JP2017078580A - 放射性物質輸送貯蔵容器および放射性物質輸送貯蔵容器の製造方法 - Google Patents

放射性物質輸送貯蔵容器および放射性物質輸送貯蔵容器の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本体胴の内径寸法の管理を従来よりも緩和可能とする。【解決手段】筒体11Aの一端部に底板11Bが溶接されることで環状の溶接部Wが形成されている本体胴11に放射性物質が収容される放射性物質輸送貯蔵容器1であって、本体胴11の内周面のうち本体胴11の軸方向において溶接部Wを含む領域に、環状の周溝10bが形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、放射性物質が収容される放射性物質輸送貯蔵容器およびその製造方法に関する。
例えば特許文献1に記載されている放射性物質輸送貯蔵容器は、容器本体を構成する本体胴に格子状のバスケットが挿入されており、このバスケットによって構成される各格子空間に放射性物質である使用済燃料が収納されている。本体胴は、同じ材質からなる筒状の筒体に円盤状の底板が取り付けられた構成となっており、より詳細には、筒体の一端部に底板が溶接によって固定された構成となっている(明細書第0034段参照)。
特開2014−66567号公報
ここで、本体胴の内径寸法は、バスケットを適切に収容可能とするために、最も重要な寸法の1つとなっている。しかしながら、上述のように筒体と底板とを溶接固定する場合、この溶接部は容器本体において最も大きな溶接部となり、溶接時の熱収縮による変形が大きい。このため、本体胴の内径寸法が溶接時に許容誤差を超えて変化するおそれがあり、重要寸法である本体胴の内径寸法の管理が非常に困難であるという課題があった。
上記課題に鑑みて、本発明は、本体胴の内径寸法の管理を従来よりも緩和可能とすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、筒体の一端部に底板が溶接されることで環状の溶接部が形成されている本体胴に放射性物質が収容される放射性物質輸送貯蔵容器であって、前記本体胴の内周面のうち前記本体胴の軸方向において前記溶接部を含む領域に、環状の周溝が形成されていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明は、筒体の一端部に底板が溶接されることで環状の溶接部が形成されている本体胴に放射性物質が収容される放射性物質輸送貯蔵容器の製造方法であって、前記筒体の内周面の前記一端部に環状の切欠部を形成する切欠部形成工程と、表面に凹部が形成された前記底板を、前記凹部が前記切欠部と一体となって環状の周溝が形成されるように前記筒体の前記一端部に溶接する溶接工程と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、筒体と底板との溶接部の径方向内側に周溝が存在するため、溶接部における内径寸法は、溶接部以外の本体胴の内径寸法よりも周溝の深さ分だけ大きくなる。このため、溶接部の熱収縮の影響が本体胴の内径寸法に及ぶことを抑えることができ、本体胴の内径寸法の管理を従来よりも緩和することが可能となる。
放射性物質輸送貯蔵容器の斜視図である。 放射性物質輸送貯蔵容器の縦断面図である。 放射性物質輸送貯蔵容器の横断面図である。 本体胴の製造方法を示す模式的な縦断面図である。 本体胴の製造方法を示す模式的な縦断面図である。 本体胴の製造方法を示す模式的な縦断面図である。 本体胴の製造方法を示す模式的な縦断面図である。 放射線透過試験の概要を示す模式的な横断面図である。 放射線透過試験の概要を示す模式的な横断面図である。
(放射性物質輸送貯蔵容器の全体構成)
以下、図面を参照しつつ、本発明にかかる放射性物質輸送貯蔵容器を実施するための形態について、具体的な一例に即して説明する。なお、以下に説明するものは、例示したものにすぎず、本発明にかかる放射性物質輸送貯蔵容器の適用限界を示すものではない。すなわち、本発明にかかる放射性物質輸送貯蔵容器は、下記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいてさまざまな変更が可能なものである。
図1は、放射性物質輸送貯蔵容器の斜視図であり、図2は、放射性物質輸送貯蔵容器の縦断面図であり、図3は、放射性物質輸送貯蔵容器の横断面図である。なお、図3の横断面図は、後述する周溝10b(図2参照)が形成されていない軸方向位置における断面を図示したものである。
図1および図2に示すように、本実施形態にかかる放射性物質輸送貯蔵容器1は、上部が開口した有底筒形状の容器本体10と、容器本体10の上部開口を閉塞する蓋部20と、容器本体10の外周部に固定された複数のトラニオン30と、容器本体10に収容されるバスケット40とを有して構成される。バスケット40には、複数の格子空間41が形成されており、各格子空間41に放射性物質の一例としての使用済燃料Fが収納される。なお、図2および図3においては、バスケット40の図示を省略している。
容器本体10は、有底筒形状の本体胴11と、本体胴11の外側に空間を空けて設けられる筒形状の外筒12と、本体胴11と外筒12の間の空間に配置される中性子遮蔽体13とを有して構成されている。
本体胴11は、円筒状に形成された筒体11Aの底部(一端部)に、底板11Bが環状の溶接部Wで溶接された構成となっている。筒体11Aおよび底板11Bはいずれも、ガンマ線遮蔽機能と構造強度を確保するため、例えば炭素鋼からなる。底板11Bの外側(下側)には、樹脂やゴム等の材料を主としてなる中性子遮蔽体14が、底部カバー15に覆われて取り付けられており、これによって遮蔽層が形成されている。
本体胴11の外側には、樹脂やゴム等の材料を主としてなる中性子遮蔽体13が、例えば炭素鋼やステンレス鋼からなる円筒状の外筒12に覆われており、これによって遮蔽層が形成されている。中性子遮蔽体13同士の間には、使用済燃料Fの崩壊熱を除熱するため、本体胴11と外筒12との間に、例えば銅からなる伝熱フィン16が設けられている。
蓋部20は、一次蓋21および二次蓋22を有する二重蓋構造となっている。一次蓋21および二次蓋22は、いずれも例えば炭素鋼またはステンレス鋼からなる円盤状である。一次蓋21は本体胴11の上部開口に取り付けられ、二次蓋22は一次蓋21の外側(上側)において本体胴11にボルト固定される。二次蓋22の外側には、樹脂やゴム等の材料を主としてなる中性子遮蔽体23が、蓋部中性子遮蔽材カバー24に覆われて取り付けられており、これによって遮蔽層が形成されている。
本体胴11の外周面には、放射性物質輸送貯蔵容器1を把持するための複数のトラニオン30が外筒12から露出するように設けられている。トラニオン30は、移送用クレーン等により放射性物質輸送貯蔵容器1を縦起こし、横倒し、吊り上げて移動するため、あるいは、輸送時や貯蔵時に固縛するために取り付けられている。本実施形態では、トラニオン30は、本体胴11の外周面の上部および下部のそれぞれにおいて、周方向の0度、90度、180度および270度の各位置の合計8箇所に嵌め込まれている。なお、トラニオン30の設置箇所はこれに限らない。
容器本体10には、上部開口から格子状のバスケット40が挿入される。バスケット40は、容器本体10の軸方向に沿って延びており、軸方向から見て複数の格子空間41が形成されており、各格子空間41に使用済燃料Fが収納される。なお、本体胴11(筒体11A)の内周面には、図3に示すように、軸方向に沿った嵌合溝10aが周方向に複数形成されており、この嵌合溝10aにバスケット40の周縁角部を嵌合させた状態で、容器本体10にバスケット40が挿入できるようになっている。
ここで、図2に示すように、本体胴11(筒体11A)の内周面のうち軸方向において溶接部Wを含む領域には、環状の周溝10bが形成されている。この周溝10bは、全周において均一な深さとされており、その深さは嵌合溝10aの深さ以上(本実施形態では嵌合溝10aよりも若干深いが、同じ深さでもよい)とされている。嵌合溝10aは、軸方向に沿って本体胴11の上部開口から周溝10bに至る範囲に形成されている。
周溝10bには、周溝10bの深さと略同じ厚みを有するリング状の補助遮蔽体51が嵌め込まれている。この補助遮蔽体51は、本体胴11(筒体11Aあるいは底板11B)と同じ材質でもよいし、異なる材質であってもよい。周溝10bはガンマ線遮蔽体の欠損部となるが、補助遮蔽体51を設けることで、遮蔽欠損を補うことができる。なお、補助遮蔽体51を本体胴11の開口から挿入できるようにするため、補助遮蔽体51は周方向に3分割以上にされている(補助遮蔽体51の外径は本体胴11の内径よりも大きいため、2分割では周溝10bに設置することができない)。
次に、本体胴11の製造方法について、図4A〜Dを参照しつつ説明する。図4A〜Dは、本体胴11の製造方法を示す模式的な縦断面図である。まず、図4Aに示すように、概ね円筒形状を有する筒体11Aを準備する。続いて、図4Bに示すように、筒体11Aの一端部(図4Bでは右端部)に環状の切欠部10cを形成する(切欠部形成工程)。この切欠部10cは、最終的に本体胴11の周溝10bの一部を構成することになる。
切欠部10cの形成後、図4Cに示すように、筒体11Aの周方向において適宜の箇所(図3参照)に、筒体11Aの他端部(図4Cでは左端部)から切欠部10cに至る嵌合溝10aを軸方向に沿って形成する(嵌合溝形成工程)。この嵌合溝10aは、回転切削具Tを筒体11Aの他端部(図4Cでは左端部)から切欠部10cに至るまで、筒体11Aの軸方向に沿って移動させることで形成される。
すべての嵌合溝10aが形成されると、図4Dに示すように、概ね円盤形状を有し、片側の面に円筒状の凹部10dが形成された底板11Bを準備する。そして、凹部10dが形成された面を筒体11Aの一端部(図4Dでは右端部)の端面に突き合わせた状態で、底板11Bを筒体11Aに溶接固定する(溶接工程)。ここで、筒体11Aに形成された環状の切欠部10cの外径と、底板11Bに形成された円筒状の凹部10dの外径とは略同じとされており、切欠部10cと凹部10dとが向かい合った状態で一体となることで周溝10bが形成される。
筒体11Aと底板11Bとを溶接固定することによって、筒体11Aと底板11Bとの境界部には環状の溶接部Wが形成され、この溶接部Wの径方向内側に環状の周溝10bが形成されていることになる。溶接部Wに対しては、内部欠陥の有無を検査するための試験を実施する必要があり、例えば、体積検査として一般的に放射線透過試験(RT:Radiographic Testing)が実施される。
放射線透過試験の概要について、図5Aおよび図5Bを参照しつつ説明する。図5A、Bは、溶接部Wが形成されている軸方向位置における横断面を示している。図5Aは、本実施形態のように、周溝10bの深さを嵌合溝10aの深さ以上とした場合、図5Bは、周溝10bの深さを嵌合溝10aの深さ未満とした場合について、それぞれ図示したものである。
放射線透過試験を実施する際には、溶接部Wの内側の全周にわたってフィルムSが配置されるとともに、溶接部Wの外側に不図示の放射線照射装置が配置される。そして、放射線照射装置から溶接部Wに向かって放射線を照射し、溶接部Wの内部を透過した放射線によってフィルムSを感光させることにより、溶接部Wの内部欠陥を検査する。
このとき、周溝10bの深さが嵌合溝10aの深さよりも小さいと、図5Bに示すように、嵌合溝10aが形成されている周方向位置では、嵌合溝10aが形成されていない周方向位置よりも溶接部Wの肉厚が小さくなり、フィルムSに写る画像の濃淡に差が生じる。この差が溶接部Wの内部欠陥によるものかどうかを判定するため、放射線透過試験に手間がかかることに加え、肉厚の違いによる画像差を内部欠陥と誤認することで検査精度が低下するおそれがあった。
しかしながら、本実施形態のように、周溝10bの深さを嵌合溝10aの深さ以上としておくことで、図5Aに示すように、溶接部Wの肉厚が全周において均一となり、周方向における嵌合溝10aの有無がフィルムSに写る画像に反映されなくなる。このため、溶接部Wの内部欠陥をより正確かつ簡易に認識することができ、検査精度を向上させることができる。
(効果)
本実施形態の放射性物質輸送貯蔵容器1では、本体胴11の内周面のうち本体胴11の軸方向において溶接部Wを含む領域に、環状の周溝10bが形成されている。また、本実施形態の放射性物質輸送貯蔵容器1の製造方法は、筒体11Aの内周面の一端部に環状の切欠部10cを形成する切欠部形成工程と、表面に凹部10dが形成された底板11Bを、凹部10dが切欠部10cと一体となって環状の周溝10bが形成されるように筒体11Aの一端部に溶接する溶接工程と、を備えている。
本実施形態によれば、筒体11Aと底板11Bとの溶接部Wの径方向内側に周溝10bが存在するため、溶接部Wにおける内径寸法は、溶接部W以外の軸方向位置における本体胴11の内径寸法よりも周溝10bの深さ分だけ大きくなる。このため、溶接部Wの熱収縮の影響が本体胴11の内径寸法に及ぶことを抑えることができ、本体胴11の内径寸法の管理を従来よりも緩和することが可能となる。
また、本実施形態では、周溝10bの深さが全周において均一にされることで、溶接部Wの肉厚が全周において均一となっている。溶接部Wの肉厚が周方向位置によって異なる場合、フィルムSに写った画像には周方向位置によって濃淡の差が生じるが、その差が溶接部Wの肉厚の違いによるものか、溶接部Wの内部欠陥によるものかを判断するのは困難である。このような問題を避けるために、溶接部Wの肉厚が同じ領域ごとに異なるフィルムSを用意し、撮影を複数回行うという方法もあるが、そうすると、放射線透過試験に要する手間が増大する。そこで、上述のように、溶接部Wの肉厚を全周において均一としておくことで、1枚のフィルムSを用いた1回の放射線透過試験で、溶接部Wの内部欠陥を精度よく検出することが可能となる。
また、本実施形態では、放射性物質を収納するバスケット40の周縁部の一部が嵌合する嵌合溝10aが、軸方向に沿って、筒体11Aの他端部から周溝10bに至るまで筒体11Aの内周面に形成されているので、バスケット40の挿入が容易となる。特に、本実施形態では、上記切欠部形成工程の後に、嵌合溝10aを、筒体11Aの軸方向に沿って、筒体11Aの他端部から切欠部10cに至るまで筒体11Aの内周面に形成する嵌合溝形成工程を実施するようにしている。したがって、図4Cに示す回転切削具Tの先端は、嵌合溝10aを形成し終えた時点で切欠部10cに逃げることができ、回転切削具Tを強制的に径方向内側に移動させる必要がない。このため、回転切削具Tの先端にかかる負荷を軽減することができる。
また、本実施形態では、周溝10bの深さを、嵌合溝10aの深さ以上としているため、図5A、Bを参照しつつ説明したように、嵌合溝10aを設けた場合でも、溶接部Wの内部欠陥をより正確かつ簡易に認識することができ、検査精度を向上させることができる。ただし、図5Bに示すように、周溝10bの深さを嵌合溝10aの深さ未満とした場合でも、複数回に分けて放射線透過試験を行うことで、内部欠陥を適切に検出することは可能であり、周溝10bの深さを、嵌合溝10aの深さ以上とすることは本発明において必須要件ではない。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上記実施形態の要素を適宜組み合わせまたは種々の変更を加えることが可能である。
1:放射性物質輸送貯蔵容器
10:容器本体
10a:嵌合溝
10b:周溝
10c:切欠部
10d:凹部
11:本体胴
11A:筒体
11B:底板
40:バスケット
51:補助遮蔽体
W:溶接部

Claims (7)

  1. 筒体の一端部に底板が溶接されることで環状の溶接部が形成されている本体胴に放射性物質が収容される放射性物質輸送貯蔵容器であって、
    前記本体胴の内周面のうち前記本体胴の軸方向において前記溶接部を含む領域に、環状の周溝が形成されていることを特徴とする放射性物質輸送貯蔵容器。
  2. 前記周溝の深さが全周において均一にされることで、前記溶接部の肉厚が全周において均一となっている請求項1に記載の放射性物質輸送貯蔵容器。
  3. 前記放射性物質を収納するバスケットの周縁部の一部が嵌合する嵌合溝が、前記軸方向に沿って、前記筒体の他端部から前記周溝に至るまで前記筒体の内周面に形成されている請求項1または2に記載の放射性物質輸送貯蔵容器。
  4. 前記周溝の深さは、前記嵌合溝の深さ以上である請求項3に記載の放射性物質輸送貯蔵容器。
  5. 前記周溝に補助遮蔽体が設置されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の放射性物質輸送貯蔵容器。
  6. 筒体の一端部に底板が溶接されることで環状の溶接部が形成されている本体胴に放射性物質が収容される放射性物質輸送貯蔵容器の製造方法であって、
    前記筒体の内周面の前記一端部に環状の切欠部を形成する切欠部形成工程と、
    表面に凹部が形成された前記底板を、前記凹部が前記切欠部と一体となって環状の周溝が形成されるように前記筒体の前記一端部に溶接する溶接工程と、
    を備えることを特徴とする放射性物質輸送貯蔵容器の製造方法。
  7. 前記切欠部形成工程の後に、前記放射性物質を収納するバスケットの周縁部の一部が嵌合する嵌合溝を、前記筒体の軸方向に沿って、前記筒体の他端部から前記切欠部に至るまで前記筒体の内周面に形成する嵌合溝形成工程をさらに備える請求項6に記載の放射性物質輸送貯蔵容器の製造方法。
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