JP2017083083A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷媒が封入された冷媒配管を内部に収容した筐体の内部で発生した冷媒漏洩を精度よく検知することができる冷凍サイクル装置を提供する。【解決手段】冷凍サイクル装置において、冷媒が封入された冷媒配管23を内部に収容し、内部と外部とを通じる開口18が形成された筐体40と、筐体40の内部に設けられ、冷媒を検知可能な第1のセンサ31と、開口18又は筐体40の内部における第1のセンサ31よりも開口18に近い位置又は筐体40の外部に設けられ、冷媒を検知可能な第2のセンサ32と、第1のセンサ31が冷媒を検知した後に第2のセンサ32が冷媒を検知した場合に、筐体40の内部で冷媒の漏洩が発生したことを検知する漏洩検知部と、を備える。【選択図】図2

Description

この発明は、冷凍サイクル装置に関するものである。
従来における冷凍サイクル装置においては、可燃性冷媒が流れる熱交換器が配置された熱交換室と、熱交換器に接続された冷媒配管が配置された機械室と、熱交換室の下部から機械室の下部に向って延びるドレンパンと、機械室の下部に設けられて可燃性冷媒を検知するセンサとを備えた空気調和機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3744330号公報
しかしながら、特許文献1に示された従来における冷凍サイクル装置において用いられるような冷媒を検知するセンサは、一般的に冷媒以外のガスにも反応して誤検知することがある。例えば、一般的に使用されるスプレーガス、自動車の排気ガス等の外気にセンサが反応し、誤って冷媒漏洩発生を検知してしまうことがある。
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、冷媒以外のガスの影響により起こる冷媒漏洩の誤検知発生を抑制し、冷媒が封入された冷媒配管を内部に収容した筐体の内部で発生した冷媒漏洩を精度よく検知することができる冷凍サイクル装置を得るものである。
この発明に係る冷凍サイクル装置においては、冷媒が封入された冷媒配管を内部に収容し、内部と外部とを通じる開口が形成された筐体と、前記筐体の内部に設けられ、前記冷媒を検知可能な第1のセンサと、前記開口に設けられ、前記冷媒を検知可能な第2のセンサと、前記第1のセンサが前記冷媒を検知した後に前記第2のセンサが前記冷媒を検知した場合に、前記筐体の内部で前記冷媒の漏洩が発生したことを検知する漏洩検知部と、を備えた構成とする。
あるいは、この発明に係る冷凍サイクル装置においては、冷媒が封入された冷媒配管を内部に収容し、内部と外部とを通じる開口が形成された筐体と、前記筐体の内部に設けられ、前記冷媒を検知可能な第1のセンサと、前記筐体の内部における前記第1のセンサよりも前記開口に近い位置に設けられ、前記冷媒を検知可能な第2のセンサと、前記第1のセンサが前記冷媒を検知した後に前記第2のセンサが前記冷媒を検知した場合に、前記筐体の内部で前記冷媒の漏洩が発生したことを検知する漏洩検知部と、を備えた構成とする。
あるいは、この発明に係る冷凍サイクル装置においては、冷媒が封入された冷媒配管を内部に収容し、内部と外部とを通じる開口が形成された筐体と、前記筐体の内部に設けられ、前記冷媒を検知可能な第1のセンサと、前記筐体の外部に設けられ、前記冷媒を検知可能な第2のセンサと、前記第1のセンサが前記冷媒を検知した後に前記第2のセンサが前記冷媒を検知した場合に、前記筐体の内部で前記冷媒の漏洩が発生したことを検知する漏洩検知部と、を備えた構成とする。
この発明に係る冷凍サイクル装置においては、冷媒以外のガスの影響により起こる冷媒漏洩の誤検知発生を抑制し、冷媒が封入された冷媒配管を内部に収容し筐体の内部で発生した冷媒漏洩を精度よく検知することができるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の全体構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の一例である空気調和機の室内機の内部構成を示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係る室内機の内部構成を示す側面図である。 この発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の制御系統の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の冷媒漏洩検知の第1の処理を示すフロー図である。 この発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の冷媒漏洩検知の第2の処理を示すフロー図である。 この発明の実施の形態1に係る室内機が備えるセンサの配置の他の例を示す図2相当図である。 この発明の実施の形態1に係る室内機が備えるセンサの配置の他の例を示す図2相当図である。 この発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の一例である空気調和機の室内機の内部構成を示す正面図である。 この発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置の一例である空気調和機の室内機の内部構成を示す正面図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
実施の形態1.
図1から図8は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1は冷凍サイクル装置の全体構成を示す図、図2は冷凍サイクル装置の一例である空気調和機の室内機の内部構成を示す正面図、図3は冷凍サイクル装置の一例である空気調和機の室内機の内部構成を示す側面図、図4は冷凍サイクル装置の制御系統の構成を示すブロック図、図5及び図6は冷凍サイクル装置の冷媒漏洩検知処理を示すフロー図、図7及び図8は室内機が備えるセンサの配置の他の例を示す図2相当図である。
この発明に係る冷凍サイクル装置の一例として、空気調和機の構成を図1に示す。なお、この発明に係る冷凍サイクル装置としては、空気調和機の他に、例えば、給湯器、ショーケース、あるいは冷蔵庫等を挙げることができる。
図1に示すように、空気調和機は、室内機10及び室外機20からなる。室内機10は、空気調和の対象となる部屋の室内に設置される。室外機20は、当該部屋の室外に設置される。室内機10は、室内機熱交換器11及び室内機ファン12を備えている。室外機20は、室外機熱交換器21及び室外機ファン22を備えている。室内機10と室外機20とは冷媒配管23で接続されている。冷媒配管23は、室内機熱交換器11と室外機熱交換器21との間で循環して設けられている。冷媒配管23内には冷媒が封入されている。
冷媒配管23内に封入される冷媒は、地球温暖化係数(GWP)の小さいものを用いることが地球環境保護上の観点からいって望ましい。また、冷媒配管23内に封入される冷媒は可燃性である。この冷媒は空気よりも平均分子量が大きく(すなわち、空気よりも密度が大きく)、空気中では重力方向の下方へと沈んでいく性質を持っている。
このような冷媒として、具体的に例えば、テトラフルオロプロペン(CF3CF=CH2:HFO−1234yf)、ジフルオロメタン(CH2F2:R32)、プロパン(R290)、プロピレン(R1270)、エタン(R170)、ブタン(R600)、イソブタン(R600a)、1.1.1.2−テトラフルオロエタン(C2H2F4:R134a)、ペンタフルオロエタン(C2HF5:R125)、1.3.3.3−テトラフルオロ−1−プロペン(CF3−CH=CHF:HFO−1234ze)等の中から選ばれる1つ以上の冷媒からなる(混合)冷媒を用いることができる。
室内機熱交換器11と室外機熱交換器21との間における冷媒の循環経路の一側の冷媒配管23には、四方弁24を介して圧縮機25が設けられている。圧縮機25は、供給された冷媒を圧縮して当該冷媒の圧力及び温度を高める機器である。圧縮機25は、例えば、ロータリ圧縮機、あるいは、スクロール圧縮機等を用いることができる。また、同循環経路の他側の冷媒配管23には、膨張弁26が設けられている。膨張弁26は、流入した冷媒を膨張させ、当該冷媒の圧力を低下させる。四方弁24、圧縮機25及び膨張弁26は、室外機20に設けられる。
室内機10側の冷媒配管23と室外機20側の冷媒配管23とは、継手等の金属接続部を介して接続されている。具体的には、室内機10の冷媒配管23には室内金属接続部13が設けられている。また、室外機20の冷媒配管23には室外金属接続部27が設けられている。室内金属接続部13と室外金属接続部27との間の冷媒配管23を介して、室内機10側の冷媒配管23と室外機20側の冷媒配管23とが接続されて冷媒の循環経路が形成される。
そして、冷媒配管23により形成された冷媒の循環経路と、当該循環経路上に冷媒配管23により接続された、室内機熱交換器11、室外機熱交換器21、四方弁24、圧縮機25及び膨張弁26とにより、冷凍サイクル(冷媒回路)が構成される。
このようにして構成された冷凍サイクルは、室内機熱交換器11及び室外機熱交換器21のそれぞれにおいて冷媒と空気の間で熱交換を行うことにより、室内機10と室外機20との間で熱を移動させるヒートポンプとして働く。この際、四方弁24を切り換えることにより、冷凍サイクルにおける冷媒の循環方向を反転させて冷房運転と暖房運転とを切り換えることができる。
室内機10及び室外機20は、それぞれが筐体を有している。室内機10の筐体の内部には、冷媒が封入された冷媒配管23をはじめとして、室内機熱交換器11、室内機ファン12及び室内金属接続部13が収容されている。また、室外機20の筐体の内部には、同じく冷媒が封入された冷媒配管23をはじめとして、室外機熱交換器21、室外機ファン22、四方弁24、圧縮機25、膨張弁26、室外金属接続部27が収容されている。
次に、図2及び図3を参照しながら、室内機10の構成についてさらに説明する。室内機10は筐体40を備えている。この筐体40は、室内機10の外殻を形成するケースである。ここでは、筐体40は、略直方体状を呈する箱体である。この室内機10は、例えば、部屋内の床面上に載置されて用いられる、いわゆる「床置型」の室内機である。
前述したように、室内機10の筐体40の内部には、室内機熱交換器11及び室内機ファン12が設けられている。図3に示すように、室内機熱交換器11は、室内機ファン12の前方に配置されて収容される。筐体40の前面には、室内空気を吸い込むための吸込口16が形成されている。また、筐体40の上面には、熱交換後の空気を吹き出す吹出口17が形成されている。
筐体40の内部における室内機熱交換器11の側方には、2つの冷媒配管23が配置されている。冷媒配管23は、封入された冷媒が気体となって流れているガス管と、封入された冷媒が液体となって流れている液管の2本がある。各冷媒配管23の一端は、室内機熱交換器11に接続される。
室内機熱交換器11の直下には、室内機熱交換器11のフィンの表面に発生した露を受けるためのドレンパン14が設けられている。各冷媒配管23の他端は、それぞれが室内機金属接続部13を介して室外機20側の冷媒配管と接続されている。室内機金属接続部13も筐体40の内部に収容される。筐体40の内部には、室内機10の動作を制御するための制御用回路が搭載された電子回路基板15も収容されている。
以上のように構成された空気調和装置の通常運転時における動作について冷房運転時を例にして説明する。通常運転時においては、冷媒配管23中を冷媒が流れ、室内機ファン12及び室外機ファン22が回転する。冷媒配管23中の冷媒は、室内温度よりも低い温度の液体の状態で室内熱交換器11を流れる。室内機ファン12が回転することで、吸込口16から室内空気を吸い込む。吸い込んだ室内空気は室内機熱交換器11を通過することで冷やされ、吸い込み時の空気温度より低い温度になる。反対に室内機熱交換器11の冷媒は暖められて気体となり冷媒配管23から室外機20へと移動する。室内機熱交換器11を通過し冷やされた空気は吹出口17から室内に排出される。こうして、室内温度を低下させる。
室内機10には、第1のセンサ31及び第2のセンサ32が備えられている。第1のセンサ31及び第2のセンサ32は、少なくとも、冷媒配管23に封入されたものと同種の冷媒を検知可能であるセンサである。第1のセンサ31及び第2のセンサ32は、例えば、接触燃焼式、半導体式、熱伝導式、低電位電解式及び赤外線式などの各方式のセンサを用いることができる。
また、第1のセンサ31及び第2のセンサ32として酸素センサを用いることもできる。酸素センサを用いた場合には、センサ出力に基づいて酸素濃度を求め、酸素濃度の低下分は流入ガスによるものであるとして流入ガスの濃度を逆算することで、流入ガスすなわち冷媒の濃度を間接的に検出することができる。酸素センサとしては、例えば、ガルバニ電池式、ポーラロ式及びジルコニア式等の各方式を用いることができる。
筐体40には、筐体40の内部と筐体40の外部とを通じる開口が形成されている。前述した吸込口16及び吹出口17は、このような筐体40の内部と外部とを通じる開口の一種である。また、ここでは、吸込口16及び吹出口17とは別に、筐体40の内部と外部とを通じる開口として筐体開口18が形成されている。筐体開口18は、例えば、筐体40の一側面における下方寄りの位置に配置されている。
第1のセンサ31は、室内機10の筐体40の内部に配置される。第2のセンサ32は、筐体開口18に設けられている。すなわち、第2のセンサ32は室内機10の筐体40の内側と外側の両方に面した位置に配置されている。
この発明に係る冷凍サイクル装置は、以上のように構成された第1のセンサ31及び第2のセンサ32の検知結果を利用して、筐体40の内部における冷媒の漏洩の発生を検知する。冷凍サイクル装置の制御系統の構成を図4に示す。冷凍サイクル装置の制御系統は、漏洩検知部51、記憶部52、報知部53及び制御部54を備えている。なお、これらの各部は、例えば、電子回路基板15に搭載された回路により構成される。
漏洩検知部51は、第1のセンサ31及び第2のセンサ32の検知結果に基づいて筐体40内での冷媒の漏洩の発生を検知する。前述したように、第1のセンサ31及び第2のセンサ32は、それぞれが、直接的又は間接的に冷媒配管23に封入された冷媒を検知可能である。そして、具体的に例えば、第1のセンサ31及び第2のセンサ32は、冷媒の濃度に応じた検知信号を出力する。
第1のセンサ31及び第2のセンサ32から出力された検知信号は、それぞれ漏洩検知部51に入力される。漏洩検知部51は、第1のセンサ31からの検知信号の示す冷媒濃度が予め設定された基準値以上である場合に、第1のセンサ31により冷媒が検知されたとする。また、同様に、漏洩検知部51は、第2のセンサ32からの検知信号の示す冷媒濃度が予め設定された基準値以上である場合に、第2のセンサ32により冷媒が検知されたとする。
この際の基準値は、第1のセンサ31と第2のセンサ32とで同一の値を用いてもよいし、異なる値を用いてもよい。これらの基準値は、筐体40内で冷媒の漏洩が発生したことを検知すべき冷媒の濃度に応じて予め設定される。この際の基準となる冷媒の濃度は、第1のセンサ31と第2のセンサ32とで同一の濃度を基準とすることが望ましい。こうして設定された基準値は、記憶部52に予め記憶されている。
そして、漏洩検知部51は、第1のセンサ31が冷媒を検知した後に第2のセンサ32が冷媒を検知した場合に、筐体40の内部で冷媒の漏洩が発生したことを検知する。また、漏洩検知部51は、第1のセンサ31が冷媒を検知した場合であっても、その前に第2のセンサ32が冷媒を検知していたときには、筐体40の内部で冷媒の漏洩が発生したことを検知しない。換言すれば、漏洩検知部51は、第2のセンサ32が冷媒を検知した後に第1のセンサ31が冷媒を検知した場合は、筐体40の内部で冷媒の漏洩が発生したことを検知しない。
第2のセンサ32が冷媒を検知した後に第1のセンサ31が冷媒を検知した場合、漏洩検知部51は、筐体40の内部で冷媒の漏洩が発生したのではなく、具体的に例えば、排気ガス等の外気の影響により第1のセンサ31及び第2のセンサ32から検知信号が出力されたことを検知するようにしてもよい。
さらに、漏洩検知部51は、第1のセンサ31が冷媒を検知した後に予め定められた遅延時間が経過しても第2のセンサ32が冷媒を検知しない場合に、第1のセンサ31に異常が発生していることを検知するようにしてもよい。また、第2のセンサ32についても同様に、漏洩検知部51は、第2のセンサ32が冷媒を検知した後に予め定められた遅延時間が経過しても第1のセンサ31が冷媒を検知しない場合に、第2のセンサ32に異常が発生していることを検知するようにしてもよい。
なお、この際の遅延時間は、第1のセンサ31と第2のセンサ32とで同一の値を用いてもよいし、異なる値を用いてもよい。遅延時間は、例えば、第1のセンサ31と第2のセンサ32との間の距離等に基づいて設定される。こうして設定された遅延時間は、記憶部52に予め記憶されている。
漏洩検知部51により筐体40内での冷媒の漏洩の発生が検知されると、漏洩検知部51から冷媒漏洩検知信号が出力される。この冷媒漏洩検知信号は、報知部53に入力される。報知部53は、漏洩検知部51が筐体40内での冷媒の漏洩の発生を検知した場合に、その旨を利用者あるいは作業者等に報知し、換気及び修理等の実施を促す。この報知部53は、筐体40内での冷媒の漏洩の発生を検知した旨を、音で報知するためのスピーカ又は光で報知するためのLED等を備えている。
また、漏洩検知部51から出力された冷媒漏洩検知信号は、制御部54にも入力される。制御部54は、漏洩検知部51が筐体40内での冷媒の漏洩の発生を検知した場合に、室内機ファン12を回転させる。制御部54は、特に冷凍サイクル装置の運転停止中、又は、室内機ファン12の停止中に冷媒漏洩検知信号が入力された場合に、室内機ファン12を回転させる。
室内機ファン12を回転させることで、筐体40内に空気流が発生する。なお、漏洩検知部51が筐体40内での冷媒の漏洩の発生を検知した場合に筐体40内に空気流を発生させるための専用ファンを、室内機ファン12とは別に設けるようにしてもよい。
このようにして、漏洩検知部51が筐体40内での冷媒ガスの漏洩の発生を検知した場合に、室内機ファン12により筐体内に空気流を発生させることで、漏洩した冷媒を拡散させ、冷媒濃度が高い箇所ができることを抑制することができる。
なお、室外機20には冷媒配管23内の冷媒の流れを閉止可能な閉止弁が設けられている。そこで、漏洩検知部51が筐体内での冷媒ガスの漏洩の発生を検知した場合に、閉止弁を閉じて冷媒配管23内の冷媒の流れを止めるようにしてもよい。あるいは、漏洩検知部51が筐体内での冷媒ガスの漏洩の発生を検知した場合に、室内機10が設置された室内に設けられた換気装置を動作させることで換気を行ってもよい。
以上のように構成された室内機10において、室内機10の筐体40の内部で冷媒配管23等から冷媒が漏洩した場合を考える。筐体40の内部の冷媒配管23等から冷媒が漏洩すると、漏洩した冷媒は筐体40の内部を流動しつつ筐体40の内部に溜まっていく。よって、まず、筐体40の内部に設置されている第1のセンサ31が漏洩した冷媒を検知する。そして、その後、漏洩した冷媒は、筐体開口18を通過して筐体40の外部へと放出される。冷媒が筐体開口18を通過する際に第2のセンサ32が冷媒を検知する。
したがって、この場合には、第1のセンサ31が冷媒を検知した後に第2のセンサ32が冷媒を検知することになるため、前述したように漏洩検知部51は筐体40の内部で冷媒の漏洩が発生したことを検知する。
一方、筐体40の外部に排気ガス等の外気(以下、単に「外気」という)が存在する場合、外気は、例えば筐体開口18を通過して筐体40の内部に流入する。ここで、第1のセンサ31及び第2のセンサ32が外気を検知(誤検知)してしまった場合、前述したような外気の流入経路からして、まず第2のセンサ32が外気を検知した後に第1のセンサ31が外気を検知することになる。したがって、この場合には、前述したように、漏洩検知部51は、第1のセンサから検知信号が出力されても筐体40の内部で冷媒の漏洩が発生したことを検知しない。
このように、漏洩検知部51は、筐体40の内部の第1のセンサ31が検知動作を行った場合に、第1のセンサ31と第2のセンサ32の検知順序に基づいて筐体40の内部で冷媒の漏洩が発生したか否かを検知する。このため、外気の流入等によるセンサの誤検知が発生している場合に、筐体40の内部で冷媒の漏洩が発生していると誤って検知してしまうことを防止することができる。そして、単に筐体40の内部に設置された第1のセンサ31が冷媒を検知した場合に筐体40の内部での冷媒漏洩の発生を検知するのと比較して、より精度よく筐体40の内部での冷媒漏洩の発生を検知することができる。
なお、第2のセンサ32が検知した後に第1のセンサ31が検知した場合に、漏洩検知部51は、外気の流入が発生していることを検知するようにしてもよい。外気の流入が発生していることを検知した場合には、冷媒の漏洩ではないため、例えば、特定の動作は行わずに通常使用状態のまま維持するものとする。
ここで、一般的に、冷媒検知用のセンサは時間の経過により鋭敏化していく。つまり、長期間使用すると、冷媒も排気ガス等もない通常の大気中でも検知動作してしまう。このようなセンサの異常の発生は、センサの個体差や設置環境により有意にばらつく。このため、長期間使用した場合に第1のセンサ31と第2のセンサ32の両方が同時に異常となることは稀であり、どちらか一方のセンサのみが通常の大気中でも検知動作してしまう異常が発生する場合が多い。
そこで、前述したように、漏洩検知部51は、第1のセンサ31及び第2のセンサ32の一方が検知動作した後、一定の遅延時間が経過しても他方が検知動作しない場合には、検知動作した前記一方のセンサに異常が発生していることを検知する。このようにすることで、センサの異常発生に伴う誤検知により、誤って筐体40の内部で冷媒の漏洩が発生していると検知してしまうことを防止することができる。よって、より精度よく筐体40の内部での冷媒漏洩の発生を検知することができる。
なお、センサの異常発生を検知した場合には、報知部53によりその旨を報知し、センサ交換等の対応を促すようにしてもよい。具体的に例えば、空気調和装置のリモコン又は表示パネル等にセンサ交換を知らせる表示を行うことが考えられる。
以上のように構成された冷凍サイクル装置のセンサ検知時の動作の流れについて、図5及び図6のフロー図を参照しながら、今一度説明する。まず、図5は第1のセンサ31が検知動作を行った場合の動作の流れを示すものである。この図5において、ステップS11で第1のセンサ31が検知動作を行うと、第1のセンサ31から検知信号が出力される。第1のセンサ31から出力された検知信号は、漏洩検知部51に入力される。
続くステップS12において、漏洩検知部51は、第1のセンサ31が検知動作してから、一定時間内に、具体的にここでは、予め設定された遅延時間が経過するまでの間に、第2のセンサ32が検知動作したか否かを確認する。第1のセンサ31が検知動作してから一定時間内に第2のセンサ32が検知動作した場合には、ステップS13へと進む。
ステップS13においては、漏洩検知部51は、筐体40の内部で冷媒の漏洩が発生したことを検知する。一方、ステップS12で、第1のセンサ31が検知動作してから一定時間内に第2のセンサ32が検知動作しない場合には、ステップS14へと進む。ステップS14においては、漏洩検知部51は、第1のセンサ31に異常が発生していることを検知する。この場合には、筐体40の内部で冷媒の漏洩が発生したことは検知しない。
次に、図6は第2のセンサ32が検知動作を行った場合の動作の流れを示すものである。この図6において、ステップS21で第2のセンサ32が検知動作を行うと、第2のセンサ32から検知信号が出力される。第2のセンサ32から出力された検知信号は、漏洩検知部51に入力される。
続くステップS22において、漏洩検知部51は、第2のセンサ32が検知動作してから、一定時間内に、具体的にここでは、予め設定された遅延時間が経過するまでの間に、第1のセンサ31が検知動作したか否かを確認する。第2のセンサ32が検知動作してから一定時間内に第1のセンサ31が検知動作した場合には、ステップS23へと進む。
ステップS23においては、漏洩検知部51は、筐体40の外部から内部へと外気の流入が発生したことを検知する。この場合には、筐体40の内部で冷媒の漏洩が発生したことは検知しない。
一方、ステップS22で第2のセンサ32が検知動作してから一定時間内に第1のセンサ31が検知動作しない場合には、ステップS24へと進む。ステップS24においては、漏洩検知部51は、第2のセンサ32に異常が発生していることを検知する。この場合には、筐体40の内部で冷媒の漏洩が発生したこと、及び、筐体40の外部から内部へと外気の流入が発生したことのいずれも検知しない。
なお、以上においては、第2のセンサ32が筐体開口18に設置されている場合について説明した。しかし、第2のセンサ32は、筐体開口18でなく、筐体40の内部と外部とを通じる他の開口、例えば、吸込口16、吹出口17又は冷媒配管23の取り出し口等に設けられてもよい。
また、第2のセンサ32を筐体40の内部と外部とを通じる開口部分ではなく、第2のセンサ32を第1のセンサ31と同じく筐体40の内部に配置するようにしてもよい。ただし、この場合には、図7に示すように、第2のセンサ32は、筐体40の内部における第1のセンサ31よりも開口に近い位置に設けられる。この場合の開口は、先ほどと同じく、筐体開口18に限られず他の開口、吸込口16、吹出口17又は冷媒配管23の取り出し口等であってもよい。
さらに、第2のセンサ32を筐体40の外部に設けるようにしてもよい。この場合、例えば図8に示すように、第2のセンサ32を筐体40の外表面に設けるようにしてもよい。あるいは、筐体40の外部における筐体40の外表面から離れた位置に設けてもよい。
図7及び図8に例として示すような構成であっても、筐体40の内部で冷媒の漏洩が発生した場合、第1のセンサ31、第2のセンサ32の順で漏洩した冷媒が検知されることになるため、同様の作用効果を得ることができる。
なお、第2のセンサ32の位置がいずれの場合であっても、第1のセンサ31は、筐体40の内部においての冷媒漏洩の生じる可能性が高い箇所に配置することが好ましい。冷媒漏洩の生じる可能性が高い箇所とは、具体的に例えば、室内機熱交換器11のろう付け部及び室内金属接続部13等を挙げることができる。
また、第2のセンサ32を筐体40の外部に設置する場合、外気が筐体40の内部に侵入しやすく、筐体40の内部で漏洩した冷媒が排出されやすい位置に配置することが好ましい。このような位置とは、具体的に例えば、吸込口16及び室内機10の冷媒配管23の取り出し口等を挙げることができる。
なお、空気よりも密度が大きい冷媒を用いている場合、室内機10の冷媒配管23等から漏洩した冷媒は、重力により筐体40の底部に溜まっていく。冷媒の漏洩が継続し、筐体40の底部に溜った冷媒の上端が吸込口16の高さにまで到達すると、吸込口16から冷媒が筐体40の外部へと流出する。このため、第1のセンサ31及び第2のセンサ32が吸込口16の下端よりも上方にあると、漏洩した冷媒がセンサに到達することなく吸込口16から筐体40の外部に流れ出てしまう可能性がある。そこで、第1のセンサ31及び第2のセンサ32は吸込口16の下端よりも下方に設置することが望ましい。
あるいは、第1のセンサ31及び第2のセンサ32を、吸込口16等の開口から仕切られた空間内に設置することが望ましい。この際の空間の仕切り方としては、例えば、図2の構成において、吸込口16の水平方向の長さを室内機熱交換器11の水平方向の長さと同等とし、筐体40の内部で室内機熱交換器11及びドレンパン14が含まれる空間と、第1のセンサ31及び第2のセンサ32及び金属接続部13が含まれる空間とに分割するように仕切りを設ける。冷媒配管23は、この仕切りを貫通している。このようにすることにより、金属接続部13から冷媒が漏洩した場合に、漏洩した冷媒は吸込口16側へとは流れずに第1のセンサ31及び第2のセンサ32を経由して筐体開口18から筐体40の外部へと流出させることができるため、確実にセンサで検知することが可能となる。
なお、以上においては、室内機10の筐体40の内部における冷媒漏洩発生を検知するための構成例について説明した。冷媒漏洩発生を検知する対象が室外機20であれば、室外機20の筐体に、これまでに説明した2つのセンサ等の構成を備えればよい。
実施の形態2.
図9は、この発明の実施の形態2に係るもので、冷凍サイクル装置の一例である空気調和機の室内機の内部構成を示す正面図である。
ここで説明する実施の形態2は、この図9に示すように、前述した実施の形態1の構成に加えて、誘導路19を設けるようにしたものである。この誘導路19は、冷媒配管23等から漏洩した冷媒を第1のセンサ31から第2のセンサ32まで誘導するためのものである。
誘導路19は、筐体40の内部に設けられている。誘導路19の一端側は、少なくとも第1のセンサ31の位置まで延びている。誘導路19の一端側は、より好ましくは、第1のセンサ31の位置からさらに冷媒漏洩の生じる可能性が高い箇所にまで延びて達している。冷媒漏洩の生じる可能性が高い箇所とは、具体的に例えば、室内機熱交換器11のろう付け部及び室内金属接続部13等である。図9に示す例では、誘導路19の一端側は、第1のセンサ31の位置からさらに室内金属接続部13の下方にまで延びている。
誘導路19の他端側は、第2のセンサ32の位置、又は、筐体開口18まで延びている。図9に示す例では、第2のセンサ32が筐体開口18に設けられているため、第2のセンサ32の位置と筐体開口18とは実質的に同じ位置のことである。これに対し、実施の形態1の図7に例示したような第2のセンサ32が筐体40の内部に配置されている場合には、誘導路19の他端側は少なくとも第2のセンサ32の位置まで延びていればよい。また、実施の形態1の図8に例示したような第2のセンサ32が筐体40の外部に配置されている場合には、誘導路19の他端側は筐体開口18まで延びて設けられる。
他の構成については実施の形態1と同様であって、その詳細説明は省略する。
このように構成された冷凍サイクル装置においては、筐体40の内部の冷媒配管23等から漏洩した冷媒は、誘導路19により第1のセンサ31から第2のセンサ32を通過し、筐体開口18まで誘導される。したがって、冷媒の漏洩発生後に冷媒が速やかに第1のセンサ31と第2のセンサ32に到達し、冷媒を検知することが可能となる。また、反対に外気が筐体40の外部から内部へと流入する場合でも、誘導路19により第2のセンサ32から第1のセンサ31へと速やかに外気が到達できる。このため、漏洩した冷媒又は外気を速やかに2つのセンサへ誘導し、実施の形態1と同様の効果を奏することができるのに加えて、さらに迅速に冷媒の漏洩発生又は外気流入の検知が可能である。
なお、ここでは、冷媒の密度は空気よりも大きいことを想定している。このため、誘導路19は、室内金属接続部13、第1のセンサ31及び第2のセンサ32の少なくとも下方側に配置されていれば十分に前述の効果が期待できる。一方、冷媒の密度が空気よりも小さい場合には、逆に誘導路19を、室内金属接続部13等、第1のセンサ31及び第2のセンサ32の少なくとも上方側に配置して、漏洩した冷媒を誘導できるようにすればよい。
また、誘導路19は、図9で例示した形状に限られず、冷凍サイクル装置の通常運転動作を阻害しないもの、すなわち、空気調和装置の例であれば、通常の空調運転時における風路の空気流を阻害しないものであればよい。
実施の形態3.
図10は、この発明の実施の形態3に係るもので、冷凍サイクル装置の一例である空気調和機の室内機の内部構成を示す正面図である。
ここで説明する実施の形態3は、この図10に示すように、前述した実施の形態1又は実施の形態2の構成において、第1のセンサ31を配置する高さと第2のセンサ32を配置する高さとを、冷媒の密度の大きさに合わせて異ならせたものである。
図10に示す例は、冷媒配管23に封入される冷媒の密度が空気より大きい場合の例である。この場合、漏洩した冷媒は、重力方向の下方に流れて筐体40の底部に溜まっていく。そして、冷媒の漏洩が継続すると筐体40の底部に溜った冷媒の上端が次第に上方へと上がってくる。
そこで、この実施の形態3においては、第1のセンサ31は、第2のセンサ32よりも重力方向の下方に配置されている。つまり、第2のセンサ32よりも第1のセンサ31のほうが床面及び筐体40の底面の近くに設置される。第1のセンサ31の床面からの高さをh1、第2のセンサ32の床面からの高さをh2とするとh1<h2である。
なお、他の構成については実施の形態1又は実施の形態2と同様であって、その詳細説明は省略する。
このようにすることで、筐体40の内部におけるどの箇所から冷媒が漏洩した場合であっても、前述したように漏洩した冷媒は筐体40の底部から次第に溜っていくため、筐体40の内部では上から下にいくにつれて冷媒濃度が高くなる。したがって、冷媒漏洩を検知するための冷媒濃度基準値に相当する冷媒濃度である高さも、漏洩の時間経過とともに底面から上昇してくる。このため、第1のセンサ31が第2のセンサ32よりも先に冷媒を検知しやすくなり、筐体40の内部における冷媒の漏洩を検知することができる。
例えば、第1のセンサ31を、室内機熱交換器11よりも室内金属接続部13の近くに配置した場合に、室内機熱交換器11から冷媒が漏洩したときについて説明する。室内機熱交換器11から冷媒が漏洩すると、漏洩した冷媒は、第1のセンサ31を通ることなく直接に筐体40の底面に到達する。漏洩した冷媒は底面に溜まっていくことで底面に近いほど高濃度となる。このため、一定時間後には、第2のセンサ32よりも下方に配置した第1のセンサ31の位置が先に基準値以上の濃度となり検知に至る。そして、さらに漏洩が継続すると、第1のセンサ31より上方に位置している第2のセンサ32の位置も基準値以上の濃度となり検知に至る。このように、漏洩した冷媒が直接的に第1のセンサ31を通らないような箇所で冷媒漏洩が発生した場合であっても精度良く冷媒漏洩発生を検知することができる。
また、外気が筐体40の内部に流入する場合、外気はまず第2のセンサ32を通過する。このため、外気流入の場合は、第2のセンサ32が検知した後に第1のセンサ31が検知する。つまり、第1のセンサ31と第2のセンサ32の高さの位置関係を変えても、実施の形態1又は実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
なお、以上で説明したこの発明の実施の形態1から実施の形態3のいずれにおいても、第1のセンサ31と第2のセンサ32がそれぞれ複数設けられていてもよい。すなわち、第1のセンサ群と第2のセンサ群とを設けるようにしてもよい。この場合には、それぞれのセンサ群のうちのいずれか1つ以上のセンサが冷媒を検知した順序に基づいて、筐体40の内部での冷媒の漏洩発生を検知するようにすればよい。
また、この発明は、冷媒ガスが封入された冷媒配管を内部に収容する筐体を備えた冷凍サイクル装置、具体的に例えば、床置型、天井設置型及び壁設置型等の空気調和装置の室内機及び室外機、給湯器、ショーケース及び冷蔵庫等の冷凍サイクル装置、並びに、このような冷凍サイクル装置に備えられる冷媒漏洩検知装置に利用することができる。
10 室内機、 11 室内機熱交換器、 12 室内機ファン、 13 室内金属接続部、 14 ドレンパン、 15 電子回路基板、 16 吸込口、 17 吹出口、 18 筐体開口、 19 誘導路、 20 室外機、 21 室外機熱交換器、 22 室外機ファン、 23 冷媒配管、 24 四方弁、 25 圧縮機、 26 膨張弁、 27 室外金属接続部、 31 第1のセンサ、 32 第2のセンサ、 40 筐体、 51 漏洩検知部、 52 記憶部、 53 報知部、 54 制御部
この発明に係る冷凍サイクル装置においては、冷媒が封入された冷媒配管を内部に収容し、内部と外部とを通じる開口が形成された筐体と、前記筐体の内部に設けられ、前記冷媒を検知可能な第1のセンサと、前記開口に設けられ、前記冷媒を検知可能な第2のセンサと、前記第1のセンサが前記冷媒を検知した後に前記第2のセンサが前記冷媒を検知した場合に、前記筐体の内部で前記冷媒の漏洩が発生したことを検知する漏洩検知部と、を備え、前記漏洩検知部は、前記第1のセンサが前記冷媒を検知した後に予め定められた遅延時間が経過しても前記第2のセンサが前記冷媒を検知しない場合に、前記第1のセンサに異常が発生していることを検知する構成とする。
または、冷媒が封入された冷媒配管を内部に収容し、内部と外部とを通じる開口が形成された筐体と、前記筐体の内部に設けられ、前記冷媒を検知可能な第1のセンサと、前記開口に設けられ、前記冷媒を検知可能な第2のセンサと、前記第1のセンサが前記冷媒を検知した後に前記第2のセンサが前記冷媒を検知した場合に、前記筐体の内部で前記冷媒の漏洩が発生したことを検知する漏洩検知部と、を備え、前記漏洩検知部は、前記第2のセンサが前記冷媒を検知した後に予め定められた遅延時間が経過しても前記第1のセンサが前記冷媒を検知しない場合に、前記第2のセンサに異常が発生していることを検知する構成とする。
あるいは、この発明に係る冷凍サイクル装置においては、冷媒が封入された冷媒配管を内部に収容し、内部と外部とを通じる開口が形成された筐体と、前記筐体の内部に設けられ、前記冷媒を検知可能な第1のセンサと、前記筐体の内部における前記第1のセンサよりも前記開口に近い位置に設けられ、前記冷媒を検知可能な第2のセンサと、前記第1のセンサが前記冷媒を検知した後に前記第2のセンサが前記冷媒を検知した場合に、前記筐体の内部で前記冷媒の漏洩が発生したことを検知する漏洩検知部と、を備え、前記漏洩検知部は、前記第1のセンサが前記冷媒を検知した後に予め定められた遅延時間が経過しても前記第2のセンサが前記冷媒を検知しない場合に、前記第1のセンサに異常が発生していることを検知する構成とする。
または、冷媒が封入された冷媒配管を内部に収容し、内部と外部とを通じる開口が形成された筐体と、前記筐体の内部に設けられ、前記冷媒を検知可能な第1のセンサと、前記筐体の内部における前記第1のセンサよりも前記開口に近い位置に設けられ、前記冷媒を検知可能な第2のセンサと、前記第1のセンサが前記冷媒を検知した後に前記第2のセンサが前記冷媒を検知した場合に、前記筐体の内部で前記冷媒の漏洩が発生したことを検知する漏洩検知部と、を備え、前記漏洩検知部は、前記第2のセンサが前記冷媒を検知した後に予め定められた遅延時間が経過しても前記第1のセンサが前記冷媒を検知しない場合に、前記第2のセンサに異常が発生していることを検知する構成とする。
あるいは、この発明に係る冷凍サイクル装置においては、冷媒が封入された冷媒配管を内部に収容し、内部と外部とを通じる開口が形成された筐体と、前記筐体の内部に設けられ、前記冷媒を検知可能な第1のセンサと、前記筐体の外部に設けられ、前記冷媒を検知可能な第2のセンサと、前記第1のセンサが前記冷媒を検知した後に前記第2のセンサが前記冷媒を検知した場合に、前記筐体の内部で前記冷媒の漏洩が発生したことを検知する漏洩検知部と、を備え、前記漏洩検知部は、前記第1のセンサが前記冷媒を検知した後に予め定められた遅延時間が経過しても前記第2のセンサが前記冷媒を検知しない場合に、前記第1のセンサに異常が発生していることを検知する構成とする。
または、冷媒が封入された冷媒配管を内部に収容し、内部と外部とを通じる開口が形成された筐体と、前記筐体の内部に設けられ、前記冷媒を検知可能な第1のセンサと、前記筐体の外部に設けられ、前記冷媒を検知可能な第2のセンサと、前記第1のセンサが前記冷媒を検知した後に前記第2のセンサが前記冷媒を検知した場合に、前記筐体の内部で前記冷媒の漏洩が発生したことを検知する漏洩検知部と、を備え、前記漏洩検知部は、前記第2のセンサが前記冷媒を検知した後に予め定められた遅延時間が経過しても前記第1のセンサが前記冷媒を検知しない場合に、前記第2のセンサに異常が発生していることを検知する構成とする。

Claims (10)

  1. 冷媒が封入された冷媒配管を内部に収容し、内部と外部とを通じる開口が形成された筐体と、
    前記筐体の内部に設けられ、前記冷媒を検知可能な第1のセンサと、
    前記開口に設けられ、前記冷媒を検知可能な第2のセンサと、
    前記第1のセンサが前記冷媒を検知した後に前記第2のセンサが前記冷媒を検知した場合に、前記筐体の内部で前記冷媒の漏洩が発生したことを検知する漏洩検知部と、を備えた冷凍サイクル装置。
  2. 冷媒が封入された冷媒配管を内部に収容し、内部と外部とを通じる開口が形成された筐体と、
    前記筐体の内部に設けられ、前記冷媒を検知可能な第1のセンサと、
    前記筐体の内部における前記第1のセンサよりも前記開口に近い位置に設けられ、前記冷媒を検知可能な第2のセンサと、
    前記第1のセンサが前記冷媒を検知した後に前記第2のセンサが前記冷媒を検知した場合に、前記筐体の内部で前記冷媒の漏洩が発生したことを検知する漏洩検知部と、を備えた冷凍サイクル装置。
  3. 冷媒が封入された冷媒配管を内部に収容し、内部と外部とを通じる開口が形成された筐体と、
    前記筐体の内部に設けられ、前記冷媒を検知可能な第1のセンサと、
    前記筐体の外部に設けられ、前記冷媒を検知可能な第2のセンサと、
    前記第1のセンサが前記冷媒を検知した後に前記第2のセンサが前記冷媒を検知した場合に、前記筐体の内部で前記冷媒の漏洩が発生したことを検知する漏洩検知部と、を備えた冷凍サイクル装置。
  4. 前記漏洩検知部は、前記第2のセンサが前記冷媒を検知した後に前記第1のセンサが前記冷媒を検知した場合に、前記筐体の内部で前記冷媒の漏洩が発生したことを検知しない請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記漏洩検知部は、前記第1のセンサが前記冷媒を検知した後に予め定められた遅延時間が経過しても前記第2のセンサが前記冷媒を検知しない場合に、前記第1のセンサに異常が発生していることを検知する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記漏洩検知部は、前記第2のセンサが前記冷媒を検知した後に予め定められた遅延時間が経過しても前記第1のセンサが前記冷媒を検知しない場合に、前記第2のセンサに異常が発生していることを検知する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  7. 前記筐体の内部に設けられ、前記冷媒配管から漏洩した前記冷媒を前記第1のセンサから前記第2のセンサ又は前記開口まで誘導する誘導路を備えた請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  8. 前記冷媒は、空気よりも密度が大きく、
    前記第1のセンサは、前記第2のセンサよりも重力方向の下方に配置された請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  9. 前記漏洩検知部により前記筐体の内部での前記冷媒の漏洩の発生が検知された場合に前記筐体の内部に空気流を発生させるファンを備えた請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  10. 前記冷媒は、可燃性を有する請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
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