JP2022188294A - インク補給容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インク補給容器63は、インク収容室76を有する容器本体部64と、容器本体部の端部に設けられ、インク収容室内からのインクの流出を可能とするインク出口65が形成されたインク出口形成部66と、インク出口形成部に設けられ、インク出口を開閉可能に封止する弁74と、弁が開弁するときにインクタンク側の一部と当接して弁をインクタンクに対して位置決めする位置決め部と、を備え、位置決め部は、弁に対して容器本体部が位置する側とは反対側に位置し、且つ、インク出口の中心軸85と交差する方向に延びる位置決め面84を有する。
【選択図】図20
Description
上記課題を解決するインク補給容器は、インク入口流路部と、前記インク入口流路部と連通するインク室と、を有するインクタンクに、インクを補給するインク補給容器であって、前記インクタンクに補給するインクを収容可能なインク収容室を有する容器本体部と、前記容器本体部の端部に設けられ、前記インク収容室内からの前記インクの流出を可能とするインク出口が形成されたインク出口形成部と、前記インク出口形成部に設けられ、前記インク出口を開閉可能に封止する弁と、前記弁が開弁するときに前記インクタンク側の一部と当接して前記弁を前記インクタンクに対して位置決めする位置決め部と、を備え、前記位置決め部は、前記弁に対して前記容器本体部が位置する側とは反対側に位置し、且つ、前記インク出口の中心軸と交差する方向に延びる位置決め面を有し、前記位置決め面は、前記インクタンクの前記インク入口流路部が前記インク出口に挿入されて前記弁が開いた状態において、前記インクタンク側の前記一部と当接する。
この構成によれば、インク補給容器は、そのインク出口にインクタンク側のインク入口流路部を挿入させるとき、位置決め面がインク出口よりも先にインクタンクに接近する。そのため、インク補給容器をインクタンクに接近させたときに、インク出口が他の部材と衝突することを防ぎ易い。また、それにより、インク出口の破損、他の部材へのインクの付着を防ぎ易い。
この構成によれば、位置決め面をインク出口と共にインク出口形成部の一部である筒部に形成できるので、位置決め面をインク出口とは別の箇所に設けた凸部等に形成するよりも構造を簡単にできる。
上記課題を解決する別のインク補給容器は、インク入口流路部と、前記インク入口流路部と連通するインク室と、を有するインクタンクに、インクを補給するインク補給容器であって、前記インクタンクに補給するインクを収容可能なインク収容室を有する容器本体部と、前記容器本体部の端部に設けられ、前記インク収容室内からの前記インクの流出を可能とするインク出口が形成されたインク出口形成部と、前記インク出口形成部に設けられ、前記インク出口を開閉可能に封止する弁と、前記弁が開弁するときに前記インクタンク側の一部と当接して前記弁を前記インクタンクに対して位置決めする位置決め部と、を備え、前記位置決め部は、前記インク出口の中心軸と交差する方向に傾斜または湾曲した位置決め面を備え、前記位置決め面は、前記インクタンクの前記インク入口流路部が前記インク出口に挿入されて前記弁が開いた状態において、前記インクタンク側の前記一部と当接する。
この構成によれば、インク出口に対してインク入口流路部を挿抜する際、インク補給容器を傾斜又は湾曲した位置決め面に沿って徐々に誘導できる。
この構成によれば、インク補給容器のインク出口にインクタンクのインク入口流路部を挿入させるとき、位置決め部を外部から視認し易い。また、位置決め部を容器本体部における外部に露出した部分に備える場合には、インクを収容した容器本体部が位置決めされるため、重量のある部分が位置決めされることになり、インク補給の姿勢が安定する。
この構成によれば、インク補給容器の位置決め部がインクタンク側の一部と当接する際の衝撃をインク吸収材により緩和できる。また、インク吸収材によりインクが吸収されるため、インク補給容器を外したときのたれ落ちや飛び散りを低減できる。
以下、記録装置におけるインクタンクとインク補給容器とを備えるインク補給システムの第1実施形態について、図を参照しながら説明する。なお、この実施形態の記録装置は、媒体に対してインクを吐出することによって、媒体に画像等の記録(印刷)を行うインクジェット式のプリンターである。また、図面では、上下方向に所定の高さ、左右方向に所定の幅、及び前後方向に所定の奥行を有する記録装置が水平面上に置かれているものとする。そして、各図においては、鉛直線に沿う上下方向、鉛直線と直交して水平面に沿う左右方向、及び上下方向とも左右方向とも直交して水平面に沿う前後方向を矢印で示している。
る。
(1-1)インク補給容器63は、インクタンク41~45へのインク補給時に、インク出口65の中心軸85と直交(交差)する方向に延びる位置決め面として機能する平面形状の位置決め部73が、インクタンク41~45の一部であるインク補給用アダプター47の上面58に当接する。すると、インク補給容器63は、インク出口65の中心軸85と直交(交差)する方向において姿勢が安定するため、弁74がインクタンク41~45に対して位置決めされた状態で開弁され、インク補給がし易くなる。したがって、インクタンク41~45に対して適切にインクを補給することができる。
次に、第2実施形態について図を参照しながら説明する。なお、この第2実施形態も含めて以降の各実施形態は、インク補給容器63の構成の一部が第1実施形態とは異なっており、その他の構成は第1実施形態とほぼ同じである。そのため、以降では第1実施形態と同一の構成部分については同一の符号を付すことにし、重複した説明は省略する。
(2-1)インク補給容器63をインクタンク41(42~45)側に移動させ、インク出口65にインクタンク41(42~45)の針(インク入口流路部)56を挿入して弁74を開弁させるとき、円筒状をなす小径部(位置決め部)80の先端面である位置決め面84が、弁74よりも先にインクタンク41(42~45)側に移動する。そして、その際に小径部80の先端の位置決め面84は、貫通孔60におけるインク入口53の内周面を形成する円弧面に案内され、インク出口65に針56を挿入させる方向へ円滑に移動する。その結果、インク補給時に針(インク入口流路部)56を弁74に対して誘導し易くなる。
次に、第3実施形態について図を参照しながら説明する。
図21に示すように、第3実施形態のインク補給容器63は、インク出口65を中心とする放射方向でインク出口65の外側となる位置からインク出口65の中心軸85に沿う方向において容器先端側に向けて突出する凸部71が位置決め部として機能するように構成されている。すなわち、この凸部71は、インク出口65の中心軸85と直交(交差)する平面形状の先端面を有し、この先端面がインク出口65の中心軸85と直交(交差)する方向に延びる位置決め面84を構成している。
弁される。
(3-1)インク補給容器63をインクタンク41(42~45)側に移動させ、インク出口65にインクタンク41(42~45)の針(インク入口流路部)56を挿入して弁74を開弁させるとき、凸部71の先端面である略矩形状の位置決め面84が、弁74よりも先にインクタンク41(42~45)側に移動する。そして、その際に凸部71の先端の位置決め面84は、タンク側の貫通孔60における略矩形状の凹部61の内側面に案内され、インク出口65に針56を挿入させる方向へ円滑に移動する。その結果、インク補給時に針(インク入口流路部)56を弁74に対して誘導し易くなる。
次に、第4実施形態について図を参照しながら説明する。
図23に示すように、第4実施形態のインク補給容器63も、第3実施形態の場合と同様に、インク出口65を中心とする放射方向でインク出口65の外側となる位置からインク出口65の中心軸85に沿う方向において容器先端側に向けて突出する凸部71が位置決め部として機能するように構成されている。すなわち、この凸部71も、インク出口形成部66の一部分である容器付加部67における外部に露出した部分に設けられ、その先端面がインク出口65の中心軸85と直交(交差)する方向に延びる位置決め面84を構成している。そして、その凸部71と小径部80との間には、同様にスリット状の隙間86が形成されている。
(4-1)凸部71がインクタンク41(42~45)の貫通孔60に挿入された場合において、インク出口65の中心軸85と交差(この場合、直交)する方向で、インク出口65から遠い側で貫通孔60の底部と当接する面積の方がインク出口65に近い側で当接する面積よりも大きくなる。そのため、インク出口65に針(インク入口流路部)56を挿入させて弁74を開弁させるインク補給状態において、インク出口65の姿勢の安定性を高めることができる。
次に、第5実施形態について図を参照しながら説明する。
図24及び図25に示すように、第5実施形態のインク補給容器63も、第3及び第4実施形態の場合と同様に、インク出口65を中心とする放射方向でインク出口65の外側となる位置からインク出口65の中心軸85に沿う方向で容器先端側に向けて突出する凸部71が位置決め部として機能するように構成されている。すなわち、この凸部71も、インク出口形成部66の一部分である容器付加部67における外部に露出した部分に設けられ、その先端面がインク出口65の中心軸85と直交(交差)する方向に延びる位置決め面84を構成している。そして、その凸部71と小径部80との間には、同様にスリット状の隙間86が形成されている。
(5-1)インク補給容器63は、インクタンク41(42~45)へのインク補給時に位置決め面84がタンク側の貫通孔60内の第1凹凸部(当接部)62に当接すると、インク出口65の中心軸85と交差する方向において姿勢が安定する。そのため、インク補給がし易くなり、インク補給容器63はインクタンク41(42~45)に対して適切にインクを補給することができる。
次に、第6実施形態について図を参照しながら説明する。
図26に示すように、第6実施形態のインク補給容器63も、第3~第5実施形態の場合と同様に、インク出口65を中心とする放射方向でインク出口65の外側となる位置からインク出口65の中心軸85に沿う方向で容器先端側に向けて突出する凸部71が位置決め部として機能するように構成されている。すなわち、この凸部71も、インク出口形成部66の一部分である容器付加部67における外部に露出した部分に設けられ、その凸部71と小径部80との間には、同様にスリット状の隙間86が形成されている。
(6-1)位置決めのためにインクタンク41(42~45)側の一部と当接する位置決め面84がインク出口65の中心軸85と交差する方向に傾斜(又は湾曲)している。そのため、インク補給容器63からインクタンク41(42~45)へのインク補給時に、インク出口65の中心軸85に沿う方向(重力方向)及び中心軸85と直交する方向(水平方向)の両方向において、インク補給容器63を位置決めでき、インク補給を適切に行うことができる。
(第7実施形態)
図27に示すように、第7実施形態のインク補給容器63も、第6実施形態の場合と同様に、インク出口65を中心とする放射方向でインク出口65の外側となる位置からインク出口65の中心軸85に沿う方向で容器先端側に向けて突出する凸部71が位置決め部として機能するように構成されている。すなわち、この凸部71も、インク出口形成部66の一部分である容器付加部67における外部に露出した部分に設けられ、その凸部71と小径部80との間には、同様にスリット状の隙間86が形成されている。
(第8実施形態)
図28に示すように、第8実施形態のインク補給容器63も、第6実施形態の場合と同様に、インク出口65を中心とする放射方向でインク出口65の外側となる位置からインク出口65の中心軸85に沿う方向で容器先端側に向けて突出する凸部71が位置決め部として機能するように構成されている。すなわち、この凸部71も、インク出口形成部66の一部分である容器付加部67における外部に露出した部分に設けられて、インク出口65を中心とする放射方向で外側に面する外側面(又は外周面)に位置決め面84が設けられている。
(第9実施形態)
図29に示すように、第9実施形態のインク補給容器63は、第1~第8実施形態の場合と異なり、位置決め部及び位置決め面が、インク出口65を中心とする放射方向でインク出口65の内側に設けられている。すなわち、第9実施形態のインク補給容器63は、インク出口形成部66において、内周側にインク出口65を形成する筒部である小径部80とその基端側に連なる中間部81との間に隔壁87が形成され、この隔壁87により位置決め部が構成されている。隔壁87の中央部分でインク出口65の中心軸85が通る位置には、インク出口65をインク収容室76に連通する連通孔88が貫通形成されている
。
(9-1)位置決め部(この場合、隔壁87)及び位置決め面84が、インク出口65の外部に備えられた場合に比べ、インク出口65の内部で保護されるため、破損し難くできる。また、インク出口65の内部で位置決め部(この場合、隔壁87)及び位置決め面84が弁74に近いため、弁74をインクタンク41(42~45)に対して精度良く位置決めできる。更に、位置決め部(この場合、隔壁87)及び位置決め面84にインクが付着してもインク出口65の内部に位置するため、インク補給容器63の外部にインクを付着させ難い。
図30に示すように、第10実施形態のインク補給容器63も、第9実施形態の場合と同様に、位置決め部及び位置決め面が、インク出口65を中心とする放射方向でインク出口65の内側に設けられている。すなわち、インク出口形成部66の小径部80と中間部81との間に形成された隔壁87で位置決め部が構成され、その隔壁87において、インク出口65の中心軸85に沿う方向で容器先端側に位置する壁面により位置決め面84が構成されている。また、隔壁87の中央部分には、インク出口65をインク収容室76に連通する連通孔88が貫通形成されている。
(第11実施形態)
図31~図33に示すように、第11実施形態のインク補給容器63と共にインク補給システムを構成するインク供給ユニット40は、インク入口53が普段は閉塞される構造である。すなわち、このインク供給ユニット40は複数のインク入口53ごとにレバー状のキャップ支持部材90を備えている。キャップ支持部材90の基端部は、インク補給用アダプター47の上面58にインク入口53の中心軸と交差する方向(水平方向)に延びるように設けられた回動軸91に回動自在に支持されている。各キャップ支持部材90の長手方向における中央よりも先端側にはインク入口53に嵌合可能な形状をした弾性キャップ92が設けられ、キャップ支持部材90は、この弾性キャップ92が普段はインク入口53に嵌合した閉塞状態にある。
材90が位置決め補助部材として利用される。
(11-1)インク補給容器63からインクタンク41(42~45)へのインク補給時に、位置決め補助部材(この場合は、キャップ支持部材90)を用いることにより、種々のインクタンク41(42~45)に対し適切な位置決めを行うことができる。
図34に示すように、第12実施形態のインク補給容器63も、第11実施形態の場合と同様に、インク補給時には、インク補給対象のインクタンク41(42~45)の隣りの他のインクタンクのインク入口53を弾性キャップ92で閉塞しているキャップ支持部材90の上面に位置決め面84が当接するように構成されている。すなわち、開放されたインク入口53の針(インク入口流路部)56にインク補給容器63のインク出口65を挿入させると、その針56が弁74を開弁させる。そして、その状態からインク補給容器63をインクタンク41(42~45)側へ更に移動すると、位置決め面84がキャップ支持部材90の上面に当接する。
(第13実施形態)
図35に示すように、第13実施形態のインク補給システムでは、インク補給容器63の容器先端側に突出した凸部71の先端面が位置決め面84を構成している。そして、インク補給時には、タンク側の貫通孔60に挿入された凸部71の先端面である位置決め面84とタンク側の貫通孔60の底部との間に位置決め補助部材としてインク吸収材89が位置するように構成されている。このインク吸収材89は、例えばスポンジ等の弾性部材からなり、インク補給容器63の凸部71とタンク側の貫通孔60の底部との間で緩衝材としても機能する。また、このインク吸収材89は、その厚さを調整することにより、インク出口65に対する針(インク入口流路部)56の挿入時の深さを調整する機能も有する。
(13-1)インク補給容器63の位置決め面84がインクタンク41(42~45)側の一部と当接する際の衝撃をインク吸収材89により緩和できる。また、インク吸収材89によりインクが吸収されるため、インク補給容器63を外したときのたれ落ちや飛び散りを低減できる。
・図18~図20に示す第2実施形態において、容器付加部67は省略してもよい。
・内周側にインク出口65を形成する小径部80は、タンク側の貫通孔60におけるインク入口53の内面の形状に応じて、必ずしも円筒状に限らず、角筒状であってもよい。但し、小径部80の内周側のインク出口65は、開口形状が円形である方が好ましい。
・図27に示す第7実施形態(及び図25に示す第5実施形態)において、凹部61の内側面に位置決め面84に対する当接部として形成された第1凹凸部62は、リブ状以外に突起状などでもよい。
・第3~第7実施形態において、スリット状の隙間86の幅は、毛管現象が発揮される幅であれば、実施形態における幅に限定されない。
・インク補給容器63は、インク出口形成部66と容器本体部64が一体の構成でもよく、位置決め部及び位置決め面84は、容器付加部67ではなく、インク出口形成部66や容器本体部64に設けてもよい。
・インク補給容器63のインク出口65の弁74は、1つ以上のスリット75ならば、3本に限らず2本や4本など他の複数本のスリット75が設けられたものでもよい。また、スリット75が設けられたスリット弁に限らず、スリット75無しで、針56に下方から押されて開弁方向に変位する構成の弁であってもよい。
Claims (12)
- インク入口流路部と、前記インク入口流路部と連通するインク室と、を有するインクタンクに、インクを補給するインク補給容器であって、
前記インクタンクに補給するインクを収容可能なインク収容室を有する容器本体部と、
前記容器本体部の端部に設けられ、前記インク収容室内からの前記インクの流出を可能とするインク出口が形成されたインク出口形成部と、
前記インク出口形成部に設けられ、前記インク出口を開閉可能に封止する弁と、
前記弁が開弁するときに前記インクタンク側の一部と当接して前記弁を前記インクタンクに対して位置決めする位置決め部と、
を備え、
前記位置決め部は、前記弁に対して前記容器本体部が位置する側とは反対側に位置し、且つ、前記インク出口の中心軸と交差する方向に延びる位置決め面を有し、
前記位置決め面は、前記インクタンクの前記インク入口流路部が前記インク出口に挿入されて前記弁が開いた状態において、前記インクタンク側の前記一部と当接することを特徴とするインク補給容器。 - 請求項1に記載のインク補給容器において、
前記位置決め面は、前記インク出口の中心軸に沿う方向において前記インク出口よりも前記容器本体部側とは反対側に位置することを特徴とするインク補給容器。 - 請求項1又は請求項2に記載のインク補給容器において、
前記位置決め面は、前記インク出口形成部の端部で前記インク出口を外部に向けて開口形成する筒部の先端に形成されることを特徴とするインク補給容器。 - インク入口流路部と、前記インク入口流路部と連通するインク室と、を有するインクタンクに、インクを補給するインク補給容器であって、
前記インクタンクに補給するインクを収容可能なインク収容室を有する容器本体部と、
前記容器本体部の端部に設けられ、前記インク収容室内からの前記インクの流出を可能とするインク出口が形成されたインク出口形成部と、
前記インク出口形成部に設けられ、前記インク出口を開閉可能に封止する弁と、
前記弁が開弁するときに前記インクタンク側の一部と当接して前記弁を前記インクタンクに対して位置決めする位置決め部と、
を備え、
前記インク出口は、前記インク出口形成部の一部である筒部に形成され、
前記位置決め部は、前記インク出口の中心軸と交差する方向に延びる位置決め面を前記筒部の外側面との間に隙間を設けて備え、
前記位置決め面は、前記インクタンクの前記インク入口流路部が前記インク出口に挿入されて前記弁が開いた状態において、前記インクタンク側の前記一部と当接することを特徴とするインク補給容器。 - 請求項4に記載のインク補給容器において、前記位置決め面は、前記インク出口の中心軸と交差する方向において前記インク出口から遠い側で前記インクタンク側の一部と当接する面積の方が前記インク出口に近い側で前記インクタンク側の一部と当接する面積よりも大きいことを特徴とするインク補給容器。
- インク入口流路部と、前記インク入口流路部と連通するインク室と、を有するインクタンクに、インクを補給するインク補給容器であって、
前記インクタンクに補給するインクを収容可能なインク収容室を有する容器本体部と、
前記容器本体部の端部に設けられ、前記インク収容室内からの前記インクの流出を可能とするインク出口が形成されたインク出口形成部と、
前記インク出口形成部に設けられ、前記インク出口を開閉可能に封止する弁と、
前記弁が開弁するときに前記インクタンク側の一部と当接して前記弁を前記インクタンクに対して位置決めする位置決め部と、
を備え、
前記位置決め部は、前記インク出口の中心軸と交差する方向に傾斜または湾曲した位置決め面を備え、
前記位置決め面は、前記インクタンクの前記インク入口流路部が前記インク出口に挿入されて前記弁が開いた状態において、前記インクタンク側の前記一部と当接することを特徴とするインク補給容器。 - 請求項6に記載のインク補給容器において、
前記位置決め面は、前記インク出口から前記容器本体部に向かう方向において、前記中心軸から次第に離れる方向に傾斜又は湾曲していることを特徴とするインク補給容器。 - 請求項1~請求項7のうち何れか一項に記載のインク補給容器において、
前記位置決め部は、前記インク出口形成部及び前記容器本体部の少なくとも一方における外部に露出した部分に備えられることを特徴とするインク補給容器。 - インク入口流路部と、前記インク入口流路部と連通するインク室と、を有するインクタンクに、インクを補給するインク補給容器であって、
前記インクタンクに補給するインクを収容可能なインク収容室を有する容器本体部と、
前記容器本体部の端部に設けられ、前記インク収容室内からの前記インクの流出を可能とするインク出口が形成されたインク出口形成部と、
前記インク出口形成部に設けられ、前記インク出口を開閉可能に封止する弁と、
前記弁が開弁するときに前記インクタンク側の一部と当接して前記弁を前記インクタンクに対して位置決めする位置決め部と、
を備え、
前記位置決め部を、前記インク出口の内部に備えることを特徴とするインク補給容器。 - インク入口流路部と、前記インク入口流路部と連通するインク室と、を有するインクタンクと、
請求項1~請求項8のうち何れか一項に記載のインク補給容器と、
前記インク補給容器の前記弁が前記インクタンクに対して前記位置決め部を介して位置決めされるときに前記位置決め部と前記インクタンク側の前記一部との間に位置し、前記位置決め部と前記インクタンク側の前記一部との当接を仲介する位置決め補助部材と、
を備えることを特徴とするインク補給システム。 - 請求項10に記載のインク補給システムにおいて、
前記位置決め補助部材は、インクを吸収可能なインク吸収材で構成されることを特徴とするインク補給システム。 - インク入口流路部と、前記インク入口流路部と連通するインク室と、を有するインクタンクに、インクを補給するインク補給容器であって、
前記インクタンクに補給するインクを収容可能なインク収容室を有する容器本体部と、
前記容器本体部の端部に設けられ、前記インク収容室内からの前記インクの流出を可能とするインク出口が形成されたインク出口形成部と、
前記インク出口形成部に設けられ、前記インク出口を開閉可能に封止する弁と、
前記弁が開弁するときに前記インクタンク側の一部と当接して前記弁を前記インクタンクに対して位置決めする位置決め部と、を備えることを特徴とするインク補給容器。
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