JP2017084927A - コイル組立体および電気接続箱 - Google Patents

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敏之 土田
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Abstract

【課題】コイル組立体を導電回路にハンダ付けする際の接続信頼性を向上させる。
【解決手段】導電回路を有する回路基板に実装されるコイル組立体であって、平角線がエッジワイズ状に巻回された巻回部を有するコイルを備え、前記平角線の両端部は、前記巻回部から延出方向に延出された延出部と、前記延出部から前記延出方向と交差する交差方向に延びる段差部と、を有し、前記段差部の先端は前記延出方向に延びると共に導電回路に接続される接続部とされており、 前記接続部を前記導電回路側に向けて押圧する押圧部を備えている。
【選択図】図2

Description

本明細書に開示される技術は、コイル組立体および電気接続箱に関する。
従来、一対のコア部材の間にコイルが保持されてなるコイル組立体が知られている。例えば、円環状に巻回されたコイルユニットが、E型コアと称される一対のフェライト製のコアの円柱状の突起の周囲に配された構成のものが知られている。
特開2005−45119号公報
コイル組立体を導電回路に接続するに際し、例えばコイルの本体部を回路基板の表面側の所定の位置に配し、コイルの端子を回路基板に設けた接続用の開口部を通して裏面側に配設されたバスバーにハンダ接続する場合がある。しかしこのような場合には、コイル組立体の本体部の底面(回路基板と接触する面)と、コイルから導出され、バスバーに向けて屈曲された端子の接続部との間に、回路基板の厚み分の段差が生じることとなる。
しかしコイルは、コイル自体が巻回構造とされている上に端子が屈曲されているため、寸法精度を高めることが容易ではなく、端子の接続部を回路基板の裏面側のバスバーに精度よく接触させることが困難であった。しかも、回路基板に搭載される電子部品としては比較的大型である上にその構造上ばね性を有するため、車両の振動等により接続部分に応力がかかり易い。従って、コイルの端子部と導電回路とをハンダ付けにより接続する場合には、接続信頼性が低下する虞がある。
本明細書に開示される技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コイル組立体を導電回路にハンダ付けする際の接続信頼性を向上させることを目的とする。
本明細書に開示される技術は、導電回路を有する回路基板に実装されるコイル組立体であって、平角線がエッジワイズ状に巻回された巻回部を有するコイルを備え、前記平角線の両端部は、前記巻回部から延出方向に延出された延出部と、前記延出部から前記延出方向と交差する交差方向に延びる段差部と、を有し、前記段差部の先端は前記延出方向に延びると共に導電回路に接続される接続部とされており、前記接続部を前記導電回路側に向けて押圧する押圧部を備えている。
また本明細書に開示される技術は、導電回路を有する回路基板にコイル組立体が実装された回路構成体と、前記回路構成体を内部に収容するケースと、を備えた電気接続箱であって、前記コイル組立体は、平角線がエッジワイズ状に巻回された巻回部を有するコイルを備えるとともに、前記平角線の両端部は、前記巻回部から延出方向に延出された延出部と、前記延出部から前記延出方向と交差する交差方向に延びる段差部と、を有し、前記段差部の先端が前記延出方向に延びると共に導電回路に接続される接続部とされており、前記ケースに前記接続部を前記回路基板側に向けて押圧する押圧部が設けられている。
上記構成によれば、コイルの接続部は押圧部により導電回路に向けて押圧されるから、接続部と導電回路とが確実に電気的に接続される。もって、コイルと導電回路との接続信頼性が向上する。
コイル組立体は以下の構成を備えていてもよい。
コイルを巻回部の軸線方向から挟む一対の壁部と、壁部から軸線方向に延びると共に巻回部の内側に挿通された柱部と、を有する磁性コアを備え、巻回部と柱部との間に配される筒状部と、筒状部の両端部から外方に張り出して巻回部と壁部との間に配される一対の鍔部と、を有するボビンを備えており、押圧部は鍔部に設けられている構成としてもよい。
このような構成によれば、ボビンによってコイルと磁性コアとの相対的な位置決めをすることができる。また、このボビンに押圧部が形成されているので、ボビンと異なる部品に押圧部が形成されている場合に比べて、部品点数を削減できる。
また、押圧部は鍔部から接続部に向けて延出された板片または棒状部であって、板片または棒状部に、接続部に対する押圧方向において伸縮可能な誤差吸収部が設けられている構成としてもよい。
このような構成によれば、コイル組立体において、押圧部の先端部と接続部との間に多少の誤差が生じている場合でも、その誤差を誤差吸収部によって吸収することができる。
また電気接続箱は、以下の構成を備えていてもよい。
ケースは、回路構成体を内部に収容する下側ケースと、当該下側ケースを覆う上側ケースとを備えており、押圧部は上側ケースに設けられている構成としてもよい。
あるいは、ケースは、回路構成体を内部に収容する下側ケースと、当該下側ケースを覆う上側ケースと、上側ケースおよび下側ケースの間に配される枠体と、を備えており、枠体には、回路基板が下側ケースに位置決めされた状態において接続部と対向する位置に配される架橋部が設けられており、押圧部は架橋部に設けられている構成としてもよい。
このような構成によれば、回路構成体を収容するケースの一部を利用して押圧部を形成することができるので、ケースとは異なる部品に押圧部が形成されている場合に比べて、部品点数を削減できる。
また、押圧部は上側ケースまたは架橋部から接続部に向けて延出された板片または棒状部であって、板片または棒状部に、押圧部に対する押圧方向において伸縮可能な誤差吸収部が設けられている構成としてもよい。
このような構成によれば、電気接続箱において、押圧部の先端部と接続部との間に多少の誤差が生じている場合でも、その誤差を誤差吸収部によって吸収することができる。
さらに、回路基板は、コイル組立体が実装された面と反対側の面に導電回路であるバスバーが積層されると共に、バスバーが露出する開口部を有しており、前記接続部は前記開口部から露出した前記バスバーに接続されている構成としてもよい。
回路基板とバスバーとの間には、回路基板の厚さ寸法の分だけ段差が形成されている。上記の構成は、回路基板とバスバーとの間に段差が形成された場合であっても、コイルの接続部とバスバーとの電気的な接続信頼性を向上させることができる。
本明細書に開示される技術によれば、コイル組立体を導電回路にハンダ付けする際の接続信頼性を向上させることができる。
実施形態1のコイル組立体の分解斜視図 コイル組立体の斜視図 コイル組立体の右側面図 コイル組立体の背面図 コイル組立体を回路基板に実装した状態の右側断面図 実施形態2の電気接続箱の斜視図 回路構成体を底板部に位置決めした状態の斜視図 回路構成体が取り付けられた底板部とフレームの分解斜視図 回路構成体が取り付けられた底板部にフレームを組み付けた状態の斜視図 回路構成体が取り付けられた底板部にフレームを組み付けた状態の平面図 図10のA−A断面図 図11の要部拡大断面図
<実施形態1>
実施形態1を図1ないし図5によって説明する。
本実施形態のコイル組立体1は、磁性コア10と、巻線を巻回してなるコイル20と、ボビン30と、を備えて構成されており(図1参照)、例えば電気自動車やハイブリッド自動車等の車両のDC/DCコンバータに備えられ、出力電圧を平滑化するチョークコイル等として用いることができる。以下、図1および図2における上を上方、下を下方、左手前を前方、右奥を後方、右手前を右、左奥を左として説明する。
(磁性コア10)
磁性コア10はいわゆるE型コアと称されるものであって、図1および図2に示すように、同形同大の一対の第1コア10Aおよび第2コア10Bを組み合わせてなる。第1コア10Aおよび第2コア10Bは、それぞれ長方形の厚板状の底壁部11(壁部の一例)を有しており、底壁部11同士がそれらの板面が対向状態となるように配される。
一の底壁部11のうち前後方向に延びる一対の短辺の縁部には、相手側コアに向けて延びる一対の側壁部12が設けられている。また、底壁部11の中央部には、側壁部12の延び方向と同方向に突出する円柱状の柱部13が設けられている。側壁部12および柱部13の底壁部11からの立ち上がり寸法(高さ寸法)は、同等とされている。
(コイル20)
本実施形態のコイル20は、平角線をエッジワイズ状かつ円環状に巻回してなるエッジワイズコイルである。コイル20は、図1に示すように、巻回されて全体として筒状をなす巻回部21の上端および下端から、平角線の両端部が、同方向(前方)に向けて、かつ、互いに平行に延出されるとともに、下方に向けてクランク状に屈曲された形態をなしている。
以下、図1において巻回部21の上方側から延出された端部を第1端部22Aとし、下方側から延出された端部を第2端部22Bとする。また、第1端部22Aのうち巻回部21から前方(延出方向の一例)に向けて延出された部分を第1延出部23A、第1延出部23Aに連なって下方(延出方向と交差する交差方向の一例)に向けて延びる部分を第1段差部24A、第1段差部24Aに連なって前方に向けて延びる先端部分を第1接続部25Aとする。また同じく、第2端部22Bのうち巻回部21から前方に向けて延出された部分を第2延出部23B、第2延出部23Bに連なって下方に向けて延びる部分を第2段差部24B、第2段差部24Bに連なって前方に向けて延びる先端部分を第2接続部25Bとする。
第1接続部25Aおよび第2接続部25Bは、第1延出部23Aおよび第2延出部23Bと平行に配されている。また、第1接続部25Aおよび第2接続部25Bは互いに同等高さ(面一)に配されるとともに、巻回部21の下端縁よりも下方側に配されている。
(ボビン30)
磁性コア10とコイル20との間には、ボビン30が配されている。ボビン30は絶縁樹脂製であって、図1に示すように、コイル20の巻回部21の軸線方向と直交する方向に二分割された第1分割ボビン体31および第2分割ボビン体41を組み合わせてなる。
第1分割ボビン体31はコイル20の上方側に配され、矩形の板状の第1底壁部32(鍔部の一例)と、第1底壁部32のうち前後方向に延びる一対の辺の縁部から下方に向けて延びる一対の第1側壁部33と、を備えている。また第1底壁部32の中央部には、板面を貫通する第1孔部34が設けられている。
第1底壁部32の前端縁には、一対の押圧片35が設けられている。押圧片35(押圧部の一例)は、第1底壁部32から前方に向けて延出されるとともに下方に向けてL字状に屈曲された板状をなしており、その先端部が、コイル組立体1が組み立てられた状態において、コイル20の接続部25A,25Bの上面を押圧する長さ寸法に設定されている。すなわち、磁性コア10(第2コア10B)の底面よりも下方側に突出する長さ寸法とされている。
押圧片35の先端付近の前面には、幅方向(左右方向)に延びる溝部36(誤差吸収部の一例)が設けられている。この溝部36によって肉薄とされた部分が変形可能とされることにより、押圧片35が押圧方向(上下方向)において伸縮可能とされており、もって、押圧片35が接続部25A,25Bに接触する際の寸法誤差を吸収できるようになっている。
なお、第1底壁部32の前後方向の長さ寸法は、磁性コア10の底壁部11の前後方向(短辺側)の長さ寸法よりも大きい寸法に設定されており、組み立て状態において第1底壁部32は、第1コア10Aの底壁部11から前後方向に張り出すようになっている(図3参照)。
また、第1底壁部32の幅寸法(左右方向の長さ寸法)は、磁性コア10の一対の側壁部12の間(内側)の寸法よりやや小さい寸法に設定されており、組み立て状態において第1底壁部32は、第1コア10Aの一対の側壁部12間に嵌るようになっている(図2および図4参照)。
一対の第1側壁部33の高さ寸法は、磁性コア10の側壁部12の、底壁部11からの突出寸法と同等に設定されており、組み立て状態において第1側壁部33の下端面は、磁性コア10の側壁部12の下端面と面一となるようになっている(図2ないし図4参照)。さらに、第1孔部34は磁性コア10(第1コア10A)の柱部13を貫通させるべく、柱部13よりやや大きい径寸法に設定されている。
一方第2分割ボビン体41は、第1分割ボビン体31の第1底壁部32と同等寸法の略矩形の板状の第2底壁部42(鍔部の一例)と、第2底壁部42のうち前後方向に延びる一対の辺の縁部から上方に向けて延びる一対の第2側壁部43と、第2底壁部42のうち幅方向(左右方向)に延びる他方の一対の辺の縁部から下方に向けて延びる一対の支持壁部45,46と、を備えている。また第2底壁部42の中央部には、板面を貫通する第2孔部44が設けられるとともに、第2孔部44の孔縁から上方に向けて延びる筒状部47が設けられている。
一対の第2側壁部43の高さ寸法は、磁性コア10の側壁部12の、底壁部11の板面からの突出寸法と同等に設定されており、組み立て状態において第2側壁部43の上端面は、磁性コア10の側壁部12の上端面と面一となるようになっている(図2ないし図4参照)。
一対の支持壁部45,46の間(内側)の寸法は、磁性コア10の底壁部11の前後方向の長さ寸法より僅かに大きい寸法に設定されており、組み立て状態においては、一対の支持壁部45,46の間に磁性コア10の底壁部11がほぼぴったり嵌るようになっている(図2および図3参照)。すなわち、組み立て状態において一対の支持壁部45,46は、磁性コア10の底壁部11より外側に張り出している。また、一対の支持壁部45,46の、第2底壁部42板面からの突出寸法は、磁性コア10の底壁部11の高さ寸法(厚さ寸法)と同等に設定されており、組み立て状態において支持壁部45,46の下端面は、磁性コア10の底壁部11の下面と面一となるようになっている(同じく図2ないし図4参照)。
さらに、第2孔部44は磁性コア10(第2コア10B)の柱部13を貫通させるべく、柱部13よりやや大きい径寸法に設定されている。換言すると、筒状部47は柱部13を挿通可能な内径寸法に設定されている。また、筒状部47の第2底壁部42からの突出寸法は、第2側壁部43の第2底壁部42からの突出寸法と同等とされている。
なお、上述したコイル20の巻回部21は、筒状部47の周囲に外嵌するようになっている。換言すると、巻回部21の内径寸法は、筒状部47の外径寸法より僅かに大きい寸法に設定されている。
第2分割ボビン体41の一対の支持壁部45,46のうち、前方側に配された前方支持壁部45の前面には、一対の嵌合溝48が上下方向に延びるように切り欠いて設けられている。これら一対の嵌合溝48は、コイル組立体1が組み立てられた状態において、上述したコイル20の第1段差部24Aおよび第2段差部24Bを嵌め入れられる幅寸法および位置に設けられている。これにより、コイル20の第1端部22Aおよび第2端部22Bは、安定的に保持される。
上述したコイル組立体1は、図5に示すように、回路基板50上の所定位置に載置され、その一対の接続部25A,25Bが、開口部51から露出しているバスバー52(導電回路の一例)にハンダ付けにより導通接続される。
(作用効果)
上述した本実施形態のコイル組立体1によれば、ボビン30に設けられた押圧片35により、コイル20の第1接続部25Aおよび第2接続部25Bが回路基板50側に押圧される。よって、コイル20の巻回部21から導出された第1端部22Aおよび第2端部22Bの寸法精度が高くない場合でも、第1接続部25Aおよび第2接続部25Bをバスバー52に確実に接触させることができるから、両者の電気的な接続信頼性が向上する。
また、コイル組立体1はボビン30を備えているから、このボビン30によってコイル20と磁性コア10との相対的な位置決めをすることができる。また、押圧片35はボビン30に設けられているから、ボビン30と異なる部品に押圧片35を形成する場合と比べて、部品点数を削減することができる。
また、回路基板50とバスバー52との間には、回路基板50の厚さ寸法の分だけ段差が形成されているが、本実施形態のコイル組立体1によれば、このように段差がある場合でも、コイル20の接続部25A,25Bとバスバー52との電気的な接続信頼性を向上させることができる。
さらに、押圧片35には溝部36が設けられているから、押圧片35の先端部と第1接続部25Aまたは第2接続部25Bとの間に多少の誤差が生じている場合でも、その誤差を溝部36によって吸収することができる。
このように、本実施形態のコイル組立体1によれば、バスバー52との接続信頼性を向上させることができる。
<実施形態2>
次に、実施形態2を図6ないし図12によって説明する。図6に示す本実施形態の電気接続箱100は、例えば電気自動車やハイブリッド自動車等の車両に設けられるDC/DCコンバータである。
電気接続箱100に備えられるコイル組立体2は、図7に示すように、上記実施形態1のボビン30に設けられていた押圧片35が設けられておらず、替りに、例えば図11に示すように、コイル組立体2が収容されるケース70に押圧片85が設けられているところが相違している。
以下に説明する本実施形態のコイル組立体2において、ボビンは55で表すこととし、その他の同一の部材については同一符号を付すこととして、重複する説明を省略する。
電気接続箱100は、回路基板60にコイル組立体2が実装された回路構成体63(図7参照)と、回路構成体63を内部に収容するケース70と、を備える(図6参照)。
(回路構成体63)
回路構成体63は、絶縁基板の表面にプリント配線技術により図示しないプリント回路が形成されるとともに裏面に複数のバスバー62(導電回路の一例)が所定のパターンで配索・接着された回路基板60に、コイル組立体2を含む電子部品が実装されてなる。
回路基板60は、図7に示すように、略長方形状をなしており、その所定の位置には、一対の接続用の開口部61が設けられている。これらの開口部61は、コイル組立体2をバスバー62上に実装するためのものであり、コイル組立体2は開口部61から露出したバスバー62の表面にハンダ付けにより接続されている。
回路基板60のうち、コイル組立体2が配される領域の左右両隣には、後述する底板部71の柱部72を貫通させるための一対の貫通孔64が設けられている。
また、回路基板60の前方側(図7の左手前)の縁部からは、図示しない外部端子と接続するための2本の外部接続バスバー62Aが突出しており、先端部がクランク状に屈曲されている。これらの先端部には、接続用のボルト(図示せず)を貫通させるためのボルト孔65が形成されている。
(ケース70)
回路基板60は、ケース70内に収容されている。ケース70は、図8ないし図10に示すように、回路基板60の下面側に配される矩形の平板状の底板部71(下側ケースの一例)と、回路基板60の周囲を囲む略長方形の枠状のフレーム80(枠体の一例)と、底板部71に位置決めされた回路基板60をフレーム80の上方から覆うカバー部90(上側ケースの一例)と、から構成されている(図6参照)。
底板部71は、例えばアルミニウムやアルミニウム合金等の熱伝導性に優れる金属材料からなり、回路基板60において発生した熱を放熱するヒートシンクとしての機能を有する。
なお、図示はしないが、底板部71の上面には、底板部71と回路基板60(バスバー62)との間の絶縁性を図るための絶縁シートが重ねられている。絶縁シートは、底板部71およびバスバー62に対して固定可能な接着性を有している。
図7に示すように、底板部71のうち回路基板60の一対の貫通孔64に対応する位置には、一対の丸棒状の柱部72が上方に向けて立設されており、これらの柱部72に、ボルト75を螺合させるためのねじ孔73が設けられている。回路基板60の貫通孔64に底板部71の柱部72が貫通されることにより、回路基板60の底板部71に対する位置決めがなされる。
なお、回路基板60の表面側の所定位置に載置されたコイル組立体2は、図8に示すように、板状の押さえ部材95によって磁性コア10が底板部71側に押さえられ、上下方向の位置ずれ防止がなされるようになっている。押さえ部材95は、磁性コア10(第1コア10A)の上面および側面の一部を覆っており、左右の側方に張り出した張出部95Aが柱部72の上面に重ねられて、ボルト75により柱部72に固定されている。
フレーム80は合成樹脂製であり、4つの側壁のうちの一側壁(図8の左手前側の前側壁81A)には、上述した外部接続バスバー62Aを貫通させるバスバー貫通孔82と、バスバー貫通孔82から導出された外部接続バスバー62Aを支持する一対の支持台83が設けられている。
フレーム80のうち、左右の一対の側壁81B,81Cには、一対の側壁81B,81Cを架け渡す架橋部84が設けられている。架橋部84は、一対の側壁81B,81Cの上端から対向する側壁81C,81Bに向けて延びる角柱状をなしている。架橋部84は、ケース70内の所定位置に回路構成体63が収容された状態において、コイル組立体2の第1接続部25Aおよび第2接続部25Bに対向する位置を含むように設けられている(図10および図11参照)。
架橋部84には、その下面側から下方に向けて延びる一対の板状の押圧片85(押圧部の一例)が設けられている。押圧片85は、ケース70内の所定位置に回路構成体63が収容された状態において、コイル組立体2の第1接続部25Aおよび第2接続部25Bに対向する位置に設けられており、その先端部がコイル20の接続部25A,25Bの上面を押圧する長さ寸法に設定されている(図9および図11参照)。
押圧片85の先端付近の前面(図11および図12中右側の面)には、押圧片85の幅方向(左右方向)に延びる溝部86(誤差吸収部の一例)が設けられている。この溝部86によって肉薄とされた部分が変形可能とされることにより、押圧片85が押圧方向(上下方向)において伸縮可能とされており、もって、押圧片85が接続部25A,25Bに接触する際の寸法誤差を吸収できるようになっている。
カバー部90は合成樹脂製であり、フレーム80を覆う矩形の板状をなしている。カバー部90がフレーム80に重ねられることにより、ケース70が閉じた状態とされる(図6参照)。
(作用効果)
上述した本実施形態の電気接続箱100によれば、ケース70(フレーム80)に設けられた押圧片85により、コイル20の第1接続部25Aおよび第2接続部25Bが回路基板60側に押圧される。よって、コイル20の巻回部21から導出された第1端部22Aおよび第2端部22Bの寸法精度が高くない場合でも、第1接続部25Aおよび第2接続部25Bをバスバー62に確実に接触させることができるから、両者の電気的な接続信頼性が向上する。
また、回路構成体63を収容するケース70の一部を利用して押圧片85を設けることができるので、ケース70とは異なる部品により押圧片85を設ける場合に比べて、部品点数を削減できる。
また、上記実施形態と同様に、回路基板60とバスバー62との間には、回路基板60の厚さ寸法の分だけ段差が形成されているが、このように段差がある場合でも、コイル20の接続部25A,25Bとバスバー62との電気的な接続信頼性を向上させることができる。
さらに、押圧片85には溝部86が設けられているから、押圧片85の先端部と第1接続部25Aまたは第2接続部25Bとの間に多少の誤差が生じている場合でも、その誤差を溝部86によって吸収することができる。
このように、本実施形態の電気接続箱100によれば、コイル20とバスバー62との接続信頼性を向上させることができる。
<他の実施形態>
本明細書に開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態1では、ボビン30に押圧片35を一体に設け、上記実施形態2では、ケース70のフレーム80に押圧片85を一体に設ける構成としたが、別部材をコイル組立体や電気接続箱に組み込むことにより、接続部を導電回路側に向けて押圧する押圧部を設ける構成としてもよい。
(2)押圧部は板状の押圧片に限らず、任意の形態とすることができる。
(3)上記実施形態では、押圧片35,85に溝部36,86を設け、誤差吸収部としたが、誤差吸収部の構成は上記実施形態に限るものではない。また、省略することもできる。
(4)上記実施形態では、第1接続部25Aおよび第2接続部25Bを同じ高さ(面一)に配置し、ともに、回路基板50,60の開口部51,61を通して裏面側のバスバー52,62に接続する構成としたが、異なる高さに配された導電回路に接続する構成としてもよい。例えば、一方の接続部は回路基板の表面に配されたバスバーに接続する構成としてもよい。
(5)上記実施形態2では、電気接続箱100のケース70を、底板部71と、フレーム80と、カバー部90とで構成したが、フレームを含まない形態のケースとしてもよい。その場合には、カバー部(上側ケース)に押圧部を一体に形成することが好ましい。
(6)上記実施形態2では、底板部71を金属製としてヒートシンクの機能を持たせたが、合成樹脂製の底板部としてもよい。
1,2…コイル組立体
10…磁性コア
10A…第1コア
10B…第2コア
11…底壁部(壁部)
12…側壁部
13…柱部
20…コイル
21…巻回部
22A…第1端部
22B…第2端部
23A…第1延出部
23B…第2延出部
24A…第1段差部
24B…第2段差部
25A…第1接続部
25B…第2接続部
30,45…ボビン
31…第1分割ボビン体
32…第1底壁部(鍔部)
35,85…押圧片(押圧部)
36,86…溝部(誤差吸収部)
41…第2分割ボビン体
42…第2底壁部(鍔部)
47…筒状部
50,60…回路基板
51,61…開口部
52,62…バスバー(導電回路)
53,63…回路構成体
70…ケース
71…底板部(下側ケース)
80…フレーム(枠体)
84…架橋部
90…カバー部(上側ケース)

Claims (9)

  1. 導電回路を有する回路基板に実装されるコイル組立体であって、
    平角線がエッジワイズ状に巻回された巻回部を有するコイルを備え、
    前記平角線の両端部は、前記巻回部から延出方向に延出された延出部と、前記延出部から前記延出方向と交差する交差方向に延びる段差部と、を有し、
    前記段差部の先端は前記延出方向に延びると共に前記導電回路に接続される接続部とされており、
    前記接続部を前記導電回路側に向けて押圧する押圧部を備えているコイル組立体。
  2. 前記コイルを前記巻回部の軸線方向から挟む一対の壁部と、前記壁部から前記軸線方向に延びると共に前記巻回部の内側に挿通された柱部と、を有する磁性コアを備え、
    前記巻回部と前記柱部との間に配される筒状部と、前記筒状部の両端部から外方に張り出して前記巻回部と前記壁部との間に配される一対の鍔部と、を有するボビンを備えており、
    前記押圧部は前記鍔部に設けられている請求項1に記載のコイル組立体。
  3. 前記押圧部は前記鍔部から前記接続部に向けて延出された板片または棒状部であって、前記板片または前記棒状部に、前記接続部に対する押圧方向において伸縮可能な誤差吸収部が設けられている請求項2に記載のコイル組立体。
  4. 導電回路を有する回路基板にコイル組立体が実装された回路構成体と、
    前記回路構成体を内部に収容するケースと、を備えた電気接続箱であって、
    前記コイル組立体は、平角線がエッジワイズ状に巻回された巻回部を有するコイルを備えるとともに、前記平角線の両端部は、前記巻回部から延出方向に延出された延出部と、前記延出部から前記延出方向と交差する交差方向に延びる段差部と、を有し、前記段差部の先端が前記延出方向に延びると共に前記導電回路に接続される接続部とされており、
    前記ケースに前記接続部を前記回路基板側に向けて押圧する押圧部が設けられている電気接続箱。
  5. 前記ケースは、前記回路構成体を内部に収容する下側ケースと、当該下側ケースを覆う上側ケースとを備えており、
    前記押圧部は前記上側ケースに設けられている、請求項4に記載の電気接続箱。
  6. 前記押圧部は前記上側ケースから前記接続部に向けて延出された板片または棒状部であって、前記板片または前記棒状部に、前記押圧部に対する押圧方向において伸縮可能な誤差吸収部が設けられている請求項5に記載の電気接続箱。
  7. 前記ケースは、前記回路構成体を内部に収容する下側ケースと、当該下側ケースを覆う上側ケースと、前記上側ケースおよび前記下側ケースの間に配される枠体と、を備えており、
    前記枠体には、前記回路基板が前記下側ケースに位置決めされた状態において前記接続部と対向する位置に配される架橋部が設けられており、
    前記押圧部は前記架橋部に設けられている請求項4に記載の電気接続箱。
  8. 前記押圧部は前記架橋部から前記接続部に向けて延出された板片または棒状部であって、前記板片または前記棒状部に、前記押圧部に対する押圧方向において伸縮可能な誤差吸収部が設けられている請求項7に記載の電気接続箱。
  9. 請求項4から請求項8のいずれか一項に記載の電気接続箱であって、
    前記回路基板は、前記コイル組立体が実装された面と反対側の面に前記導電回路であるバスバーが積層されると共に、前記バスバーが露出する開口部を有しており、
    前記接続部は前記開口部から露出した前記バスバーに接続されている電気接続箱。
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