JP2017086612A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】新たな遊技用の演出が行える遊技機を提供する。【解決手段】遊技機1は、遊技媒体を用いて遊技を行うものであって、遊技を行う遊技領域7と、遊技領域7を覆う前面部材3と、前面部材3に設けられた装飾支持ベース部20に装着される可動装飾手段21と、可動装飾手段21を駆動制御する駆動制御手段22とを備えている。そして、可動装飾手段21は、装飾支持ベース部20に対し遊技者が指触及び視認可能な露出状態に装着されており、一方、駆動制御手段22は、装飾支持ベース部20に装着された通常位置にある可動装飾手段21を露出状態のまま作動位置に移動させる第一動作と、その作動位置にある可動装飾手段21の少なくとも外観上の形態を露出状態下で変化させる第二動作と、を行うことを特徴とする。【選択図】 図4

Description

本発明は、遊技球や遊技メダル等の遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機に関する。
遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機には、遊技球を遊技媒体とするパチンコ機や、遊技用のコインを遊技媒体とするスロットマシン等がある。
例えばパチンコ機は、四角く枠組みされた枠体の前面に、遊技者に対向する前面側を構成する前面部材が設けられており、その前面部材の後側に配設された本体部に遊技盤が装着され、該遊技盤の前面に遊技球を転動落下させる遊技領域が設けられている。周知のようにパチンコ機の遊技領域には、演出表示装置・入賞装置・始動入賞口・風車・障害釘等が設けられている。
一方、スロットマシンは、前面が開放された四角い箱状の筐体前面に前面側を構成する前面部材が設けられており、前記筐体内に回転表示装置たるリールや液晶等の演出表示装置で構成される遊技領域が設けられている。
特開2001−58030号公報
遊技機の前面部材には、例えば特許文献1に記載されているように、遊技領域に対応する位置に透明板で覆われた窓部が設けられると共に該窓部の少なくとも上方及び側方を装飾するための周辺装飾部が設けられている。しかしながら現在の周辺装飾部は、専らLEDライト等による電飾が主であり、見た目の華やかさはあるものの演出的には飽和状態にある。
本発明は、上記に鑑みなされたもので、その目的は、新たな遊技用の演出が行える遊技機を提供することにある。
上記の目的を達成するため本発明は、
遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機であって、
遊技を行う遊技領域と、
該遊技領域を覆う前面部材と、
該前面部材に設けられた装飾支持ベース部に装着される可動装飾手段と、
該可動装飾手段を駆動制御する駆動制御手段と、を備え、
前記可動装飾手段は、前記装飾支持ベース部に対し遊技者が指触及び視認可能な露出状態に装着されており、
一方、前記駆動制御手段は、前記装飾支持ベース部に装着された通常位置にある前記可動装飾手段を露出状態のまま作動位置に移動させる第一動作と、その作動位置にある可動装飾手段の少なくとも外観上の形態を露出状態下で変化させる第二動作と、を行うものである遊技機を提供する。
かかる遊技機は、可動装飾手段が露出状態に装着されているため、透明カバー等による光の反射が無い分遊技者から見え易く、さらにその露出状態のまま可動装飾手段が作動位置に移動して少なくとも外観上の形態を露出状態下で変化させるため、その変化に伴う音、振動、空気の流れ等で臨場感に溢れた演出が可能である。
本発明の遊技機によれば、従来にない新たな遊技用の演出が行える。
遊技機の正面図である。 遊技機の側面図である。 遊技機の斜視図である。 図3の要部を拡大した要部拡大斜視図である。 前面部材と本体部を回動させた状態を示す遊技機の斜視図である。 遊技機の平面図である。 一部を断面にした要部拡大平面図である。 可動装飾手段を作動位置に移動させた状態を示す一部を断面にした要部拡大平面図である。 作動位置にある可動装飾手段の外観上の形態を変化させている状態を示す一部を断面にした要部拡大平面図である。 実施形態2に係る遊技機の要部拡大斜視図である。 実施形態2に係る遊技機の要部拡大側面図である。
[実施形態1]
以下に本発明の実施形態1を図1〜図9を参照しつつ説明する。
遊技機1は、遊技球(パチンコ球)を遊技媒体とするパチンコ機であり、図5に示したように、遊技場の島設備に木ねじ等で取り付けられる四角く枠組みされた枠体2(一般的に「外枠」とも称される。)と、該枠体2の前面一側(正面向かって左側)に片開きの扉状に回動自在に軸着された前面部材3と、同じく枠体2の前面一側に片開きの扉状に回動自在に軸着され且つ前記前面部材3の後面に重なり得る本体部4と、該本体部4に交換(着脱)可能に装着された遊技盤5と、を備えている。
[遊技盤]
遊技盤5は、主として木製又は合成樹脂製の板で構成され、その前面にガイドレール6で略円形に囲われた遊技領域7が形成されている。該遊技領域7は、ガイドレール6に沿って打ち込まれた遊技球を上方から下方に転動落下させるものであり、その領域内に液晶等の演出表示装置8や入賞しなかった遊技球を回収するアウト球口9が設けられ、さらに図示を省略するが、入賞口を備えた入賞装置や、始動入賞口、遊技球の落下に不規則な変化を与える風車や障害釘等が設けられている。
また、遊技盤5は、前記入賞装置の入賞口や始動入賞口に入賞した遊技球を検出する入賞球センサ等を備えると共に、後面側(遊技領域7の反対側)に該入賞球センサの各検出信号や遊技機1に設けられる各種のスイッチからの入力信号を受けて処理する一つあるいは複数の制御装置が設けられている。なお、この制御装置は、前記入力信号を受けると共に遊技の当り外れを決める抽選、可変入賞装置の動作処理等の遊技の進行を司る遊技進行制御や、後述する可動装飾手段21の駆動制御手段22等を司る演出制御等を行うものである。
ここで遊技機1の遊技の概要を示す。
遊技機1は、後述の操作ハンドル15の操作に基づき駆動する所定の打球発射装置から発射された遊技球が遊技領域7に設けられる始動入賞口に入球すると、始動入賞口に対応して設けられた入賞球センサにより始動入賞口への入球が検知される。そして、上述の制御装置に入賞球センサの入球検知情報が入力されることにより、制御装置にて当り外れを決定する抽選(たとえば1/300で当りとなる抽選)が行なわれる。この抽選結果は、特別図柄表示装置(7セグ等)にて特別図柄を所定の変動時間に亘り変動表示して停止表示されることで示される。特別図柄は、所定時間の変動表示を経て「外れ」に対応する外れ特別図柄(たとえば「−」のセグ表示)、または、「当り」に対応する当り特別図柄(たとえば「7」のセグ表示)で停止表示される。また、特別図柄の変動表示中に、遊技を盛り上げるために、前記演出表示装置8にて抽選結果を示唆する画像表示演出(キャラクタ画像や装飾用図柄画像等を用いた予告演出、リーチ演出など)を行なったり、各種の可動装飾体にて抽選結果を示唆する可動演出が行なわれる。特別図柄表示装置に当り特別図柄が停止表示されると「大当り」となり、閉鎖状態にある可変入賞装置が所定期間に亘り開放状態となる大当り状態に制御される。打球発射装置から発射された遊技球が開放状態となった可変入賞装置に入球すると、所定数の賞球(本形態では15個)が払い出される。その後、大当り状態の終了条件が成立することで、大当り状態が終了し、再び始動入賞口への入球に基づく抽選を行う状態(通常の遊技状態、あるいは通常状態と称す)に制御される。このように遊技機1では、打球発射装置により遊技球が遊技領域7に向けて発射されることによって、制御装置により遊技を進行させるための種々の制御が行われて遊技が進行する。
[前面部材]
前面部材3は、前記枠体2の前面に整合する形状で遊技盤5の遊技領域7に対応する位置に透明板10付きの窓部11を設けた略額縁状のベース板12と、そのベース板12の前面にあって前記窓部11の上方及び側方を装飾する周辺装飾部13と、同じくベース板12の前面にあって前記窓部11の下方を装飾し且つ遊技球を貯める1つ又は複数の球皿14や、遊技球の発射勢を調節する操作ハンドル15、演出ボタン等を設けた前面パネル部16と、を備えている。
[周辺装飾部]
前面部材3の周辺装飾部13は、窓部11の上方を装飾する上装飾部13uと、窓部11の左右両側方を装飾する縦装飾部13sとからなり、遊技進行過程で行われる画像表示演出や可動演出に合わせて例えば内蔵する発光LEDを点灯又は点滅させる電飾用の発光部17等を適宜備えている。なお、図3において右側の縦装飾部13sには、突き出し看板状の表示部18が突設されており、その表示部18の表示面19が発光部17になっている。
前記上装飾部13uは、前方中央に向かって張り出した平面視山型であり、最も張り出した中央前縁から後方に向かって平面視湾状に形成された装飾支持ベース部20を有する。この装飾支持ベース部20は、下面両横に格納段部20aを有しており、該格納段部20aに可動装飾手段21の後述する環状作動部21bが前後摺動可能な状態に装着されている。
[可動装飾手段]
可動装飾手段21は、前面部材3の前記ベース板12に固定的に突設された前向きの支持軸12aに前後摺動可能に取り付けられた軸状主体部21aと、該軸状主体部21aの外周に回転自在に装着された図5において平面視略ラッパ形状の環状作動部21bと、からなり、後述する駆動制御手段22に連結されている。
なお、実施形態では軸状主体部21aの先端部を前記した電飾用の発光部17にすると共に前記装飾支持ベース部20の前向きの周端面20bを反射面とし且つ環状作動部21bの一部を透光構造にすることにより、装飾支持ベース部20の全体が明るく発光し得るようになっている。
かかる可動装飾手段21の動きは、電動式の駆動制御手段22によって行われる。この駆動制御手段22の詳細は以下のとおりである。
[駆動制御手段]
駆動制御手段22は、上装飾部13uの内部に内蔵された第一駆動装置22aと、可動装飾手段21の前記軸状主体部21aの先端に内蔵された第二駆動装置22bと、からなる。
第一駆動装置22aは、上装飾部13uの内部に取り付けられた電動モータ22m、該電動モータ22mの出力軸と一体のピニオンギヤ22cとからなり、該ピニオンギヤ22cが、可動装飾手段21の軸状主体部21aの側面に設けられたラックギヤ22dに噛合している。したがって、第一駆動装置22aのピニオンギヤ22cを正回転させることにより、可動装飾手段21が、図7の装飾支持ベース部20に収まった通常位置から、前記支持軸12aに沿って図8の作動位置まで前進し(第一動作)、また、そこからピニオンギヤ22cを逆回転させることにより、可動装飾手段21が、図8の作動位置から図7の通常位置まで後退する。
なお、可動装飾手段21の通常位置は、図2実線に示すとおり、可動装飾手段21の最先端部分が前面パネル部16の最前面部と同程度の出幅になっている一方で、第一動作により可動装飾手段21が位置することとなる作動位置は、図2想像線に示すとおり、可動装飾手段21の最先端部分が前面パネル部16の最前面部よりも前方に位置する出幅となっている。つまり、作動位置に可動装飾手段21が位置する場合は、該可動装飾手段21が、標準的な背丈(遊技用の椅子に着座した遊技姿勢で遊技領域のほぼ中央に目線の高さがある体形)を有する遊技者の若干見上げる向きの目線に対して最も接近した状態となる。このため、可動装飾手段21は、第一動作により、比較的に後方の位置(意識的に近いと印象を与えない位置)から遊技者に近い位置まで移動してくることとなる。
第二駆動装置22bは、軸状主体部21aの先端に内蔵された電動モータで構成されており、その出力軸22eの先端に可動装飾手段21の環状作動部21bが直結されている。したがって第二駆動装置22bの出力軸22eを回転させることにより図1矢示及び図9矢示のように環状作動部21bを回転させることができる。もっとも環状作動部21bは、装飾支持ベース部20の格納段部20aに収まった通常位置において両側が拘束されていて回転不能であるため、図8の作動位置にある場合にのみ図1矢示及び図9矢示のように回転(変化)させることができる。つまり、上述した第一動作により遊技者目線で可動装飾手段21が最も接近した状態になると、その状態で可動装飾手段21の外観上の形態を変化させる環状作動部21bの回転動作(第二動作)が行われる。
なお、通常位置にある環状作動部21bは、格納段部20aによる拘束で一見して回転不能であり、それが作動位置に移動して回転する動作には意外性がある。そして、そのような動作の意外性は、遊技に減り張りを与えるため、遊技の興趣を増大させ得るメリットがある。また、かかる変化の意外性によるメリットは、実施形態のように通常位置にある環状作動部21bを格納段部20aで現実に拘束する場合のほか、実際には通常位置に納まった状態でも変化可能な構造でありながら、見かけ上、拘束されているようにカモフラージュする手段(例えば、格納段部20aを模したゲート状のカモフラージュ板で奥の広い空間を隠し、遊技者から見て環状作動部21bが回り得ないように見せ掛ける。)を講じても十分に享受できる。
[その他]
図4において符合23は、可動装飾手段21を通常位置にロックするロック装置であり、軸状主体部21aの後端上面に突設した係合突部23aと、該係合突部23aに係合可能な爪片23bと、該爪片23bを揺動させる駆動手段たるロータリーソレノイド23cと、からなり、係合突部23aに爪片23bを係合させることにより可動装飾手段21を通常位置にロックし、ロータリーソレノイド23cで爪片23bを跳ね上げて係合突部23aから離間させることにより可動装飾手段21のロックを解除する。これにより可動装飾手段21を無理矢理引っ張って破壊しようとする悪戯に対抗し得る。
また、遊技機1には、図示しないが通常位置にある可動装飾手段21に外的な引張り力が作用したことを検知するセンサーが設けられており、該センサーが引張り力を検知すると、例えば「引っ張らないで下さい。」というような警告メッセージ又は電子的な警報音が流れるようになっている。
なお、警告メッセージ等の報知手段と、前記可動装飾手段21のロック装置23は、どちらか一方を設けてもよいし、一緒に設けてもよい。
遊技機1は、以上のような構成を有しており、可動装飾手段21を駆動させる駆動制御手段22が遊技の進行過程に応じて遊技盤5裏面の前記制御装置によって適宜作動制御され、可動装飾手段21の位置や外観上の形態が適宜変化する。以下では、可動装飾手段21の変化態様の一例を説明する。
まず、通常の遊技状態では図1〜図7に示したように、可動装飾手段21が前記装飾支持ベース部20に装着されている(通常位置にある)ことを主として遊技が進行する。かかる通常位置にあるとき、可動装飾手段21の環状作動部21bは、遊技者が指触及び視認可能な露出状態にある。もっとも露出状態であっても可動装飾手段21は、環状作動部21bを拘束するための格納段部20aでガードされているため、悪戯目的で外力を加えられても壊れにくく、また、遊技機1を輸送する際にも邪魔になりにくい。
そして、従来と同様に、遊技の進行状況に応じて軸状主体部21aの先端の発光部17が発光或は点滅する。なお、この光の一部は、装飾支持ベース部20の前記前向きの周端面20bに当たって遊技者側に反射されるため、装飾支持ベース部20の遊技者に向かう面全体が光って見える。
次に、遊技領域7の始動入賞口に遊技球が入球して当たり外れを決定する抽選の結果が得られた場合、特別図柄の変動表示中の所定時期に、該抽選の結果に基づいて制御装置の指令により駆動制御手段22の第一駆動装置22aに対しピニオンギヤ22cを正回転させる制御が行われ、前述したように、可動装飾手段21が、図7の装飾支持ベース部20にある通常位置から前記支持軸12aに沿って図8の作動位置まで露出状態のまま前進する(第一動作)。この作動位置は、可動装飾手段21の最先端部分が前面パネル部16の最前面部よりも前方に位置する位置であり、標準的な背丈を有する遊技者目線で可動装飾手段21が最も接近した状態となるため、可動装飾手段21が遊技者に接近したことを強く印象付けることができる。
なお、遊技場の島設備には遊技機1上方の幕板に遊技の進行状況(大当り遊技の発生回数など)を示すデータ表示体が設けられるのが一般であり、前記第一動作で庇のごとくに迫り出した可動装飾手段21によってデータ表示体が遊技者から見えにくくなるおそれがある。これに対し実施形態1では可動装飾手段21の突出部分(環状作動部21b)を環状に形成することによって、環状部分を介しての後方への視界を確保することとしている。つまり、第一動作で可動装飾手段21が庇のごとくに迫り出したとしても、遊技機1の上方のデータ表示体への視界が遮られにくい特徴がある。また、データ表示体への視界を良好に保つために可動装飾手段21の少なくとも突出部分を透明部材で形成するようにしてもよい。なお、このように可動装飾手段21の突出部分を環状にしたり或は透明部材で形成した場合には、可動装飾手段21が通常位置にある場合においても遊技場内の室内照明の光が下に届きやすくなるため、遊技機1の前面が明るく見える利点もある。
次に、制御装置の指令により、第二駆動装置22bの出力軸22eが回転して作動位置にある可動装飾手段21の環状作動部21bが軸状主体部21aの軸線を中心に回転し、外観上の形態を露出状態下で変化させる(第二動作)。この状態を所定時間継続させた後、環状作動部21bを停止させ、第一駆動装置22aのピニオンギヤ22cを逆回転させる制御が行われて可動装飾手段21が通常位置に戻される。
その通常位置に戻されるまでの動作パターンとしては、「環状作動部21bが回転して元の水平姿勢に直接戻って停止する第1動作パターン」、「環状作動部21bが回転して図2想像線又は図9実線の垂直姿勢で1〜2秒間停止した後、逆回転して元の水平姿勢に戻って停止する第2動作パターン」等を含む複数の動作パターンを有しており、当り外れを決定する抽選の結果に応じて、いずれかの動作パターンが適宜選択される。
動作パターンの決定は、たとえば、当り外れを決定する抽選で外れとなった場合には、第2動作パターンよりも第1動作パターンの方が選択される可能性が高くなるように構成するとともに、当り外れを決定する抽選で大当りとなった場合には、第1動作パターンよりも第2動作パターンの方が選択される可能性が高くなるように構成することが例示できる。これにより、遊技機1の前方に着座して遊技している遊技者に対して、可動装飾手段21が近づく演出で驚きを与えるのに加え、遊技者の近くで露出状態にある可動装飾手段21の外観の形態が変化する態様の相違(動作パターン1,2)により当り外れの可能性を示唆するといった新たな面白みを付加できる。なお、かかる効果をより高めるために、作動位置にある可動装飾手段21(環状作動部21b)の最先端位置が、前記前面パネル部16前縁より遊技者側に突き出る設定にするとよい。
[実施形態2]
図10、図11は実施形態2の遊技機を示すものであり、図10は遊技機の要部拡大斜視図、図11は遊技機の要部拡大側面図である。
実施形態2の遊技機1は、実施形態1の可動装飾手段21を遊技者側に向けて所定の前傾角(例えば15度)に亘り下方向に傾動可能にしたものであり、具体的には、実施形態1の可動装飾手段21と、装飾支持ベース部20と、駆動制御手段22をそっくりそのまま一つのケース体24に収めてユニット化し、そのケース体24を上装飾部13uの中央にセットして回転軸25で下方向に傾動するように軸着し、さらに図示しない電動モータ等の駆動手段により傾動制御し得るようになっている。
この実施形態2の可動装飾手段21によれば、可動装飾手段21の環状作動部21bを遊技者に近い位置まで接近させ、さらに遊技者が見上げた正面に環状作動部21bが位置するように傾動させ得るため、可動装飾手段21の移動および環状作動部21bの回転が遊技者の視界に入りやすく、且つ、明瞭になり、その分遊技者へのアピール力が向上する。
なお、可動装飾手段21の傾動制御は、前記制御装置の指令により遊技の状況に応じて適宜行うようになっているが、可動装飾手段21の前傾角を複数段階に設定しておき(例えば5度、10度、15度など)、例えば、遊技が進行していない待機状態(デモンストレーション状態)等で前面パネル部16に設けられる演出ボタン等を遊技者が操作することにより、上述した可動装飾手段21の一連の動作(第一動作、第二動作など)を用いた演出が行われた際の「可動装飾手段21の前傾角」を直接的或いは間接的に選択可能にすることが例示できる。より具体的には、待機状態中の演出表示装置8に遊技者の身長選択画面を表示し、「高」、「普通」、「低」のいずれかを演出ボタン操作によって遊技者に選択させるようにする。そして、「高」が選択された場合には、可動装飾手段21の一連の動作を用いた演出が行われた際の前傾角として「5度」が設定され、「中」が選択された場合には、可動装飾手段21の一連の動作を用いた演出が行われた際の前傾角として「10度」が設定され、「低」が選択された場合には、可動装飾手段21の一連の動作を用いた演出が行われた際の前傾角として「15度」が設定されるように、遊技者の好みにより前傾角を選択できるようにしてもよい。
[実施形態3]
前記可動装飾手段21は、下方向への傾動に限らず、上下方向に揺動可能(上下方向へのスイング動作可能)にしてもよい。例えば、実施形態1の可動装飾手段21と、装飾支持ベース部20と、駆動制御手段22をそっくりそのまま一つのケース体24に収めてユニット化し、そのケース体24を上装飾部13uの中央にセットして回転軸25で上下方向に揺動自在に軸着し、さらに図示しない電動モータ等の駆動手段により揺動制御し得るようにしてもよい。この様な構成によれば、環状作動部21bが回転した状態で上下方向に揺動(スイング動作)することとなり、その分遊技者へのアピール力が向上する。
以上本発明を実施の形態について説明したが、もちろん本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、実施形態では可動装飾手段21として環状作動部21bを前進させて回転させるようにしたが、例えば環状作動部21bに上下或は左右の首振り動作をさせたり、或は可動装飾手段21を花形にしてつぼみ形態で通常位置から作動位置に前進し(第一動作)、その作動位置で花弁を開かせる動作(第二動作)を行わせるようにしてもよい。
また、環状作動部21bを自己の回転で風が発生する形状に形成し、そうして発生した風を遊技者側に送って可動装飾手段21の作動を風の流れで体感させるか又は逆に吸引する向きに送って換気を促進させるようにしてもよい。なお、かかる構成は、実施形態2、3に適用してもよく、実施形態2の遊技機1に適用した場合には、可動装飾手段21を下方向に傾動させることで遊技者に向けて送風領域を集中させることができ、実施形態3の遊技機1に適用した場合には、可動装飾手段21を上下動させることで送風領域を広範囲にすることができる。
また、実施形態1〜3は、通常位置にある可動装飾手段21の最先端部分が前面パネル部16の最前面部と同程度の出幅になっているが、通常位置にある可動装飾手段21の最先端部分の出幅が、前面パネル部16の最前面部の出幅より小さくなるように、つまり可動装飾手段21の最先端部分を前面パネル部16の最前面部より反遊技者側に奥まらせるようにしてもよい。そうすることにより可動装飾手段21を後方の位置から遊技者に近い位置まで大きなストロークで接近させるダイナミックな演出が行える。
また、環状作動部21bの前面側に、複数(例えば30個)の発光体(LED)を列状に並べると共にその発光体の回転と発光のタイミングの組合せで任意の文字・図形等の情報を残像として表示する残像表出手段、すなわちバーサライターを形成するようにしてもよい。具体的には、環状作動部21bの前面側に、電気、電子部品である発光体(LED)を一直線上に複数設け、制御装置の指令により、環状作動部21bを回転させながら30個の発光体を予め定められた設定パターンで発光・点滅させることによって文字・図形等の情報を光の残像として表示可能にすることが例示できる。例えば、設定パターン1で30個の発光体を発光・点滅させると環状作動部21bの回転領域に「チャンス!」の文字情報が残像として浮かび上がり、設定パターン2で30個の発光体を発光・点滅させると環状作動部21bの回転領域に「?」の文字情報が残像として浮かび上がるようにすること等が例示できる。また、当り外れを決定する抽選で大当りとなった場合には、設定パターン2よりも設定パターン1の方が選択される可能性が高くなるように構成することが例示できる。このような構成によれば、上述した可動装飾手段21の一連の動作(第一動作、第二動作など)に加え、遊技機1の外側部分で中空状に情報が表出されたかのような新たな演出表示を実現でき、遊技者に意外性や驚きを与えて興趣を増大させることができる。
また、前面部材3又は可動装飾手段21又は遊技場の島設備等に対し、作動位置にある可動装飾手段21(環状作動部21b)に一定距離以上近づいた人(遊技者又は見物客又は作業員)を検知する人感知センサーを設置し、該人感知センサーが作動した場合に可動装飾手段21の前記第二動作を停止させるか又はさらに通常位置に復動させるようにした安全手段を設けるようにしてもよい。そうすることにより、可動装飾手段21をより遊技者に近づけて迫力を増しつつ安全に第二動作を行わせることができる。
また、実施形態では、遊技機1としてパチンコ機を例示したが、遊技媒体として遊技メダルを用いるスロットマシンでも同様に適用できる。
1 …遊技機
3 …前面部材
7 …遊技領域
20 …装飾支持ベース部
21 …可動装飾手段
22 …駆動制御手段

Claims (1)

  1. 遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機であって、
    遊技を行う遊技領域と、
    該遊技領域を覆う前面部材と、
    該前面部材に設けられた装飾支持ベース部に装着される可動装飾手段と、
    該可動装飾手段を駆動制御する駆動制御手段と、を備え、
    前記可動装飾手段は、前記装飾支持ベース部に対し遊技者が指触及び視認可能な露出状態に装着されており、
    一方、前記駆動制御手段は、前記装飾支持ベース部に装着された通常位置にある前記可動装飾手段を露出状態のまま作動位置に移動させる第一動作と、その作動位置にある可動装飾手段の少なくとも外観上の形態を露出状態下で変化させる第二動作と、を行うものであることを特徴とする遊技機。
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