JP6042652B2 - 術具及び医療用マニピュレータ - Google Patents

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Description

本発明は、術具及び医療用マニピュレータに関する。
従来、医療用マニピュレータとして、操作者によって操作されるマスタマニピュレータと、マスタマニピュレータから発せられる信号に基づいて動作するスレーブマニピュレータとを備えたマスタスレーブ型の医療用マニピュレータが知られている。このような医療用マニピュレータには、遠隔操作によって処置対象部位に対する処置をするための術具が取り付けられる。
たとえば、特許文献1には、処置部の向きを変化させるためのダブルジョイントを長尺部材の遠位端部に有する術具が開示されている。ダブルジョイントは、長尺部材の長手軸に対して直交する方向に延び互いに平行な2つの回動軸を有している。2つの回動軸のうちの一方は長尺部材に連結されており、2つの回動軸のうちの他方は処置部に連結されている。また、特許文献1に記載の術具では、ダブルジョイントには、開閉動作可能な一対の処置具片が設けられている。特許文献1に記載の術具に設けられた一対の処置具片には、これらの処置具片を独立して動作させる長尺の駆動部材が各々の処置具片に接続されている。
米国特許第6312435号明細書
特許文献1に記載の術具では、術具に設けられた各処置具片は、各処置具片にそれぞれ設けられた駆動部材によって独立して動作する。このため、処置具片の相対位置関係を変えずに屈曲するためには各駆動部材を協調動作させなければならなかった。このため、処置片を動作させる制御が複雑である。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、処置片を動作させる制御が容易な術具及び医療用マニピュレータを提供することである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の術具は、処置対象部位に対して処置を行う術具であって、長手軸を有する筒状の長尺部材と、前記長尺部材の前記長手軸方向の一端に連結された屈曲用ダブルジョイントと、前記屈曲用ダブルジョイントに連結され開閉動作可能な鉗子と、前記鉗子に連結された開閉用ジョイントと、前記開閉用ジョイントに連結され前記長尺部材に沿って配された移動部材と、を備え、前記屈曲用ダブルジョイントは、前記長尺部材に連結された屈曲用第一回動軸と、前記屈曲用第一回動軸と平行で前記処置部に連結された屈曲用第二回動軸と、を有し、前記開閉用ジョイントは、前記移動部材と連結され所定の回動中心周りに回動する開閉用第一回動部材と、前記屈曲用第二回動軸と同軸を回動中心として前記開閉用第一回動部材と逆周りに相対回転するように前記開閉用第一回動部材に連結された開閉用第二回動部材と、前記開閉用第二回動部材の回転力を前記鉗子の開閉動作に変換するリンクと、を有することを特徴とする術具である。
た、前記鉗子の開閉軸は前記屈曲用第二回動軸と同軸であってもよい。
また、前記開閉用第一回動部材の回動中心は前記屈曲用第一回動軸と同軸であってもよい。
本発明の医療用マニピュレータは、本発明の術具と、前記術具が取り付けられ少なくとも1つの関節を有するスレーブマニピュレータと、前記スレーブマニピュレータの前記関節を駆動させるための操作指令を発するマスタマニピュレータと、を備えた医療用マニピュレータである。
本発明の術具及び医療用マニピュレータによれば、鉗子を開閉させる制御が容易である。
本発明の一実施形態の術具を備えた医療用マニピュレータの全体図である。 同術具の一部を示す斜視図である。 同術具の一部を示す平面図である。 同術具の一部を示す側面図である。 同術具の一部を示す図で、図3のA−A線における断面図である。 同術具の一部を示す図で、図3のB−B線における断面図である。 同術具の作用を説明するための図である。 同術具の作用を説明するための図である。 同術具の作用を説明するための図である。 同術具の作用を説明するための図である。 同術具の作用を説明するための図である。 同術具の作用を説明するための図である。 同術具の設計変更の一例を示す図で、図3のB−B線と同様の断面を示す図である。 図13に示す設計変更における処置部の動作を説明するための図である。
本発明の一実施形態の術具および医療用マニピュレータについて説明する。図1は、本実施形態の術具を備えた医療用マニピュレータの全体図である。図2は術具の一部を示す斜視図である。図3は術具の一部を示す平面図である。図4は術具の一部を示す側面図である。図5は図3のA−A線における断面図である。図6は図3のB−B線における断面図である。
図1に示すように、術具1は、医療用マニピュレータ100の一部として、医療用マニピュレータ100に取り付けられている。
まず、本実施形態の医療用マニピュレータ100の構成について説明する。医療用マニピュレータ100は、マスタマニピュレータ101と、制御装置110と、スレーブマニピュレータ120とを備える。
マスタマニピュレータ101は、術者の操作の動きをスレーブマニピュレータ120に伝達するマスタとして機能するものであって、液晶ディスプレイ装置等のマスタ表示部102と、術者が把持して操作を行う操作部103とを備える。マスタマニピュレータ101の操作部103に対してなされる操作は、制御装置110に入力される。
制御装置110は、マスタマニピュレータ101からの入力を受け付けるマスタ側制御装置111と、スレーブマニピュレータ120へ駆動信号を出力するスレーブ側制御装置112とを有している。
マスタ側制御装置111では、マスタマニピュレータ101からの入力に基づいて、スレーブマニピュレータ120を動作させるための操作指令を生成し、スレーブ側制御部へと出力する。
スレーブ側制御装置112では、マスタ側制御装置111から発せられた操作指令に基づいて、スレーブマニピュレータ120を駆動させるための駆動信号を生成し、スレーブマニピュレータ120へと出力する。
スレーブマニピュレータ120は、スレーブ側制御装置112からの駆動信号に従って動作するスレーブアーム121を有し、スレーブアーム121に本実施形態の術具1が取り付けられている。スレーブマニピュレータ120には、本実施形態の術具1の他、外科手術を行うための処置器具や、内視鏡装置等を取り付けることができる。
次に、術具1の構成について説明する。
図1に示す術具1は、処置対象部位に対して処置を行うための医療器具である。図1及び図2に示すように、術具1は、長尺部材2と、長尺部材2の一端にジョイント10を介して連結された処置部6と、長尺部材2の他端に設けられた駆動制御部30とを備える。以下、術具1において処置部6が設けられている側を遠位側、術具1において駆動制御部30が設けられている側を近位側として説明を行なう。
長尺部材2は、長手軸を有する筒状部材である。長尺部材2は、取り付け対象となるスレーブアーム121の構成に応じて、軟性であってもよいし硬性であってもよい。本実施形態では、長尺部材2が硬性である例を示す。
図2および図3に示すように、長尺部材2の内部には、処置部6を動作させるためのコネクティングロッド3が配されている。コネクティングロッド3は、後述する屈曲用ダブルジョイント11に一端が連結され駆動制御部30に他端が連結された屈曲用ロッド4と、後述する開閉用ジョイント17に一端が連結され駆動制御部30に他端が連結された開閉用ロッド5(移動部材)とを有する。
図2及び図3に示すように、処置部6は、処置対象部位に対して処置をするために設けられている。本実施形態では、処置部6は、開閉動作可能な一対の鉗子片(処置具片)7a、7bを有し、術具1は鉗子となっている。一対の鉗子片7a、7bは、各鉗子片7a、7bの回動軸となる図示しない軸状部材によって連結されている。本実施形態では、当該軸状部材における回動中心は、後述する屈曲用第二回動軸14の回動中心と同軸となっている。
長尺部材2と処置部6とを連結するジョイント10は、長尺部材2に対して処置部6を屈曲させるための屈曲用ダブルジョイント11と、一対の鉗子片7a、7bを開閉動作させるための開閉用ジョイント(処置具片動作用ジョイント)17とを有する。
屈曲用ダブルジョイント11は、長尺部材2の遠位端に固定された第一嵌合歯部12と、長尺部材2の遠位端に連結された屈曲用第一回動軸13と、屈曲用第一回動軸13と平行に延び処置部6に連結された屈曲用第二回動軸14と、処置部6に固定された第一嵌合歯部12と転がり接触する第二嵌合歯部15と、屈曲用第一回動軸13及び屈曲用第二回動軸14をそれぞれ回動可能に保持する本体部16とを有している。
第一嵌合歯部12は、屈曲用第一回動軸13の回動中心を中心とする円周上にギア状の歯を有している。また、第二嵌合歯部15は、屈曲用第二回動軸14の回動中心を中心とする円周上にギア状の歯を有し、第一嵌合歯部12とかみ合っている。第一嵌合歯部12と第二嵌合歯部15とは、互いに半径が等しい円周上に歯を有し、比率が1:1の関係に設定されている。
第二嵌合歯部15は、第一嵌合歯部12における円周に沿って回転しながら移動することができる。なお、第一嵌合歯部12及び第二嵌合歯部15に代えて、摩擦力によって互いに外周部分が接して相対回動する板状部材が設けられていてもよい。
なお、本実施形態では、第一嵌合歯部12と第二嵌合歯部15とを歯車の噛み合いで摩擦接触させる構成を示したが、必ずしも歯車の噛み合いで摩擦接触させる構成に限定されるものではない。例えば、歯車の噛み合いによる摩擦接触に代えて摩擦接触される歯車の噛み合いがない2つのゴムローラ(摩擦力が大きい)を摩擦接触させる構成などのように2つの回転体間が互いに滑らずに回転転がりができる機構にしてもよい。
屈曲用第一回動軸13及び屈曲用第二回動軸14は、いずれも長尺部材2の長手軸の延長線に対して直交する方向に回動中心が延びる軸である。
本体部16は、第一嵌合歯部12と第二嵌合歯部15との間の距離を一定に保つ。図3及び図4に示すように、本体部16には、コネクティングロッド3のうち屈曲用ロッド4が屈曲用第一回動軸13以外の位置に接続されている。屈曲用ロッド4を長尺部材2の長手軸方向に進退動作させることにより、本体部16は、屈曲用第一回動軸13回りに回動する。これにより、屈曲用第二回動軸14は、屈曲用第一回動軸13を旋回中心として旋回動作する(図7参照)。
図3、図5、及び図6に示すように、開閉用ジョイント17は、第一ギア18(処置具片動作用第一回動部材)と、第二ギア19(処置具片動作用第二回動部材)と、リンク21とを有している。
第一ギア18は、開閉用ロッド5と連結され所定の回動中心周りに回動するギアである。本実施形態では、第一ギア18における所定の回動中心は、屈曲用ダブルジョイント11における屈曲用第一回動軸13の回動中心と同軸である。また、本実施形態では、第二ギア19は、第一ギア18と噛み合うことにより第一ギア18と連結され、屈曲用第二回動軸14と同軸をなす回転中心回りに第一ギア18と逆周りに相対回転するギアである。
第一ギア18及び第二ギア19は、互いに半径が等しい歯車である。また、第二ギア19には、リンク21に連結されるピニオン20が形成されている。
図6に示すように、リンク21は、第二ギア19の回転力を鉗子の開閉動作に変換するものであり、ピニオン20に噛み合うラック22と、ラック22に連結されたリンク要素23a、23bとを有する。ラック22は、ピニオン20が回転動作することにより進退移動する。リンク要素23a、23bは、ラック22の進退移動を各鉗子片7a、7bの回動移動に変換する。本実施形態では、リンク21は、トグル機構を構成しており、各鉗子片7a、7bが閉じる方向へ移動するに従って指数関数的に鉗子片7a、7bの把持力が高まるようになっている。
図1に示す駆動制御部30は、コネクティングロッド3(図2参照)を長尺部材2の長手軸方向に進退させるアクチュエータ31と、アクチュエータ31の動作量を検知する検知部32とを有している。駆動制御部30は、スレーブ側制御装置112から出力される駆動信号に従って動作する。検知部32は、アクチュエータ31の動作量を検知してスレーブ側制御装置112へと出力する。これにより、駆動制御部30におけるアクチュエータ31の動作はフィードバック制御される。
次に、本実施形態の術具1及び医療用マニピュレータ100の作用について、術具1の動作原理及び作用を中心に説明する。図7ないし図12は、術具1の作用を説明するための図である。
図2及び図3に示すように、術具1は、屈曲用ダブルジョイント11と開閉用ジョイント17とによって処置部6と長尺部材2とが連結された構成を有している。屈曲用ダブルジョイント11は、アクチュエータ31による屈曲用ロッド4の進退動作によって動作させることができる。また、開閉用ジョイント17は、アクチュエータ31による開閉用ロッド5の進退動作によって、屈曲用ダブルジョイント11とは独立して動作させることができる。
図5及び図8に示すように、開閉用ロッド5を進退移動させることなく屈曲用ロッド4を進退移動させると、すると、屈曲用第二回動軸14は屈曲用第一回動軸13を旋回中心として旋回動作する。このとき、屈曲用ダブルジョイント11に設けられた第一嵌合歯部12には第二嵌合歯部15がかみ合っているので、第二嵌合歯部15は屈曲用第二回動軸14を回動中心として回動する。なお、このとき、第一ギア18は回動せず、屈曲用ダブルジョイント11の本体部16が、屈曲用第一回動軸13回りに回動する。屈曲用第一回動軸13を旋回中心として屈曲用第二回動軸14が旋回動作しながら第二嵌合歯部15が屈曲用第二回動軸14周りに回動することにより、処置部6における一対の鉗子片7a、7bの向きが変化する。
この場合、屈曲用ダブルジョイント11では、第一嵌合歯部12の半径と第二嵌合歯部15の半径との比率に応じた角度で本体部16を動かすことになる。
例えば、図4に示すように第一嵌合歯部12の半径をr1、第二嵌合歯部15の半径をr2、本体部16の回動角度をθ、処置部6の回動角度をφとすると、
r2(φ−θ)=r1θ ・・・(1)
φ={(r1+r2)/r2}θ ・・・(2)
たとえば、本実施形態のように、第一嵌合歯部12の半径r1と、第二嵌合歯部15の半径r2との比率が1:1の場合(r1=r2)は、
φ=2θ
となる。したがって、屈曲用第一回動軸13を中心に本体部16を45度動かせば、処置部6側に設けられた第二嵌合歯部15は、第一嵌合歯部12に対して90度傾くことになる。つまり、増速機構となるため、本体部16の角度移動量を目的とする処置部6の角度移動量に対して少なくできる。
ここで、図6及び図9に示すように、ピニオン20と、一対の鉗子片7a、7bとは、一体的に向きが変化するので、一対の鉗子片7a、7bを開閉動作させるようなピニオン20の回転動作は生じていない。したがって、一対の鉗子片7a、7bは、向きを変化させる前後で、開閉状態が変化しない。
次に、図8及び図11に示すように、開閉用ロッド5が進退移動されると、開閉用ロッド5と接続された第一ギア18が回動し、第一ギア18とかみ合っている第二ギア19が回動する。すると、第二ギア19は、図9及び図12に示すように、ピニオン20を回動させる。ピニオン20が回動することにより、ラック22が進退移動して、一対の鉗子片が開閉動作する。
従来、鉗子片7a、7bの向きを変化させるための回動軸をダブルジョイント10の遠位側に設けた構成が知られている。このような構成と比較して、本実施形態の術具1では、ダブルジョイント10における遠位側の回動軸を、鉗子片7a、7bの向きを変化させるための回動軸と一致させた構成を有している。これにより、従来よりも術具1を小型化し、また、鉗子片7a、7bの向きを変えるために必要となる最小半径を小さくすることができる。
このように、本実施形態の処置具によれば、従来よりも狭い領域内で鉗子片7a、7bを所望の向きに向けることができ、処置対象部位に対する細かな作業がしやすくなる。
また、開閉用ロッド5の進退移動がリンク21によって鉗子片7a、7bの開閉動作に変換される。これにより、各鉗子片7a、7bの動作が連動するので、鉗子片7a、7bを開閉動作をさせる際の協調動作は不要である。このため、鉗子片7a、7bを開閉させる制御が、開閉用ロッド5の進退移動量の制御によって容易にできる。
また、本実施形態の術具1がスレーブアーム121に取り付けられた医療用マニピュレータ100は、従来よりも狭い空間においても処置対象部位に対して好適に処置をすることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、図13及び図14に示すように、鉗子片7a、7b及びリンク要素23a、23bの組み合わせとして、パンタグラフ状に動作するリンク機構とすることもできる。このような構成であっても鉗子片7a、7bを開閉させることができる。
また、別の設計変更の例として、例えば、屈曲用第二回動軸14と第二ギア19との各回動中心について、屈曲用第二回動軸14よりも屈曲用第一回動軸13に近い位置を回動中心として第二ギア19が回動するようになっていてもよい。
また、鉗子片7a、7bの開閉軸は第二ギア19の回動中心や屈曲用第二回動軸14と同軸でなくてもよい。
また、上述の実施形態では、処置具片の動作として、一対の処置具片である鉗子片7a、7bを開閉させる動作を例にとって説明したが、これに限るものではない。例えば、一つの処置具片を屈曲(回動)させる動作や所定の方向に進退させる動作であっても良い。また、処置具片は鉗子片以外の医療器具であってもよい。
また、上述の実施形態で説明したコネクティングロッド3に代えて、可撓性を有するワイヤが設けられていてもよい。また、術具1の長尺部材2は軟性であってもよい。
なお、上記具体的な構成に対する設計変更等は上記事項には限定されない。
1 術具
2 長尺部材
3 コネクティングロッド
4 屈曲用ロッド
5 開閉用ロッド(移動部材)
6 処置部
7a、7b 鉗子片(処置具片)
10 ジョイント
11 屈曲用ダブルジョイント
12 第一嵌合歯部
13 屈曲用第一回動軸
14 屈曲用第二回動軸
15 第二嵌合歯部
16 本体部
17 開閉用ジョイント(処置具片動作用ジョイント)
18 第一ギア(動作用第一回動部材)
19 第二ギア(動作用第二回動部材)
20 ピニオン
21 リンク
22 ラック
23a、23b リンク要素

Claims (5)

  1. 処置対象部位に対して処置を行う処置具片を有する処置部を備えた術具であって、
    長手軸を有する筒状の長尺部材と、
    前記長尺部材の前記長手軸方向の一端に連結された屈曲用ダブルジョイントと、
    前記屈曲用ダブルジョイントに連結され動作可能な処置具片と、
    前記処置具片に連結された処置具片動作用ジョイントと、
    前記処置具片動作用ジョイントに連結され前記長尺部材に沿って配された移動部材と、
    を備え、
    前記屈曲用ダブルジョイントは、
    前記長尺部材に連結された屈曲用第一回動軸と、
    前記屈曲用第一回動軸と平行で前記処置部に連結された屈曲用第二回動軸と、
    を有し、
    前記処置具片動作用ジョイントは、
    前記移動部材と連結され所定の回動中心周りに回動する動作用第一回動部材と、
    前記屈曲用第二回動軸と同軸を回動中心として前記動作用第一回動部材と逆周りに相対回転するように前記動作用第一回動部材に連結された動作用第二回動部材と、
    前記動作用第二回動部材の回転力を前記処置具片の動作に変換するリンクと、
    を有する
    ことを特徴とする術具。
  2. 請求項1に記載の術具であって、
    前記処置具片の動作軸は前記屈曲用第二回動軸と同軸である
    ことを特徴とする術具。
  3. 請求項1または2のいずれか一項に記載の術具であって、
    前記動作用第一回動部材の回動中心は前記屈曲用第一回動軸と同軸である
    ことを特徴とする術具。
  4. 請求項1からのいずれか一項に記載の術具であって、
    前記処置具片は一対有し、前記処置具片の動作は、前記一対の処置具片の開閉である
    ことを特徴とする術具。
  5. 請求項1からのいずれか一項に記載の術具と、
    前記術具が取り付けられ少なくとも1つの関節を有するスレーブマニピュレータと、
    前記スレーブマニピュレータの前記関節を駆動させるための操作指令を発するマスタマニピュレータと、
    を備えた医療用マニピュレータ。
JP2012168353A 2012-07-30 2012-07-30 術具及び医療用マニピュレータ Active JP6042652B2 (ja)

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