JP2017084530A - シールドケーブルおよびシールドケーブルの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
複数本の電線と、
前記複数本の電線の周囲に螺旋状に重ね巻きされたシールドテープと、を備え、
前記シールドテープは、金属層を有する帯状体が帯幅方向に二つ折りにされて構成されており、前記二つ折りの折り目部が前記帯状体同士の重なり部分の外周側に位置し、かつ、前記重なり部分で前記金属層が四重となるように重ね巻きされている
シールドケーブルが提供される。
先ず、本発明の第一実施形態について説明する。ここでは、シールドケーブルとしてLVDS(Low Voltage Differential Signaling)ケーブルを例に挙げる。LVDSケーブルは、差動信号伝送用のシールドケーブルとして用いられるものである。
図1は、第一実施形態に係るシールドケーブルの概略構成例を示す断面図である。
図例のように、シールドケーブル1は、複数本の電線を備えている。複数本の電線としては、差動信号を伝送するために並列配置された二本の絶縁電線(信号線)10と、二本の絶縁電線10の双方に接触するように配置されたドレイン線20と、がある。さらに、シールドケーブル1は、絶縁電線10およびドレイン線20の周囲に巻き付けられたシールドテープ30を備えている。
絶縁電線10は、信号線導体11と、信号線導体11の周囲に形成された充実絶縁層12と、を有している。
ドレイン線20は、複数(例えば、七本)のグランド線素線が撚り合わさって形成されてなることが好ましい。これにより、ドレイン線20と絶縁電線10との間の摩擦力を増加させることができ、ドレイン線20が所定の位置からズレることを防止することが可能となる。
シールドテープ30は、絶縁電線10およびドレイン線20を電気的に遮蔽するために、これらの周囲に巻き付けられたものである。つまり、絶縁電線10およびドレイン線20は、シールド用導体であるシールドテープ30によって囲われている。
図2は、第一実施形態に係るシールドテープの構成例を示す説明図である。
図3は、第一実施形態に係るシールドテープの巻き付け態様の一例を示す説明図である。
上述した構成のシールドケーブル1は、以下に述べる手順で製造される。
図4は、第一実施形態に係るシールドケーブルの製造方法の一工程の例を示す説明図である。
本実施形態によれば、以下に示す1つまたは複数の効果を奏する。
次に、本発明の第二実施形態について説明する。ここでは、主として上述した第一実施形態との相違点を説明し、第一実施形態と同様の箇所については説明を省略する。
本実施形態では、シールドテープ30の構成が上述した第一実施形態の場合とは異なる。
図5は、第二実施形態に係るシールドテープの構成例を示す説明図である。
本実施形態によれば、上述した第一実施形態における効果に加えて、以下に示す効果を奏する。
先ず、上述した第一実施形態に対応する実施例1について説明する。
実施例1では、厚さ0.005〜0.008mmの銅圧延箔を帯幅方向に二つ折りにして、幅方向寸法が5〜10mmのシールドテープを形成した。つまり、100%金属からなるシールドテープを形成した。このように、銅圧延箔を二つ折りにしてシールドテープを形成することで、テープ自体の柔軟性(可撓性)を損なうことなく強度向上が図れ、しかも帯幅方向の一部分のみを折り返す場合に比べて容易に形成し得ることを確認した。
続いて、上述した第二実施形態に対応する実施例2について説明する。
実施例2では、厚さ0.002〜0.005mmのフィルム状PET材の一面に厚さ0.001〜0.008mmの銅薄膜を形成してなる帯状積層体を、帯幅方向に二つ折りにして、幅方向寸法が5〜10mmのシールドテープを形成した。このとき、フィルム状PET材が内側に位置するように帯状積層体を二つ折りにすることで、全表面が銅薄膜によって構成されるシールドテープを形成した。このように、フィルム状PET材を含む帯状積層体を用いてシールドテープを形成することで、100%金属からなる場合に比べて、引っ張り強さ等の強度を向上させ得ることを確認した。また、帯状積層体を二つ折りにしてシールドテープを形成することで、テープ自体の柔軟性(可撓性)を損なうことなく強度向上が図れ、しかも帯幅方向の一部分のみを折り返す場合に比べて容易に形成し得ることを確認した。
以下に、本発明の好ましい態様について付記する。
本発明の一態様によれば、
複数本の電線と、
前記複数本の電線の周囲に螺旋状に重ね巻きされたシールドテープと、を備え、
前記シールドテープは、金属層を有する帯状体が帯幅方向に二つ折りにされて構成されており、前記二つ折りの折り目部が前記帯状体同士の重なり部分の外周側に位置し、かつ、前記重なり部分で前記金属層が四重となるように重ね巻きされている
シールドケーブルが提供される。
付記1のシールドケーブルであって、好ましくは、
前記帯状体は、前記金属層のみから構成されている。
付記1のシールドケーブルであって、好ましくは、
前記帯状体は、前記金属層と絶縁層との積層体によって構成されているとともに、前記絶縁層が前記二つ折りの内側に位置するように構成されている。
付記1から3のいずれかのシールドケーブルであって、好ましくは、
前記シールドテープは、前記二つ折りによって対向する面同士が接着されている。
本発明の他の一態様によれば、
複数本の電線の周囲にシールドテープが螺旋状に重ね巻きされてなるシールドケーブルの製造方法であって、
前記シールドテープとして金属層を有する帯状体が帯幅方向に二つ折りにされて構成されたものを用意し、
前記シールドテープにおける前記二つ折りの折り目側の端縁の側に張力を与えつつ、前記二つ折りの折り目側の端縁が前記帯状体同士の重なり部分の外周側に位置するように、前記シールドテープを前記複数本の電線の周囲に螺旋状に重ね巻きする
シールドケーブルの製造方法が提供される。
付記5に記載のシールドケーブルの製造方法であって、好ましくは、
前記帯状体は、前記金属層のみから構成されている。
付記5に記載のシールドケーブルの製造方法であって、好ましくは、
前記帯状体は、前記金属層と絶縁層との積層体によって構成されているとともに、前記絶縁層が前記二つ折りの内側に位置するように構成されている。
Claims (5)
- 複数本の電線と、
前記複数本の電線の周囲に螺旋状に重ね巻きされたシールドテープと、を備え、
前記シールドテープは、金属層を有する帯状体が帯幅方向に二つ折りにされて構成されており、前記二つ折りの折り目部が前記帯状体同士の重なり部分の外周側に位置し、かつ、前記重なり部分で前記金属層が四重となるように重ね巻きされている
シールドケーブル。 - 前記帯状体は、前記金属層のみから構成されている
請求項1に記載のシールドケーブル。 - 前記帯状体は、前記金属層と絶縁層との積層体によって構成されているとともに、前記絶縁層が前記二つ折りの内側に位置するように構成されている
請求項1に記載のシールドケーブル。 - 前記シールドテープは、前記二つ折りによって対向する面同士が接着されている
請求項1から3のいずれかに記載のシールドケーブル。 - 複数本の電線の周囲にシールドテープが螺旋状に重ね巻きされてなるシールドケーブルの製造方法であって、
前記シールドテープとして金属層を有する帯状体が帯幅方向に二つ折りにされて構成されたものを用意し、
前記シールドテープにおける前記二つ折りの折り目部の側に張力を与えつつ、前記折り目部が前記帯状体同士の重なり部分の外周側に位置するように、前記シールドテープを前記複数本の電線の周囲に螺旋状に重ね巻きする
シールドケーブルの製造方法。
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