JP2017078320A - レール部材の改修方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない部品点数で新設のレール部材を取り付けることができ、新設のレール部材上に既設の引戸を取り付けることができるレール部材の改修方法を提供する。
【解決手段】レール除去工程では、開口部に取り付けられている既設のレール部材32から、ベース板35を残したままレールが取り除かれる。レール部材取付工程では、レールが取り除かれた後のベース板35を覆うように新設のレール部材が取り付けられる。前記レール部材取付工程では、既設のレール部材32におけるベース板35の表面に対して、新設のレール部材42におけるベース板45の裏面全体が当接又は近接するようにして取り付けられる。
【選択図】 図2C

Description

本発明は、開口部に取り付けられるベース板と、前記ベース板から突出して引戸をスライド可能に保持する少なくとも1つのレールとが一体的に形成されたレール部材の改修方法に関するものである。
アルミサッシなどからなる枠体を備えた引戸の一例として、レール上を転動する戸車が取り付けられた引戸が知られている。この種の引戸は、建物の壁などに形成された開口部に対してスライド可能に取り付けられ、当該引戸をスライドさせることにより開口部を開閉することができる。上記開口部には、上枠、下枠、左枠及び右枠からなる矩形状の外枠が取り付けられる。下枠は、例えば開口部に取り付けられるベース板と、当該ベース板から突出して引戸の戸車を転動可能に保持する2つのレールとが一体的に形成されたレール部材を構成している。
レール部材に形成されている2つのレールは、長年の使用により劣化するため、改修が必要となる場合がある。このような改修方法の一例として、例えば既設のレール部材(既設下枠)に形成された2つのレールのうち、室内側のレールを付け根付近から切断して撤去し、その既設のレール部材上に取付け補助部材を介して新設のレール部材(改修用下枠)を支持することにより、既設のレール部材を取り外すことなく新設のレール部材を取り付けるような方法が提案されている(例えば、下記特許文献1〜3参照)。
特許第5246721号公報 特許第4839108号公報 特許第3620000号公報
しかしながら、上記のような従来の改修方法では、取付け補助部材を別途用意する必要があるとともに、この取付け補助部材の取付作業が煩雑となる。また、新設のレール部材の位置が、既設のレール部材の位置よりも高くなるため、新設のレール部材上に既設の引戸を取り付けることができない場合がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、少ない部品点数で新設のレール部材を取り付けることができ、新設のレール部材上に既設の引戸を取り付けることができるレール部材の改修方法を提供することを目的とする。
(1)本発明に係るレール部材の改修方法は、開口部に取り付けられるベース板と、前記ベース板から突出して引戸をスライド可能に保持する少なくとも1つのレールとが一体的に形成されたレール部材の改修方法であって、レール除去工程と、レール部材取付工程とを含む。前記レール除去工程では、前記開口部に取り付けられている既設のレール部材から、ベース板を残したまま少なくとも1つのレールが取り除かれる。前記レール部材取付工程では、少なくとも1つのレールが取り除かれた後の前記ベース板を覆うように新設のレール部材が取り付けられる。前記レール部材取付工程では、既設のレール部材におけるベース板の表面に対して、新設のレール部材におけるベース板の裏面全体が当接又は近接するようにして取り付けられる。
このような構成によれば、既設のレール部材から少なくとも1つのレールが取り除かれた後、既設のレール部材におけるベース板の表面に対して、新設のレール部材におけるベース板の裏面全体が当接又は近接するようにして、新設のレール部材が取り付けられる。これにより、既設のレール部材におけるベース板とほぼ同じ高さに、当該ベース板を覆うように新設のレール部材を設置することができる。したがって、新設のレール部材上に既設の引戸を取り付けることが可能となる。
また、既設のレール部材におけるベース板の表面に対して、新設のレール部材におけるベース板の裏面全体が当接又は近接するようにして、取付け補助部材を用いることなく新設のレール部材を取り付けることができる。したがって、少ない部品点数で新設のレール部材を取り付けることができる。
(2)新設のレール部材におけるレールの高さが、既設のレール部材における取り除かれる前のレールの高さよりも低く、その高さの差分が新設のレール部材におけるベース板の厚みと略一致することが好ましい。
このような構成によれば、既設のレール部材上に新設のレール部材を取り付けた状態では、新設のレール部材におけるレールの先端位置が、既設のレール部材における取り除かれる前のレールの先端位置と略一致する。したがって、新設のレール部材上に既設の引戸を取り付けやすい。
(3)新設のレール部材におけるベース板の裏面には凹部が形成されていてもよい。この場合、前記レール部材取付工程では、既設のレール部材において取り除かれた少なくとも1つのレールの根元部分が前記凹部内に収容されることが好ましい。
このような構成によれば、既設のレール部材から取り除かれたレールの根元部分が残っている場合であっても、その根元部分を新設のレール部材におけるベース板の裏面に形成された凹部内に収容することができる。したがって、レールの根元部分まで丁寧に取り除く作業を行わなくても、既設のレール部材上に新設のレール部材をがたつきなく取り付けることができるため、作業効率が向上する。
(4)新設のレール部材におけるベース板には凸部が形成されていてもよい。この場合、前記レール部材取付工程では、前記凸部により既設のレール部材のベース板に対する位置決めが行われることが好ましい。
このような構成によれば、新設のレール部材におけるベース板に形成された凸部を用いて、既設のレール部材のベース板に対する位置決めを行うことができるため、作業効率が向上する。
(5)前記レール部材取付工程では、既設のレール部材におけるベース板の一端から他端までが新設のレール部材におけるベース板で覆われることが好ましい。
このような構成によれば、既設のレール部材におけるベース板が、新設のレール部材におけるベース板により両端部まで覆われる。したがって、既設のレール部材におけるベース板の両端部が露出することにより外観が損なわれるのを効果的に防止することができる。
(6)レール部材取付工程では、既設のレール部材におけるベース板の表面と新設のレール部材におけるベース板の裏面との間に、防水シートが挟み込まれることが好ましい。
このような構成によれば、既設のレール部材におけるベース板の表面と新設のレール部材におけるベース板の裏面との間に挟み込まれた防水シートによって、既設のレール部材と新設のレール部材との間に水が浸入するのを防止することができる。
(7)新設のレール部材には、窓用レール及び網戸用レールが一体的に形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、窓用レール及び網戸用レールが一体的に形成された機能性の高い新設のレール部材を設置することができる。
本発明によれば、取付け補助部材を用いることなく、少ない部品点数で新設のレール部材を取り付けることができる。また、本発明によれば、既設のレール部材におけるベース板とほぼ同じ高さに、当該ベース板を覆うように新設のレール部材を設置することができるため、新設のレール部材上に既設の引戸を取り付けることが可能となる。
引き違い窓の保持構造の一例を示した内観図である。 本発明の第1実施形態に係るレール部材の改修方法について説明するための側面図である。 本発明の第1実施形態に係るレール部材の改修方法について説明するための側面図である。 本発明の第1実施形態に係るレール部材の改修方法について説明するための側面図である。 新設の下枠の構成例を示した側面図である。 新設の下枠の端部の構成について説明するための部分斜視図である。 新設の下枠の変形例を示した側面図である。 本発明の第2実施形態に係るレール部材の改修方法について説明するための側面図である。 本発明の第2実施形態に係るレール部材の改修方法について説明するための側面図である。 本発明の第2実施形態に係るレール部材の改修方法について説明するための側面図である。 新設の下枠の構成例を示した側面図である。 新設の下枠の中央部の構成について説明するための部分斜視図である。
1.引き違い窓の保持構造
図1は、引き違い窓1の保持構造の一例を示した内観図である。引き違い窓1は、室内と室外とを区画するためのものであり、室内側に位置する内側引戸11と、室外側に位置する外側引戸12とからなる。本実施形態における内側引戸11及び外側引戸12は、それぞれ矩形状に枠組みされた框部材によりガラス板を保持する窓である。ただし、本発明は、2つの引戸11,12からなる引き違い窓1に限らず、1つ又は3つ以上の引戸を保持する構造にも適用することができる。
引き違い窓1は、建物の開口部2に取り付けられて、当該開口部2を閉塞する。開口部2は、例えば矩形状に形成されており、その内周縁に沿って矩形状の枠体3が取り付けられている。枠体3は、例えば上枠31、下枠32、右枠33及び左枠34が枠組みされることにより構成されている。
引き違い窓1を構成する内側引戸11及び外側引戸12は、枠体3内に嵌め込まれる。枠体3の上枠31及び下枠32には、それぞれ2本のレール(図示せず)が設けられており、一方のレールに内側引戸11がスライド可能に保持されるとともに、他方のレールに外側引戸12がスライド可能に保持される。したがって、枠体3のレールに沿って内側引戸11又は外側引戸12をスライドさせることにより、開口部2を開閉することができる。
2.第1実施形態
図2A〜図2Cは、本発明の第1実施形態に係るレール部材の改修方法について説明するための側面図である。本実施形態では、レール部材の一例である下枠32の改修方法について説明する。
下枠32は、改修前から開口部2に取り付けられている既設のレール部材である。下枠32は、例えばアルミサッシからなり、図2Aに示すように、開口部2に取り付けられたベース板35と、ベース板35から突出する複数のレール36,37,38とが一体的に形成されることにより構成されている。
ベース板35は、その表面が略水平に延びる2つの水平板351,352と、2つの水平板351,352を接続する接続板353と、ベース板35の両側縁に設けられた2つの側縁板354,355とが一体的に形成された構成を有している。室内側の水平板351は、室外側の水平板352よりも高い位置に配置され、水平板351の室外側の側縁と水平板352の室内側の側縁とが、鉛直方向に延びる接続板353により接続されている。室内側の側縁板354は、水平板351の室内側の側縁から鉛直上方に立ち上がり、上端部が屈曲した形状を有している。一方、室外側の側縁板355は、水平板352の室外側の側縁から鉛直下方に垂れ下がり、下端部が屈曲した形状を有している。
レール36は、室内側の水平板351の表面から鉛直上方に突出しており、その先端部で内側引戸11の下部に設けられた戸車(図示せず)を転動可能に保持する。一方、レール37は、室外側の水平板352の表面から鉛直上方に突出しており、その先端部で外側引戸12の下部に設けられた戸車(図示せず)を転動可能に保持する。各レール36,37は、互いに間隔を隔てて水平方向に真っ直ぐ延びる窓用レールである。これらのレール36,37により、引き違い窓1(内側引戸11及び外側引戸12)が水平方向にスライド可能に保持される。
レール38は、室外側の側縁板355から突出し、鉛直上方に立ち上がるように屈曲した形状を有している。レール38は水平方向に真っ直ぐ延びており、その先端部で網戸(図示せず)を水平方向にスライド可能に保持する網戸用レールである。このように、本実施形態における既設の下枠32には、窓用レール36,37及び網戸用レール38が一体的に形成されている。
上記のような既設の下枠32は、長年の使用により劣化するため、改修が必要となる場合がある。既設の下枠32を改修する際には、図2Bに示すように、ベース板35を残したまま、引き違い窓1をスライド可能に保持するレール36,37が付け根付近から切断されて取り除かれる(レール除去工程)。この状態では、図2Bに示すように、取り除かれたレール36,37の根元部分361,371が残る場合がある。
その後、図2Cに示すように、既設の下枠32上に新設の下枠42が取り付けられる。このとき、レール36,37が取り除かれた後のベース板35を覆うように新設の下枠42(レール部材)が取り付けられる(レール部材取付工程)。
図3は、新設の下枠42の構成例を示した側面図である。下枠42は、例えばアルミサッシからなり、図3に示すように、ベース板45と、ベース板45から突出する複数のレール46,47とが一体的に形成されることにより構成されている。
ベース板45は、その表面が略水平に延びる2つの水平板451,452と、2つの水平板451,452を接続する接続板453とが一体的に形成された構成を有している。室内側の水平板451は、室外側の水平板452よりも高い位置に配置され、水平板451の室外側の側縁と水平板452の室内側の側縁とが、鉛直方向に延びる接続板453により接続されている。水平板452の室外側の側縁部は、鉛直下方に向かって屈曲した形状に形成されることにより、凸部454が形成されている。また、水平板451,452の裏面における各レール46,47の近傍の位置には、凹部455,456が形成されている。凸部454及び凹部455,456は、それぞれ下枠42の一端から他端まで各レール46,47に対して平行に延びるように形成されている。
図2Cに示すように、新設の下枠42は、そのベース板45の裏面全体が、既設の下枠32におけるベース板35の表面に対して近接するようにして取り付けられる。この例では、既設の下枠32におけるベース板35の表面と、新設の下枠42におけるベース板45の裏面との間に、例えば薄いブチルシートからなる防水シート50が挟み込まれる。これにより、既設の下枠32におけるベース板35の表面と、新設の下枠42におけるベース板45の裏面とは、例えば1mm以下の非常に小さい間隔で近接している。ただし、防水シート50を省略することにより、既設の下枠32におけるベース板35の表面に対して、新設の下枠42におけるベース板45の裏面全体が当接するようにして取り付けられてもよい。
新設の下枠42を取り付ける際には、まず、レール36,37が取り除かれた後の既設の下枠32上に、防水シート50を挟んで新設の下枠42が載置される。このとき、新設の下枠42に形成されている凸部454を用いて、既設の下枠32のベース板35に対する新設の下枠42のベース板45の位置決めが行われる。
具体的には、新設の下枠42の凸部454が、既設の下枠32のベース板35における室外側の側縁板355に当接するように位置決めされる。これにより、既設の下枠32に形成されていたレール36,37に対して、新設の下枠42に形成されているレール36,37が平行となる。このように、新設の下枠42におけるベース板35に形成された凸部454を用いて、既設の下枠32のベース板35に対する位置決めを行うことができるため、作業効率が向上する。
その後、新設の下枠42のベース板45における水平板451,452に形成された複数の貫通孔457に、それぞれ固定具としてのビス458が挿入され、それらのビス458が開口部2の内周面(下面)に締め付けられる。このとき、各ビス458は、既設の下枠32のベース板35における水平板351,352に形成された複数の貫通孔356に挿通される。これにより、開口部2に対して、既設の下枠32を挟んで新設の下枠42が固定される。
既設の下枠32におけるベース板35の表面と、新設の下枠42におけるベース板45の裏面との間には、防水シート50が挟み込まれるため、既設の下枠32と新設の下枠42との間に水が浸入するのを防止することができる。また、ビス458として、例えば止水ビスを用いた場合には、水の浸入をさらに効果的に防止することができる。
上記のようにして新設の下枠42が取り付けられると、既設の下枠32において取り除かれたレール36,37の根元部分361,371が、新設の下枠42におけるベース板45の裏面に形成されている凹部455,456内に入り込む。これにより、既設の下枠32から取り除かれたレール36,37の根元部分361,371が残っている場合であっても、その根元部分361,371を凹部455,456内に収容することができる。したがって、レール36,37の根元部分361,371まで丁寧に取り除く作業を行わなくても、既設の下枠32上に新設の下枠42をがたつきなく取り付けることができるため、作業効率が向上する。
上述の通り、本実施形態では、既設の下枠32からレール36,37が取り除かれた後、既設の下枠32におけるベース板35の表面に対して、新設の下枠42におけるベース板45の裏面全体が近接するようにして、新設の下枠42が取り付けられる。これにより、既設の下枠32におけるベース板35とほぼ同じ高さに、当該ベース板35を覆うように新設の下枠42を設置することができる。したがって、新設の下枠42上に既設の引き違い窓1を取り付けることが可能となる。
また、既設の下枠32におけるベース板35の表面に対して、新設の下枠42におけるベース板45の裏面全体が近接するようにして、取付け補助部材を用いることなく新設の下枠42を取り付けることができる。したがって、少ない部品点数で新設の下枠42を取り付けることができる。
本実施形態では、新設の下枠42におけるレール46,47の高さH21,H22(図2C参照)が、既設の下枠32における取り除かれる前のレール36,37の高さH11,H12(図2A参照)よりも低い。また、その高さの差分(H11−H21),(H12−H22)が新設の下枠42におけるベース板45の厚みと略一致している。そのため、既設の下枠32上に新設の下枠42を取り付けた状態では、新設の下枠42におけるレール46,47の先端位置が、既設の下枠32における取り除かれる前のレール36,37の先端位置と略一致する。したがって、新設の下枠42上に既設の引き違い窓1を取り付けやすい。
図4は、新設の下枠42の端部の構成について説明するための部分斜視図である。既設の下枠32は、その左端において既設の左枠34の下端に当接又は近接している。新設の下枠42は、既設の下枠32上に取り付けられる際、図4に示すように、既設の下枠32におけるベース板35の左端まで覆うように取り付けられる。すなわち、新設の下枠42におけるベース板45の左端が、既設の左枠34の下端に当接又は近接する。
図4では新設の下枠42の左端部の構成のみが示されているが、右端部の構成も同様である。すなわち、新設の下枠42は、既設の下枠32上に取り付けられる際、既設の下枠32におけるベース板35の右端まで覆うように取り付けられ、新設の下枠42におけるベース板45の右端が、既設の右枠33の下端に当接又は近接する。
このように、本実施形態では、既設の下枠32におけるベース板35の一端から他端までが新設の下枠42におけるベース板45で覆われる。このように、既設の下枠32におけるベース板35が、新設の下枠42におけるベース板45により両端部まで覆われるため、既設の下枠32におけるベース板35の両端部が露出することにより外観が損なわれるのを効果的に防止することができる。
なお、新設の下枠42を既設の下枠32上に配置する際には、新設の下枠42を水平方向に対して斜めに傾けた状態で右枠33と左枠34の間に挿入し、既設の下枠32に近付けながら水平な姿勢とすることにより、既設の下枠32上に配置することができる。
また、本実施形態では、図4に示すように、新設の下枠42におけるレール47の左端部に切欠き48が形成されている。切欠き48は、水抜き用であり、この切欠き48の部分にはレール47が形成されていないため、レール47を挟んで室内側と室外側とで切欠き47を介して通水することができる。なお、図示しないが、新設の下枠42におけるレール46の右端部にも切欠き48が形成されている。すなわち、2つのレール46,47のうち、一方のレール47には左端部に切欠き48が形成され、他方のレール46には右端部に切欠き48が形成されている。
これにより、新設の下枠42におけるレール46,47の端部に形成された切欠き48を介して、新設の下枠42上に浸入した水を排水することができるため、より機能性の高い新設の下枠42を設置することができる。ただし、新設の下枠42におけるレール46,47の端部には、切欠き48ではなく、水抜き用の開口が形成されていてもよい。
図5は、新設の下枠42の変形例を示した側面図である。この例では、新設の下枠42に、窓用レール(レール46,47)だけでなく、網戸用レール49が一体的に形成されている。網戸用レール49は、凸部454から室外側に突出し、鉛直上方に立ち上がるように屈曲した形状を有している。
図5に示すような新設の下枠42を取り付ける場合には、レール除去工程において、図2Bに示すレール36,37だけでなく、既設の下枠32における網戸用レール38も除去される。その後、既設の下枠32上に新設の下枠42が取り付けられることにより、新設の下枠42における網戸用レール49上に、網戸(図示せず)を水平方向にスライド可能に保持することができる。これにより、窓用レール46,47及び網戸用レール49が一体的に形成された機能性の高い新設の下枠42を設置することができる。
3.第2実施形態
図6A〜図6Cは、本発明の第2実施形態に係るレール部材の改修方法について説明するための側面図である。本実施形態では、レール部材の一例である下枠62の改修方法について説明する。
下枠62は、改修前から開口部2に取り付けられている既設のレール部材である。下枠62は、例えばアルミサッシからなり、図6Aに示すように、開口部2に取り付けられたベース板65と、ベース板65から突出する複数のレール66,67とが一体的に形成されることにより構成されている。
ベース板65は、その表面が水平方向に対して室外側の方が低くなるように傾斜している。ベース板65の両側縁には、側縁板654,655が一体的に形成されている。室内側の側縁板654は、ベース板65の室内側の側縁から鉛直上方に立ち上がり、上端部が屈曲した形状を有している。一方、室外側の側縁板655は、ベース板65の室外側の側縁から鉛直下方に垂れ下がった形状を有している。
レール66は、ベース板65の表面における室内側から鉛直上方に突出しており、その先端部で内側引戸11の下部に設けられた戸車(図示せず)を転動可能に保持する。一方、レール67は、ベース板65の表面における室外側から鉛直上方に突出しており、その先端部で外側引戸12の下部に設けられた戸車(図示せず)を転動可能に保持する。各レール66,67は、互いに間隔を隔てて水平方向に真っ直ぐ延びる窓用レールである。これらのレール66,67により、引き違い窓1(内側引戸11及び外側引戸12)が水平方向にスライド可能に保持される。
上記のような既設の下枠62は、長年の使用により劣化するため、改修が必要となる場合がある。既設の下枠62を改修する際には、図6Bに示すように、ベース板65を残したまま、引き違い窓1をスライド可能に保持するレール66,67が付け根付近から切断されて取り除かれる(レール除去工程)。この状態では、図6Bに示すように、取り除かれたレール66,67の根元部分661,671が残る場合がある。
その後、図6Cに示すように、既設の下枠62上に新設の下枠72が取り付けられる。このとき、レール66,67が取り除かれた後のベース板65を覆うように新設の下枠72(レール部材)が取り付けられる(レール部材取付工程)。
図7は、新設の下枠72の構成例を示した側面図である。下枠72は、例えばアルミサッシからなり、図7に示すように、ベース板75と、ベース板75から突出する複数のレール76,77とが一体的に形成されることにより構成されている。
ベース板75の室外側の側縁部は、鉛直下方に向かって屈曲した形状に形成されることにより、凸部754が形成されている。また、ベース板75の裏面における各レール76,77の近傍の位置には、凹部755,756が形成されている。凸部754及び凹部755,756は、それぞれ下枠72の一端から他端まで各レール76,77に対して平行に延びるように形成されている。
図6Cに示すように、新設の下枠72は、そのベース板75の裏面全体が、既設の下枠62におけるベース板65の表面に対して近接するようにして取り付けられる。この例では、既設の下枠62におけるベース板65の表面と、新設の下枠72におけるベース板75の裏面との間に、例えば薄いブチルシートからなる防水シート80が挟み込まれる。これにより、既設の下枠62におけるベース板65の表面と、新設の下枠72におけるベース板75の裏面とは、例えば1mm以下の非常に小さい間隔で近接している。ただし、防水シート80を省略することにより、既設の下枠62におけるベース板65の表面に対して、新設の下枠72におけるベース板75の裏面全体が当接するようにして取り付けられてもよい。
新設の下枠72を取り付ける際には、まず、レール66,67が取り除かれた後の既設の下枠62上に、防水シート80を挟んで新設の下枠72が載置される。このとき、新設の下枠72に形成されている凸部754を用いて、既設の下枠62のベース板65に対する新設の下枠72のベース板75の位置決めが行われる。この位置決めの態様は、第1実施形態と同様である。
その後、新設の下枠72のベース板75に形成された複数の貫通孔757に、それぞれ固定具としてのビス758が挿入され、それらのビス758が開口部2の内周面(下面)に締め付けられる。このとき、各ビス758は、既設の下枠62のベース板65に形成された複数の貫通孔656に挿通される。これにより、開口部2に対して、既設の下枠62を挟んで新設の下枠72が固定される。
上記のようにして新設の下枠72が取り付けられると、既設の下枠62において取り除かれたレール66,67の根元部分661,671が、新設の下枠72におけるベース板75の裏面に形成されている凹部755,756内に入り込む。これにより、既設の下枠62から取り除かれたレール66,67の根元部分661,671が残っている場合であっても、その根元部分661,671を凹部755,756内に収容することができる。
上述の通り、本実施形態では、既設の下枠62からレール66,67が取り除かれた後、既設の下枠62におけるベース板65の表面に対して、新設の下枠72におけるベース板75の裏面全体が近接するようにして、新設の下枠72が取り付けられる。これにより、既設の下枠62におけるベース板65とほぼ同じ高さに、当該ベース板65を覆うように新設の下枠72を設置することができる。したがって、新設の下枠72上に既設の引き違い窓1を取り付けることが可能となる。
また、既設の下枠62におけるベース板65の表面に対して、新設の下枠72におけるベース板75の裏面全体が近接するようにして、取付け補助部材を用いることなく新設の下枠72を取り付けることができる。したがって、少ない部品点数で新設の下枠72を取り付けることができる。
本実施形態では、新設の下枠72におけるレール76,77の高さH41,H42(図6C参照)が、既設の下枠62における取り除かれる前のレール66,67の高さH31,H32(図6A参照)よりも低い。また、その高さの差分(H31−H41),(H32−H42)が新設の下枠72におけるベース板75の厚みと略一致している。
図示しないが、第1実施形態と同様に、既設の下枠62におけるベース板65の一端から他端までが新設の下枠72におけるベース板75で覆われる。そして、内観において、新設の下枠72におけるレール76の左端部、及び、新設の下枠72におけるレール77の右端部には、それぞれ水抜き用の切欠き(図示せず)が形成されている。すなわち、2つのレール76,77のうち、一方のレール76には左端部に切欠きが形成され、他方のレール77には右端部に切欠きが形成されている。ただし、新設の下枠72におけるレール76,77の端部には、切欠きではなく、水抜き用の開口が形成されていてもよい。
また、第1実施形態の変形例と同様に、新設の下枠72に、窓用レール(レール76,77)だけでなく、網戸用レール(図示せず)が一体的に形成されていてもよい。この場合、網戸用レールは、凸部754から室外側に突出し、鉛直上方に立ち上がるように屈曲した形状を有していてもよい。
図8は、新設の下枠72の中央部の構成について説明するための部分斜視図である。新設の下枠72におけるレール76,77の中央部には、水抜き用の開口78が形成されている。各レール76,77には、開口78が複数形成されていてもよいし、1つずつ形成されていてもよい。レール76に形成された開口78と、レール77に形成された開口78とは、図8に示すように前後方向に重ならない位置に形成されていることが好ましいが、これに限らず、前後方向に重なる位置に形成されていてもよい。このような開口78は、第1実施形態における新設の下枠42のレール46,47にも適用可能である。
1 引き違い窓
2 開口部
3 枠体
32,42,62,72 下枠
35,45,65,75 ベース板
36,37,38 レール
46,47,49 レール
50,80 防水シート
66,67 レール
76,77 レール
(1)本発明に係るレール部材の改修方法は、開口部に取り付けられるベース板と、前記ベース板から突出して引戸をスライド可能に保持する少なくとも1つのレールとが一体的に形成されたレール部材の改修方法であって、レール除去工程と、レール部材取付工程とを含む。前記レール除去工程では、前記開口部に取り付けられている既設のレール部材から、ベース板を残したまま少なくとも1つのレールが取り除かれる。前記レール部材取付工程では、少なくとも1つのレールが取り除かれた後の前記ベース板を覆うように新設のレール部材が取り付けられる。新設のレール部材におけるレールの高さは、既設のレール部材における取り除かれる前のレールの高さよりも低く、その高さの差分が新設のレール部材におけるベース板の厚みと略一致している。新設のレール部材におけるベース板の裏面には凹部が形成されている。前記レール部材取付工程では、既設のレール部材におけるベース板の表面に対して、新設のレール部材におけるベース板の裏面全体が当接又は1mm以下の間隔で近接するようにして平行に取り付けられることにより、既設のレール部材において取り除かれた少なくとも1つのレールの根元部分が前記凹部内に収容される
また、既設のレール部材上に新設のレール部材を取り付けた状態では、新設のレール部材におけるレールの先端位置が、既設のレール部材における取り除かれる前のレールの先端位置と略一致する。したがって、新設のレール部材上に既設の引戸を取り付けやすい。
また、既設のレール部材から取り除かれたレールの根元部分が残っている場合であっても、その根元部分を新設のレール部材におけるベース板の裏面に形成された凹部内に収容することができる。したがって、レールの根元部分まで丁寧に取り除く作業を行わなくても、既設のレール部材上に新設のレール部材をがたつきなく取り付けることができるため、作業効率が向上する。
)新設のレール部材におけるベース板には凸部が形成されていてもよい。この場合、前記レール部材取付工程では、前記凸部により既設のレール部材のベース板に対する位置決めが行われることが好ましい。
)前記レール部材取付工程では、既設のレール部材におけるベース板の一端から他端までが新設のレール部材におけるベース板で覆われることが好ましい。
)レール部材取付工程では、既設のレール部材におけるベース板の表面と新設のレール部材におけるベース板の裏面との間に、防水シートが挟み込まれることが好ましい。
)新設のレール部材には、窓用レール及び網戸用レールが一体的に形成されていることが好ましい。

Claims (7)

  1. 開口部に取り付けられるベース板と、前記ベース板から突出して引戸をスライド可能に保持する少なくとも1つのレールとが一体的に形成されたレール部材の改修方法であって、
    前記開口部に取り付けられている既設のレール部材から、ベース板を残したまま少なくとも1つのレールが取り除かれるレール除去工程と、
    少なくとも1つのレールが取り除かれた後の前記ベース板を覆うように新設のレール部材が取り付けられるレール部材取付工程とを含み、
    前記レール部材取付工程では、既設のレール部材におけるベース板の表面に対して、新設のレール部材におけるベース板の裏面全体が当接又は近接するようにして取り付けられることを特徴とするレール部材の改修方法。
  2. 新設のレール部材におけるレールの高さが、既設のレール部材における取り除かれる前のレールの高さよりも低く、その高さの差分が新設のレール部材におけるベース板の厚みと略一致することを特徴とする請求項1に記載のレール部材の改修方法。
  3. 新設のレール部材におけるベース板の裏面には凹部が形成されており、
    前記レール部材取付工程では、既設のレール部材において取り除かれた少なくとも1つのレールの根元部分が前記凹部内に収容されることを特徴とする請求項1又は2に記載のレール部材の改修方法。
  4. 新設のレール部材におけるベース板には凸部が形成されており、
    前記レール部材取付工程では、前記凸部により既設のレール部材のベース板に対する位置決めが行われることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のレール部材の改修方法。
  5. 前記レール部材取付工程では、既設のレール部材におけるベース板の一端から他端までが新設のレール部材におけるベース板で覆われることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のレール部材の改修方法。
  6. レール部材取付工程では、既設のレール部材におけるベース板の表面と新設のレール部材におけるベース板の裏面との間に、防水シートが挟み込まれることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のレール部材の改修方法。
  7. 新設のレール部材には、窓用レール及び網戸用レールが一体的に形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のレール部材の改修方法。
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