JP2017082154A - ボールペン用水性インキ組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】酸化チタンを含有したインキを装備した水性ボールペンにて、隠蔽性がよく、筆記時にはチリチリという音鳴き現象や目詰まりによる筆記カスレがなく、誤ってペンを落としたときも初期からスムーズに筆記できる水性ボールペン用インキの提供。【解決手段】少なくとも、酸化チタンと平均粒子径1.0〜2.0μmの樹脂粒子と高分子多糖類と水とを含有するボールペン用水性インキ組成物。特に、樹脂粒子がスチレン−アクリル共重合体の中空樹脂粒子であり、酸化チタンの吸油量が29〜35g/100gである水性ボールペン用インキ組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、筆跡を形成する筆記部材としてボールとボールを回転自在に包持するボールホルダーとを備えたチップをインキ収容管に装着し、インキをインキ収容管内に直接収容した、所謂ボールペンに使用するボールペン用水性インキ組成物に関する。
従来、筆跡を形成する筆記部材としてボールとボールを回転自在に抱持するボールホルダーとを備えたチップをインキ収容管に装着し、着色材として染料や顔料、ペン先乾燥防止としての高沸点有機溶剤などを含有したインキをインキ収容管内に直接収容した直詰め型水性ボールペンが広く使われている。また、近年、カラーコピーやカラープリンターなどにより出力された各種資料類、キャラクターなどがカラー彩色された便箋、ノート、デザイン印刷物、メッセージカード、などのカラー面に手書きする機会が増えている。これらカラー面に筆記するボールぺンとしては、酸化チタンを含んだ隠蔽性の有る水性インキをインキ吐出量が多い設計が可能な前記の直詰め型水性ボールペンに充填したボールペンが使用されることが多い。インキ吐出量を増やした設計のチップでは、ボールホルダー内でボールが移動して、ボールホルダーの小口とボールの間に出来る隙間から空気を巻き込み易い性質があり、ボールホルダー内のインキ流路に巻き込んだ空気が増えるとインキの続きが切れた空間が発生し、インキの代わりに吐出した空気により筆跡がカスレたり(空気の巻き込み)、さらにチップ内に空気が進入しインキが切れた空間が拡大するとインキ収容管内でのインキ後方移動やインキ収容管の後端からインキが漏れてしまう、所謂、逆流が発生することがあった。
このような直詰め型水性ボールペンの空気の巻き込みを防止する例として、ポリビニルピロリドンでインキの粘性を大きくし、インキの漏出を防止するためにキサンタンガムで剪断減粘性を付与したインキをボールとボール受け座のクリアランスが10.0から40.0μmの範囲にあるチップを装着したインキ筒に直詰めして使用する水性ボールペン用インキとこのインキを直結した水性ボールペンが開示されている(特許文献1)。
酸化チタンを含んだ水性インキを直詰め型水性ボールペンに充填した例として、特定量の酸化チタンと平均粒子径0.4μm〜0.5μm程度の中空樹脂粒子、水性溶有機溶剤、剪断現減粘性付与剤、リン酸エステル系活性剤を含有したインキにて、黒色紙で視認性があるカスレや線飛びが発生しない水性ボールペン用インキ組成物及びそれを用いたノック式水性ボールペン(特許文献2)、15〜25重量%の酸化チタンと平均粒子径0.4μm〜0.5μm程度の樹脂粒子を含みインキ全量に対して固形分を30〜55重量%に調整したインキにおいて、暗色紙に明確な筆跡を記録できるボールペンが開示されている(特許文献3)。
暗色紙での隠蔽性を高くする方法の一つとしてインキ吐出量を増やすチップ設計の、アルミ粉顔料等の金属光沢顔料や、酸化チタン顔料を含む水溶性ゲル状インキを使用し、ボールペンチップ内において、ボールが軸方向に60〜170μm移動可能であることでカスレることなく、書き味が良好なボールペンが開示されている(特許文献4)。
特開平9−316383号公報 特開2009−185166号公報 特開2001−180177号公報 特開2001−088490号公報
特開2009−185166号公報、特開2001−180177号公報では、酸化チタンと樹脂粒子を含む隠蔽力のあるインキが開示されているが、これら従来の酸化チタンや樹脂粒子を含むインキは酸化チタンによりインキ比重が重くなることや、吐出量を増やした設計のチップであるため、通常の筆記でも空気を巻き込みやすく、またインキに対する衝撃も大きくなり、ペンの落下だけでなく、上向の状態でボールペン後端を机に打ち付けたり、キャップをボールペンの後ろに装着するような僅かな衝撃でもチップ先端から空気の巻き込みが発生しやすく、書き始めにカスレが発生したり、酸化チタン粒子は硬い粒子なのでボールの回転を阻害し、スリップさせ易く、筆記時にペン先からチリチリという音が発生(音鳴きと呼ぶ)したりするなどの問題があった。
特開平9−316383号公報では、キサンタンガムを含んだポリビニルピロリドンの膜によるインキの揺動の制御にて空気の巻き込みを防止しているが、一般的な着色材のインキへの対応である。隠蔽性を出すために酸化チタンを含んだインキではインキの比重が大きくなるためペン落下によりインキが受ける衝撃も大きくなり、ポリビニルピロリドンの膜による空気の巻き込み防止では不十分であり、膜強度を上げるためにポリビニルピロリドンを増やすと粘着性によりチップ小口にインキが溜まり易く筆跡が乱れたり、粘度が上がりすぎてカスレが発生したりする問題があった。
特開2001−088490号公報では、カスレにくく滑らかな書き味とするためボールの移動可能な範囲を大きめに設定するので、ペン落下時の衝撃による空気の巻き込みが発生したり、チップホルダー内でのボールの異動が大きいことにより筆記時にチリチリという音鳴きが発生したりするなど問題があった。
本発明は、酸化チタンを含有したインキを装備した水性ボールペンにて、隠蔽性がよく、筆記時にはチリチリという音鳴き現象や目詰まりによる筆記カスレがなく、筆記による空気の巻き込みがないことはもとより、ペンを落とすなどの衝撃があっても初期からスムーズに筆記できる水性ボールペン用インキを提供することを目的とする。
すなわち、本発明は少なくとも、(1)酸化チタンと平均粒子径1.0μm以上2.0μm以下の樹脂粒子とシリコーン活性剤と高分子多糖類と水とを含有するボールペン用水性インキ組成物を第一に要旨とし、特に、(2)前記樹脂粒子がスチレン−アクリル共重合体の中空樹脂粒子であることを第二の要旨とし、更に前記樹脂粒子が中空樹脂粒子である(1)または(2)に記載のインキ組成物を第三の要旨とし、(4)酸化チタンの吸油量が29g/100g以上35g/100g以下である(1)から(3)までのいずれか1項に記載のボールペン用水性インキを第四の要旨とする。
本発明のインキ組成物が目詰まりのない良好なインキ流出性能と高い耐衝撃性能、音鳴きの抑制効果をもつ機構は明確ではないが、酸化チタンと平均粒子径1.0μm以上2.0μm以下の樹脂粒子が水中で会合構造を形成する高分子多糖類との間で疎水結合と水素結合とが複合した容積が大きく、衝撃にも崩れにくい緩やかな結合をした集合体を形成することで衝撃によるインキの移動を緩和し空気が入り込むのを防止し高い耐衝撃性能を発揮すると考えられる。この集合体だけではチップ内の矢溝などに集合体が引っかかり筆跡がカスレたり、チップに詰まって筆記できなくなるが、シリコーン活性剤と高分子多糖類の緩やかな結合はポリシロキサン構造により他の種類の界面活性剤より離れやすく、筆記時のインキ流動による変形により柔軟に変形すること、シリコーン活性剤とチップの金属部分との潤滑性が優れていることから酸化チタンや平均粒子径1.0μm以上2.0μm以下の樹脂粒子が良好に流動し続けることができるものと推察される。特に、平均粒子径1.0μm以上2.0μm以下のスチレン−アクリル共重合体の中空樹脂粒子は、スチレン−アクリル共重合体が粒子内部に空隙を含んでいることから筆記により変形するほどではないが適度な弾力によるクッション効果を持ち、会合構造を形成して弾性を発現する高分子多糖類と相互作用して、ボールペンが落下した時の衝撃を緩和する効果が高い。また、シリコーン活性剤の潤滑性とスチレン−アクリル共重合体の中空樹脂粒子のクッション性をあわせ持った集合体がボールとボールホルダー内壁との間でボールの位置を安定化し、スムーズにボールを回転させる働きもするので音鳴きを防止し、書き味を滑らかにしインキ出も良くすると考えられる。また、比較的に大き目で隠蔽性がある中空樹脂粒子が主要な成分である集合体は、酸化チタンも含んだ塗膜として紙の表面に留まり易く、隠蔽性も高くなると考えられる。
以下に発明を詳細に説明する。
酸化チタンは暗色紙でも隠蔽性がある白色系の着色材であり、本発明における複合化した集合体の要素として用いられ、その具体例としては、SR−1(吸油量19〜21g/100g)、R−3L(吸油量21〜24g/100g)、R−5N(吸油量19〜21g/100g)、R−7E(吸油量27〜31g/100g)、R−24(吸油量21〜24g/100g)、R−61N(吸油量22g/100g)、R−62N(吸油量19〜21g/100g)、R−310(吸油量21g/100g)、R−650(吸油量20〜22g/100g)、D−918(吸油量20〜24g/100g)、FTR−700(吸油量19〜23g/100g)、TCR−52(吸油量16〜19g/100g)(以上、堺化学工業(株)製)、タイペークR−550(吸油量23g/100g)、同R−580(吸油量19g/100g)、同R−630(吸油量19g/100g)、同R−670(吸油量22g/100g)、同R−680(吸油量19g/100g)、同R−780(吸油量33g/100g)、同R−780−2(吸油量40g/100g)、同R−820(吸油量24g/100g)、同R−830(吸油量21g/100g)、同R−930(吸油量19g/100g)、同R−980(吸油量19g/100g)、同PR−690(吸油量16g/100g)、同PF−691(吸油量15g/100g)、同PF−711(吸油量19g/100g)、同PF−736(吸油量15g/100g)、同PF−737(吸油量16g/100g)、同PF−737(吸油量21g/100g)、同PF−739(吸油量14g/100g)、同PF−740(吸油量16g/100g)、同PC−3(吸油量16g/100g)、同S−305(吸油量23g/100g)、同CR−50(吸油量18g/100g)、同CR−50−2(吸油量17g/100g)、同CR−57(吸油量17g/100g)、同CR−58(吸油量19g/100g)、同CR−58−2(吸油量18g/100g)、同CR−Super70(吸油量16g/100g)、同CR−80(吸油量20g/100g)、同CR−85(吸油量30g/100g)、同CR−90(吸油量21g/100g)、同CR−90−2(吸油量20g/100g)、同CR−93(吸油量20g/100g)、同CR−97(吸油量19g/100g)、同A−100(吸油量22g/100g)、同A−220(吸油量22g/100g)、(以上、石原産業(株)製)、クロノスKR−270(吸油量21g/100g)、KR−310(吸油量17〜22g/100g)、同KR−380(吸油量18〜24g/100g)、同KR−380−N(吸油量18〜24g/100g)、同KR−480(吸油量19〜24g/100g)、同KA−10(吸油量18〜28g/100g)、同KA−15(吸油量19〜24g/100g)、同KA−20(吸油量18〜23g/100g)、同KA−30(吸油量18〜23g/100g)(以上、チタン工業(株)製)、TITANIX JR−300(吸油量18g/100g)、同JR−301(吸油量18g/100g)、同JR−403(吸油量19g/100g)、同JR−405(吸油量15g/100g)、同JR−600A(吸油量19g/100g)、同JR603(吸油量21g/100g)、同JR−605(吸油量19g/100g)、同JR−600E(吸油量21g/100g)、同JR−603(吸油量21g/100g)、同JR−800(吸油量29g/100g)、同JR−801(吸油量40g/100g)、同JR−805(吸油量22g/100g)、同JR−806(吸油量21g/100g)、同JR−906(吸油量22g/100g)、同JR−701(吸油量20g/100g)、同JRNC(吸油量21g/100g)、同JR(吸油量18g/100g)、同JA−1(吸油量23g/100g)、同JA−C(吸油量23g/100g)、同JA−3(吸油量23g/100g)(以上、テイカ(株)製)、TA−100(吸油量22g/100g)、TA−200(吸油量24g/100g)、TA−300(吸油量21g/100g)、TA−400(吸油量24g/100g)、、TR−600(吸油量19g/100g)、TR−700(吸油量23g/100g)、TR−840(吸油量24g/100g)、TR−900(吸油量19g/100g)(以上、富士チタン工業(株)製)、、タイピュアR−700(吸油量13g/100g)、同R−706(吸油量13g/100g)、R−900、同R−901(吸油量14g/100g)、同R−902(吸油量16g/100g)(以上、デュポン・ジャパン・リミテッド社製)などが挙げられる。酸化チタンの分散効率を上げるために、市販の水分散タイプ酸化チタンは取り扱い性や生産性が高まるので好ましく用いられる。水分散タイプ酸化チタンの具体例としては、Fuji SP White #143(吸油量33g、酸化チタン濃度50重量%)、同#552(吸油量17g/100g、酸化チタン濃度50重量%)同#553(吸油量14g/100g、酸化チタン濃度50重量%)、同#791(吸油量40g/100g、酸化チタン濃度50重量%)等が挙げられる。その使用量は、インキ組成物全量に対して1重量%以上、60重量%以下で好適に使用でき、5重量%より多く、40重量%未満がより好ましい。使用量が5重量%より少ないと筆跡が薄すぎて判読がし難くなる。40重量%より多いと、固形分の増加により、経時での筆跡のカスレが生じやすくなる。理由は明白ではないが、特に吸油量が29g/100g以上35g/100g以下である酸化チタンが好ましい。吸油量が29g/100g以上35g/100g以下の酸化チタンは、嵩が大きい酸化チタンであり酸化チタンの表面に細孔も多いため本発明の集合体の生成を促進し、空気巻き込み防止、音鳴き防止効果を更に高めると考えられる。ここで、吸油量とは、酸化チタン2gをガラス板上にとり、煮あまに油を少量ずつ滴下し、金属へらでよく混ぜ、煮あまに油と酸化チタンとの混合物がパテ状となり、成形性を持つまでの煮あまに油の添加量を、酸化チタン100gとして換算した量(グラム)である。
平均粒子径1.0μm以上2.0μm以下の樹脂粒子は本発明における複合化した集合体の要素として用いられ、樹脂粒子の材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル、ポリメタクリレート、ベンゾグアナミン、ナイロン、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−アクリル共重合体、シリコーン樹脂等が挙げられ、形状としては球状のもの、破砕状、扁平、ドーナツ状などの異形のものが挙げられる。構造としては、実密構造と中空構造があり、実密構造とは、樹脂粒子の中が詰まっている状態を示し、中空構造とは、その内部に小孔空隙部を有する樹脂粒子である。実密樹脂粒子の具体例としては、エポスターS12(平均粒子径1.5μm、株式会社日本触媒社製)、FS−301(平均粒子径1.0μm)、MG−351(平均粒子径1.0μm)、BGK−001(平均粒子径1.0μm)、(以上、日本ペイント株式会社製)、トスパール120(平均粒子径2.0μm、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製)SSX−101(平均粒子径1.0μm)SSX−102(平均粒子径2.0μm、以上、積水化成品工業株式会社製)等が挙げられる。中空樹脂粒子は、樹脂粒子の内部に小孔空隙を形成した樹脂粒子であり、空隙があるために光を良く散乱し、隠蔽性、不透明度、白色度を付与できる特性を持つ。その具体例としては、市販の中空樹脂粒子を使用することもでき、SX8782(D)(平均粒子径1.0μm、空隙率50%)、SX8782(A)(平均粒子径、1.1μm、空隙率55%)、SX8782(P)(平均粒子径1.1μm、空隙率55%)、(以上、JSR株式会社製)、ローペイクSN−1055(平均粒子径1.0μm、空隙率55%、ローム・アンド・ハース・ジャパン社製)等が挙げられる。これら樹脂粒子の材質としては、適度な弾性でクッション性が大きいスチレン−アクリル共重合体が良く、具体的には、前記のFS−301、MG−351、SX8782(D)SX8782(A)SX8782(P)、ローペイクSN−1055が挙げられる。樹脂粒子は吸油量が大きい酸化チタン、シリコーン活性剤、高分子多糖類と併用することで、疎水結合と水素結合とが複合した緩やかな結合を有する集合体が形成して、筆跡の隠蔽性がよく、筆記時にはチリチリという音鳴き現象や目詰まりによる筆記カスレがなく、誤ってペンを落としたときも初期からスムーズに筆記でき、中空樹脂粒子は、内部に空隙をもつのでクッション効果が高く衝撃を緩和する作用が大きい。特に、空隙率が50%以上の中空樹脂粒子が好ましい。平均粒子径1.0μm以上2.0μm以下の大きさであっても樹脂粒子でないものや、平均粒子径が1.0μm未満の樹脂粒子では本発明における複合化した集合体を形成できず十分なクッション性がないため受座とボールの間をインキが流通する際や、音鳴き時のボール移動の衝撃で書き味が悪くなったり、粒子が破壊されたり、チップ内に粒子やその破片が詰まるなどして筆記できなくなってしまう。これら樹脂粒子の平均粒子径は、(株)島津製作所性ナノ粒子径分布測定装置、SALD−7100にて測定した体積分布基準による平均粒子径である。これらの樹脂粒子は、1種又は2種以上混合して使用することができ、その使用量は、インキ組成物全量に対して5.0重量%以上25.0重量%以下が好ましい。また、上記樹脂粒子と酸化チタンの平均粒子径の比は、1.0:0.50から1.0:0.16の範囲が特に良い。酸化チタンのインキ中での粒子径を樹脂粒子の半分以下にすることでボールとボールホルダーの間の隙間で樹脂粒子がスペーサーの役目をして酸化チタンが金属間に直接挟まれてボールの回転を阻害する可能性が更に低くなり、音鳴き防止の効果を更に高める出来る。
シリコーン活性剤は、本発明の複合化した集合体の生成を促進する効果と、流動による変形のしやすさと潤滑の効果を出す目的で使用される。シリコーン活性剤としては特に制限はなく、ジメチルシリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、メチルフェニルシリコーン、アルキル変性シリコーン、高級脂肪酸変性シリコーン、メチルハイドロジェンシリコーン、フッ素変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、カルビノール変性シリコーン、及びアミノ変性シリコーンなどが挙げられる。市販品として好ましく使用できるものとして、オイル型としてはFA−630、X−50−1039A、KS−7708(以上、信越化学工業株式会社製)YSA6403(以上、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアスズ・ジャパン合同会社製)、BYK−019、BYK−025(以上、ビッグケミー・ジャパン株式会社製)、コンパウンド型としては、、KS−66、KS−69、X−50−1105G(以上、信越化学工業株式会社製)TSA750、TSA750S(以上、信越化学工業株式会社製)、BYK−017、BYK094(以上、ビッグケミー・ジャパン株式会社製)、自己乳化型としては、KS−508、KS−530、KS−531、KS−537、KS−538、KS−540(以上、信越化学工業株式会社製)、YSA6406、TSA780(以上、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアスズ・ジャパン合同会社製)、BYK1770(以上、ビッグケミー・ジャパン株式会社製)、エマルジョン型としては、KM70,KM−71、KM−72、KM−72F、KM−72S、KM72GS,KM72FS、KM−73、KM−73A、KM−73E、KM−75、KM−85、KM−89、KM−90、KM−98、KM7750、KM−7752、(以上、信越化学工業株式会社製)、TSA7341、TSA730、TSA732、TSA732A、TSA737、TSA737F、TSA739、TSA770、TSA772、TSA775、YMA6509、(以上、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアスズ・ジャパン合同会社製)BYK−023、、YK−044、BYK−1615、BYK1650、(以上、ビッグケミー・ジャパン株式会社製)その他のミネラルオイル混合型としては、BYK−035、BYK037、BYK−038以上、ビッグケミー・ジャパン株式会社製)等が挙げられ、単独、あるいは2種以上混合して使用しても良い。その使用量は、インキ組成物全量に対して0.1重量%以上5.0重量%以下が好ましい。シリコーン活性剤は表面張力が低く、細孔内部への侵入、拡張作用を持つため、シリコーン活性剤を含むインキバインダーが中空樹脂粒子や吸油量が29g/100g以上35g/100g以下の酸化チタン表面の細孔に浸透、拡張しやすくし、集合体の形成を高めていると考えられる。中でも、エマルション型およびミネナラルオイル混合型は、シリコーン活性の親油親水部分が樹脂粒子の親油部分と高分子多糖類の親水性部分にバランスよるが結合し、集合体がボールやボールホルダー金属面との間の潤滑剤となりり易く、ボールがスムーズに回転して、音鳴きすることが鳴く、インキでも良くなり書き味もよくなり、好適に使用される。
高分子多糖類は、網目構造を保持することで集合体の安定性を高める目的で使用される。高分子多糖類の具体例としては、プルラン、キサンタンガム、ウェランガム、ジェランガム、ラムザンガム、デンプン、カチオンデンプン、デキストリン、デンプングリコール酸ナトリウムなど及びそれらの誘導体、アラビアガム、トラガカントガム、ローカストビーンガム、グアーガム及びその誘導体、寒天、カラギーナン、アルギン酸、アルギン酸塩、ペクチン、ゼラチン、ガゼイン、ガゼインナトリウム、グルコマンナン、デキストラン、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、ラノリン誘導体、キトサン誘導体などが挙げられる。これら高分子多糖類は、単独、あるいは2種以上混合して使用しても良い。これら高分子多糖類の内、特にキサンタンガムが好ましく使用できる。キサンタンガム水溶液は酸化チタンと樹脂粒子との相互作用による弾性が高く、衝撃を緩和作用と音鳴き防止効果が高い。キサンタンガムの具体例としては、ケルザン、ケルザンS、ケルザンF、ケルザンAR、ケルザンM、ケルザンD(以上、三晶株式会社製)、コージン、コージンF、コージンT、コージンK(以上、株式会社興人製)、ノクコート(日清製油株式会社製)、イナゲルV−7、イナゲルV−7T(以上、伊那食品工業株式会社製)等が挙げられる。その使用量は、インキ組成物全量に対して0.1重量%以上5.0重量%以下が好ましい。
上記組成に各種の着色材を併用することで調色することも出来る。調色用着色材としては、水溶性染料、油溶性染料が併用できる。水溶性染料の具体例としては、酸性染料、直接染料、塩基性染料等のいずれも用いることができる。その一例を挙げれば、ジャパノールファストブラックDコンク(C.I.ダイレクトブラック17)、ウォーターブラック100L(同19)、ウォーターブラックL−200(同19)、ダイレクトファストブラックB(同22)、ダイレクトファストブラックAB(同32)、ダイレクトディープブラックEX(同38)、ダイレクトファストブラックコンク(同51)、カヤラススプラグレイVGN(同71)、カヤラスダイレクトブリリアントエローG(C.I.ダイレクトエロー4)、ダイレクトファストエロー5GL(同26)、アイゼンプリムラエローGCLH(同44)、ダイレクトファストエローR(同50)、アイゼンダイレクトファストレッドFH(C.I.ダイレクトレッド1)、ニッポンファストスカーレットGSX(同4)、ダイレクトファストスカーレット4BS(同23)、アイゼンダイレクトローデュリンBH(同31)、ダイレクトスカーレットB(同37)、カヤクダイレクトスカーレット3B(同39)、アイゼンプリムラピンク2BLH(同75)、スミライトレッドF3B(同80)、アイゼンプリムラレッド4BH(同81)、カヤラススプラルビンBL(同83)、カヤラスライトレッドF5G(同225)、カヤラスライトレッドF5B(同226)、カヤラスライトローズFR(同227)、ダイレクトスカイブルー6B(C.I.ダイレクトブルー1)、ダイレクトスカイブルー5B(同15)、スミライトスプラブルーBRRコンク(同71)、ダイボーゲンターコイズブルーS(同86)、ウォーターブルー#3(同86)、カヤラスターコイズブルーGL(同86)、カヤラススプラブルーFF2GL(同106)、カヤラススプラターコイズブルーFBL(同199)等の直接染料や、アシッドブルーブラック10B(C.I.アシッドブラック1)、ニグロシン(同2)、スミノールミリングブラック8BX(同24)、カヤノールミリングブラックVLG(同26)、スミノールファストブラックBRコンク(同31)、ミツイナイロンブラックGL(同52)、アイゼンオパールブラックWHエクストラコンク(同52)、スミランブラックWA(同52)、ラニルブラックBGエクストラコンク(同107)、カヤノールミリングブラックTLB(同109)、スミノールミリングブラックB(同109)、カヤノールミリングブラックTLR(同110)、アイゼンオパールブラックニューコンク(同119)、ウォーターブラック187−L(同154)、カヤクアシッドブリリアントフラビンFF(C.I.アシッドエロー7:1)、カヤシルエローGG(同17)、キシレンライトエロー2G140%(同17)、スミノールレベリングエローNR(同19)、ダイワタートラジン(同23)、カヤクタートラジン(同23)、スミノールファストエローR(同25)、ダイアシッドライトエロー2GP(同29)、スミノールミリングエローO(同38)、スミノールミリングエローMR(同42)、ウォーターエロー#6(同42)、カヤノールエローNFG(同49)、スミノールミリングエロー3G(同72)、スミノールファストエローG(同61)、スミノールミリングエローG(同78)、カヤノールエローN5G(同110)、スミノールミリングエロー4G200%(同141)、カヤノールエローNG(同135)、カヤノールミリングエロー5GW(同127)、カヤノールミリングエロー6GW(同142)、スミトモファストスカーレットA(C.I.アシッドレッド8)、カヤクシルクスカーレット(同9)、ソーラールビンエクストラ(同14)、ダイワニューコクシン(同18)、アイゼンボンソーRH(同26)、ダイワ赤色2号(同27)、スミノールレベリングブリリアントレッドS3B(同35)、カヤシルルビノール3GS(同37)、アイゼンエリスロシン(同51)、カヤクアシッドローダミンFB(同52)、スミノールレベリングルビノール3GP(同57)、ダイアシッドアリザリンルビノールF3G200%(同82)、アイゼンエオシンGH(同87)、ウォーターピンク#2(同92)、アイゼンアシッドフロキシンPB(同92)、ローズベンガル(同94)、カヤノールミリングスカーレットFGW(同111)、カヤノールミリングルビン3BW(同129)、スミノオールミリングブリリアントレッド3BNコンク(同131)、スミノールミリングブリリアントレッドBS(同138)、アイゼンオパールピンクBH(同186)、スミノールミリングブリリアントレッドBコンク(同249)、カヤクアシッドブリリアントレッド3BL(同254)、カヤクアシッドブリリドブリリアントレッドBL(同265)、カヤノールミリングレッドGW(同276)、ミツイアシッドバイオレット6BN(C.I.アシッドバイオレット15)、ミツイアシッドバイオレットBN(同17)、スミトモパテントピュアブルーVX(C.I.アシッドブルー1)、ウォーターブルー#106(同1)、パテントブルーAF(同7)、ウォーターブルー#9(同9)、ダイワ青色1号(同9)、スプラノールブルーB(同15)、オリエントソルブルブルーOBC(同22)、スミノールレベリングブルー4GL(同23)、ミツイナイロンファストブルーG(同25)、カヤシルブルーAGG(同40)、カヤシルブルーBR(同41)、ミツイアリザリンサフィロールSE(同43)、スミノールレベリングスカイブルーRエクストラコンク(同62)、ミツイナイロンファストスカイブルーB(同78)、スミトモブリリアントインドシアニン6Bh/c(同83)、サンドランシアニンN−6B350%(同90)、ウォーターブルー#115(同90)、オリエントソルブルブルーOBB(同93)、スミトモブリリアントブルー5G(同103)、カヤノールミリングウルトラスカイSE(同112)、カヤノールミリングシアニン5R(同113)、アイゼンオパールブルー2GLH(同158)、ダイワギニアグリーンB(C.I.アシッドグリーン3)、アシッドブリリアントミリンググリーンB(同9)、ダイワグリーン#70(同16)、カヤノールシアニングリーンG(同25)、スミノールミリンググリーンG(同27)等の酸性染料、アイゼンカチロンイエロー3GLH(C.I.ベーシックイエロー11)、アイゼンカチロンブリリアントイエロー5GLH(同13)、スミアクリルイエローE−3RD(同15)、マキシロンイエロー2RL(同19)、アストラゾンイエロー7GLL(同21)、カヤクリルゴールデンイエローGL−ED(同28)、アストラゾンイエロー5GL(同51)、アイゼンカチロンオレンジGLH(C.I.ベーシックオレンジ21)、アイゼンカチロンブラウン3GLH(同30)、ローダミン6GCP(C.I.ベーシックレッド1)、アイゼンアストラフロキシン(同12)、スミアクリルブリリアントレッドE−2B(同15)、アストラゾンレッドGTL(同18)、アイゼンカチロンブリリアントピンクBGH(同27)、マキシロンレッドGRL(同46)、アイゼンメチルバイオレット(C.I.ベーシックバイオレット1)、アイゼンクリスタルバイオレット(同3)、アイゼンローダミンB(同10)、アストラゾンブルーG(C.I.ベーシックブルー1)、アストラゾンブルーBG(同3)、メチレンブルー(同9)、マキシロンブルーGRL(同41)、アイゼンカチロンブルーBRLH(同54)、アイゼンダイヤモンドグリーンGH(C.I.ベーシックグリーン1)、アイゼンマラカイトグリーン(同4)、ビスマルクブラウンG(C.I.ベーシックブラウン1)等の塩基性染料が挙げられる。油溶性染料の一例としては、ローダミンBベース(C.I.45170B、田岡染料製造(株))、ソルダンレッド3R(C.I.21260、中外化成(株))、メチルバイオレット2Bベース(C.I.42535B、米国、National Aniline Div.社製)、ビクトリアブルーF4R(C.I.42563B)、ニグロシンベースLK(C.I.50415)(以上、BASF社製、独国)、バリファーストイエロー♯3104(C.I.13900A)、バリファーストイエロー♯3105(C.I.18690A)、オリエントスピリットブラックAB(C.I.50415)、バリファーストブラック♯3804(C.I.12195)、バリファーストイエロー♯1109、バリファーストオレンジ♯2210、バリファーストレッド♯1320、バリファーストブルー♯1605、バリファーストバイオレット♯1701(以上、オリエント化学工業(株)製)、スピロンブラックGMHスペシャル、スピロンイエローC−2GH、スピロンイエローC−GNH、スピロンレッドC−GH、スピロンレッドC−BH、スピロンブルーC−RH、スピロンバイオレットC−RH、S.P.T.オレンジ6,S.P.T.ブルー111(以上、保土ヶ谷化学工業(株)製)など挙げられる。。更に、C.I.ベーシックブルー1、同7、同8、C.I.ベーシックバイオレット1、同3、C.I.ベーシックレッド1などの塩基性染料とC.I.アシッドイエロー23、同36などから選ばれる酸性染料との造塩染料なども用いることができる。
調色用着色材として顔料を併用できる。顔料としては、アゾ系顔料、ニトロソ系顔料、ニトロ系顔料、塩基性染料系顔料、酸性染料系顔料、建て染め染料系顔料、媒染染料系顔料、及び天然染料系顔料などの有機顔料、黄土、バリウム黄、群青、紺青、カドミウムレッド、硫酸バリウム、酸化チタン、弁柄、鉄黒、カーボンブラック等の無機顔料、アルミニウム粉、金粉、銀粉、銅粉、錫粉、真鍮粉などの金属粉顔料、蛍光顔料、雲母系顔料などが挙げられる。有機顔料の具体例を挙げるとアニリンブラック(C.I.50440)、シアニンブラック、ナフトールエローS(C.I.10316)、ハンザエロー10G(C.I.11710)、ハンザエロー5G(C.I.11660),ハンザエロー3G(C.I.11670)、ハンザエローG(C.I.11680),ハンザエローGR(C.I.11730)、ハンザエローA(C.I.11735)、ハンザエローRN(C.I.11740)、ハンザエローR(C.I.12710)、ピグメントエローL(C.I.12720)、ベンジジンエロー(C.I.21090)、ベンジジンエローG(C.I.21095)、ベンジジンエローGR(C.I.21100)、パーマネントエローNCG(C.I.20040)、バルカンファストエロー5G(C.I.21220)、バルカンファストエローR(C.I.21135)、タートラジンレーキ(C.I.19140)、キノリンエローレーキ(C.I.47005)、アンスラゲンエロー6GL(C.I.60520)、パーマネントエローFGL、パーマネントエローH10G、パーマネントエローHR、アンスラピリミジンエロー(C.I.68420)、スダーンI(C.I.12055)、パーマネントオレンジ(C.I.12075)、リソールファストオレンジ(C.I.12125)、パーマネントオレンジGTR(C.I.12305)、ハンザエロー3R(C.I.11725)、バルカンファストオレンジGG(C.I.21165)、ベンジジンオレンジG(C.I.21110)、ペルシアンオレンジ(C.I.15510)、インダンスレンブリリアントオレンジGK(C.I.59305)、インダンスレンブリリアントオレンジRK(C.I.59105)、インダンスレンブリリアントオレンジGR(C.I.71105)、パーマネントブラウンFG(C.I.12480)、パラブラウン(C.I.12071)、パーマネントレッド4R(C.I.12120)、パラレッド(C.I.12070)、ファイヤーレッド(C.I.12085)、パラクロルオルトアニリンレッド(C.I.12090)、リソールファストスカーレット、ブリリアントファストスカーレット(C.I.12315)、ブリリアントカーミンBS、パーマネントレッドF2R(C.I.12310)、パーマネントレッドF4R(C.I.12335)、パーマネントレッドFRL(C.I.12440)、パーマネントレッドFRLL(C.I.12460),パーマネントレッドF4RH(C.I.12420)、ファストスカーレットVD、バルカンファストルビンB(C.I.12320)、バルカンファストピンクG(C.I.12330),ライトファストレッドトーナーB(C.I.12450)、ライトファストレッドトーナーR(C.I.12455)、パーマネントカーミンFB(C.I.12490)、ピラゾロンレッド(C.I.12120)、リソールレッド(C.I.15630)、レーキレッドC(C.I.15585)、レーキレッドD(C.I.15500)、アンソシンB(C.I.18030)、ブリリアントスカーレットG(C.I.15800)、リソールルビンGK(C.I.15825)、パーマネントレッドF5R(C.I.15865)、ブリリアントカーミン6B(C.I.15850)、ピグメントスカーレット3B(C.I.16105)、ボルドー5B(C.I.12170)、トルイジンマルーン(C.I.12350)、パーマネントボルドーF2R(C.I.12385)、ヘリオボルドーBL(C.I.14830)、ボルドー10B(C.I.15880)、ボンマルーンライト(C.I.15825)、ボンマルーンメジウム(C.I.15880)、エオシンレーキ(C.I.45380)、ローダミンレーキB(C.I.45170)、ローダミンレーキY(C.I.45160)、アリザリンレーキ(C.I.58000)、チオインジゴレッドB(C.I.73300)、チオインジゴマルーン(C.I.73385)、パーマネントレッドFGR(C.I.12370)、PVカーミンHR、ワッチングレッド,モノライトファストレッドYS(C.I.59300)、パーマネントレッドBL、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ(C.I.42535)、ジオキサジンバイオレット、アルカリブルーレーキ(C.I.42750A、C.I.42770A)、ピーコックブルーレーキ(C.I.42090)、ピーコックブルーレーキ(C.I.42025)、ビクトリアブルーレーキ(C.I.44045)、フタロシアニンブルー(C.I.74160)、ファストスカイブルー(C.I.74180)、インダンスレンブルーRS(C.I.69800)、インダンスレンブルーBC(C.I.69825)、インジゴ(C.I.73000)、ピグメントグリーンB(C.I.10006)、ナフトールグリーンB(C.I.10020)、グリーンゴールド(C.I.12775)、アシッドグリーンレーキ、マラカイトグリーンレーキ(C.I.42000)、フタロシアニングリーン等が挙げられる、無機顔料の内、特に、カーボンブラックの具体例としては、三菱カーボンブラック#10B、同#20B、同#14、同#25、同#30、同#33、同#40、同#44、同#45、同#45L、同#50、同#55、同#95、同#260、同#900、同#1000、同#2200B、同#2300、同#2350、同#2400B、同#2650、同#2700、同#4000B、同CF9、同MA8、同MA11、同MA77、同MA100、同MA220、同MA230、同MA600及びMCF88(以上、三菱化学(株)製)、モナーク120、モナーク700、モナーク800、モナーク880、モナーク1000、モナーク1100、モナーク1300、モナーク1400、モーガルL、リーガル99R、リーガル250R、リーガル300R、リーガル330R、リーガル400R、リーガル500及びリーガル660R(以上、米国、キャボット コーポレーション社製)、プリンテックスA、プリンテックスG、プリンテックスU、プリンテックスV、プリンテックス55、プリンテックス140U、プリンテックス140V、プリンテックス35、プリンテックス40、プリンテックス45、プリンテックスプリンテックス85、ナインペックス35、スペシャルブラック4,スペシャルブラック4A、スペシャルブラック5、スペシャルブラック6,スペシャルブラック100、スペシャルブラック250、スペシャルブラック350、スペシャルブラック550、カラーブラックFW1、カラーブラックFW2、カラーブラックFW2V、カラーブラックFW18、カラーブラックFW200、カラーブラックS150、カラーブラックS160及びカラーブラックS170(以上、デグサ ジャパン(株)製)、ラーベン5000ウルトラII、ラーベン2500ウルトラ、ラーベン1250、ラーベン760ウルトラ(以上、コロンビヤン・カーボン日本(株)製)等が挙げられる。
調色用着色材として染料などで着色した樹脂粒子も併用できる。染料などで着色した樹脂粒子の具体例としては、SF−5012、SF−5013、SF−5014、SF−5015、SF−5017、SF−5027、SF−5037、SF−5018、SF−8012、SF−8014、SF−8015、SF−8017、SF−8037、SF−8027(以上、シンロイヒ株式会社製)、ルミコールNKW−2101E、同NKW−2102E、同NKW−2103E、NKW−2104E、NKW−2105E、NKW−2106E、同NKW−2107E、同NKW−2108E、同NKW−2117E、同NKW−2127E、同NKW−2137E、同NKW−2167E、同NKW−C2102E、同NKW−C2103E、NKW−C2104E、NKW−C2105E、同NKW−C2108E、同NKW−C2117E、同NKW−C2147E、同NKW−C2167E、同NKW−6200E、同NKW−6202E、同NKW−6203E、同NKW−6204E、同NKW−6205E、同NKW−6207E、同NKW−6253E、同NKW−6258E、同NKW−6277E(以上、スチレン−アクリロニトリル共重合体、日本蛍光化学株式会社製)などが挙げられる。
調色用着色材として金属粉顔料も併用できる。金属粉顔料の具体例として市販されているアルミニウム粉末としては、スーパーファインNo.22000、同No.18000、ファインNo.900、同No.800(以上、大和金属粉工業(株)製)、AA12、AA8、No.900、No.18000(以上、福田金属箔粉工業(株)製)、アルミ粉1000、同2700(以上、中塚金属箔粉工業(株)製)等、アルミニウムペーストとしては、WB0230、WXM0630(以上、東洋アルミ(株)製)、スーパーファインNo.22000WN、同18000WN(以上、大和金属粉工業(株)製)等、着色アルミニウムとしては、フレンドカラー F350 BL−W、同 GR−W、F100 BL−W、同 GR−W(以上、昭和電工(株)製)等が挙げられる。特に、多色化が可能で、且つ、非常に大きい光輝感が得られるものとして、アルミニウムを着色樹脂層で被覆した破砕微小片が挙げられるが、市販されているものとしては、エルジーneo R−GOLD #35、エルジーneo B−GOLD #35、エルジーneo S−GOLD #35、エルジーneo R−GOLD #100、エルジーneo B−GOLD #100、エルジーneo S−GOLD #100、エルジーneo RED #100、エルジーneo BLUE #100、エルジーneo GREEN #100、エルジーneo VIOLET #100、エルジーneo BLACK #100、エルジーneo COPPER #100、エルジーneo PINK #100、エルジーneo YELLOW #100、エルジーneo R−GOLD #150、エルジーneo B−GOLD #150、エルジーneo S−GOLD #150、エルジーneo RED #150、エルジーneo BLUE #150、エルジーneo GREEN #150、エルジーneo VIOLET #150、エルジーneo BLACK #150、エルジーneo COPPER #150、エルジーneo PINK #150、エルジーneo YELLOW #150、エルジーneo R−GOLD #200、エルジーneo B−GOLD #200、エルジーneo S−GOLD #200、エルジーneo RED #200、エルジーneo BLUE #200、エルジーneo GREEN #200、エルジーneo VIOLET #200、エルジーneo BLACK #200、エルジーneo COPPER #200、エルジーneo PINK #200、エルジーneo YELLOW #200、エルジーneo R−GOLD #325、エルジーneo B−GOLD #325、エルジーneo S−GOLD #325、エルジーneo RED #325、エルジーneo BLUE #325、エルジーneo GREEN #325、エルジーneo VIOLET #325、エルジーneo BLACK #325、エルジーneo COPPER #325、エルジーneo PINK #325、エルジーneo YELLOW #325、エルジーneo R−GOLD #500、エルジーneo B−GOLD #500、エルジーneo S−GOLD #500(以上、尾池イメージング(株)製)等が挙げられる。市販されているパール顔料としては、Iriodin 205 Rutileplatinum Gold(酸化チタン被覆率43% 粒子径10〜60μm)、同215 Rutile Red Pearl(同47%、粒子径10〜60μm)、同219 Rutile Lilac Pearl(同48%、粒子径10〜60μm)、同225(同52%、粒子径10〜60μm)、同235(同57%、粒子径10〜60μm)(以上、メルクジャパン(株)製)や、PEARL−GLAZE MB−100R(酸化チタン被覆率52%、粒子径10〜60μm)、同MG−100R(同57%、粒子径10〜60μm)、MR−100R(同47%、10〜60μm)、同MV−100R(同48%、粒子径10〜60μm)、同MRB−100R(同47%、粒子径10〜 60μm)、同MY−100R(同43%、粒子径10〜60μm)、同MB−100RF(同62%、粒子径5〜30μm)、同MG−100RF(同65%、粒子径5〜30μm)、同MRB−100RF(同56、粒子径10〜30μm)、同MY−100RF(同57%、粒子径5〜30μm)、ULTIMICA YB−100(酸化チタン被覆率43%、粒子径5〜30μm)、同YD−100(同43%、粒子径10〜60μm)、同RB−100(同47%、粒子径5〜30μm)、同RD−100(同47%、粒子径10〜60μm)、同VB−100(同48%、同5〜30μm)、同VD−100(同48%、粒子径10〜60μm)、同GB−100(同65%、同5〜30μm)、同GD−100(同65%、10〜60μm)(以上、日本光研工業(株)製)等が挙げられる。
顔料を使用する場合、分散助剤及び浸透剤としての従来公知の界面活性剤や水溶性高分子を使用することができる。例えばスチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、アクリル酸−アクリル酸エステル共重合体等の塩やセラック、フミン酸等の樹脂や、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸及びその塩、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類等の界面活性剤を必要に応じて使用可能である。特に、本発明の脂質ペプチドのゲル化性能を阻害しない分散助剤及び浸透剤としては、高分子分散剤のSOLSPERSE 27000、同54000(以上、日本ルーブリゾール(株)製)、ポリオキシアルキレン基を有する高分子分散剤のマリアリムAKM−0531、同AFB−0561、同AFB−1521、同AEM−3511、同AAB−0851、同AWS−0851、同AKM−1511−60、同HKM−50A、同HKM−150A、HFB−150A(以上、日油(株)製)等が挙げられる。
顔料の分散効率を上げるために、市販の水分散タイプ顔料や高分子化合物中に顔料をあらかじめ微分散したものは、取り扱い性や生産性が高まるので好ましく用いられる。水分散タイプ顔料の具体例としては、Fuji SP Black 8031、同8119、同8167、同8276、同8381、同8406、Fuji SP Red 5096、同5111、同5193、同5220、Fuji SP Bordeaux 5500、Fuji SP Blue 6062、同6133、同6134、同6401、Fuji SP Green 7051、Fuji SP Yellow4060、同4178、Fuji SP Violet 9011、FujiSP Pink 9524、同9527、Fuji SP Orange 534、FUji SP Brown 3074、FUJI SP RED 5543、同5544(以上、富士色素(株)製)、Emacol Black CN、Emacol Blue FBB、同FB、同KR、Emacol Green LXB、Emacol Violet BL、Emacol Brown3101、Emacol Carmmine FB、Emacol RedBS、Emacol Orange R、Emacol Yellow FD、同IRN、同3601、同FGN、同GN、同GG、同F5G、同F7G、同10GN、同10G、Sandye Super Black K、同C、Sandye Super Grey
B、Sandye Super BrownSB、同FRL、同RR、Sandye Super Green L5G、同GXB、Sandye Super Navy B
lue HRL、同GLL、同HB、同FBL−H、同FBL−160、同FBB、Sandye Super Violet BL H/C、同BL、Sandye Super Bordeaux FR、Sandye Super Pink FBL、同F5B、Sandye Super Rubine FR、Sandye superCarmmine FB、Sandye Super Red FFG、同RR、同BS、同1315、Sandye Super Orange FL、同R、同BO、Sandye Gold Yellow 5GR、同R、同3R、Sandye Ywllow GG、同F3R、同IRC、同FGN、同GN、同GRS、同GSR−130、同GSN−130、同GSN、同10GN(以上、山陽色素(株)製)、Rio Fast Black
Fx 8012、同8313、同8169、Rio Fast Red Fx 8209、同8172、Rio Fast Red S Fx 8315、同8316、Rio
Fast Blue Fx 8170、Rio Fast Blue FX 8170、Rio Fast Blue S Fx 8312、Rio Fast Green S Fx 8314、EM green G、(以上、東洋インキ(株)製)、NKW−2101、同2102、同2103、同2104、同2105、同2106、同2107、同2108、同2117、同2127、同2137、同2167、同2101P、同2102P、同2103P、同2104P、同2105P、同2106P、同2107P、同2108P、同2117P、同2127P、同2137P、同2167P、NKW−3002、同3003、同3004、同3005、同3007、同3077、同3008、同3402、同3404、同3405、同3407、同3408、同3477、同3602、同3603、同3604、同3605、同3607、同3677、同3608、同3702、同3703、同3704、同3705、同3777、同3708、同6013、同6038、同6559(以上、日本蛍光(株)製)、コスモカラーS1000Fシリーズ(東洋ソーダ(株)製)、ビクトリアエロー G−11、同G−20、ビクトリアオレンジ G−16、同G−21、ビクトリアレッドG−19、同G−22、ビクトリアピンク G−17、同G−23、ビクトリアグリーン G−18、同G−24、ビクトリアブルー G−15、同G−25(以上、御国色素(株)製)、ポルックスPC5T1020、ポルックスブラックPC8T135、ポルックスレッドIT1030等のポルックスシリーズ(以上、住化カラー(株)製)等が挙げられ、高分子化合物中に顔料をあらかじめ微分散したものの例としては、マイクロリスYellow 3G−K、同Yellow 4G−K、同Yellow 3R−K、同Scarlet R−K、同DPP Red B−K、同Magenta 5B−K、同Violet B−K、同Blue A3R−K、同Blue 4G−K、同Green G−K、同Black C−K、同White R−K(塩化ビニル・酢酸ビニル共重合樹脂に微分散させた顔料、チバスペシャルティ ケミカルズ(株)製)、IKイエロー、IKレッド、IKブルー、IKグリーン、IKブラック (塩化ビニル・酢酸ビニル樹脂に微分散させた顔料、富士色素(株)製)、マイクロリス Yellow 2G−T、同Yellow 3R−T、同Brown 5R−T、同Scarlet R−T、同Red BR−T、同Blue GS−T、同Green G−T、同Black C−T(ロジンエステル樹脂に微分散させた顔料、チバスペシャルティ ケミカルズ(株)製)、マイクロリス Yellow 4G−A、同Yellow MX−A、同Yellow 2R−A、同Brown 5R−A、同Scarlet R−A、同 Red 2C−A、同Red 3R−A、同Magenta 2B−A、同Violet B−A、同Blue 4G−A、同Green G−A、同Black C−A、同White R−A(エチルセルロース樹脂に微分散させた顔料、チバスペシャルティ ケミカルズ(株)製)、L1/SイエローNIF、L1/8レッドF3RK−70、L1/8バイオレットRN50、L1/8オレンジ501、L1/8ブラウン5R、L1/8ブラックMA100、NC790ホワイト(ニトロセルロース樹脂に微分散させた顔料、太平化学製品(株)製)、RenolイエローGG−HW、同イエローHR−HW、同オレンジRL−HW、同レッドFGR−HW、同レッドHF2B−HW、同レッドF5RK−HW、同カーミンFBB−HW、同バイオレットRL−HW、同ブルーB2G−HW、同グリーンGG−HW、同ブラウンHFR−HW、同ブラックR−HW、同ホワイトT−HW(ポリビニルブチラール樹脂に微分散させた顔料、クラリアントジャパン(株)製)、フジASブラック810、同ASレッド575、同ASブルー650、同ASグリーン737、同ASホワイト165(ポリビニルブチラール樹脂に微分散させた顔料、冨士色素(株)製)等が挙げられる。これらの着色材は、1種又は2種以上混合して使用することができ、その使用量は、インキ組成物全量に対して1重量%以上、25重量%以下で好適に使用でき、5重量%以上、15重量%以下がより好ましい。
有機溶剤は、ペン先でのインキ乾燥防止、低温時でのインキ凍結防止などの目的で使用するものである。 具体例としては、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、3−メトキシ−1−ブタノール、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、3−メチル−3−メトキシ−ペンタノールベンジルアルコール、β−フェニルエチルアルコール、α−メチルベンジルアルコール、ラウリルアルコール、トリデシルアルコール、イソドデシルアルコール、イソトリドデシルアルコール等のアルコール系溶剤、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ヘキシレングリコール、1,3−ブチレングリコール、チオジエチレングリコール、グリセリン、ベンジルグリコール、ベンジルジグリコール等のグリコール類、エチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノフェニルエーテル等のグリコールエーテル類、やプロピレングリコールメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールジアセテート、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン等が挙げられる。これらの有機溶剤は単独で用いても2種以上混合して用いても良く、その使用量はインキ全量に対し5重量%以上、60重量%以下が好ましい。
本発明の水性インキ組成物を製造するに際しては、従来知られている種々の方法が採用できる。例えば、高剪断力を有するヘンシェルミキサー、プロペラ撹拌機、ホモジナイザー、ターボミキサー、高圧ホモジナイザー等の撹拌機で混合撹拌することにより容易に得られる。また、これらの調製工程において、発生した分散熱をそのまま利用して撹拌したり、熱をかけながら撹拌したりすることができ、更に、インキ調製後に熱掛けを行うこともできる
前記チップの構造は、従来汎用の機構が有効であり、例えば、金属製のパイプの先端近傍を外面より内方に押圧変形させたボール抱持部にボールを抱持してなるチップ、金属材料のドリル等による切削加工により、チップ部を形成して、ボール抱持部にボールを抱持させたチップ、或いは、ボールをバネ体により前方に付勢させたもの等を適用できる。また、前記ボールは、超硬合金、ステンレス鋼、ルビー、セラミック、樹脂、ゴム等の0.2〜2.0mm径程度のものが適用できる。特に安定したインキ吐出が得られるため炭化ケイ素の素材のボールが特に好ましい。また、ボールとボールホルダー内の隙間に大きく影響する寸法としてボール前後移動量が上げられるが、一般にボール径に対して4から15%程度が好ましく8μmから300μmの間で設定される。特に、本発明の水性ボールペン用インキに対して、最適なボール径とボールの縦方向移動量のバランスは直径0.8mmボールのとき78μm〜100μm、直径1.0mmボールの時96μm〜118μm、直径1.2mmボールの時110μm〜132μm、直径1.4mmボールの時、121μm〜143μmに設定するのが好ましい。
前記インキ収容管は、金属製や合成樹脂製のものが使用可能である。透明・半透明の合成樹脂製であればインキ残量を明示できる。例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリアクリロニトリル系樹脂、ポリアリレート、エチレン−ビニルアルコール共重合体、フッ素樹脂等があり、価格と視認性の面からポリプロピレンが良好に使用できる。また、染料や顔料や偏光性を有した着色材等を練り込んだインキ収容管を使用することも可能である。その内径としては1.5mmから20.0mmのものが使用可能である。インキの乾燥防止や逆流防止の目的でインキ後端に逆流防止用組成物を充填してもよい。インキ逆流防止体としては高粘度不揮発性液体や不揮発性液体をゲル化したものやスポンジ状のものなど各種公知のものが使用でき、フロートを併用しても良い。
前記インキ収容管を用いたボールペンは、キャップ式、出没式のいずれの形態であっても適用できる。出没式ボールペンとしては、ボールペンリフィルを軸筒内に収容し、軸筒を先端孔からチップを出没可能に構成したものが使用でき、外軸内に複数のボールペンりフィルを収容してなる複合タイプの出没式筆記具であってもよい。また、圧縮気体などの圧力によって、筆記する際のインキ組成物の吐出を支援するボールペンであってもよい。
以下、本発明を実施例により詳細に説明する。
(実施例1)
Fuji SP White #143(酸化チタンの分散体、吸油量33g/100g、
平均粒子径0.4μm、酸化チタン50重量%品、富士色素株式会社製)
23.00重量部 ローペイクSN−1055(中空樹脂粒子[スチレン−アクリル共重
合体]の分散体、平均粒子径1.0μm、固形分26.5重量%、ローム・アンド・ハー
ス・ジャパン株式会社製) 40.00重量部
ケルザンAR(キサンタンガム、三昌(株)製) 0.50重量部
イオン交換水 18.90重量部
エチレングリコール 12.00重量部
サンアイバックソジウムオマジン(防黴剤、三愛石油株式会社製) 0.30重量部
BYK035(シリコーン活性剤、ビックケミ−・ジャパン株式会社製)0.30重量部
JONCRYL 61J(アクリル樹脂溶液、固形分30.5重量%品、BASFジャパ
ン株式会社製) 5.00重量部
上記成分の内、ケルザンARおよびイオン交換水9.50重量部を1時間攪拌してケルザ
ンAR水溶液を作成し、次いで、Fuji SP White #143とローペイクS
N−1055とエチレングリコールとサンアイバックソジウムオマジンとBYK−035
とJONCRYL 61Jと残りのイオン交換水を添加し、ホモディスパーにて1時間攪
拌して、白色水性ボールペン用インキ組成物を得た。
(実施例2)
Fuji SP White #143(同上) 23.00重量部
SX8782(P)(中空樹脂粒子[スチレン−アクリル共重合体]、平均粒子径1.1
μm、粉体、JSR株式会製) 15.00重量部
ケルザンAR(キサンタンガム、三昌(株)製) 0.50重量部
イオン交換水 47.90重量部
エチレングリコール 12.00重量部
サンアイバックソジウムオマジン(同上) 0.30重量部
BYK035(同上) 0.30重量部
JONCRYL 61J(同上) 9.00重量部
上記成分の内、SX8782(P)とJONCRYL 61Jとイオン交換水30.00重量部を混合しホモディスパーで30分攪拌して中空樹脂粒子の分散体を作成。平行して、ケルザンARおよびイオン交換水9.50重量部を1時間攪拌してケルザンAR水溶液を作成し、前記のSX8782(P)の分散体とFuji SP #143とケルザンAR水溶液と残りの成分を加えて、ホモディスパーにて1時間攪拌し、白色水性ボールペン用インキ組成物を得た。
(実施例3)
TITANIX JR−800(酸化チタン、吸油量29g/100g、チタン工業株式
会社製) 11.00重量部
ローペイクSN−1055(同上) 34.00重量部
ケルザンAR(同上) 0.50重量部
イオン交換水 32.80重量部
エチレングリコール 12.00重量部
サンアイバックソジウムオマジン(同上) 0.30重量部
TSA739(シリコーン活性剤、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアスズ・ジャ
パン合同会社製) 0.40重量部
JONCRYL 61J(同上) 9.00重量部
上記成分の内、TITANIX JR−800とJONCRYL 61Jとエチレングリコールとイオン交換水10.00重量部を混合攪拌し、ビーズミルで1時間分散し酸化チタン分散体を作製した(平均粒子径0.35μm)。平行して、ケルザンARおよびイオン交換水9.50重量部を混合し、1時間攪拌してケルザンAR水溶液作成した。前記の酸化チタンの分散体とローペイクSN−1055とケルザンAR水溶液と残りの成分を加えて、ホモディスパーにて1時間攪拌し、白色水性ボールペン用インキ組成物を得た。
(実施例4)
Fuji SP White #143(同上) 23.00重量部
MG−351(実密樹脂粒子[スチレン−アクリル共重合体、平均粒子径1.0μm、
粉体、日本ペイント株式会社製) 10.60重量部
ケルザンAR(キサンタンガム、三昌(株)製) 0.50重量部
イオン交換水 44.20重量部
エチレングリコール 12.00重量部
サンアイバックソジウムオマジン(同上) 0.30重量部
TSA739(同上) 0.40重量部
JONCRYL 61J(同上) 9.00重量部
上記成分の内、MG−351とJONCRYL 61Jとイオン交換水30.00重量部
を混合しホモディスパーで30分攪拌してMG−351の分散体を作成。平行して、ケルザンARおよびイオン交換水9.50重量部を1時間攪拌してケルザンAR水溶液を作成し、前記のMG−351の分散体とFuji SP #143とケルザンAR水溶液と残りの成分を加えて、ホモディスパーにて1時間攪拌し、白色水性ボールペン用インキ組成物を得た。
(実施例5)
Fuji SP White #143(同上) 23.00重量部
エポスターS12(実密樹脂粒子[メラミン・ホルムアルデヒド縮合物、平均粒子径
1.5μm、粉体、日本触媒株式会社製) 10.60重量部
ケルザンAR(キサンタンガム、三昌(株)製) 0.50重量部
イオン交換水 45.30重量部
エチレングリコール 12.00重量部
サンアイバックソジウムオマジン(同上) 0.30重量部
BYK035(同上) 0.30重量部
JONCRYL 61J(同上) 8.00重量部
上記成分の内、エポスターS12とJONCRYL 61Jとイオン交換水30.00重量部を混合しホモディスパーで30分攪拌して実密樹脂粒子の分散体を作成。平行して、ケルザンARおよびイオン交換水9.50重量部を1時間攪拌してケルザンAR水溶液を作成し、前記のエポスターS12の分散体とFuji SP #143とケルザンAR水溶液と残りの成分を加えて、ホモディスパーにて1時間攪拌し、白色水性ボールペン用インキ組成物を得た。
(実施例6)
Fuji SP White #143(同上) 23.00重量部
ローペイクSN−1055(同上) 40.00重量部
ケルザンAR(同上) 0.50重量部
イオン交換水 18.90重量部
エチレングリコール 12.00重量部
サンアイバックソジウムオマジン(同上) 0.30重量部
YSA6403(シリコーン活性剤、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアスズ・
ジャパン合同会社製) 0.30重量部
JONCRYL 61J(同上) 5.00重量部
上記成分の内、ケルザンARおよびイオン交換水9.50重量部を1時間攪拌してケルザンAR水溶液を作成し、次いで、Fuji SP White #143とローペイクSN−1055とエチレングリコールとサンアイバックソジウムオマジンとYSA6403とJONCRYL 61Jと残りのイオン交換水を添加し、ホモディスパーにて1時間攪拌して、白色水性ボールペン用インキ組成物を得た。
(実施例7)
TITANIX JR−800(同上) 11.00重量部
エポスターS12(同上) 10.60重量部
ケルザンAR(同上) 0.50重量部
イオン交換水 54.20重量部
エチレングリコール 12.00重量部
サンアイバックソジウムオマジン(同上) 0.30重量部
YSA6403(同上) 0.40重量部
JONCRYL 61J(同上) 11.00重量部
上記成分の内、TITANIX JR−800とJONCRYL 61Jを7.00重量部とエチレングリコールとイオン交換水10.00重量部を混合攪拌し、ビーズミルで1時間分散し酸化チタンの分散体を作製した(平均粒子径0.35μm)。次に、エポスターS12とJONCRYL 61Jを4.00重量部とイオン交換水30.00重量部を混合しホモディスパーで30分攪拌してエポスターS12の分散体を作成。平行して、ケルザンARおよびイオン交換水9.50重量部を混合し、1時間攪拌してケルザンAR水溶液作成した。前記の酸化チタンの分散体とエポスターs12分散体とケルザンAR水溶液と残りの成分を加えて、ホモディスパーにて1時間攪拌し、白色水性ボールペン用インキ組成物を得た。
(実施例8)
Fuji SP White #143(同上) 23.00重量部
ローペイクSN−1055(同上) 26.40重量部
ケルザンAR(キサンタンガム、三昌(株)製) 0.50重量部
イオン交換水 20.50重量部
エチレングリコール 12.00重量部
サンアイバックソジウムオマジン(同上) 0.30重量部
BYK035(同上) 0.30重量部
JONCRYL 61J(同上) 5.00重量部
ルミコールNKW−C2102E(緑色の着色樹脂粒子分散体、日本蛍光株式会社製)
8.00重量部
上記成分の内、ケルザンARおよびイオン交換水9.50重量部を1時間攪拌してケルザンAR水溶液を作成し、次いで、Fuji SP White #143とローペイクSN−1055とルミコールNKW−C2102EとエチレングリコールとサンアイバックソジウムオマジンとBYK−035とJONCRYL 61Jと残りのイオン交換水を添加し、ホモディスパーにて1時間攪拌して、緑色水性ボールペン用インキ組成物を得た。
(比較例1)
実施例1にてローペイクSN−1055に代えて、マツモトマイクロスフェアーMHB−R(中空樹脂粒子[メタクリル酸メチルクロスポリマー]、平均粒子径10.0μm、マツモト油脂製薬株式会社製)を10.6重量部とJONCRYL 61Jを8.0重量部とイオン交換水を30重量部にて混合しホモディスパーで30分攪拌してマツモトマイクロスフェアーMHB−Rの分散体を作成。続いて、ケルザンARおよびイオン交換水9.50重量部を1時間攪拌してケルザンAR水溶液を作成。Fuji SP White #143とマツモトマイクロスフェアーMHB−Rの分散体と残りの成分とを添加し、ホモディスパーにて1時間攪拌して、白色水性ボールペン用インキ組成物を得た。
(比較例2)
実施例1にてローペイクSN−1055に代えて、ローペイクOP−84J(中空樹脂粒子[スチレン−アクリル共重合体、平均粒子径0.55μm、ローム・アンド・ハース・ジャパン株式会社製)を24.9重量部使用した以外は、実施例1と同様にして白色水性ボールペン用インキを得
(比較例3)
実施例5にて、エポスターS12に代えてエポスターMA1004(実密樹脂粒子[ポリメタクリル酸メチル系架橋物]、平均粒子径4.5μm、日本触媒株式会社)以外は、実施例5と同様にして白色水性ボールペン用インキを得た。
(比較例4)
実施例5にて、エポスターS12をルミコールNKW2109(実密樹脂粒子[スチレン−アクリロニトリル共重合体]、平均粒子径0.4μm、日本蛍光株式会社)20.8重量部に代え、ケルザンARおよびイオン交換水9.50重量部を1時間攪拌してケルザンAR水溶液を作成し、次いで、Fuji SP White #143とエチレングリコールとサンアイバックソジウムオマジンとBYK−035とJONCRYL 61Jと残りのイオン交換水を添加し、ホモディスパーにて1時間攪拌して、白色水性ボールペン用インキ組成物を得た。
(比較例5)
実施例5にて、エポスターS12に代えてシリナックス(シリカバルーン、平均粒子径1.5μm、日鉄鉱業株式会社製)以外は、実施例5と同様にして白色水性ボールペン用インキを得た。
(比較例6)
実施例2にて、BYK035に代えて、イオン交換水を使用する以外は、実施例2と同様にして白色水性ボールペン用インキを得た。
(比較例7)
実施例8にて、Fuji SP White #143の使用を止め、エポスターS12を21.6重量部とJONCRYL 61Jを11.6重量部とイオン交換水を30.0重量部にて混合しホモディスパーで30分攪拌して実密樹脂粒子の分散体を作成。平行して、ケルザンARおよびイオン交換水9.50重量部を1時間攪拌してケルザンAR水溶液を作成し、ルミコール−NKW2102E(緑色の着色樹脂粒子分散体、日本蛍光株式会社製)を8.0重量部と残りの成分を加えて、実施例5と同様にホモディスパーにて1時間攪拌し、緑色水性ボールペン用インキ組成物を得た。
(試験サンプルボールペン)
実施例1〜8及び比較例1〜7で得たボールペン用水性インキ組成物を、ぺんてる(株)製KF8リフィル(ステンレス製ボールペンチップ、ボール素材:超硬合金、ボール径:0.8mm、ボール移動量:90μm、ポリプロピレン製インキ収容管、逆流防止体組成物)に約0.6g充填し、インキ界面にα−オレフィンをゲル化した逆流防止体組成物を層状に配置した後、ペン先が外側を向くように遠心処理を施し脱泡して、試験用ボールペンを作成した。
(空気の巻き込み性試験)
黒色上質紙(厚口、YCP、3−4−23、株式会社山櫻社製)に長さ10cmの直線を筆記した後、ペン先を上向きにして杉板上に1cm上方から落下させて衝撃を加える。その後再び長さ10cmの直線を筆記し、筆跡が連続しているかを確認した。連続している場合、杉板からの高さを1cmずつ高くして、同様の試験を行い、筆跡が不連続になるまで継続して試験を行った。この不連続な筆跡が発生するまでの高さが高いほど空気の巻き込みが少ないインキとなる。
(音鳴き性試験)
上記と同じ黒上質紙を用意する。紙面に対してペンを90度の角度に直立させ、ボールホルダー内でボールの位置が変化する様に、約3cmの円を5回繰り返して筆記し、チリチリと音鳴する場所が何箇所発生するかをカウントする。
(筆記試験)
自転式連続筆記試験機(螺旋機、精機工業研究所製)を用い、筆記速度7cm/sec、荷重100g、角度70°で連続筆記して筆跡濃度差やかすれの発生した筆記距離を測定した。
(隠蔽性試験)
上記と同じ黒上質紙を用意する。同じペンで縦横筆記にて幅15mm長さ50mmの面積で塗りつぶす。乾燥後、インキで隠蔽された面を測色計(Spectophotometer SE6000、日本電色株式会社製)でY値を5点測定し平均を求めた。値が大きいほど白く隠蔽性が高い。
Figure 2017082154
表1に示すように実施例1〜8のボールペン用水性インキ組成物は、酸化チタンと平均粒子径1.0μm以上2.0μm以下の樹脂粒子とシリコーン活性剤と高分子多糖類と水を含有するので、インキ内に緩やかな結合をした集合体が形成され、衝撃による空気が入り込み、及び、筆記時の音鳴き無く、筆記のカスレや目つまりも無い。加えて、筆跡は酸化チタンが紙表面に良く残り、インキ追従性も良いので面塗面も均一になるのでの隠蔽性も高くなる。スチレン−アクリル共重合体の中空樹脂粒子を使用した実施例1、2、3、6、8における空気巻き込み防止、音鳴き防止効果が特に良い。
これに対して、比較例1、3は、樹脂粒子が大き過ぎるためインキ詰まりや吐出不安定が発生。インキが出ないままでボールが回転する時に音鳴き、空気の巻き込みが発生し、筆記での塗り潰し面も乱れて不均一な面が多く隠蔽出来ないところが発生する。比較例2、4は、樹脂粒子が小さすぎるために、集合体が大きさや安定性が十分でないため、金属同士の接触防止効果と衝撃の緩和作用が少なく、紙面への浸透性も大きいので、音鳴き、空気の巻き込みが発生し、筆記での塗り潰し面も隠蔽性が出来ない。
比較例5のシリナックスはシリカバルーンであるため、硬くクッション性も無く、透明性である。そのため、集合体の形成が不十分でクッション性もなく、隠蔽性も小さいので、音鳴きの衝撃などで破壊されてしまうため、空気の巻き込みが発生し、筆記での塗り潰し面も隠蔽性が出来なく、割れたシリカが目詰まりして筆記不能になる。比較例6はシリコーン活性剤が含有されていないため、音鳴き、空気の巻き込みが発生し、筆記での塗り潰し面も隠蔽性も小さい。比較例7は酸化チタンを未使用なので、集合体の形成が不十分で、隠蔽性も小さく、音鳴き、空気の巻き込みが発生し、筆記での塗り潰し面も隠蔽性が出来ない。
以上、詳細に説明したように本発明のボールペン用油性インキは、、隠蔽性がよく、筆記時にはチリチリという音鳴き現象や目詰まりによる筆記カスレがなく、誤ってペンを落としたときも初期からスムーズに筆記できるボールペン用水性インキ組成物である。

Claims (4)

  1. 少なくとも、酸化チタンと平均粒子径1.0μm以上2.0μm以下の樹脂粒子とシリコーン活性剤と高分子多糖類と水とを含有するボールペン用水性インキ組成物。
  2. 前記樹脂粒子がスチレン−アクリル共重体である請求項1に記載のボールペン用水性インキ組成物。
  3. 前記樹脂粒子が中空樹脂粒子である請求項1または請求項2に記載のボールペン用水性インキ組成物。
  4. 前記酸化チタンの吸油量が29g/100g以上35g/100g以下である請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のボールペン用水性インキ組成物。
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