JP2017075706A - 加湿装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空焚き発生時に加熱ヒータを早期にOFF状態へ切り替えて安全を確保する加湿装置を提供する。
【解決手段】貯水室18の側壁で加熱ヒータ25の上方に位置する場所に集熱板66を設置したことで、加熱ヒータ25が水面から露出する空焚き状態が発生しても、加熱ヒータ25により加熱され発生した熱気が集熱板66の平行面68と貯水室18の側壁との間の間隙70を通過し、開口から集熱板66の上方へ抜けることで、貯水室18の側壁の温度上昇速度が上がり空焚き検出手段27で早期に高温異常を判断する所定値を検知可能となるため、空焚き状態が発生しても早期に加熱ヒータ25をOFF状態に切り替えて安全を確保することができる。
【選択図】図7

Description

この発明は、貯水室内の自ら加湿空気を発生させる加湿空気発生手段で発生した加湿空気を室内へ送風する加湿装置に関するものである。
従来、この種のものでは図10で示すように、101は水を貯める貯水室、102は貯水室内に設置され加湿空気を発生させる加湿空気発生手段、103は加湿空気発生手段102で発生した加湿空気を室内へ供給する送風ファン、104は貯水室101の底部に設置され水を加熱する加熱ヒータ、105は貯水室101の側壁内方に設置された集熱板、106は集熱板105が設置された貯水室101の側壁外方に設置された空焚き検出手段としての過熱温度センサを備えたものにおいて、何らかの異常により貯水室101内に水が存在しないにも係わらず加熱ヒータ104が駆動し続ける空焚き状態が発生した時、加熱ヒータ104で周辺の空気が加熱されて上昇した熱気が集熱板105と貯水室101の側壁との間に溜まることで、貯水室101の側壁の温度上昇速度が早まり、過熱温度センサ106で早期に異常高温を検知して加熱ヒータ104を停止させ安全を確保する加湿装置を本出願人が出願している。(例えば、特許文献1)
特開2015−58060号公報
しかし、この従来のものでは、集熱板の設置面と貯水室の側壁との間が閉塞していることから、空焚き発生時において一時的に熱気が集熱板と貯水室の側壁との間に溜まるが、貯水室の側壁に熱気が持つ熱量が伝熱して温度低下した空気が集熱板の下方に溜まり続けるため、時間経過と共に過熱温度センサ周辺の温度上昇効率が悪くなることが分かったため、改善の余地がある。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1では、器具本体と、該器具本体内にあり水を貯水する貯水室と、該貯水室内の水から加湿空気を発生させる加湿空気発生手段と、該加湿空気発生手段で発生した加湿空気を室内に供給する送風ファンと、前記貯水室内に設置され水を加熱する加熱ヒータと、前記貯水室内方の側壁から前記貯水室の底部へ向けて傾斜するように設置され空焚き状態時に前記加熱ヒータから発生する熱気を集熱するための集熱板と、該集熱板と前記貯水室の側壁を挟んで対向するように設置され空焚き状態かを判断するための空焚き検出手段と、該空焚き検出手段で空焚き状態だと判断したら前記加熱ヒータの駆動を停止させる制御部とを備え、
前記集熱板に空気が流通可能な開口を設けたことを特徴とした。
また、請求項2では、前記集熱板は、前記加熱ヒータを覆うよう前記貯水室の底部へ向けて傾斜した傾斜面と、該傾斜面の上方にあり前記貯水室の側壁と略平行な平行面と、前記貯水室の側壁に設置する設置面とで構成され、前記平行面と前記貯水室の側壁との間に間隙が形成され、該間隙と対向する前記貯水室の側壁に前記空焚き検出手段が設置されたことを特徴とした。
また、請求項3では、前記加湿空気発生手段は、前記貯水室内に下端を水没させ回転により水を汲み上げて飛散させる筒状の回転体と、該回転体を回転駆動させるミストモータと、前記回転体の回転により飛散された水が衝突する衝突体とで構成されていることを特徴とした。
この発明によれば、集熱板に空気が流通可能な開口を設けたので、空焚き発生時において集熱板と貯水室の側壁との間に熱気が溜まり続けることがなく、加熱ヒータにより発生した熱気が常時集熱板と貯水室の側壁との間に流入し続けるため、集熱板が設置された貯水室の側壁の温度上昇速度が早まり、空焚き検出手段によって早期に空焚きの発生を検知することができる。
また、集熱板は、加熱ヒータを覆うよう貯水室の底部へ向けて傾斜した傾斜面と、該傾斜面の上方にあり貯水室の側壁と略平行な平行面と、貯水室の側壁に設置する設置面とで構成され、平行面と貯水室の側壁との間に間隙が形成され、該間隙と対向する貯水室の側壁に空焚き検出手段が設置されたので、空焚き発生時に上昇した熱気が集熱板の下方から上方へ常に流動し貯水室の側壁温度が上昇するため、早期に空焚き検出手段で異常高温を検知することができる。
また、加湿空気発生手段は、貯水室に下端を水没させ回転により水を汲み上げて飛散させる筒状の回転体と、該回転体を回転駆動させるミストモータと、回転体の回転により飛散された水が衝突する衝突体とで構成されているので、貯水室内の水を回転体で汲み上げて衝突体に衝突させる簡易な構成によって加湿空気を多量に発生させることができるため、組付けが容易であり低コストで加湿空気発生手段を構成できる。
この発明の一実施形態の外観を説明する斜視図 同実施形態の側面図 同実施形態の概略構成図 同実施形態の制御ブロック図 同実施形態の操作部を説明する図 同実施形態の運転制御を説明するフローチャート 同実施形態の貯水室の構造を説明する側面要部断面図 同実施形態の貯水室の構造を説明する要部平面図 図9(a)は、集熱板の正面図、図9(b)は、同平面図、図9(c)は、同右側面図 この発明の従来例を説明する図
次に、この発明の一実施形態における加湿装置を図1から図5に基づいて説明する。
1は略直方形状の器具本体、2は器具本体1の前面上部を構成し取り外し可能な前面上部パネル、3は器具本体1の前面中部を構成し取り外し可能な前面中部パネル、4は器具本体1の前面下部を構成し取り外し可能で下方に向かって器具本体1の前方側に対し所定角度で傾斜した前面下部パネル、5は器具本体1上部に形成されルーバー6が設置された送風口、7は複数のスイッチが備えられ各種操作指令を行う操作部、8は前面中部パネル3に形成され器具本体1内に空気を取り込む吸い込み口、9は前面下部パネル4に設置され取っ手を引くことで器具本体1の設置面と平行なトレー上に設置された排水タンク10の取り出しや取り付けを可能とする排水タンク収納扉、11は排水タンク収納扉9の横に設置され器具本体1の内外を連通する給水開口を開閉することで給水タンク12の給水口13を収納可能とする給水口扉、14は給水口扉11の下方に形成され給水タンク12内に残存する水量を目視可能な水位窓である。
15は器具本体1の底面に設置された底面板、16は底面板15の両側面下部に二つ設置され器具本体1を支持する支持部材、17は各支持部材16の前方及び後方側の両端部にそれぞれ設置され回動することで器具本体1を移動可能とするキャスターである。
18は器具本体1内に設置され所定量の水を貯水する貯水室であり、この貯水室18内には水に下端を水没させ駆動軸に軸支された筒状の回転体19が備えられている。
前記回転体19は、中空逆円錐形で上方に向かって径が徐々に拡大するものであり、駆動軸に接続され回転体19を回転駆動させるミストモータ20を駆動させ、回転体19が回転することによる回転の遠心力で貯水室18内の水を汲み上げ、回転体19の外壁および内壁を伝わせて水を押し上げて、回転体19の外壁を伝わせて押し上げた水を周囲に飛散させると共に、回転体19の内壁を伝わせて押し上げた水を回転体19の上端に形成された複数の図示しない飛散口から周囲に飛散させる。
21は回転体19の上部外周に所定間隔を離間させて位置し回転体19と共に回転する円筒状の多孔体で、該多孔体21には、その全周壁に多数のスリットや金網やパンチングメタル等から成る衝突体としての多孔部22が設置されており、前記回転体19、ミストモータ20、多孔部22で加湿空気発生手段が構成されている。
また、前記回転体19の回転による遠心力で貯水室18内の水を汲み上げると共に空気を飛散させ、多孔部22を通過した水滴が破砕されることで、水の粒子を微細化してナノメートル(nm)サイズのミストが生成すると共に、水の粒子の微細化によるレナード効果でマイナスイオンを多量に発生させるものである。
23は所定の回転数で駆動することで空気を流動させる送風ファンであり、前面中部パネル3に形成された吸い込み口8から吸い込んだ室内空気を吹き出して、貯水室18と送風通路24とを通過させて送風口5から送風することで、貯水室18内で発生したナノミストとマイナスイオンとを含んだ加湿空気を室内へ供給する。
25は貯水室18内に設置され貯水を加熱する加熱ヒータであり、貯水室18外方の側壁に設置され貯水温度を検知するサーミスタで構成された貯水温度センサ26で検知される温度が所定温度となるよう、ON/OFF状態を適宜切り替える。
また、27は所定温度以上を検知したらスイッチが切れて加熱ヒータ25をOFF状態に切り替えるサーモスタットで構成された空焚き検出手段である。空焚き検出手段27としてはサーモスタットに換えてサーミスタを設け、サーミスタの検出温度が所定値を超えたら加熱ヒータ25を強制的にOFF状態に切り替える構成としてもよい。
また、貯水温度センサ26は貯水室18の下限水位より低い箇所となる貯水室18の側壁に設置され、空焚き検出手段27は貯水室18の上限水位より高い箇所となる貯水室18の側壁に設置されていることで、通常運転時は貯水温度センサ26により貯水室18内の水温を確実に検知し、空焚き状態が発生した時は貯水温度センサ26だけでなく空焚き検出手段27でも判断可能な構成となっている。
28は貯水室18内に設置されフロートの上下により水位を検知する水位センサであり、貯水室18内の水位が低下して所定水位以下になったらOFF信号を出力し、水位が上昇して所定水位以上になったらON信号を出力し、更に水位が上昇して貯水室18内が満水となったら満水信号を出力する。
29は一端が貯水室18に接続し他端が給水タンク12の底部に所定のクリアランスを設けて設置された給水管であり、該給水管29の配管途中には、給水タンク12内の水を貯水室18内まで流動させる給水ポンプ30と、給水管29内を流動する水の流量を検知する流量センサ31とが設置されている。
32は一端が貯水室18の底部に接続し他端が排水タンク10の排水流入口33上部に設置された排水管であり、該排水管32の配管途中には、電磁弁を開閉して貯水室18内の水の排水を制御する排水弁34が備えられている。
35は送風口5の壁面に設置され室内へ向けて送風される加湿空気の温度を検知する送風温度センサ、36は送風ファン23の近傍に設置され吸い込み口8から吸い込まれた室内空気の温度を検知する吸気温度センサ、37は前記送風温度センサ36の近傍に設置され器具本体1が設置された室内の湿度を検知する湿度センサであり、各センサで検知された温度や湿度に基づいてミストモータ20や送風ファン23の回転数を変化させ、加熱ヒータ25のON/OFF状態を切り替える。
38は送風通路24内に設置されたフィルターであり、貯水室18内で発生したナノミストとマイナスイオンとを含む加湿空気中の大粒の水滴を補水し、送風口8まで到達させないようにすることで、送風口8付近や器具本体1の設置面が濡れることを防止する。
39は一端が貯水室18の壁面に接続され他端が給水タンク12の給水流入口40上部に設置されたオーバーフロー管であり、万一、水位センサ27が故障して満水検知ができなかった時、給水ポンプ30が駆動し続けて貯水室18内への給水が停止せずとも、オーバーフロー管39を通じて給水タンク12内へ水を戻すことができるため、貯水室18から水が溢れ出すことを確実に防止することができる。
41は排水タンク10内に設置され排水タンク10内の水位によって状態が変化する排水フロート、42は排水フロート41の一端に設置され水位の変化により垂直方向に上下移動する磁石、43は磁石42の磁力の有無でON/OFF状態を判定する近接センサであり、排水タンク10内の水が増えると排水フロート41の動作により磁石42が下降することで、磁石42が近接センサ43から徐々に離れることで近接センサ43で検知可能な磁力が弱まり、排水タンク10が満水近くになると近接センサ43が磁力を検知できなくなり、OFF信号を出力して排水弁34を閉止することで、排水タンク10から水が漏れ出す事態を確実に防止する。
44はルーバー6の図示しない支軸と接続してルーバー6を所定角度まで回動させるルーバーモータであり、ミスト運転の開始時や停止時にルーバー6を所定の角度まで回動させる。
前記操作部7には、運転開始及び停止を指示する運転スイッチ45と、ミストモータ20の回転数を所定値だけ低下させて運転音の低下を図る静音運転を実行するひかえめスイッチ46と、加湿空気を室内に供給するミスト運転の開始あるいは停止のタイマー運転の実施有無を設定するタイマー入/切スイッチ47と、現在時刻の設定を行う時計合せスイッチ48と、加湿空気を室内に供給するミスト運転の開始時刻や停止時刻を設定するタイマー合せスイッチ49と、室内へ供給する加湿空気量を3段階の加湿レベルから選択する加湿スイッチ50と、室内へ供給する加湿空気の風量を3段階の風量レベルから選択する風量スイッチ51と、前記加湿スイッチ50や前記風量スイッチ51で設定された加湿レベルや風量レベルを表示する表示部52と、該表示部52での表示項目を加湿、風量レベルから湿度、現在時刻等に変化させる表示切り替えスイッチ53と、スイッチを3秒押しすると排水弁34を開放して貯水室18内の水を強制的に排水する排水スイッチ54と、運転停止以外の操作を禁止するチャイルドロックスイッチ55とが備えられている。
また、前記操作部7には各スイッチに対応したランプが備えられており、前記運転スイッチ45が操作されたら点灯する運転ランプ56と、前記タイマー入/切スイッチ47が操作されタイマー入り制御かタイマー切り制御かのいずれかで設定されたモードのランプを点灯させるタイマーランプ57と、前記表示部52で表示する検知湿度や現在時刻の午前、午後の項目に応じて該当する所定のランプが点灯する表示項目ランプ58と、前記排水スイッチ54が操作され排水弁34が開放されたら点灯する排水ランプ59と、前記チャイルドロックスイッチ55が操作されチャイルドロックが設定された時に点灯するチャイルドロックランプ60とが備えられている。
61は各センサで検知された検知値や操作部7上に備えられた各スイッチでの設定内容に基づき運転内容や弁の開閉を制御するマイコンで構成された制御部であり、ミストモータ20を所定の回転数で駆動させるミストモータ制御手段62と、送風ファン23を所定の回転数で駆動させる送風ファン制御手段63と、加熱ヒータ25のON/OFF状態を変化させて貯水室18内の水温を制御する加熱ヒータ制御手段64と、空焚き検出手段27で検知された温度と所定値とを比較する温度比較手段65とが備えられている。
次に、一実施形態での運転開始から終了までの動作について図6のフローチャートに基づいて説明する。
まず、操作部7の運転スイッチ45が操作されたか、もしくはタイマー入/切スイッチ47で設定された運転開始時刻になったら、制御部61は、排水弁34を開放して貯水室18内の水を排水し、水位センサ27でOFF信号が検知されたら給水ポンプ30の駆動を開始し給水管29内にある水を排水して、所定時間経過したら排水弁34を閉止する水入替モードを行う(ステップS101)。
ステップS101の水入替モードが終了したら、制御部61は、給水タンク12内の水を給水管29を介して貯水室18内へ供給し、水位センサ27でON信号が検知されたら所定量の水が貯水室18内に供給されたとして給水ポンプ30の駆動を停止した後、送風ファン23を所定時間だけ駆動させ回転体19に付着した大粒の水滴を落とす立ち上げモードを行う(ステップS102)。
ステップS102の立ち上げモードが終了したら、制御部61は、ルーバーモータ44を駆動させてルーバー6を器具本体1の上面に対して垂直となる位置で停止させ、加湿スイッチ50及び風量スイッチ51で設定された加湿レベルと風量レベルに基づいて、ミストモータ20と送風ファン23とが所定の回転数で駆動するようミストモータ制御手段62と送風ファン制御手段63とでそれぞれの回転数を制御し、貯水温度センサ26の検知値に基づいて加熱ヒータ25のON/OFF状態を加熱ヒータ制御手段64で切り替えて制御することで、貯水室18内の貯水温度を加湿レベルと風量レベルとに合わせた所定の温度範囲内にするミスト運転を実行する通常運転モードを行う(ステップS103)。
ここで通常運転モードを詳述すると、ミストモータ制御手段62によりミストモータ20を800〜1400rpmの範囲内で回転数を変化させ、また、送風ファン制御手段63で送風ファン23を400〜800rpmの範囲内で回転数を変化させることで、風量レベルに合った回転数にしたミスト運転を行い、更に、送風温度センサ35で検知される温度が加湿レベルに合った値となるよう貯水室18内の貯水温度を変化させ、貯水温度センサ26で検知される温度が約30〜40℃の範囲内で推移するように加熱ヒータ25のON/OFF状態を加熱ヒータ制御手段64で切り替えて制御する。
ステップS103の通常運転モードを開始した後に通常運転モードの途中で運転スイッチ45がOFF操作されたか、あるいはタイマー入/切スイッチ47で設定されたミスト運転の停止時刻になったら、制御部61は、ルーバーモータ44を駆動させてルーバー6を器具本体1の上面に対して約20°だけ開放した状態で静止させ、加熱ヒータ25をON状態にして水を加熱し、貯水温度センサ26での検知値が63℃から65℃の間で推移するよう加熱ヒータ25のON/OFF状態を切り替えて貯水室18内にある水の除菌を行う除菌運転を所定時間である10分間実行し、10分経過後に貯水室18内を冷却する冷却運転を実行した後に排水弁34を開放して貯水室18内の水を排水するクリーニングモードを行う(ステップS104)。
ステップS104のクリーニングモードが終了したら、制御部61は、ミストモータ制御手段62及び送風ファン制御手段63によりミストモータ20と送風ファン23とを所定の回転数で所定時間だけ駆動させ、貯水室18内を乾燥させる乾燥モードを実施し(ステップS105)、所定時間経過したらミストモータ20と送風ファン23とを停止させて乾燥モードが終了し、ルーバーモータ44を駆動させてルーバー6を閉止することで運転終了となる。
次に、本実施形態における貯水室18内の詳細な構造と熱気の流動について説明する。
まず、図7から図9で示すように、貯水室18の側壁で加熱ヒータ25の上方にステンレス鋼で成形された集熱板66が設置されており、該集熱板66の上部には空気が流通可能な開口71を設けている。
また、前記集熱板66は、加熱ヒータ25が覆われるように貯水室18の底部方向へ傾斜した傾斜面67と、貯水室18の側壁と略平行な位置にある平行面68と、該平行面68の両端から略L字状に成形され貯水室18の側壁に固定された設置面69とで構成されている。
また、前記集熱板66を構成する平行面68及び設置面69と貯水室18の側壁とで囲まれた空間には間隙70が形成されており、加熱ヒータ25で加熱され温度上昇した熱気が間隙70の下方から上方へ流動し、集熱板66上部の開口71から熱気が当該集熱板66の上方へ抜けることが可能となっている。
そして、前記平行面68と対向し貯水室18を挟んで当該貯水室18外方の側壁に空焚き検出手段27が設置されており、間隙70を通過する空気の熱量によって加熱された貯水室18の側壁の温度を検知可能としている。
このような位置に集熱板66と空焚き検出手段27とを設置したことにより、前記ステップS103の通常運転モード等において貯水温度センサ26や水位センサ28が故障したことで、加熱ヒータ25をOFF状態へ切り替える温度に到達しているにも係わらずON状態が継続し、更に、貯水室18内の水位が低下して補水が必要な状態にも係わらず給水ポンプ30が駆動せず加熱ヒータ25が水面から露出する空焚き状態が発生した時、集熱板66の下方にある加熱ヒータ25で発生した熱気が傾斜面67から間隙70へ案内され当該間隙70内を上昇する中で、貯水室18の側壁に熱気が持つ熱量が伝熱し貯水室18の側壁の温度を上昇させ、熱量を失い温度低下した空気が集熱板66の下方から上昇する熱気に押されて集熱板66の上部にある開口71から貯水室18の上方へ抜ける。
よって、空焚き状態が発生した時に熱気が間隙70を通過することで、集熱板66が設置された貯水室18の側壁付近が熱気の熱量により加熱されて温度上昇し、更に、集熱板66の下方から上昇する熱気に温度低下した空気が押されて開口71から貯水室18の上方へ抜けるため、温度低下した空気が間隙70に留まらないことで集熱板66が設置された貯水室18の側壁の温度上昇速度が早まり、空焚き検出手段27での検知温度が早期に上昇して温度比較手段65で異常高温と判断する所定値以上になったことを判断し、制御部61により加熱ヒータ25の駆動を早期にOFF状態へ切り替えることができることから、装置の安全性を高めることができる。
以上のように、貯水室18の側壁で加熱ヒータ25の上方に位置し空焚き検出手段27と対向する場所に平行面68が設置されるよう集熱板66を設置したことで、加熱ヒータ25が水面から露出する空焚き状態が発生しても、加熱ヒータ25により加熱され発生した熱気が集熱板66の平行面68と貯水室18の側壁との間の間隙70を通過し、開口71から集熱板66の上方へ抜けることで、貯水室18の側壁の温度上昇速度が上がり空焚き検出手段27で早期に高温異常を判断する所定値を検知可能となるため、空焚き状態が発生しても早期に加熱ヒータ25をOFF状態に切り替えて、装置の安全性を高めることができる。
また、開口71の垂直下方向で貯水室18内方の側壁と対向する貯水室18外方の側壁に空焚き検出手段27を設置したことで、空焚き状態の発生時に熱気がもっとも集熱板66の上方へ抜けやすい箇所の貯水室18の外壁に空焚き検出手段27が設置されていることから、常に高温の熱気が空焚き検出手段27と対向する貯水室18内方の側壁を通過し検知温度を上昇させるため、空焚き検出手段27の温度上昇効率がよく早期に空焚き状態の発生を判断することができる。
なお、本実施形態では空焚き検出手段としてサーモスタットで構成された空焚き検出手段27で説明したが、これに限らず、空焚き検出手段27の近傍に設置された貯水温度センサ26で異常高温を検知する制御であってもいものであり、万一、空焚き検出手段27が故障した場合であっても貯水温度センサ26で異常高温を検知し加熱ヒータ25をOFF状態に切り替えることができる制御にすることで、より安全性を高めることができる。
また、開口71を所定範囲だけ閉塞する閉塞面を設けた構成であってもよく、一定量の熱気を間隙70内に留めることで温度上昇効率を更に上げ、空焚き検出手段27で異常高温をより早期に検知して、加熱ヒータ25をOFF状態に切り替えることもできる。
また、空焚き検出手段27の構成についても、貯水温度センサ26と同様にサーミスタで構成してもよく、また、前記水位センサ28で下限水位以下の水位を検知可能とし、加熱ヒータ25が水面から剥き出しになる水位を水位センサ28で検知して空焚き状態を判断するものであってもよい。
また、本実施形態における構成や制御内容は一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図しておらず、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 器具本体
18 貯水室
19 回転体(加湿空気発生手段)
20 ミストモータ(加湿空気発生手段)
22 多孔部(加湿空気発生手段)
23 送風ファン
25 加熱ヒータ
27 空焚き検出手段
61 制御部
66 集熱板
67 傾斜面
68 平行面
69 設置面
70 間隙
71 開口

Claims (3)

  1. 器具本体と、該器具本体内にあり水を貯水する貯水室と、該貯水室内の水から加湿空気を発生させる加湿空気発生手段と、該加湿空気発生手段で発生した加湿空気を室内に供給する送風ファンと、前記貯水室内に設置され水を加熱する加熱ヒータと、前記貯水室内方の側壁から前記貯水室の底部へ向けて傾斜するように設置され空焚き状態時に前記加熱ヒータから発生する熱気を集熱するための集熱板と、該集熱板と前記貯水室の側壁を挟んで対向するように設置され空焚き状態かを判断するための空焚き検出手段と、該空焚き検出手段で空焚き状態だと判断したら前記加熱ヒータの駆動を停止させる制御部とを備え、
    前記集熱板に空気が流通可能な開口を設けたことを特徴とする加湿装置。
  2. 前記集熱板は、前記加熱ヒータを覆うよう前記貯水室の底部へ向けて傾斜した傾斜面と、該傾斜面の上方にあり前記貯水室の側壁と略平行な平行面と、前記貯水室の側壁に設置する設置面とで構成され、前記平行面と前記貯水室の側壁との間に間隙が形成され、該間隙と対向する前記貯水室の側壁に前記空焚き検出手段が設置されたことを特徴とする請求項1記載の加湿装置。
  3. 前記加湿空気発生手段は、前記貯水室内に下端を水没させ回転により水を汲み上げて飛散させる筒状の回転体と、該回転体を回転駆動させるミストモータと、前記回転体の回転により飛散された水が衝突する衝突体とで構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の加湿装置。
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