JP2017086026A - 油脂組成物 - Google Patents
油脂組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017086026A JP2017086026A JP2015223477A JP2015223477A JP2017086026A JP 2017086026 A JP2017086026 A JP 2017086026A JP 2015223477 A JP2015223477 A JP 2015223477A JP 2015223477 A JP2015223477 A JP 2015223477A JP 2017086026 A JP2017086026 A JP 2017086026A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- rice
- fat composition
- sterol
- mass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
Description
本願の出願人は、リノレン酸含量が0.5質量%以下の植物油脂とγ−オリザノール含量が5質量%以上の米油との混合油脂を95質量%以上含有し、ステロール脂肪酸エステルを0.1〜5.0質量%含有する食用油脂であって、リノレン酸含量0.5質量%以下の植物油脂が混合油脂の総質量に対して95質量%以上である食用油脂が米風味を有し、長期保存が可能であることを見出し、特許出願をし、特許を取得している(特許文献1)。
一方、ステロール(植物ステロール及びトリテルペンアルコールを包含する)の主要な生理機能としては、コレステロールの低下作用が知られている。その他にも前立腺肥大による排尿障害の改善、癌細胞の増殖抑制作用、炎症抑制作用などの生理機能が報告されている。一方トリテルペンアルコールの生理機能は植物ステロールの生理機能と似通っているものの、トリテルペンアルコールに固有の生理機能として中性脂肪の低下作用、リパーゼ阻害作用が報告されており、植物ステロールと併用することで、相乗的に脂質の吸収を阻害することが報告されている(特許文献2)。さらにステロールをパームオレインに添加しても米風味が得られないことが知られている(特許文献3)。
〔1〕米油を除く食用油脂及び米由来ステロールを含有する米風味油脂組成物。
〔2〕さらに、米油又はステロール脂肪酸エステルを含有する前記〔1〕に記載の油脂組成物。
〔3〕米由来ステロールが、カンペステロール、β−シトステロール、スチグマステロール、シクロアルテノール、24−メチレンシクロアルタノール、シクロブラノール及びシクロサドールからなる群より選択される1以上である前記〔1〕又は〔2〕に記載の油脂組成物。
〔4〕米由来ステロールの含有量が油脂組成物の総質量に対して0.1〜10質量%である前記〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の油脂組成物。
〔5〕米油を除く食用油脂が、パーム油、パームオレイン、パーム核油、サフラワー油、ヒマワリ油、ヤシ油、ピーナッツ油、ブドウ油、ゴマ油、魚油、アマニ油、えごま(シソ)油、ナタネ油、大豆油、コーン油、綿実油、オリーブ油、アーモンド油、モンゴンゴ油、ペカン油、松の実油、クルミ油、ツバキ油、茶油、牛脂、ラード、鶏油、馬油、キャノーラ油、芥子油、胡桃油、扁桃油、落花生油及び椿油からなる群より選択される1以上である前記〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の油脂組成物。
〔6〕米油を除く食用油脂の含有量が油脂組成物の総質量に対して50〜99.9質量%である前記〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の油脂組成物。
〔7〕米風味を有する旨の表示が付されている前記〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の油脂組成物。
〔8〕前記〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の油脂組成物を含有する食品。
〔9〕フライ食品である前記〔8〕に記載の食品。
〔10〕米由来ステロールを含有する米風味付与剤。
〔11〕米油を除く食用油脂及び5質量%以上の米由来ステロールエステルを含有する油脂組成物。
〔12〕米油を除く食用油脂、米油及び米由来ステロールエステルを含有する油脂組成物。但し、この場合、米油がγ−オリザノールを5質量%以上含む場合を除くことが好ましい。
〔13〕(a)米油を除く食用油脂、(b)米油、並びに、(c)トコフェロール、γ−オリザノール、米由来ステロール及び米由来ステロールエステルから選択される2以上を含有する油脂組成物。
〔14〕米由来のエステル化されていてもよいステロールを含有する米風味増強剤。
〔15〕米由来のエステル化されていてもよいステロール含有物添加で米風味が増強されている食品。
〔16〕米由来のエステル化されていてもよいステロール含有物の、米風味が増強された食品製造のための使用。
〔17〕米由来のエステル化されていてもよいステロール含有物を取得し、これを食品に添加することを特徴とする食品の米風味増強方法。
本発明において、米油を除く食用油脂は、パーム油、パームオレイン、パーム核油、サフラワー油、ヒマワリ油、ヤシ油、ピーナッツ油、ブドウ油、ゴマ油、魚油、アマニ油、えごま(シソ)油、ナタネ油、大豆油、コーン油、綿実油、オリーブ油、アーモンド油、モンゴンゴ油、ペカン油、松の実油、クルミ油、ツバキ油、茶油、牛脂、ラード、鶏油、馬油、キャノーラ油、芥子油、胡桃油、扁桃油、落花生油、椿油等が挙げられ、特にパーム油、パームオレイン、パーム核油が、高い保存安定性を得られる点で好ましい。
また、米油を除く食用油脂のヨウ素価は62以下であってもよく、53〜57であってもよく、53〜56であってもよい。
本発明において、米由来ステロールは、米を原料として得られるステロールであれば特に限定されないが、例えば、カンペステロール、β−シトステロール、スチグマステロール、シクロアルテノール、24−メチレンシクロアルタノール、シクロブラノール、シクロサドール等が挙げられる。本発明における米由来ステロールは、例えば、特開2014-47311号公報を参照することにより得られる。すなわち、本発明における米由来ステロールは、例えば、米油の精製過程で生じるソープストック、脱臭スカム由来であってもよい。ソープストックはアルカリフーツまたはアルカリ油滓とも称される。脱臭スカムは脱臭留出物とも称される。いずれも、米油の精製過程で副産物として得られるものであり、米由来ステロールを豊富に含む。米由来ステロールは、これを含むソープストック、脱臭スカム等をそのまま用いてもよく、ソープストック、脱臭スカム等を精製、カラムクロマトグラフィー分離(オープンカラムクロマトグラフィー、フラッシュカラムクロマトグラフィー、HPLC(High performance liquid chromatography)等)等して得られたものを用いてもよい。
米由来ステロールは米由来ステロールエステルのけん化物を包含する。
本発明において、γ−オリザノールは本発明の油脂組成物に含まれていてもよく、含まれていなくてもよい。γ−オリザノールの本発明の油脂組成物に対する割合は、一般的な米油に含まれるγ−オリザノール量(例えば0.2質量%、0.1質量%)未満であってもよい。
γ−オリザノールは本発明の油脂組成物の総質量に対して0〜10質量%であってもよく、0〜7.5質量%であってもよく、0〜5質量%であってもよく、0〜2.5質量%であってもよく、0〜1質量%であってもよく、0〜0.5質量%であってもよく、0〜0.25質量%であってもよく、0〜0.1質量%であってもよい。γ−オリザノール含量は、公知の方法で測定、算出することができる。例えば、試料をヘキサンで2〜5g/100mLの濃度に希釈し、315nmの吸光度を測定し、以下の式に当て嵌めることにより算出することができる。ただし、以下の式において、Gをγ−オリザノール含量(%)、Aを吸光度、Xを試料の質量(g)とする。
G=(A×5000)/(X×359)
本発明の油脂組成物はさらに米油を含有していてもよい。本発明における米油は、米糠から抽出される油脂であればよく、未精製の原油、精製途中の米油および精製米油のいずれであってもよい。本発明における米油は、γ−オリザノールを5質量%以上含む米油を除いたものであってもよく、反対に、γ−オリザノールを多く含有するように製造されたγ−オリザノール高含有米油(例えば5質量%以上)であってもよい。本発明における米油として、市販品の米油を用いることも可能である。
本発明の油脂組成物は、例えば、本発明における米油を除く食用油脂と本発明における米由来ステロールとを混合する工程を含む製造方法により製造され、本発明の油脂組成物を製造することができる限り他の工程を含んでいてもよい。
本発明の食用油脂の製造方法は、さらに米油及び/又はステロール脂肪酸エステルを添加する工程を含んでいてもよい。
本発明の食用油脂中の、質量比(米由来ステロール):(米油を除く食用油脂)は、特に限定されないが、例えば1:(1〜999)であってもよく、1:(5〜999)であってもよく、1:(10〜999)であってもよく、1:(50〜999)であってもよく、1:(60〜999)であってもよい。これらの質量比にすることにより、米風味(コク味、香ばしさ、後味のよさ、うまみ等)、加熱安定性、劣化抑制機能及び保存安定性を備える油脂組成物を提供することができる。
本発明の油脂組成物を使用した食品は特に限定されないが、例えば、フライ食品(米菓、スナック菓子(例えばポテトチップス)、揚げ菓子、揚げ麺等)、ドレッシング、マーガリン、マヨネーズ、シフォンケーキ、コーヒーホワイトナー、粉末ミルク、フラワーペースト類、クリーム類、油漬け食品、香味油等が挙げられ、本発明に含まれる。中でも米菓、スナック菓子、揚げ菓子、揚げ麺等のフライ食品に好適に使用することができる。本発明の油脂組成物を使用した食品は、本発明の油脂組成物を含有する食品として、本発明に包含される。
米由来ステロールを含有する、米油以外の食用油脂に対する米風味付与剤(以下、本発明の剤という。)を、米油以外の食用油脂に添加することでその食用油脂に米風味を付与することができる。本発明の剤に含まれる米由来ステロールの含有量は例えば80〜100質量%であってもよく、90〜100質量%であってもよく、95〜100質量%であってもよい。質量比(本発明の剤):(米油を除く食用油脂)は、特に限定されないが、例えば1:(1〜999)であってもよく、1:(5〜999)であってもよく、1:(10〜999)であってもよく、1:(50〜999)であってもよく、1:(60〜999)であってもよい。本発明の剤は、予想外にも、少量で、米油を除く食用油脂に対して米風味を付与することができる(実施例参照)。本発明の剤は、米油の精製過程で生じる副産物(ソープストック、脱臭スカム等)であってもよく、これらを一部に含むものであってもよく、これらの一部であってもよい。本発明の剤は、さらにステロールエステルを含有していてもよい。
本発明は、以下の発明を包含する。
(1)米油を除く食用油脂及び5質量%以上の米由来ステロールエステルを含有する油脂組成物。
(2)米油を除く食用油脂、米油及び米由来ステロールエステルを含有する油脂組成物(但し、米油がγ−オリザノールを5質量%以上含む場合を除いてもよい)。
(3)(a)米油を除く食用油脂、(b)米油、並びに、(c)トコフェロール、γ−オリザノール、米由来ステロール及び米由来ステロールエステルから選択される2以上を含有する油脂組成物。
(4)米由来のエステル化されていてもよいステロールを含有する米風味増強剤。
(5)米由来のエステル化されていてもよいステロール含有物添加で米風味が増強されている食品。
(6)米由来のエステル化されていてもよいステロール含有物の、米風味が増強された食品製造のための使用。
(7)米由来のエステル化されていてもよいステロール含有物を取得し、これを食品に添加することを特徴とする食品の米風味増強方法。
本発明により、米風味(コク味、香ばしさ、後味のよさ、うまみ等)、加熱安定性、劣化抑制機能及び長期保存安定性を備える油脂組成物を提供することができる。本発明の油脂組成物又はこれを使用した食品は、米由来ステロール(少量でも可)を含むことにより、予想外にも、米油を除く食用油脂と比較して米風味を有する(実施例参照)。また、本発明の油脂組成物を使用して製造された米菓等のフライ食品は、米風味(コク味、香ばしさ、後味のよさ、うまみ等)を有し、カラっとした食感で、嫌みや油っぽさがなく、後味がすっきりしていて、さらに劣化が生じにくく、長期保存安定性に優れている。本発明の油脂組成物は、米油よりも低コストで製造することができ、これに伴い、本発明の油脂組成物を使用して製造された米菓等のフライ食品も低コストで製造することができる。
推定酸価に対応する量の試料を採取し、中性溶剤100mLと十分に混合する。アルカリブルー指示薬を加え、0.1mol/Lの水酸化カリウム標準液で滴定する。アルカリブルー指示薬の変色が30秒続いた点を中和の終点とし、AV=5.611×A×F÷Bにより酸価を求める。ただし、Bは試料採取量(g)、Aは0.1mL水酸化カリウム標準液使用量(mL)、Fは0.1mol/L水酸化カリウム標準液のファクターを表す。
本発明の油脂組成物は、加熱による酸価の上昇が抑制されている。例えば、180℃で8時間加熱後の酸価から加熱前(常温時、例えば、5〜35℃)の酸価を引いた差をΔAV(mg/100g)とすると、本発明の油脂組成物のΔAVは、米油を除く食用油脂及び米油のいずれのΔAVよりも値が小さい。本発明の油脂組成物のΔAVは、例えば2.0以下であってもよく、1.0以下であってもよい。本発明の油脂組成物のΔAVは、例えば0.8以下であることが好ましく、0.6以下であることがより好ましく、0.3以下であることがさらに好ましい。油脂組成物のΔAVを上記範囲とすることにより、加熱による油脂組成物の酸化(酸価上昇)及び劣化を抑制することができ、該油脂組成物を使用して調理した調理品の風味や食感を改善することができる。
具体的には、例えば中鎖脂肪酸トリグリセライド(MCT)に不快臭成分を添加し、不快臭成分の濃度が既知の標準液を調製する。次にガスクロマトグラフ検出器を用いて、上記成分のピーク面積値を測定する。標準液中の上記成分の濃度とピーク面積値の関係を用い、検量線を作成する。ガスクロマトグラフ検出器を用いて試料を分析し、ピーク面積値を求める。これと先に作成した検量線を用いて、得られたピーク面積値を濃度換算する。
本発明の油脂組成物は、例えば180℃で2時間加熱後のアクロレイン濃度が2000ppb以下であることが好ましく、1500ppb以下であることがより好ましく、1000ppb以下であることがさらに好ましく、750ppb以下であることが特に好ましく、500ppb以下であることが最も好ましい。油脂組成物加熱時の油脂組成物中のアクロレイン濃度を上記範囲とすることにより、不快な臭いが発生せず、調理を行う者の健康を保つことができる。また、加熱時のアクロレイン生成を抑制でき、該油脂組成物を使用して調理した調理品の風味や食感を改善することができる。
本発明の油脂組成物は、例えば180℃で2時間加熱後のプロパナール濃度が2000ppb以下であることが好ましく、1000ppb以下であることがより好ましく、500ppb以下であることがさらに好ましく、300ppb以下であることが特に好ましく、150ppb以下であることが最も好ましい。油脂組成物加熱時の油脂組成物中のプロパナール濃度を上記範囲とすることにより、不快な臭いが発生せず、調理を行う者の健康を保つことができる。また、加熱時のプロパナール生成を抑制でき、該油脂組成物を使用して調理した調理品の風味や食感を改善することができる。
本発明の油脂組成物は劣化抑制機能及び保存安定性を有する。劣化抑制機能及び保存安定性は、過酸化物価(POV)を算出することにより判断され得る。POVは、基準油脂分析試験法により測定され得、POV値が小さい程好ましい。
以下の試料を用いた。
比較例:パームオレイン(日清デリカエースPOL、日清オイリオグループ株式会社製)
参考例:米油(こめ油、築野食品工業株式会社製)
実施例:パームオレイン1000gに、米油脱臭工程より得られる脱臭流出物(スカム油)10gを加え、80℃に加温し、酸価の中和等量の2倍のNaOH水溶液を加え、3000rpm、5分間遠心分離し脱酸油を得た。
次いで、米油のアルカリ脱酸工程より得られたアルカリ油滓(脱酸油の4分の1量)を脱臭流出物(スカム油)で中和したものを、前記脱酸油に加えて攪拌し、3000rpm、5分間遠心分離した。得られた油層を2回湯洗いした。湯洗いは、10質量%の温水(80℃)を加えて撹拌し、3000rpm、5分間遠心分離をして行った。
この油層に白土を5質量%添加し、減圧下で90℃、20分間撹拌した後、吸引ろ過で白土を完全に取り除き脱色油を得た(脱色工程)。
この脱色油を減圧下で240℃、2時間加熱して臭気成分を除去し(脱臭工程)、920gの油を得た。この油をTMS(トリメチルシリル)化させ、ガスクロマトグラフィーに供し、得られたクロマトグラムから内部標準とのピーク面積比を求めることで、油中のステロールの含有量を測定した結果、油中のステロール含量は0.6質量%であった。
電気フライヤー(EFK−A10G−TJ、象印マホービン株式会社製)に各試料を1kg入れ180℃に加熱し、達温後に山芋チップ(株式会社マルハ製)を10枚投入し油面の気泡が消え水分がなくなるまで揚げた。この揚げた山芋チップを用いて食味試験を行った。評価は30名のパネラーにより行った。評価項目は、コク味、香ばしさ、後味のよさとした。評価基準は、「米油と同等」の場合を3、「米油と非常に類似」の場合を2、「米油と少し類似」の場合を1、「パームオレインと同等」の場合を0とした。
各試料及びこれらを混合した油脂組成物のCDMを、基準油脂分析試験法に従って測定した。
試料500gをそれぞれ1Lセパラブルフラスコに入れ、スターラー付マントルヒーターを用い、180℃で8時間加熱した。加熱は、1200rpmで攪拌し、かつ、チューブポンプを用いて水を1.0mL/minで吹き込みながら行った。
加熱開始前(25℃で保存状態)及び180℃で8時間加熱終了後に試料をサンプリングし、基準油脂分析試験法2013年版に記載の方法に従ってAV、IV及びCVを測定し、180℃で8時間加熱終了後の試料の各測定値と加熱開始前(25℃で保存状態)の試料の各測定値の差を、それぞれΔAV、ΔIV及びΔCVとして算出した。
Claims (10)
- 米油を除く食用油脂及び米由来ステロールを含有する米風味油脂組成物。
- さらに、米油又はステロール脂肪酸エステルを含有する請求項1に記載の油脂組成物。
- 米由来ステロールが、カンペステロール、β−シトステロール、スチグマステロール、シクロアルテノール、24−メチレンシクロアルタノール、シクロブラノール及びシクロサドールからなる群より選択される1以上である請求項1又は2に記載の油脂組成物。
- 米由来ステロールの含有量が油脂組成物の総質量に対して0.1〜10質量%である請求項1〜3のいずれかに記載の油脂組成物。
- 米油を除く食用油脂が、パーム油、パームオレイン、パーム核油、サフラワー油、ヒマワリ油、ヤシ油、ピーナッツ油、ブドウ油、ゴマ油、魚油、アマニ油、えごま(シソ)油、ナタネ油、大豆油、コーン油、綿実油、オリーブ油、アーモンド油、モンゴンゴ油、ペカン油、松の実油、クルミ油、ツバキ油、茶油、牛脂、ラード、鶏油、馬油、キャノーラ油、芥子油、胡桃油、扁桃油、落花生油及び椿油からなる群より選択される1以上である請求項1〜4のいずれかに記載の油脂組成物。
- 米油を除く食用油脂の含有量が油脂組成物の総質量に対して50〜99.9質量%である請求項1〜5のいずれかに記載の油脂組成物。
- 米風味を有する旨の表示が付されている請求項1〜6のいずれかに記載の油脂組成物。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の油脂組成物を含有する食品。
- フライ食品である請求項8に記載の食品。
- 米由来ステロールを含有する、米油以外の食用油脂に対する米風味付与剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015223477A JP5974155B1 (ja) | 2015-11-13 | 2015-11-13 | 油脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015223477A JP5974155B1 (ja) | 2015-11-13 | 2015-11-13 | 油脂組成物 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016102680A Division JP2017086061A (ja) | 2016-05-23 | 2016-05-23 | 油脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP5974155B1 JP5974155B1 (ja) | 2016-08-23 |
JP2017086026A true JP2017086026A (ja) | 2017-05-25 |
Family
ID=56706689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015223477A Active JP5974155B1 (ja) | 2015-11-13 | 2015-11-13 | 油脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5974155B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20130237508A1 (en) * | 2010-11-09 | 2013-09-12 | Takuo Tsuno | METHOD FOR PRODUCING y-ORYZANOL-CONTAINING FAT OR OIL |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01218549A (ja) * | 1988-02-25 | 1989-08-31 | Fuji Oil Co Ltd | 風味油の製造法 |
JP2011120543A (ja) * | 2009-12-14 | 2011-06-23 | J-Oil Mills Inc | 米糠由来不けん化物含有油脂組成物 |
JP2012143228A (ja) * | 2010-12-21 | 2012-08-02 | Kao Corp | 油脂組成物 |
WO2013051705A1 (ja) * | 2011-10-07 | 2013-04-11 | 花王株式会社 | 油脂組成物 |
JP5646036B1 (ja) * | 2013-12-09 | 2014-12-24 | 築野食品工業株式会社 | 米風味食用油脂 |
-
2015
- 2015-11-13 JP JP2015223477A patent/JP5974155B1/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01218549A (ja) * | 1988-02-25 | 1989-08-31 | Fuji Oil Co Ltd | 風味油の製造法 |
JP2011120543A (ja) * | 2009-12-14 | 2011-06-23 | J-Oil Mills Inc | 米糠由来不けん化物含有油脂組成物 |
JP2012143228A (ja) * | 2010-12-21 | 2012-08-02 | Kao Corp | 油脂組成物 |
WO2013051705A1 (ja) * | 2011-10-07 | 2013-04-11 | 花王株式会社 | 油脂組成物 |
JP5646036B1 (ja) * | 2013-12-09 | 2014-12-24 | 築野食品工業株式会社 | 米風味食用油脂 |
JP2015112024A (ja) * | 2013-12-09 | 2015-06-22 | 築野食品工業株式会社 | 米風味食用油脂 |
Non-Patent Citations (4)
Title |
---|
"'業務用調合油’", 岡村製油株式会社,[ONLINE], 2012-01-03UPLOADED, [RETRIEVED ON 2016-02-29], RETRIEVED FROM THE INTERNE, JPN6016011040, ISSN: 0003284296 * |
"RICETEROL ESTERS 玄米由来の植物ステロール", [ONLINE], 平成27年3月3日, 築城の食品工業株式会社,, JPN6015050723, ISSN: 0003218313 * |
"オリザトリテルペノイド",[ONLINE],平成19年12月7日,オリザ油化株式会社,[平成27年12月1, JPN6015050724, ISSN: 0003218314 * |
山中 崇, 月刊フードケミカル , vol. 29, no. 2, JPN6015050725, 1 February 2013 (2013-02-01), pages 49 - 54, ISSN: 0003218315 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5974155B1 (ja) | 2016-08-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5863433B2 (ja) | 油脂組成物 | |
TWI572290B (zh) | Grease composition | |
TWI414243B (zh) | 口感改良油脂組成物 | |
JP4713673B1 (ja) | 揚げ物用油脂組成物 | |
JP5820700B2 (ja) | 油脂組成物 | |
JP5525251B2 (ja) | 米糠由来不けん化物含有油脂組成物 | |
JP4589902B2 (ja) | 油脂組成物 | |
RU2598076C2 (ru) | Окисленное и частично гидрогенизированное масло или жир | |
JP2013519394A (ja) | ステアリドン酸のオイル組成物に関する利用 | |
JP6216599B2 (ja) | 食用油脂の製造方法および食用油脂 | |
TW201139651A (en) | Oil and fat composition | |
JP2010202774A (ja) | 食用油の製造方法及び該方法により製造された食用油 | |
JP5717352B2 (ja) | 精製油脂の製造方法 | |
JP5875356B2 (ja) | 油脂組成物 | |
JP2017029044A (ja) | 食用油脂 | |
JP6578095B2 (ja) | 天ぷら用揚げ油及び該天ぷら用揚げ油の製造方法 | |
JP6125819B2 (ja) | 食用油脂 | |
JP5974155B1 (ja) | 油脂組成物 | |
JP2017086061A (ja) | 油脂組成物 | |
JP5901136B2 (ja) | ルウ用油脂及びそれを用いたルウ | |
JP7034680B2 (ja) | 油脂組成物 | |
JP7034679B2 (ja) | 油脂組成物 | |
CN109315500B (zh) | 脂肪组合物及其用途 | |
JP5143067B2 (ja) | 食用油脂の製造方法およびそれから得られる食用油脂 | |
JP2006280370A (ja) | ドレッシング |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160527 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160628 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160715 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5974155 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |