JP2017076838A - 電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信システムに接続された複数の電子制御装置のうちの少なくとも1つの電子制御装置をスリープ状態にできない状況において他の電子制御装置がスリープ状態になってしまうという事態の発生を抑制する【解決手段】ECU2は、ネットワークマネジメント22,23(以下、NM22,23)とNM協調制御部24を備える。NM22,23は、ECU2〜6を有する通信システム1において、互いに異なるように予め設定された第1,2NMプロトコルに基づいてスリープ状態にするか否かを管理する。NM協調制御部24は、NM22,23から、ウェイクアップ要因があるか否かを示す有無回答を取得する。NM協調制御部24は、取得した有無回答に基づいて、NM22,23のうち少なくとも1つにウェイクアップ要因があるか否かを判断し、ウェイクアップ要因があると判断した場合に、NM22,23に対して、ウェイクアップ要因がある旨を回答する。【選択図】図2

Description

本発明は、通信線を介してデータ通信可能に接続される電子制御装置に関する。
特許文献1に記載されているように、複数の電子制御装置が通信線を介して互いにデータ通信可能に接続されている通信システムにおいて、通信の安全性と信頼性を確保するためにネットワークマネジメント機能(以下、NM機能)を電子制御装置に搭載することが提案されている。
特許第4954832号公報
例えば、第1プロトコルに基づいて動作するNM機能が搭載された1または複数の電子制御装置と、第1プロトコルと異なる第2プロトコルに基づいて動作するNM機能が搭載された1つまたは複数の電子制御装置とが接続されている通信システムでは、下記の問題があった。
第1プロトコルと第2プロトコルとでは、スリープ状態へ移行するタイミングが異なる。このため、第1プロトコルの電子制御装置がスリープ状態であるときに、スリープ状態ではない第2プロトコルの電子制御装置が第1プロトコルの電子制御装置へデータを送信してしまう状況が考えられる。この場合に、スリープ状態である第1プロトコルの電子制御装置は、第2プロトコルの電子制御装置からの送信データを受信することができない。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、通信システムに接続された複数の電子制御装置のうちの少なくとも1つの電子制御装置をスリープ状態にできない状況において他の電子制御装置がスリープ状態になってしまうという事態の発生を抑制することを目的とする。
本発明の電子制御装置は、複数の管理部(22,23)と、情報取得部(S140)と、他要因判断部(S150)と、他要因有通知部(S170)とを備える。
複数の管理部は、通信線を介してデータ通信可能に接続された複数の電子制御装置を有する通信システムにおいて、互いに異なるように予め設定された複数の管理プロトコルのうちの1つの管理プロトコルに基づいて、データの送受信を行わないスリープ状態にするか否かを管理する。
情報取得部は、複数の管理部から、スリープ状態を解除するウェイクアップ要因があるか否かを示す有無情報を取得する。
他要因判断部は、情報取得部が取得した有無情報に基づいて、複数の管理部のうち少なくとも1つの管理部にウェイクアップ要因があるか否かを判断する。
他要因有通知部は、ウェイクアップ要因があると他要因判断部が判断した場合に、管理部に対して、ウェイクアップ要因がある旨を通知する。
このように構成された本発明の電子制御装置では、複数の管理部がそれぞれ、通信システムに接続された複数の電子制御装置のうち同一の管理プロトコルに基づいて動作する電子制御装置との間で通信を行うことで、スリープ状態にするか否かを管理する。すなわち、複数の管理部はそれぞれ、同一の管理プロトコルに基づいて動作する他の電子制御装置の全てをスリープ状態にすることができるか否かを判断することができる。
このため、本発明の電子制御装置は、複数の管理部から有無情報を取得することにより、通信システムに接続された他の電子制御装置のうち少なくとも1つの電子制御装置でスリープ状態にすることができないか否かを判断することができる。
そして、本発明の電子制御装置は、他の電子制御装置のうち少なくとも1つの電子制御装置でスリープ状態にすることができない場合に、その旨を管理部に対して通知する。これにより、管理部は、自身の管理プロトコルと相違する管理プロトコルに基づいて動作する電子制御装置においてスリープ状態にすることができない状況を認識することができる。
このため、本発明の電子制御装置は、通信システムに接続された複数の電子制御装置のうちの少なくとも1つの電子制御装置をスリープ状態にできない状況において他の電子制御装置がスリープ状態になってしまうという事態の発生を抑制することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
通信システム1の概略構成を示すプロック図である。 通信システム1のソフトウェア構成を示すプロック図である。 マネジメント処理を示すフローチャートである。 AUTOSARで規定されているウェイクアップ処理とスリープ処理を示す図である。 OSEKで規定されているウェイクアップ処理とスリープ処理を示す図である。 第1実施形態の協調制御処理を示すフローチャートである。 ECU2の動作の具体例を説明するシーケンス図である。 第1NMプロトコルと第2NMプロトコルに基づく動作における協調制御処理の有無による相違を説明する図である。 第1NMプロトコルと第2NMプロトコルの相違を説明する図である。 第2実施形態の協調制御処理を示すフローチャートである。 第1NMプロトコルと第2NMプロトコルに基づく動作における遅延時間の有無による相違を説明する図である。
[第1実施形態]
以下に本発明の第1実施形態を図面とともに説明する。
本実施形態の通信システム1は、車両に搭載されており、図1に示すように、電子制御装置2,3,4,5,6(以下、ECU2,3,4,5,6)を備える。ECU2,3,4,5,6は、通信線7を介して互いにデータ通信可能に接続されており、CAN通信プロトコルに従ってデータの送受信を行う。なお、CANは登録商標である。
ECU2〜6は、具体的には、エンジン制御を行うエンジンECU、ブレーキ制御を行うブレーキECU、ステアリング制御を行うステアリングECU、サスペンション制御を行うサスペンションECU、ライトのオン/オフを制御するECU等、種々の電子制御装置を挙げることができる。
ECU2は、CANトランシーバ11とマイクロコンピュータ(以下、マイコン)12を備える。
CANトランシーバ11は、マイコン12から入力するデジタル信号をCAN通信プロトコルに従う差動信号に変換して通信線7へ出力するとともに、通信線7から入力する差動信号をデジタル信号に変換してマイコン12へ出力する。
マイコン12は、CPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインなどから構成されている。マイコン12の各種機能は、CPUが非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、ROMが、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。また、このプログラムの実行により、プログラムに対応する方法が実行される。なお、ECU2を構成するマイコンの数は1つでも複数でもよい。
またマイコン12は、CANコントローラ13を備える。
CANコントローラ13は、CANトランシーバ11を介して通信フレームを送受信する送受信制御、および複数のECUから同時に通信フレームが送信された場合の調停を行う調停制御等のCANプロトコルに従った制御を実行する。
ECU3,4,5,6は、ECU2と同様に、CANトランシーバ11とマイコン12を備える。
次に、通信システム1のソフトウェア構成を説明する。
ECU2は、マイコン12のCPUがプログラムを実行することで実現される機能の構成として、図2に示すように、CANドライバ21、ネットワークマネジメント22,23(以下、NM22,23)、ネットワークマネジメント協調制御部24(以下、NM協調制御部24)およびアプリケーション25を備える。ECU2を構成するこれらの要素を実現する手法はソフトウェアに限るものではなく、その一部又は全部の要素を、論理回路やアナログ回路等を組み合わせたハードウェアを用いて実現してもよい。
CANドライバ21は、CAN通信を行うためにCANコントローラ13を制御するソフトウェアである。
NM22は、ネットワークマネジメントのために予め設定されたプロトコル(以下、NMプロトコル)に基づいて、ECU2を、消費電力の少ない動作状態(以下、スリープ状態)と通常時の動作状態(以下、通常状態)のうち何れかの状態となるように制御するソフトウェアである。なおスリープ状態では、データの送受信を行うための処理が実行されない。
NM23は、NM22と異なるように予め設定されたNMプロトコルに基づいて、ECU2を、スリープ状態と通常状態のうち何れかの状態となるように制御するソフトウェアである。
以下、NM22に対して設定されているNMプロトコルを第1NMプロトコル、NM23に対して設定されているNMプロトコルを第2NMプロトコルという。なお本実施形態では、例えば、第1NMプロトコルがAUTOSARであり、第2NMプロトコルがOSEKである。
NM協調制御部24は、NM22とNM23を協調制御するソフトウェアである。
アプリケーション25は、ECU2に割り当てられた制御を行うソフトウェアである。アプリケーション25が行う処理には、ECU2に割り当てられた装置を制御するために用いられる制御データの送受信と、アプリケーション25のウェイクアップ要因が存在するか否かの判断とが含まれる。ウェイクアップ要因としては、例えばイグニッションスイッチのオン、車両のドアの開閉といった各種イベントの発生が挙げられる。
ECU3,4,5,6はそれぞれ、CANドライバ31,41,51,61、NM32,42,52,62およびアプリケーション33,43,53,63を備える。
CANドライバ31,41,51,61は、CANドライバ21と同様に、CAN通信を行うためにCANコントローラ13を制御するソフトウェアである。
NM32,52はそれぞれ、NM22と同様に、第1NMプロトコルに基づいて、ECU3,5を、スリープ状態と通常状態のうち何れかの状態となるように制御するソフトウェアである。
NM42,62はそれぞれ、NM23と同様に、第2NMプロトコルに基づいて、ECU4,6を、スリープ状態と通常状態のうち何れかの状態となるように制御するソフトウェアである。
アプリケーション33,43,53,63はそれぞれ、アプリケーション25と同様に、ECU3,4,5,6に割り当てられた制御を行うソフトウェアである。
このように構成された通信システム1において、NM22,23は、後述するマネジメント処理を実行する。またNM協調制御部24は、後述する協調制御処理を実行する。
次に、マネジメント処理の手順を説明する。マネジメント処理は、ECU2の動作中に繰り返し実行される処理である。
マネジメント処理が実行されると、NM22,23は、図3に示すように、まずS10にて、NM協調制御部24に対して、ウェイクアップ要因の有無を問い合わせる。具体的には、まず、NM協調制御部24に対して、ウェイクアップ要因の有無の回答(以下、有無回答)を要求する。そして、NM協調制御部24から有無回答を受け取るまで待機し、有無回答を受け取るとS10の処理を終了する。以下、有無回答を要求することを有無回答要求という。
S10の処理が終了すると、S20にて、有無回答に基づいて、ウェイクアップ要因があるか否かを判断する。具体的には、ウェイクアップ要因がある旨を有無回答が示す場合には、ウェイクアップ要因があると判断し、ウェイクアップ要因がない旨を有無回答が示す場合には、ウェイクアップ要因がないと判断する。
ここで、ウェイクアップ要因があると判断した場合には、S30にて、自身のNMに設定されているNMプロトコルで規定されているウェイクアップ処理を実行し、マネジメント処理を一旦終了する。具体的には、NM22は、第1NMプロトコルで規定されているウェイクアップ処理を実行し、NM23は、第2NMプロトコルで規定されているウェイクアップ処理を実行する。
一方、ウェイクアップ要因がないと判断した場合には、S40にて、自身のNMに設定されているNMプロトコルで規定されているスリープ処理を実行し、マネジメント処理を一旦終了する。具体的には、NM22は、第1NMプロトコルで規定されているスリープ処理を実行し、NM23は、第2NMプロトコルで規定されているスリープ処理を実行する。
次に、AUTOSARで規定されているウェイクアップ処理とスリープ処理と、OSEKで規定されているウェイクアップ処理とスリープ処理を説明する。
AUTOSARでは、図4に示すように、NMプロトコルとしてAUTOSARが設定されている複数のECUがそれぞれ、予め設定された一定周期で、スリープが許可されているか禁止されているかを示すスリープ状態情報を送信する。以下、スリープが許可されている状態をスリープ許可状態といい、スリープが禁止されている状態をスリープ禁止状態という。
そして各ECUは、自身のECUがスリープ許可状態であり、且つ、スリープ禁止状態を示すスリープ状態情報を他のECUから受信していない状態が予め設定されたスリープ判定時間t1継続した場合に、データの送信が禁止された送信禁止状態へ移行する。そして各ECUは、送信禁止状態が予め設定された送信禁止時間t2継続すると、スリープ状態へ移行する。
また各ECUは、予め設定された起動条件が成立すると、自身のECUについて予め設定された起動処理を行った後に、スリープ禁止状態を示すスリープ状態情報を送信する。スリープ状態である他のECUは、起動処理が行われたECUがスリープ状態情報を送信することにより通信線で発生した通信波形を契機として、スリープ状態から起動状態へ移行する。
OSEKでは、図5に示すように、NMプロトコルとしてOSEKが設定されている複数のECUが予め設定された送信順でスリープ状態情報を送信する。
そして各ECUは、スリープ許可状態を示すスリープ状態情報を全てのECUが送信したか否かを判断する。複数のECUのうち、スリープ許可状態を示すスリープ状態情報を全てのECUが送信したと最初に判断したECUが、スリープ状態へ移行することを示すスリープ移行情報を送信する。スリープ移行情報を送信したECUは、スリープ移行情報を送信した後に、送信禁止状態へ移行する。
また、複数のECUのうち、スリープ移行情報を送信したECU以外の他のECUは、スリープ移行情報を受信した後に、送信禁止状態へ移行する。そして各ECUは、送信禁止状態が予め設定された送信禁止時間t3継続すると、スリープ状態へ移行する。なお、各ECUが起動するときの動作は、上述したAUTOSARと同一である。
次に、協調制御処理の手順を説明する。協調制御処理は、ECU2の動作中に繰り返し実行される処理である。
協調制御処理が実行されると、NM協調制御部24は、図6に示すように、まずS110にて、NM22またはNM23から有無回答要求があるか否かを判断する。ここで、有無回答要求がない場合には、協調制御処理を一旦終了する。一方、有無回答要求がある場合には、S120にて、アプリケーション25に対して、ウェイクアップ要因の有無を問い合わせる。具体的には、まず、アプリケーション25に対して有無回答を要求する。そして、アプリケーション25から有無回答を受け取るまで待機し、有無回答を受け取るとS120の処理を終了する。
S120の処理が終了すると、S130にて、有無回答に基づいて、ウェイクアップ要因があるか否かを判断する。具体的には、ウェイクアップ要因がある旨を有無回答が示す場合には、ウェイクアップ要因があると判断し、ウェイクアップ要因がない旨を有無回答が示す場合には、ウェイクアップ要因がないと判断する。
ここで、ウェイクアップ要因があると判断した場合には、S170に移行する。一方、ウェイクアップ要因がないと判断した場合には、S140にて、他のNMに対して、ウェイクアップ要因の有無を問い合わせる。具体的には、まず、他のNMに対して有無回答を要求する。そして、他のNMから有無回答を受け取るまで待機し、有無回答を受け取るとS140の処理を終了する。なお、有無回答要求を受け取った他のNMは、自身のNMと同じNMプロトコルに設定されている他のECUにウェイクアップ要因があるか否かを、受信したスリープ状態情報に基づいて判断し、その判断結果を有無回答として回答する。
また、S110において判断した有無回答要求の要求元がNM22である場合には、他のNMはNM23であり、他のECUはECU4,6である。また、S110において判断した有無回答要求の要求元がNM23である場合には、他のNMはNM22であり、他のECUはECU3,5である。
S140の処理が終了すると、S150にて、S130と同様にして、他のNMからの有無回答に基づいて、ウェイクアップ要因があるか否かを判断する。ここで、ウェイクアップ要因がないと判断した場合には、S160にて、S110において判断した有無回答要求の要求元に対して、ウェイクアップ要因がない旨を回答し、協調制御処理を一旦終了する。一方、ウェイクアップ要因があると判断した場合には、S170に移行する。
そしてS170に移行すると、S110において判断した有無回答要求の要求元に対して、ウェイクアップ要因がある旨を回答し、協調制御処理を一旦終了する。
次に、ECU2の動作の具体例を説明する。
図7に示すように、まず、NM22が、NM協調制御部24に対して有無回答を要求する。そしてNM協調制御部24は、NM22から有無回答要求を受け取ると、アプリケーション25に対して有無回答を要求する。そしてアプリケーション25は、NM協調制御部24に対して、ウェイクアップ要因があるか否かを回答する。
ここで、アプリケーション25からの有無回答が、ウェイクアップ要因がない旨を示すものであったため、NM協調制御部24は、アプリケーション25から有無回答を受け取ると、NM23に対して有無回答を要求する。そしてNM23は、NM協調制御部24に対して、ウェイクアップ要因があるか否かを回答する。
そしてNM協調制御部24は、NM23から有無回答を受け取ると、アプリケーション25およびNM23からの有無回答に基づいて、NM22に対して、ウェイクアップ要因があるか否かを回答する。そしてNM22は、NM協調制御部24からの有無回答に基づいて、ウェイクアップ処理またはスリープ処理を実行する。
次に、NM23が、NM協調制御部24に対して有無回答を要求する。そしてNM協調制御部24は、NM23から有無回答要求を受け取ると、アプリケーション25に対して有無回答を要求する。そしてアプリケーション25は、NM協調制御部24に対して、ウェイクアップ要因があるか否かを回答する。
ここで、アプリケーション25からの有無回答が、ウェイクアップ要因がない旨を示すものであったため、NM協調制御部24は、アプリケーション25から有無回答を受け取ると、NM22に対して有無回答を要求する。そしてNM22は、NM協調制御部24に対して、ウェイクアップ要因があるか否かを回答する。
そしてNM協調制御部24は、NM22から有無回答を受け取ると、アプリケーション25およびNM22からの有無回答に基づいて、NM23に対して、ウェイクアップ要因があるか否かを回答する。そしてNM23は、NM協調制御部24からの有無回答に基づいて、ウェイクアップ処理またはスリープ処理を実行する。
このように構成されたECU2は、NM22,23とNM協調制御部24を備える。
ECU2のNM22,23は、通信線7を介してデータ通信可能に接続されたECU2〜6を有する通信システム1において、互いに異なるように予め設定された第1NMプロトコルおよび第2NMプロトコルに基づいて、データの送受信を行わないスリープ状態にするか否かを管理する。
ECU2のNM協調制御部24は、NM22,23から、ウェイクアップ要因があるか否かを示す有無回答を取得する。NM協調制御部24は、取得した有無回答に基づいて、NM22,23のうち少なくとも1つにウェイクアップ要因があるか否かを判断する。NM協調制御部24は、ウェイクアップ要因があると判断した場合に、NM22,23に対して、ウェイクアップ要因がある旨を回答する。
このようにECU2では、NM22,23がそれぞれ、通信システム1に接続されたECU3〜6のうち同一のNMプロトコルに基づいて動作するECUとの間で通信を行うことで、スリープ状態にするか否かを管理する。すなわち、NM22,23はそれぞれ、同一のNMプロトコルに基づいて動作する他のECUの全てをスリープ状態にすることができるか否かを判断することができる。
このため、ECU2は、NM22,23から有無回答を取得することにより、通信システム1に接続された他のECU3〜6のうち少なくとも1つのECUでスリープ状態にすることができないか否かを判断することができる。以下、ECU2を自装置、ECU3〜6を他装置ともいう。
そしてECU2は、他装置のうち少なくとも1つのECUでスリープ状態にすることができない場合に、その旨をNM22またはNM23に対して通知する。これにより、NM22,23は、自身のNMプロトコルと相違するNMプロトコルに基づいて動作するECUにおいてスリープ状態にすることができない状況を認識することができる。
このため、ECU2は、通信システム1に接続されたECU2〜6のうちの少なくとも1つのECUをスリープ状態にできない状況において他のECUがスリープ状態になってしまうという事態の発生を抑制することができる。
例えば図8に示すように、NM協調制御部24による協調制御処理が行われない場合には、第1NMプロトコルのECUがスリープ状態であるときに第2NMプロトコルのECUがスリープ禁止状態である状況となる可能性がある。そして、矢印AL1に示すように、第1NMプロトコルのECUがスリープ状態であるときに第2NMプロトコルのECUからのデータ送信が行われると、第1NMプロトコルのECUは、第2NMプロトコルのECUからのデータを受信することができない。
同様に、第2NMプロトコルのECUがスリープ状態であるときに第1NMプロトコルのECUがスリープ禁止状態である状況となり、矢印AL2に示すように、第1NMプロトコルのECUから第2NMプロトコルのECUへデータ送信が行われる可能性がある。
一方、NM協調制御部24による協調制御処理が行われる場合には、第2NMプロトコルのECUがスリープ禁止状態であるときに第1NMプロトコルのECUはスリープ状態にならない。このため、矢印AL3に示すように、第2NMプロトコルのECUからのデータ送信が行われると、第1NMプロトコルのECUは、第2NMプロトコルのECUからのデータを受信することができる。
同様に、第1NMプロトコルのECUがスリープ禁止状態であるときに第2NMプロトコルのECUはスリープ状態にならない。このため、矢印AL4に示すように、第1NMプロトコルのECUからのデータ送信が行われると、第2NMプロトコルのECUは、第1NMプロトコルのECUからのデータを受信することができる。
またNM協調制御部24は、NM22,23を備えたECU2(すなわち、自装置)においてウェイクアップ要因があるか否かを判断する。そしてNM協調制御部24は、ウェイクアップ要因があると判断した場合に、NM22,23に対して、ウェイクアップ要因がある旨を回答する。これにより、他装置は、自装置においてスリープ状態にすることができない状況を認識することができる。
このため、ECU2は、自装置をスリープ状態にできない状況において他装置がスリープ状態になってしまうという事態の発生を抑制することができる。
またNM協調制御部24は、他装置においてウェイクアップ要因がないと判断し、且つ、自装置においてウェイクアップ要因がないと判断した場合に、NM22,23に対して、ウェイクアップ要因がない旨を回答する。
これにより、ECU2〜6は、ECU2〜6においてスリープ状態にすることができる状況を認識することができる。このため、ECU2は、ECU2〜6の全てをスリープ状態にできる状況になった場合に、ECU2〜6をスリープ状態にすることができる。
以上説明した実施形態において、NM22,23は管理部、S140の処理は情報取得部、S150の処理は他要因判断部、S170の処理は他要因有通知部に相当する。
また、ECU2は自装置、S120,S130の処理は自要因判断部、S170の処理は自要因有通知部、S160の処理は要因無通知部に相当する。
[第2実施形態]
以下に本発明の第2実施形態を図面とともに説明する。なお第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分を説明する。また、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
第2実施形態の通信システム1は、第1NMプロトコルと第2NMプロトコルと協調制御処理が変更された点が第1実施形態と異なる。
第2実施形態の第1NMプロトコルは、図9に示すように、スリープ禁止状態C1からスリープ許可状態C2に移行してスリープ許可状態C2が予め設定されたスリープ判定時間TP1継続すると、送信禁止状態C3へ移行するように規定されている。さらに、第2実施形態の第1NMプロトコルは、送信禁止状態C3に移行した後に予め設定された送信禁止時間TP2が経過すると、スリープ状態C4へ移行するように規定されている。
また、第2実施形態の第2NMプロトコルは、スリープ禁止状態C11からスリープ許可状態C12に移行してスリープ許可状態C12が予め設定されたスリープ判定時間TP11継続すると、送信禁止状態C13へ移行するように規定されている。さらに、第2実施形態の第2NMプロトコルは、送信禁止状態C13に移行した後に予め設定された送信禁止時間TP12が経過すると、スリープ状態C14へ移行するように規定されている。
さらに、第2実施形態の第1NMプロトコルおよび第2NMプロトコルは、通信システム1を構成するECU2,3,4,5,6のうち、NM協調制御部24を有するECU2が最後にスリープ許可状態へ移行するように規定されている。
第2実施形態の協調制御処理は、S210,S220,S230,S240の処理が追加された点以外は第1実施形態と同じである。
すなわち、図10に示すように、S150にて、ウェイクアップ要因がないと判断した場合には、S210にて、S110において判断した有無回答要求の要求元(以下、有無回答要求元)となるNMに遅延時間が必要か否かを判断する。
具体的には、有無回答要求元が第1NMプロトコルのNMである場合には、第1NMプロトコルのスリープ判定時間TP1と送信禁止時間TP2とを加算した加算時間が第2NMプロトコルのスリープ判定時間TP11未満であるか否かを判断する。ここで、スリープ判定時間TP1と送信禁止時間TP2との加算時間がスリープ判定時間TP11以上である場合には、遅延時間が必要でないと判断する。また、スリープ判定時間TP1と送信禁止時間TP2との加算時間がスリープ判定時間TP11未満である場合には、遅延時間が必要であると判断する。
また、有無回答要求元が第2NMプロトコルのNMである場合には、第2NMプロトコルのスリープ判定時間TP11と送信禁止時間TP12とを加算した加算時間が第1NMプロトコルのスリープ判定時間TP1未満であるか否かを判断する。ここで、スリープ判定時間TP11と送信禁止時間TP12との加算時間がスリープ判定時間TP1以上である場合には、遅延時間が必要でないと判断する。また、スリープ判定時間TP11と送信禁止時間TP12との加算時間がスリープ判定時間TP1未満である場合には、遅延時間が必要であると判断する。
そしてS210で、遅延時間が必要でないと判断した場合には、S170に移行する。一方、遅延時間が必要であると判断した場合には、S220にて、有無回答要求元となるNMに対して既に遅延時間が設定されているか否かを判断する。ここで、遅延時間が設定されていない場合には、S230にて、有無回答要求元となるNMに対する遅延時間を設定し、S240に移行する。遅延時間は、スリープ判定時間TP1,TP11および送信禁止時間TP2,TP12に基づいてNMプロトコル毎に予め設定されている。
第1NMプロトコルのNMに対する遅延時間Td1は、下式(1)と下式(2)の両方が成立するように予め設定されている。
TP11 < Td1+TP1+TP2 ・・・(1)
Td1+TP1 < TP11+TP12 ・・・(2)
第2NMプロトコルのNMに対する遅延時間Td2は、下式(3)と下式(4)の両方が成立するように予め設定されている。
TP1 < Td2+TP11+TP12 ・・・(3)
Td2+TP11 < TP1+TP2 ・・・(4)
またS220にて、遅延時間が設定されている場合には、S240に移行する。
そしてS240に移行すると、S230で遅延時間が設定された時点を起点としてS230で設定された遅延時間が経過したか否かを判断する。ここで、遅延時間が経過した場合には、S160に移行する。一方、遅延時間が経過していない場合には、S170に移行する。
このように構成されたECU2では、第1,2NMプロトコルはそれぞれ、スリープ禁止状態からスリープ許可状態へ移行した後に、スリープ許可状態が第1,2NMプロトコル毎に予め設定されているスリープ判定時間TP1,TP11継続すると、送信禁止状態へ移行するように規定されている。また、第1,2NMプロトコルはそれぞれ、送信禁止状態へ移行した後に、送信禁止状態が第1,2NMプロトコル毎に予め設定されている送信禁止時間TP2,TP12継続すると、スリープ状態へ移行するように規定されている。
そして、ECU2のNM協調制御部24は、スリープ判定時間TP1,TP11および送信禁止時間TP2,TP12に基づいて、NM22,23のうちの一方がECU2(すなわち、自装置)をスリープ状態にしており、且つ、他方がECU2をスリープ許可状態にしている状況(以下、回避必要状況)になるか否かを推測する。
NM協調制御部24は、回避必要状況になると推測したときに、ECU2をスリープ状態にしていると推測されたNM(以下、スリープ推測NM)に対して、スリープ禁止状態からスリープ許可状態への移行を遅延させる。
ECU2は、この遅延によって、スリープ推測NMがECU2をスリープ状態にするタイミングを遅らせることができる。これにより、ECU2は、通信システム1に接続されたECU2〜6のうちの少なくとも1つのECUをスリープ状態にできない状況において他のECUがスリープ状態になってしまうという事態の発生を抑制することができる。
例えば図11に示すように、協調制御処理が行われない場合において、第2NMプロトコルのECUがスリープ許可状態に移行してから、第1NMプロトコルのECUと第2NMプロトコルのECUの両方がスリープ状態に移行するまでの時間をスリープ移行完了時間Tc1とする。同様に、協調制御処理が行われる場合において、第2NMプロトコルのECUがスリープ許可状態に移行してから、第1NMプロトコルのECUと第2NMプロトコルのECUの両方がスリープ状態に移行するまでの時間をスリープ移行完了時間Tc2とする。
協調制御処理が行われない場合には、第1NMプロトコルのECUがスリープ状態であるときに第2NMプロトコルのECUがスリープ許可状態である状況となる可能性がある。そして、矢印AL11と矢印AL13に示すように、第1NMプロトコルのECUがスリープ状態であるときに第2NMプロトコルのECUからのデータ送信が行われると、第1NMプロトコルのECUは、通信線7で発生した電圧変動を検出することにより、ウェイクアップする。なお、スリープ状態であった第1NMプロトコルのECUは、第2NMプロトコルのECUからのデータを受信することができない。
同様に、第2NMプロトコルのECUがスリープ状態であるときに第1NMプロトコルのECUがスリープ許可状態である状況となる可能性がある。そして、矢印AL12に示すように、第2NMプロトコルのECUがスリープ状態であるときに第1NMプロトコルのECUからのデータ送信が行われると、第2NMプロトコルのECUは、通信線7で発生した電圧変動を検出することにより、ウェイクアップする。
一方、協調制御処理が行われる場合には、例えば、第1NMプロトコルのECUがスリープ状態であるときに第2NMプロトコルのECUがスリープ許可状態である状況となると推測されるときに、第1NMプロトコルにおいて遅延時間が設定される。これにより、第2NMプロトコルのECUがスリープ許可状態であるときに第1NMプロトコルのECUはスリープ状態にならない。このため、矢印AL15に示すように、第2NMプロトコルのECUから第1NMプロトコルのECUへのデータ送信により、第1NMプロトコルをウェイクアップさせることはない。同様に、矢印AL14に示すように、第1NMプロトコルのECUから第2NMプロトコルのECUへのデータ送信により、第2NMプロトコルをウェイクアップさせることはない。このため、スリープ移行完了時間Tc2をスリープ移行完了時間Tc1よりも短くすることができる。
また、ECU2のNM協調制御部24では、第1,2NMプロトコルのそれぞれに設定されているスリープ判定時間TP1,TP11および送信禁止時間TP2,TP12に基づき、推測した回避必要状況を回避するように回避必要状況に対応した遅延時間Td1,Td2が予め設定される。そしてNM協調制御部24は、予め設定された遅延時間Td1,Td2の間、スリープ推測NMに対して、ウェイクアップ要因がある旨を回答することを許可する一方、ウェイクアップ要因がない旨を回答することを禁止することにより、スリープ禁止状態からスリープ許可状態への移行を遅延させる。
このように、遅延時間Td1,Td2は、スリープ判定時間TP1,TP11および送信禁止時間TP2,TP12に基づき予め設定された一定値である。このため、ECU2は、スリープ推測NMに対して、スリープ禁止状態からスリープ許可状態への移行を一定時間遅延させるという簡便な方法で、回避必要状況を回避することができる。
以上説明した実施形態において、S210の処理は状況推測部、S240,S160,S170の処理は遅延部に相当する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
[変形例1]
例えば上記実施形態では、1つの通信システムに2つのNMプロトコルが混在しているものを示したが、3つ以上のNMプロトコルが混在しているようにしてもよい。
また、上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加または置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
上述したECU2の他、当該ECU2を構成要素とするシステム、当該ECU2としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した媒体、通信管理方法など、種々の形態で本発明を実現することもできる。
1…通信システム、2,3,4,5,6…ECU、7…通信線、22,23…NM、24…NM協調制御部

Claims (5)

  1. 通信線(7)を介してデータ通信可能に接続された複数の電子制御装置(2,3,4,5,6)を有する通信システム(1)において、互いに異なるように予め設定された複数の管理プロトコルのうちの1つの前記管理プロトコルに基づいて、データの送受信を行わないスリープ状態にするか否かを管理する複数の管理部(22,23)と、
    複数の前記管理部から、前記スリープ状態を解除するウェイクアップ要因があるか否かを示す有無情報を取得する情報取得部(S140)と、
    前記情報取得部が取得した前記有無情報に基づいて、複数の前記管理部のうち少なくとも1つの前記管理部に前記ウェイクアップ要因があるか否かを判断する他要因判断部(S150)と、
    前記ウェイクアップ要因があると前記他要因判断部が判断した場合に、前記管理部に対して、前記ウェイクアップ要因がある旨を通知する他要因有通知部(S170)と
    を備える電子制御装置(2)。
  2. 請求項1に記載の電子制御装置であって、
    複数の前記管理部を備えた前記電子制御装置である自装置(2)において前記ウェイクアップ要因があるか否かを判断する自要因判断部(S120,S130)と、
    前記ウェイクアップ要因があると前記自要因判断部が判断した場合に、前記管理部に対して、前記ウェイクアップ要因がある旨を通知する自要因有通知部(S170)と
    を更に備える電子制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電子制御装置であって、
    複数の前記管理部を備えた前記電子制御装置である自装置において前記ウェイクアップ要因があるか否かを判断する自要因判断部と、
    前記ウェイクアップ要因がないと前記他要因判断部が判断し、且つ、前記ウェイクアップ要因がないと前記自要因判断部が判断した場合に、前記管理部に対して、前記ウェイクアップ要因がない旨を通知する要因無通知部(S160)と
    を更に備える電子制御装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の電子制御装置であって、
    複数の前記管理プロトコルはそれぞれ、
    前記スリープ状態への移行が禁止されているスリープ禁止状態から、前記スリープ状態への移行が許可されているスリープ許可状態へ移行した後に、前記スリープ許可状態が、複数の前記管理プロトコル毎に予め設定されているスリープ判定時間継続すると、データの送信が禁止された送信禁止状態へ移行するように規定されるとともに、前記送信禁止状態へ移行した後に、前記送信禁止状態が、複数の前記管理プロトコル毎に予め設定されている送信禁止時間継続すると、前記スリープ状態へ移行するように規定され、
    複数の前記管理プロトコルのそれぞれに設定されている前記スリープ判定時間および前記送信禁止時間に基づいて、複数の前記管理部のうち、少なくとも1つの前記管理部が、複数の前記管理部を備えた前記電子制御装置である自装置を前記スリープ状態にしており、且つ、少なくとも1つの前記管理部が前記自装置を前記スリープ許可状態にしている状況である回避必要状況になるか否かを推測する状況推測部(S210)と
    前記回避必要状況になると前記状況推測部が推測したときに、前記自装置を前記スリープ状態にしていると前記状況推測部で推測された前記管理部であるスリープ推測管理部に対して、前記スリープ禁止状態から前記スリープ許可状態への移行を遅延させる遅延部(S240,S160,S170)と
    を更に備える電子制御装置。
  5. 請求項4に記載の電子制御装置であって、
    前記遅延部は、複数の前記管理プロトコルのそれぞれに設定されている前記スリープ判定時間および前記送信禁止時間に基づき、前記状況推測部が推測した前記回避必要状況を回避するように前記回避必要状況に対応して予め設定された遅延時間の間、前記スリープ推測管理部に対して、前記ウェイクアップ要因がある旨を通知することを許可する一方、前記ウェイクアップ要因がない旨を通知することを禁止することにより、前記スリープ禁止状態から前記スリープ許可状態への移行を遅延させる
    ことを特徴とする電子制御装置。
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