JP2018156614A - 演算装置、演算方法および演算プログラム - Google Patents

演算装置、演算方法および演算プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 簡易に柔軟物の硬さを調整することができる演算装置、演算方法および演算プログラムを提供する。【解決手段】 演算装置は、位置ベース物理シミュレーションを用いた変形シミュレーションにより柔軟物モデルを目標形状にマッチングした場合の第1結果と前記目標形状との差が第1しきい値以下となるように、前記位置ベース物理シミュレーションの複数のパラメータのうち、硬さへの感度が高い第1パラメータを探索する第1探索部と、前記第1探索部が探索した前記第1パラメータを用いた前記変形シミュレーションにより前記柔軟物モデルを前記目標形状にマッチングした場合の第2結果と前記目標形状との差が第2しきい値以下となるように、前記複数のパラメータのうち、硬さへの感度が低い第2パラメータを探索する第2探索部と、を備える。【選択図】 図1

Description

本件は、演算装置、演算方法および演算プログラムに関する。
例えば、工場の製造効率化には、柔軟物組立作業のロボット化が望まれている。ロボット動作の妥当性を短時間で検証するために、柔軟物の変形シミュレーションが用いられる(例えば、特許文献1,2参照)。柔軟物の変形シミュレーションは、力ベース物理シミュレーションと位置ベース物理シミュレーションとに大別される。力ベース物理シミュレーションは、物体に作用する力をニュートンの運動方程式に従って時間積分し、柔軟物の変形形状を求める手法のことである。位置ベース物理シミュレーションは、物体の硬さを拘束条件として表現し、拘束条件を要素ごとに適応することで柔軟物の変形形状を求める手法である。
特開2008−234039号公報 特開2001−250438号公報
位置ベース物理シミュレーションでは、柔軟物の硬さが剛性値以外の要素に大きく依存するため、硬さの調整に手間がかかる。
1つの側面では、本発明は、簡易に柔軟物の硬さを調整することができる演算装置、演算方法および演算プログラムを提供することを目的とする。
1つの態様では、演算装置は、位置ベース物理シミュレーションを用いた変形シミュレーションにより柔軟物モデルを目標形状にマッチングした場合の第1結果と前記目標形状との差が第1しきい値以下となるように、前記位置ベース物理シミュレーションの複数のパラメータのうち、硬さへの感度が高い第1パラメータを探索する第1探索部と、前記第1探索部が探索した前記第1パラメータを用いた前記変形シミュレーションにより前記柔軟物モデルを前記目標形状にマッチングした場合の第2結果と前記目標形状との差が第2しきい値以下となるように、前記複数のパラメータのうち、硬さへの感度が低い第2パラメータを探索する第2探索部と、を備える。
簡易に柔軟物の硬さを調整することができる。
実施例1に係る演算装置のブロック図である。 ケーブルモデルの硬さ調整を説明するための図である。 タイムステップΔtごとのケーブルモデルの形状を例示する図である。 ケーブルモデルを例示する図である。 位置ベース物理シミュレーションを例示する図である。 干渉チェック処理を例示する図である。 演算装置による硬さ調整を例示するフローチャートである。 メッシュ数の設定を例示する図である。 (a)は剛性値の設定を例示する図であり、(b)は拘束計算繰返回数の設定を例示する図である。 (a)は演算装置のハードウェア構成を説明するためのブロック図であり、(b)は演算装置の他の例について例示する図である。
以下、図面を参照しつつ、実施例について説明する。
図1は、実施例1に係る演算装置100のブロック図である。図1で例示するように、演算装置100は、入力装置10、目標形状生成部20、第1探索部30、第2探索部40、パラメータ格納部50、シミュレーション部60、および表示装置70を備える。入力装置10は、ユーザが情報を入力するための装置であり、キーボード、マウスなどである。表示装置70は、液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンスパネルなどであり、シミュレーション結果などを表示する。
シミュレーション部60は、位置ベース物理シミュレーションを用いた変形シミュレーションを行う。本実施例においては、位置ベース物理シミュレーションが対象とする柔軟物の一例としてケーブルモデルを用いる。図2は、硬さに応じたケーブルモデル80の静止形状を説明するための図である。図2の中央図で例示するように、ケーブルモデル80の一端を保持した状態で重力が作用すると、ケーブルモデル80の他端が下方へ垂れ下がる。ケーブルモデル80が硬くなると、図2の左図のように他端の垂れ下がり量が少なくなる。ケーブルモデル80が柔らかくなると、図2の右図のように他端の垂れ下がり量が多くなる。本実施例においては、位置ベース物理シミュレーションのパラメータを調整することで、ケーブルモデル80の硬さを自動調整する。
ここで、シミュレーション部60による位置ベース物理シミュレーションについて説明する。位置ベースシ物理ミュレーションでは、時間の刻み幅であるタイムステップ時間毎に、柔軟物の形状が更新される。この1タイムステップΔt(秒)後の形状計算方法が、1ステップ計算フローである。図3は、タイムステップΔtごとのケーブルモデル80の形状を例示する図である。図3で例示するように、t秒後のケーブルモデル80の形状が、タイムステップΔtごとに変化している。
図4は、ケーブルモデル80を例示する図である。図4で例示するように、ケーブルモデル80は、節点(質点)x〜xn+1を連結した折れ線で表現される。各2つの節点間をメッシュと称する。2つの節点間には、伸縮を抑制する伸縮拘束が設定されている。例えば、節点xについてΔxの位置変化が拘束条件として設定され、節点xについてΔxの位置変化が拘束条件として設定される。3つの節点間には、曲げを抑制する曲げ拘束が設定される。例えば、節点x〜xについて、節点xにおける曲げ角度θが拘束条件として設定される。このため、メッシュ分割数が多い程、伸縮拘束および曲げ拘束が多く設定されることになる。このケーブルモデル80に対して位置ベース物理シミュレーションを行うことで、1タイムステップ後のケーブル形状が得られる。
図5は、位置ベース物理シミュレーションの各処理を例示する図である。図5で例示するように、位置ベース物理シミュレーションには、重力・初期速度付加処理、減衰処理、干渉チェック処理、各種拘束計算処理、速度更新処理などが含まれる。
重力・初期速度付加処理は、重力等の外部作用速度の影響による形状の予測位置を計算する処理である。具体的には、ケーブルモデル80の各節点に対して重力および初期速度を付加して時間積分を実行し、各節点の予測位置および予測速度を計算する処理である。時間積分法として、例えば、Symplectic Euler法を用いることができる。下記式(1)は、予測位置を算出するための数式である。下記式(1)の左辺が、重力および初期速度を付加した後の予測位置である。下記式(2)は、予測速度を算出するための数式である。下記式(2)の左辺が、重力および初期速度を付加した後の予測速度である。また、Δtは、タイムステップである。fext(x)は、重力である。wは、節点質量の逆数である。
Figure 2018156614
Figure 2018156614
次に、減衰処理は、安定性向上および形状品質向上のための速度減衰処理のことである。具体的には、減衰処理とは、節点の速度に比例した抵抗力を発生させる処理のことである。位置ベース物理シミュレーションでは、例えば、「Position Based Dynamics」, C. Mendoza, I. Navazo (Editors), Matthias Muller Bruno Heidelberger Marcus Hennix John Ratcliff, 3rd Workshop in Virtual Reality Interactions and Physical Simulation "VRIPHYS" (2006)の3.5 Dampingに記述された特殊な減衰処理を行ってもよい。減衰処理によりケーブル形状計算の安定性向上・形状品質向上が見込める。
次に、干渉チェック処理は、節点が剛体に貫入したかどうかを判定する処理である。例えば、図6で例示するように、節点が剛体に貫入した場合、節点が剛体の外部に出るような拘束条件を設定する。
次に、各種拘束計算処理は、複数の拘束条件の近似平衡状態を計算する処理である。拘束条件は、節点位置xに依存した関数であり、等号拘束:C(x)=0(例えば伸縮拘束)と、不等号拘束:C(x)>0(例えば干渉拘束)とがある。位置ベース物理シミュレーションでは、計算フローの各種拘束計算処理ステップの中で、これらの拘束条件を満たすように節点位置xを動かす。拘束条件を満たす計算を実行するときの節点位置の変化量Δxは、下記式(3)のように表すことができる。下記式(3)において、k(0≦k≦1)は、剛性値である。剛性値kは、各拘束条件に設定されている。
Figure 2018156614
各種拘束計算処理では、ケーブルモデル80に設定した様々な拘束条件を満たすような計算を実行する。例えば、伸縮拘束、曲げ拘束、干渉拘束の他にも、ケーブルモデル80が剛体に固定されるような拘束がある。この場合の拘束条件を満たす計算は、拘束計算繰返回数分だけループを回す。例えば、
loop 拘束計算繰返回数 times
モデルに設定した拘束条件計算実行
例えば
伸縮拘束を満たす計算
曲げ拘束を満たす計算
干渉拘束を満たす計算

end loop
を行う。なお、剛性値kは、各拘束条件に設定されている。また、メッシュ分割数に比例して、拘束条件が設定される。したがって、メッシュ分割数が多いほど、拘束条件が多く設定される。
次に、速度更新処理は、形状変形に伴う適切な速度の計算を行う処理である。具体的には、速度更新処理は、重力・初期速度付加処理および各種拘束計算処理で確定した各節点位置に合わせて、運動方程式に適合するよう、各節点速度を調整する処理である。例えば、調整後の速度は、下記式(4)のように表すことができる。なお、括弧内の左は各種拘束計算処理の確定した位置であり、括弧内の右は重力・初期速度付加後の予測位置である。
Figure 2018156614
以上説明したように、位置ベース物理シミュレーションにおいては、例えば、タイムステップ、メッシュ分割数、拘束計算繰返回数、および剛性値の4つのパラメータが設定される。これら4つのパラメータは、図1で例示するように、パラメータ格納部50に格納されている。また、パラメータ格納部50には、メッシュ分割数の最大値(上限値)および拘束計算繰返回数の最大値(上限値)も格納されている。
タイムステップの調整により、ケーブルモデル80の柔から硬まで幅広く対応することができる。しかしながら、タイムステップは、環境変数であるため、他のケーブルにも影響を及ぼす。次に、メッシュ分割数は、ケーブルモデル80の硬さへの感度が高いため、ケーブルモデル80の柔から硬まで幅広く対応することができる。硬さへの感度が高いと、微調整には不向きである。次に、拘束計算繰返回数は、ケーブルモデル80の硬さへの感度が低く、ケーブルモデル80の柔から中硬くらいまで対応可能である。硬い表現は、計算時間が増大し、現実的ではない。したがって、拘束計算繰返回数は、微調整に向いている。次に、剛性値(0〜1)は、ケーブルモデル80の硬さへの感度が低く、柔に対応可能である。一方、剛性値の最大値である「1」を用いても硬いケーブルモデル80の表現が困難である。したがって、剛性値は、微調整に向いている。以上のことから、本実施例においては、演算装置100は、ケーブルモデル80を目標形状にマッチングする際に、メッシュ分割数の調整により形状マッチングを概括的に実施し、その後、拘束計算繰返回数および剛性値の調整により形状マッチングの微調整を行う。
図7は、演算装置100による硬さ調整を例示するフローチャートである。以下、図7のフローチャートを用いて演算装置100による硬さ調整を説明する。まず、目標形状生成部20は、ユーザが入力装置10によって入力したケーブルの情報を用いて、ケーブルモデル80の目標形状を生成する(ステップS1)。本実施例においては、図2で説明したように、ケーブルモデル80の一端を保持した状態で重力が作用した場合の静止形状を生成する。
次に、第1探索部30は、2分法を用い、ケーブルモデル80の硬さへの感度が高い第1パラメータとして、メッシュ分割数の最適値の探索を行う(ステップS2)。まず、第1探索部30は、メッシュ分割数以外の3つのパラメータを固定する。例えば、第1探索部30は、剛性値を1に固定し、その他の2つのパラメータを、妥当なシミュレーション形状となる値に設定する。次に、第1探索部30は、図8で例示するように、少数メッシュ時の形状と多数メッシュ時の形状とで、目標形状を上下で挟み込む形状を生成する。次に、シミュレーション部60は、これらの少数メッシュ数および多数メッシュ数を初期値とし、位置ベース物理シミュレーションを用いた変形シミュレーションによりケーブルモデル80を目標形状にマッチングする。この場合、シミュレーション部60は、上記初期値からメッシュ分割数を徐々に変更する。第1探索部30は、目標形状とシミュレーション形状(第1結果)との誤差を最小化するメッシュ数を、2分法を用いて決定する。
次に、第1探索部30は、分割メッシュ数の最大値までで誤差が第1しきい値以下となったか否かを判定する(ステップS3)。ステップS3で「No」と判定された場合、表示装置70は、ユーザに、硬さ調整に失敗した旨の警告を表示する(ステップS4)。その後、フローチャートの実行が終了する。
ステップS3で「Yes」と判定された場合、パラメータ格納部50は、ステップS2で得られたメッシュ分割数を格納する。次に、第2探索部40は、ステップS2で得られたメッシュ分割数でのシミュレーション形状(第1結果)が目標形状より硬いか否かを判定する(ステップS5)。
ステップS5で「Yes」と判定された場合、シミュレーション部60は、図9(a)で例示するように、剛性値を徐々に小さくしつつ、位置ベース物理シミュレーションを用いた変形シミュレーションによりケーブルモデル80を目標形状にマッチングする。第2探索部40は、シミュレーション形状(第2結果)と目標形状との誤差が最小となる剛性値を探索する(ステップS6)。ステップS5で「No」と判定された場合、シミュレーション部60は、図9(b)で例示するように、拘束計算繰返回数を徐々に大きくしつつ、位置ベース物理シミュレーションを用いた変形シミュレーションによりケーブルモデル80を目標形状にマッチングする。第2探索部40は、シミュレーション形状(第2結果)と目標形状との誤差が最小となる拘束計算繰返回数を探索する(ステップS7)。ステップS6およびステップS7においては、例えば、Nelder−Mead法等の微分不要な反復型最適化問題を利用し、目標形状とシミュレーション形状との誤差を最小化するパラメータ値を探索する。
ステップS6またはステップS7の実行後、第2探索部40は、ステップS6で得られた剛性値またはステップS7で得られた拘束計算繰返回数でのシミュレーション形状(第2結果)と目標形状との誤差が第2しきい値以内であるか否かを判定する(ステップS8)。第2しきい値は、第1しきい値よりも小さい値である。ステップS6の実行後においては、第2探索部40は、剛性値の最小値(=0)までで誤差が第2しきい値以内となったか否かを判定する。ステップS7の実行後においては、第2探索部40は、拘束計算繰返回数の最大値までで誤差が第2しきい値以内となったか否かを判定する。ステップS8で「No」と判定された場合、ステップS4が実行される。ステップS8で「Yes」と判定された場合、フローチャートの実行が終了する。表示装置70は、形状マッチングの成功に係る情報と、得られたメッシュ分割数、剛性値、および拘束計算繰返回数とを表示する。
本実施例によれば、位置ベース物理シミュレーションを用いた変形シミュレーションによりケーブルモデル80を目標形状にマッチングした場合の第1結果と目標形状との差が第1しきい値以下となるように、硬さへの感度が高いメッシュ分割数が探索される。この場合、まず、ケーブルモデル80の硬さを概括的に調整することができる。次に、探索されたメッシュ分割数を用いた変形シミュレーションによりケーブルモデル80を目標形状にマッチングした場合の第2結果と目標形状との差が第2しきい値以下となるように、硬さへの感度が低い剛性値または拘束計算繰返回数が探索される。この場合、ケーブルモデル80の硬さを微調整することができる。このように、ケーブルモデル80の硬さを概括的に調整した後に微調整することで、簡易に硬さを調整することができる。
なお、上記実施例では、ステップS5でシミュレーション形状が目標形状よりも硬いと判定された場合には剛性値が調整され、柔らかいと判定された場合には拘束計算繰返回数が調整されているが、逆であってもよい。例えば、剛性値の初期値を「1」よりも小さい値とすれば、剛性値を大きい値に調整することができる。または、ステップS5でシミュレーション形状が目標形状よりも硬いと判定された場合に拘束計算繰返回数を調整し、柔らかいと判定された場合に拘束計算繰返回数または剛性値を調整してもよい。
(他の例)
図10(a)は、演算装置100のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。図10(a)で例示するように、演算装置100は、CPU101、RAM102、記憶装置103、入力装置10、表示装置70等を備える。
CPU(Central Processing Unit)101は、中央演算処理装置である。CPU101は、1以上のコアを含む。RAM(Random Access Memory)102は、CPU101が実行するプログラム、CPU101が処理するデータなどを一時的に記憶する揮発性メモリである。記憶装置103は、不揮発性記憶装置である。記憶装置103として、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリなどのソリッド・ステート・ドライブ(SSD)、ハードディスクドライブに駆動されるハードディスクなどを用いることができる。記憶装置103は、演算プログラムを記憶している。例えば、CPU101が記憶装置103に記憶されている演算プログラムを実行することで、図1の目標形状生成部20、第1探索部30、第2探索部40、パラメータ格納部50およびシミュレーション部60が実現されてもよい。なお、図1の目標形状生成部20、第1探索部30、第2探索部40、パラメータ格納部50およびシミュレーション部60として、専用の回路などのハードウェアを用いてもよい。
図10(b)は、演算装置の他の例について例示する図である。入力装置10および表示装置70を備える端末201が、インターネットなどの電気通信回線202を通じてサーバ203に接続されていてもよい。この場合、サーバ203が、図1の目標形状生成部20、第1探索部30、第2探索部40、パラメータ格納部50およびシミュレーション部60の機能を有する。
上記実施例において、第1探索部30が、位置ベース物理シミュレーションを用いた変形シミュレーションにより柔軟物モデルを目標形状にマッチングした場合の第1結果と前記目標形状との差が第1しきい値以下となるように、前記位置ベース物理シミュレーションの複数のパラメータのうち、硬さへの感度が高い第1パラメータを探索する第1探索部の一例として機能する。第2探索部40が、前記第1探索部が探索した前記第1パラメータを用いた前記変形シミュレーションにより前記柔軟物モデルを前記目標形状にマッチングした場合の第2結果と前記目標形状との差が第2しきい値以下となるように、前記複数のパラメータのうち、硬さへの感度が低い第2パラメータを探索する第2探索部の一例として機能する。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 入力装置
20 目標形状生成部
30 第1探索部
40 第2探索部
50 パラメータ格納部
60 シミュレーション部
70 表示装置
80 ケーブルモデル
100 演算装置

Claims (5)

  1. 位置ベース物理シミュレーションを用いた変形シミュレーションにより柔軟物モデルを目標形状にマッチングした場合の第1結果と前記目標形状との差が第1しきい値以下となるように、前記位置ベース物理シミュレーションの複数のパラメータのうち、硬さへの感度が高い第1パラメータを探索する第1探索部と、
    前記第1探索部が探索した前記第1パラメータを用いた前記変形シミュレーションにより前記柔軟物モデルを前記目標形状にマッチングした場合の第2結果と前記目標形状との差が第2しきい値以下となるように、前記複数のパラメータのうち、硬さへの感度が低い第2パラメータを探索する第2探索部と、を備えることを特徴とする演算装置。
  2. 前記第1パラメータは、前記柔軟物モデルの分割メッシュ数であることを特徴とする請求項1記載の演算装置。
  3. 前記第2パラメータは、前記柔軟物モデルの剛性値または拘束計算繰返回数であることを特徴とする請求項1または2に記載の演算装置。
  4. 位置ベース物理シミュレーションを用いた変形シミュレーションにより柔軟物モデルを目標形状にマッチングした場合の第1結果と前記目標形状との差が第1しきい値以下となるように、前記位置ベース物理シミュレーションの複数のパラメータのうち、硬さへの感度が高い第1パラメータを第1探索部が探索し、
    前記第1探索部が探索した前記第1パラメータを用いた前記変形シミュレーションにより前記柔軟物モデルを前記目標形状にマッチングした場合の第2結果と前記目標形状との差が第2しきい値以下となるように、前記複数のパラメータのうち、硬さへの感度が低い第2パラメータを第2探索部が探索する、ことを特徴とする演算方法。
  5. コンピュータに、
    位置ベース物理シミュレーションを用いた変形シミュレーションにより柔軟物モデルを目標形状にマッチングした場合の第1結果と前記目標形状との差が第1しきい値以下となるように、前記位置ベース物理シミュレーションの複数のパラメータのうち、硬さへの感度が高い第1パラメータを探索する第1処理と、
    前記第1処理で探索された前記第1パラメータを用いた前記変形シミュレーションにより前記柔軟物モデルを前記目標形状にマッチングした場合の第2結果と前記目標形状との差が第2しきい値以下となるように、前記複数のパラメータのうち、硬さへの感度が低い第2パラメータを探索する第2処理と、を実行させることを特徴とする演算プログラム。
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