JP2017077906A - 容器に入った卵製品及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器内に配置されたラベルを外部から容易に視認できるようにする。
【解決手段】複数の卵が収容された平面視長方形の容器本体と、この容器本体の一方の長辺側に設けられた連結部と、容器本体の上側に位置し当該容器本体と協働して内部空間を形成する平面視長方形の蓋体と、内部空間に置かれた平面視長方形のラベルとを備えた容器に入った卵製品であって、蓋体が、連結部側の側壁と、この連結部側の側壁に連続する平板状の天壁とを備え、ラベルが、内部空間のうち蓋体側に突出した卵と蓋体の天壁及び連結部側の側壁との間で、湾曲した状態で配置されており、当該ラベルの復元力により、天壁側に配置される天壁側領域が天壁の内面に添接する。
【選択図】図2

Description

本発明は、外部から視認可能なラベルが容器の内部に収容された卵製品及びその製造方法に関する。
一般的に卵が市場に流通する際には、いわゆる卵パックと呼ばれる合成樹脂製の容器に収容された状態となっている。このような容器は、例えば透明な合成樹脂シートから成形加工された容器本体と蓋体とを備えている。そして、容器本体に卵が収容された後、蓋体が容器本体上にかぶせられ、容器本体と蓋体とが封緘されることによりパック詰めされた製品が完成する。
このように卵が収容された容器には、収容物である卵のサイズ、標章、産地、賞味期限等の情報が記載されたラベルが容器の外側に貼り付けられたり、そのようなラベルが内部に封入されたりする。例えば、本願出願人が提案しているラベルの封入方法として、下記に示す特許文献1では、2つもしくは3つに折り曲げられたラベルを容器の内部に収容することが開示されている。
特許第5621141号公報
しかしながら、このようなものでは収容される卵の大きさによりラベルの上面側と天壁との距離が変わってしまい、ラベルを支持するための支持部などを用いなければ、必ずしもラベルを見やすい状態に表示できるとは言えなかった。しかして、本発明は、容器内に配置されたラベルが外部から容易に視認できるようにすることを目的としている。
本発明は、上述した目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。すなわち、請求項1に記載の容器に入った卵製品は、複数の卵が収容された平面視長方形の容器本体と、この容器本体の一方の長辺側に設けられた連結部と、容器本体の上側に位置し当該容器本体と協働して内部空間を形成する平面視長方形の蓋体と、内部空間に置かれた平面視長方形のラベルとを備えた容器に入った卵製品であって、蓋体が、連結部側の側壁と、この連結部側の側壁に連続する平板状の天壁とを備え、ラベルが、内部空間のうち蓋体側に突出した卵と蓋体の天壁及び連結部側の側壁との間で、湾曲した状態で配置されており、当該ラベルの復元力により、天壁側に配置される天壁側領域が天壁の内面に添接する。
ここで、「長方形の容器本体」とは、例えば5個×2列の10個入り、4個×2列の8個入り、3個×2列の6個入りなどのほかに、2個×2列の4個入りのような正方形のものを含むものであり、その際には「長辺」を「一辺」と読み替えるものとする。同様に、「長方形のラベル」は、正方形のラベルを含み、その際には「長辺」を「一辺」と読み替える。また、「平板状」とは、完全に平らなものに限られず、天壁に沿って配置されたラベルの内容が容器の外側から視認可能な程度に凹凸を有するものであってもよい。さらに、「復元力」とは、ラベルが元の平らな状態に戻ろうとする力を言う。また、「添接する」とは、ラベルの天壁側領域の少なくとも一部が、天壁の内面に密着することを意味する。
さらに、複数の卵が収容された平面視長方形の容器本体と、この容器本体の一方の長辺側に設けられた連結部と、容器本体の上側に位置し当該容器本体と協働して内部空間を形成する平面視長方形の蓋体と、内部空間に置かれた平面視長方形のラベルとを備え、蓋体が、連結部側の側壁と、この連結部側の側壁に連続する平板状の天壁とを備え、ラベルが、内部空間のうち蓋体側に突出した卵と蓋体の天壁及び連結部側の側壁との間で配置された、容器に入った卵製品を製造する方法の一態様としては、天壁を下側に位置させた展開状態の蓋体内にラベルを入れるラベル配置工程と、連結部を軸として蓋体を容器本体上まで回転させる蓋閉じ工程とを備え、ラベル配置工程が、ラベルの一方の長辺を連結部に添わせるように配置するものが挙げられる。
ここで、「ラベルの一方の長辺を連結部に添わせる」とは、蓋体を連結部を軸に回転し始めたときに、ラベルの一方の長辺が連結部側に大きく移動してしまうことのないように、ラベルの一方の長辺を連結部に出来るだけ近付けている状態またはラベルの一方の長辺が連結部に接している状態を意味している。
また、他の態様としては、複数の卵が収容された平面視長方形の容器本体と、この容器本体の一方の長辺側に設けられた連結部と、容器本体の上側に位置し当該容器本体と協働して内部空間を形成する平面視長方形の蓋体と、内部空間に置かれた平面視長方形のラベルとを備え、蓋体が、連結部側の側壁と、この連結部側の側壁に連続する平板状の天壁とを備え、ラベルが、内部空間のうち蓋体側に突出した卵と蓋体の天壁及び連結部側の側壁との間で、湾曲した状態で配置された、容器に入った卵製品を製造する方法であって、天壁を下側に位置させた展開状態の蓋体内にラベルを入れるラベル配置工程と、連結部を軸として蓋体を容器本体上まで回転させる蓋閉じ工程とを備え、ラベル配置工程が、ラベルの他方の長辺を連結部から最も離れた側壁と天壁との境界部分に添わせるように配置するものが挙げられる。
ここで、「ラベルの他方の長辺を…境界部分に添わせる」とは、ラベルを蓋体内に入れた状態で容器全体を水平方向に移動させたときに、ラベル全体が大きく移動してしまうことのないように、ラベルの他方の長辺を境界部分に出来るだけ近付けている状態またはラベルの他方の長辺が境界部分に接している状態を意味している。
本発明によれば、容器内に配置されたラベルを外部から容易に視認できる。
本発明の一実施形態にかかる卵製品を示す斜視図。 同実施形態にかかる卵製品の要部を示す断面図。 同実施形態にかかる卵製品に用いられる卵が入った展開状態の容器を示す図。 同実施形態にかかる卵製品に用いられるラベルを示す図。 同実施形態にかかる卵製品の製造方法を示す作用説明図。 同実施形態にかかる卵製品の製造方法を示す作用説明図。 本発明の変形例にかかる卵製品の要部を示す断面図。
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図6を用いて説明する。
本実施形態の卵製品1は、図1及び図2に示すように、卵Eが収容された容器2と、この容器2の内部に配置されたラベル3とを主体に構成されている。
容器2は、図1〜図3に示すように、合成樹脂製の透明なものであり、比較的剛性を有する厚み寸法で一体に成形されている。この容器2は、複数の卵Eが収容される平面視長方形の容器本体4と、この容器本体4の一方の長辺側に設けられた連結部5と、容器本体4の上側に位置し当該容器本体4と協働して内部空間を形成する平面視長方形の蓋体6とを備えている。
容器本体4は、図1〜図3に示すように、下方に向かって傾斜する周壁42を有する複数の収容座41を備えたものであり、図では一例として収容座41が10個形成されたものを示している。周壁42は、上端が容器本体4のフランジとほぼ同一の高さに形成されており、隣接する収容座41間には上端がまわりよりも低くなった隔壁部分が形成されている。なお、図1や図3では周壁42を模式的に示しているため、隔壁部分を図示していない。
蓋体6は、図1〜図3に示すように、連結部5を軸として展開状態(O)と閉塞状態(C)との間で開閉可能なもので、平板状の天壁61と、この天壁61の周縁に連続して形成された4つの側壁62、63、64、65とを備えており、天壁61及び4つの側壁62、63、64、65に囲まれた部分には、おおむね直方体形状をなす空間が形成されている。天壁61は、リブなどが全く設けられない平坦なものであり、平面視ほぼ長方形をなしている。連結部側の側壁62及び連結部5から一番離れた側壁63は、それぞれ平板状をなすもので、補強用のリブ(図示しない)が複数箇所に設けられている。容器2の短辺側に位置する対をなす側壁64、65は、それぞれ平板状をなすもので、補強用のリブ(図示しない)が複数箇所に設けられている。
ラベル3は、図1、図2及び図4に示すように、内部空間に置かれた平面視長方形のもので、蓋体6の側壁62と天壁61の2面にわたって情報が表示される大きさを有している。本実施形態のラベル3は、平面視長方形のものであり、長辺に対応する第1の縁31及び第2の縁32と、短辺に対応する第3の縁33及び第4の縁34とを備えている。これら第1、第2、第3、第4の縁31、32、33、34によって囲まれる箇所には、容器2内に収容された際に蓋体6の天壁側に位置する天壁側領域35と、蓋体6の側壁側に位置する側壁側領域36とを備えている。
本実施形態のラベル3は、比較的剛性を有する紙製のもので、予め折り目などは付けられておらず、内部空間のうち蓋体側に突出した卵Eと蓋体6の天壁61及び連結部側の側壁62との間で、湾曲した状態で配置されている。そして、このラベル3は、ラベル3の下端部37が、容器本体4の連結部側の上面、より具体的には、連結部側の複数の収容座41における周壁42の上面43で支持されるとともに、当該ラベル3の復元力により、天壁側に配置される天壁側領域35の一部が天壁61の内面に添接している。
また、ラベル3には、表面側に卵Eに関する情報が種々印刷されている。卵Eに関する情報としては、例えば、卵重や計量責任者名、包装場所や賞味期限、保存方法、使用方法などが挙げられるが、図ではこれらを簡略化して示したり、省略したりしている。
次に、本実施形態にかかる卵製品1の製造方法について説明する。
まず、蓋体6が開放された展開状態(O)で容器本体4内に卵Eを充填し、ラベル3を折り曲げない平坦な状態で、図示しないラベル投入装置などから蓋体6内に投入する。具体的には、天壁61を下側に位置させた展開状態(O)の蓋体6内に、平坦なラベル3を入れるラベル配置工程では、図5に示すように、ラベル3の一方の長辺(第1の縁31)を連結部5に添わせるように配置するとともに、ラベル3の他方の長辺(第2の縁32)を連結部5から最も離れた側壁63と天壁61との境界部分66に添わせるように配置する。
本実施形態のラベル3は、ラベル自体が比較的剛性を有する厚紙で形成されているとともに、図5に示すように、短辺である第3及び第4の縁33、34の大きさがそれぞれ天壁61の幅寸法(前後方向の寸法M1)と側壁62、63の幅寸法(上下方向の寸法M2)との合計(M1+M2)に対応しているので、側面視斜めになった状態で容器2の蓋体6に保持される。詳述すれば、容器2の蓋体6内の空間に投入されたラベル3は、第1の縁31が連結部5の上方に位置した状態で、その少し内側が側壁62と連結部5との境界部分に支持されるとともに、第2の縁32が連結部5から最も遠い側壁63と天壁61との境界部分66に位置決めされて支持される。言い換えれば、ラベル3は、展開状態(O)の蓋体6内で種々の情報が印刷された表面側を下に向けた状態で待機しており、一方の長辺(第1の縁31)が連結部5の近傍で当該連結部5に添うように配置されるとともに、他方の長辺(第2の縁32)が境界部分66のコーナーに当接された状態で添うように配置される。
このようなラベル配置工程を経た後、連結部5を軸として蓋体6を容器本体4上まで回転させる蓋閉じ工程へと移る。すなわち、上述した状態から、連結部5を軸にして蓋体6を回転させると、図6に示すように、ラベル3の第1の縁31は連結部5や容器本体4の周壁42の上面43に支持されながら、連結部側に位置する卵Eの側部に当接して容器本体4方向への移動が規制される。また、ラベル3の第2の縁32側は、蓋体6の天壁61に押されながら、容器本体4側へと近づいていく。
さらに、蓋体6を回転させて閉塞状態(C)とすると、図2に示すように、ラベル3の第1の縁31側(天壁側領域35)は卵Eの上部と蓋体6の天壁61との間に配置されるとともに、ラベル3の第2の縁32側(側壁側領域36)は卵Eの側部と蓋体6の連結部側の側壁62との間に配置される。換言すれば、ラベル3が卵Eと蓋体6との間に形成される隙間に位置することにより曲げられた状態となるが、ラベル3が平らな状態に戻ろうとするラベル3自体の復元力(反発力)により、湾曲部分から離れた縁31、32(長辺)が蓋体6の内側に押し付けられる。そのため、ラベル3を予め折り曲げた状態で容器2内に投入しなくとも、ラベル3の天壁側領域35を天壁61の外側から視認可能に配置できるとともに、ラベル3の側壁側領域36を側壁62の外側から視認可能に配置できる。
なお、本実施形態では、このように容器2にラベル3を入れた状態で、連結部5の反対側に形成されたフランジにテープTを貼り付けて封緘することにより、容器2に入った卵製品1ができあがる。
しかして、本実施形態の卵製品1は、複数の卵Eが収容された平面視長方形の容器本体4と、この容器本体4の一方の長辺側に設けられた連結部5と、容器本体4の上側に位置し当該容器本体4と協働して内部空間を形成する平面視長方形の蓋体6と、内部空間に置かれた平面視長方形のラベル3とを備えた容器2に入ったものである。そして、蓋体6が、連結部側の側壁62と、この連結部側の側壁62に連続する平板状の天壁61とを備え、ラベル3が、内部空間のうち蓋体側に突出した卵Eと蓋体6の天壁61及び連結部側の側壁62との間で、湾曲した状態で配置されており、当該ラベル3の復元力により、天壁側に配置される天壁側領域35が天壁61の内面に添接する。
このように、容器2の中で湾曲した状態でラベル3が置かれているため、ラベル3が容器2に投入されるのに先立って、ラベル3を折り曲げるという工程を経る必要がなくなる。しかも、ラベル3の平らに戻ろうとする復元力により、ラベル3が蓋体6の内面側に密着する。そのため、ラベル3の内容を外部から容易に視認できるとともに、容器2内に配置したラベル3が所望の位置からずれてしまうことも抑制できる。
特に、本実施形態では、ラベル3が、当該ラベル3の復元力により、連結部側の側壁62に配置される側壁側領域36が、連結部側の側壁62の内面に添接するものであるため、ラベル3の下端部37側も外部から視認しやすい状態に表示できる。
なお、容器本体4内の卵Eの間にラベル3を投入する従来のものに比べて、ラベル3を外部から容易に視認できる。また、蓋体6の外側からシール状のラベル3を貼るものに比べて、簡単な構成でラベル3を容器2に入れられると同時に、容器2からラベル3を簡単に分離できるという効果も得られるのは言うまでもない。
特に、本実施形態では、容器本体4が、下方に向かって傾斜する周壁42を有する複数の収容座41を備えたものであり、ラベル3の下端部37が、連結部側の収容座41における周壁42の上面43で支持される。そのため、ラベル3の下端部37が収容座41内に落ち込んでしまうことなく、しっかりと保持できる。
また、本実施形態にかかる卵製品1を製造する方法は、天壁61を下側に位置させた展開状態(O)の蓋体6内に、平坦なラベル3を入れるラベル配置工程と、連結部5を軸として蓋体6を容器本体4上まで回転させる蓋閉じ工程とを備え、ラベル配置工程が、ラベル3の一方の長辺を連結部5に添わせるように配置するものであるので、ラベル3の第1の縁31(一方の長辺)を軸として、蓋体6の回転に合わせてラベル3を所望の位置に配置することができる。
さらに、本実施形態にかかる卵製品1を製造する方法では、天壁61を下側に位置させた展開状態(O)の蓋体6内に、平坦なラベル3を入れるラベル配置工程と、連結部5を軸として蓋体6を容器本体4上まで回転させる蓋閉じ工程とを備え、ラベル配置工程が、ラベル3の他方の長辺を連結部5から最も離れた側壁63と天壁61との境界部分66に添わせるように配置するものである。そのため、蓋体6の回転に合わせてラベル3を容器本体側に寄せることができるだけでなく、ラベル3を蓋体6に入れた状態で容器2自体を水平方向に移動させてもラベル3を蓋体6内に保持させておくことができる。換言すれば、本実施形態の境界部分66は、ラベル3を投入したときに、ラベル3の縁32(他方の長辺)が当接してラベル3の前後方向(容器2の幅方向)の動きをある程度規制するものである。そのため、ラベル3が蓋体6内に投入されてから蓋体6が閉められるまでの間、ラベル3が前後方向にずれることなく搬送することができるとともに、蓋体6を閉めた際に所望の位置にラベル3を配置させることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限られない。
容器は、10個入りに限られず、8個入りや6個入りやそれ以外であってもよい。容器の形状は図示したものには限られない。特に、容器がラベル支持用の突起を備えたものであってもよい。
蓋体は、少なくとも外部から内部に配置されたラベルを視認可能に構成されたものであればどのようなものであってもよく、着色されていたり、リブや突起が形成されたりしていてもよいのはもちろんである。
ラベルの形状は図示した長方形状に限られない。例えば、コーナー部分が丸みを帯びたものや、コーナー部分に三角形状をなす切り欠きが設けられたものであってもよい。また、長辺や短辺(または一辺)は直線状のものには限られず種々変更可能である。さらに、ラベルの大きさも種々変更可能であり、図7に示すように、天壁側が比較的小さく設定されたものであってもよい。なお、図7では上述した実施形態と同一または対応する部分に同一の符号を付して詳細な説明を省略する。また、これとは逆に、天壁側が比較的大きく設定されたものであってもよい。比較的大きく設定されたものの一例としては、連結部側の側壁と、天壁と、連結部から最も離れた側壁との3面にわたってラベルが湾曲して配置されるものが考えられる。上述した実施形態などでは、ラベルの裏面側が連結部側に位置する卵の側部や上部で支持されていたが、3面にわたってラベルが配置される場合には、ラベルの裏面側が連結部側に位置する卵の側部や上部だけでなく、連結部とは反対側に位置する卵の側部や上部にも支持されることによりラベルが湾曲する。
容器内に入った状態で湾曲したラベルの下端部は、収容座の周壁の上面で支持するようにしていたが、連結部に挟み込むことにより支持されていてもよいし、ラベルが平らな状態に戻ろうとするラベル自体の復元力により蓋体の内側に押し付けられて連結部側の側壁に接していてもよい。
また、ラベルは、予め折り目(折りぐせ)が付けられたものであってもよい。すなわち、折り目が付けられたラベルであっても、内部空間のうち蓋体側に突出した卵と蓋体の天壁及び連結部側の側壁との間で、湾曲した状態で配置されており、当該ラベルの復元力により、天壁側に配置される天壁側領域が天壁の内面に添接するようなものであれば、上述した実施形態に準じた効果が得られる。すなわち、このようなものであれば、ラベルを支持するための支持部などの有無にかかわらず、ラベルを見やすい状態に表示することができる。
ラベルの配置工程は、上述したようなラベル投入装置によるものには限られず、蓋閉じ工程も種々の装置または手作業により行うことができる。また、容器本体の上方に突出した卵の上に折り曲げていないラベルを配置した後に蓋体をかぶせるようにしたものであってもよいが、上述した製造方法によれば非常に簡単にラベルの位置決めをすることができる点で好ましい。
なお、本発明のラベルの配置工程は、ラベルが容器内で湾曲して配置されていないもの、すなわち、複数の卵が収容された平面視長方形の容器本体と、この容器本体の一方の長辺側に設けられた連結部と、容器本体の上側に位置し当該容器本体と協働して内部空間を形成する平面視長方形の蓋体と、内部空間に置かれた平面視長方形のラベルとを備え、蓋体が、連結部側の側壁と、この連結部側の側壁に連続する平板状の天壁とを備え、ラベルが、内部空間のうち蓋体側に突出した卵と蓋体の天壁及び連結部側の側壁との間で配置された、容器に入った卵製品を製造する場合にも適用できる。言い換えれば、ラベルが、そのラベルの復元力により天壁側に配置される天壁側領域が天壁の内面に添接するようなものでなくとも、展開状態の蓋体内にラベルを入れる際にラベルの一方の長辺を連結部に添わせるように配置するものであれば、蓋体を連結部を軸に回転し始めたときに、ラベルの一方の長辺が連結部側に大きく移動してしまうのを抑制できる。そのため、蓋体を閉めた状態で、所望の位置にラベルを配置することができる。
また、同様に、ラベルが、そのラベルの復元力により天壁側に配置される天壁側領域が天壁の内面に添接するようなものでなくとも、展開状態の蓋体内にラベルを入れる際にラベルの他方の長辺を連結部から最も離れた側壁と天壁との境界部分に添わせるように配置するものであれば、ラベルを蓋体内に入れた状態で容器全体を水平方向に移動させたときに、ラベル全体が大きく移動してしまうのを抑制できる。そのため、蓋体を閉めた状態で、所望の位置にラベルを配置することができる。
ラベルは、紙製以外のものであってもよく、例えば剥離紙を有したシールであってもよい。このようなシール式のラベルに、消費者の購買意欲を向上させる図柄(キャラクターなど)や情報(応募券、おみくじ、懸賞、卵を使ったレシピなど)が載っていれば、卵入り容器を開封したあとに容器から簡単に分離させて、ラベルを景品の一種のように利用することができる。
また、上述した実施形態ではラベルとして、厚みを有する比較的剛性のある素材でできたものを一例として示したが、本発明の目的を達するものであればこれに限られず種々変更可能である。
今回開示された実施の形態は例示であってこれに制限されるものではない。本発明は上記で説明した範囲ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、内部空間に卵とラベルが収容される卵用の容器に利用することができる。
1…卵製品
2…容器
3…ラベル
35…天壁側領域
4…容器本体
5…連結部
6…蓋体
(O)…展開状態
61…天壁
62…(連結部側の)側壁
E…卵

Claims (3)

  1. 複数の卵が収容された平面視長方形の容器本体と、
    この容器本体の一方の長辺側に設けられた連結部と、
    容器本体の上側に位置し当該容器本体と協働して内部空間を形成する平面視長方形の蓋体と、
    内部空間に置かれた平面視長方形のラベルとを備えた容器に入った卵製品であって、
    蓋体が、連結部側の側壁と、この連結部側の側壁に連続する平板状の天壁とを備え、
    ラベルが、内部空間のうち蓋体側に突出した卵と蓋体の天壁及び連結部側の側壁との間で、湾曲した状態で配置されており、当該ラベルの復元力により、天壁側に配置される天壁側領域が天壁の内面に添接する、容器に入った卵製品。
  2. 複数の卵が収容された平面視長方形の容器本体と、この容器本体の一方の長辺側に設けられた連結部と、容器本体の上側に位置し当該容器本体と協働して内部空間を形成する平面視長方形の蓋体と、内部空間に置かれた平面視長方形のラベルとを備え、
    蓋体が、連結部側の側壁と、この連結部側の側壁に連続する平板状の天壁とを備え、
    ラベルが、内部空間のうち蓋体側に突出した卵と蓋体の天壁及び連結部側の側壁との間で配置された、容器に入った卵製品を製造する方法であって、
    天壁を下側に位置させた展開状態の蓋体内にラベルを入れるラベル配置工程と、
    連結部を軸として蓋体を容器本体上まで回転させる蓋閉じ工程とを備え、
    ラベル配置工程が、ラベルの一方の長辺を連結部に添わせるように配置するものである卵製品の製造方法。
  3. 複数の卵が収容された平面視長方形の容器本体と、この容器本体の一方の長辺側に設けられた連結部と、容器本体の上側に位置し当該容器本体と協働して内部空間を形成する平面視長方形の蓋体と、内部空間に置かれた平面視長方形のラベルとを備え、
    蓋体が、連結部側の側壁と、この連結部側の側壁に連続する平板状の天壁とを備え、
    ラベルが、内部空間のうち蓋体側に突出した卵と蓋体の天壁及び連結部側の側壁との間で、湾曲した状態で配置された、容器に入った卵製品を製造する方法であって、
    天壁を下側に位置させた展開状態の蓋体内にラベルを入れるラベル配置工程と、
    連結部を軸として蓋体を容器本体上まで回転させる蓋閉じ工程とを備え、
    ラベル配置工程が、ラベルの他方の長辺を連結部から最も離れた側壁と天壁との境界部分に添わせるように配置するものである卵製品の製造方法。
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