JP2017086309A - 椅子の体圧支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】背もたれの仕様に合わせてメッシュタイプとクッションタイプとのヘッドレストを用意することを、低コストで実現する。【解決手段】ヘッドレスト21は、前後に開口した周枠体23と、これに手前から重なる補助枠体31とを有している。補助枠体31は、係合手段によって周枠体23に取付けられている。補助枠体31には、単層メッシュ材と積層式体圧支持材32とを任意に取付けできる。積層式体圧支持材32は、強度メンバーとしてのメッシュ状基材32aと、メッシュ状基材32aの表面側に重ね配置された薄いクッション層32bと、クッション層32aを全体的に覆うフロント表皮材32cと、メッシュ状基材32aを裏側から全体的に覆うリア表皮材32dとから成っている。周枠体23を使用しつつ、クッションタイプの外観を実現できる。【選択図】図9

Description

本願発明は、椅子において、ヘッドレストやショルダーレスト、背もたれのような体圧支持装置に関するものである。
椅子には、オプション品としてヘッドレストを設けることが広く行われている。この場合、ヘッドレストは背もたれの上に配置されているため、表面についてデザイン的な統一性を持たせていることが殆どである。
つまり、背もたれは、背板(背インナーシェル)の前面にクッション材を張ってこれを織地等の表皮材で覆ったクッションタイプと、前後開口の背枠にメッシュ材を張ったメッシュタイプとが普及しているが、背もたれがクッションタイプの場合は、ヘッドレストもクッションタイプの構造として、背もたれがメッシュタイプである場合は、ヘッドレストもメッシュタイプにすることにより、デザイン的な統一性を持たせている。
他方、回転椅子におけるメッシュタイプの背もたれは、上記のとおり、背枠体に1枚のメッシュ状材を張った構造のものが大半であるが、特許文献1には、車両用のシート構造として、三次元ネットの表面側に表皮材を取付けて、表皮材と三次元ネットとで袋を構成し、この袋にクッションを嵌め入れることが開示されている。
特許第4086616号公報
さて、ヘッドレストをクッションタイプにするには、例えば、クッションを重ね配置するインナーシェルと、これを裏から覆うアウターシェルとを有する構造にせねばならないため、コストが嵩むという問題がある。すなわち、メッシュタイプのヘッドレストとクッションタイプのヘッドレストとは、使用する部材が全く相違しているため、全体としてコストが嵩むという問題があった。
他方、特許文献1では、強度メンバーとしての三次元ネットにクッション材が重なるため、クッションタイプと同じ外観を呈することができるが、表皮材は袋構造になっていて、三次元ネットは部分的に露出せざるをえない。このため、通常の椅子には適用し難いといえる。また、ヘッドレストや背もたれは後ろからも見えるため、背面の見え方にも配慮する必要があるが、特許文献1が対象にしている車両用の座席では、三次元ネットの裏面は露出しないため見栄えについてはなんら配慮しておらず、この面でも、椅子のヘッドレストや背もたれには適用し難いといえる。また、必ずしもクッション材を要せずに、見た目だけがクッションタイプあればよい場合もあり得るが、この場合は、特許文献1では構成が過剰になってしまう。
本願発明は、このような現状を改善すべく成されたものである。
本願発明は、椅子の体圧支持装置に関するものであり、請求項1の体圧支持装置は、表裏に開口した周枠体と、前記周枠体に張られた可撓性の積層式体圧支持材とを有しており、前記体圧支持材は、強度メンバーとしてのメッシュ状基材と、前記メッシュ状基材の表面側に配置されたフロント表皮材と、前記メッシュ状基材を裏面側から全体的に覆うリア表皮材とを備えている。敢えて述べるまでもないが、表皮材は、主として化粧材としての役割を備えている。従って、透けて見えないものが好ましい。
請求項2では、請求項1において、前記メッシュ状基材とフロント表皮材との間にクッション層を設けており、前記クッション層は前記フロント表皮材で全体が覆われている。なお、この場合、クッション層の厚さは、例えば数mm程度の厚さで足りる。クッション層を設けずに、メッシュ状基材の表面と裏面とに表皮材を配置することも可能であるが、この場合、フロント表皮材として、例えばパイル生地や毛布生地、厚いタオル生地、或いは厚手のニット生地などを使用することにより、フロント表皮材にクッション性(当たりの柔らかさ)を持たせることも可能である。また、クッション層を設ける場合、その素材としてはウレタン等の発泡樹脂が代表的であるが、立体編地なども採用可能である。
請求項3では、請求項2において、前記周枠体には、当該周枠体と略相似形の補助枠体が表面側から装着されている一方、前記積層式体圧支持材の周縁には、前記メッシュ状基材とクッション層と両表皮材とに接合されたテープ状の縁部材が取付けられており、前記積層式体圧支持材は前記補助枠体に表面側から重なっており、前記縁部材は、前記補助枠体の裏面に取付けられている。
請求項4の発明は、請求項3において、前記補助枠体には、前記積層式体圧支持材に代えて前記メッシュ状基材のみを取り付けることが可能であり、積層式体圧支持材が張られた補助枠体とメッシュ状基材のみが張られた補助枠体とを前記周枠体に付け替え可能である。
本願発明では、メッシュ状基材の表面側の全体と体圧支持装置の裏面の全体とが表皮材で構成されているため、周枠体を使用しつつ、クッションタイプと同じ外観を呈することができる。そして、周枠体はメッシュ状基材のみを張ることもできるため、メッシュタイプとクッションタイプ(或いはクッション状のタイプ)とで部材を共通化して、全体としてのコストダウンに貢献できる。なお、表裏の表皮材を張った状態に保持するためには、積層式体圧支持材は全体として一体化するように、隣り合った部材を接着しておくのが好ましい。
請求項2のようにクッション層を設けると、人に対する当たりが柔らかくなるため、商品価値を向上できる。すなわち、例えばインナーシェルにクッション材を張ったものと同等の感触を得ることができて、使用者に高い満足感を与えることができる。
請求項3のように補助枠体を設けると、体圧支持装置の組み立てに際しては、積層式体圧支持材が張られた補助枠体を周枠体に取り付けるだけでよいため、組み立ての手間を軽減することができる。また、表皮材をピンと張った状態に保持することも容易になる。
請求項4の構成を採用すると、メッシュタイプとクッションタイプとで補助枠体と周枠体とを共通化できるため、コストダウンに一層貢献できる。
オプション品を取り付けていない状態で椅子を前方から見た斜視図であり、(A)は可撓性シートを表示したもの、(B)は可撓性シートを省略したものである。 オプション品としてのヘッドレストとハンガーとを取り付けた状態を表示しており、(A)は手前から見た斜視図、(B)は後ろから見た斜視図である。 オプション品を取り付けていない状態椅子を後方から見た斜視図であり、(A)は可撓性シートを表示したもの、(B)は可撓性シートを省略したもの、(C)は部分的な分離斜視図である。 クッションタイプ仕様にした状態を示す図で、(A)は外観の大部分を示す斜視図、(B)はクッションを省略した状態での斜視図、(C)は分離斜視図である。 (A)(B)とも、ヘッドレスト取り付け構造を示す分離斜視図である。 ヘッドレストの分離斜視図である。 ヘッドレストの周枠体と補助枠体とを姿勢を変えて表示した分離斜視図である。 メッシュタイプ仕様での中央部の縦断側面図である。 クッションタイプ仕様での中央部の縦断側面図である。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本願では、方向を特定するため左右・前後の文言を使用しているが、これは、椅子に普通に腰掛けた人を基準にしている。正面図は着座した人と対向した方向である。念のため、図1に方向を明示している。
本実施形態は、オフィスで多用されている回転椅子に適用している。また、本実施形態の椅子は、人が着座すると背もたれの前部が前進するタイプである。本実施形態では、本願発明を背もたれに適用している。図1〜10では、背もたれをメッシュタイプとした状態を示し、図11では、背もたれをクッションタイプとした状態を示している。
(1).椅子の概略
まず、図1〜3を参照して、椅子の概略を説明する。図1のとおり、椅子は、主要要素として、脚装置1、座2、背もたれ3を備えている。脚1は、ガスシリンダより成る脚支柱4と放射方向に延びる枝部5とを有しており、各枝部5の先端にはキャスタを設けている。脚支柱4の上端には、上向きに開口した略箱状のベース(図示せず)が固定されている。
図示していないが、ベースの前端部には、樹脂製やアルミダイキャスト製のフロントブロックがボルトで固定されており、フロントブロックには、左右一対のフロントリンクが回動可能に取り付けられている。フロントリンクは、人が着座していないニュートラル状態で、側面視で鉛直線に対して少し後傾しており、人が着座すると後傾する。
また、ベースには、図示しない傾動体が、左右長手の支軸によって後傾動自在に連結されており、傾動体1の後部に、リアブロック14が固定されている。リアブロック14の後部に背支柱16が固定されており、背支柱16の上端に背もたれ3の上端部が取り付けられている。背支柱16は、左右2本の縦フレーム17を有しており、左右縦フレーム26の上端は連接部18を介して一体に繋がっている。
図2のとおり、背もたれ4の下端部は、前後傾動自在な第2連動リンク19の上端部に連結されている。そして、リアブロック14には、左右一対のリアリンク(図示せず)がフロントリンクと平行な状態で連結されており、座2は、座アウターシェルを介してフロントリンク及びリアリンクに連結されており、人が着座すると、座フロントリンクとリアリンクを後傾させて座が下降動し、かつ、リアリンクの回動に連動する第1連動リンク(図示せず)を介して第2連動リンク19が前傾動する。
従って、人が着座すると、背もたれ3は、その上端を中心にして屈曲することにより、下端部が前進する。これにより、人が浅く腰掛けても、人の腰部が背もたれ3によって支持される。人が深く腰掛けた場合は、既述した第1連動リンクが変形することにより、背もたれ3は動くことなく座2の下降動が許容される。
図2に示すように、本実施形態の椅子には、オプション品の例として、ヘッドレスト21とハンガー22とを取り付けることができる。これらヘッドレスト21とハンガー22とは背支柱16に固定されている。図1,3では背もたれ3をメッシュタイプとしているが、図4では、クッションタイプの仕様になっている。ヘッドレスト21は、背もたれ3の仕様に応じて、メッシュタイプとクッションタイプとに変更できる。詳細は後述する。
(2).背部の概要
例えば図1,4に示すように、背もたれ3は、前後に開口した背枠41と、背枠41の前面に重なった上下のシート保持枠46,47と、着座者の体圧を受けるメッシュ状の可撓性シート48とを有している。
図示は省略するが、可撓性シート48の周囲には、樹脂テープ等からなる帯状の縁部材を縫着等で固定しており、縁部材は、シート保持枠46,47の裏面に装着(係止)されている。また、シート保持枠46,47は、上シート保持枠46と下シート保持枠47とに分割されているが、可撓性シート48は1枚である。上シート保持枠46と下シート保持枠47との上下高さの比率は、任意に設定できる。
図3に示すように、背枠41は、上下方向に長い左右のサイドフレーム50と、左右サイドフレーム50の上端に繋がったアッパーフレーム51と、左右サイドフレーム50の下端間に繋がったロアフレーム42とで構成されており、全体的には、正面視で概ね四角形に成っている。他方、アッパーフレーム51は、その全体がサイドフレーム50の後ろに位置しており、側面視では、後ろ下向きに向かうように折り返された形態になっている。
他方、図1に示すように、上シート保持枠46は、背枠41のサイドフレーム50に手前から重なるサイドメンバー52と、左右サイドフレーム50の上端に一体に繋がったアッパーシェル53とを有している。
例えば図3(C)に示すように、背支柱16の上端部に、左右外側に張り出した枝部56が一体に形成されている一方、アッパーフレーム51のうちドーム部55の左右両側の部分には、枝部56が嵌まる下向き溝57を形成している。このように、アッパーフレーム51と枝部56とが嵌合することにより、支持強度のアップとねじれ防止機能強化とが図られている。
図5に示すように、ヘッドレスト21は、前後に開口した左右横長の周枠体23と、周枠体23の左右中間部から下向きに分岐した左右の足部24とを有しており、足部24の下端に、背支柱16の枝部56に下方から重なる基部(取付け部)25を背受けている。基部25が、背支柱16における枝部56の下面にビスで固定されている。
図2に示すように、ハンガー22は、略Y形の中央部26と、中央部26の上端から横向きに取り出したバー部27と、中央部26の下端から手前に向いた基部28とを有しており、基部28がビスで背支柱16における連接部18の下面に固定されている。
既述のとおり、本願発明の背もたれ3は図4に表示したクッションタイプとすることも可能である。このクッションタイプでは、体圧受け体の例としての背板29を使用している。背板29は浅いトレー状の形態を成しており、内部にクッション30が嵌め込まれており、クッション30は表皮材で覆われている。背板29の縁部は周枠体41に連結されている。クッションタイプでも、ヘッドレスト21とハンガー22とを取り付けることができる。
(3).ヘッドレスト
ヘッドレスト21は、既述のとおり、前後に開口した周枠体23を有しているが、更に、主要部材として、周枠体23に手前から重なる補助枠体(フロント部材)31を有しており、補助枠体31に、図8に示す積層式体圧支持材32と、図9に示す単層メッシュ材33とを選択的に取り付けることができる。周枠体23及び補助枠体31は、平面視で前向き凹状に緩く湾曲している。
図6,7,9から理解できるように、周枠体23は前向きに開口した樋状の形態になっている。他方、補助枠体31は、基本的には板状であるが、上部と下部とには、リブで囲われた補強部34を形成している。他方、図8,9のとおり、積層式体圧支持材32及び単層メッシュ材33の縁部にはテープ状の縁部材35が縫着等で一体に取付けられている一方、図7に示すように、補助枠体31の裏面には、縁部材35を取り付けるためのフック36が飛び飛びで多数形成されている。図示していないが、縁部材35には、フック36に嵌まる穴が多数形成されている。
図7に示すように、補助枠体31の上部と下部とには、平面視鉤形の第1係合爪37aが左右対称状に後ろ向きに突設されている。他方、周枠体23の樋状溝内には、第1係合爪37aが強制的に噛み合う第2係合爪37bが形成されている。また、補助枠体31の左右両側部には、側面視鉤形の第3係合爪38aが後ろ向きに突設されている一方、周枠体23の左右サイド部には、樋状溝を跨ぐような状態の第3係合部38bが形成されている。
従って、補助枠体31を周枠体23に押し付けると、第1係合爪37aと第2係合爪37bとが噛み合うと共に、第3係合爪38aが第3係合部38bに噛み合い、これにより、補助枠体31は、上下左右にずれ不能で前向きに離脱不能に保持される。更に、図8,9に示すように、補助枠体31の下部の左右中間部に後ろ向きのセンター突起39を設け、このセンター突起39がビス40で周枠体23の下部に締結されている。
単層メッシュ材33は、背もたれ3に使用した可撓性シート48と同じものであり、強弾性糸を有する編地又は織地である(通常は編地が多い。)。背もたれ3に可撓性シート48として使用する場合は、強弾性糸は左右横長の姿勢に配置されている。
他方、積層式体圧支持材32は、図9に示すように、強度メンバーとしてのメッシュ状基材32aと、メッシュ状基材32aの表面に重ね配置された薄いクッション層32bと、クッション層32bを表面側から全体的に覆うフロント表皮材32cと、メッシュ状基材32aを裏側から全体的に覆うリア表皮材32dとから成っている。従って、積層式体圧支持材32は4層構造になっている。
これら4つの層32a〜32dは、その縁部が互いに重なった状態で、縁部材35に縫着等で固定されている。これら4つの層32a〜32dは全体として圧縮変形するので、周枠体23と補助枠体31との間に挟み込むことができる。但し、メッシュ状基材32aと両表皮材32c、32dの三層を重ねて縁部材35に固定して、クッション層32bは縁部材35の内側に位置させるというように、複数層のうち少なくとも1つの層を縁部材35に固定することは可能である。また、単層メッシュ材33及び積層式体圧支持材32は、縁部材35の前面と裏面とのうちいずれに固定してもよい。
メッシュ状基材32aは、単層メッシュ材33及び可撓性シート48と同じものである。クッション層32bは、例えば厚さ2〜3mm程度のシレタンシートを使用できる。もとより、他の素材でもよい。表裏の表皮材32c,32dは、図4で表示したクッションタイプの背もたれ3の表皮材30と同じものを使用している。積層式体圧支持材32は、隣り合った層をホットメルト接着剤等の接着剤で接着しておくと、立体的な形状になっていても弛みや浮きがなくて美観に優れたものとすることができる。
以上の説明から理解できるように、背もたれ3を図4のようなクッションタイプにした場合は、ヘッドレスト21に積層式体圧支持材32を使用することにより、ヘッドレスト21もクッションタイプの外観を呈することができる。背もたれ3を図1,3のようなメッシュタイプとした場合は、ヘッドレスト21も単層メッシュ材33を使用してメッシュタイプにすることができる。従って、背もたれ3とヘッドレスト21とをデザイン的に統一させて、椅子全体としての美観を確保することができる。
そして、クッションタイプとメッシュタイプとでは、積層式体圧支持材32と単層メッシュ材33とを選択するだけであり、ヘッドレスト21の構成部材である周枠体23と補助枠体31とは共通しているため、商品群全体としてコストを抑制できる。また、リア表皮材32dの存在により、バックビューの見栄えを損なうこともない。
以上の説明はヘッドレストに適用した場合であったが、本願発明は、背もたれやショルダーレストのような他の体圧支持装置にも適用できる。また、本願発明は、回転椅子には限らず、いわゆるパイプ椅子など、各種の椅子(ベンチも含む)に広く適用できる。
また、メッシュ状基材の表面側に複数枚のクッション層を配置したり、メッシュ状基材の裏側にもクッション層を設けたりすることも可能である。逆に、クッション層を無くして、メッシュ状基材の表裏に直接表皮材を重ねることも可能である。クッションタイプのように表面が布やレザー等の表皮材で構成されている外観を呈するだけで足りる場合は、クッション層を無くすことも可能である。また、クッション層の有無に関係なく、フロント表皮材はリア表皮材との厚さを変えるといったことも可能である。
補助枠体は必須の要素ではない。従って、テープ状等の縁部材を周枠体に直接に取り付けることも可能である。
本願発明は、椅子に具体化できる。従って、産業上利用できる。
3 背もたれ
16 背支柱
17 縦フレーム
18 連接部
21 体圧支持装置の例としてのヘッドレスト
23 周枠体
31 補助枠体
32 積層式体圧支持材
32a メッシュ状基材
32b クッション層
32c フロント表皮材
32d リア表皮材
33 単層メッシュ材

Claims (4)

  1. 表裏に開口した周枠体と、前記周枠体に張られた可撓性の積層式体圧支持材とを有しており、
    前記体圧支持材は、強度メンバーとしてのメッシュ状基材と、前記メッシュ状基材の表面側に配置されたフロント表皮材と、前記メッシュ状基材を裏面側から全体的に覆うリア表皮材とを備えている、
    椅子の体圧支持装置。
  2. 前記メッシュ状基材とフロント表皮材との間にクッション層を設けており、前記クッション層は前記フロント表皮材で全体が覆われている、
    請求項1に記載した椅子の体圧支持装置。
  3. 前記周枠体には、当該周枠体と略相似形の補助枠体が表面側から装着されている一方、
    前記積層式体圧支持材の周縁には、前記メッシュ状基材とクッション層と両表皮材とに接合されたテープ状の縁部材が取付けられており、前記積層式体圧支持材は前記補助枠体に表面側から重なっており、前記縁部材は、前記補助枠体の裏面に取付けられている、
    請求項2に記載した椅子の体圧支持装置。
  4. 前記補助枠体には、前記積層式体圧支持材に代えて前記メッシュ状基材のみを取り付けることが可能であり、積層式体圧支持材が張られた補助枠体とメッシュ状基材のみが張られた補助枠体とを前記周枠体に付け替え可能である、
    請求項3に記載した椅子の体圧支持装置。
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