JP2017080743A - 船上装備品の生物付着を防除するための方法及びシステム - Google Patents

船上装備品の生物付着を防除するための方法及びシステム Download PDF

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Abstract

【課題】船上消毒システムの上流におけるフィルタに対する、海水に曝される装備品又はシステムの生物付着を防除するシステム及び方法の提供。【解決手段】フィルタ220を用いるバラスト水管理システムのような船上水管理システム230を補助するため、塩素系生物付着防除サブシステム200が利用される。生物付着防除システムは、付着防止を促進し、生物付着によるフィルタ220の目詰まりを軽減する機能を果たすことが可能であり、これによって、バラスト水処理管理システムの効率及び有効性が向上する。生物付着防除システムの付着防止剤は、主水管理システムによって濾過又は処理される海洋生物の密集したコロニーをばらばらにする。【選択図】図2

Description

本発明は、海水に曝される装備品又はシステムの生物付着を防除するシステム及び方法
に関するものであり、とりわけ、バラスト水を処理する海水消毒システムの構成要素の生
物付着防除に関するものである。
塩素系の消毒システムでは、典型的には、乾燥塩素ガス、バルク次亜塩素ナトリウム、
及び、現場における塩素又は次亜塩素ナトリウム電解発生器のうち、いずれかを利用する
。塩素生成のための海水の電解は、冷却水として海水を利用するシステム等の冷却システ
ムの生物付着を防除するため、陸上での工業用途及び海上用途において、用いられてきた
。自浄式チューブインチューブ型電気化学セルが開発された結果、エンジン冷却システム
並びに空調システム及び他の補助システムの生物付着防除といった、船上用途において電
気的塩素消毒が利用されるようになった。
図1Aには、陸上での塩素消毒システムの典型的なシステムレイアウトの概要が示され
ている。海水が、取水口又は水源1から取り入れられ、ポンプ2によって電解発生器3に
送り込まれる。殺生剤を含む発生器3からの放出水は、貯蔵タンク5に送られる。電源4
によって、電解塩素発生器3に電流が供給される。
貯蔵タンク5は、典型的には、副生水素ガスを希釈又は分散して安全濃度にする1つ以
上の空気ブロワ6を備えている。水素の直接除去は、空気ブロワ及びタンクの代わりに液
体サイクロンによって実施することができる。陸上システムは、比較的高濃度の、塩素が
約500ppm〜2,000ppmの範囲内の、次亜塩素酸溶液を生成することができる
1つ以上の投与ポンプ7を利用して、典型的には分配装置8によって、使用点に塩素を
投与することができる。使用点は、典型的には、冷却ループ9のような−これに限定する
わけではないが−別のプロセスに水を供給する取水槽である。
用途によっては、脱塩素システム及び技法を利用する場合もあるが、これらは、環境へ
の放出又は利用に先立って、飲料水又は冷却水の下流処理のため、亜硫酸水素ナトリウム
のような酸化剤中和剤を備えていてもよい。
船舶では、安定性及び操縦性を得るため、バラスト水タンクを利用している。、典型的
には、バラストタンクには、積荷の陸揚げ作業後又は作業中に、1つの港湾で水が充填さ
れる。積荷を船積みする場合、もう1つの港湾でバラスト水を放出することができる。事
実上、バラスト水は、第1の港湾から第2の港湾に移動されることになるが、第2の港湾
で水生有害生物(Aquatic Nuisance Species:ANS)が導入される可能性がある。AN
Sの移動は、有害な生態学的問題となる可能性がある。
その概要が図1Bに示されている船上電気塩素消毒システムは、典型的には、塩素消毒
した水を直接注入しても、塩素排出量が少なくなるように構成されている。船上電気塩素
消毒システムにおいて、海水は、ブースタポンプ2を用いて、典型的には、シーチェスト
10又は主配管から1つ以上の電解発生器3に送られる。1つ以上の電解発生器3のそれ
ぞれが、典型的には、1つ以上の電源4によって電力供給を受けている。電解発生器3か
らの生成物流は、分配装置8を介して、シーチェスト10に注入することができる。船上
システムにおいては、冷却水は、典型的には、船外Dに排出されるが、供給源11から、
亜硫酸水素ナトリウムのような、中和剤を導入して脱塩素処理することにより、その塩素
濃度を、典型的には、0.1ppm未満の許容可能排出レベルまで、低下させることがで
きる。
典型的には、塩素分析器を利用して、処理水中の残留塩素濃度が監視され、維持される
例えば、バラスト水管理システムの一部として船上に搭載された濾過設備に生物付着防
除を施すためのシステムが開示される。生物付着防除によって、フィルタがその自浄能力
を超える目詰まりから保護され、海洋生物のコロニーが、その処理に先立って、ばらばら
にされることによって、バラスト水の処理が改善される。
本発明の1つ以上の側面は、船上消毒システムの上流におけるフィルタのための生物付
着防除システムに関連する。生物付着防除システムは、フィルタの上流に流体接続された
海水源;少なくとも1つの塩素系付着防止種を濾過すべき海水中に導入するように構成さ
れた付着防止種の源;及び、少なくとも1つの塩素系付着防止種の濾過すべき海水中への
導入を調節して、塩素として0.1mg/L〜0.5mg/Lの範囲の付着防止種目標濃
度を実現するように構成された制御装置;を備えることができる。生物付着防除システム
は、更に、濾過すべき海水中における塩素系付着防止種の濃度を測定して、測定濃度を制
御装置に表示するために配置されたセンサを備えていてもよい。船上消毒システムは、紫
外線照射システム及び塩素消毒システムの少なくとも一方とすることができる。生物付着
防除システムは、更に、濾過すべき海水の流量を測定して、測定流量を制御装置に表示す
るために配置された流量センサを備えることができる。制御装置は、典型的には、測定流
量に少なくとも部分的に基づいて、出力信号を発生するように構成されており、更に、出
力信号を付着防止種の源に送るように構成されている。生物付着防除システムは、更に、
海水源から濾過すべき海水を汲み出して濾過すべき海水をフィルタに導入するために配置
されたポンプを、備えていてもよく、付着防止種の源は、ポンプの下流の位置において、
少なくとも1つの塩素系付着防止種を濾過すべき海水に導入するように、構成されている
。望ましい構成は、0.05mg/L〜0.6mg/L、約0.05mg/L〜0.5m
g/Lの範囲の目標付着防止種濃度を有するシステムに」関連するが、より望ましい構成
は、0.1mg/L〜0.3mg/Lの範囲の目標付着防止種濃度に関連する。生物付着
防除システムは、更に、ポンプの出口をフィルタの出口に流体接続する逆洗管路を備える
ことができる。更に、フィルタの出口は、紫外線消毒システム、船舶用水冷システム及び
船舶用バラストタンクの少なくとも1つの上流に流体接続することができる。更に望まし
い構成は、10μm〜50μmの範囲内の濾過サイズを有するフィルタの生物付着防除に
関連する。生物付着防除システムの特定の構成は、付着防止種の源が電解塩素発生器を備
える事例に関連する。
本発明の1つ以上の側面は、船上消毒システムの上流でフィルタの生物付着を抑制する
方法に関連する。この方法は、フィルタに海水を導入するステップ;目標付着防止種濃度
を有する少なくとも1つの塩素系付着防止種を、濾過すべき海水に導入して、濾過海水を
生成するステップ;及び濾過海水を船上消毒システムに導入するステップを備えてなる。
目標付着防止種濃度は、濾過すべき海水中において、0.05mg/L〜0.6mg/L
の範囲内であるが、約0.05mg/L〜0.5mg/Lの場合もある。目標付着防止種
濃度は、濾過すべき海水中において0.2mg/L〜0.3mg/Lの範囲内が望ましい
。この方法は、典型的には、更に海水から電解によって前記少なくとも1つの塩素系付着
防止種を発生するステップを備えてもよい。適合する場合、フィルタへの海水の導入は、
少なくとも1つの寸法が少なくとも約10μmある懸濁粒子の少なくとも一部を、濾過す
べき海水から除去するステップを備えてもよい。他の構成は、少なくとも約20ミクロン
の粒子を除去するフィルタを備える。例えば、この方法は、サイズが10μm〜50μm
の範囲のスクリーンを備えたフィルタを利用するステップを備えることができる。この方
法は、典型的には、電解によって少なくとも1つの塩素系付着防止種を海水から発生させ
るステップ;及び、海水−これは濾過海水であってもよい−でフィルタを逆洗するステッ
プを、更に備える。この方法は、更に、濾過すべき海水の流量を測定するステップ;及び
、濾過すべき海水の測定流量に少なくとも部分的に基づいて、前記少なくとも1つの塩素
系付着防止種の、濾過すべき海水への、導入速度を調整するステップを、備えることがで
きる。
本発明の1つ以上の側面は、フィルタを備えた既存の船上消毒システムを改変する方法
に関連する。この方法は、塩素系付着防止種の源であって、電解発生器を備える塩素系付
着防止種の源を船上に配置するステップ;船上消毒システムのフィルタの上流に電解発生
器の出口を接続するステップ;及び、フィルタに導入すべき海水の流量に少なくとも部分
的に基づいて、少なくとも1つの塩素系付着防止種を濾過すべき海水に導入するように、
電解発生器を構成するステップを備えることができる。この方法は、更に、前記少なくと
も1つの塩素系付着防止種を濾過すべき海水に導入して、0.05mg/L〜0.6mg
/L、好ましくは、0.05mg/L〜0.5mg/L、0.2mg/L〜0.3mg/
Lの範囲内の目標付着防止種濃度を実現するように、電解発生器を構成するステップを備
えることもできる。また、本発明の方法のこの実施形態では、少なくとも1つの塩素系付
着防止種を導入するように電解発生器を構成するステップは、電解発生器に制御装置を接
続するステップを備える。制御装置は、濾過すべき海水の測定流量に少なくとも部分的に
基づいて、電解発生器を調節できるのが望ましい。従って、場合によっては、この方法は
、フィルタに導入されるべき海水の流量測定のために配置された流量計との通信が可能な
入力ポートを備えるように構成された制御装置を、例えばフィルタの上流位置に、取り付
けるステップを備えることができる。
添付の図面は、一定の比率で描かれるように意図されたものではない。図面において、
様々な図に例示された同じか又はほぼ同じ構成要素のそれぞれは、同様の参照番号で表示
されている。分かりやすくするため、全ての図において全ての構成要素を番号表示するこ
とはしていない。
陸上水管理システムの概略図である。 船上水管理システムの概略図である。 本発明の1つ以上の側面による生物付着防除システムの概略図である。 本発明の1つ以上の実施形態を実施することが可能なコンピュータシステムを示した図である。 本発明の1つ以上の実施形態によるフィルタの濾過及び逆洗デューティサイクルを示すグラフである。 船上冷却系統の熱交換器に対する、本発明の付着防止特徴を利用しない場合の影響を示す写真の複写である。 船上冷却系統の熱交換器に対する、本発明の付着防止特徴を利用した場合の影響を示す写真の複写である。
動物性プランクトン又は植物性プランクトンのような海洋生物は、典型的には、殺生剤
及び/又は紫外線(UV)照射を利用して殺したり又は不活性化したりするのが困難であ
る。従って、典型的には、50ミクロン以下のサイズのフィルタを備えた濾過システムを
利用して、一次処理法の前に動物性プランクトンの少なくとも一部が除去される。フィル
タは、処理すべき海水の濁度を低下させて、化学線に基づくシステムの効率を向上させる
ので、濾過システムは、UVに基づくシステムにおけるように、いくつかの処理手法にと
って、典型的には、必須条件である。本発明は、濾過システムの生物付着を抑制すること
によって処理作業を更に促進し、逆洗及び自己洗浄を利用するといった自浄方法を備えた
システムであっても、作業上における濾過の有効性を高めることができるので、濾過シス
テムの作業効率の改善に役立つことができる。
船舶のバラスト水管理システムは、典型的には、活性物質を利用するもの又は活性物質
を利用しないものに分類される。活性物質を利用するシステムでは、典型的には、薬剤、
例えば、次亜塩素酸塩、二酸化塩素、過酸化水素及び過酢酸のうちの任意の1つ以上のよ
うな殺生剤、並びに、バラスト水中の生物学的有機体、典型的には微生物、を不活性化す
る最新の酸化プロセスの生成物が導入される。活性物質を利用しないシステムでは、典型
的には、紫外線(UV)照射を用いて、生物学的微生物を不活性化する。
それにも拘らず、両方のアプローチとも、活性物質又は他の従来の消毒又は殺生技法を
用いた水管理システムにおける処理に先立って、典型的には、フィルタを用いて、懸濁微
生物のような粒子状物質を又は微生物のコロニーさえをも除去する。典型的には、フィル
タのスクリーンサイズは、20μm〜50μmの範囲内である。従って、フィルタは、典
型的には、処理システムの上流に位置するので、生物付着の影響を受けやすい可能性があ
る。これらのフィルタは、生物付着を受けやすく、場合によって、例えば藻類の最盛期等
においては、海水の濾過によって完全に詰まる可能性があり、これによって、船舶の安全
性が危うくなり、荷積み及び荷降ろし作業が大幅に遅延し、水処理システムが役に立たな
くなる可能性がある。
フィルタの生物付着に対処する従来のアプローチには、典型的には、例えばフィルタの
逆洗が含まれる。更に、フィルタは、自己洗浄式に構成して、連続作業をすることができ
る。しかしながら、場合によっては、標準的な逆洗法を用いて生物付着に対する従来のア
プローチを補うことができないこともあり、従って、フィルタを手動で洗浄しなければな
らない。
本発明は、バラスト水管理システムのような、船上水管理システム又は船上消毒システ
ムの特定の要素又は構成要素に対する生物付着を防除又は抑制する方法及びシステムを対
象とする。場合によっては、本アプローチは、構成要素、例えばフィルタ、の生物付着を
防除することによって、既存の海水管理システムを補完する。
例えば、本発明の1つ以上の側面は、図2に典型として示された、船上海水管理システ
ム230の上流に配置されたフィルタ220のための船舶201の生物付着防除システム
200に関連する。生物付着防除システム200は、フィルタ220の上流に流体接続さ
れた海水源210、少なくとも1つの塩素系付着防止種を濾過すべき海水に導入するよう
に構成された少なくとも1つの付着防止種の源250、及び、海水源210におけるよう
な、前記少なくとも1つの塩素系付着防止種の源250から濾過すべき海水への導入を調
節するように構成された制御装置260を備えることができる。
水管理システム230は、消毒又は処理システムであってもよい。船上水管理システム
の特定の構成においては、次亜塩素酸塩、二酸化塩素、過酸化水素及び過酢酸からなる群
から選択された少なくとも1つの殺生剤、例えば最新の酸化プロセスの生成物、並びに、
海水中の生物学上の微生物を不活性化することができる薬剤の導入に関連する活性アプロ
ーチの任意のものを利用することができる。他の場合には、水管理システムにおいて、紫
外線照射システム及び塩素消毒システムのうちの少なくとも一方が利用されることもある
生物付着防除システムは、更に、海水源210内部、海水源をポンプ240の入口につ
なぐ管路内部、ポンプ240の出口をフィルタ220の入口につなぐ管路内部、及び、フ
ィルタ220の濾過海水の出口からの管路内部の任意の1つ以上の場所において、濾過す
べき海水中における塩素系生物付着防止種の濃度を測定して、海水中における1つ以上の
付着防止種の測定濃度を制御装置260に表示するために配置された、1つ以上のセンサ
272、274及び276を備えていてもよい。
生物付着防除システムは、更に、濾過すべき海水の流量を測定して測定流量を制御装置
260に表示するために配置された、1つ以上の流量センサ275を備えていてもよい。
生物付着防除システムは、処理又は濾過すべき海水中における付着防止種の目標付着防
止種濃度−典型的には、塩素として、0.1mg/L〜0.6mg/Lの範囲内にあるが
−を実現するように、構成されている。制御装置260は、典型的には、測定流量に少な
くとも部分的に基づいて出力信号を発生するように構成されており、更に、その出力信号
を1つ以上の付着防止種の源250に送るように構成されている。或る場合には、制御装
置260は、出力信号を発生して、付着防止種の源250に送り、その動作を調節して、
処理すべき海水中における所望の又は目標とする付着防止種濃度を達成するように構成さ
れる。望ましい構成においては、濾過すべき海水中における目標付着防止種濃度が0.0
5mg/L〜0.6mg/Lの範囲内にあるシステムを備えることが可能であり、より望
ましい構成には、目標付着防止種濃度が0.1mg/L〜0.3mg/Lの範囲内にある
システムを備えることができる。
付着防止種の源250は、所望により又は代替的に、ポンプ250の下流の位置で、前
記少なくとも1つの塩素系付着防止種を濾過すべき海水に導入するように構成することも
できるが、フィルタ220の上流でも導入するのが好ましい。
生物付着防除システムは、更に、ポンプ240の出口をフィルタ220の出口に流体接
続する逆洗管路を備えていてもよい。フィルタからの逆洗水は、船外Dに排出することが
できる。逆洗作業中に逆洗管路を利用して、濾過作業中の流体流方向に対して反対方向又
は逆方向に水を導入することにより、フィルタ220の洗浄又は目詰まりの除去を促進す
ることができる。例えば、制御装置260を利用して、弁277及び278等の1つ以上
の弁を作動させることにより、前向きの濾過方向から逆方向又は逆洗方向に流れを転換さ
せることができる。他の場合には、フィルタの下流の残圧を利用して逆洗を実施できる。
逆洗作業は、フィルタ220の前後における差圧を検出して、開始することができる。例
えば、しきい値差圧が少なくとも0.5バールである場合、又は、1psid〜20ps
idの範囲内の場合でも、逆洗フィルタ220を始動することができる。1つ以上の実施
形態の他の変形態様においては、フィルタ240の使用又は運転継続時間に少なくとも部
分的に基づいて、定期的逆洗を行なうことができる。例えば、逆洗は、1時間につき少な
くとも1回、1日につき少なくとも1回、或いは1週間につき1回、開始することができ
る。場合によっては、逆洗は、濾過作業の5分後、濾過作業の10分後、或いは、濾過作
業の30分後に実施することができる。しかしながら、更なる変形態様においては、弁2
77及び278の手動起動によるフィルタ220の逆洗を行なうこともできる。逆洗は、
1分〜20分の範囲内の期間といった、所定の逆洗期間に亘って、実施することができる
付着防止種の源250は、更に、前記少なくとも1つの塩素系付着防止種を逆洗管路に
導入するように、構成するのが望ましい。
フィルタ220の出口は、紫外線消毒システム、船舶用水冷システム282及び1つ以
上の船舶用バラストタンク284の少なくとも1つの上流に、流体接続することができる
更なる望ましい構成は、10μm〜50μmの範囲内の濾過サイズを有するフィルタの
生物付着防除を備える。
生物付着防除システムの特定の構成は、付着防止種の源が電解塩素発生器を具備する場
合に関連する。付着防止種の源は、例えば、双極同心管状電極を具備した電解発生器を備
えることが可能であり、電極の1つ以上は、典型的には、正電荷を帯びており、1つ以上
の他の電極は、典型的には、負電荷を帯びている。電解発生器の電極の1つ以上は、白金
コーティングを施されていて、典型的には、3,500A/m2以下の、好ましくは2,
000A/m2未満の、適合する電流密度で作動させられて、好ましくは水素を同時発生
することなく、溶存Cl2及びHOClのいずれかであってよい塩素系付着防止種を提供
することができる。発生器の例としては、これに限られないが、ニュージャージー州ユニ
オンのシーメンス ウォーター テクノロジース コーポレイションからCHLOROP
AC(登録商標)電解発生器として市販されているものが挙げられる。
本発明の1つ以上の側面は、船上消毒システムの上流でフィルタの生物付着を低減する
方法に関連する。この方法は、フィルタに海水を導入するステップ;目標付着防止種濃度
の少なくとも1つの塩素系付着防止種を濾過すべき海水に導入して、濾過海水を生成する
ステップ;及び濾過海水を船上消毒システムに導入するステップを備えることができる。
目標付着防止種濃度は、濾過すべき海水中において、0.05mg/L〜0.6mg/L
の範囲内或いは0.2mg/L〜0.5mg/Lの範囲内である。好ましくは、目標付着
防止種濃度は、濾過すべき海水中において、0.2mg/L〜0.3mg/Lの範囲内で
ある。この方法は、典型的には、前記少なくとも1つの塩素系付着防止種を電解によって
海水から生成するステップを更に備える。適合する場合、フィルタに海水を導入するステ
ップは、少なくとも1つの寸法が少なくとも約10μmである懸濁粒子の少なくとも一部
を、濾過すべき海水から除去するステップを備える。他の構成は、少なくとも約20ミク
ロンの粒子を除去するフィルタを備える。例えば、この方法は、サイズが10μm〜50
μmの範囲のメッシュを備えたフィルタを利用するステップを備えていてよい。
この方法は、典型的には、更に、前記少なくとも1つの塩素系付着防止種を電解によっ
て海水から発生させるステップ;及び、好ましくは、0.05mg/L〜0.6mg/L
の範囲内の濃度の少なくとも1つの塩素系付着防止種を、含んでいる海水でフィルタを逆
洗するステップを備える。この方法は、更に、濾過すべき海水の流量を測定するステップ
;及び、濾過すべき海水の測定流量に少なくとも部分的に基づいて、前記少なくとも1つ
の塩素系付着防止種の濾過すべき海水への導入速度を調整するステップを備えることがで
きる。
本発明の1つ以上の側面は、フィルタを備えた既存の船上消毒システムを改変する方法
に関する。この方法は、塩素系付着防止種の源であって電解発生器を備える源を船上に配
置するステップ;船上消毒システムのフィルタの上流に電解発生器の出口を接続するステ
ップ;及び、フィルタに導入されるべき海水の流量に少なくとも部分的に基づいて、少な
くとも1つの塩素系付着防止種を濾過すべき海水に導入するように、電解発生器を構成す
るステップを備えることができる。この方法は、更に、前記少なくとも1つの塩素系付着
防止種を濾過すべき海水に導入して、0.05mg/L〜0.6mg/L、約0.05m
g/L〜0.5mg/L、好ましくは、0.2mg/L〜0.5mg/L、の範囲内の目
標付着防止種濃度を達成するように、電解発生器を構成するステップを備えていてもよい
。また、本発明の方法のこの実施形態では、前記少なくとも1つの塩素系付着防止種を導
入するように電解発生器を構成するステップは、電解発生器に制御装置を接続するステッ
プを備える。好ましくは、制御装置は、濾過すべき海水の測定流量に少なくとも部分的に
基づいて、電解発生器を調節できることが望ましい。従って、場合によっては、この方法
は、フィルタに導入される海水の流量測定のために配置された流量計との通信が可能な入
力ポートを備えるように構成された制御装置を、例えばフィルタの上流位置に、取り付け
るステップを備えることができる。
こうして、本発明の各種実施形態によれば、乗組員及び環境に対して可能性のあるいか
なる影響をも最小限に抑え、バラスト水管理システムの要素に有害な影響を及ぼすことの
ない濃度レベルで、付着防止剤として、比較的少量の殺生剤、好ましくは、海水から直接
生成したハロゲン、を注入するシステム及びプロセスが提供される。
本発明のシステム及び方法の何れにおいても利用可能な他のアプローチは、固定された
殺生剤投与レベル、又は、例えば、酸化還元電位(ORP)及び残留殺生剤分析のいずれ
か一つに少なくとも部分的に基づいて制御される可変殺生剤投与レベルを利用する生物付
着防除システムに関連する。
水管理システムは、更に、50ミクロンを超える典型的な寸法を有する海洋生物と、所
望ならば病原体サイズの成分とを、除去するように構成された追加濾過段を備えてもよい
。本発明を利用して、典型的には、殺生剤又は消毒システム230の上流に配置される濾
過段階のいずれかについて、生物付着傾向を軽減することができる。
制御装置260は、図3に模範的に示す1つ以上のコンピュータシステムを用いて実施
することができる。制御装置260は、例えば、インテルPENTIUM(登録商標)タ
イプのプロセッサ、モトローラPowerPC(登録商標)プロセッサ、Sun Ult
raSPARC(登録商標)プロセッサ、ヒューレットパッカードPA−RISC(登録
商標)プロセッサ若しくは他の任意のタイプのプロセッサ又はそれらの組み合わせをベー
スとした汎用コンピュータであってもよい。或いは、コンピュータシステムは、例えば、
分析システムを対象とした特定用途向け集積回路(ASIC)又は制御装置といった特殊
なプログラミングを施された専用ハードウェアを含んでいてもよい。制御装置260は、
典型的には、1つ以上のメモリ素子310及び315−これらは、例えば、ディスクドラ
イブメモリ、フラッシュメモリ素子、RAMメモリ素子又は他のデータ記憶用素子のうち
いずれか1つ以上備えていてよい−に接続されている1つ以上のプロセッサ305を含ん
でいてもよい。前記1つ以上のメモリ素子310及び315は、典型的には、生物付着防
除システム及び/又は水管理システムの運転中のプログラム及びデータの記憶に用いられ
る。例えば、メモリ310と315のいずれかを用いて、ある時間期間に亘るパラメータ
に関する履歴データ及び運転データを記憶することができる。本発明の実施形態を実施す
る、プログラミングコードを始めとする、ソフトウェアは、コンピュータの読取り可能及
び/又は書込み可能不揮発性記録媒体に記憶し、更に、典型的には、メモリにコピーして
、後でプロセッサによって実行できるようにすることができる。こうしたプログラミング
コードは、複数のプログラミング言語、例えば、Java(登録商標)、Visual
Basic、C、C#、若しくは、C++、フォートラン、パスカル、Eiffel、B
asic、COBALのうちのいずれか、又は、それらの様々な組み合わせのうちのいず
れか、で書くことができる。
複数の制御装置の構成要素は、(例えば、同じ装置内に組み込まれた構成要素間におけ
る)1つ以上のバス及び/又は(例えば、独立した個別装置上に位置する構成要素間にお
ける)ネットワークを含んでもよい相互接続機構320によって結合することができる。
相互接続機構は、典型的には、システムの構成要素間の情報(例えば、データ、命令)の
交換を可能にする。
制御装置は、入力信号i1、i2、i3、・・・、inを発生する入力装置330、例
えば、センサ272、274、276及び275、監視システム、キーボード、マウス、
トラックボール、マイクロフォン並びにタッチスクリーンのうちのいずれかを備えていて
もよく、また、1つ以上の出力装置340−例えば、これらに限られないが、発生器25
0、ポンプ240、印刷装置、ディスプレイスクリーン、スピーカ、及び、弁277及び
278等−に対して、出力信号s1、s2、s3、・・・、siを供給することができる
。更に、制御装置は、(システムの構成要素の1つ以上によって形成可能なネットワーク
に加えて又はその代わりとして)通信ネットワークに、コンピュータシステムを接続する
ことが可能な1つ以上のインタフェース350を備えることができる。
本発明の1つ以上の実施形態によれば、前記1つ以上の入力装置は、パラメータを測定
するためのセンサを備えることができる。代わりに、センサ、絞り弁若しくは流量制御弁
及び/又はポンプ或いはこれらの構成要素の全ては、コンピュータシステムに操作可能に
結合された通信ネットワークに接続することができる。例えば、各種センサは、制御装置
に直接接続された入力装置として構成することが可能であり、絞り弁及び/又はポンプは
、コンピュータシステムに接続された出力装置として構成することが可能であり、上記の
任意の1つ以上を別のコンピュータシステム又は構成要素と結合して、通信ネットワーク
を介して通信を行なわせることができる。こうした構成をとると、別のセンサからかなり
の距離をおいて1つ以上のセンサを配置することが可能になり、又は、任意のサブシステ
ム及び/又は制御装置からかなりの距離をおいて任意のセンサを配置することが可能にな
り、それでもなお、それらの間におけるデータ供給が行なえるようにすることが可能にな
る。
制御装置が、例証のため、本発明の様々な側面を実施することが可能なコンピュータシ
ステムの1つのタイプとして示されているが、当然明らかなように、本発明は、典型とし
て示されたソフトウェア又はコンピュータシステムでの実施に制限されるものではない。
実際のところ、例えば、汎用コンピュータシステム又は、その構成要素若しくはサブセク
ションで実施せず、代わりに、専用システム若しくは専用プログラマブルロジック制御装
置(PLC)として又は分散制御システムにおいて実施することもできる。更に、当然明
らかなように、本発明の1つ以上の特徴又は側面は、ソフトウェア、ハードウェア若しく
はファームウェア又はこれらの任意の組み合わせで実施することができる。例えば、前記
制御装置によって実行可能なアルゴリズムの1つ以上のセグメントは、次に、1つ以上の
ネットワークを介して通信可能な個別コンピュータで実施できる。
2008年8月18日に提出された「METHOD AND PROCESS FOR
BIOFOULING CONTROL OF FILTERS USED IN B
ALLAST WATER TREATMENT」と題する同時係属の米国特許出願第6
1/089,885号が、あらゆる目的にかなうように、参考までに本書でそっくりその
まま援用されている。
本発明の、これら及びその他の実施形態の機能及び利点については、下記の例から更に
深く理解することができるであろう。但し、これらの例は、本発明の1つ以上のシステム
及び技法の便益及び/又は利点を例示しているが、本発明の全範囲を例証しているわけで
はない
実施例1
流量が200m3/時の海水のバラスト水が、図2に典型として例示されたシステムに
おいて、濾過技術と塩素消毒技術とを併用して処理された。
海水は、約5mg/Lの溶存有機体含有率、約5mg/Lの粒状有機体含有率及び約5
0mg/Lの全懸濁物質含有率を有することを特徴とする。
バラスト水流は、まず、約200mg/Lの塩素含有率を有する塩素消毒水によって、
約0.11m3/時の流量で、フィルタの上流で処理され、その結果、濾過すべき海水中
における見掛けの塩素投与レベルは、約0.1mg/Lになった。同じ塩素消毒水を用い
て、フィルタの下流において、約5.5m3/時の流量で、バラスト水が処理され、その
結果、見掛けの塩素投与レベルは約5.5mg/Lになった。
図4には、差圧が0.5バールの場合の、フィルタの濾過及び逆洗デューティサイクル
が示されている。1.5時間の運転中、フィルタは、8〜10分毎に40秒間の逆洗サイ
クルに自動的に切り替えられ、一回は連続15分間の逆洗サイクルになり、その結果、平
均逆洗流量は4.6m3/時になった。
逆洗流及び処理されたバラスト水流の試料が採取され、全残留酸化物(TRO)濃度、
並びに、トリハロメタン(THM)及びハロ酢酸(HAA)のような塩素消毒副産物又は
消毒副産物(DBP)について、分析が行われた。逆洗試料中のTROは、0.02mg
/L〜0.1mg/Lであることが分かった。処理水のTROは、約2mg/L〜約3m
g/Lであることが分かった。DBP分析の結果は、表1及び2に提示されている。
このデータに示すように、塩素投与レベルがほんの0.1mg/Lであってもフィルタ
中に生物付着の防除に十分なTROが存在する。このレベルにおいて、逆洗流中の消毒副
産物濃度は極めて低く、船外排出中、環境に対するリスク及びその他のリスクを生じるこ
とはないはずである。ブロモホルムだけが、程度の差はあるが、逆洗流中にかなりの量で
、存在することが分かった。しかしながら、その濃度は、この化学種に関して影響がない
と予測される濃度(PNEC)未満である。従って、排出後の沿岸水中におけるその希釈
を考慮しなくても、DBPは環境に対して無害のはずである。
実施例2
図5A及び5Bには、生物付着問題に対処するための本発明に従って用いられる生物付
着防除システムのない場合(図5A)及びある場合(図5B)の船舶用主エンジンの熱交
換器プレートの外観が図示されている。生物付着防除は、シーメンス ウォーター テク
ノロジース コーポレイション製のCHLOROPAC(登録商標)生物付着防除システ
ムを用いて行なわれた。このシステムは、電気化学の原理を利用して海水から次亜塩素酸
塩を生成することが可能であり、冷却水主配管に給水するシーチェストに、生成した次亜
塩素酸塩を、導入する。次亜塩素酸塩の投与レベルは、典型的には、0.05mg/L〜
0.6mg/Lの範囲内である。この比較によって、熱交換器表面を何らの生物屑なしに
維持する点において、このシステムの有効性が示される。
0.6mg/L未満の、典型的には、0.05mg/L〜0.5mg/Lの範囲内の、
低レベルの付着防止剤の使用によって、熱交換器及び他の冷却水設備の表面を、生物付着
のない状態に維持することが可能になり、腐食又は汚染の可能性がない。消毒とは異なり
、付着防止のための低レベルの殺生剤投与は、この用途に適しており、必ずしも海洋生物
を殺すわけではなく、それらの再生に適さない環境を作り出す。
バラスト水管理システムは、環境リスク特性解明及び査定を伴う厳格な承認プロセスを
受ける。従って、付着防止剤として殺生剤を用いる生物付着防除が、更なる潜在的環境リ
スクの一因となるとは考えられない。
これらを考慮すると、バラスト水管理システム用の船上装備品、例えばフィルタ、の生
物付着防除システムは、付着防止保護に最小限必要なレベルの殺生剤濃度を有するように
設計することができる。
これで本発明のいくつかの例証となる実施形態の説明を終えたが、当該技術者には当然
明らかなように、上記は単なる例証であって、限定的なものではなく、ただ単に、例示の
ために提示されたものでしかない。多様な改変及び他の実施形態が、当該分野における通
常の技術者の裁量範囲内にあり、本発明の範囲内に含まれるものと考えられる。とりわけ
、本書に提示された例の多くは、方法行為又はシステム要素の特定の組み合わせを含んで
いるが、それらの行為及び要素を他の態様で組み合わせて、同じ目的を達成することもで
きる。
当該技術者には当然明らかなように、本書に記載のパラメータ及び構成は、例示的なも
のであり、実際のパラメータ及び/又は構成は、本発明のシステム及び技法が用いられる
特定用途によって決まる。やはり、当該技術者であれば、ありきたりの実験法しか用いな
くても、本発明の特定の実施形態の等価物を認識し又は確認することができるはずである
。従って、本書に記載の実施形態は単なる例証として提示されたものでしかなく、付属の
請求項及びその同等物の範囲内において、本発明は具体的に記述したものとは異なる方法
で実施することができることが理解されるべきである。
更に、やはり当然明らかなように、本発明は、本書に記載の各特徴、システム、サブシ
ステム若しくは技法、及び、本書に記載の2つ以上の特徴、システム、サブシステム若し
くは技法の任意の組み合わせ、並びに/又は、方法を対象とするものであり、こうした特
徴、システム、サブシステム及び技法が互いに矛盾しない場合、請求項において具体化さ
れた本発明の範囲内に含まれるものとみなされる。更に、1つの実施形態との関連におい
てのみ論じられた行為、要素及び特徴は、他の実施形態における同様の役割から除外され
るように意図されているわけではない。
本書において、「複数の」という用語は、2つ以上の部品又は構成要素を表わしている
。「含んでなる」、「有する」、「具備する」、「備える」、「含有する」及び「伴う」
といった用語は、記載された説明、請求項等のいずれの場合であれ、限定のない用語であ
る、すなわち、「〜を含むが、〜に限定されない」ことを表わしている。従って、こうし
た用語の使用は、その後に挙げる部品及びその等価物並びに追加部品を包含することを意
味する。「〜から構成される」及び「本質的には〜から構成される」という移行句だけが
、それぞれ、請求項に関する限定的な又は半限定的な移行句である。請求項における「第
1の」、「第2の」、「第3の」等のような序数用語を使用して、1つの請求項の構成要
素を改変することは、1つの請求項要素のもう1つの請求項要素に対する優先度、順位若
しくは順番、又は、ある方法のステップが実施される時間的順序を単独で暗示するもので
はなく、ただ単に、ある名称を有する請求項要素の1つを同じ名称を有するもう1つの要
素から区別して、請求項要素の見分けがつくようにするためのラベルとして用いられてい
るだけである。
200 生物付着防除システム
201 船舶
210 海水源
220 フィルタ
230 船上海水管理システム
240 ポンプ
250 付着物防止種の源
260 制御装置
272 センサ
274 センサ
275 流量センサ
276 センサ
277 弁
278 弁
282 船舶用水冷システム
284 船舶用バラストタンク
305 プロセッサ
310 メモリ素子
315 メモリ素子
320 相互接続機構
330 入力装置
340 出力装置
350 インタフェース

Claims (22)

  1. 船上消毒システムの上流におけるフィルタの生物付着防除システムであって、
    前記フィルタの上流に流体接続された海水源;
    少なくとも1つの塩素系付着防止種を濾過すべき前記海水に導入するように構成された
    付着防止種の源;及び
    前記少なくとも1つの塩素系付着防止種の前記濾過すべき海水への導入を調節して、付
    着防止種における、塩素として0.05mg/L〜0.5mg/Lの、目標付着防止濃度
    を実現するように構成された制御装置;を備えてなる、
    生物付着防除システム。
  2. 前記濾過すべき海水中における塩素系付着防止種の濃度を測定して前記測定濃度を前記
    制御装置に表示するために配置されたセンサを、更に備えてなる、請求項1に記載の生物
    付着防除システム。
  3. 前記船上消毒システムが、紫外線照射システム及び塩素消毒システムの少なくとも一方
    を備えてなる、請求項1に記載の生物付着防除システム。
  4. 前記濾過すべき海水の流量を測定して前記測定流量を前記制御装置に表示するために配
    置された流量センサを更に備えてなる、請求項1に記載の生物付着防除システム。
  5. 前記制御装置が、前記測定流量に少なくとも部分的に基づいて出力信号を発生するよう
    に構成されており、更に、前記付着防止種の源に前記出力信号を送信するように構成され
    ている、請求項4に記載の生物付着防除システム。
  6. 前記海水源から濾過すべき海水を汲み出して前記濾過すべき海水を前記フィルタに導入
    するために配置されたポンプを更に備えてなり、前記付着防止種の源が、前記ポンプの下
    流位置において、前記少なくとも1つの塩素系付着防止種を前記濾過される海水に導入す
    るように構成されている、請求項5に記載の生物付着防除システム。
  7. 前記目標付着防止濃度が0.05mg/L〜0.5mg/Lの範囲内にある、請求項6
    に記載の生物付着防除システム。
  8. 前記目標付着防止濃度が0.05mg/L〜0.3mg/Lの範囲内にある、請求項6
    に記載の生物付着防除システム。
  9. 前記ポンプの出口を前記フィルタの出口に流体接続する逆洗管路を更に備えている、請
    求項8に記載の生物付着防除システム。
  10. 前記フィルタの出口が、紫外線消毒システム、船舶用水冷システム及び船舶用バラスト
    タンクの少なくとも1つの上流に、流体接続されている、請求項9に記載の生物付着防除
    システム。
  11. 前記フィルタのスクリーンサイズが10μm〜50μmの範囲内にある、請求項10に
    記載の生物付着防除システム。
  12. 前記付着防止種の源が電解塩素発生器を備えてなる、請求項11に記載の生物付着防除
    システム。
  13. 船上消毒システムの上流においてフィルタの生物付着を軽減する方法であって、
    前記フィルタに海水を導入するステップ;
    目標付着防止濃度で少なくとも1つの塩素系付着防止種を濾過すべき海水に導入し濾過
    海水を生成するステップ;及び
    濾過海水を前記船上消毒システムに導入するステップ;
    を備えてなる方法。
  14. 前記目標付着防止濃度が、前記濾過すべき海水中において、0.05mg/L〜0.5
    mg/Lの範囲内にある、請求項13に記載の方法。
  15. 海水から電解によって前記少なくとも1つの塩素系付着防止種を生成するステップを更
    に備えてなる、請求項14に記載の方法。
  16. 前記目標付着防止濃度が、前記処理される海水中において、0.05mg/L〜0.3
    mg/Lの範囲内にある、請求項15に記載の方法。
  17. 前記フィルタへ海水を導入するステップが、少なくとも1つの寸法が少なくとも約10
    μmである懸濁粒子の少なくとも一部を前記濾過すべき海水から除去するステップを、備
    えてなる、請求項13に記載の方法。
  18. 海水から電解によって、前記少なくとも1つの塩素系付着防止種を生成するステップ;
    及び
    0.05mg/L〜0.5mg/Lの範囲内の濃度を有する、少なくとも1つの塩素系
    付着防止種を含有する海水によって、前記フィルタの逆洗を行なうステップ;
    を更に備えてなる、請求項17に記載の方法。
  19. 前記濾過すべき海水の流量を測定するステップ;
    前記濾過すべき海水の前記測定流量に少なくとも部分的に基づいて、前記濾過すべき海
    水への前記少なくとも1つの塩素系付着防止種の導入速度を調整するステップ;
    を更に備えてなる、請求項18に記載の方法。
  20. フィルタを具備する既存の船上消毒システムの改良方法であって、
    塩素系付着防止種の源を船上に配置するステップであって、前記塩素系付着防止種の源
    が電解発生器を備えるものであるステップ;
    前記船上消毒システムの前記フィルタの上流に、前記電解発生器の出口を接続するステ
    ップ;及び
    前記フィルタに導入される海水の流量に少なくとも部分的に基づいて、少なくとも1つ
    の塩素系付着防止種を濾過すべき海水に導入するように、前記電解発生器を構成するステ
    ップ;
    を、備えてなる方法。
  21. 前記少なくとも1つの塩素系付着防止種を前記濾過すべき海水に導入して、0.05m
    g/L〜0.5mg/Lの範囲内の目標付着防止種濃度を実現するように、前記電解発生
    器を構成するステップを更に備えてなる、請求項20に記載の方法。
  22. 前記少なくとも1つの塩素系付着防止種を導入するように前記電解発生器を構成するス
    テップが、前記電解発生器に制御装置を接続するステップを備える、請求項21に記載の
    方法。
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