JP2017087020A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2017087020A
JP2017087020A JP2017031771A JP2017031771A JP2017087020A JP 2017087020 A JP2017087020 A JP 2017087020A JP 2017031771 A JP2017031771 A JP 2017031771A JP 2017031771 A JP2017031771 A JP 2017031771A JP 2017087020 A JP2017087020 A JP 2017087020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
guide rod
game ball
damming
ball extraction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017031771A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6697136B2 (ja
JP2017087020A5 (ja
Inventor
武 中園
Takeshi Nakazono
武 中園
慎也 小川
Shinya Ogawa
慎也 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanei R&D Co Ltd
Original Assignee
Sanei R&D Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanei R&D Co Ltd filed Critical Sanei R&D Co Ltd
Priority to JP2017031771A priority Critical patent/JP6697136B2/ja
Publication of JP2017087020A publication Critical patent/JP2017087020A/ja
Publication of JP2017087020A5 publication Critical patent/JP2017087020A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6697136B2 publication Critical patent/JP6697136B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】従来より効率よく払出装置から球を抜き取ることが可能な遊技機の提供を目的とする。【解決手段】本発明のパチンコ遊技機10では、払出装置50は、誘導樋61のうち、堰止部材80と協働して遊技球を堰き止めることが可能である樋内堰止側面71Mを有する部分を球抜扉70として分離して、遊技球をパチンコ遊技機10から排出するための球抜孔63Cを形成し、球抜扉70が開位置に配置されたとき、球抜扉70が誘導樋61のうち堰止部材80より下方の誘導樋61を遮蔽する構成とした。【選択図】図4

Description

本発明は、遊技球を下方に向けて案内する誘導樋の下端部に備えた払出装置にて遊技球を堰き止め、所定の払出条件の成立に起因して払出装置が所定個数の遊技球を通過させて遊技者に払い出す遊技機に関する。
従来、この種の遊技機として、図12に示すように、払出装置1において、円盤の外周面に複数の球受容凹部5を有する堰止部材4を上下方向に延びた誘導樋2の途中に配置して備えたものが知られている。また、この遊技機には、払出装置1から遊技球を抜き取るための球抜孔6が、堰止部材4の上方に位置する誘導樋2の一側面に形成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−13632号公報(図3、図6)
しかしながら、上記した従来の遊技機では、堰止部材4の上部の球受容凹部5に配された遊技球が球抜孔6から排出されずに留まり、その遊技球が球抜孔6の一部を閉塞してしまうため、球抜孔6から遊技球をスムーズに排出できず、作業効率がよくないという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、従来より効率よく払出装置から球を抜き取ることが可能な遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、遊技球を下方に向けて案内する誘導樋と、前記誘導樋の下端部に設けられ、通常は前記誘導樋を流下してくる遊技球を堰き止めると共に、予め定められた所定の払出条件の成立に起因して所定個数の遊技球を通過させて遊技者に払い出す払出装置とを備えた遊技機において、前記払出装置には、電気的駆動源と、前記誘導樋の一内側面である樋内堰止側面と協働して遊技球を堰き止めることが可能であると共に、前記電気的駆動源から動力を受けて作動し、その作動量に応じた数の遊技球を通過させる堰止部材とが備えられ、前記誘導樋のうち前記樋内堰止側面を有する部分を球抜扉として分離し、前記払出装置にて堰き止められた遊技球を排出するための球抜孔を形成し、前記球抜扉が、前記球抜孔を閉塞すると共に、前記誘導樋を開放して払出可能とする閉位置と、前記球抜孔を開放すると共に、前記誘導樋を前記堰止部材より下方で閉鎖して前記誘導樋内の遊技球を前記球抜孔へと案内する開位置との間を移動可能に支持され、前記誘導樋は、前記堰止部材に対して前記樋内堰止側面の斜め上方から遊技球を向かわせるように案内し、誘導樋のうち、前記堰止部材と前記樋内堰止側面との間の一内側面には、前記樋内堰止側面側から前記堰止部材側に向かう遊技球と当接可能な樋内突部が前記樋内堰止側面と略平行に延びるように設けられている遊技機である。
[請求項1の発明]
請求項1の遊技機では、誘導樋のうち、堰止部材に堰き止められた遊技球の流下圧力がかかる樋内堰止側面を有する部分を開閉可能な球抜扉として球抜孔を形成した。これにより、球抜扉が開位置に配置されたときに、堰き止められた遊技球を含む全ての遊技球が、流下圧力によって球抜孔からスムーズに排出されるので、効率よく払出装置から球を抜き取ることが可能となる。また、球抜きの際に、球抜扉は遊技球を球抜孔へと案内するので、よりスムーズに遊技球を排出することが可能となる。なお、球抜扉は1つの部材からなる構成であってもよいし、複数の部材からなる構成であってもよい。
また、誘導樋には樋内突部が突出しているので、樋内堰止側面側から堰止部材側に向かって流下する遊技球と樋内突部とが当接することで、遊技球の勢いを緩和することが可能となる。これにより、堰止部材にかかる負担を軽減することが可能になると考えられる。
本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図 パチンコ遊技機の背面図 払出装置の分解図 閉位置における払出装置の断面図 開位置における払出装置の断面図 払出装置の側断面図 払出装置の斜視図 払出装置の平断面図 閉位置における払出装置の断面図 開位置における払出装置の断面図 変形例に係る払出装置の断面図 従来例に係る払出装置の断面図
[第1実施形態]
以下、本発明の一実施形態のパチンコ遊技機10(本発明の「遊技機」に相当する)を図1〜図10に基づいて説明する。図1に示すように、パチンコ遊技機10は、前面が前面枠10Zに覆われており、その前面枠10Zに形成されたガラス窓10Wを通して遊技盤11の遊技領域R1が視認可能となっている。
ガラス窓10Wの下方には、上皿26と下皿27とが上下2段に並べて配置されている。パチンコ遊技機10の前面に向かって上皿26の右側方には、上皿26に貯留された遊技球を下皿27に排出する球抜きボタン26Aが備えられている。下皿27の右側方には、図示しない、所謂、ドル箱に遊技球を排出する球排出ボタン27Aが備えられると共に、球貸し状態表示モニタ27B及び球貸し操作ボタン27Cが備えられている。また、下皿27の左側方には、操作ボタン28Aが備えられている。さらに、パチンコ遊技機10の前面のうち、右下角部には操作ノブ28Bが備えられている。操作ノブ28Bを操作すると、上皿26に貯留された遊技球が、順次、遊技領域R1へと弾き出される。
遊技領域R1は略円形状となっていて、ガイドレール12により囲まれている。遊技盤11のうち遊技領域R1の中央には、遊技盤表示窓11Wが貫通形成され、遊技盤表示窓11Wを通して液晶表示装置24の液晶画面24Gが前方に臨んでいる。
遊技盤表示窓11Wの開口縁には、表示装飾枠23が取り付けられている。表示装飾枠23は、遊技盤11の前面側から遊技盤表示窓11Wに嵌め込まれて遊技盤11の前面から突出し、遊技領域R1を流下する遊技球が表示装飾枠23の内側に進入することを規制している。
遊技領域R1のうち表示装飾枠23の下方における左右方向の中央部には、始動入賞口14A,14B、大入賞口15、アウト口16が上から順に並べて配置され、大入賞口15の左右両側にはガイドレール12に沿って複数の一般入賞口20が配置されている。遊技領域R1を流下した遊技球が始動入賞口14A,14Bの何れかに入球すると当否判定が行われて、その当否判定結果が液晶画面24Gにて表示される。そして、当否判定結果が当りになると、複数ラウンドに亘って所定期間(例えば、10秒)、大入賞口15に遊技球が入賞可能となり、これにより大入賞口15に多くの遊技球が入球する。これら入賞口14A,14B,15,20に遊技球が入球すると、パチンコ遊技機10の裏側に備えられた払出装置50から所定個数(例えば、1球入球に付き、一般入賞口20では1個、始動入賞口14A,14Bでは4個、大入賞口15で10個)の遊技球が上皿26に払い出される。なお、これら入賞口14A,14B,15,20の何れにも入球しなかった遊技球は、アウト口16に取り込まれ、遊技盤11の下方に備えられた図示しないダクトからパチンコ遊技機10が設置された遊技ホールの遊技球循環システムに送られる。
以下に、遊技球循環システムから供給された遊技球の払い出しに関する構成を説明する。なお、以下の説明においては、特記しない限り、「右側」とは、パチンコ遊技機10を裏側から見たときの「右側」をいい、その反対を「左側」ということとする。
図2に示すように、パチンコ遊技機10の裏側には、遊技球循環システムから供給された遊技球を貯留する貯留タンク30と、貯留タンク30に貯留された遊技球群を1列1段に整列して右辺部まで案内する傾斜樋31と、傾斜樋31により右辺部まで案内された遊技球を下方へ案内する1列構造の誘導樋61とが備えられている。
誘導樋61の下端部には払出装置50が配置されていて、払出条件が成立すると、払出装置50により所定個数の遊技球が払い出される。そして、払出装置50に払い出された遊技球は、払出装置50の下方に設けられ、誘導樋61の下端部と連結した案内流路45を通過して上皿26又は下皿27へと案内される。なお、誘導樋61は、パチンコ遊技機10の右側辺部に配置されたケース体40K内の流路と、払出装置50内の装置内流路61Rとから構成されている。また、誘導樋61の中間位置には、誘導樋61内を流下する遊技球の有無を検知する検知センサ40が備えられ、遊技球の有無及び遊技球同士に長い間隔が生じているか否かを払出装置50に伝達可能となっている。
以下、払出装置50について詳細を説明する。
図3に示すように、払出装置50は、縦方向に長い矩形状の装置ケース60と、装置ケース60の裏側(図3における手前側)を覆う装置カバー90とを備えている。このうち装置ケース60には、誘導樋61の一部である装置内流路61Rと、誘導樋61から分岐して遊技球をパチンコ遊技機10から排出可能な球抜樋64とが形成されている。
詳細には、装置ケース60は、互いに平行になってパチンコ遊技機10の前後方向で遊技球1つ分の間隔をあけて対向する1対の主平板部60A,60B(本発明の「平坦対向壁」に相当する)と、1対の主平板部60A,60Bのうち図3における奥側の奥側主平板60Aから図3における手前側の手前側主平板60Bに向かって起立し、それら主平板部60A,60Bの対向方向と直交する方向で遊技球1つ分の間隔をあけて対向する第1及び第2の湾曲対向壁62,63(本発明の「樋仕切壁」に相当する)とを有している。これら第1及び第2の湾曲対向壁62,63に挟まれた部分が、遊技球が1列になって流下する装置内流路61Rとなっている。
図4に示すように、第1及び第2の湾曲対向壁62,63にはその上部に、それぞれ上下方向に直線状に延びて対向する1対の上部直線部62A,63Aが形成されている。また、左方の第1湾曲対向壁62には、上部直線部62Aの下端部から第2湾曲対向壁63から離れる側に屈曲しかつ外側に膨らむ放物線状をなした第1湾曲ガイド部62Bが形成され、右方の第2湾曲対向壁63には、上部直線部63Aの下端部から下方に向かうに従って徐々に第1湾曲対向壁62側に接近しかつ外側に膨らむように湾曲する第2湾曲ガイド部63Bが備えられている。
第1湾曲対向壁62のうち第1湾曲ガイド部62Bの下方には、第1湾曲ガイド部62Bの下端部から遊技球1.5〜2.5球分離れた位置から下方に延びた下部ガイド部62Eが設けられ、第2湾曲対向壁63のうち第2湾曲ガイド部63Bの下方には、第2湾曲ガイド部63Bの下端部から遊技球3〜5球分離れた位置から下方に延びた下部ガイド部63Eが設けられている。下部ガイド部62E,63Eは遊技球1つ分の間隔で互いに対向していて、これらの間は、払い出しが確定した遊技球を案内流路45に誘導する払出領域61Hとなっている。なお、払出領域61Hには、払出領域61Hを流下する遊技球の個数をカウントする遊技球カウントセンサ95が設けられている。
装置ケース60のうち第1湾曲対向壁62の左方部は、本発明の「堰止部材」に相当するスクリュー80と、スクリュー80の駆動源であるステッピングモータ81(本発明の「電気的駆動源」・「モータ」に相当する)とを収容する収容部66となっている。収容部66は、第1湾曲ガイド部62Bの上端部近傍から左方に向かってやや左上がりに延びたモータ仕切壁65Sによって、上収容部66Kと下収容部66Dとに区画されている。そして、上収容部66Kにステッピングモータ81が収容されると共に、下収容部66Dにスクリュー80が収容されている。
ステッピングモータ81は円筒状をなし、その下端部から張り出す支持部81Sが装置ケース60の支持凹部66S(図3参照)に挿通されることで、払出装置50に固定されている。また、ステッピングモータ81の中央位置からは、ステッピングモータ81に駆動されて回転する回転支持軸83が垂下している。なお、モータ仕切壁65Sには半円状の切り欠き部66Hが形成され、この切り欠き部66Hには回転支持軸83が配置される。
図4に示すように、スクリュー80は、円柱状の回転シャフト84Aから螺旋ブレード84Bが張り出した堰止部84と、回転シャフト84Aよりも小径で、堰止部84の上端位置から上方に突出する円柱部85とを備え、中心に回転支持軸83が挿入されて固定されている。
スクリュー80の堰止部84は、第1湾曲対向壁62における第1湾曲ガイド部62Bと下部ガイド部62Eとの間の樋側部貫通孔62Cから誘導樋61内に突出している。この堰止部84の螺旋ブレード84Bは、反時計回りに下るように傾斜すると共に、下方に向かうにつれ側方への張り出しが大きくなるように形成され、螺旋ブレード84Bの上面を当接傾斜面84Mとしている。
図3に示すように、装置ケース60のうち手前側主平板60Bには、外側に膨出してステッピングモータ81の一側面を受容する膨出受容部66Aと、同じく外側に膨出してスクリュー80の一側面を受容する堰止受容部66Bとが形成されている。これにより、装置ケース60全体を大きくせずに済む。さらに、ステッピングモータ81を覆う膨出受容部66Aには複数の放熱孔66Cが貫通形成されていて、ステッピングモータ81の加熱異常が防がれる。また、図6に示すように、装置カバー90及び手前側主平板60Bには手前側主平板60Bにおける膨出受容部66Aと堰止受容部66Bとの間に螺子孔67,94が貫通形成されている。この螺子孔67,94に調整螺子96を螺合してその先端部をスクリュー80の円柱部85に当接させることで、払出装置50の外部から装置ケース60内のスクリュー80の傾きを調整することができる。
さて、図4に示すように、第2湾曲対向壁63における第2湾曲ガイド部63Bと下部ガイド部63Eとの間が、本発明の球抜孔63Cとなっている。この球抜孔63Cには、球抜孔63Cを開閉可能な球抜扉部材71と補助扉部材72とが上下に並んで配置されていて、この球抜孔63Cから右下方に上述した球抜樋64が延びている。なお、球抜扉部材71と補助扉部材72によって、本発明の「球抜扉70」が構成されている。
上側の球抜扉部材71は、その上端部に設けられた回動支持孔71Aに、奥側主平板60Aのうち第2湾曲ガイド部63Bの下方から突出する回動支持軸73Jが挿通されて、図4に示される閉位置と図5に示される開位置との間を回動可能になっている。球抜扉部材71はその左側面が平坦な樋内堰止側面71Mとなっている。この樋内堰止側面71Mは、図4に示す閉位置に配されている状態(以下、適宜、「閉塞状態」という)では、やや左下がりに傾斜している。このとき、樋内堰止側面71Mと、螺旋ブレード82Bのうち誘導樋61側に突出する部分との間は遊技球の幅よりも狭くなっていて、スクリュー80の停止時は、樋内堰止側面71Mと堰止部84の螺旋ブレード84Bとの間に遊技球が堰き止められる。また、球抜扉部材71のうち、樋内堰止側面71Mと反対側の側面には図4に示す閉塞状態で鉛直方向に延びた係合側面71Nが形成されている。
下側の補助扉部材72は、その下端部に設けられた補助回動支持孔72Aに、第2湾曲対向壁63の下部ガイド部63Eの上方から突出する補助扉回転支持軸73Hが挿通されて、図4に示される閉位置と図5に示される開位置との間を回動可能になっている。補助扉部材72には、図4に示す閉塞状態においてその回動軸から上方へ延びて球抜孔63Cの下部を閉塞するブロック体72Bと、ブロック体72Bの後面に配されてその下端部分から球抜樋64側に延びる回動板72Kと、回動板72Kのうちブロック体72Bと反対側の端部に設けられて後方に突出した係合ピン72Pとが備えられている。なお、手前側主平板60Bには、図3に示すように、扇状の補助孔68Bが形成されていて、補助扉部材72は、ブロック体72Bが手前側主平板60Bの前方(図3における奥側)に、回動板72Kが手前側主平板60Bの後方(図3における手前側)にそれぞれ配されるように、補助孔68Bを挿通している。
これら球抜扉部材71と補助扉部材72とは、連動部材75によって開閉操作可能になっている。図3に示すように、連動部材75は、縦方向に長い矩形状のプレート部75Pを有し、手前側主平板60Bと装置カバー90との間に上下動可能に保持されている。連動部材75のプレート部75Pには、上下方向の中央部から奥側に突出する係合突片75T(本発明の「第1係合部」に相当する)が設けられると共に、下端部に貫通形成された逆L字状の係合孔75A(本発明の「第2係合部」に相当する)が設けられている。また、連動部材75のプレート部75Pのうち後面(図3における手前側面)の中央部には摘み部76が設けられていて、装置カバー90には摘み部76を露出させる操作孔90Aが形成されている。なお、手前側主平板60Bには、連動部材75の係合突片75Tを手前側主平板60Bの前方へ突出させるための縦長矩形状の補助孔68Aが形成されている。
連動部材75は、通常時は図4に示す下端位置に配されている。このとき、連動部材75の係合突片75Tが球抜扉部材71の係合側面71Nに球抜樋64側から当接して、球抜扉部材71の球抜樋64側への回動を規制する。また、補助扉部材72の係合ピン72Pが連動部材75の係合孔75Aの右上端部に位置決めされて、ブロック体72Bが起立状態に保持される(図9参照)。つまり、連動部材75が下端位置に配されているときは、球抜扉部材71と補助扉部材72とが閉塞状態に保持される。
そして、図5に示すように、連動部材75が上方へ移動すると、係合突片75Tが上方に移動して、係合突片75Tと球抜扉部材71の係合側面71Nとの係合が解除され、球抜扉部材71が開位置へ回動可能になると共に、補助扉部材72の係合ピン72Pが係合孔75Aによって上方に押されるように回動することで補助扉部材72が誘導樋61側に倒れて開位置に移動する(図10参照)。
ここで本実施形態のパチンコ遊技機10では、開位置にある補助扉部材72におけるブロック体72Bが、スクリュー80より下方で払出領域61Hを閉塞すると共に、球抜孔63Cに向けて下るように傾斜している。なお、このときの球抜扉部材71と補助扉部材72との状態を、適宜、「開放状態」という。
また、図7に示すように、誘導樋61のうち第1湾曲ガイド部62Bの下方部分には、奥側主平板60Aの一部が内側に隆起して上下方向に延びた突条の樋内突部65が形成されている。図8に示すように、樋内突部65は、誘導樋61のうち、球抜孔63C寄り位置からスクリュー80側に向かうに従って内側に近づくように傾斜する傾斜面65Mと、傾斜面65Mのうちスクリュー80側の端部からスクリュー80側に延びる平坦面65Hとを有している。傾斜面65Mは、外側に膨らむように湾曲していて、第2湾曲ガイド部63Bに案内された遊技球を後方側(図7における手前側)へ誘導する。また、この樋内突部65の稜線は重力方向に対して傾斜すると共に、樋内堰止側面71Mに対して斜め上方から対向するように配置されている。
さらに、スクリュー80の中心軸も樋内堰止側面71Mと略平行で且つ重力方向に対して傾斜し、スクリュー80が樋内堰止側面71Mに対して斜め上方から対向するように配置されている。
本実施形態のパチンコ遊技機10の構成に関する説明は以上である。次に、このパチンコ遊技機10の作用効果について説明する。
遊技球循環システムから供給された遊技球群は、傾斜樋31により1列1段に整列されて誘導樋61へ導入され、払出装置50へ案内される。本実施形態では、誘導樋61が1列構造をなしているので、パチンコ遊技機10の裏面側における部品の配置スペースを広くすることができる。また、払出装置50の小型化が図られる。
パチンコ遊技機10の稼働中は、連動部材75が下端位置に配置され、球抜扉部材71及び補助扉部材72が閉塞状態となっている。そして、通常時は、ステッピングモータ81が停止していて、誘導樋61内の遊技球のうち最下端の遊技球がスクリュー80の螺旋ブレード82Bと球抜扉部材71との間に保持されて堰き止められている。スクリュー80は回転シャフト84Aが遊技球の流下方向に沿った状態に配置されるので、誘導樋61の側方からスクリュー80が大きく張り出すことが防がれ、払出装置50がコンパクトになる。
所定の払出条件(各種入賞口14A,14B,15,20への遊技球の入賞又は球貸し操作ボタン27Cの操作)が成立すると、ステッピングモータ81によりスクリュー80が回転駆動され、螺旋ブレード84Bの回転に沿って遊技球が下方へ移動して払出領域61Hへ流下する。なお、本実施形態の払出装置50では、スクリュー80が1回転すると1つの遊技球が流下する。このとき、螺旋ブレード82Bは、遊技球の流下方向の下流側に向かうほど回転シャフト84Aからの張り出し量が大きくなっているので、隣合った遊技球同士の間に螺旋ブレード82Bをスムーズに入り込ませることができる。また、払出装置50の上流には、誘導樋61内を流下する遊技球の有無を検知する検知センサが備えられているため、球切れが起こった場合又は遊技球同士の間に大きな間隔が生じている場合にステッピングモータ81を停止することができる。
所定個数の遊技球が払い出されると、ステッピングモータ81が停止して払い出しを終了する。そして、再び、誘導樋61内の遊技球のうち最下端の遊技球が、スクリュー80と球抜扉部材71との間に保持されて堰き止められる。
ここで、本実施形態のパチンコ遊技機10では、樋内堰止側面71M及びスクリュー80の回転支持軸83が互いに略平行でかつ重力方向に対して傾斜し、スクリュー80が樋内堰止側面71Mに対して斜め上方から対向していることで、遊技球に係る重力の負担がスクリュー80より樋内堰止側面71Mに大きくかかる。また、螺旋ブレード82Bの当接傾斜面84Mが最下端に位置する遊技球の流下圧力を樋内堰止側面71M側に逃がすように傾斜しているので、スクリュー80に対する遊技球群の流下圧力の負担が従来より軽減される。これにより、スクリュー80及びそのスクリュー80の支持部を従来より小さくすることができ、払出装置50全体の小型化が図られる。
また、誘導樋61のうちスクリュー80の上方部分が第1と第2の湾曲ガイド部62B,63Bにより屈曲しているので、その屈曲部分で遊技球の流下圧力が受け止められてスクリュー80への負担がより軽減される。
さらに、誘導樋61のうち第1湾曲ガイド部62Bの下方部分には、内側に突出した樋内突部65が設けられているので、払い出し中に誘導樋61を流下する遊技球は、上述した屈曲部分により勢いが抑制された後、樋内突部65に当接して勢いがさらに緩和される。これにより、遊技球がスクリュー80に強く衝突することが防がれるので、スクリュー80にかかる負担をより軽減することができる。
また、樋内突部65には外側に膨らむように湾曲した傾斜面65Mが形成されているので、屈曲部分を通過してスクリュー80側へ向かう遊技球は、手前側主平板60B側に案内され、スクリュー80側へ向かう力を小さくすることができる。さらに、樋内突部65には傾斜面65Mの端部から延びた平坦面65Hが形成されていて、この平坦面65Hと手前側主平板60Bとの間に遊技球が保持されるので、遊技球をスクリュー80とかみ合いやすい位置に保持することが容易になる。また、樋内突部65が樋内堰止側面71Mに対して斜め上方から対向するように延びているので、遊技球の流下圧力を樋内堰止側面71Mに大きくかけることが可能となる。これにより、スクリュー80への流下圧力の負担がより抑制される。
ところで、パチンコ遊技機10の裏面の掃除や、パチンコ遊技機10の移動を行うときには、パチンコ遊技機10内の遊技球を全て抜き出す必要がある。
ここで、本実施形態のパチンコ遊技機10では、スクリュー80と球抜扉部材71の樋内堰止側面71Mとの間に遊技球が堰き止められた状態で連動部材75を上方へ移動させると、球抜扉部材71が回動可能となると共に補助扉部材72が誘導樋61側に倒れてスクリュー80より下方で誘導樋61を閉鎖するため、堰き止められていた遊技球が球抜扉部材71を球抜樋64側に押し込んで補助扉部材72上に落下し、球抜孔63Cを通過して球抜樋64へと案内される。そして、誘導樋61に連なっている遊技球群が連続して球抜樋64へと排出され、図示しないダクトに回収されて遊技球循環システムに送られる。これにより、パチンコ遊技機10本体から残存球がなくなり、遊技球がスムーズに排出されるので、球抜作業を従来よりも効率良く行うことができる。
また、球抜孔63Cは、スクリュー80と球抜扉部材71とで保持する最下端の遊技球よりも下方で開放するので、最下端で保持されていた遊技球を含め全ての遊技球を球抜樋64へと流下させることができる。
また、本実施形態では、連動部材75を操作して球抜扉部材71と補助扉部材72とを一度に開閉することができる。これにより、球抜孔63Cが一度に閉状態から開状態へと変更されるので、球抜き作業を効率良く行うことができる。また、連動部材75の係合突片75Tは縦長に形成されているので、連動部材75を上に移動するときに、補助扉部材72が払出領域61Hをほぼ閉塞したところで、係合側面71Nと係合突片75Tとの当接が解除されて、球抜扉部材72が回動可能となる。これにより、球抜きを行うときに、誤って遊技球が払い出されることを抑制することができる。
また、スクリュー80が傾斜して樋内堰止側71M面に対して斜め上方から対向しているので、遊技球に係る重力がスクリュー80よりも樋内堰止側面71Mに大きくかかるので、遊技球は流下押圧を利用して球抜扉部材71を押し込み、球抜孔63Cを通ることができる。なお、補助扉部材72は、遊技球を検出する球検出センサ54よりも上方で誘導樋61を閉塞しているので、球抜きを行うときに、それらの遊技球の誤検出を防ぐことが可能となり、遊技球数の管理データに悪影響を及ぼすことがない。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、球抜扉70は球抜扉部材71と補助扉部材72とで構成されていたが、球抜扉70を1つの扉部材のみで構成してもよい。例えば、図11に示すように、平板状の球抜扉70Zの長手方向の中間位置が軸支されている構成であってもよい。この構成によれば、球抜扉70Zを右回りに回動させることで、球抜孔63Cが開放されると共に、誘導樋61が閉鎖される。
(2)堰止部材80は、スプロケットであってもよい。具体的には、スプロケットは円盤状の回転体から複数の翼片が等間隔に張り出した構造をなし、各翼片には樋内堰止側面側に遊技球の流下圧力を逃がすように傾斜した当接傾斜面が形成されている。なお、スプロケットと翼片とで遊技球を保持したとき、その翼片の下端部が回転体の中心よりも下方に配置されることが望ましい。これにより、回転体にかかる遊技球の流下押圧を抑えることが可能となる。
(3)上記実施形態では、樋内突部65には傾斜面65Mが備えられていたが、傾斜面を備えない構成としてもよい。
(4)上記実施形態では、樋内突部65は奥側主平板60Aが隆起して形成されていたが、奥側主平板の内側面に樋内突部を取りつける構成としてもよい。
(5)上記実施形態では、調整螺子96は円柱部のうち堰止部材80の回転中心と対向する位置で当接したが、調整螺子を円柱部のうち堰止部材回の回転中心軸とずらした位置で当接させてもよい。この構成にすれば、誘導樋に突出する螺旋ブレードの張り出し量を調節することができる。
なお、上記実施形態及び他の実施形態(1)〜(5)には、以下の[1]〜[12]の構成が含まれている。
[1]
遊技球を下方に向けて案内する誘導樋と、
前記誘導樋の下端部に設けられ、通常は前記誘導樋を流下してくる遊技球を堰き止めると共に、予め定められた所定の払出条件の成立に起因して所定個数の遊技球を通過させて遊技者に払い出す払出装置とを備えた遊技機において、
前記払出装置には、電気的駆動源と、前記誘導樋の一内側面である樋内堰止側面と協働して遊技球を堰き止めることが可能であると共に、前記電気的駆動源から動力を受けて作動し、その作動量に応じた数の遊技球を通過させる堰止部材とが備えられ、
前記誘導樋のうち前記樋内堰止側面を有する部分を球抜扉として分離し、前記払出装置にて堰き止められた遊技球を排出するための球抜孔を形成し、
前記球抜扉が、前記球抜孔を閉塞すると共に、前記誘導樋を開放して払出可能とする閉位置と、前記球抜孔を開放すると共に、前記誘導樋を前記堰止部材より下方で閉鎖して前記誘導樋内の遊技球を前記球抜孔へと案内する開位置との間を移動可能に支持される遊技機。
[1]の遊技機では、誘導樋のうち、堰止部材に堰き止められた遊技球の流下圧力がかかる樋内堰止側面を有する部分を開閉可能な球抜扉として球抜孔を形成した。これにより、球抜扉が開位置に配置されたときに、堰き止められた遊技球を含む全ての遊技球が、流下圧力によって球抜孔からスムーズに排出されるので、効率よく払出装置から球を抜き取ることが可能となる。また、球抜きの際に、球抜扉は遊技球を球抜孔へと案内するので、よりスムーズに遊技球を排出することが可能となる。なお、球抜扉は1つの部材からなる構成であってもよいし、後述する[7]のように、複数の部材からなる構成であってもよい。
[2]
前記堰止部材と前記樋内堰止側面とにより堰き止められた遊技球の流下押圧が、前記堰止部材よりも、前記樋内堰止側面に大きくかかるように構成された[1]に記載の遊技機。
[2]の構成では、堰止部材と樋内堰止側面とで保持された遊技球の流下押圧が堰止部材より樋内堰止側面に大きくかかっているので、球抜扉が開位置に配置されたとき、遊技球は流下押圧を利用して球抜孔を通りスムーズに排出される。
[3]
前記誘導樋は、前記堰止部材に対して前記樋内堰止側面の斜め上方から遊技球を向かわせるように案内し、
誘導樋のうち、前記堰止部材と前記樋内堰止側面との間の一内側面には、前記樋内堰止側面側から前記堰止部材側に向かう遊技球と当接可能な樋内突部が形成されている[1]又は[2]に記載の遊技機。
[3]の構成によれば、誘導樋には樋内突部が突出しているので、樋内堰止側面側から堰止部材側に向かって流下する遊技球と樋内突部とが当接することで、遊技球の勢いを緩和することが可能となる。これにより、堰止部材にかかる負担を軽減することが可能になると考えられる。
[4]
前記樋内突部は、前記誘導樋に沿って延びる断面形状が略台形の突条をなし、
前記樋内堰止側面側から前記堰止部材側に向かうに従って内側に近づくように傾斜すると共に、前記樋内堰止側面側から前記堰止部材側に向かう遊技球と当接可能な傾斜面を有する[3]に記載の遊技機。
[5]
前記傾斜面が、外側に膨らむように湾曲している[4]に記載の遊技機。
[4]の遊技機では、樋内堰止側面側から流下する遊技球が傾斜面を伝い樋内突部へと乗り上がることが可能となる。さらに、[5]の構成によれば、傾斜面が外側に膨らむように湾曲しているので、堰止部材側へと流下する遊技球が流下方向と交差する方向に案内され、堰止部材側へ向かう力を小さくすることが可能となる。
[6]
前記樋内突部の稜線は、重力方向に対して傾斜すると共に、前記樋内堰止側面に対して斜め上方から対向するように配置されている[4]又は[5]に記載の遊技機。
[6]の構成によれば、樋内突部が樋内堰止側面に対して斜め上方から対向するように延びているので、遊技球の流下圧力を樋内堰止側面に大きくかけることが可能となる。
[7]
前記球抜扉は、前記球抜孔の上部を開閉する球抜扉部材と、前記球抜孔の下部を開閉する補助扉部材とを備え、
前記球抜扉部材は、一側面に前記樋内堰止側面を有すると共に、前記球抜孔の上端部近傍で移動可能に支持され、
前記補助扉部材は、前記球抜孔の下端部近傍に移動可能に支持され、前記開位置に配置されると、前記誘導樋の内側に移動して前記球抜孔の下部を開放しかつ前記堰止部材より下方で前記誘導樋を閉鎖して前記誘導樋内の遊技球を前記球抜孔へと案内する[1]乃至[6]の何れか1に記載の遊技機。
[8]
前記補助扉部材が前記閉位置に配置されているときに前記球抜扉部材を前記閉位置に配置し、前記補助扉部材が前記開位置に配置されているときに前記球抜扉部材を前記開位置に配置可能となるように、前記球抜扉部材と前記補助扉部材とを連動させる連動部材を備えた[7]に記載の遊技機。
[9]
前記連動部材は、所定方向に移動可能で、前記球抜扉部材と係合可能な第1係合部と、前記補助扉部材と係合する第2係合部とを有し、
前記連動部材が前記所定方向の一方側端部に配されているときは、前記第1係合部が前記球抜扉部材と係合して前記球抜扉部材を前記閉位置に位置決めすると共に、前記第2係合部が前記補助扉部材を前記閉位置に位置決めし、
前記連動部材が前記所定方向の他方に移動すると、前記第1係合部と前記球抜扉部材との係合が解除されて、前記球抜扉部材が前記開位置に移動可能な状態とすると共に、前記第2係合部は前記補助扉部材を前記開位置に案内する[8]に記載の遊技機。
[8]及び[9]の遊技機によれば、連動部材の動きに連動して球抜扉部材と補助扉部材とが一度に開閉されるので、球抜き作業を効率良く行うことができる。
[10]
前記堰止部材は、回転シャフトから螺旋ブレードが張り出した構造をなしかつ前記電気的駆動源としてのモータにて回転駆動されるスクリューであり、
前記螺旋ブレードが前記誘導樋に形成された樋側部貫通孔を通して前記誘導樋の内部に張り出しかつ前記回転シャフトが遊技球の流下方向に沿った状態に配置されて、前記螺旋ブレードに前記当接斜面が形成されている[1]乃至[9]の何れか1に記載の遊技機。
[10]の構成によれば、堰止部材は、回転シャフトから螺旋ブレードが張り出した構造のスクリューであり、螺旋ブレードが樋側部貫通孔を通して誘導樋の内部に張り出しかつ回転シャフトが遊技球の流下方向に沿った状態に配置されるので、誘導樋の側方からスクリューが大きく張り出すことが防がれ、払出装置がコンパクトになる。
[11]
前記樋内堰止側面及び前記スクリューの回転軸が互いに略平行でかつ重力方向に対して傾斜し、前記スクリューが前記樋内堰止側面に対して斜め上方から対向している[10]に記載の遊技機。
[11]の構成によれば、樋内堰止側面及びスクリューの回転軸が互いに略平行でかつ重力方向に対して傾斜し、スクリューが樋内堰止側面に対して斜め上方から対向していることで、遊技球に係る重力の負担もスクリューより樋内堰止側面が大きくなる。
[12]
前記払出装置には、互いに平行になって水平方向で遊技球1つ分の間隔を空けて対向する1対の平坦対向壁と、前記1対の平坦対向壁の対向方向と直交する方向で遊技球1つ分の間隔を空けて対向し、少なくとも一部が湾曲した第1及び第2の湾曲対向壁とから構成される払出誘導樋が前記誘導樋の一部として備えられ、
前記第1及び第2の湾曲対向壁には、上下方向に直線状に延びて対向した1対の上部直線部と、前記第1湾曲対向壁の前記上部直線部の下端から前記第2湾曲対向壁から離れる側に屈曲しかつ外側に膨らむ放物線状をなした第1湾曲ガイド部と、前記第2湾曲対向壁の前記上部直線部の下端から下方に向かうに従って徐々に第1湾曲対向壁側に接近しかつ外側に膨らむように湾曲すると共に水平方向で前記第1湾曲ガイド部に対向した第2湾曲ガイド部と、前記第2湾曲ガイド部の下端部から下方に屈曲して延びた下部ガイド部とが備えられ、
前記第1湾曲対向壁における前記第1湾曲ガイド部の下隣に前記樋側部貫通孔が配置されている[10]又は[11]に記載の遊技機。
[12]の構成によれば、払出装置に、1対の平坦対向壁と、第1及び第2の湾曲対向壁とから構成される誘導樋の一部としての払出誘導樋が備えられている。そして、第1及び第2の湾曲対向壁に備えた第1と第2の湾曲ガイド部によって払出誘導樋の中間部分が屈曲し、その屈曲部分で流下圧力が受け止められて堰止部材への負担が軽減される。また、遊技球が流下する際には、第1及び第2の湾曲対向壁の1対の上部直線部の間を通過した遊技球が第2湾曲ガイド部の外側に膨らんだ曲面に案内されて第1湾曲ガイド部に向かい、その第1湾曲ガイド部の外側に膨らんだ曲面に案内されて下方に向かう。これにより、遊技球がスムーズに流れる。
10 パチンコ遊技機
11 遊技盤
13 機構板
26 上皿
50 払出装置
60 装置ケース
60A 奥側主平板
60B 手前側主平板
61 誘導樋
62 第1湾曲対向壁
63 第2湾曲対向壁
62C 樋側部貫通孔
63C 球抜孔
65 樋内突部
70 球抜扉
71 球抜扉部材
71M 樋内堰止側面
72 補助扉部材
80 堰止部材
81 ステッピングモータ
84M 当接傾斜面

Claims (1)

  1. 遊技球を下方に向けて案内する誘導樋と、
    前記誘導樋の下端部に設けられ、通常は前記誘導樋を流下してくる遊技球を堰き止めると共に、予め定められた所定の払出条件の成立に起因して所定個数の遊技球を通過させて遊技者に払い出す払出装置とを備えた遊技機において、
    前記払出装置には、電気的駆動源と、前記誘導樋の一内側面である樋内堰止側面と協働して遊技球を堰き止めることが可能であると共に、前記電気的駆動源から動力を受けて作動し、その作動量に応じた数の遊技球を通過させる堰止部材とが備えられ、
    前記誘導樋のうち前記樋内堰止側面を有する部分を球抜扉として分離し、前記払出装置にて堰き止められた遊技球を排出するための球抜孔を形成し、
    前記球抜扉が、前記球抜孔を閉塞すると共に、前記誘導樋を開放して払出可能とする閉位置と、前記球抜孔を開放すると共に、前記誘導樋を前記堰止部材より下方で閉鎖して前記誘導樋内の遊技球を前記球抜孔へと案内する開位置との間を移動可能に支持され、
    前記誘導樋は、前記堰止部材に対して前記樋内堰止側面の斜め上方から遊技球を向かわせるように案内し、
    誘導樋のうち、前記堰止部材と前記樋内堰止側面との間の一内側面には、前記樋内堰止側面側から前記堰止部材側に向かう遊技球と当接可能な樋内突部が前記樋内堰止側面と略平行に延びるように設けられている遊技機。
JP2017031771A 2017-02-23 2017-02-23 遊技機 Active JP6697136B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017031771A JP6697136B2 (ja) 2017-02-23 2017-02-23 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017031771A JP6697136B2 (ja) 2017-02-23 2017-02-23 遊技機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015117257A Division JP6112492B2 (ja) 2015-06-10 2015-06-10 遊技機

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2017087020A true JP2017087020A (ja) 2017-05-25
JP2017087020A5 JP2017087020A5 (ja) 2018-07-19
JP6697136B2 JP6697136B2 (ja) 2020-05-20

Family

ID=58767152

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017031771A Active JP6697136B2 (ja) 2017-02-23 2017-02-23 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6697136B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007007079A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Naito Shokai:Kk 弾球遊技機の球抜き装置
JP2013013632A (ja) * 2011-07-05 2013-01-24 Heiwa Corp 遊技機
JP2013233340A (ja) * 2012-05-10 2013-11-21 Adachi Light Co Ltd 遊技機における球払出装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007007079A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Naito Shokai:Kk 弾球遊技機の球抜き装置
JP2013013632A (ja) * 2011-07-05 2013-01-24 Heiwa Corp 遊技機
JP2013233340A (ja) * 2012-05-10 2013-11-21 Adachi Light Co Ltd 遊技機における球払出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6697136B2 (ja) 2020-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4949739B2 (ja) 遊技機
JP6112492B2 (ja) 遊技機
JP6497529B2 (ja) 遊技機
JP6103781B2 (ja) 遊技機
JP2017087020A (ja) 遊技機
JP6758584B2 (ja) 遊技機
JP5670292B2 (ja) 遊技機
JP2007000426A (ja) 遊技機
JP5372676B2 (ja) 遊技機の球流下機構
JP5643950B2 (ja) 遊技機
JP2008229243A (ja) 遊技球排出構造および遊技機
JP3734734B2 (ja) 弾球遊技機
JP2009061316A (ja) 遊技機
JP6593884B2 (ja) 遊技機
JP6021286B1 (ja) 遊技機
JP5024743B2 (ja) 遊技機
JP5550867B2 (ja) 遊技機の球流下機構
JP3088638B2 (ja) 弾球遊技機の通路装置
JP5975413B1 (ja) 遊技機
JP4922099B2 (ja) 遊技機
JP5212668B2 (ja) 遊技機
JP2966319B2 (ja) 弾球遊技機の通路装置
JP4922100B2 (ja) 遊技機
JP2016214896A (ja) 遊技機
JP2001017703A (ja) 弾球遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180605

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180605

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190226

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190827

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200319

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6697136

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250