JP2017076649A - プリント配線板及びプリント配線板の製造方法 - Google Patents

プリント配線板及びプリント配線板の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017076649A
JP2017076649A JP2015201982A JP2015201982A JP2017076649A JP 2017076649 A JP2017076649 A JP 2017076649A JP 2015201982 A JP2015201982 A JP 2015201982A JP 2015201982 A JP2015201982 A JP 2015201982A JP 2017076649 A JP2017076649 A JP 2017076649A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
opening
wiring board
printed wiring
conductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015201982A
Other languages
English (en)
Inventor
浅野 浩二
Koji Asano
浩二 浅野
康裕 川合
Yasuhiro Kawai
康裕 川合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ibiden Co Ltd filed Critical Ibiden Co Ltd
Priority to JP2015201982A priority Critical patent/JP2017076649A/ja
Publication of JP2017076649A publication Critical patent/JP2017076649A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/18High density interconnect [HDI] connectors; Manufacturing methods related thereto

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

【課題】 コア基板の表裏で樹脂絶縁層の数が異なっていても、プリント配線板の反りが小さくなる。【解決手段】 実施形態のプリント配線板では、絶縁基板20zに開口26が設けられ、電子部品80が収容される。開口により絶縁基板20zは反り易くなるが、絶縁基板20zの中央部に剛性の高い厚さ30〜80μmの金属層12が配置されている。プリント配線板がヒートサイクルを受けても、反りが生じ難い。【選択図】 図5

Description

本発明は、上側のビルドアップ層を有するプリント配線板、及び、該プリント配線板の製造方法に関する。
特許文献1は電子部品を内蔵する配線基板を開示している。特許文献1の図1に示される配線基板は、表面と裏面を有すると共に裏面側に形成されている凹部を有するコア基板とコア基板の凹部に内蔵されている電子部品とコア基板の表面上に形成されている絶縁層とコア基板の裏面上に形成されているソルダーレジスト層とを有する。そして、特許文献1の図1によれば、コア基板の表面上に形成されている絶縁層の数は3層であり、コア基板の裏面上に形成されている絶縁層の数は1層である。そして、コア基板の裏面上に形成されている絶縁層はコア基板の凹部や電子部品上に形成されていない。
特開2003−046255号公報
[特許文献1の課題]
特許文献1の図1に示される配線基板では、コア基板の表面上に形成されている絶縁層の数とコア基板の裏面上に形成されている絶縁層の数が異なる。そのため、配線基板の反りが大きくなると考えられる。
本発明に係るプリント配線板は、第1面と前記第1面と反対側の第2面を有するコア材と、前記コア材の第1面上に形成されている第1導体層と、前記コア材の第2面上に形成されている第2導体層とからなるコア基板と、前記コア材の前記第1面と前記第1導体層の直上に形成されている最上の樹脂絶縁層と、前記最上の樹脂絶縁層の直上に形成されている最上の導体層と、からなる上側のビルドアップ層と、前記上側のビルドアップ層の直上に形成され前記最上の導体層を露出する開口を有する上側のソルダーレジスト層と、前記コア材の前記第2面と前記第2導体層の直上に形成され前記第2導体層を露出する開口を有する下側のソルダーレジスト層と、を有する。そして、前記コア材は中心部に金属層を有する。
本発明の実施形態に係るプリント配線板によれば、コア材が中心部に金属層を有し、剛性が高いため、コア基板の表面上に形成されている絶縁層の数とコア基板の裏面上に形成されている絶縁層の数が異なっていても、プリント配線板の反りが小さくなる。
本発明の実施形態に係るプリント配線板によれば、コア基板が電子部品を内蔵するための開口を有しても、コア材が中心部に金属層を有し、剛性が高いため、プリント配線板の反りが小さくなる。
本発明の実施形態に係るプリント配線板の製造方法を示す工程図。 実施形態のプリント配線板の製造方法を示す工程図。 実施形態のプリント配線板の製造方法を示す工程図。 実施形態のプリント配線板の製造方法を示す工程図。 実施形態のプリント配線板を示す断面図。 図6(A)は電子部品を内蔵するプリント配線板の断面を示し、図6(B)は実施形態のプリント配線板の第2応用例の断面を示す図である。
図5は、実施形態のプリント配線板10の断面を示す。実施形態のプリント配線板10は、コア基板30を有する。コア基板30は第1面Fと第1面Fと反対側の第2面Sを有するコア材(絶縁基板)20zと絶縁基板(コア材)20zの第1面F上に形成されている第1導体層34Fと絶縁基板20zの第2面S上に形成されている第2導体層34Sを有する。コア材(絶縁基板)20zの中央部には、厚さ30〜80μmの金属層12が配置されている。金属層12の表面にはRa=0.4〜2.00μmの粗面を有する。
コア基板30はさらに第1導体層34Fと第2導体層34Sとを接続しているスルーホール導体36を有する。スルーホール導体36は絶縁基板20zを貫通している貫通孔28に形成されている。図1(D)に示されるように、貫通孔28は、第1面側に形成されている第1開口部28Fと第2面側に形成されている第2開口部28Sで形成されている。貫通孔の形状は、砂時計形状である。コア基板30はさらに第1導体層34Fと金属層12とを接続する第1ビア導体37Fと、第2導体層34Sと金属層12とを接続する第2ビア導体37Sとを有する。第1ビア導体37Fは第1開口25Fに形成され、第2ビア導体37Sは第2開口25Sに形成されている。金属層12は、第1ビア導体37F、第2ビア導体37Sを介してグランド用配線又は電源用配線に接続されている。第1導体層や第2導体層は複数の導体回路とスルーホール導体36の周りに形成されているスルーホール導体のランド、第1ビア導体37F、第2ビア導体37Sの周りに形成されているビア導体のランドを含む。コア基板30の第1面と絶縁基板20zの第1面は同じ面であり、コア基板30の第2面と絶縁基板20zの第2面は同じ面である。
コア基板30はチップコンデンサ等の電子部品を内蔵するための開口26を有してもよい。開口26に電子部品80が内蔵される。金属層12は、スルーホール導体との接触を避けるための開口部12Bと、電子部品80との接触を避けるための開口部12Aとを有する。
絶縁基板20zの第1面Fと第1導体層34Fの直上に最上の樹脂絶縁層50Fが形成されている。
最上の樹脂絶縁層50Fの直上に最上の導体層58Fが形成されている。最上の樹脂絶縁層50Fと最上の導体層58Fで上側のビルドアップ層55Fが形成される。上側のビルドアップ層55Fは1つの樹脂絶縁層50Fと1つの導体層58Fで形成されている。上側のビルドアップ層55Fは複数の樹脂絶縁層と複数の導体層を有していない。
上側のビルドアップ層の直上に上側のソルダーレジスト層70Fが形成されている。上側のソルダーレジスト層70Fは、電子部品等を搭載するための上側のパッド73Fを露出するための開口71Fを有する。
ソルダーレジスト層70Fは2種類の開口71F(71FI、71FO)を有してもよい。図6などに示されるように、開口71FIにより露出される上側のパッドは上側の第1パッド73FIである。上側の第1パッド73FIは回路基板の実装面の略中央に形成されていて、複数の上側の第1パッド73FIでC4パッド群が形成される。開口71FOにより露出される上側のパッドは、上側の第2パッド73FOである。上側の第2パッド73FOはC4パッド群の外に形成されている。図6(B)に示されるように、上側の第1パッド73FI上にICチップ等の電子部品90が搭載される。上側の第2パッド73FOを介して回路基板上に第2の回路基板130が搭載される。上側のパッドは、上側の第2パッド73FOを有さず、上側の第1パッド73FIのみで形成されてもよい。
最上の樹脂絶縁層50Fはビア導体用の開口51Fを有する。ビア導体用の開口51Fにビア導体(最上のビア導体)60Fが形成される。ビア導体60Fは上側のビルドアップ層55Fに含まれる。ビア導体60Fで第1導体層34Fと導体層58Fが接続されている。開口26に電子部品80が内蔵されるとビア導体60Fで電極82と導体層58Fを接続することができる。
コア基板が開口26を有すると、最上の樹脂絶縁層50Fはコア基板30と電子部品80を内蔵する開口26上に形成されていて、最上の樹脂絶縁層50Fはコア基板と電子部品を内蔵する開口26を覆っている。
図6(A)に示されるように、コア基板30の第2面Sと第2導体層34Sの直上に下側のソルダーレジスト層50Sが形成されている。下側のソルダーレジスト層はコア基板の第2面と電子部品を内蔵する開口26上に形成されていて、下側のソルダーレジスト層50Sはコア基板30と電子部品80を内蔵する開口26を覆っている。
下側のソルダーレジスト層50Sは開口51Sを有する。下側のソルダーレジスト層50Sの開口51Sにより第2導体層34Sが露出される。下側のソルダーレジスト層50Sの開口51Sにより露出する第2導体層34Sは下側のパッド53Sとして機能する。下側のパッドを介してプリント配線板はマザーボードに搭載される。図5に示されるように下側のソルダーレジスト層50Sは電子部品の電極82を露出する開口51Sを有しても良い。
ソルダーレジスト層70F、50Sと最上の樹脂絶縁層50Fは樹脂からなる絶縁層である。そして、プリント配線板10はコア基板の第2面Sと下側のソルダーレジスト層50Sの間にビルドアップ層を有しない。従って、絶縁基板20zの第1面F上に形成されている樹脂からなる絶縁層50F、70Fの数は2層であって、絶縁基板20zの第2面S上に形成されている樹脂からなる絶縁層50Sの数は1層である。第1面F上の絶縁層50F、70Fの数と第2面S上の絶縁層50Sの数が異なる。
図6(A)に示されるように、上側のソルダーレジスト層70Fの開口71Fから露出している上側のパッド73Fに半田バンプ76Fを形成することができる。
図5に示されるように、下側のソルダーレジスト層50Sの開口51Sから露出するパッド53Sや電子部品の電極82に半田バンプ76Sを形成することができる。
図6(B)は、実施形態のプリント配線板10の第2応用例400を示す。第2応用例400は、POP(Package on Package)基板である。
上側の第1パッド73FI上の上側の第1半田バンプ76FIを介して、実施形態のプリント配線板10にICチップ(ロジックチップ)等の電子部品90が実装される。第1応用例120が完成する。上側の第2パッド73FO上の上側の第2半田バンプ76FOを介して、第1応用例120に第2の回路基板130が搭載されている。第2応用例400が完成する。図6(B)では、第2の回路基板130上にメモリ等の電子部品190が実装されている。
プリント配線板10と第2の回路基板130との間にモールド樹脂102が形成されている。
第2の回路基板130と電子部品190を封止するモールド樹脂202が形成されている。
図6(B)では、回路基板と第2の回路基板を接続する接続体は半田バンプ76FOである。半田バンプ以外に、接続体として、めっきポストやピンなどの金属ポストを例示することができる。めっきポストやピンの形状は円柱である。直円柱が好ましい。
図2(A)に示されるように、プリント配線板10の絶縁基板20zは、電子部品収容用の開口26を有する。開口26は絶縁基板を貫通している。実施形態のプリント配線板の絶縁基板(コア材)20zは開口26を有するので、プリント配線板の強度が低下する。実施形態のプリント配線板では、コア基板の第1面上に積層されている絶縁層50F、70Fの数とコア基板の第2面上に積層されている絶縁層50Sの数が異なる。そのため、実施形態のプリント配線板は反りやすい。
実施形態のプリント配線板10では、絶縁基板20zの第1面F上に形成されている樹脂からなる絶縁層50F、70Fの数Nが絶縁基板20zの第2面S上に形成されている樹脂からなる絶縁層50Sの数Kより多い。数Nは2であり、数Kは1である。数Nが数Kより大きいので、絶縁基板の第1面上に形成されている樹脂の体積は絶縁基板の第2面上に形成されている樹脂の体積より大きくなりやすい。そのため、プリント配線板10は大きな反りを有しやすい。絶縁層の数の差の影響を小さくするため、絶縁基板20zの中央部に剛性の高い厚さ30〜80μmの金属層12が配置されている。絶縁層の数の差に起因するプリント配線板の反りを小さくすることができる。
プリント配線板10では、絶縁基板20zの第1面F上に形成されている導体層34F、58Fの数nが、絶縁基板20zの第2面S上に形成されている導体層34Sの数kより多い。数nは2であり、数kは1である。数nが数kより大きいので、絶縁基板の第1面上に形成されている導体の体積は絶縁基板の第2面上に形成されている導体の体積より大きくなりやすい。そのため、プリント配線板10は大きな反りを有しやすい。導体層の数の差の影響を小さくするため、絶縁基板20zの中央部に剛性の高い厚さ30〜80μmの金属層12が配置されている。導体層の数の差に起因するプリント配線板の反りが小さくなる。
実施形態のプリント配線板では、上側のソルダーレジスト層70Fと下側のソルダーレジスト層50Sの材質が異なる。上側のソルダーレジスト層は光硬化タイプの樹脂絶縁層であり、下側のソルダーレジスト層は熱硬化タイプの樹脂絶縁層である。上側のソルダーレジスト層は樹脂と無機粒子で形成され、下側のソルダーレジスト層は樹脂と無機粒子と補強材で形成される。補強材の例はガラスクロスやガラス繊維である。上側のソルダーレジスト層は補強材を有していない。実施形態のプリント配線板は、絶縁基板20zの中央部に金属層12が配置されているため、放熱性が高い。
[実施形態のプリント配線板の製造方法]
実施形態のプリント配線板10の製造方法が図1〜図4に示される。
厚さ30〜80μmの金属板から成る金属層12が準備される(図1(A))。金属層にスルーホール導体形成位置にスルーホール導体との接触を避けるための開口部12Bが形成され、中央部に電子部品との接触を避けるための開口部12Aが形成される(図1(B))。金属層12の上面及び下面にガラスクロスと樹脂と無機粒子を含む絶縁層20F、20Sと銅箔22F、22Sが積層され絶縁基板(コア材)20zが形成される(図1(C))。絶縁基板の第1面F上の銅箔は第1銅箔22Fであり、絶縁基板の第2面S上の銅箔は第2銅箔22Sである。
第1銅箔22FにCO2レーザが照射される。絶縁基板20zの第1面F側にスルーホール導体用の貫通孔を形成するための第1開口部28Fと第1ビア導体用の第1開口25Fが形成される。更に、第2銅箔22SにCO2レーザが照射される。第1開口部28Fに繋がる第2開口部28Sが形成される。スルーホール導体用の貫通孔28が形成され、第2ビア導体用の第2開口25Sが形成される(図1(D))。第1開口部28Fは第1面Fから第2面Sに向かってテーパーしている。第2開口部28Sは第2面Sから第1面Fに向かってテーパーしている。
第1銅箔と第2銅箔、貫通孔28の側壁上に無電解めっき膜が形成される。その後、無電解めっき膜上に電解めっき膜が形成される。貫通孔内に無電解めっき膜と無電解めっき膜上の電解めっき膜とからなるめっき膜24が形成される。同時に、絶縁基板の第1面と第2面上にめっき膜24が形成される。電解めっき膜で貫通孔28が充填される。めっき膜24上にエッチングレジストが形成される。エッチングレジストから露出するめっき膜24と銅箔22F、22Sが除去される。エッチングレジストが除去される。絶縁基板の第1面に第1導体層34Fが形成される。絶縁基板の第2面に第2導体層34Sが形成される。第1開口25Fに第1ビア導体37Fが形成され、第2開口25Sに第2ビア導体37Sが形成される。貫通孔28に第1導体層と第2導体層を接続するスルーホール導体36が形成される。貫通孔28を有する絶縁基板と貫通孔28に形成されているスルーホール導体36と絶縁基板の第1面上に形成されている第1導体層34Fと絶縁基板の第2面上に形成されている第2導体層34Sとを有する中間基板300が得られる(図1(E))。
中間基板300にCO2ガスレーザにより電子部品収容用の開口26が形成される(図2(A))。コア基板30が完成する。
コア基板30の第1面FにPETフィルム94が貼られる(図2(B))。PETフィルム94で開口26が塞がれる。
電子部品収容用の開口26により露出するPETフィルム上に積層セラミックコンデンサ等の電子部品80が置かれる。電子部品80が開口26内に収容される(図2(C))。電子部品80は、PETフィルム94の粘着力により、PETフィルム94上に保持される。コア基板30の第1導体層34Fの上面と電子部品80の電極82Fの上面は略同一平面上に位置する。
コア基板30の第2面と電子部品上に下側のソルダーレジスト層用の樹脂フィルムが積層される。下側のソルダーレジスト層用の樹脂フィルム(下側の樹脂フィルム)はエポキシ等の樹脂とシリカ等の無機粒子を含む。下側の樹脂フィルムは、さらに、ガラスクロス等の補強部材を有しても良い。実施形態の下側の樹脂フィルムは、ガラスクロスとシリカ粒子とエポキシ樹脂を含む。
下側の樹脂フィルム上に銅箔等の金属箔48Sが積層される。金属箔48Sの厚みは3μm〜5μmである。
加熱プレスを行うことで、下側の樹脂フィルムから下側のソルダーレジスト層50Sがコア基板30の第2面Sと電子部品80上に形成される。同時に、下側のソルダーレジスト層50S上に銅箔48Sが接着される(図2(D))。この際、下側の樹脂フィルムに含まれる樹脂と無機粒子が開口26の側壁と電子部品80との間の隙間に流れ込む。隙間中の樹脂を硬化することで隙間を充填する充填剤50SSが形成される。充填剤により電子部品はコア基板に内蔵される。充填剤50SSにより電子部品80はコア基板30に固定される。充填剤50SSと下側のソルダーレジスト層50Sは同時に形成される。下側のソルダーレジスト層は樹脂と無機粒子と補強材を含む。充填剤は樹脂と無機粒子を含む。充填剤に含まれる樹脂と下側のソルダーレジスト層に含まれる樹脂は同じである。充填剤に含まれる無機粒子と下側のソルダーレジスト層に含まれる無機粒子は同じである。
下側のソルダーレジスト層50Sは熱硬化タイプの樹脂絶縁層である。
コア基板30からPETフィルム94が除去される(図2(E))。第2の中間基板320が得られる。第2の中間基板320は、コア基板30とコア基板30に内蔵されている電子部品80と電子部品とコア基板間の隙間を充填している充填剤50SSとコア基板の第2面と電子部品上に形成されている下側のソルダーレジスト層50Sとソルダーレジスト層50S上の銅箔48Sとを有する。
2つの第2の中間基板320が準備される。1つの第2の中間基板320の銅箔48Sと別の第2の中間基板320の銅箔48Sが向かい合うように、2つの第2の中間基板が支持板18に固定される(図3(A))。この時、第2の中間基板の外周と支持板18の外周が接着剤で接着されている。2つの第2の中間基板のコア基板の第1面Fが外を向いている。外周の接着箇所APで第2の中間基板が支持板18に接着されている。接着箇所より内側に位置する第2の中間基板は接着されていない。接着剤は図に示されていない。
第2の中間基板のコア基板の第1面と電子部品上に最上の樹脂絶縁層用の樹脂フィルムが積層される。最上の樹脂絶縁層用の樹脂フィルム(最上の樹脂フィルム)はエポキシ等の樹脂とシリカ等の無機粒子を含む。最上の樹脂フィルムは、さらに、ガラスクロス等の補強材を有しても良い。最上の樹脂フィルムは、ガラスクロスとシリカ粒子とエポキシ樹脂を含む。なお、プリント配線板の反りを小さくするため、最上の樹脂絶縁層は補強材を有しないことが好ましい。プリント配線板内の剛性のバランスが高くなる。
加熱プレスにより、最上の樹脂フィルムから最上の樹脂絶縁層50Fが形成される(図3(B))。最上の樹脂絶縁層50Fは熱硬化タイプの樹脂絶縁層である。
CO2ガスレーザにて樹脂絶縁層50Fにビア導体用の開口51Fが形成される。開口51Fは電極82と第1導体層34Fに至る。樹脂絶縁層50F上と開口51Fの内壁に無電解銅めっき層52が形成される。無電解銅めっき層52上にめっきレジストが形成される。めっきレジストから露出する無電解銅めっき層52上に、電解銅めっき層56が形成される。めっきレジストが除去される。電解銅めっき層56から露出する無電解銅めっき層52がエッチングで除去される。最上の樹脂絶縁層50F上に最上の導体層58Fが形成される。同時に、最上の樹脂絶縁層を貫通し、第1導体層34Fや電極82に至る最上のビア導体60Fが形成される(図3(C))。
最上の樹脂絶縁層50Fと最上の導体層58F上に上側のソルダーレジスト層70Fが形成される。上側のソルダーレジスト層は光硬化タイプの樹脂絶縁層である。上側のソルダーレジスト層に露光処理と現像処理により開口71F(71FI、71FO)が形成される(図4(A))。開口71Fにより最上の導体層が露出される。開口71Fにより露出される導体部分は上側のパッド73F(73FI、73FO)として機能する。以上のプロセスにより、図4(A)に示される積層体LBが形成される。
接着箇所APより内側で積層体LBが切断される。積層体の切断箇所は枠部内である。切断により1つの積層体から2つの中間の回路基板MCBが得られる。中間の回路基板MCBが図4(B)に示される。中間の回路基板MCBはコア基板30とコア基板の第1面上に形成されている最上の樹脂絶縁層50Fと最上の導体層58Fと最上のビア導体60Fと上側のソルダーレジスト層70Fと下側のソルダーレジスト層50Sと金属箔48Sを有する。
下側のソルダーレジスト層上の金属箔48Sがエッチングにより除去される(図4(C))。この時、上側のパッドがエッチングで溶解されないように、上側のソルダーレジスト層上に保護フィルムが貼られている。上側のパッドが露出しない。保護フィルムは図に示されていない。また、金属箔48Sの除去により、金属箔の粗面が下側のソルダーレジスト層に転写される。下側のソルダーレジスト層は粗面を有する。
下側のソルダーレジスト層50Sにレーザで開口51Sが形成される(図4(C))。金属箔48Sにレーザを照射することで、開口51Sが形成されてもよい。開口51Sにより、下側のパッド53Sが露出される。下側のパッドは第2導体層34Sに含まれる。電子部品の電極82を露出する開口51Sを下側のソルダーレジスト層に形成することができる。
上述では、2つの中間の回路基板が分離される前に上側のソルダーレジスト層に開口71Fが形成されている。
上側のパッド73F(73FI、73FO)と下側のパッド53S上に保護膜72を形成することができる(図4(D))。開口51Sから露出している電子部品の電極82上に保護膜を形成することができる。保護膜は、パッドや電極の酸化を防止するための膜である。保護膜は、例えば、Ni/Au、Ni/Pd/Au、Pd/AuやOSP(Organic Solderability Preservative)膜で形成される。
上側のパッド73FI、73FO上に半田バンプ76FI、76FOが形成される。半田バンプを有するプリント配線板が完成する(図6(A))。半田バンプ76FIはC4パッド(上側の第1パッド)73FI上に形成されていて、半田バンプ76FOは上側の第2パッド73FO上に形成されている。
プリント配線板の下側のパッド53Sに半田バンプ76Sを形成することができる。
プリント配線板10に半田バンプ76FIを介して電子部品90が実装される。プリント配線板とプリント配線板に実装されている電子部品とからなる応用例が完成する。実装時、プリント配線板は加熱される。実施形態のプリント配線板では、絶縁基板20zの中央部に剛性の高い厚さ30〜80μmの金属層12が配置されている。プリント配線板がヒートサイクルを受けても、反りが生じ難い。ICチップの実装後、半田バンプ76FOを介して第2の回路基板130が応用例120に搭載される。プリント配線板10と第2の回路基板130との間にモールド樹脂102が形成される(図6(B))。第2応用例(POP基板)が完成する。
実施形態の製造方法では、プリント配線板が剛性の高い支持板に固定され形成されるため、加工精度が高く、ファインピッチに導体層を形成することが可能である。
10 プリント配線板
12 金属層
12A、12B 開口部
20z 絶縁基板
26 開口
30 コア基板
34F 第1導体層
34S 第2導体層
50F 最上の樹脂絶縁層
70F、50S ソルダーレジスト層
51S 開口
58F 最上の導体層
60F 最上のビア導体
80 電子部品

Claims (8)

  1. 第1面と前記第1面と反対側の第2面を有するコア材と、前記コア材の第1面上に形成されている第1導体層と、前記コア材の第2面上に形成されている第2導体層とからなるコア基板と、
    前記コア材の前記第1面と前記第1導体層の直上に形成されている最上の樹脂絶縁層と、前記最上の樹脂絶縁層の直上に形成されている最上の導体層と、からなる上側のビルドアップ層と、
    前記上側のビルドアップ層の直上に形成され前記最上の導体層を露出する開口を有する上側のソルダーレジスト層と、
    前記コア材の前記第2面と前記第2導体層の直上に形成され前記第2導体層を露出する開口を有する下側のソルダーレジスト層と、を有するプリント配線板であって、
    前記コア材は中心部に金属層を有する。
  2. 請求項1のプリント配線板であって、前記コア基板は電子部品内蔵用の開口を有し、前記電子部品内蔵用の開口に電子部品が内蔵されている。
  3. 請求項1のプリント配線板であって、前記金属層は層厚30〜80μmの銅から成る。
  4. 請求項1のプリント配線板であって、前記金属層はスルーホール導体と接しない開口部を有する。
  5. 請求項2のプリント配線板であって、前記金属層は前記電子部品と接しない開口部を有する。
  6. 請求項1のプリント配線板であって、前記金属層は、電源用配線、又は、グランド用配線のビア導体に接続される。
  7. 請求項1のプリント配線板であって、前記金属層は、表面にRa=0.4〜2.00μmの粗面を有する。
  8. プリント配線板の製造方法であって;
    金属箔にスルーホール用開口部、電子部品収容用の開口部を形成することと、
    前記金属箔の両面に樹脂層を形成し、コア材とすることと、
    前記コア材に、前記スルーホール用開口部内を貫通するスルーホール用貫通孔を形成すると共に、前記金属箔に至るビア用開口を形成することと、
    前記スルーホール用貫通孔にスルーホール導体を形成すると共に、前記ビア用開口にビア導体を形成することと、
    前記コア材に、前記金属層の前記電子部品収容用の開口部内を貫通する電子部品収容用の貫通孔を形成することと、
    前記電子部品収容用の貫通孔内に電子部品を収容することと、
    前記コア材の一方の面に樹脂絶縁層を形成すると共に、前記電子部品を収容する前記貫通孔内に樹脂を充填し、中間体とすることと、
    前記中間体の前記樹脂絶縁層を当てるようにして、前記中間体を支持板の両面に固定することと、
    前記中間体の露出面側に樹脂絶縁層と導体層を形成することと、
    前記樹脂絶縁層と前記導体層上にソルダーレジスト層を形成することと、
    前記中間体を前記支持板から分離することと、から成る。
JP2015201982A 2015-10-13 2015-10-13 プリント配線板及びプリント配線板の製造方法 Pending JP2017076649A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015201982A JP2017076649A (ja) 2015-10-13 2015-10-13 プリント配線板及びプリント配線板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015201982A JP2017076649A (ja) 2015-10-13 2015-10-13 プリント配線板及びプリント配線板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017076649A true JP2017076649A (ja) 2017-04-20

Family

ID=58549608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015201982A Pending JP2017076649A (ja) 2015-10-13 2015-10-13 プリント配線板及びプリント配線板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017076649A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11439022B2 (en) 2019-09-02 2022-09-06 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Printed circuit board

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11439022B2 (en) 2019-09-02 2022-09-06 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Printed circuit board

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106165554B (zh) 印刷电路板、封装基板及其制造方法
JP2018073890A (ja) プリント配線板およびプリント配線板の製造方法
JP5372579B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法、並びに電子装置
JP2016086024A (ja) プリント配線板
JP2015106615A (ja) プリント配線板、プリント配線板の製造方法
US9793200B2 (en) Printed wiring board
TWI405511B (zh) 具有電子部件的印刷電路板以及其製造方法
US20170033036A1 (en) Printed wiring board, semiconductor package, and method for manufacturing printed wiring board
JP2015185564A (ja) プリント配線板及びプリント配線板の製造方法
JP7199898B2 (ja) 電子部品内蔵基板、電子部品内蔵基板の製造方法
JP2016004888A (ja) プリント配線板及びプリント配線板の製造方法
US20190261513A1 (en) Wiring substrate
JP2017050313A (ja) プリント配線板及びプリント配線板の製造方法
JP2016035987A (ja) 電子部品内蔵配線板及びその製造方法
WO2011030542A2 (ja) 電子部品モジュールおよびその製造方法
US20160113110A1 (en) Printed wiring board
JP6699043B2 (ja) 印刷回路基板、その製造方法、及び電子部品モジュール
JP5599860B2 (ja) 半導体パッケージ基板の製造方法
JP2016082143A (ja) プリント配線板
JP2018006466A (ja) 配線基板、半導体装置、配線基板の製造方法
JP2016152325A (ja) プリント配線板
JP2017076649A (ja) プリント配線板及びプリント配線板の製造方法
KR20120046602A (ko) 인쇄회로기판 및 그 제조방법
JP2015201594A (ja) プリント配線板
JP2016086004A (ja) プリント配線板