JP2017086603A - 医療装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】テーブルのスライド動作においてスライド機構が他の部材に干渉することなく、テーブルを大きなスライド幅で動作可能な手術台を提供する。【解決手段】基台2に対して水平方向に移動可能なテーブル10を備えた手術台Sにおいて、テーブル10を水平方向に移動させるスライド機構20を備え、このスライド機構20は、テーブル10の長手方向に延在するラック21aと、このラック21aと噛み合い、一体的に回転する駆動歯車26、受動歯車27、アイドラ歯車28と、少なくともこれら歯車26〜28の1つに回転駆動力を供給するアクチュエータ23と、を備えている。【選択図】図4

Description

本発明は、医療装置に関し、特に、手術台のテーブルのスライド装置に関する。
手術台は、患者の特定の部位を医師が処置し易い位置に移動させる必要があるため、通常、患者が載置されるテーブルを水平方向にスライドできるスライド装置を備えている(特許文献1参照)。
例えば、特許文献1に示す手術台は、長手方向にテーブルをスライド可能なスライド装置を備え、このスライド装置は、テーブル側にラックを固定し、このラックに噛み合うピニオンをモータにより正転又は逆転させることでテーブルをスライド動作が行われる。
また、出願人が既に実施している手術台は、スライド装置がテーブルの外側下方に配置されている。
特開平8−168508号公報
ところで、ラックとピニオンを用いてスライド動作を行う形態において、様々な制約によりラックを長く配置(大型化)できない場合、テーブルのスライド量を大きくすることが困難である。
また、ラックとピニオンを用いてスライド動作を行う場合、強度的な問題が生じ易く、ラックを最大にスライドさせにくく、通常は、スライド動作は、ラックの長さよりも短い行程で行われるように設定される。
また、テーブルの外側にスライド装置が配置されている場合、縦転又は横転の角度を大きくとりながらテーブルをスライドさせると、手術台のコラムやベースに干渉する。
そこで、このような課題の一例を解消するために、本願は、テーブルのスライド動作においてテーブルを大きなスライド幅で動作可能な医療装置を提供することを第1の目的とする。また、本願は、スライド機構が他の部材に干渉することのない医療装置を提供することを第2の目的とする。
上述した課題を解決するため、請求項1に記載の医療装置(S)は、基台(2)に対して水平方向に移動可能なテーブル(10)を備えた医療装置において、前記テーブルを水平方向に移動させる移動手段(20)を備え、前記移動手段は、前記テーブルの長手方向に延在し、前記テーブルの移動方向を規定するガイド手段(21a)と、前記ガイド手段と接触し、一体的に回転する複数の回転体(26、27、28)と、少なくとも前記回転体の1つに回転駆動力を供給する駆動手段(23)と、を備えていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の医療装置は、請求項1に記載の医療装置において、前記移動手段は、前記テーブルの内側に配置されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の医療装置は、請求項1、又は2に記載の医療装置において、前記複数の歯車は拘束噛み合い条件を満たすように設定されることを特徴とする。
また、請求項4に記載の医療装置は、請求項1、又は2に記載の医療装置において、前記複数の歯車は、チェーンにより連結されていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の医療装置は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の医療装置において、前記駆動手段は、すべての前記歯車に駆動力を伝達する駆動力伝達機構を備えた軸と、当該軸に駆動力を供給する駆動体と、を備えていることを特徴とする。
スライド機構の大型化と設置スペースの増大を防止しつつテーブルのスライド量を増やすことができる。また、スライド機構を内部に配置したため、テーブルを傾斜させながらスライド動作させても他の部材と干渉することがない。
手術台の構成例を示す模式図である。 スライド機構の構成例を示す模式図である。 スライド機構の動作例を示す模式図である。 スライド機構の配置例を示す模式図である。 スライド機構の他の実施例を示す模式図である。 スライド機構の他の実施例を示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。なお、以下に示す説明において、アイドラ歯車とは、入力用ラックや出力用ラックと噛み合う歯車を連結するための歯車をいうものとする。また、本実施形態の手術台には、用途が異なる診療台や治療台等も含まれる。また、本実施形態の手術台に用いられるスライド機構は、医療現場で用いられる様々な医療装置に適用することが可能である。
図1に示すように、この手術台Sは、手術室の床上に載置される基台2と、基台2上に起立するコラム5と、コラム5上に取り付けられるテーブル10と、を備えている。
基台2の下方には、キャスタ3が取り付けられ、このキャスタ3によって、手術台Sは、手術室の床面を自由に動かすことが可能である。なお、このキャスタ3は、必須の構成要素ではなく必要に応じて設けられる。
また、基台2の内部には、例えば、手術台Sの動作を電気的に制御するための制御部として機能する制御装置等が収容され、後方上部表面には手術台Sを操作するためのタッチパネル式の表示体7が設けられている。
コラム5は基台2上で垂直方向に伸縮可能に組み合わされる複数のロッド(図示せず)と、このロッドを伸縮させる油圧シリンダ装置(図示せず)と、ロッドや油圧シリンダ装置等を囲むテレスコープ式に伸縮可能なカバー5aと、を備える。そして、油圧シリンダ装置の駆動によりロッドが伸縮することで、コラム5は垂直方向に高さを変え、テーブル10が所定の高さに調整される。
テーブル10は、患者を載せるものであって、図1に示すように、例えば、頭部、背部、腰部、脚部にそれぞれ分割された枠体11a〜11dを備えている。この枠体11a〜11dには、所定の厚みを有するマットやクッションからなるマットレス12が取り付けられてベッドとして使用され、患者が横たわることが可能な大きさを有する。各枠体11a〜11dは、図示しないが屈曲可能にピン結合されて連結され、それぞれが鉛直方向に回動可能に構成されているとともに、図示しないロック装置により所定の位置関係において固定可能である。
このように本実施形態のテーブル10は、図1に示すように、各枠体11a〜11dを回動(屈曲)することによって患者の姿勢を変化させることが可能な分割型で構成されているが、これら各枠体11a〜11dは、着脱可能に構成され、手術や治療の内容に応じて1枚の板状の部材と交換することも可能である。
また、テーブル10はコラム5上にジンバル機構(図示せず)を介して連結され、コラム5上において、このジンバル機構によって、例えば、図2に示す枢軸15を介してテーブル10を所望する向きに所定の角度で横転可能である。なお、ジンバル機構は既に公知であるためその説明は省略するものとする。なお、本実施形態の手術台は、図示しないが所定のジンバル機構によって縦転可能である。
また、図2及び図3に示すように、本実施形態の手術台Sのテーブル10は、コラム5上方にスライド機構20を介して取り付けられる。テーブル10は、略矩形状に形成され、このスライド機構20によって、長手方向(A又はB方向)にスライド可能である。
テーブル10は、図2に示すように、コラム5上方に配置されるフレーム16上にスライド機構20を介して取り付けられるスライダ30を備え、スライダ30上には、患者を支持するためのマットレス12が設けられた枠体11a〜11dが配置される。
スライダ30は、フレーム16の両側に垂下して設けられる左右の筐体31、32と、この筐体31、32間を連結する連結体33と、を備える。各筐体31、32は、テーブル10の長手方向に沿って延びて形成されており、筐体31、32内には、テーブル10の各部分を関節で屈曲させるための油圧シリンダ装置(図示せず)等が収容される。
スライド機構20(本願の移動手段)は、スライダ30のA、又はB方向に沿って取り付けられ、スライド方向を規定するガイド部21(本願のガイド手段)と、ガイド部21に接する複数の回転体22と、回転体22を回転駆動するアクチュエータ23(本願の駆動手段)と、を備えている。
ガイド部21の一例としてはラック(以下、「出力用ラック21a」という)が用いられる。出力用ラック21aは、筐体31、32の内側側面に形成される凹部31a、32aに、テーブル10の長手方向に沿って直線的に延びて設けられる。
回転体22の一例としては歯車機構が用いられる。図3、図4に示すように、歯車機構は、例えば、アクチュエータ23から駆動力を受ける駆動歯車26と、出力用ラック21aに駆動力を伝達する受動歯車27と、駆動歯車26と受動歯車27を連結するアイドラ歯車28と、を含む歯車列で構成され、アイドラ歯車28と受動歯車27は、駆動歯車26の回転に拘束される。
歯車機構は、図2に示すように、フレーム16上面の左右両側に取り付けられるカバー部材29に収容され、各歯車26〜28は、カバー部材29に回転自在に軸支される。
また、歯車列は、拘束噛み合い条件を満たすように配置され、図4に示すように、例えば、駆動歯車26と受動歯車27が、出力用ラック21aに噛み合い、アイドラ歯車28が駆動歯車26と受動歯車27に噛み合うように配置され、アイドラ歯車28を駆動歯車26と受動歯車27に対して、矢印X方向へ押し付けて噛み合わせるように配置されている。
アクチュエータ23の一例としては、シリンダ装置23aが用いられる。シリンダ装置23aは、例えば、複動式であって油圧式のシリンダユニットが用いられ、シリンダユニットは、テーブル10の長手方向に沿って伸縮駆動するようにして配置される。
シリンダ装置23aは、内部が中空に形成された室内を有しその室内がピストンによりボトム室とロッド室に仕切られた本体と、この本体内にその軸線方向に擦動可能に配置されたピストンに取り付けられたピストンロッドと、を備え、図示しない油圧発生ユニットから送られる作動油によりピストンロッドを伸縮するための駆動力を発生する。
シリンダ装置23aの本体は、図2に示すように、例えば、フレーム16に取り付けられ、図4に示すように、ピストンロッドの先端には、駆動力を伝達するための駆動力伝達機構としてのラック(以下、「入力用ラック23b」)が取り付けられて駆動歯車26、27と連結される。
なお、歯車列は、さらに多くの歯車(駆動歯車とアイドラ歯車)が連結されて構成されても構わない。また、アクチュエータ23は、入力軸を有するモータを用いて、その入力軸に駆動力伝達機構としてのウォームギヤやウォームホイールを取り付けて、歯車列を構成する歯車26〜28と連結されてもかまわない。
さらに、入力用ラック23bは、アイドラ歯車28と連結されていても構わない。すなわち、入力用ラック23bは、歯車機構を構成する歯車列の少なくとも1つと連結されていれば良い。
また、本実施形態において、駆動歯車26は、図4に示すように、小径の歯車に重ねて大径で歯数の多い歯車を設けて構成され、小径の歯車に入力用ラック23bが連結される。このように、段違いに歯車を構成することで全体をコンパクトにまとめることができる。
そして、このように構成されたスライド機構20は、アクチュエータ23の駆動によりピストンロッドを伸縮させ、入力用ラック23bにより駆動力が駆動歯車26に伝達されると、その駆動力は、アイドラ歯車28を介して受動歯車27に伝達され、例えば、テーブル10をA方向に移動させ、駆動歯車26、27が図4に示す位置にあるとき、駆動力は、駆動歯車26と受動歯車27を介して出力用ラック21aに伝達される。このように出力用ラック21aは、拘束噛み合い条件を満たすように歯車列によって支持されるため、強度的に十分に安定的に支持される。
また、図3(b)に示すように、スライダ30は、駆動歯車26との噛み合いから解放されても受動歯車27によって噛み合いつつ支持されるため、出力用ラック21aを長く配置できない場合であっても、簡易な構造で、テーブル10のスライド量を出力用ラック21aの長さを超えて増やすことが可能である。
また、駆動歯車26と受動歯車27は、アイドラ歯車28によってX方向に押し付けられつつ回転し、出力用ラック21aと噛み合うため、簡易な構造でバックラッシュの軽減化を図れる。
なお、本実施形態では、スライド機構を左右両側に配置し同期させてモータ等の駆動源を動作させているが、一方にのみスライド機構を配置し、他方を駆動源を用いないガイド部材(例えば、ラックとピニオン等)により構成しても構わない。
次に、手術台のテーブルのスライド動作の一例について図3及び図4を用いて説明する。なお、左右のスライド機構20において、互いの歯車を逆回転させることでテーブルのスライド動作が行われるため、以下の説明においては、右側のスライド機構(図4参照)の動作について説明を行う。
まず、図3(a)において、アクチュエータ23を伸動作させ、ピストンロッドをA方向に移動させて駆動歯車26を時計回りに回動させると、受動歯車27には、アイドラ歯車28を介して、アクチュエータ23から駆動歯車26に伝達された駆動力が伝達され、受動歯車27は駆動歯車26と同様に時計周りに回動する。このような動作によりアクチュエータ23の駆動力が出力用ラック21aに伝達されるとテーブル10はA方向に移動する。
また、図4に示すように、さらなるテーブル10のA方向への移動により、出力用ラック21aは、駆動歯車26及び受動歯車27と噛み合い、この出力用ラック21aには、この駆動歯車26と受動歯車27を介して駆動力が伝達される。したがって、テーブル10はその端部近傍において、駆動歯車26及び受動歯車27によって強度的に十分に安定して支持される。
さらに、図3(b)に示すように、さらなるテーブル10のA方向の移動により、出力用ラック21aは、駆動歯車26から解放されるものの、受動歯車27と噛み合うため、この出力用ラック21aには、この受動歯車27を介して駆動力が伝達される。したがって、簡易な構造でテーブルのスライド量を大きくすることが可能である。
一方、アクチュエータ23の縮動作により、駆動歯車26を反時計回りに回動させると、受動歯車27には、アイドラ歯車28を介して、アクチュエータ23から駆動歯車26に伝達された駆動力が伝達され、受動歯車27は駆動歯車26と同様に反時計周りに回動する。このような動作によりアクチュエータ23の駆動力が出力用ラック21aに伝達されるとテーブル10がB方向に移動する。
このように本実施形態の手術台Sは、基台2に対して水平方向に移動可能なテーブル10を備えた手術台Sにおいて、テーブル10を水平方向に移動させるスライド機構20を備え、このスライド機構20は、テーブル10の内側長手方向に延在する出力用ラック21aと、出力用ラック21aと噛み合い、一体的に回転する駆動歯車26、受動歯車27、アイドラ歯車28と、少なくともこれら歯車26〜28の1つに回転駆動力を供給するアクチュエータ23と、を備えており、駆動歯車26、受動歯車27、アイドラ歯車28は、拘束噛み合い条件を満たすようにして配置されている。
そして、テーブル10のスライド過程において、出力用ラック21aから一方の歯車26、27が外れても、出力用ラック21aは、他方の歯車27、26によって支持されるため、テーブル10のスライド動作が可能である。
したがって、出力用ラック21aを長く配置できない場合であっても、テーブル10のスライド量を、出力用ラック21aの長さを超えて増やすことが可能である。
次に、スライド機構の他の実施例について説明する。
―第1実施例―
図5を用いて、スライド機構の第1実施例を説明する。なお、図5におけるスライド機構において、図1〜図4に示すスライド機構20と機能的に共通する部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
本実施形態のスライド機構20Aに含まれる歯車機構は、複数の歯車で構成されているものの、アイドラ歯車28によって連結されていない点で上記図1〜図4に示す実施形態の歯車機構とは異なる。
具体的に、本実施形態の歯車機構は、アクチュエータ23から同時に駆動力を受ける2つの駆動歯車26、26で構成され、2つの駆動歯車26、26は、テーブル10の長手方向に所定の間隔を有してカバー部材29に回転自在に軸支される。また、2つの駆動歯車26、26には、小径のウォームホイールが設けられており、アクチュエータのウォームホイール44と連結される。
アクチュエータ23は、例えば、回転軸(図示せず)を有するモータ42が用いられ、この回転軸には、所定の間隔を有して配置された2つのウォームホイール44、44(ウォームギヤ)を備える入力軸45が取り付けられており、各ウォームホイール44、44が各駆動歯車26、26のウォームホイールと連結される。
そして、このように構成されたスライド機構20Aは、モータ42の駆動により回転駆動力がウォームホイール44、44を介して各駆動歯車26、26に伝達されるとともに、各駆動歯車26、26を介して出力用ラック21aに駆動力が伝達され、出力用ラック21aがA方向に移動する。なお、本実施形態のスライド機構20Aは、テーブル10のスライド過程において、出力用ラック21aから一方の駆動歯車26が外れても、出力用ラック21aは、他方の歯車26によって支持されるため、テーブル10のスライド動作が可能である。
このように本実施例のスライド機構20Aは、アクチュエータ23から同時に駆動力を受け、所定の間隔を有して配置された2つの駆動歯車26、26を備え、各駆動歯車26、26が出力用ラック21aと噛み合って配置されている。したがって、出力用ラック21aを長く配置できない場合であっても、テーブル10のスライド量を、出力用ラック21aの長さを超えて増やすことが可能である。
―第2実施例―
図6を用いて、スライド機構の第2実施例を説明する。なお、図6におけるスライド機構20Bにおいて、図1〜図4に示すスライド機構20と共通する部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
本実施形態のスライド機構20Bに含まれる歯車機構は、複数の歯車で構成されているものの、複数の歯車がアイドラ歯車28によって連結されていない点で上記図1〜図4に示す実施形態の歯車機構とは異なる。
具体的に、本実施形態の歯車機構は、アクチュエータ23から同時に駆動力を受ける2つの歯車51、52で構成され、2つの歯車51、52は、小径の歯車体54、55に重ねて大径で歯数の多い歯車体を設けて構成され、この小径の歯車体54、55間がチェーン53によって連結される。
また、一方の歯車51は駆動歯車26として機能し、この駆動歯車26の背面には、他の歯車体56を重ねて設けて構成され、他の歯車体56には、アクチュエータ23の入力用ラック23bが噛み合って連結される。また、これら2つの歯車51、52は、テーブル10の長手方向に所定の間隔を有してカバー部材29に回転自在に軸支される。
そして、このように構成されたスライド機構20Bは、アクチュエータ23の駆動によりピストンロッドを伸縮させ、入力用ラック23bにより駆動力が歯車51に伝達されると、チェーン53を介して歯車52に駆動力が伝達され、2つの歯車51、52を介して同時に出力用ラック21aに駆動力が伝達され、2つの歯車51、52によって支持されつつ出力用ラック21aがA方向に移動する。なお、本実施形態のスライド機構20Bは、テーブル10のスライド過程において、出力用ラック21aから一方の歯車51が外れても、出力用ラック21aは、他方の歯車52によって支持されるため、テーブル10のスライド動作が可能である。
このように本実施例のスライド機構20Bは、所定の間隔を有してチェーン53によって連結された2つの歯車51、52を備え、歯車51、52が出力用ラック21aと噛み合って配置されている。したがって、出力用ラック21aを長く配置できない場合であっても、テーブル10のスライド量を、出力用ラック21aの長さを超えて増やすことが可能である。
なお、本実施形態は一形態であって、この形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態のスライド機構20、20A、20Bは、フレーム16上に配置されているが、この形態に限定されるものではなく、手術台Sの構造にしたがって適宜変更して配置され、例えば、手術台Sのフレーム16の側面等に配置されても構わない。
S 手術台
2 基台
5 コラム
10 テーブル
20 スライド機構
21a 出力用ラック
23 アクチュエータ
26 駆動歯車
27 受動歯車
28 アイドラ歯車

Claims (5)

  1. 基台に対して水平方向に移動可能なテーブルを備えた医療装置において、
    前記テーブルを水平方向に移動させる移動手段を備え、
    前記移動手段は、
    前記テーブルの長手方向に延在し、前記テーブルの移動方向を規定するガイド手段と、
    前記ガイド手段と接触し、一体的に回転する複数の回転体と、
    少なくとも前記回転体の1つに回転駆動力を供給する駆動手段と、
    を備えていることを特徴とする医療装置。
  2. 前記移動手段は、前記テーブルの内側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の医療装置。
  3. 前記複数の歯車は拘束噛み合い条件を満たすように設定されることを特徴とする請求項1、又は2に記載の医療装置。
  4. 前記複数の歯車は、チェーンにより連結されていることを特徴とする請求項1、又は2に記載の医療装置。
  5. 前記駆動手段は、
    すべての前記歯車に駆動力を伝達する駆動力伝達機構を備えた軸と、当該軸に駆動力を供給する駆動体と、を備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の医療装置。
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