JP6103781B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技球を下方に向けて案内する誘導樋の下端部に備えた払出装置にて遊技球を堰き止め、所定の払出条件の成立に起因して払出装置が所定個数の遊技球を通過させて遊技者に払い出す遊技機に関する。
従来、この種の遊技機として、払出装置において、円盤の外周面に複数の球受容凹部を有する堰止部材を、上下方向に延びた誘導樋の途中に配置して備えたものが知られている。この遊技機では、通常は、誘導樋内の遊技球群を堰止部材の外周面で受け止め、所定の払出条件の成立に起因して堰止部材が回転駆動され、順次、遊技球が球受容凹部に受容されて堰止部材の下方へと送られるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−11042号公報(図7、図12)
しかしながら、上記した従来の遊技機では、遊技球群の流下圧力に堰止部材が耐え得る強度を確保するために堰止部材及びその支持部が大きくなり、払出装置全体も大きくなっていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、従来より払出装置を小さくすることが可能な遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、遊技球を下方に向けて案内する誘導樋と、前記誘導樋の下端部に設けられ、通常は前記誘導樋を流下してくる遊技球を堰き止めると共に、予め定められた所定の払出条件の成立に起因して所定個数の遊技球を通過させて遊技者に払い出す払出装置とを備えた遊技機において、前記払出装置には、電気的駆動源と、前記誘導樋に形成された樋側部貫通孔を通して前記誘導樋内に突入し、前記誘導樋の一内側面である樋内堰止側面と協働して遊技球を堰き止めると共に前記電気的駆動源にて駆動されてその駆動量に応じた数の遊技球を通過させる堰止部材とが備えられ、前記堰止部材には、堰き止めた遊技球の流下圧力を前記樋内堰止側面側に逃がすように遊技球の流下方向に対して傾斜した当接傾斜面が備えられ、前記堰止部材は、回転シャフトから螺旋ブレードが張り出した構造をなしかつ前記電気的駆動源としてのモータにて回転駆動されるスクリューであり、前記払出装置には、互いに平行になって略水平方向で対向する1対の主平板部と、前記1対の主平板部の間に挟まれて、それら主平板部の対向方向と略直交する方向で対向する1対の樋仕切壁とを有する装置ケースが備えられて、前記装置ケース内の前記誘導樋が、前記1対の主平板部の一部と前記1対の樋仕切壁とで構成され、前記回転シャフトは、片持ち状態で回転可能に支持されると共に、軸方向の一部に前記螺旋ブレードを有しない円柱部を備え、前記払出装置には、一方の前記主平板部における前記円柱部との対向位置に形成された螺子孔と、前記螺子孔に螺合し、前記装置ケースの外部から螺合操作されて先端部が前記円柱部に摺接可能に当接した調整螺子とが備えられている遊技機である。
[請求項1の発明]
請求項1の遊技機では、払出装置の堰止部材が、誘導樋に形成された樋側部貫通孔を通して誘導樋内に突入し、誘導樋の一内側面である樋内堰止側面と協働して遊技球を堰き止める。そして、その堰止部材には、流下圧力を樋内堰止側面側に逃がすように傾斜した当接傾斜面が備えられているので、堰止部材に対する遊技球群の流下圧力の負担が従来より軽減される。これにより、堰止部材及びその堰止部材の支持部を従来より小さくして、払出装置全体の小型化を図ることができる。
また、装置ケースの外部から装置ケース内の堰止部材の傾きを調整することができる。
本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図 パチンコ遊技機の背面図 払出装置の分解図 閉位置における払出装置の断面図 開位置における払出装置の断面図 払出装置の側断面図 払出装置の斜視図 払出装置の平断面図 閉位置における払出装置の断面図 開位置における払出装置の断面図
[第1実施形態]
以下、本発明の一実施形態のパチンコ遊技機10(本発明の「遊技機」に相当する)を図1〜図10に基づいて説明する。図1に示すように、パチンコ遊技機10は、前面が前面枠10Zに覆われており、その前面枠10Zに形成されたガラス窓10Wを通して遊技盤11の遊技領域R1が視認可能となっている。
ガラス窓10Wの下方には、上皿26と下皿27とが上下2段に並べて配置されている。パチンコ遊技機10の前面に向かって上皿26の右側方には、上皿26に貯留された遊技球を下皿27に排出する球抜きボタン26Aが備えられている。下皿27の右側方には、図示しない、所謂、ドル箱に遊技球を排出する球排出ボタン27Aが備えられると共に、球貸し状態表示モニタ27B及び球貸し操作ボタン27Cが備えられている。また、下皿27の左側方には、操作ボタン28Aが備えられている。さらに、パチンコ遊技機10の前面のうち、右下角部には操作ノブ28Bが備えられている。操作ノブ28Bを操作すると、上皿26に貯留された遊技球が、順次、遊技領域R1へと弾き出される。
遊技領域R1は略円形状となっていて、ガイドレール12により囲まれている。遊技盤11のうち遊技領域R1の中央には、遊技盤表示窓11Wが貫通形成され、遊技盤表示窓11Wを通して液晶表示装置24の液晶画面24Gが前方に臨んでいる。
遊技盤表示窓11Wの開口縁には、表示装飾枠23が取り付けられている。表示装飾枠23は、遊技盤11の前面側から遊技盤表示窓11Wに嵌め込まれて遊技盤11の前面から突出し、遊技領域R1を流下する遊技球が表示装飾枠23の内側に進入することを規制している。
遊技領域R1のうち表示装飾枠23の下方における左右方向の中央部には、始動入賞口14A,14B、大入賞口15、アウト口16が上から順に並べて配置され、大入賞口15の左右両側にはガイドレール12に沿って複数の一般入賞口20が配置されている。遊技領域R1を流下した遊技球が始動入賞口14A,14Bの何れかに入球すると当否判定が行われて、その当否判定結果が液晶画面24Gにて表示される。そして、当否判定結果が当りになると、複数ラウンドに亘って所定期間(例えば、10秒)、大入賞口15に遊技球が入賞可能となり、これにより大入賞口15に多くの遊技球が入球する。これら入賞口14A,14B,15,20に遊技球が入球すると、パチンコ遊技機10の裏側に備えられた払出装置50から所定個数(例えば、1球入球に付き、一般入賞口20では1個、始動入賞口14A,14Bでは4個、大入賞口15で10個)の遊技球が上皿26に払い出される。なお、これら入賞口14A,14B,15,20の何れにも入球しなかった遊技球は、アウト口16に取り込まれ、遊技盤11の下方に備えられた図示しないダクトからパチンコ遊技機10が設置された遊技ホールの遊技球循環システムに送られる。
以下に、遊技球循環システムから供給された遊技球の払い出しに関する構成を説明する。なお、以下の説明においては、特記しない限り、「右側」とは、パチンコ遊技機10を裏側から見たときの「右側」をいい、その反対を「左側」ということとする。
図2に示すように、パチンコ遊技機10の裏側には、遊技球循環システムから供給された遊技球を貯留する貯留タンク30と、貯留タンク30に貯留された遊技球群を1列1段に整列して右辺部まで案内する傾斜樋31と、傾斜樋31により右辺部まで案内された遊技球を下方へ案内する1列構造の誘導樋61とが備えられている。
誘導樋61の下端部には払出装置50が配置されていて、払出条件が成立すると、払出装置50により所定個数の遊技球が払い出される。そして、払出装置50に払い出された遊技球は、払出装置50の下方に設けられ、誘導樋61の下端部と連結した案内流路45を通過して上皿26又は下皿27へと案内される。なお、誘導樋61は、パチンコ遊技機10の右側辺部に配置されたケース体40K内の流路と、払出装置50内の装置内流路61Rとから構成されている。また、誘導樋61の中間位置には、誘導樋61内を流下する遊技球の有無を検知する検知センサ40が備えられ、遊技球の有無及び遊技球同士に長い間隔が生じているか否かを払出装置50に伝達可能となっている。
以下、払出装置50について詳細を説明する。
図3に示すように、払出装置50は、縦方向に長い矩形状の装置ケース60と、装置ケース60の裏側(図3における手前側)を覆う装置カバー90とを備えている。このうち装置ケース60には、誘導樋61の一部である装置内流路61Rと、誘導樋61から分岐して遊技球をパチンコ遊技機10から排出可能な球抜樋64とが形成されている。
詳細には、装置ケース60は、互いに平行になってパチンコ遊技機10の前後方向で遊技球1つ分の間隔をあけて対向する1対の主平板部60A,60B(本発明の「平坦対向壁」に相当する)と、1対の主平板部60A,60Bのうち図3における奥側の奥側主平板60Aから図3における手前側の手前側主平板60Bに向かって起立し、それら主平板部60A,60Bの対向方向と直交する方向で遊技球1つ分の間隔をあけて対向する第1及び第2の湾曲対向壁62,63(本発明の「樋仕切壁」に相当する)とを有している。これら第1及び第2の湾曲対向壁62,63に挟まれた部分が、遊技球が1列になって流下する装置内流路61Rとなっている。
図4に示すように、第1及び第2の湾曲対向壁62,63にはその上部に、それぞれ上下方向に直線状に延びて対向する1対の上部直線部62A,63Aが形成されている。また、左方の第1湾曲対向壁62には、上部直線部62Aの下端部から第2湾曲対向壁63から離れる側に屈曲しかつ外側に膨らむ放物線状をなした第1湾曲ガイド部62Bが形成され、右方の第2湾曲対向壁63には、上部直線部63Aの下端部から下方に向かうに従って徐々に第1湾曲対向壁62側に接近しかつ外側に膨らむように湾曲する第2湾曲ガイド部63Bが備えられている。
第1湾曲対向壁62のうち第1湾曲ガイド部62Bの下方には、第1湾曲ガイド部62Bの下端部から遊技球1.5〜2.5球分離れた位置から下方に延びた下部ガイド部62Eが設けられ、第2湾曲対向壁63のうち第2湾曲ガイド部63Bの下方には、第2湾曲ガイド部63Bの下端部から遊技球3〜5球分離れた位置から下方に延びた下部ガイド部63Eが設けられている。下部ガイド部62E,63Eは遊技球1つ分の間隔で互いに対向していて、これらの間は、払い出しが確定した遊技球を案内流路45に誘導する払出領域61Hとなっている。なお、払出領域61Hには、払出領域61Hを流下する遊技球の個数をカウントする遊技球カウントセンサ95が設けられている。
第2湾曲対向壁63における第2湾曲ガイド部63Bと下部ガイド部63Eとの間は、本発明の球抜孔63Cとなっている。この球抜孔63Cには、球抜孔63Cを開閉可能な球抜扉部材71と補助扉部材72とが上下に並んで配置されていて、球抜孔63Cのうち下側の補助扉部材72によって開閉される部分が本発明の下側拡張部63Dに相当する。また、上述した球抜樋64は、これら球抜孔63Cから右下方へ延びている。
上側の球抜扉部材71は、その上端部に設けられた回動支持孔71Aに、奥側主平板60Aのうち第2湾曲ガイド部63Bの下方から突出する回動支持軸73Jが挿通されて、図4に示される閉位置と図5に示される開位置との間を回動可能になっている。球抜扉部材71はその左側面が平坦な樋内堰止側面71Mとなっている。この樋内堰止側面71Mは、図4に示す閉位置に配されている状態(以下、適宜、「閉塞状態」という)では、やや左下がりに傾斜している。また、球抜扉部材71のうち、樋内堰止側面71Mと反対側の側面には図4に示す閉塞状態で鉛直方向に延びた係合側面71N(本発明の「第1係合部」に相当する)が形成されている。
下側の補助扉部材72は、その下端部に設けられた補助回動支持孔72Aに、第2湾曲対向壁63の下部ガイド部63Eの上方から突出する補助扉回転支持軸73Hが挿通されて、図4に示される閉位置と図5に示される開位置との間を回動可能になっている。補助扉部材72には、図4に示す閉塞状態においてその回動軸から上方へ延びて下側拡張部63Dを閉塞するブロック体72Bと、ブロック体72Bの後面に配されてその下端部分から球抜樋64側に延びる回動板72Kと、回動板72Kのうちブロック体72Bと反対側の端部に設けられて後方に突出した係合ピン72P(本発明の「第2係合部」に相当する)とが備えられている。なお、手前側主平板60Bには、図3に示すように、扇状の補助孔68Bが形成されていて、補助扉部材72は、ブロック体72Bが手前側主平板60Bの前方(図3における奥側)に、回動板72Kが手前側主平板60Bの後方(図3における手前側)にそれぞれ配されるように、補助孔68Bを挿通している。
これら球抜扉部材71と補助扉部材72とは、連動部材75によって開閉操作可能になっている。図3に示すように、連動部材75は、縦方向に長い矩形状のプレート部75Pを有し、手前側主平板60Bと装置カバー90との間に上下動可能に保持されている。連動部材75のプレート部75Pには、上下方向の中央部から奥側に突出する係合突片75T(本発明の「第1被係合部」に相当する)が設けられると共に、下端部に貫通形成された逆L字状の係合孔75A(本発明の「第2被係合部」に相当する)が設けられている。また、連動部材75のプレート部75Pのうち後面(図3における手前側面)の中央部には摘み部76(本発明の「操作部」に相当する)が設けられていて、装置カバー90には摘み部76を露出させる操作孔90Aが形成されている。なお、手前側主平板60Bには、連動部材75の係合突片75Tを手前側主平板60Bの前方へ突出させるための縦長矩形状の補助孔68Aが形成されている。
連動部材75は、通常時は図4に示す下端位置に配されている。このとき、連動部材75の係合突片75Tが球抜扉部材71の係合側面71Nに球抜樋64側から当接して、球抜扉部材71の球抜樋64側への回動を規制する。また、補助扉部材72の係合ピン72Pが連動部材75の係合孔75Aの右上端部に位置決めされて、ブロック体72Bが起立状態に保持される(図9参照)。つまり、連動部材75が下端位置に配されているときは、球抜扉部材71と補助扉部材72とが閉塞状態に保持される。
そして、連動部材75が上方へ移動すると、係合突片75Tが上方に移動して、係合突片75Tと球抜扉部材71の係合側面71Nとの係合が解除され、球抜扉部材71が開位置へ回動可能になると共に、補助扉部材72の係合ピン72Pが係合孔75Aによって上方に押されるように回動することで補助扉部材72が誘導樋61側に倒れて閉位置に移動する。なお、このときの球抜扉部材71と補助扉部材72との状態を、適宜、「開放状態」という。
図4に示すように、装置ケース60のうち第1湾曲対向壁62の左方部は、本発明の「堰止部材」に相当するスクリュー80と、スクリュー80の駆動源であるステッピングモータ81(本発明の「電気的駆動源」・「モータ」に相当する)とを収容する収容部66となっている。収容部66は、第1湾曲ガイド部62Bの上端部近傍から左方に向かってやや左上がりに延びたモータ仕切壁65Sによって、上収容部66K(本発明の「駆動源収容部」に相当する)と下収容部66Dとに区画されている。そして、上収容部66Kにステッピングモータ81が収容されると共に、下収容部66Dにスクリュー80が収容されている。
ステッピングモータ81は円筒状をなし、その下端部から張り出す支持部81Sが装置ケース60の支持凹部66S(図3参照)に挿通されることで、払出装置50に固定されている。また、ステッピングモータ81の中央位置からは、ステッピングモータ81に駆動されて回転する回転支持軸83が垂下している。なお、モータ仕切壁65Sには半円状の切り欠き部66Hが形成され、この切り欠き部66Hには回転支持軸83が配置される。
図4に示すように、スクリュー80は、円柱状の回転シャフト84Aから螺旋ブレード84Bが張り出した堰止部84と、回転シャフト84Aよりも小径で、堰止部84の上端位置から上方に突出する円柱部85とを備え、中心に回転支持軸83が挿入されて固定されている。
スクリュー80の堰止部84は、第1湾曲対向壁62における第1湾曲ガイド部62Bと下部ガイド部62Eとの間の樋側部貫通孔62Cから誘導樋61内に突出している。この堰止部84の螺旋ブレード84Bは、反時計回りに下るように傾斜すると共に、下方に向かうにつれ側方への張り出しが大きくなるように形成されている。螺旋ブレード82Bのうち誘導樋61側に突出する部分と、閉塞状態の球抜扉部材71の樋内堰止側面71Mと、の間は遊技球の幅よりも狭くなっていて、スクリュー80の停止時は、堰止部84の螺旋ブレード84Bと閉塞状態の球抜扉部材71の樋内堰止側面71Mとの間に遊技球が堰き止められる。そして、スクリュー80が回転駆動されると螺旋ブレード84Bの回転に沿って遊技球が下方へ移動して払出領域61Hへ落下する。なお、本実施形態の払出装置50では、スクリュー80が1回転すると1つの遊技球が流下する。
図3に示すように、装置ケース60のうち手前側主平板60Bには、外側に膨出してステッピングモータ81の一側面を受容する膨出受容部66Aと、同じく外側に膨出してスクリュー80の一側面を受容する堰止受容部66Bとが形成されている。これにより、装置ケース60全体を大きくせずに済む。さらに、ステッピングモータ81を覆う膨出受容部66Aには複数の放熱孔66Cが貫通形成されていて、ステッピングモータ81の加熱異常が防がれる。また、図6に示すように、装置カバー90及び手前側主平板60Bには手前側主平板60Bにおける膨出受容部66Aと堰止受容部66Bとの間に螺子孔67,94が貫通形成されている。この螺子孔67,94に調整螺子96を螺合してその先端部をスクリュー80の円柱部85に当接させることで、払出装置50の外部から装置ケース60内のスクリュー80の傾きを調整することができる。
さて、上述したように、払出装置50はスクリュー80と球抜扉部材71との間で遊技球を堰き止める構成となっている。ここで、本実施形態のパチンコ遊技機10では、スクリュー80における螺旋ブレード84Bの上面が、遊技球の流下圧力を樋内堰止側面71M側に逃がすように傾斜した当接傾斜面84Mとなっている。また、スクリュー80の中心軸は樋内堰止側面71Mと略平行で且つ重力方向に対して傾斜し、スクリュー80が樋内堰止側面71Mに対して斜め上方から対向するように配置されている。
また、図7に示すように、誘導樋61のうち第1、第2の湾曲ガイド部62B,63Bより下方部分には、奥側主平板60Aの一部が内側に隆起して上下方向に延びた突条の樋内突部65が形成されている。図8に示すように、樋内突部65は、誘導樋61のうち、球抜孔63C寄り位置からスクリュー80側に向かうに従って内側に近づくように傾斜する傾斜面65Mと、傾斜面65Mのうちスクリュー80側の端部からスクリュー80側に延びる平坦面65Hとを有している。また、この樋内突部65の稜線は重力方向に対して傾斜すると共に、樋内堰止側面71Mに対して斜め上方から対向するように配置されている。
本実施形態のパチンコ遊技機10の構成に関する説明は以上である。次に、このパチンコ遊技機10の作用効果について説明する。
遊技球循環システムから供給された遊技球群は、傾斜樋31により1列1段に整列されて誘導樋61へ導入され、払出装置50へ案内される。本実施形態では、誘導樋61が1列構造をなしているので、パチンコ遊技機10の裏面側における部品の配置スペースを広くすることができる。また、払出装置50の小型化が図られる。
パチンコ遊技機10の稼働中は、連動部材75が下端位置に配置され、球抜扉部材71及び補助扉部材72が閉塞状態となっている。そして、通常時は、ステッピングモータ81が停止していて、誘導樋61内の遊技球のうち最下端の遊技球がスクリュー80の螺旋ブレード82Bと球抜扉部材71との間に保持されて堰き止められている。
所定の払出条件(各種入賞口14A,14B,15,20への遊技球の入賞又は球貸し操作ボタン27Cの操作)が成立すると、ステッピングモータ81によりスクリュー80が回転駆動され、所定個数の遊技球を払出領域61Hへと流下させる。このとき、螺旋ブレード82Bは、遊技球の流下方向の下流側に向かうほど回転シャフト84Aからの張り出し量が大きくなっているので、隣合った遊技球同士の間に螺旋ブレード82Bをスムーズに入り込ませることができる。また、払出装置50の上流には、誘導樋61内を流下する遊技球の有無を検知する検知センサが備えられているため、球切れが起こった場合又は遊技球同士の間に大きな間隔が生じている場合にステッピングモータ81を停止することができる。
所定個数の遊技球が払い出されると、ステッピングモータ81が停止して払い出しを終了する。そして、再び、誘導樋61内の遊技球のうち最下端の遊技球が、スクリュー80と球抜扉部材71との間に保持されて堰き止められる。
ここで、本実施形態のパチンコ遊技機10では、螺旋ブレード82Bの当接傾斜面84Mが最下端に位置する遊技球の流下圧力を樋内堰止側面71M側に逃がすように傾斜しているので、スクリュー80に対する遊技球群の流下圧力の負担が従来より軽減される。これにより、スクリュー80及びそのスクリュー80の支持部を従来より小さくすることができ、払出装置50全体の小型化が図られる。
また、スクリュー80が傾斜して樋内堰止側71M面に対して斜め上方から対向しているので、遊技球に係る重力の負担をスクリュー80よりも樋内堰止側面71Mに大きくかけることができ、スクリュー80への負担がより軽減される。さらに、誘導樋61のうちスクリュー80の上方部分が第1と第2の湾曲ガイド部62B,63Bにより屈曲しているので、その屈曲部分で遊技球の流下圧力が受け止められてスクリュー80への負担がより軽減される。
また、誘導樋61のうち第1と第2の湾曲ガイド部62B,63Bより下方部分には、内側に突出した樋内突部65が設けられているので、樋内堰止側面71M側からスクリュー80側に向けて流下する遊技球が樋内突部65に当接してその勢いが緩和され、スクリュー80にかかる負担をより軽減することができる。さらに、樋内突部65には外側に膨らむように湾曲した傾斜面65Mが形成されているので、スクリュー80側に向けて流下する遊技球の勢いを抑制しつつも、遊技球を樋内突部65にスムーズに乗り上げさせることができる。また、樋内突部65が樋内堰止側面71Mに対して斜め上方から対向するように延びているので、遊技球の流下圧力を樋内堰止側面71Mに大きくかけることが可能となる。これにより、スクリュー80への流下圧力の負担がより抑制される。
ところで、パチンコ遊技機10の裏面の掃除や、パチンコ遊技機10の移動を行うときには、パチンコ遊技機10内の遊技球を全て抜き出す必要がある。このとき、作業者は連動部材75を下端位置から上端位置へ移動させることで、球抜きを行うことができる。詳細には、スクリュー80と球抜扉部材71の樋内堰止側面71Mとの間に遊技球が堰き止められた状態で連動部材75を上方へ移動させると、球抜扉部材71が回動可能となると共に補助扉部材72が誘導樋61側に倒れて払出領域61Hを塞ぐため、堰き止められていた遊技球が球抜扉部材71を球抜樋64側に押し込んで補助扉部材72上に落下し、球抜孔63Cを通過して球抜樋64へと案内される。そして、誘導樋61に連なっている遊技球群が連続して球抜樋64へと排出される。なお、球抜樋64に進入した遊技球は、図示しないダクトに回収されて遊技球循環システムに送られる。
このように、本実施形態では、連動部材75を操作して球抜扉部材71と補助扉部材72とを一度に開閉することができる。これにより、球抜孔63Cが一度に閉状態から開状態へと変更されるので、球抜き作業を効率良く行うことができる。また、球抜孔63Cは、スクリュー80と球抜扉部材71とで保持する最下端の遊技球よりも下方で開放するので、最下端で保持されていた遊技球を含め全ての遊技球を球抜樋64へと流下させることができる。
また、誘導樋61には樋内突部65が形成されているので、球抜孔63Cが開放されると、誘導樋61を流下する遊技球は傾斜面65Mを伝ってスムーズに球抜孔63C側へと案内される。なお、補助扉部材72は、遊技球を検出する球検出センサ54よりも上方で誘導樋61を閉塞しているので、球抜きを行うときに、それらの遊技球の誤検出を防ぐことが可能となり、遊技球数の管理データに悪影響を及ぼすことがない。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、本発明の「堰止部材」がスクリュー80であったが、所謂、スプロケットであってもよい。スプロケットは円盤状の回転体から複数の翼片が等間隔に張り出した構造をなし、各翼片には樋内堰止側面側に遊技球の流下圧力を逃がすように傾斜した当接傾斜面が形成されている。なお、スプロケットと翼片とで遊技球を保持したとき、その翼片の下端部が回転体の中心よりも下方に配置されることが望ましい。これにより、回転体にかかる遊技球の流下押圧を抑えることが可能となる。
(2)上記実施形態では、球抜孔63Cを球抜扉部材71と補助扉部材72との2つの部材で開閉していたが、1つの部材で開閉してもよい。
(3)上記実施形態では、樋内堰止側面71Mが球抜扉部材71の一側面に形成されていたが、樋内堰止側面が第2湾曲対向壁63の一部に形成されていてもよい。
(4)上記実施形態では、樋内突部65に傾斜面65Mが備えられていたが、傾斜面を備えない構成としてもよい。
(5)上記実施形態では、樋内突部65は奥側主平板60Aが隆起して形成されていたが、奥側主平板の内側面に樋内突部を取りつける構成としてもよい。
(6)上記実施形態では、調整螺子96は円柱部85のうちスクリュー80の回転中心と対向する位置で当接したが、調整螺子を円柱部のうち堰止部材回の回転中心軸とずらした位置で当接させてもよい。この構成にすれば、誘導樋に突出する螺旋ブレードの張り出し量を調節することができる。
なお、上記実施形態及び他の実施形態(1)〜(6)には、以下の[1]〜[18]の構成が含まれている。
[1]
遊技球を下方に向けて案内する誘導樋と、
前記誘導樋の下端部に設けられ、通常は前記誘導樋を流下してくる遊技球を堰き止めると共に、予め定められた所定の払出条件の成立に起因して所定個数の遊技球を通過させて遊技者に払い出す払出装置とを備えた遊技機において、
前記払出装置には、電気的駆動源と、前記誘導樋に形成された樋側部貫通孔を通して前記誘導樋内に突入し、前記誘導樋の一内側面である樋内堰止側面と協働して遊技球を堰き止めると共に前記電気的駆動源にて駆動されてその駆動量に応じた数の遊技球を通過させる堰止部材とが備えられ、
前記堰止部材には、堰き止めた遊技球の流下圧力を前記樋内堰止側面側に逃がすように遊技球の流下方向に対して傾斜した当接傾斜面が備えられている遊技機。
[1]の遊技機では、払出装置の堰止部材が、誘導樋に形成された樋側部貫通孔を通して誘導樋内に突入し、誘導樋の一内側面である樋内堰止側面と協働して遊技球を堰き止める。そして、その堰止部材には、流下圧力を樋内堰止側面側に逃がすように傾斜した当接傾斜面が備えられているので、堰止部材に対する遊技球群の流下圧力の負担が従来より軽減される。これにより、堰止部材及びその堰止部材の支持部を従来より小さくして、払出装置全体の小型化を図ることができる。
[2]
前記誘導樋は、複数の遊技球を1列に並べて流下させる1列構造をなしている[1]に記載の遊技機。
[2]の遊技機では、誘導樋が、複数の遊技球を1列に並べて流下させる1列構造をなしているので、このことによっても払出装置の小型化が図られる。
[3]
前記誘導樋は、前記堰止部材に対して前記樋内堰止側面の斜め上方から遊技球を向かわせるように案内し、
前記誘導樋のうち、前記堰止部材と前記樋内堰止側面との間の一内側面には、前記樋内堰止側面側から前記堰止部材側に向かう遊技球と当接可能な樋内突部が形成されている[1]又は[2]に記載の遊技機。
[3]の構成によれば、誘導樋には樋内突部が突出しているので、樋内堰止側面側から堰止部材側に向かって流下する遊技球と樋内突部とが当接することで、遊技球の勢いを緩和することが可能となる。これにより、堰止部材にかかる負担を軽減することが可能になると考えられる。
[4]
前記樋内突部は、前記誘導樋に沿って延びる断面形状が略台形の突条をなし、
前記樋内堰止側面側から前記堰止部材側に向かうに従って内側に近づくように傾斜すると共に、前記樋内堰止側面側から前記堰止部材側に向かう遊技球と当接可能な傾斜面を有する[3]に記載の遊技機。
[4]の遊技機では、樋内堰止側面側から流下する遊技球が傾斜面を伝い樋内突部へと乗り上がることが可能となる。
[5]
前記傾斜面が、外側に膨らむように湾曲している[4]に記載の遊技機。
さらに、[5]の構成によれば、傾斜面が外側に膨らむように湾曲しているので、堰止部材側へと流下する遊技球の勢いをそぎつつ、樋内突部をスムーズに乗り上げることが可能となる。
[6]
前記樋内突部の稜線は、重力方向に対して傾斜すると共に、前記樋内堰止側面に対して斜め上方から対向するように配置されている[4]又は[5]に記載の遊技機。
[6]の構成によれば、樋内突部が樋内堰止側面に対して斜め上方から対向するように延びているので、遊技球の流下圧力を樋内堰止側面に大きくかけることが可能となる。これにより、堰止部材への流下圧力の負担を抑制することが可能となる。
[7]
前記堰止部材は、回転シャフトから螺旋ブレードが張り出した構造をなしかつ前記電気的駆動源としてのモータにて回転駆動されるスクリューであり、
前記螺旋ブレードが前記樋側部貫通孔を通して前記誘導樋の内部に張り出しかつ前記回転シャフトが遊技球の流下方向に沿った状態に配置されて、前記螺旋ブレードに前記当接斜面が形成されている[1]乃至[6]の何れか1に記載の遊技機。
[7]の遊技機では、堰止部材は、回転シャフトから螺旋ブレードが張り出した構造の堰止部材であり、螺旋ブレードが樋側部貫通孔を通して誘導樋の内部に張り出しかつ回転シャフトが遊技球の流下方向に沿った状態に配置されるので、誘導樋の側方から堰止部材が大きく張り出すことが抑えられ、払出装置がコンパクトになる。
[8]
前記樋内堰止側面及び前記スクリューの回転軸が互いに略平行でかつ重力方向に対して傾斜し、前記スクリューが前記樋内堰止側面に対して斜め上方から対向している[7]に記載の遊技機。
[8]の遊技機では、樋内堰止側面及び堰止部材の回転軸が互いに略平行でかつ重力方向に対して傾斜し、堰止部材が樋内堰止側面に対して斜め上方から対向していることで、遊技球に係る重力の負担も堰止部材より樋内堰止側面が大きくなる。
[9]
遊技球の流下方向の下流側に向かうほど、前記スクリューの回転中心からの前記螺旋ブレードの張り出し量が大きくなっている[7]又は[8]に記載の遊技機。
[9]の遊技機では、遊技球の流下方向の下流側に向かうほど、スクリューの回転中心からの螺旋ブレードの張り出し量が大きくなっているので、隣合った遊技球同士の件に螺旋ブレードをスムーズに入り込ませることができる。
[10]
前記払出装置には、互いに平行になって略水平方向で遊技球1つ分の間隔を空けて対向する1対の平坦対向壁と、前記1対の平坦対向壁の対向方向と略直交する方向で遊技球1つ分の間隔を空けて対向し、少なくとも一部が湾曲した第1及び第2の湾曲対向壁とから構成される払出誘導樋が前記誘導樋の一部として備えられ、
前記第1及び第2の湾曲対向壁には、上下方向に直線状に延びて対向した1対の上部直線部と、前記第1湾曲対向壁の前記上部直線部の下端から前記第2湾曲対向壁から離れる側に屈曲しかつ外側に膨らむ放物線状をなした第1湾曲ガイド部と、前記第2湾曲対向壁の前記上部直線部の下端から下方に向かうに従って徐々に第1湾曲対向壁側に接近しかつ外側に膨らむように湾曲すると共に略水平方向で前記第1湾曲ガイド部に対向した第2湾曲ガイド部と、前記第2湾曲ガイド部の下端部から下方に屈曲して延びた下部ガイド部とが備えられ、
前記第1湾曲対向壁における前記第1湾曲ガイド部の下隣に前記樋側部貫通孔が配置されている[7]乃至[9]の何れか1に記載の遊技機。
[10]の遊技機では、払出装置に、1対の平坦対向壁と、第1及び第2の湾曲対向壁とから構成される誘導樋の一部としての払出誘導樋が備えられている。そして、第1及び第2の湾曲対向壁に備えた第1と第2の湾曲ガイド部によって払出誘導樋の中間部分が屈曲し、その屈曲部分で流下圧力が受け止められて堰止部材への負担が軽減される。また、遊技球が流下する際には、第1及び第2の湾曲対向壁の1対の上部直線部の間を通過した遊技球が第2湾曲ガイド部の外側に膨らんだ曲面に案内されて第1湾曲ガイド部に向かい、その第1湾曲ガイド部の外側に膨らんだ曲面に案内されて下方に向かう。これにより、遊技球がスムーズに流れる。
[11]
前記払出装置には、互いに平行になって略水平方向で遊技球1つ分の間隔を空けて対向する1対の主平板部と、前記1対の主平板部の間に挟まれて、それら主平板部の対向方向と略直交する方向で遊技球1つ分の間隔を空けて対向する1対の樋仕切壁とを有する装置ケースが備えられて、前記装置ケース内の前記誘導樋が、前記1対の主平板部の一部と前記1対の樋仕切壁とで構成されると共に、前記装置ケース内のうち前記誘導樋の一側方に前記モータ及び前記スクリューを収容する駆動源収容部が備えられている[7]乃至[10]の何れか1に記載の遊技機。
[11]の遊技機では、1列構造の誘導樋を内部に備えた装置ケースのその誘導樋の一側方にモータ及び堰止部材を収容する駆動源収容部が備えられているので、払出装置全体がコンパクトになる。
[12]
前記回転シャフトは、片持ち状態で回転可能に支持されると共に、軸方向の一部に前記螺旋ブレードを有しない円柱部を備え、
前記払出装置には、一方の前記主平板部における前記円柱部との対向位置に形成された螺子孔と、前記螺子孔に螺合し、前記装置ケースの外部から螺合操作されて先端部が前記円柱部に摺接可能に当接した調整螺子とが備えられている[11]に記載の遊技機。
[12]の遊技機では、装置ケースの外部から装置ケース内の堰止部材の傾きを調整することができる。
[13]
一方の前記主平板部の一部を外側に膨出させてなり、前記モータの一側部を受容した膨出受容部と、
前記膨出受容部に貫通形成された放熱孔とを備えた[11]又は[12]に記載の遊技機。
[13]の遊技機では、装置ケースの一部を外側に膨出させてモータの一側部を受容する膨出受容部を設けたので、装置ケース全体を大きくせずに済む。また、膨出受容部に放熱孔を形成したことで、モータの加熱異常を防ぐことができる。
[14]
前記誘導樋のうち前記樋内堰止側面を有する部分を球抜扉部材として分離し、前記払出装置にて堰き止められた遊技球を排出するための球抜孔を形成し、
前記球抜扉部材が、前記球抜孔を閉塞する閉位置と、前記球抜孔を開放する開位置とに移動可能に支持されている[1]乃至[13]の何れか1に記載の遊技機。
[14]の遊技機では、誘導樋のうち遊技球の流下圧力がかかる樋内堰止側面を有する部分に球抜孔を形成して球抜扉部材で開閉可能としたので、球抜孔を開いたときには遊技球がスムーズに排出され、球抜き作業を効率良く行うことができる。
[15]
前記誘導樋のうち前記閉位置の前記球抜扉部材より下方部分を補助扉部材として分離して、前記球抜孔に下方に拡張された下側拡張部を設け、
前記補助扉部材が、前記球抜孔の下端部近傍に回動可能に支持され、前記球抜孔の前記下側拡張部を閉塞する補助閉位置と、前記補助閉位置より前記誘導樋の内側に回動して前記球抜孔の前記下側拡張部を開放しかつ前記誘導樋を前記球抜孔より下方で遮蔽して前記誘導樋内の遊技球を前記球抜孔へと案内する補助開位置とに移動する[14]に記載の遊技機。
[15]の遊技機では、球抜孔が閉位置の球抜扉部材より下方に拡張されて下側拡張部が形成され、球抜孔の下端部近傍に回動可能に支持された補助扉部材が通常は補助閉位置に配置されて下側拡張部が閉塞されている。そして、補助扉部材が補助開位置まで回動すると、下側拡張部が開放されると共に、補助扉部材が誘導樋を球抜孔より下方で遮蔽して誘導樋内の遊技球を球抜孔へと案内する。これにより、より一層、球抜き作業を効率良く行うことができる。
[16]
前記補助扉部材が前記閉位置に配置されているときに前記球抜扉部材を前記閉位置に配置し、前記補助扉部材が前記開位置に配置されているときに前記球抜扉部材を前記開位置に配置可能となるように、前記球抜扉部材と前記補助扉部材とを連動させる連動部材と、
前記連動部材を操作するための操作部とを備えた[15]に記載の遊技機。
[17]
前記連動部材は、上下動可能に支持され、
前記球抜扉部材に設けられて前記球抜扉部材が前記閉位置から前記開位置に移動するときに上方に向かって移動する第1係合部と、
前記補助扉部材に設けられて前記補助扉部材が前記補助閉位置から前記補助開位置に移動するときに上方に向かって移動する第2係合部と、
前記連動部材に形成されて前記第1係合部が係合する第1被係合部と、
前記連動部材に形成されて前記第2係合部が係合する第2被係合部とを備えた[16]に記載の遊技機。
[16]及び[17]の遊技機では、操作部にて連動部材を操作して球抜扉部材と補助扉部材とを一度に開閉することができる。これにより、球抜孔を下側拡張部も含めて一度に閉状態から開状態へと変更して、球抜き作業を効率良く行うことができる。
[18]
前記堰止部材が前記樋内堰止側面との間に遊技球を保持可能な位置で停止するように、前記堰止部材の駆動量が制御されている[1]乃至[17]の何れか1に記載の遊技機。
[18]の構成によれば、堰止部材が樋内堰止側面との間に遊技球を保持可能な位置で停止するように制御されているので、堰止部材が停止したときに遊技球が払い出されることを低減することができる。
10 パチンコ遊技機
11 遊技盤
13 機構板
26 上皿
50 払出装置
60 装置ケース
60A 奥側主平板
60B 表側主平板
61 誘導樋
62 第1湾曲対向壁
63 第2湾曲対向壁
62C 樋側部貫通孔
63C 球抜孔
65 樋内突部
71 球抜扉部材
71M 樋内堰止側面
72 補助扉部材
80 堰止部材
81 ステッピングモータ
82 スクリュー
84M 当接傾斜面

Claims (1)

  1. 遊技球を下方に向けて案内する誘導樋と、
    前記誘導樋の下端部に設けられ、通常は前記誘導樋を流下してくる遊技球を堰き止めると共に、予め定められた所定の払出条件の成立に起因して所定個数の遊技球を通過させて遊技者に払い出す払出装置とを備えた遊技機において、
    前記払出装置には、電気的駆動源と、前記誘導樋に形成された樋側部貫通孔を通して前記誘導樋内に突入し、前記誘導樋の一内側面である樋内堰止側面と協働して遊技球を堰き止めると共に前記電気的駆動源にて駆動されてその駆動量に応じた数の遊技球を通過させる堰止部材とが備えられ、
    前記堰止部材には、堰き止めた遊技球の流下圧力を前記樋内堰止側面側に逃がすように遊技球の流下方向に対して傾斜した当接傾斜面が備えられ、
    前記堰止部材は、回転シャフトから螺旋ブレードが張り出した構造をなしかつ前記電気的駆動源としてのモータにて回転駆動されるスクリューであり、
    前記払出装置には、互いに平行になって略水平方向で対向する1対の主平板部と、前記1対の主平板部の間に挟まれて、それら主平板部の対向方向と略直交する方向で対向する1対の樋仕切壁とを有する装置ケースが備えられて、前記装置ケース内の前記誘導樋が、前記1対の主平板部の一部と前記1対の樋仕切壁とで構成され、
    前記回転シャフトは、片持ち状態で回転可能に支持されると共に、軸方向の一部に前記螺旋ブレードを有しない円柱部を備え、
    前記払出装置には、一方の前記主平板部における前記円柱部との対向位置に形成された螺子孔と、前記螺子孔に螺合し、前記装置ケースの外部から螺合操作されて先端部が前記円柱部に摺接可能に当接した調整螺子とが備えられている遊技機。
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