JP2016507376A - 生物膜生成抑制のための循環型配管が設置された船舶バラスト水のインライン処理処置 - Google Patents

生物膜生成抑制のための循環型配管が設置された船舶バラスト水のインライン処理処置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016507376A
JP2016507376A JP2015559167A JP2015559167A JP2016507376A JP 2016507376 A JP2016507376 A JP 2016507376A JP 2015559167 A JP2015559167 A JP 2015559167A JP 2015559167 A JP2015559167 A JP 2015559167A JP 2016507376 A JP2016507376 A JP 2016507376A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
ballast water
ship ballast
circulation
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015559167A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016507376A5 (ja
Inventor
ユエオル バグ、オグ
ユエオル バグ、オグ
ホ パーク、セオング
ホ パーク、セオング
バエ、ジン‐ウー
ヤング コング、ギル
ヤング コング、ギル
Original Assignee
ケーテー マリーン カンパニー リミテツド
ケーテー マリーン カンパニー リミテツド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ケーテー マリーン カンパニー リミテツド, ケーテー マリーン カンパニー リミテツド filed Critical ケーテー マリーン カンパニー リミテツド
Publication of JP2016507376A publication Critical patent/JP2016507376A/ja
Publication of JP2016507376A5 publication Critical patent/JP2016507376A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/46Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
    • C02F1/461Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B13/00Conduits for emptying or ballasting; Self-bailing equipment; Scuppers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63JAUXILIARIES ON VESSELS
    • B63J4/00Arrangements of installations for treating ballast water, waste water, sewage, sludge, or refuse, or for preventing environmental pollution not otherwise provided for
    • B63J4/002Arrangements of installations for treating ballast water, waste water, sewage, sludge, or refuse, or for preventing environmental pollution not otherwise provided for for treating ballast water
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/46Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
    • C02F1/461Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis
    • C02F1/467Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis by electrochemical disinfection; by electrooxydation or by electroreduction
    • C02F1/4672Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis by electrochemical disinfection; by electrooxydation or by electroreduction by electrooxydation
    • C02F1/4674Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis by electrochemical disinfection; by electrooxydation or by electroreduction by electrooxydation with halogen or compound of halogens, e.g. chlorine, bromine
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2103/00Nature of the water, waste water, sewage or sludge to be treated
    • C02F2103/008Originating from marine vessels, ships and boats, e.g. bilge water or ballast water
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2209/00Controlling or monitoring parameters in water treatment
    • C02F2209/29Chlorine compounds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Abstract

本発明は、電解装置から流出される流出水を循環型配管を通じて前処理装置の前端から流入される流入水と混合させた混合水を前処理装置内に供給することを特徴とする生物膜生成抑制のための循環型配管が設置された船舶バラスト水のインライン処理処置に関するもので、電解装置を利用する船舶バラスト水処理処置において、電解装置の前端に設置されて運営される前処理装置と、その配管上に付着されて増殖する微生物の成長、増殖を抑制して生物膜(biofilm)の形成を低減させることができるとともに、上述した效果により流量の減少、流速及び負荷の増大を制御し、船舶バラスト水を安定的に運営することができる。

Description

本発明は電解装置から流出される流出水を循環型配管を通じて前処理装置の前端で流入される流入水と混合させた混合水を前処理装置の内部に供給することによって、混合水の中に含有されている酸化剤によって電解装置の前端に設置されて運営される前処理装置とその配管内に付着されて増殖する微生物によって固着される生物膜(biofilm)の形成の抑制及び除去が可能であることを特徴とする生物膜生成抑制のための循環型配管が設置された船舶バラスト水のインライン処理処置に関するものである。
船舶バラスト水は船舶の貨物を荷役した後運航する時に船舶の均衡を維持するために船舶内に積み込まれる水として、所定地域で貨物を積まない状態で船舶バラスト水を船舶バラスト水貯蔵タンク内に取水した後他の地域に運航し、その後貨物を積載した後積荷の進行によって船舶バラスト水貯蔵タンクから排出されるので、取水地とは全く異なる生態環境を有する地域で排水される形態で運営される。この時、取水する船舶バラスト水内に含有された所定地域の海洋生物が他の地域に移動して新しい環境に露出される虞があり、それにより、土着種に外来種の流入により海洋生態系が破壊されたり、環境的、経済的損失を誘発し、各種病源菌による人体有害性も内包している。
そして、2004年国際海事機構(IMO:International Maritime Organization)では、生態系の破壊及び汚染を防止するために、船舶内の船舶バラスト水と沈殿物の管理に関する協約を制定した。船舶が港内に入港する前に所定海域で船舶バラスト水を交換する方案と、積載している船舶バラスト水を物理的、化学的方法で殺菌、消毒する二つの方案を提示した。これは船舶の建造日及び船舶内の船舶バラスト水の用量によって適用時点が相異し、船舶バラスト水の交換は多くの時間と努力が必要となり、船舶の安全に危険をもたらす可能性があって、近距離航海中には作業が不可能で、設置性、経済性などを考慮した実用的な船舶バラスト水処理処置の開発が要求されている。
通常の船舶バラスト水処理処置は、主要工程の運営中にバラスト工程(ballast process)には前処理工程(または前処理工程がなし)、主要工程として電解法、オゾン処理法、紫外線照射法または薬品注入法などが実施されている。従来の電解装置を利用した船舶バラスト水処理処置は、図1に示すように、海水600から船舶バラスト水を流入する時、ポンプ10を駆動した後、一般的に前処理装置(フィルター、微生物衝撃及び損傷装置など)30と電解装置40を一緒に設置し、電解によって生成される高濃度の強力な酸化剤によって船舶バラスト水内の微生物を死滅させ、これを船舶バラスト水貯蔵タンク700に移送する。また、上記装置で高濃度の酸化剤の濃度を調節するために残留塩素測定センサー50を備えて運用される。
上記主要工程の運営時には、船舶バラスト水内に含有された微生物の死滅、除去のためのメカニズムで高濃度の酸化物質が生成されるように運営することで主要工法の後端の配管には微生物が成長または付着されなくなる。
また、上記主要工程の前端には主要工法への負荷を減少させるために、遠心分離器などのような様々な前処理技術(filtration、baffle)が採用される。本出願人(または発明者)は図2に示すように、管路の内部に設置されたジェット流れ誘発インペラによって動物性プランクトン及び水中微生物を物理的衝撃で死滅、除去及び損傷させることができる物理的前処理装置100と、内部には陽電極板と陰電極板が交互に設置させられ、残留塩素を生成させて水中微生物を完璧に死滅、殺菌及び除去させる電解装置200と、上記電解装置200を経て船舶バラスト水貯蔵タンク500に貯蔵された処理水に含まれる過剰残留塩素を海洋に排出する前に中和処理するための中和装置300とを含む船舶バラスト水のインライン処理装置に関する技術を特許出願して特許登録された(特許文献1)。
大韓民国登録特許第1118055号公報
ところで、上記特許文献1に記載の船舶バラスト水のインライン処理装置は、前処理装置で損傷された微生物が電解装置で排出される塩素水によって死滅させられ、船舶バラスト水貯蔵タンクに移送された水に塩素が残留することにより微生物の再成長を抑制し、バラスト水を海洋に排出する際に中和して排出することによって、海洋生態系に及ぼす影響を最小化させる效果があるが、前処理装置及びその配管には大きさが相対的に小さい微生物が死滅されないまま存在していて、工程の運営後に配管に流入水が常に存在して配管の壁面及び前処理装置の内部に生物膜(biofilm)が生成される可能性が常にあり、このような生物膜が成長すると、各装置の統制が難しくなり、流速の増大、流量の減少に伴って流入ポンプ、配管及び各種機資材に負荷を与えて円滑な運営が不可能になる。このような問題点を解決するために、周期的に運営者(船舶では船員)によって手動的に装置を分離、洗浄する方法を採用しているが、これは装置の相当な荷重によって船員の安全性などに危険をもたらすという問題点があった。
本発明は、上記のような問題点を解消するために案出されたもので、本発明の目的は、電解装置によって生成された高濃度の酸化剤の中の一部を流量の調節が可能な循環ポンプによって前処理装置の前端に移送して、注入することによって、前処理装置及びその配管の内部に生物膜の形成を抑制するようにすることを特徴とする生物膜生成抑制のための循環型配管が設置された船舶バラスト水のインライン処理処置を提供することにある。
本発明は、前処理装置及び電解装置を含む船舶バラスト水のインライン処理処置において、上記電解装置の流出配管は、流出水を船舶バラスト水貯蔵タンクに移送する移送配管と、上記前処理装置の流入配管に移送する循環型配管とに分岐されることを特徴とする生物膜生成抑制のための循環型配管が設置された船舶バラスト水のインライン処理処置を課題解決手段とする。
また、上記循環型配管は電解装置の流出配管に貫通されて、流出配管内で循環型配管の流入口が電解装置から流出される流出水の流れ方向の逆方向に配置されることを特徴とする。
また、上記循環型配管は前処理装置の流入配管に貫通されて、流入配管内で循環型配管の流出口が前処理装置から流入される流入水の流れ方向の正方向に配置されることを特徴とする。
一方、上記循環型配管には流量の調節が可能な循環ポンプが設置され、循環ポンプが設置された配管の前、後端にバルブがそれぞれ設置されることを特徴とする。
前述したように、本発明は、電解装置を用いる船舶バラスト水処理処置において、電解後に発生される高濃度の強力な酸化剤の一部を自動的に流量が調節される循環ポンプと配管を設置して、前処理装置の前端に移送させて酸化力を備えるようにすることによって、前処理装置とそれによる配管の内部に微生物の成長、増殖を抑制して生物膜の形成を低減させることができるとともに、流量の減少、流速及び負荷の増大を制御することによって船舶バラスト水を安定的に運営することができる。
従来の通常的な船舶バラスト水のインライン処理装置の設置状態図である。 本出願人が先出願して特許登録された船舶バラスト水のインライン処理装置の模式図である。 本発明による生物膜生成抑制のための循環型配管が設置された船舶バラスト水のインライン処理処置の設置状態図である。 本発明による循環型配管が電解装置の流出配管に貫通されるように連結された状態を示す断面図である。 本発明による循環型配管が前処理装置の流入配管に貫通されるように連結された状態を示す断面図である。 本発明による循環型配管によって流入水が混合される過程を示す模式図である。
本発明による生物膜生成抑制のための循環ラインが設置された船舶バラスト水インライン処理処置について、添付された図面を参照して本発明の技術的構成を理解するのに必要な部分のみ説明するが、それ以外の部分の説明は本発明の要旨を曖昧にしないように省略する点に留意すべきである。
以下、本発明による生物膜生成抑制のための循環型配管が設置された船舶バラスト水のインライン処理処置を、添付された図面によって詳しく説明すれば次の通りである。
本発明は、前処理装置100及び電解装置200を含む船舶バラスト水のインライン処理処置において、上記電解装置200の流出配管は、流出水を船舶バラスト水貯蔵タンク500に移送する移送配管と、上記前処理装置100の流入配管に移送する循環型配管300とに分岐されることを特徴とする生物膜生成抑制のための循環型配管が設置された船舶バラスト水のインライン処理処置に関する。
上記前処理装置100は、通常の船舶バラスト水のインライン処理処置において、後続工法への負荷を減少させるために、濾過器または遠心分離器などのような多様な技術を適用して、相対的に大きい動物性プランクトン及び水中微生物または異物などを除去するための物理的処理処置である。本発明による前処理装置は、本出願人により特許登録された大韓民国登録特許第1118055号公報に記載の前処理装置が適用されられることもでき、図1に示すように、管路の内部にジェット流れ誘発インペラが設置された前処理装置で前処理装置内に流入される船舶バラスト水の流速及び圧力を利用して船舶バラスト水内に含有された動物性プランクトン及び水中微生物などがジェット流れ誘発インペラとの衝突及び乱流形成による物理的衝撃で死滅、除去または損傷を与える。
そして、上記電解装置200は、本出願人により特許登録された大韓民国登録特許第1118055号公報に記載の電解装置として、塩化ナトリウム(NaCl)水溶液である船舶バラスト水を電解して、水酸化ナトリウム(NaOH)と塩素ガス(Cl)を発生させ、これらが反応によって殺菌剤である次亜塩素酸ナトリウム (NaOCl)を生成することにより、上記物理的前処理装置100で衝撃を受けた動物性プランクトンだけではなく残存する水中微生物を完璧に死滅、殺菌及び除去するための装置である。
電流制御装置600は、電解装置200の内部を通過する船舶バラスト水の性状、即ち船舶バラスト水の流入流量と、管内部の流速、塩分濃度及び地域による海洋微生物の種類と形態を考慮して、これらの殺菌のために必要な次亜塩素酸ナトリウム(NaOCl)の生成に必要な電力の供給量を算出して、可変型整流器400を通じて電解装置200に供給される電力を制御する。このような構成によって、電解装置200で微生物の殺菌のために必要な残留塩素係化合物の濃度の調節が可能になり、残留塩素係化合物の過剰生成及び電力の不必要な無駄使いを防止することができる。上記電解装置200は大韓民国登録特許第1118055号公報の電解装置200のように、電解装置200の内部には流入される流体の流れ方向と同じく複数の陽極板と陰極板が交互に所定間隔に配置される構造であるか、または現場条件及び運営条件によって多様な形態で設置されることができる。
そして、電解装置200から流出される処理水は船舶バラスト水タンク500に貯蔵され、処理水に含まれた残留塩素を自然海水と類似する成分になるように中和装置300で中和させて海洋に排出させる。
従って、本発明による船舶バラスト水のインライン処理処置は、海水箱Sから船舶バラスト水を流入させる時ポンプ10を駆動した後、一般的に前処理装置(フィルター、微生物衝撃及び損傷装置など)100と電解装置200を一緒に設置し、電解によって生成される高濃度の強力な酸化剤によって船舶バラスト水内の微生物を死滅させ、これを船舶バラスト水貯蔵タンク500に移送する。また、上記装置で高濃度の酸化剤の濃度を調節するために、残留塩素成分を測定する酸化剤測定センサー(TRO sensor、total residual oxidant sensor)50を備えて運用される。この時、本発明は船舶バラスト水内の微生物を死滅するための電解装置では強力な酸化力を有する高濃度の酸化剤(約10mg/L Cl)が形成される。この中、一部を前処理装置の前端に移送させることができる循環型配管300を備えて、電解装置によって生成された高濃度の酸化剤の中の一部を流量の調節が可能な循環ポンプ60によって前処理装置の前端に移送、注入することによって、前処理装置及びその配管の内部に生物膜が形成されることを抑制することを特徴とする。
そして、上記循環型配管は、図4に示すように、電解装置の流出配管に貫通されて、流出配管内で循環型配管の流入口が電解装置から流出される流出水の流れ方向の逆方向に配置される。
また、上記循環型配管は、図5に示すように、前処理装置の流入配管に貫通されて、流入配管内で循環型配管の流出口が前処理装置から流入される流入水の流れ方向の正方向に配置される。
従って、本発明による循環型配管は電解装置200で生成された高濃度の酸化剤が含まれた処理水を流入して、前処理装置100の前端に移送する時正確で且つ速かに移送させるためのもので、移送流量を確保するために、循環型配管300の両端部分はエルボー(Elbow)形状の構造で、既存の配管内部の中央に位置するように配置される。
一方、本発明による電解装置を利用した船舶バラスト水処理処置は、電解装置200で生成された高濃度の酸化剤が含まれた水の一部を前処理装置100の前端に移送させるための循環型配管300を連結し、上記循環型配管300に流量を調節して混合公式によって移送される流量の調節が可能な循環ポンプ60が設置され、上記の循環ポンプ60が設置された配管の前、後端には循環ポンプ60の故障時修理が可能なバルブ61、62がそれぞれ備えられる。また、流入流量を調節するためのバルブ30、40は本発明に設置された一体の配管の前、後端に設置される。
上述したような技術的構成を有する本発明による船舶バラスト水処理処置は、図6に示すように、前処理装置とその配管の内部への生物膜の形成を制御することができるように電解装置から流出される流出水の一部を循環型配管を通じて前処理装置に流入される流入水と循環される循環水の酸化剤の濃度によって最終合流地点での混合水の濃度を決めるために、以下の式によって計算すれば、以下の表1のように循環水の流量を決めることができる。
C=[(Q×C)+(Q×C)]/(Q+Q
C:混合地点直後の混合水の酸化剤の濃度(mg Cl/L)
:流入水Cの流量(m/hr)
:循環水Cの流量( m/hr)
:流入水の酸化剤濃度(mg Cl/L)
:循環水の酸化剤濃度(mg Cl/L)
Figure 2016507376
通常的な従来の船舶バラスト水のインライン処理処置は、前処理装置内に流入される船舶バラスト水に含有された動物性プランクトンまたは水中微生物を物理的に処理をして死滅または除去させてもこれらが完全に除去されなく、上記表1に示すように流入水の酸化剤(TRO、total residual oxidant)の濃度が0であるため、前処理装置または配管内に大きさの小さいプランクトンや水中微生物が生存して生物膜を形成させ、流速の増大、流量の減少に伴って、流入ポンプ、配管及び各種機資材に負荷を与えて円滑な運営が不可能になるという問題点があった。
そこで、本発明による船舶バラスト水のインライン処理処置は、循環型配管を取り入れることで、上記表1に示すように、酸化剤が含有されない流入水と酸化剤が含有された循環水を混合した混合水を前処理装置内に供給することによって、前処理装置内で物理的に除去されない動植物性プランクトン及びその胞子または水中微生物が混合水に含有された酸化剤(TRO、total residual oxidant)によって死滅されるので、前処理装置または配管内で生物膜が形成されることを防止することができるようにした。
上述したように、本発明による生物膜生成抑制のための循環ラインが設置された船舶バラスト水インライン処理処置を上記好ましい実施例を通じて説明し、その優秀性を説明したが、当該技術分野における当業者であれば特許請求範囲に記載した本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正及び変更させることができることを理解すべきである。
実施形態
本発明は前処理装置及び電解装置を含む船舶バラスト水のインライン処理処置において、上記電解装置の流出配管は、流出水を船舶バラスト水貯蔵タンクに移送する移送配管と、上記前処理装置の流入配管に移送する循環型配管とに分岐されることを特徴とする生物膜生成抑制のための循環型配管が設置された船舶バラスト水のインライン処理処置を発明を実施するための形態とする。
ここで、上記循環型配管は電解装置の流出配管に貫通されて、流出配管内で循環型配管の流入口が電解装置から流出される流出水の流れ方向の逆方向に配置されることが好ましい。
また、上記循環型配管は前処理装置の流入配管に貫通されて、流入配管内で循環型配管の流出口が前処理装置から流入される流入水の流れ方向の正方向に配置されることが好ましい。
この時、上記循環型配管は流量の調節が可能な循環ポンプが設置されることが好ましい。
また、上記循環型配管は循環ポンプが設置された配管の前、後端にバルブがそれぞれ設置されることが好ましい。
本発明は電解装置を利用する船舶バラスト水の処理処置において、電解した後に発生される高濃度の強力な酸化剤の一部を、自動的に流量が調節される循環ポンプと配管を設置して、前処理装置の前端に移送させて酸化力を備えるようにすることによって、前処理装置とそれによる配管の内部に微生物の成長、増殖を抑制して、生物膜の形成を低減させることができるとともに、上述した效果により流量の減少、流速及び負荷の増大を制御し、船舶バラスト水を安定的に運営することができるという点で産業上で広く利用されることと期待される。
10 ポンプ
30,40,61,62 バルブ
100 前処理装置
200 電解装置
500 バラスト水貯蔵タンク

Claims (5)

  1. 前処理装置及び電解装置を含む船舶バラスト水のインライン処理処置において、前記電解装置の流出配管は、流出水を船舶バラスト水貯蔵タンクに移送する移送配管と、前記前処理装置の流入配管に移送する循環型配管とに分岐されることを特徴とする生物膜生成抑制のための循環型配管が設置された船舶バラスト水のインライン処理処置。
  2. 前記循環型配管は電解装置の流出配管に貫通されて、流出配管内で循環型配管の流入口が電解装置から流出される流出水の流れ方向の逆方向に配置されることを特徴とする請求項1に記載の生物膜生成抑制のための循環型配管が設置された船舶バラスト水のインライン処理処置。
  3. 前記循環型配管は前処理装置の流入配管に貫通されて、流入配管内で循環型配管の流出口が前処理装置から流入される流入水の流れ方向の正方向に配置されることを特徴とする請求項1に記載の生物膜生成抑制のための循環型配管が設置された船舶バラスト水のインライン処理処置。
  4. 前記循環型配管は流量の調節が可能な循環ポンプが設置されることを特徴とする請求項1〜3の中の何れか一項に記載の生物膜生成抑制のための循環型配管が設置された船舶バラスト水のインライン処理処置。
  5. 前記循環型配管は循環ポンプが設置された配管の前、後端にバルブがそれぞれ設置されることを特徴とする請求項4に記載の生物膜生成抑制のための循環型配管が設置された船舶バラスト水のインライン処理処置。
JP2015559167A 2013-02-22 2013-08-29 生物膜生成抑制のための循環型配管が設置された船舶バラスト水のインライン処理処置 Pending JP2016507376A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2013-0019143 2013-02-22
KR1020130019143A KR101296207B1 (ko) 2013-02-22 2013-02-22 생물막 생성 억제를 위한 순환형 배관이 설치된 선박평형수의 인라인 처리장치
PCT/KR2013/007780 WO2014129710A1 (ko) 2013-02-22 2013-08-29 생물막 생성 억제를 위한 순환형 배관이 설치된 선박평형수의 인라인 처리장치

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016507376A true JP2016507376A (ja) 2016-03-10
JP2016507376A5 JP2016507376A5 (ja) 2016-10-13

Family

ID=49220469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015559167A Pending JP2016507376A (ja) 2013-02-22 2013-08-29 生物膜生成抑制のための循環型配管が設置された船舶バラスト水のインライン処理処置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP2016507376A (ja)
KR (1) KR101296207B1 (ja)
CN (1) CN105008287A (ja)
WO (1) WO2014129710A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101635155B1 (ko) * 2014-07-29 2016-06-30 삼성중공업 주식회사 해수 흡입 장치
DK3299344T3 (da) * 2015-05-18 2020-09-07 Sunrui Marine Env Engineering Co Ltd Begroningshæmmende online-skibsballastvandbehandlingssystem og skibsballastvandbehandlingsfremgangsmåde
US10940930B2 (en) 2015-05-18 2021-03-09 Sunrui Marine Environment Engineering Co., Ltd. Online antifouling ship ballast water treatment system and ship ballast water treatment method
MA50623A (fr) 2017-10-05 2020-08-12 Electrosea Llc Système de production de biocide électrolytique pour utilisation à bord d'une embarcation
EP3924248A1 (en) 2019-02-11 2021-12-22 Electrosea LLC Self-treating electrolytic biocide generating system with retro-fitting features for use on-board a watercraft
KR102490581B1 (ko) 2020-10-30 2023-01-20 운해이엔씨(주) 기체,액체,유체 처리용 방전기능이 내장된 양자에너지 발생장치

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN2641427Y (zh) * 2003-09-19 2004-09-15 杨家华 流体介质循环平衡装置
JP2007229577A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 液体の無害化処理方法とその装置及びこの装置をそなえた船舶
JP2008188506A (ja) * 2007-02-01 2008-08-21 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 液体の無害化処理装置
JP2010179304A (ja) * 2004-02-13 2010-08-19 Mitsubishi Heavy Industries Environment & Chemical Engineering Co Ltd 海水の無害化処理方法及びその装置
JP2011092821A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Chugoku Electric Power Co Inc:The 海洋生物の付着を抑制する方法およびシステム、および、海洋生物の遊泳を阻害する方法
JP2011173058A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Sanyo Electric Co Ltd バラスト水処理装置
JP2012239790A (ja) * 2011-05-24 2012-12-10 Panasonic Corp 微細気泡発生装置、および循環式浴槽システム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN2663908Y (zh) * 2003-12-08 2004-12-15 陈舜周 水载式冷凝器管道内自动清洗装置
KR20110097713A (ko) * 2010-02-24 2011-08-31 산요덴키가부시키가이샤 밸러스트수 처리장치
CN102234149A (zh) * 2010-04-30 2011-11-09 株式会社微酸性电解水研究所 原水的杀菌方法
CN102059236B (zh) * 2010-11-03 2012-05-09 孙兴亚 一种改良的管道清洁系统
KR101118055B1 (ko) * 2011-07-26 2012-02-24 (주)케이티마린 선박평형수의 인라인 처리 장치

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN2641427Y (zh) * 2003-09-19 2004-09-15 杨家华 流体介质循环平衡装置
JP2010179304A (ja) * 2004-02-13 2010-08-19 Mitsubishi Heavy Industries Environment & Chemical Engineering Co Ltd 海水の無害化処理方法及びその装置
JP2007229577A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 液体の無害化処理方法とその装置及びこの装置をそなえた船舶
JP2008188506A (ja) * 2007-02-01 2008-08-21 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 液体の無害化処理装置
JP2011092821A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Chugoku Electric Power Co Inc:The 海洋生物の付着を抑制する方法およびシステム、および、海洋生物の遊泳を阻害する方法
JP2011173058A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Sanyo Electric Co Ltd バラスト水処理装置
JP2012239790A (ja) * 2011-05-24 2012-12-10 Panasonic Corp 微細気泡発生装置、および循環式浴槽システム

Also Published As

Publication number Publication date
CN105008287A (zh) 2015-10-28
KR101296207B1 (ko) 2013-08-13
WO2014129710A1 (ko) 2014-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101066674B1 (ko) 전기분해 유닛과 이러한 전기분해 유닛을 이용한 선박의 발라스트 수 처리장치
JP2016507376A (ja) 生物膜生成抑制のための循環型配管が設置された船舶バラスト水のインライン処理処置
JP5728737B2 (ja) 高効率電気分解装置を用いたバラスト水処理システム
KR101118055B1 (ko) 선박평형수의 인라인 처리 장치
KR101349314B1 (ko) 선박용 밸러스트수 처리장치 및 처리방법
JP7267196B2 (ja) バラスト水マネージメントシステム
KR101923094B1 (ko) 수중 저온 플라즈마 발생 장치를 적용한 선박 평형수 처리 시스템
JP2006224030A (ja) 船舶バラスト水の処理方法
KR20120139663A (ko) 배출 물질 제어 시스템 및 방법
JP2006263563A (ja) バラスト水中の微生物等の殺減装置
KR100928069B1 (ko) 선박용 밸러스트 수 전처리 필터 및 그 처리 방법
JP4209728B2 (ja) バラスト水の処理方法及び装置
KR101206025B1 (ko) 선박의 담수처리 시스템
JP2016507376A5 (ja)
JP2021181091A (ja) バラスト水処理及び中和
JP2013006173A (ja) 船舶バラスト水の処理方法
JP2013193000A (ja) バラスト水処理システム及びバラスト水処理方法
JP2013006141A (ja) 船舶バラスト水の処理方法
JP5874245B2 (ja) 船舶バラスト水の処理方法
KR101816807B1 (ko) 스케일 제거 시스템을 구비한 밸러스트 수 처리장치
KR102159846B1 (ko) 선박 평형수 처리 시스템
KR20150055929A (ko) 담수지역에서 사용가능한 전기분해 방식 선박평형수 처리장치
KR101398617B1 (ko) 선박평형수 인라인 처리장치의 전처리장치
WO2016028231A1 (en) Ballast water treatment system and method of ballast water treatment
JP2013046897A (ja) 船舶バラスト水の処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160826

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160826

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170704

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170724

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170724

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171003

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180206

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180911