JP2017076480A - ワイヤハーネス - Google Patents

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Yasushi Mochizuki
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Abstract

【課題】接続端子をコネクタに接続する際には、電線径が細い場合であっても、被覆電線の接続端子に対し、接続方向および捻る方向に力を加えられ、かつ折れ曲がらないように把持することができ、迅速かつ円滑に接続することができるワイヤハーネス。
【解決手段】導線12端部が露出した複数の被覆電線11と、接続端子15と、各端子挿入孔20に接続端子15の接続部16を脱出不能に収容するコネクタ19と、接続端子15の端子挿入孔20への挿入時に間接的保持部となる被覆電線保持具26と、を備え、被覆電線保持具26は、順に、筒状の被固定部27とフランジ部29と筒状の指掛部30と電線挿通孔28を有する樹脂成形体であり、電線挿通孔28に被覆電線11が挿通され、被固定部27が、絶縁被覆材13の皮剥ぎ後の端部13aに重なり接続端子15の第2のバレル部18に固定され、フランジ部29が、コネクタ19の端面に当接している。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤハーネスに関する。
近年、コネクタの小型化に伴い、接続端子の小型化が進んでいるとともに、電線サイズの細径化が進んでいる。このため、電線サイズの細径化に対応した組立性が高いワイヤハーネスの提供が課題となっている。従来において、図8はワイヤハーネスを構成するコネクタと端子付き電線との一般的な接続を示し、図9は特許文献1に係る端子付き電線を示すものである。図10は従来例に係るワイヤハーネスの要部を示す一部断面した正面図である。
図8、図9において、ワイヤハーネス50は、被覆電線51の端部に設けられた接続端子52をコネクタ59の端子挿入孔60に収容している。接続端子52は、コネクタ59の端子挿入孔60に収容される接続部56と第1のバレル部57と第2のバレル部58とを有し、第1のバレル部57が絶縁被覆材54の端部を皮剥ぎした露出導線53を固定し、かつ絶縁被覆材54の皮剥ぎ後の端部55をロック片61により脱出不能に固定している。なお、図10に示す端子付き電線は、露出導線から絶縁被覆材54に被さるように、防食部材62を備えている。上記構成のワイヤハーネスにおいて、組立性を考慮したいくつかの先行発明が既に知られている(特許文献2〜4参照)。
特許文献2に係るワイヤハーネスは、芯線断面積が1.5mm以下の電線であり、絶縁被覆層の第2のバレル部より後方の所要長さの外面が、紫外線硬化性樹脂組成物をコーティングして紫外線を照射された樹脂硬化層である。
特許文献3に係るワイヤハーネスは、導体の外周に被覆する絶縁層の断面形状における外形が、略楕円形、略多角形、略花弁形、略星形などの異形であり、絶縁層の外接円径と内接円径との比が1.1〜1.5の範囲内にある絶縁電線である。
特許文献4に係るワイヤハーネスは、電線が軸方向に対して交差する方向に引っ張られても、防水ゴム栓の防水性能が低下することがないようにするため、電線挿通孔を有し、電線挿通孔に沿って前側から、端子加締め部と、シール用環状突起を有するゴム栓本体と、曲げ吸収部と、電線保護筒部と、が設けられた防水ゴム栓を備えた構成である。
特開2012−074176号公報 特開2014−026874号公報 特開2008−277045号公報 特開平07−201406号公報
特許文献1〜3のワイヤハーネスのいずれもが、図10に示すように、被覆電線51を指で挟持し接続方向に力を加えて接続端子52をコネクタ59に接続する際に、電線径が細い場合には、被覆電線51と指との間の接触面積が小さく大きな把持力が生じず、また滑りが生じることにより把持力が被覆電線51に伝わりにくく、あるいは、把持位置よりも先側で被覆電線51が腰折れすることにより、接続端子52をコネクタ59の端子挿入孔60に押し込みにくいという問題点が残っている。
特許文献1、2のワイヤハーネスにおいては、電線径が細い場合には、被覆電線と指との間の接触面積が小さく大きな把持力が生じないので、コネクタの端子挿通孔の孔形状に接続端子の先端面の形状が一致するように位相を合わせる、被覆電線を把持して接続端子を回す作業が難しいという問題点がある。
特許文献2、3のワイヤハーネスにおいては、電線径が細い場合には、被覆電線と指との間の接触面積が小さく大きな把持力が生じないので、手で接続端子を持つようにすると、露出導線に触る可能性があり、手に付いた汗やハンドクリームなどで接続端子や露出導線を腐食させる恐れがあり、また手袋を付けて被覆電線を把持し、コネクタと接続端子との接続を行う場合には、作業性がさらに悪化し、異物が付着する恐れがある。
特許文献1、特許文献3、特許文献4のワイヤハーネスにおいては、電線径が細い場合には、把持力が被覆電線に伝わりにくく、あるいは、把持位置よりも先側で被覆電線が腰折れすることにより、接続端子をコネクタの端子挿通孔に押し込みにくいという問題点が残っている。
特許文献1〜3のワイヤハーネスのいずれもが、電線径が細い場合には、端子挿入後に被覆電線を引っ張ることにより接続端子の対コネクタへの挿入方向後端がロック片にロックされることの引張確認がやりづらいという問題点が残っている。
本発明は、上述した問題点を解決するために案出されたもので、接続端子をコネクタに接続する際には、電線径が細い場合であっても、被覆電線の接続端子の近傍部分に対し、接続方向および捻る方向に力を加えられ、かつ折れ曲がらないように把持することができ、もって露出導線に触ることなく、接続端子の接続部をコネクタの端子挿入孔に迅速かつ円滑に接続することができ、また接続後の引張確認が容易にできるワイヤハーネスを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のワイヤハーネスは、絶縁被覆材が皮剥ぎされ導線端部が露出した複数の被覆電線と、前記各被覆電線の前記絶縁被覆材の皮剥ぎ後の端部に設けられた接続端子と、各端子挿入孔に前記接続端子の接続部を脱出不能に収容するコネクタと、前記接続端子の前記端子挿入孔への挿入時に前記被覆電線の間接的保持部となる被覆電線保持具と、を備え、前記被覆電線保持具は、順に、筒状の被固定部とフランジ部と筒状の指掛部とを有し、かつ全長を貫通する電線挿通孔を有する樹脂成形体であり、前記電線挿通孔に前記被覆電線が挿通され、前記被固定部が、前記絶縁被覆材の前記皮剥ぎ後の端部に重なり前記接続端子のバレル部に固定され、フランジ部が、前記コネクタの端面に当接している構成である。
この構成によれば、ワイヤハーネスは、コネクタに接続端子を接続する場合に、電線径が細い場合であっても、被覆電線の接続端子の近傍部分に対し、接続方向および捻る方向に力を加えられ、かつ折れ曲がらないように把持することができるため、接続端子の接続部をコネクタの端子挿入孔に迅速かつ良好に収容することができる。
前記突起部は、前記被覆電線保持具の軸方向に長いリブ形状とすることができる。
この構成によれば、ワイヤハーネスは、被覆電線保持具に対し回す力を一層容易に加えることができる。
前記突起部は、前記被覆電線保持具の周方向に連続または断続するリブ形状とすることができる。
この構成によれば、ワイヤハーネスは、接続端子を接続方向に押す力を突起部に一層有効に加えることができる。
前記コネクタは、マットシール収容部と前記マットシール収容部の正面に設けられた複数の前記端子収容孔とを有するコネクタ本体と、前記マットシール収容部に収容されたマットシールと、前記マットシールを隠蔽するコネクタカバーと、を有し、前記被覆電線保持具は、前記フランジ部よりもコネクタ側の円筒部分が、前記コネクタカバーおよび前記マットシールのそれぞれに一軸線上に設けられた保持具挿通孔に通され、前記第2のバレル部に固定され、前記フランジ部がコネクタカバーに当接している構成とすることができる。
この構成によれば、ワイヤハーネスは、コネクタ本体とマットシールとコネクタカバーとを有する防水構造のコネクタに接続端子を接続する場合に、接続方向および捻る方向に力を加えられ、かつ折れ曲がらないように被覆電線保持具のコネクタカバーの近傍部分を把持することができる。
本発明によれば、接続端子をコネクタに接続する際には、電線径が細い場合であっても、被覆電線の接続端子の近傍部分に対し、接続方向および捻る方向に力を加えられ、かつ折れ曲がらないように把持することができ、もって露出導線に触ることなく、接続端子の接続部をコネクタの端子挿入孔に迅速かつ円滑に接続することができ、また接続後の引張確認が容易にできるワイヤハーネスを提供することができる。
本発明の一実施の形態に係るワイヤハーネスの要部を示す一部断面した正面図である。 本発明の一実施の形態に係るワイヤハーネスの構成要素である被覆電線保持具の斜視図である。 本発明の他の実施の形態に係るワイヤハーネスの要部を示す一部断面した正面図である。 本発明の他の実施の形態に係るワイヤハーネスの構成要素である被覆電線保持具の斜視図である。 本発明の他の実施の形態に係るワイヤハーネスの要部を示す一部断面した正面図である。 本発明の他の実施の形態に係るワイヤハーネスの要部を示す斜視図である。 本発明の他の実施の形態に係るワイヤハーネスの要部の組立工程を示す斜視図である。 従来に係るワイヤハーネスを構成するコネクタと端子付き電線との一般的な接続を示す斜視図である。 従来例に係る端子付き電線の接続時に問題点を説明する図である。 従来例に係る端子付き電線の接続端子を含む端部を示す図である。
以下、本発明に係るワイヤハーネスの実施の形態を説明する。
[第1の実施の形態]
図1、図2は本発明の第1の実施の形態に係るワイヤハーネスを示す。
先ず構成を説明する。図1、図2に示すように、この実施の形態に係るワイヤハーネス1は、絶縁被覆材13が皮剥ぎされ導線12端部が露出した複数の被覆電線11と、各被覆電線11の導線12端部に設けられた接続端子15と、各端子挿入孔20に接続端子15の接続部16を脱出不能に収容するコネクタ19と、接続端子15の端子挿入孔20への挿入時に被覆電線11の間接的保持部となる被覆電線保持具26とを備えている。なお、第2のバレル部18は、請求項にいうところのバレル部である。以下、さらに詳述する。
各被覆電線11は、径が小さい銅線の束である導線12と、導線12を被覆するPVCなどの絶縁被覆材13と、を有し、絶縁被覆材13の端部、例えば長さ10〜15mmの端部が皮剥ぎされ、導線12が露出する構成である。なお、導線は、径が大きい1本の銅線等であってもよい。また、導線12は、アルミニウム線であってもよい。
接続端子15は、接続部16と第1のバレル部17と第2のバレル部18とを有する。接続部16は、この例では、角筒形状、すなわち雌形に形成されているが、雄形でもよい。組付け前の第1のバレル部17と第2のバレル部18は、それぞれ両側一対に開いた平板片部であり、カシメ冶具により抱き込む形態にカシメられる。接続端子15は、第1のバレル部17がカシメられ導線12を抱き込み状態に固定し、かつ第2のバレル部18がカシメられ絶縁被覆材13の皮剥ぎ後の端部13aを抱き込み状態に固定している。もって、接続端子15は、各被覆電線11の端部に設けられている。接続端子15は、例えば、銅、無酸素銅(電気すずめっき)、黄銅、あるいはアルミニウム合金などの良導電性金属板を板金加工してなる成形体とすることができる。
コネクタ19は、複数の端子挿入孔20と、各端子挿入孔20内に孔壁の一側より張り出すロック片21と、を有する。コネクタ19は、各端子挿入孔20に接続端子15の接続部16を収容しかつ接続部16の通過時に接続部16により押し倒されて後張出状態に復帰するロック片21が接続部16の挿入方向後端をロック片21が当接して脱出不能に収容するようになっている。コネクタ19は、例えば、ガラス繊維(GF)や無機フィラー等の充填材を配合して異方性を緩和し、精密成形性と耐熱性に優れるLCP樹脂(液晶ポリマー)製の射出成形体とすることができ、あるいは、ポリエステル樹脂、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリエチレン等の樹脂製であってもよい。また、コネクタ19は、GFおよび無機フィラーを配合した強化ポリエチレンテレフタレート樹脂の射出成形体とすることができる。
被覆電線保持具26は、順に、筒状の被固定部27とフランジ部29と筒状の指掛部30とを有し、かつ全長を貫通する電線挿通孔28を有する樹脂成形体であり、電線挿通孔28に被覆電線11が挿通され、被固定部27が、絶縁被覆材13の皮剥ぎ後の端部13aに重なり接続端子15の第2のバレル部18に固定され、フランジ部29が、コネクタ19の端面に当接している構成である。
被覆電線保持具26の組付手順は、被覆電線保持具26の電線挿通孔28に被覆電線11を挿通し、被固定部27と絶縁被覆材13の皮剥ぎ後の端部13aとを合わせた状態で接続端子15の上向きに開いた状態の第2のバレル部18に載せ、次いで第2のバレル部18をカシメている。
被覆電線保持具26は、例えば、ゴム製成形体、または、ポリプロピレン、ポリエチレン、PVC等の樹脂製成形体とすることができ、あるいは、比較的軟らかいアルミニウム板の板金成形体とすることができる。
被固定部27と指掛部30は、円筒状、角筒状とすることができる。フランジ部29は、円盤状、楕円板状、矩形板状、三角板状、多角形の板状、半月状とすることができる。
指掛部30には指当て面の摩擦抵抗を大きくする突起部31が設けられている。この実施の形態の突起部31は、被覆電線保持具26の軸方向に長いリブ形状の突起部31Aと、被覆電線保持具26の周方向に連続するリブ形状の突起部31Bとが併設されている。突起部31Aは、フランジ部29と突起部31Bとを繋ぐように長く設けられていてもよい。突起部31Bは、周方向に断続するリブ形状であってもよい。この実施の形態の突起部31は、突起部31Aが突起部31Bよりもフランジ部29に近い側に設けられているが、逆の配列であってもよい。
突起部31Aは、コネクタ19の端子挿入孔20に対する接続端子15の接続部16の周方向の位相ずれを修正するための捻り力を良好に生じさせるのに役立つ。突起部31Bは、コネクタ19の端子挿入孔20に接続端子15を接続する推力を良好に生じさせるのに役立つ。
次に作用効果を説明する。ワイヤハーネス1は、被覆電線保持具26が被覆電線11が折れ曲がらないように補強する役目を果たす。被覆電線保持具26の電線挿通孔28に被覆電線11が通された後、接続端子15が組み付けられてから、組立作業者が被覆電線保持具26を把持し、接続端子15の接続部16をコネクタ19の端子挿入孔20に差し込む。このワイヤハーネス1によれば、コネクタ19に接続端子15を接続する場合に、電線径が細い場合であっても、電線径よりも径が大きい被覆電線保持具26を把持して被覆電線11に接続方向および捻る方向に大きな力を加えることができる。このため、接続端子15の接続部16をコネクタ19の端子挿入孔20に迅速かつ良好に収容することができる。実施の形態のワイヤハーネス1は、被覆電線保持具26が突起部31A,31Bを備えているから、被覆電線11に対し、接続方向および捻る方向に力を加えられ、かつ折れ曲がらないように把持することが一層良好にできる。このため、接続端子15のコネクタ19への接続が一層良好に行える。
[第2の実施の形態]
図3、図4は、本発明の第2の実施の形態に係るワイヤハーネスを示す。
このワイヤハーネス1Aは、被覆電線保持具26Aが第1の実施の形態に係る被覆電線保持具26と相違しているのみであり、その他の構成要素については、第1の実施の形態と同一の符号を付して、構成、作用、効果の説明を省略する。
被覆電線保持具26Aは、順に、短筒状の被固定部27Aとシールリブ32とフランジ部29と筒状の指掛部30とを有し、かつ全長を貫通する電線挿通孔28を有する樹脂成形体である。すなわちこの実施の形態では被固定部27Aを、第1の実施の形態に被固定部27に比して長さを短くしてシールリブ32が設けられている。シールリブ32は、コネクタ19の端子挿入孔20に強制嵌入されて止水を行うようになっている。
[第3の実施の形態]
図5〜図7は、本発明の第3の実施の形態に係るワイヤハーネスを示す。このワイヤハーネス1Bは、コネクタ19Bと被覆電線保持具26Bが第1の実施の形態に係るコネクタ19と被覆電線保持具26と相違しているのみであり、その他の構成要素については、第1の実施の形態と同一の符号を付して、構成、作用、効果の説明を省略する。
コネクタ19Bは、マットシールを用いた止水型であり、矩形の凹部に形成されたマットシール収容部23とマットシール収容部23の正面に設けられた複数の端子挿入孔20Bとを有するコネクタ本体22と、マットシール収容部23に収容されたマットシール24と、マットシール24を隠蔽しコネクタ本体22にロック状態に取り付けられるコネクタカバー25と、を有している。
被覆電線保持具26Bは、筒状の被固定部27Bが、コネクタカバー25およびマットシール24のそれぞれに一軸線上に設けられた保持具挿通孔24a,25aに通され、第2のバレル部18に固定され、フランジ部29がコネクタカバー25に当接している。保持具挿通孔24a,25aは、接続端子15が挿通することができる大きさに設けられている。保持具挿通孔24aは円形の孔であり、保持具挿通孔25aは、円形または正方形の孔である。
被固定部27Bは、小径部27aと大径部27bとを有する。小径部27aは、第2のバレル部18に固定される。大径部27bは、マットシール24の保持具挿通孔24aに強制嵌合するようになっている。
次に作用を説明する。被覆電線保持具26Bの電線挿通孔28に被覆電線11が通された後、接続端子15が組み付けられてから、組立作業者が被覆電線保持具26Bを把持し、接続端子15の接続部16をコネクタ本体22とマットシール24とコネクタカバー25とが組み立てられてなるコネクタ19Bの端子挿入孔20Bに差し込む。このワイヤハーネス1Bによれば、被固定部27Bの大径部27bがマットシール24の保持具挿通孔24aに強制嵌合し、止水が行われる。またこのワイヤハーネス1Bによれば、コネクタ19Bに接続端子15を接続する場合に、電線径が細い場合であっても、被覆電線11の接続端子15の近傍の被覆電線保持具26Bを把持することができるので、被覆電線11が折れ曲がらないように把持することができ、かつ接続方向の推力および捻る方向に回転力を加えられる。もって、接続端子15の接続部16をコネクタ19Bの端子挿入孔20Bに迅速かつ良好に収容することができる。
本発明によれば、接続端子をコネクタに接続する際には、電線径が細い場合であっても、被覆電線の接続端子の近傍部分に対し、接続方向および捻る方向に力を加えられ、かつ折れ曲がらないように把持することができ、もって露出導線に触ることなく、接続端子の接続部をコネクタの端子挿入孔に迅速かつ円滑に接続することができ、また接続後の引張確認が容易にできるという効果を有し、ワイヤハーネス全般に有用である。
1,1A,1B ワイヤハーネス
11 被覆電線
12 導線
13 絶縁被覆材
13a 皮剥ぎ後の端部
15 接続端子
16 接続部
17 第1のバレル部
18 第2のバレル部
19,19B コネクタ
20,20B 端子挿入孔
22 コネクタ本体
23 マットシール収容部
24 マットシール
24a 保持具挿通孔
25 コネクタカバー
25a 保持具挿通孔
26,26A,26B 被覆電線保持具
27,27A,27B 被固定部
28 電線挿通孔
29 フランジ部
30 指掛部
31,31A,31B 突起部

Claims (5)

  1. 絶縁被覆材が皮剥ぎされ導線端部が露出した複数の被覆電線と、
    前記各被覆電線の前記絶縁被覆材の皮剥ぎ後の端部に設けられた接続端子と、
    各端子挿入孔に前記接続端子の接続部を脱出不能に収容するコネクタと、
    前記接続端子の前記端子挿入孔への挿入時に前記被覆電線の間接的保持部となる被覆電線保持具と、を備え、
    前記被覆電線保持具は、順に、筒状の被固定部とフランジ部と筒状の指掛部とを有し、かつ全長を貫通する電線挿通孔を有する樹脂成形体であり、前記電線挿通孔に前記被覆電線が挿通され、前記被固定部が、前記絶縁被覆材の前記皮剥ぎ後の端部に重なり前記接続端子のバレル部に固定され、フランジ部が、前記コネクタの端面に当接していることを特徴とするワイヤハーネス。
  2. 前記被覆電線保持具は、前記指掛部の外面部に突起部を有する、ことを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 前記突起部は、前記被覆電線保持具の軸方向に長いリブ形状である、ことを特徴とする請求項2に記載のワイヤハーネス。
  4. 前記突起部は、前記被覆電線保持具の周方向に連続または断続するリブ形状である、ことを特徴とする請求項2に記載のワイヤハーネス。
  5. 前記コネクタは、マットシール収容部と前記マットシール収容部の正面に設けられた複数の前記端子収容孔とを有するコネクタ本体と、前記マットシール収容部に収容されたマットシールと、前記マットシールを隠蔽するコネクタカバーと、を有し、
    前記被覆電線保持具は、前記フランジ部よりもコネクタ側の円筒部分が、前記コネクタカバーおよび前記マットシールのそれぞれに一軸線上に設けられた保持具挿通孔に通され、前記バレル部に固定され、前記フランジ部がコネクタカバーに当接している、ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のワイヤハーネス。
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