加えて、エアの吹出し方向を変更することができる。
以下、図1〜図10を参照して、空調用レジスタを自動車の空調用レジスタ(以下、単にレジスタ10と称する。)として具体化した一実施形態について説明する。
図1〜図9に示すように、レジスタ10は、四角筒状のリテーナ12と、リテーナ12の下流側に組み付けられるベゼル90とを備えている。リテーナ12とベゼル90とによりハウジング11が構成される。
図1〜図10に示すように、リテーナ12は、上流側リテーナ20と下流側リテーナ30とに分割して構成されている。上流側リテーナ20及び下流側リテーナ30は共に硬質合成樹脂によって形成されている。
図2に示すように、上流側リテーナ20の上壁及び下壁における下流側の端には、複数(本実施形態では5つ)の挿通凹部21が左右方向に互いに間隔をおいてそれぞれ形成されている。上流側リテーナ20の上壁及び下壁の外周面には、左右一対の係止爪26がそれぞれ突設されている。上流側リテーナ20の両側壁の外周面には、係止爪26がそれぞれ突設されている。また、上流側リテーナ20の上壁、下壁及び両側壁の外周面には、係止爪26を囲むとともに下流側に向けて開放されて後述する下流側リテーナ30の延出片35の組み付けをガイドするU字状のガイド部25がそれぞれ突設されている。
図2及び図3に示すように、下流側リテーナ30の上壁及び下壁における上流側の端には、上流側リテーナ20の複数の挿通凹部21に対応して複数(本実施形態では5つ)の挿通凹部31がそれぞれ形成されている。下流側リテーナ30の上壁、下壁及び両側壁の外周面における上流側の端部には、上流側に向けて延出された複数の延出片35が上流側リテーナ20の係止爪26に対応してそれぞれ設けられている。延出片35には、上記係止爪26に係止される係止孔36がそれぞれ形成されている。
図2及び図3に示すように、下流側リテーナ30の一方(同図の左方)の側壁には、支持孔38が形成されている。下流側リテーナ30における他方(同図の右方)の側壁の内側には、後述する操作ダイヤル70を収容する収容凹部34が形成されている。また、上記他方の側壁には、上記支持孔38と同一軸線上に位置し、後述するシム75が嵌入される挿通孔39が形成されている。
図2に示すように、上流側リテーナ20と下流側リテーナ30との間には、上流側ルーバ40が設けられている。上流側ルーバ40は、左右方向に互いに間隔をおいて配置された複数(本実施形態では5つ)の縦フィン41,42を有している。縦フィン41,42のフィン本体43の上端及び下端には、上下方向において互いに反対向きに突出し、且つ同一軸線上に位置する一対の回動軸部45が形成されている。
上流側リテーナ20の上下一対の挿通凹部21と下流側リテーナ30の上下一対の挿通凹部31とにより回動軸部45がそれぞれ挟まれた状態において、上流側リテーナ20の係止爪26を下流側リテーナ30の係止孔36に係止することにより、上流側リテーナ20と下流側リテーナ30とが互いに組み付けられる。そして、上流側リテーナ20の挿通凹部21と下流側リテーナ30の挿通凹部31とによって、縦フィン41,42の回動軸部45が挿通される挿通孔13が形成される。
図3に示すように、下流側リテーナ30の両側壁の間には、中央フィン51と、中央フィン51の上方及び下方にそれぞれ位置する補助フィン56,62とを有する下流側ルーバ50が設けられている。中央フィン51及び補助フィン56,62は、いずれも横フィンである。
下側補助フィン62は、左右方向に沿って延びるとともに上下方向に互いに離間して設けられた内側フィン体63及び外側フィン体64を有しており、これらフィン体63,64は上記延設方向の両端においてそれぞれ連結部65を介して互いに連結されている。
図3、図5及び図6に示すように、下流側リテーナ30の収容凹部34には、中心孔71を有する操作ダイヤル70が収容される。操作ダイヤル70の中心孔71には、中央フィン51の操作軸部53が挿通されている。
<操作ノブ80>
図1、図3及び図4に示すように、下流側ルーバ50の中央フィン51のフィン体52には、下流側ルーバ50全体を回動操作するための操作ノブ80が連結されている。
また、操作ノブ80は、上記中央フィン51のフィン体52に対して左右方向にスライド可能に設けられている。操作ノブ80には、上流側に向けて延びる連結フォーク部81が設けられている。連結フォーク部81の先端部は、二股に分かれており、上流側ルーバ40を構成する縦フィン41の従動軸部44を左右から挟む。
図1、図3〜図9に示すように、ベゼル90は、正面視略長方形の外形を有するとともに上下方向において中央側ほど下流側に向けて突出する湾曲板状をなしており、その中央部には正面視略長方形のエアの吹出口91を有している。ベゼル90における吹出口91の周縁部は車室内に露出して意匠面を構成する。また、吹出口91の内周縁には、操作ダイヤル70を車室内に突出させるための凹部91aが形成されている。
図1及び図7に示すように、下流側リテーナ30の係止爪37がベゼル90の係止片92の係止孔93にそれぞれ係止されることにより、下流側リテーナ30とベゼル90とが互いに組み付けられる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
(1)下流側ルーバ50の中央フィン51に対して、補助フィン56,62の上流側の端が近接するとともに補助フィン56,62の下流側の端が離間するように、中央フィン51に対して一対の補助フィン56,62をそれぞれ傾動させる傾動機構68を備えている。
(2)補助フィン56(62)の各々は、互いに間隔をおいて対向配置された2つのフィン体57,58(63,64)と、2つのフィン体57,58(63,64)を互いに連結する連結部59(65)とをそれぞれ備えている。
(4)中央フィン51と隣り合う補助フィン56,62の上流側の端が、中央フィン51の上流側の端よりもエアの流れ方向における上流側にそれぞれ位置している。
こうした構成によれば、中央フィン51に対して一対の補助フィン56,62がそれぞれ傾動された状態(拡散送風モード)において、補助フィン56,62の内側フィン体57,63における上流側の端同士を互いに近接させることができる。このため、補助フィン56,62と中央フィン51との間をエアが通り抜けることを抑制することができる。したがって、補助フィン56(62)のフィン体57,58(63,64)に沿ってエアを効果的に流すことができる。
こうした構成によれば、エアを拡散させることに加えて、エアの吹出し方向を変更することができる。
以下、図11〜図13を参照して、第2実施形態について第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図12(a)及び図13(a)に示すように、操作レバー170には、前後方向に沿って延びるスライド孔171が形成されている。また、操作レバー170におけるスライド孔171の上方及び下方には、前側ほど上方及び下方に位置するように傾斜して延びる第1案内孔172及び第2案内孔173がそれぞれ形成されている。
図12(a)及び図12(b)に示すように、スライド孔171の後縁及び前縁の双方から操作軸部153がそれぞれ離間しており、傾動軸部161,167が案内孔172,173の前縁にそれぞれ近接している。このとき、中央フィン151のフィン体152、上側補助フィン156の各フィン体157,158、下側補助フィン162の各フィン体163,164が互いに平行をなす(以下、ニュートラル送風モードと称する。)。
図12(a)及び図12(b)に示すニュートラル送風モードにおいて、ユーザにより操作レバー170が、前側に向けて押し操作されると、案内孔172,173に沿って傾動軸部161,167が斜め後下側及び斜め後上側に向けてそれぞれ案内される。これにより、送風モードが図13(a)及び図13(b)に示す拡散送風モードに変更される。
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・第1実施形態では、下流側ルーバ50全体を回動させる回動機構69を備えるレジスタ10について例示したが、こうした回動機構を備えていないレジスタとして本発明を具現化することもできる。
・中央フィン51のフィン体52の上流側の端を、エアの流れ方向において補助フィン56(62)の内側フィン体57(63)の上流側の端と同一の位置、あるいはそれよりも上流側に設けることもできる。
・下流側ルーバの中央フィン及び補助フィンを縦フィンにすることもできる。この場合、上流側ルーバを横フィンにすればよい。
Claims (6)
- 吹出口を有する筒状のハウジングと、前記吹出口の内周面に対向して設けられたルーバとを備えた空調用レジスタにおいて、
前記ルーバは、中央フィンと、前記中央フィンを挟んで設けられた複数の補助フィンとを有するものであり、
前記中央フィンに対して、前記補助フィンの上流側の端が近接するとともに前記補助フィンの下流側の端が離間するように、前記中央フィンに対して複数の前記補助フィンをそれぞれ傾動させる傾動機構を備えている、
空調用レジスタ。 - 前記補助フィンの各々は、互いに間隔をおいて対向配置された複数のフィン体と、複数の前記フィン体を互いに連結する連結部とをそれぞれ備えている、
請求項1に記載の空調用レジスタ。 - 前記補助フィンの各々には、互いに平行に延びる傾動軸部が設けられており、
前記傾動機構は、前記中央フィンに対して複数の前記補助フィンをそれぞれ傾動させるべく前記傾動軸部の各々を案内する案内部を有する操作部材を備えている、
請求項1または請求項2に記載の空調用レジスタ。 - 前記中央フィンと隣り合う前記補助フィンの上流側の端が、前記中央フィンの上流側の端よりもエアの流れ方向における上流側にそれぞれ位置している、
請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の空調用レジスタ。 - 前記中央フィンのフィン体は上流側に向けて断面先細状をなしている、
請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の空調用レジスタ。 - エアの吹出し方向を変更すべく前記ハウジングに対して前記ルーバ全体を回動させる回動機構を備えている、
請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の空調用レジスタ。
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CN110500756A (zh) * | 2019-09-07 | 2019-11-26 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种出风组件、控制方法及空调 |
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