JP2017077661A - インクタンク - Google Patents

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Abstract

【課題】インクの注入作業中にインクタンクの外部にインクが飛散しにくいインクタンクを提供する。【解決手段】液体噴射装置のインクタンク2は、インク収容容器からインクが補充される。インクタンク2は、インク注入口21の開口縁28の一部が、開口縁28の他の部分よりも高く突出する第1突出壁29となっている。第1突出壁29よりも突出高さの低い開口縁28の領域からインク注入口21に向けてインクを注ぐことができ、このとき、インクの注ぎ出し方向の前方側に第1突出壁29が位置する。第1突出壁29を伝ってインク注入口21にインクを流入させる。【選択図】図2

Description

本発明は、インク注入口を備えるインクタンクに関する。
プリンターは、インクタンクからのインクの供給によって印刷を行う。インクの使用によってインクタンクが空になった場合は、補充用のインクを収容したインク収容容器からインクタンクにインクを注いで補充する。特許文献1には、この種のインクタンクを備える液体噴射装置が開示されている。
特開2014−166709号公報
インク収容容器からインクが補充されるインクタンクには、インク注入口が設けられている。また、補充用のインクを収容するインク収容容器には、インクを注ぐノズル(インク注出部)が設けられている。しかしながら、ノズルからインク注入口にインクを注ぐとき、ノズルの位置が適切な位置からずれると、インクタンクの外部にインクが飛散するおそれがある。あるいは、ノズルから勢い良くインクが流出した場合に、インクタンクの外部にインクが飛散するおそれがある。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、インクの注入作業中にインクタンクの外部にインクが飛散しにくいインクタンクを提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、インクの注入を受けるインク注入口を備えたインクタンクであって、前記インク注入口が開口する外壁を有し、前記インク注入口の開口縁の一部に、前記開口縁の他の部分よりも前記外壁からの突出寸法が大きい第1突出壁が設けられている、ことを特徴とする。
本発明によれば、インク注入口の開口縁の一部が、他の部分よりも高く突出する第1突出壁となっている。このような第1突出壁を設けると、第1突出壁よりも低い開口縁の部分からインク注入口に向けてインクを注いだ場合に、インクの流れの前方側に第1突出壁が位置する。従って、インク注入口に注がれたインクを第1突出壁で受けることができ、第1突出壁を伝ってインクタンク内にインクを流入させることができる。よって、インクの注入作業中にインクタンクの外部にインクが飛散するおそれが少ない。
本発明において、前記開口縁の前記他の部分の少なくとも一部に、前記第1突出壁の側に向かうに従って下降する傾斜面が設けられることが望ましい。このようにすると、前記第1突出壁から跳ね返ったインクを傾斜面で受けることができる。あるいは、インクの流出方向がずれたり、インクの勢いが弱い場合に傾斜面でインクを受けることができる。傾斜面で受けたインクは傾斜面を伝ってインク注入口に流れ落ちる。従って、インクの注入作業中にインクタンクの外部にインクが飛散するおそれが少ない。
本発明において、前記開口縁の前記他の部分の少なくとも一部に、前記第1突出壁と対向する第2突出壁が設けられ、前記傾斜面は、前記第2突出壁に設けられることが望ましい。このようにすると、前記第1突出壁から跳ね返ったインクを第2突出壁の傾斜面で受けることができ、傾斜面を伝ってインクタンク内にインクを流入させることができる。従って、インクの注入作業中にインクタンクの外部にインクが飛散するおそれが少ない。
本発明において、前記傾斜面が撥水面であることが望ましい。また、前記第1突出壁の内周面が撥水面であることが望ましい。このようにすると、インクが傾斜面や第1突出壁に付着せずにインクタンク内に流れ落ちる。従って、傾斜面や第1突出壁に付着したインクが乾燥して固形になった状態でインクタンク内に落下するおそれが少ない。よって、インクタンク内のインクに異物が混入するおそれが少ない。
本発明において、前記開口縁に、インク収容容器のインク注出部を位置決めするための位置決め部が設けられることが望ましい。このようにすると、インクの注入作業中にインク注出部がインク注入口から位置ずれするおそれが少ない。従って、インクの注入作業中にインクタンクの外部にインクが飛散するおそれが少ない。
本発明において、前記開口縁を覆い前記インク注入口を密閉するキャップを有し、前記開口縁は円形であり、前記開口縁の外周面にタンク側ネジ部が設けられ、前記キャップの内周面に前記タンク側ネジ部と係合するキャップ側ネジ部が設けられていることが望ましい。このようなキャップを用いることにより、第1突出壁を備えるインク注入口を密閉できる。従って、異物がインクタンクの内部に入り込むことを防止できる。また、インク注入口からキャップが外れにくいため、インクタンクを倒すなどした場合にインク注入口からインクが漏出するおそれが少ない。
実施形態1のインクタンクを備える液体噴射装置の斜視図である。 実施形態1のインクタンクの斜視図である。 実施形態1のインクタンクへのインクの注入状況を示す説明図である。 実施形態1のインクタンクの変形例を示す説明図である。 実施形態2、3、4のインクタンクの部分拡大図である。 実施形態2のインクタンクにインク注出部を位置決めした状態を示す説明図である。 実施形態5のインクタンクの説明図である。 実施形態6のインクタンクの部分拡大図である。
以下に、図面を参照して、本発明のインクタンクの実施形態を説明する。
(液体噴射装置)
図1は実施形態1のインクタンクを備える液体噴射装置の斜視図であり、インクタンクへのインクの補充作業を行っている状態を示す。液体噴射装置1は、インクジェットプリンター5と、インクジェットプリンター5の上部に重なって配置されるスキャナーユニット6を備える複合機である。液体噴射装置4の上面後端に設けられた開閉蓋41を後方に開けると、用紙供給口42が上方に開口する。用紙供給口42にセットされる印刷媒体Pは、スキャナーユニット6の後方を通ってインクジェットプリンター5へ供給される。
液体噴射装置4の前面には操作パネル43が設けられ、操作パネル43の下方には印刷媒体Pを排出する排出口44が開口する。排出口44の幅方向の一方側および他方側には、それぞれ、開閉カバー45が設けられている。開閉カバー45は、下端を中心として前方に開けることができる。インクジェットプリンター5は、インクタンク2を備える。開閉カバー45を前方に開けると、インクタンク2を配置したタンク収容部46が外部に露出する。タンク収容部46には、それぞれ、インクタンク2が2個ずつ配置されている。開閉カバー45には、開閉カバー45を閉じた状態でインクタンク2の下部前面に設けられた上限マークM1および下限マークM2(図2参照)を視認できるようにするための窓部47が設けられている。窓部47には透明部材が嵌っている。
液体噴射装置4は、操作パネル43およびタンク収容部46の後方に配置された図示しない印刷機構部を備える。印刷機構部は、インクタンク2から供給されるインクを吐出するインクジェットヘッドと、用紙供給口42から供給される印刷媒体Pを搬送して排出口44から排出する媒体搬送機構と、印刷媒体Pの搬送方向と交差する方向にインクジェットヘッドを移動させるヘッド移動機構等を備える。印刷機構部は、印刷媒体Pに対するインクジェットヘッドの相対位置を変化させながらインクジェットヘッドからインク滴を吐出して、印刷媒体Pへの印刷を行う。
印刷等によりインクが使用されて、インクタンク2に収容されているインク量が下限量よりも少なくなると、インク収容容器3からインクタンク2へのインクの補充作業を行う。図1に示すように、インクタンク2の前面上部にはインク注入口21が設けられている。一方、インク収容容器3には、内部に収容するインクを外部に注ぐためのインク注出部31が設けられている。インクタンク2へのインクの補充作業は、インク収容容器3のインク注出部31をインクタンク2のインク注入口21へ向けて、インク注出部31およびインク注入口21を介して、インク収容容器3からインクタンク2へインクを注入することにより行う。
(インクタンク)
図2は実施形態1のインクタンク2の斜視図である。実施形態1のインクタンク2は、ケース22と、ケース22に形成されたインク注入口21および大気開放部23を備える中空の容器である。ケース22の底面あるいは後方を向く面には、インクジェットプリンター5のインクジェットヘッドにインクを供給するための図示しないインク供給部が設けられている。
ケース22は、液体噴射装置4のタンク収容部46にインクタンク2が配置された状態で前方を向く第1壁24と、第1壁24よりも上方且つ後方の位置において前方を向く第2壁25と、第2壁25の下端縁と第1壁24の上端縁とを接続する第3壁26(外壁)を備える。第3壁26は斜め上方を向く傾斜面である。第1壁24には、インク量の上限を示す上限マークM1と、インク量の下限を示す下限マークM2が付されている。大気開放部23は、ケース22の上端に位置する第4壁27に形成されている。インクタンク2内のインクがインクジェットヘッド側に供給されてインク量が減少すると、大気開放部23からインクタンク2の内部に空気が導入される。
インクタンク2の第3壁26には円形のインク注入口21が開口する。インク注入口21の開口縁28の周方向の一部の範囲には、第3壁26に対して垂直な方向に突出する第1突出壁29が設けられている。実施形態1では、第1突出壁29の第3壁26からの突出寸法は一定である。また、第1突出壁29が設けられている開口縁28の範囲は、斜め上向きに傾斜した状態になっている開口縁28の上半分の領域である。一方、第1突出壁29が設けられていない開口縁28の範囲は開口縁28の下半分の領域である。この領域では、開口縁28と第3壁26の表面とが段差なく繋がっている。
図3は、実施形態1のインクタンク2へのインクの注入状況を示す説明図である。インク収容容器3は、インクを収容可能なインクパック32と、インクパック32の縁に設けられたインク注出部31を備える。インクパック32は、可撓性のフィルムによって袋状に形成されている。インクパック32の角部には切り欠き部36が設けられている。インク注出部31は、切り欠き部36の縁に熱溶着などによって筒状部材を接合して、インクを注出可能にした部位である。
図2に示すように、第1突出壁29は、インク注入口21の上半分を囲む湾曲壁であり、インク注入口21の上側で斜め前方に突出する。インクの補充作業を行うときは、図3に示すように、インク収容容器3のインク注出部31の先端をインクタンク2のインク注入口21に対向させる。インク注出部31の先端は、第1突出壁29の上端よりも下方に位置することが好ましい。この状態で、インク注出部31からインクを注ぎ出すと、第1突出壁29の内周面にインクが注ぎ掛けられるので、第1突出壁29の内周面を伝ってインクが流れ落ちる。従って、インクはインク注入口21の外部にこぼれることなく、インクタンク2の内部空間に注入される。
(作用効果)
以上のように、実施形態1のインクタンク2は、インク注入口21の開口縁28の一部が、開口縁28の他の部分よりも高く突出する第1突出壁29となっている。従って、第1突出壁29よりも突出高さの低い開口縁28の領域からインク注入口21に向けてインクを注ぐことができる。このように、インクの注ぎ出し方向の前方側に第1突出壁29が位置する場合、第1突出壁29にインクが掛かるので、第1突出壁29を伝ってインクタンク2内にインクを流入させることができる。従って、インクの注入作業中にインクタンク2の外部にインクが飛散するおそれが少ない。
(実施形態1の変形例)
図4は実施形態1のインクタンク2の変形例を示す説明図である。図4(a)は変形例のインクタンク2Aへのインクの注入状況を示す説明図であり、図4(b)は変形例のインクタンク2Aの部分拡大図である。変形例は、インクタンクの傾斜面でなく水平な面にインク注入口を設けたものである。変形例のインクタンク2Aは、ケース22Aと、ケース22Aの上壁26A(外壁)に設けられたインク注入口21Aを備える。ケース22の上壁26Aは水平である。インク注入口21Aの形状は実施形態1と同一であり、傾斜面でなく水平面に設けられたことだけが実施形態1と異なっている。すなわち、インク注入口21Aは、開口縁28Aの一部の領域に形成された第1突出壁29Aを備えており、開口縁28Aの他の領域は上壁26Aと段差なく繋がっている。
変形例のインクタンク2Aには、実施形態1と同様に、インク収容容器3のインク注出部31からインク注入口21Aにインクを注いでインクを補充することができる。このとき、インク注出部31から注がれたインクは、図4(b)に示すように、インクの注ぎ出し方向の前方側に位置する第1突出壁29Aに注ぎ掛けられる。従って、実施形態1と同様に、第1突出壁29Aを伝ってインクタンク2A内にインクを流入させることができる。また、第1突出壁29Aでインクが跳ね返ったとしても、インク注入口21Aの内側にインクが流れ落ちる可能性が高い。従って、インクの注入作業中にインクタンク2Aの外部にインクが飛散するおそれが少ない。
(実施形態2)
図5は、実施形態2、3、4のインクタンクの部分拡大図である。図5(a)は実施形態2のインクタンク2Bのインク注入口21Bを示す。実施形態2のインクタンク2Bは、変形例のインクタンク2Aと同様に水平な上壁26B(外壁)に設けられたインク注入口21Bを備える。インク注入口21Bの開口縁28Bには、周方向の一部の領域に第1突出壁29Bが形成され、他の領域には第2突出壁60Bが形成されている。第1突出壁29Bは、上壁26Bからの突出高さが第2突出壁60Bよりも高い湾曲壁である。一方、第2突出壁60Bは、インク注入口21Bの半分を塞ぐように形成されており、インク注入口21Bを挟んで第1突出壁29Bと対向する。第2突出壁60Bの上端面は、第1突出壁29Bの側に向かうに従って下降する傾斜面61Bである。
実施形態2のインクタンク2Bには、上記各形態と同様に、インク収容容器3のインク注出部31からインク注入口21Bにインクを注いでインクを補充することができる。このとき、インク注出部31から注がれたインクは、インクの注ぎ出し方向の前方側に位置する第1突出壁29Bに注ぎ掛けられる。従って、上記各形態と同様に、第1突出壁29Bを伝ってインクタンク2B内にインクを流入させることができる。また、第1突出壁29Bでインクが跳ね返った場合に、跳ね返ったインクが第2突出壁60Bの傾斜面61Bに掛かるので、傾斜面61Bを伝ってインクタンク2B内にインクが流れ落ちる。従って、インクの注入作業中にインクタンク2Bの外部にインクが飛散するおそれが少ない。
(インク注出口に対するインク収容容器の位置決め)
図6は実施形態2のインクタンク2Bにインク注出部31Bを位置決めした状態を示す説明図である。補充用のインクを収容するインク収容容器は図3、図4に示すものに限定されるものではなく、各種の形状のものを用いることができる。例えば、図6に示すインク収容容器3Bはボトル型であり、先端にノズル型のインク注出部31Bが設けられている。インク注出部31Bには、径方向に突出する位置決め突起33Bが形成されている。位置決め突起33Bは板状であり、180度離れた2箇所の角度位置に形成されている。2つの位置決め突起33Bのノズル先端側を向く端縁は、インク注出部31Bの中心線に対して直交する方向に延在する。
実施形態2のインクタンク2Bは、インク注出部31Bを位置決めする位置決め部70Bを備える。位置決め部70Bは、第1突出壁29Bの周方向の両側の端縁71Bと第2突出壁60Bの傾斜面61Bによって形成される溝である。すなわち、インク注入口21Bの開口縁28Bには、溝状の位置決め部70Bが2箇所に形成されている。図6に示すように、2箇所の位置決め部70Bにそれぞれ、インク注出部31Bの位置決め突起33Bを係合させると、インク注出部31Bの先端が第1突出壁29の内周面と対向するようにインク注出部31Bが位置決めされる。従って、インク注出部31Bがインク注入口21Bから位置ずれするおそれが少ない。よって、インクの注入作業中にインクタンク2Bの外部にインクが飛散するおそれが少ない。
(実施形態3)
図5(b)は実施形態3のインクタンク2Cのインク注入口21Cを示す。実施形態3のインクタンク2Cは、水平な上壁26C(外壁)に開口するインク注入口21Cを備える。インク注入口21Cの開口縁28Cには、周方向の一部の領域に第1突出壁29Cが形成されている。開口縁28Cの他の領域は、上壁26Cの一端に設けられた傾斜面61Cと繋がっている。傾斜面61Cは、第1突出壁29Cの側に向かうに従って下降する方向に傾いている。
実施形態3のインクタンク2Cには、上記各形態と同様に、インク収容容器3のインク注出部31からインク注入口21Cにインクを注いでインクを補充することができる。このとき、インク注出部31から注がれるインクは、インクの注ぎ出し方向の前方側に位置する第1突出壁29Cに注ぎ掛けられる。従って、上記各形態と同様に、第1突出壁29Cを伝ってインクタンク2C内にインクを流入させることができるので、インク注入口の外部にインクが飛散しにくい。また、インク注出部31からのインクの流出方向がずれたり、インクの勢いが弱い場合に、傾斜面61Cでインクを受けることができる。更に、第1突出壁29Cでインクが跳ね返った場合に、跳ね返ったインクを傾斜面61Cで受けることもできる。傾斜面61Cで受けたインクは、傾斜面61Cを伝ってインクタンク2C内に流れ落ちる。従って、インクの注入作業中にインクタンク2Cの外部にインクが飛散するおそれが少ない。
(実施形態4)
図5(c)は実施形態4のインクタンク2Dのインク注入口21Dを示す。実施形態4のインクタンク2Dは、水平な上壁26D(外壁)に開口するインク注入口21Dを備える。インク注入口21Dの開口縁28Dには、周方向の一部の領域に第1突出壁29Dが形成されている。開口縁28Dの他の領域には、第1突出壁29Dよりも低い第2突出壁60Dが形成されている。このような形状のインク注入口21Dは、上記各形態と同様に、インクの注ぎ出し方向の前方側に位置する第1突出壁29Dを伝ってインク注入口21Dにインクが流れ落ちる。従って、インクの注入作業中にインクタンク2Dの外部にインクが飛散するおそれが少ない。
また、図6に示した形態のインク収容容器3Bからインクを補充する場合には、第2突出壁60Dの上端縁62Dにインク注出部31Bの位置決め突起33Bを載せることができる。そして、位置決め突起33Bの先端を第1突出壁29Dの周方向の両側の端縁71Dに当接させる。このようにすれば、インク注出部31Bをインク注入口21Dに位置決めできる。つまり、実施形態4のインクタンク2Dは、第2突出壁60Dの上端縁62Dと第1突出壁29Dの周方向の両側の端縁71Dを、インク注出部31Bを位置決めするための位置決め部として機能させることができる。従って、インク注出部31Bがインク注入口21Dから位置ずれするおそれが少ない。
(実施形態5)
図7は、実施形態5のインクタンク2Eの説明図である。図7(a)はインクタンク2Eの斜視図であり、図7(b)はインクタンク2Eへのインクの注入状況を示す説明図である。実施形態5のインクタンク2Eは、実施形態1のインクタンク2と同様に斜め前方に傾斜する第3壁26E(外壁)を備えており、第3壁26Eにインク注入口21Eが設けられている。インク注入口21Eの開口縁28Eには、周方向の一部の領域に第1突出壁29Eが形成されており、開口縁28Eの他の領域には第2突出壁60Eが形成されている。第1突出壁29Eは、第3壁26Eからの突出高さが第2突出壁60Eよりも高い湾曲壁である。
実施形態5では、第1突出壁29Eが設けられている開口縁28Eの範囲は、斜め上向きに傾斜した状態になっている開口縁28の下半分の領域である。一方、第2突出壁60Eが設けられている開口縁28Eの範囲は、開口縁28Eの上半分の領域である。実施形態5では、位置決め突起33Bが形成されたノズル型のインク注出部31Bを備えるインク収容容器3Bからインクを補充する。このとき、図7(b)に示すように、第1突出壁29Eの周方向の両側の端縁71Eに位置決め突起33Bを載せることによって、インク注出部31Bをインク注入口21Eに係合させることができる。すなわち、実施形態5では、第1突出壁29Eの周方向の両側の端縁71Eが位置決め部70Eとして機能する。従って、インク注出部31Bをインク注入口21Eに位置決めできるので、インク注出部31Bがインク注入口21Eから位置ずれするおそれが少ない。よって、インクの注入作業中にインクタンク2Eの外部にインクが飛散するおそれが少ない。
(実施形態6)
図8は、実施形態6のインクタンク2Fの説明図であり、図8(a)はインク注入口21Fからキャップ80Fを取り外した状態、図8(a)はインク注入口21Fをキャップ80Fによって密閉した状態を示す。実施形態6のインクタンク2Fは、水平な上壁26F(外壁)に形成されたインク注入口21Fと、インク注入口21Fに着脱可能なキャップ80Fを備える。インク注入口21Fは、実施形態4のインク注入口21Dと同様に、開口縁28Fの周方向の一部の領域に第1突出壁29Fが形成され、他の領域には第1突出壁29Fよりも低い第2突出壁60Fが形成されている。
キャップ80Fは、上端が封鎖された円筒部81Fと、円筒部81Fの開口縁に沿って設けられた縁部82Fを備える。縁部82Fは円筒部81Fよりも大径であり、その内周面にはキャップ側ネジ部83Fが形成されている。インク注入口21Fの外周面には、キャップ側ネジ部83Fに対応するタンク側ネジ部84Fが形成されている。キャップ80Fは、第1突出壁29Fおよび第2突出壁60Fを外周側および上方から覆うことができる。キャップ側ネジ部83Fをタンク側ネジ部84Fと係合させることにより、インク注入口21Fがキャップ80Fによって密閉される。
実施形態6では、インク注入口21Fが第1突出壁29Fを備えているため、上記各形態と同様に、インクの注入作業中にインクタンク2Fの外部にインクが飛散するおそれが少ない。また、キャップ80Fを用いることにより、第1突出壁29Fを設けた場合においてもインク注入口21Fを密閉できる。従って、異物がインクタンク2Fの内部に入り込むことを防止できる。また、インク注入口21Fからキャップ80Fが外れにくいため、インクタンク2Fを倒すなどした場合にインク注入口21Fからインクが漏出するおそれが少ない。
なお、キャップ80Fと同様の部材を他の形態のインク注入口に適用して、インク注入口を密閉可能にしてもよい。この場合には、実施形態2、5のインク注入口21B、21Eのように、開口縁28B、28Eの周方向の前範囲にわたって突出部が設けられていることが望ましい。
ここで、上記各形態において、第1突出壁29〜29Fの内周面を撥水面にすることが望ましい。また、インクを受ける傾斜面61B、傾斜面61Cなどを設ける場合には、これらの面を撥水面にすることが望ましい。このようにすると、第1突出壁29〜29Fや傾斜面61B、傾斜面61Cにインクが付着せずに流れ落ちる。従って、第1突出壁29〜29Fや傾斜面61B、傾斜面61Cに付着したインクが乾燥してインクタンク2〜2F内に落下するおそれが少ない。よって、インクタンク2〜2F内のインクに異物が混入するおそれが少ない。インクへの異物の混入が少なければ、インクタンク内に設けたフィルターが詰まるおそれが少ないので、フィルターの交換頻度を少なくすることができる。
また、上記各形態において、第1突出壁29〜29Fを設ける範囲は、開口縁28〜28Fの全周長のうち、1/2以上の範囲であることが望ましい。このようにすると、インク注入口21〜21Fをインクの注入方向に見た場合に、インク注入口21〜21Fの幅方向の全範囲にわたって第1突出壁29〜29Fを配置することができる。従って、インクの注入時にインク注入口21〜21Fの外部にインクがこぼれるおそれが少ない。
1…液体噴射装置、2、2A、2B、2C、2D、2E、2F…インクタンク、3、3B…インク収容容器、4…液体噴射装置、5…インクジェットプリンター、6…スキャナーユニット、21、21A、21B、21C、21D、21E、21F…インク注入口、22、22A…ケース、23…大気開放部、24…第1壁、25…第2壁、26、26E…第3壁(外壁)、26A、26B、26C、26D、26F…上壁(外壁)、27…第4壁、28、28A、28B、28C、28D、28E、28F…開口縁、29、29A、29B、29C、29D、29E、29F…第1突出壁、31、31B…インク注出部、32…インクパック、33B…位置決め突起、36…切り欠き部、41…開閉蓋、42…用紙供給口、43…操作パネル、44…排出口、45…開閉カバー、46…タンク収容部、47…窓部、60B、60D、60E、60F…第2突出壁、61B、61C…傾斜面、62D…上端縁、70B、70E…位置決め部、71B、71D、71E…端縁、80F…キャップ、81F…円筒部、82F…縁部、83F…キャップ側ネジ部、84F…タンク側ネジ部、M1…上限マーク、M2…下限マーク、P…印刷媒体。

Claims (7)

  1. インクの注入を受けるインク注入口を備えたインクタンクであって、
    前記インク注入口が開口する外壁を有し、
    前記インク注入口の開口縁の一部に、前記開口縁の他の部分よりも前記外壁からの突出寸法が大きい第1突出壁が設けられている、
    インクタンク。
  2. 前記開口縁の前記他の部分の少なくとも一部に、前記第1突出壁の側に向かうに従って下降する傾斜面が設けられる、
    請求項1に記載のインクタンク。
  3. 前記開口縁の前記他の部分の少なくとも一部に、前記第1突出壁と対向する第2突出壁が設けられ、
    前記傾斜面は、前記第2突出壁に設けられる、
    請求項2に記載のインクタンク。
  4. 前記傾斜面が撥水面である、
    請求項2または3に記載のインクタンク。
  5. 前記第1突出壁の内周面が撥水面である、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のインクタンク。
  6. 前記開口縁に、インク収容容器のインク注出部を位置決めするための位置決め部が設けられる、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のインクタンク。
  7. 前記開口縁を覆い前記インク注入口を密閉するキャップを有し、
    前記開口縁は円形であり、前記開口縁の外周面にタンク側ネジ部が設けられ、
    前記キャップの内周面に前記タンク側ネジ部と係合するキャップ側ネジ部が設けられている、
    請求項1から6のいずれか1項に記載のインクタンク。
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