JP2003339798A - 手術台用テーブル - Google Patents

手術台用テーブル

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JP2003339798A
JP2003339798A JP2002151374A JP2002151374A JP2003339798A JP 2003339798 A JP2003339798 A JP 2003339798A JP 2002151374 A JP2002151374 A JP 2002151374A JP 2002151374 A JP2002151374 A JP 2002151374A JP 2003339798 A JP2003339798 A JP 2003339798A
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slider
fixed
frame
operating table
drive device
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JP2002151374A
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English (en)
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Tomoya Masubuchi
智哉 増渕
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Mizuho Ika Kogyo KK
Original Assignee
Mizuho Ika Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手術台用テーブルのスライド量を増加する。 【解決手段】 フレーム(1)と、フレーム(1)上に
スライド可能に載せられる第一のスライダ(2)と、第
一のスライダ(2)上に同一方向にスライド可能に載せ
られる患者載置用の第二のスライダ(3)とを具備し、
フレーム(1)と第一のスライダ(2)との間に第二の
スライダ(3)を一方向(A)にスライドさせるための
第一の倍行程駆動装置(4)が配置され、第一のスライ
ダ(2)と第二のスライダ(3)との間に第二のスライ
ダ(3)を逆方向(B)にスライドさせるための第二の
倍行程駆動装置(5)が配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手術台のコラム、
ストレッチャの台車等の上に載せられる手術台用テーブ
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平8−168508号公報が開示す
る手術台用テーブルは手術台のコラム、ストレッチャの
台車等の上で長手方向にスライドするようになってい
る。この手術台用テーブルによれば、手術中に患者を乗
せたままテーブルをX線装置等の検査機器へと移動させ
ることができ、また、手術に適した位置まで患者を移動
させたりすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平8−
168508号公報の手術台用テーブルは、テーブル側
にラックを固定し、このラックに噛み合うコラム上のピ
ニオンをモータにより正転又は逆転させることによりテ
ーブルをコラム上でスライドさせるようになっているの
で、テーブルのスライド行程を大きくするにはラックを
長く配置しなければならず、それだけスライド機構が大
型化するという問題がある。また、テーブルの中央部に
駆動モータやウォームギア等の伝動装置を配置するの
で、他の機器を設置するためのスペースが狭まるという
問題がある。
【0004】従って、本発明はそのような問題点を解決
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、フレーム(1)と、フレー
ム(1)上にスライド可能に載せられる第一のスライダ
(2)と、第一のスライダ(2)上に同一方向にスライ
ド可能に載せられる患者載置用の第二のスライダ(3)
とを具備し、フレーム(1)と第一のスライダ(2)と
の間に第二のスライダ(3)を一方向(A)にスライド
させるための第一の倍行程駆動装置(4)が配置され、
第一のスライダ(2)と第二のスライダ(3)との間に
第二のスライダ(3)を逆方向(B)にスライドさせる
ための第二の倍行程駆動装置(5)が配置された手術台
用テーブルを採用する。
【0006】この請求項1に係る発明によれば、第一の
倍行程駆動装置(4)によりその出力部の行程に比し倍
行程で第二のスライダ(3)を一方向(A)にスライド
させ、第二の倍行程駆動装置(5)によりその出力部の
行程に比し倍行程で第二のスライダ(3)を逆方向
(B)にスライドさせるので、駆動装置の大型化と設置
スペースの増大を防止しつつ患者の移送距離を大きくす
ることができる。
【0007】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載の手術台用テーブルにおいて、第一の倍行程駆動装
置(4)が、フレーム(1)に上記スライド方向(A,
B)に沿うように設けられる固定側案内部(6)と、第
一のスライダ(2)に固定側案内部(6)と平行に設け
られる可動側案内部(8)と、両案内部(6,8)に接
する回転体(10)と、この回転体(10)を両案内部
(6,8)間で移動させるアクチュエータ(11)とを
備え、第二の倍行程駆動装置(5)が、第一のスライダ
(2)に上記スライド方向(A,B)に沿うように設け
られる固定側案内部(7)と、第二のスライダ(3)に
固定側案内部(7)と平行に設けられる可動側案内部
(9)と、両案内部(7,9)に接する回転体(12)
と、この回転体(12)を両案内部(7,9)間で移動
させるアクチュエータ(13)とを備えた手術台用テー
ブルを採用する。
【0008】この請求項2に係る発明によれば、第一の
倍行程駆動装置(4)のアクチュエータ(11)が作動
すると、回転体(10)が両案内部(6,8)間で移動
するので、第一のスライダ(2)がフレーム(1)上で
一方向(A)にアクチュエータ(11)の行程の二倍の
行程分スライドする。第二のスライダ(3)は第二の倍
行程駆動装置(5)を介して第一のスライダ(2)に連
結されるから、第二のスライダ(3)は第一のスライダ
(2)と一体でアクチュエータ(11)の行程の二倍の
行程分スライドする。また、第二の倍行程駆動装置
(5)のアクチュエータ(13)が作動すると、回転体
(12)が両案内部(7,9)間で移動するので、第二
のスライダ(3)が第一のスライダ(2)上で逆方向
(B)にアクチュエータ(13)の行程の二倍の行程分
スライドする。第一のスライダ(2)は第一の倍行程駆
動装置(4)を介してフレーム(1)に連結されるか
ら、第二のスライダ(3)は第一のスライダ(2)及び
フレーム(1)に対して単独でアクチュエータ(13)
の行程の二倍の行程分スライドする。従って、第二のス
ライダにより患者を所望の方向(A又はB)にアクチュ
エータ(11又は13)の行程よりも二倍の距離分搬送
することができる。
【0009】また、請求項3に係る発明は、請求項1又
は請求項2に記載の手術台用テーブルにおいて、第一の
倍行程駆動装置(4)のアクチュエータがフレーム
(1)に固定された流体圧シリンダ装置(11)であ
り、第二の倍行程駆動装置(5)のアクチュエータが第
一のスライダ(2)に固定された流体圧シリンダ装置
(13)である手術台用テーブルを採用する。
【0010】この請求項3に係る発明によれば、流体圧
シリンダ装置(11,13)がフレーム(1)及び第一
のスライダ(2)のスライド方向(A,B)に沿って伸
びることになるので、フレーム(1)の中央部に他の機
器を設置するための大きなスペースを確保することがで
きる。
【0011】また、請求項4に係る発明は、請求項1又
は請求項2に記載の手術台用テーブルにおいて、固定側
案内部が固定ラック(6,7)であり、可動側案内部が
可動ラック(8,9)であり、回転体が両ラック(6,
7)(8,9)に噛み合うピニオン(10,12)であ
る手術台用テーブルを採用する。
【0012】この請求項4に係る発明によれば、ピニオ
ン(10,12)の歯が両ラック(6,7)(8,9)
の歯と噛み合うので、アクチュエータ(11,13)の
動力が第二のスライダ(3)に確実に伝達され、従って
患者を所望の位置へと正確に移動させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0014】図1乃至図3に示すように、手術台は、手
術室の床面等に置かれる基台14と、基台14上に設置
されるコラム15と、コラム15上に設置される患者支
持手段であるテーブル16とを有する。
【0015】基台14下には手術台の移動時に使用され
るキャスタ17が取り付けられる。また、基台14内に
は液圧発生装置である油圧発生装置(図示せず)が収納
される。
【0016】コラム15は基台14上で垂直方向に伸縮
可能に組み合わされる複数本のロッド(図示せず)と、
ロッドを伸縮させる液圧シリンダ装置である油圧シリン
ダ装置(図示せず)と、ロッドや油圧シリンダ装置等を
囲むテレスコープ式に伸縮可能なカバー18及びベロー
ズ19とを具備する。油圧シリンダ装置の駆動でロッド
が伸縮することにより、コラム15は垂直方向に高さを
変え、テーブル16は所望の高さの位置へと昇降する。
【0017】テーブル16は図1及び図2に示すよう
に、人体の腰、脚、背等に対応して複数箇所に分割さ
れ、互いに関節を介して連結される。テーブル16は腰
に対応する箇所においてコラム15上にジンバル機構と
連結装置とを介し連結される。
【0018】ジンバル機構は公知であるから図示を省略
するが、テーブル16をコラム15上において所望の向
きに所望の傾斜角度で傾斜させるための機構である。
【0019】連結装置は、テーブル16をコラム15上
に固定するほか、図示しないストレッチャの台車にテー
ブル16を固定する手段としても使用される。
【0020】この連結装置は次のように構成される。す
なわち、図2及び図4に示すように、テーブル16に
は、テーブル16をストレッチャの台車又は手術台のコ
ラム15に選択的に連結する連結棒20が取り付けられ
る。テーブル16のフレーム1の左右両側から下方にブ
ラケット部21がそれぞれ二つずつ突出し、各ブラケッ
ト部21に連結棒20が水平に取り付けられる。各連結
棒20はテーブル16の左右方向にスライド自在に各ブ
ラケット部21に支持される。
【0021】各連結棒20は手動によりスライドさせる
ようにしてもよいが、望ましくはアクチュエータである
油圧シリンダ装置22により駆動される。油圧シリンダ
装置22は各ブラケット部21に保持され、この油圧シ
リンダ装置22内のピストン(図示せず)に連結棒20
の中央部が固定される。油圧シリンダ装置22の油圧発
生装置はテーブル16のフレーム1の空洞内に収納され
る(図示せず)。油圧シリンダ装置22の作動により、
連結棒20は図4に示す内方向に突出した位置と、図示
しない外方向に突出した位置との間を移動し、内方向に
突出することによりコラム15の頂部に嵌まり込み、こ
れによりテーブル16がコラム15上に固定される。ま
た、連結棒20は外方向に突出するとコラム15から離
脱してストレッチャの台車に嵌まり込み、テーブル16
を台車上に固定する。
【0022】上記テーブル16は、以下に述べるように
コラム15上又は台車上においてテーブル16の長手方
向にスライド可能に構成される。
【0023】図4及び図5に示すように、テーブル16
は、フレーム1と、フレーム1上にスライド可能に載せ
られる第一のスライダ2と、第一のスライダ2上に同一
方向にスライド可能に載せられる患者載置用の第二のス
ライダ3とを具備する。
【0024】フレーム1は、コラム15の上端を覆う程
度の大きさの板部1aと、板部1aの中央に配置される
箱部1bとを備える。この板部1aの下面に上記ブラケ
ット部21を介し油圧シリンダ装置22及び連結棒20
が取り付けられ、この連結棒20により板部1aがコラ
ム15上に連結される。また、箱部1bの中に上記油圧
シリンダ装置22の油圧発生装置等の各種機器が配置さ
れる。
【0025】第一のスライダ2は、図4に示すように、
箱部1bの左右の側壁に沿って延びる左右の垂下壁2
a,2bと、箱部1bの上に被さった状態で左右の垂下
壁2a,2bを連結する連結壁2cとを有する。連結壁
2cと左右の垂下壁2a,2bとの隅部にはスライドブ
ロック23が固定され、このスライドブロック23に対
応して箱部1bの側壁にはスライドレール24が固定さ
れる。第一のスライダ2はスライドブロック23とスラ
イドレール24との摺接作用により、フレーム1上にお
いて図2及び図5に示すA,B方向にスライド可能であ
る。
【0026】第二のスライダ3は、図4及び図5に示す
ように、上記左右の垂下壁2a,2bと板部1aの左右
片との隅部に夫々入り込む左右の梁3a,3bと、左右
の梁3a,3bを連結する連結壁3cとを有する。左右
の梁3a,3bはテーブル16の長手方向に沿って伸
び、テーブル16の分割箇所に対応して分割され、互い
に関節で連結される。梁3a,3bは図4に示すように
コラム15に連結される箇所は筒状に形成され、この中
空内にテーブル16の各部分を関節で屈曲させるための
図示しない液圧シリンダ装置等が収納される。連結壁3
cと左右の梁3a,3bとの隅部にはスライドブロック
25が固定され、このスライドブロック25に対応して
左右の垂下壁2a,2bにはスライドレール26が固定
される。第二のスライダ3はスライドブロック25とス
ライドレール26との摺接作用により、第一のスライダ
2上において図2及び図5に示すA,B方向にスライド
可能である。
【0027】フレーム1と第一のスライダ2との間に
は、第二のスライダ3をA方向にスライドさせるための
第一の倍行程駆動装置4が配置され、第一のスライダ2
と第二のスライダ3との間には、第二のスライダ3を逆
方向であるB方向にスライドさせるための第二の倍行程
駆動装置5が配置される。
【0028】第一の倍行程駆動装置4は、具体的には、
フレーム1にA,B方向に沿うように設けられる固定側
案内部と、第一のスライダ2に固定側案内部と平行に設
けられる可動側案内部と、両案内部に接する回転体と、
この回転体を両案内部間で移動させるアクチュエータと
を備える。
【0029】両案内部と回転体はそれぞれ摩擦レールと
摩擦車として構成することも可能であるが、この実施の
形態では、固定側案内部が固定ラック6、可動側案内部
が可動ラック8、回転体が両ラック6,8に噛み合うピ
ニオン10として構成される。図4に示すように、固定
ラック6はフレーム1の箱部1bの側壁に固定され、可
動ラック8は第一のスライダ2の垂下壁2aに固定され
る。
【0030】第一の倍行程駆動装置4のアクチュエータ
は、送りネジ機構等で構成することも可能であるが、こ
の実施の形態では液体圧シリンダ装置11が採用され
る。図4及び図5に示すように、この液体圧シリンダ装
置11のシリンダが、箱部1bの一方の側壁の近傍にお
いてA,B方向に伸びるように板部1a上に固定され
る。そして、シリンダ11aからA方向に突出するピス
トンロッド11bの先端にピニオン10が回転自在に軸
支される。
【0031】図5に示すように、この液体圧シリンダ装
置11が作動してピニオン10がA方向に移動すると、
ピニオン10が固定ラック6と可動ラック8との間で移
動し、第一のスライダ2がフレーム1上でA方向に液体
圧シリンダ装置11のピストン(図示せず)の行程の二
倍の行程分スライドする。第二のスライダ3は第二の倍
行程駆動装置5を介して第一のスライダ2に連結される
から、第二のスライダ3は第一のスライダ2と一体で流
体圧シリンダ装置11の行程の二倍の行程分スライドす
る。従って、テーブル16上に載せられた患者はA方向
に液体圧シリンダ装置11の行程よりも二倍の距離分搬
送される。
【0032】第二の倍行程駆動装置5は、具体的には、
第一のスライダにA,B方向に沿うように設けられる固
定側案内部と、第二のスライダ3に固定側案内部と平行
に設けられる可動側案内部と、両案内部に接する回転体
と、この回転体を両案内部間で移動させるアクチュエー
タとを備える。
【0033】両案内部と回転体はそれぞれ摩擦レールと
摩擦車として構成することも可能であるが、この実施の
形態では、固定側案内部が固定ラック7、可動側案内部
が可動ラック9、回転体が両ラック7,9に噛み合うピ
ニオン12として構成される。図4に示すように、固定
ラック7は第一のスライダ2の垂下壁2bの下部に固定
され、可動ラック9は第二のスライダ3における一方の
梁3bの内面に固定される。
【0034】第二の倍行程駆動装置5のアクチュエータ
は、送りネジ機構等で構成することも可能であるが、こ
の実施の形態では液体圧シリンダ装置13が採用され
る。図4及び図5に示すように、この液体圧シリンダ装
置13のシリンダ13aが、第一のスライダ2の垂下壁
2bの下部にA,B方向に伸びるように固定される。そ
して、シリンダ13aからB方向に突出するピストンロ
ッド13bの先端にピニオン12が回転自在に軸支され
る。
【0035】図5に示すように、この液体圧シリンダ装
置13が作動してピニオン12がB方向に移動すると、
ピニオン12が固定ラック7と可動ラック9との間で移
動し、第二のスライダ3が第一のスライダ2上でB方向
に液体圧シリンダ装置13のピストン(図示せず)の行
程の二倍の行程分スライドする。第一のスライダ2は第
一の倍行程駆動装置4を介してフレーム1に固定される
から、第二のスライダ3は第一のスライダ2上で流体圧
シリンダ装置13のピストンの行程の二倍の行程分B方
向にスライドする。従って、テーブル16上に載せられ
た患者はB方向に液体圧シリンダ装置13の行程よりも
最大で二倍の距離分搬送される。
【0036】次に、上記構成の手術台用テーブルの作用
について説明する。
【0037】図1乃至図3に示す位置にセットされたテ
ーブル16をA方向に移動させる場合は、図4及び図5
に示す第一の倍行程駆動装置4の液圧シリンダ装置11
を作動させる。
【0038】図5に示すように、この液体圧シリンダ装
置11が作動してピストンロッド11bがA方向に突出
すると、ピニオン10が固定ラック6と可動ラック8と
の間をA方向に移動する。固定ラック6はフレーム1に
固定され、可動ラック8は第二のスライダ3と一体で移
動可能であるから、ピニオン10は移動しつつ回転す
る。このため、第一のスライダ2がフレーム1上でA方
向に液体圧シリンダ装置11のピストンの行程の二倍の
行程分スライドする。
【0039】また、第二のスライダ3は第二の倍行程駆
動装置5のピニオン12とラック7,9との噛み合いを
介して第一のスライダ2に固定されるから、第二のスラ
イダ3は第一のスライダ2と一体で流体圧シリンダ装置
11の行程の二倍の行程分A方向にスライドする。
【0040】これにより、テーブル16上に載せられた
患者はA方向に最大で液体圧シリンダ装置11の行程よ
りも二倍の距離分搬送され、施術に適した位置に配置さ
れ、或いはX線撮影装置等の検査装置で検査される。
【0041】テーブル16をB方向に移動させる場合
は、図4及び図5に示す第二の倍行程駆動装置5の液体
圧シリンダ装置13を作動させる。
【0042】図5に示すように、この液体圧シリンダ装
置13が作動してピストンロッド13bがB方向に突出
すると、ピニオン12が固定ラック7と可動ラック9と
の間をB方向に移動する。固定ラック7は第一のスライ
ダ2に固定され、可動ラック9は第二のスライダ3と共
に移動可能であるから、ピニオン12は移動しつつ回転
する。このため、第二のスライダ3が第一のスライダ2
上でB方向に液体圧シリンダ装置13のピストンの行程
の二倍の行程分スライドする。第一のスライダ2は第一
の倍行程駆動装置4のピニオン10とラック6,8との
噛み合いを介してフレーム1に固定されるから、第二の
スライダ3は第一のスライダ2上で流体圧シリンダ装置
13のピストンの行程の二倍の行程分B方向にスライド
する。
【0043】これにより、テーブル16上に載せられた
患者はB方向に最大で液体圧シリンダ装置13の行程よ
りも二倍の距離分搬送され、施術に適した位置に配置さ
れ、或いはX線撮影装置等の検査装置で検査される。
【0044】なお、テーブル16がストレッチャの台車
上に固定された場合も上記と同様にしてテーブル16は
台車上でスライド可能であり、停止した台車上で患者を
テーブルごと所望の位置へと移動させることができる。
【0045】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、フレーム
と、フレーム上にスライド可能に載せられる第一のスラ
イダと、第一のスライダ上に同一方向にスライド可能に
載せられる患者載置用の第二のスライダとを具備し、フ
レームと第一のスライダとの間に第二のスライダを一方
向にスライドさせるための第一の倍行程駆動装置が配置
され、第一のスライダと第二のスライダとの間に第二の
スライダを逆方向にスライドさせるための第二の倍行程
駆動装置が配置された手術台用テーブルであるから、第
一の倍行程駆動装置によりその出力部の行程に比し倍行
程で第二のスライダを一方向にスライドさせ、第二の倍
行程駆動装置によりその出力部の行程に比し倍行程で第
二のスライダを逆方向にスライドさせることができ、駆
動装置の大型化と設置スペースの増大を防止しつつテー
ブルのスライド量を増やし患者の移送距離を大きくする
ことができる。
【0046】請求項2に係る発明によれば、請求項1に
記載の手術台用テーブルにおいて、第一の倍行程駆動装
置が、フレームに上記スライド方向に沿うように設けら
れる固定側案内部と、第一のスライダに固定側案内部と
平行に設けられる可動側案内部と、両案内部に接する回
転体と、この回転体を両案内部間で移動させるアクチュ
エータとを備え、第二の倍行程駆動装置が、第一のスラ
イダに上記スライド方向に沿うように設けられる固定側
案内部と、第二のスライダに固定側案内部と平行に設け
られる可動側案内部と、両案内部に接する回転体と、こ
の回転体を両案内部間で移動させるアクチュエータとを
備えた手術台用テーブルであるから、第一の倍行程駆動
装置のアクチュエータが作動すると、回転体が両案内部
間で移動するので、第一のスライダがフレーム上で一方
向にアクチュエータの行程の二倍の行程分スライドす
る。第二のスライダは第二の倍行程駆動装置を介して第
一のスライダに連結されるから、第二のスライダは第一
のスライダと一体でアクチュエータの行程の二倍の行程
分スライドする。また、第二の倍行程駆動装置のアクチ
ュエータが作動すると、回転体が両案内部間で移動する
ので、第二のスライダが第一のスライダ上で逆方向にア
クチュエータの行程の二倍の行程分スライドする。第一
のスライダは第一の倍行程駆動装置を介してフレームに
連結されるから、第二のスライダは第一のスライダ及び
フレームに対して単独でアクチュエータの行程の二倍の
行程分スライドする。従って、第二のスライダにより患
者を所望の方向にアクチュエータの行程よりも二倍の距
離分搬送することができる。
【0047】請求項3に係る発明によれば、請求項1又
は請求項2に記載の手術台用テーブルにおいて、第一の
倍行程駆動装置のアクチュエータがフレームに固定され
た流体圧シリンダ装置であり、第二の倍行程駆動装置の
アクチュエータが第一のスライダに固定された流体圧シ
リンダ装置である手術台用テーブルであるから、流体圧
シリンダ装置がフレーム及び第一のスライダのスライド
方向に沿って伸びることになり、フレームの中央部に他
の機器を設置するための大きなスペースを確保すること
ができる。
【0048】請求項4に係る発明によれば、請求項1又
は請求項2に記載の手術台用テーブルにおいて、固定側
案内部が固定ラックであり、可動側案内部が可動ラック
であり、回転体が両ラックに噛み合うピニオンである手
術台用テーブルであるから、ピニオンの歯が両ラックの
歯と噛み合い、アクチュエータの動力が第二のスライダ
に確実に伝達され、従って患者を所望の位置へと正確に
移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】手術台用テーブルを手術台のコラム上にセット
した状態で示す平面図である。
【図2】手術台用テーブルを手術台のコラム上にセット
した状態で示す正面図である。
【図3】手術台用テーブルを手術台のコラム上にセット
した状態で示す側面図である。
【図4】図1中、IV−IV線矢視断面図である。
【図5】図2中、V−V線矢視断面図である。
【符号の説明】
1…フレーム 2…第一のスライダ 3…第二のスライダ 4…第一の倍行程駆動装置 5…第二の倍行程駆動装置 6,7…固定ラック 8,9…可動ラック 10,12…ピニオン 11…流体圧シリンダ装置 13…流体圧シリンダ装置 A,B…スライド方向

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームと、フレーム上にスライド可能
    に載せられる第一のスライダと、第一のスライダ上に同
    一方向にスライド可能に載せられる患者載置用の第二の
    スライダとを具備し、フレームと第一のスライダとの間
    に第二のスライダを一方向にスライドさせるための第一
    の倍行程駆動装置が配置され、第一のスライダと第二の
    スライダとの間に第二のスライダを逆方向にスライドさ
    せるための第二の倍行程駆動装置が配置されたことを特
    徴とする手術台用テーブル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の手術台用テーブルにお
    いて、第一の倍行程駆動装置が、フレームに上記スライ
    ド方向に沿うように設けられる固定側案内部と、第一の
    スライダに固定側案内部と平行に設けられる可動側案内
    部と、両案内部に接する回転体と、この回転体を両案内
    部間で移動させるアクチュエータとを備え、第二の倍行
    程駆動装置が、第一のスライダに上記スライド方向に沿
    うように設けられる固定側案内部と、第二のスライダに
    固定側案内部と平行に設けられる可動側案内部と、両案
    内部に接する回転体と、この回転体を両案内部間で移動
    させるアクチュエータとを備えたことを特徴とする手術
    台用テーブル。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の手術台用
    テーブルにおいて、第一の倍行程駆動装置のアクチュエ
    ータがフレームに固定された流体圧シリンダ装置であ
    り、第二の倍行程駆動装置のアクチュエータが第一のス
    ライダに固定された流体圧シリンダ装置であることを特
    徴とする手術台用テーブル。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載の手術台用
    テーブルにおいて、固定側案内部が固定ラックであり、
    可動側案内部が可動ラックであり、回転体が両ラックに
    噛み合うピニオンであることを特徴とする手術台用テー
    ブル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013523254A (ja) * 2010-11-30 2013-06-17 コリア インスティテュート オブ インダストリアル テクノロジー 老弱者用シャワーキャリア
JP2017508497A (ja) * 2014-01-16 2017-03-30 マッケ・ゲゼルシャフトミットベシュレンクターハフトゥング 油圧シリンダ及び歯車配列を用いて患者支持面を直線的に移動させるための装置

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