JP2017078959A - 有限要素法を用いた構造体の数値解析方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明による方法に於いては、要素座標系を設定する過程に於いて、使用者により指定された向きに構造体に対してZ軸を設定し、各要素に於いて、Z軸に直交し且つ該要素の中心に向かうR軸と、Z軸とR軸とに直交するθ軸とを設定し、該要素の底面に対してZ軸とR軸とθ軸とのうちの使用者により指定された一つを投影して得られるP軸を、要素の底面の法線であるH軸周りに使用者により指定された角度にて回転して得られるQ軸を設定し、H軸とQ軸とこれらに直交するS軸とを各々の要素の座標系として設定する。
【選択図】 図3
Description
2…コンピュータ端末
3…モニター
4…キーボード、マウス(入力装置)
本発明による有限要素法に従った構造体の力学的特性の数値解析は、この分野で通常使われている形式の、図1(A)に例示されている如き、コンピュータ装置1に於けるコンピュータ・プログラムの作動により実現されてよい。コンピュータ装置1には、通常の態様にて、双方向コモン・バスにより相互に連結されたCPU、記憶装置、入出力装置(I/O)が装備され、記憶装置は、本発明の演算で使用する演算処理を実行する各プログラムを記憶したメモリと、演算中に使用されるワークメモリ及びデータメモリを含んでいる。また、実施者によるコンピュータ装置1への指示及び計算結果その他の情報の表示及び出力は、コンピュータ装置1に接続されたコンピュータ端末装置2を通じて為される。コンピュータ端末装置2には、通常の態様にて、モニター3とキーボード並びにマウスといった入力装置4が設けられ、プログラムが起動されると、実施者は、プログラムの手順に従ってモニター3上の表示に従って、入力装置4を用いてコンピュータ装置1に各種の指示及び入力を行うとともに、モニター3上にてコンピュータ装置1からの演算状態及び演算結果等を視覚的に確認することが可能となる。なお、図示していないその他の周辺機器(結果を出力するプリンタ、計算条件及び演算結果情報等を入出力するための記憶装置など)がコンピュータ装置1及びコンピュータ端末装置2に装備されていてよいことは理解されるべきである。コンピュータ装置1を用いて、以下に述べる各種の処理又は演算を実行する際には、通常の態様にて、各種の処理又は演算に必要なプログラムが起動され、実施者は、コンピュータ端末装置2に於いて、プログラムに於いて準備された入力手順に従って、演算に必要なデータ、演算時の計算条件その他の各種設定を入力し、演算が開始される。そして、演算の実行中又は終了後に、演算結果が、適宜、コンピュータ端末装置2を通じて出力可能となる。
「発明の概要」の欄に於いて述べた如く、上記の如き有限要素法による構造体の力学的特性の数値解析に於いて、解析対象の構造体がCFRPなどの異方性(特定の方向の弾性、剛性等の力学的特性値が他の方向に比して大きい又は小さい状態)を有する材料から形成されることを想定し、また、かかる構造体が曲面形状又は湾曲形状を有し、材料の異方性方向が前記の曲面形状又は湾曲形状に沿っている場合などには、要素毎に異方性方向が異なることとなる。その場合には、構造体全体で一つの直交座標系を用いると、各要素に於ける力学特性値を表すマトリックスの構成が複雑となり、必ずしも精度よく数値演算を実行できるとは限らず、また、曲面形状又は湾曲形状の面の向きによっては、適切に座標を与えることが困難となる場合がある。そこで、異方性材料から形成され、曲面形状又は湾曲形状を有する構造体が解析対象であるときには、好適には、要素毎に、異方性材料に於ける有限要素法の演算が、比較的簡単な構成の特性値マトリックスにて、より精度良く実行できるように、例えば、座標系の軸が材料の異方性方向に沿うように、要素座標系が設定されることが好ましい。
Claims (1)
- コンピュータを用いた有限要素法による構造体の力学的特性の数値解析方法であって、
前記構造体の形状を決定し該構造体の要素分割を実行する過程と、
前記構造体に於ける要素の各々の座標系を設定する過程と、
前記座標系の設定された前記各要素に力学的特性値を設定する過程と、
前記力学的特性値が設定された前記構造体に対して有限要素法による演算を実行する過程とを含み、
前記構造体に於ける要素の各々に座標系を設定する過程に於いて、
前記構造体の形状及び又はその力学的特性の異方性方向に基づいて使用者により指定された向きに前記構造体に対してZ軸を設定する過程と、
前記要素の各々に於いて前記Z軸に直交し且つ該要素の中心に向かうR軸を設定する過程と、
前記要素の各々に於いて前記Z軸と前記R軸とに直交するθ軸を設定する過程と、
前記要素の各々に於いて該要素の底面に対して前記Z軸と前記R軸と前記θ軸とのうちの、前記構造体の形状及び又はその力学的特性の異方性方向に基づいて使用者により指定された一つを投影して得られるP軸を、前記要素の底面の法線であるH軸周りに、前記構造体の形状及び又はその力学的特性の異方性方向に基づいて前記使用者により指定された角度にて回転して得られるQ軸を設定する過程と、
前記要素の各々に於いて前記H軸と前記Q軸とに直交するS軸を設定する過程と、
前記要素の各々に於いて前記H軸と前記Q軸と前記S軸とを該要素の座標系として設定する過程と
が実行される方法。
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- 2015-10-20 JP JP2015206565A patent/JP6447454B2/ja not_active Expired - Fee Related
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