JP2020134012A - 加湿空気発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 バイパス開口の上方で発生する結露水が送風口へ案内されるのを阻止可能な加湿空気発生装置を提供する。【解決手段】 バイパス開口32の上端縁には、気水分離ケース30の内側方向である左方向へ突出し、かつ幅方向である前後方向の一端側としての後端33aより他端側としての前端33bが下方となるよう傾斜するガイド板33が設置されている。これにより、バイパス開口32の上方で発生した結露水がバイパス開口32の上端縁に達したとき、ガイド板33により前方向の下方へ結露水が案内されるため、バイパス開口32の上端縁から垂れた結露水がバイパス開口32から気水分離ケース30内へ流入する乾燥空気によって千切れ飛ぶのを阻止することができる。【選択図】 図7

Description

この発明は、加湿空気を室内へ供給する加湿空気発生装置に関するものである。
従来、この種のものでは、吸気口から吸い込んだ乾燥空気が乾燥風路を通過し、乾燥風路の下流側に設置された貯水タンク内を通過することで、貯水タンク内に設置された加湿空気発生手段により乾燥空気に水分が含まれ加湿空気が発生し、貯水タンクの下流側に設置された加湿風路内を加湿空気が通過した後に送風口から加湿空気が室内へ送風され、室内の加湿と空気清浄を実施するものにおいて、加湿風路の側面に乾燥風路を通過する乾燥空気が貯水タンクを迂回し加湿風路内へ流入可能なバイパス開口を形成したことで、送風口から室内へ送風される加湿空気の送風量をアップさせるものがあった。(例えば、特許文献1)
特開2018−124032号公報
しかし、この従来のものでは、貯水タンク内に設置された加熱ヒータにより加熱され温度上昇した加湿空気が加湿風路内を通過することから、加湿空気より温度が低い乾燥空気がバイパス開口から流入すると加湿風路内のバイパス開口付近が冷却され、結露水が発生する。
そして、加湿風路内のバイパス開口より上方で発生した結露水がバイパス開口の上端縁から垂れてしまうと、バイパス開口を介して加湿風路内へ流入する乾燥空気により結露水が千切れ飛び、送風口まで結露水が運ばれることで送風口付近が濡れてしまい、運転停止後に送風口付近が乾燥するとスケールが析出して外観の汚れが目立つ問題があり、また、送風口から飛び出た結露水により器具本体の設置面が濡れる虞があったことから、改善の余地があった。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1では、器具本体内に設置され乾燥空気を送風する送風ファンと、
当該送風ファンにより送風された乾燥空気が通過する乾燥風路と、
当該乾燥風路の下流側にあり水を貯める貯水タンクと、
当該貯水タンクに設置され加湿空気を発生させる加湿空気発生手段と、
前記貯水タンクの下流側にあり前記加湿空気発生手段で発生した加湿空気が通過する加湿風路と、
前記加湿風路に形成され前記乾燥風路内の乾燥空気を前記加湿風路内へ流入可能とするバイパス開口と、
前記加湿風路の下流側にあり前記加湿風路を通過した加湿空気と乾燥空気とを混合した空気を吹き出す送風口と、を備え、
前記バイパス開口の上端縁に沿って前記加湿風路の内側方向に突出し、かつ幅方向の一端側より他端側が下方となるよう傾斜するガイド板を設置したことを特徴としている。
また、請求項2では、前記ガイド板は、前記他端側に幅方向へ延びる突き出し部が形成され、当該突き出し部と前記加湿風路の側面との間にスリットを形成したことを特徴としている。
また、請求項3では、前記ガイド板は、前記加湿風路の側面に接続固定する接続面と前記加湿風路の内側方向に突出する案内面とで構成され、前記加湿風路内で前記接続面と前記案内面とで成す角度が鋭角となるように設置したことを特徴としている。
この発明によれば、バイパス開口の上端縁に沿って加湿風路の内側方向に突出し、かつ
幅方向の一端側より他端側が下方となるよう傾斜するガイド板を設置したので、バイパス開口の上端縁に達した結露水がガイド板の他端側へ案内されるため、バイパス開口の上端縁に付着した結露水が乾燥空気によって千切れ飛び、送風口まで案内されて運転停止後に送風口にスケールが付着し外観の汚れが目立つ、また、送風口から飛び出た結露水により器具本体の設置面が濡れる虞がある、といった結露水による不具合を未然に阻止することができる。
また、ガイド板は、他端側に幅方向へ延びる突き出し部が形成され、当該突き出し部と気水分離ケースの側面との間にスリットを形成したので、バイパス開口の上端に達した結露水についてスリットを介してスムーズに気水分離ケースの下方の貯水タンクへ案内することができる。
また、ガイド板は、加湿風路の側面に接続固定する接続面と加湿風路の内側方向に突出する案内面とで構成され、加湿風路内で接続面と案内面とで成す角度が鋭角となるよう設置したので、バイパス開口の上端に達した結露水をガイド板から垂れ落ちることなく下方へ案内することができる。
この発明の一実施形態の外観を説明する斜視図である。 同実施形態の概略構成図である。 同実施形態の操作部を説明する図である。 同実施形態の制御ブロック図である。 同実施形態の運転開始から終了までの動作を説明するフローチャートである。 同実施形態の気水分離ケース内の空気の流れを説明する斜視図である。 同実施形態の気水分離ケース内の空気の流れを説明する斜視図である。 同実施形態のバイパス開口周辺の構造を説明する要部拡大図である。 同実施形態の気水分離ケース周辺の空気の流れを説明する平面図である。 同実施形態のガイド板の構造を説明する図9のA−A‘断面図である。
次に、この発明の一実施形態における加湿空気発生装置を図に基づいて説明する。
図1を参照する。1は器具本体、2は器具本体1の正面上部を構成する上面パネル、3は器具本体1の正面下部を構成する下面パネル、4は図示しないブレーカーを隠すブレーカーカバーである。
図2を参照する。10は器具本体1内の略中段高さ位置にあって所定量の水を貯水する貯水タンクであり、この貯水タンク10内には、水面より下にあり上下方向に平行な位置関係で2本設置されON状態、OFF状態を切り替えて貯水を加熱する加湿空気発生手段を構成する加熱ヒータ11a及び下加熱ヒータ11bと、貯水タンク10の外壁に設置され貯水温度を検知する貯水温度センサ12と、フロートが上下することで水位を検知する水位センサ13と、貯水タンク10の外壁に設置され各加熱ヒータ11がOFF状態に切り替わらず加熱が継続され異常高温となったら各加熱ヒータ11と電源との接点を開放し自動での接点復帰は行わない手動復帰型バイメタル式のサーモスタット14と、上加熱ヒータ11aと回転体20との間に配置され貯水タンク10に水が存在しないとき各加熱ヒータ11がON状態で継続することで放射される輻射熱から回転体20を保護する遮熱板15と、を備えている。
図2を参照する。20は貯水タンク10の水中に下端が水没し駆動軸21に軸支され中空逆円錐形で上方に向かって円周が徐々に拡大する筒状の回転体であり、回転体20は、上部外周に所定間隔を離間させて位置し回転体20と共に回転する円筒状の枠体22と、該枠体22の全周壁に多数のスリット、金網、及びパンチングメタル等から成る衝突体としての多孔部23が設置されている。
図2を参照する。24は貯水タンク10の上方に設置され駆動軸21と軸支することで回転体20を回転駆動させる加湿空気発生手段を構成するミストモータ24であり、当該ミストモータ24が駆動すると、加湿空気発生手段を構成する回転体20が回転して貯水タンク10の内壁から水が汲み上げられ、回転体20の上端に形成された複数の図示しない飛散口から外周方向へ飛散し、加湿空気発生手段を構成する多孔部23に衝突することで、水が微細化して粒径がナノメートル(nm)サイズのミストが多量に生成されると同時に、粒径が比較的大きな大粒水滴が発生する。
なお、貯水タンク10内の水位が下限水位を下回ると、回転体20で水を汲み上げることが困難な状態になり、ミストと負イオンの発生量が減少して室内に放出される加湿空気量が減少してしまう。
また、貯水タンク10内の水位が上限水位を上回ると、水の粘性抵抗により回転体20の回転に対する負荷が増大することから、ミストモータ24に負荷がかかり製品寿命の低下に繋がる。
以上のことから、貯水タンク10内の水位を下限水位から上限水位の範囲に収めることで、回転体20による水の汲み上げ量を確保すると共にミストモータ24の負荷増大を防止することができる。
図2を参照する。30は貯水タンク10と送風口40とを接続し貯水タンク10内で発生したミストを含む加湿空気が通過する加湿風路としての気水分離ケース、31は該気水分離ケース30の途中に互い違いとなるよう複数配置された板状のバッフル板である。
気水分離ケース30内を加湿空気が通過すると加湿空気に含まれる粒径の大きな大粒水滴がバッフル板31に付着し、バッフル板31に付着した大粒水滴が溜まると気水分離ケース30の側面を流れ落ちて貯水タンク10へ滴下する。これにより、送風口40まで大粒水滴が案内されることがなく、送風口40付近の結露発生を未然に防止することができる。
図2を参照する。32は最上段に設置されたバッフル板31より上方に位置する気水分離ケース30の側面に形成されたバイパス開口であり、送風経路54内を通過する乾燥空気が貯水タンク10を迂回しバイパス開口32から気水分離ケース30内へ流入可能とする。33は後に詳述するガイド板である。
このように、バイパス開口32が気水分離ケース30に形成されたことで、貯水タンク10内を通過し空気中にミストと負イオンとを含んだ加湿空気と、送風経路54を通過した乾燥空気とが気水分離ケース30の途中で合流し、混合空気として送風口40から室内へ送風されることで送風量がアップするため、風量アップのために送風ファン51を大型化する必要がなく大幅なコストアップを阻止できる。
図2を参照する。40は器具本体1上部の前面方向が開口した送風口であり、送風口40には、上下方向の風向を変更可能な板状のルーバー41と、室内へ送風される加湿空気の温度を検知する送風温度センサ42と、が備えられ、気水分離ケース30を通過したミストを含む加湿空気が送風口40から室内へ送風されることで室内の加湿と空気清浄とが実施可能となる。
図2を参照する。50は器具本体1の底面に形成され室内の空気が入り込む吸気口であり、吸気口50内には、所定の回転数で駆動することで室内空気を吸引して器具本体1の上部方向へ送風する送風ファン51と、吸気口50へ吸い込まれる室内空気の雰囲気温度を検知する吸気温度センサ52と、器具本体1が設置された室内の相対湿度を検知する湿度センサ53と、を備えている。
送風ファン51が所定の回転数で駆動すると、器具本体1の底面に形成された吸気口50から吸い込んだ室内空気が器具本体1の上部方向へ送風され、吸気口5と貯水タンク10とを接続する乾燥風路としての送風経路54を室内空気が通過し、貯水タンク流入口10aから貯水タンク10内へ流入した室内空気がミストを含んだ加湿空気となって前記気水分離ケース30内を上昇し送風口40から室内へ送風されることで、ミストを含んだ加湿空気を室内に供給することができる。
図2を参照する。60は貯水タンク10の側面に一端が接続され貯水タンク10内に市水を給水する給水管であり、給水管60の配管途中には、電磁弁を開閉して貯水タンク10内への給水を制御する給水弁61と、給水圧を所定値まで減圧する減圧弁62とが備えられている。
70は貯水タンク10の下部に一端が接続され貯水タンク10内の水を器具本体1外部に排水する排水管であり、排水管70の配管途中には、電磁弁を開閉して貯水タンク10内水の排水を制御する排水弁71が備えられている。
図3を参照する。80は上面パネル2に設置され複数のスイッチとランプとを備えた操作部であり、操作部80には、ミスト運転の開始及び停止を指示する運転スイッチ81と、各加熱ヒータ11のON/OFF状態を切り替えることで貯水タンク10内の貯水温度を変化させ所定時間あたりに貯水タンク10から流出する水量である加湿量を変化させる3段階の加湿レベルと、湿度センサ53で検知された湿度が予め設定された湿度となるよう前記加湿レベルを変化させるオートモードとから選択可能な加湿スイッチ82と、ミストモータ24と送風ファン51との回転数の大小を設定可能な三段階の風量レベルと、湿度センサ53で設定された湿度が予め設定された湿度となるよう前記風量レベルを変化させるオードモードとから選択可能な風量スイッチ83と、が備えられている。
図3を参照する。操作部80の各スイッチ上部には各スイッチに対応したランプが備えられており、運転スイッチ81が操作されたら点灯する運転ランプ84と、ミスト運転が所定時間以上継続したら開始する除菌運転時に点灯する除菌ランプ85と、加湿スイッチ82で設定された加湿レベルを1から3の数値とオートモードを示すAで表示する加湿レベルランプ86と、風量スイッチ83で設定された風量レベルを1から3の数値とオートモードを示すAで表示する風量レベルランプ87と、が備えられている。
図4を参照する。90は各センサで検知された検知値や操作部80上に備えられた各スイッチでの設定内容に基づき運転内容や弁の開閉を制御するマイコンで構成された制御部であり、ミストモータ24を所定の回転数で駆動させるミストモータ制御手段91と、送風ファン51を所定の回転数で駆動させる送風ファン制御手段92と、各加熱ヒータ11のON/OFF状態を切り替えて貯水タンク10内の水温を制御するSSR(ソリッドステートリレー)で構成される加熱ヒータ制御手段93と、が備えられている。
(運転動作の説明)
次に、この一実施形態での運転開始から終了までの動作について図5のフローチャートを参照し説明する。
まず、操作部80の運転スイッチ81が操作されたら、制御部90は、排水弁71を開弁して貯水タンク10内の水を排水し、水位センサ13でOFF信号が検知されたら給水弁61を開弁して貯水タンク10内を水で洗い流すクリーニング動作を行い、所定時間経過したら排水弁71を閉弁することで給水弁61から流入する水を貯水タンク10内に供給し、水位センサ13でON信号が検知されたら、所定量の水が貯水タンク10内に供給されたとして給水弁61を閉弁する洗浄モードを行う(ステップS101)。
ステップS101の洗浄モードが終了したら、制御部90は、貯水温度センサ12で検知される貯水温度が室温と同値になるまで加熱ヒータ制御手段93で各加熱ヒータ11をON状態にして、ミストモータ24及び送風ファン51が所定の回転数となるようミストモータ制御手段91及び送風ファン制御手段92で制御する立ち上げ動作を実行する立ち上げモードを行う(ステップS102)。
ステップS102の立ち上げモードが終了したら、制御部90は、加湿スイッチ82及び風量スイッチ83で設定された加湿レベルと風量レベルとに基づいて、ミストモータ24と送風ファン51とが所定の回転数で駆動するようミストモータ制御手段91と送風ファン制御手段92とで回転数を制御し、各加熱ヒータ11のON/OFF状態を加熱ヒータ制御手段93で切り替えて制御して、加湿レベルと風量レベルとに合わせた所定の温度範囲内にするミスト運転を実行する通常運転モードを行う(ステップS103)。
通常運転モードの実施時、送風ファン51が所定の回転数で駆動すると、器具本体1の底面に形成された吸気口50から室内の乾燥空気が吸い込まれて送風経路54を通過した後、乾燥空気の一部は貯水タンク流入口10aを介して貯水タンク10内へ流入しミストを含んだ加湿空気となって前記気水分離ケース30内を上昇し、その他の乾燥空気はバイパス開口32から気水分離ケース30内に流入し、貯水タンク10から上昇した加湿空気と合流して混合空気となって送風口40から室内へ送風されることで、ミストを含んだ加湿空気を大風量で室内へ送風することができる。
ステップS103の通常運転モードが開始されてから経過した時間が16時間となったか、または通常運転モード中に運転スイッチ81が操作されミスト運転終了の指示があったと判断したら、制御部90は、ミストモータ24を停止させてから排水弁71を開弁して貯水タンク10内の水を排水し、所定時間経過したら給水弁61を開弁して貯水タンク10内を洗浄してから排水弁71を閉弁して貯水タンク10内に所定量だけ貯水する洗浄運転を行い、その後、各加熱ヒータ11をON状態にして水を65℃前後に加熱し除菌を行う除菌運転を10分間実施し、10分経過後に貯水タンク10内を冷却する冷却運転を実行し、貯水温度が60℃未満になったら排水弁71を開弁して排水するクリーニングモードを行う(ステップS104)。
ステップS104のクリーニングモードが終了したら、制御部90は、乾燥モード(ステップS105)に移行し、送風ファン51が所定の回転数(例えば、800rpm)で駆動するよう送風ファン制御手段92で制御し、所定時間(例えば3時間)だけ送風ファン51を駆動させ続ける乾燥運転を実施して、3時間経過したと判断したら、送風ファン51を停止させて運転を終了する。
(バイパス開口の説明)
次に、本実施形態の気水分離ケース30に形成されたバイパス開口32周辺の構造について説明する。
図6、7を参照する。気水分離ケース30の右側面で最上段にあるバッフル板31より下流側にバイパス開口32が形成されている。バイパス開口32は、下端縁が前後方向と平行、前端縁と後端縁が上下方向と平行であり、上端縁が後方から前方へ向けて所定角度で下方へ向けて傾斜している。バイパス開口32は、気水分離ケース30の最上段にありバイパス開口32と対向するバッフル板31の前後方向の範囲内に位置している。
バイパス開口32から気水分離ケース30内へ乾燥空気が流入することで、バイパス開口32付近で気水分離ケース30内を上昇してきた加湿空気の流れが乱れる。具体的には、気水分離ケース30の最上段にあるバッフル板31を通過した加湿空気の多くはそのまま上昇し、バイパス開口32から流入した乾燥空気と混合して混合空気となって送風口40から室内へ送風される。その他の加湿空気はバイパス開口32方向へ向かい、乾燥空気によりバイパス開口32の上方と下方とに分流する。バイパス開口32の上方へ分流した加湿空気は送風口40へ向かう混合空気と合流し、下方へ分流した加湿空気はバイパス開口32を迂回して上昇し、混合空気と合流する。
バイパス開口32付近で発生する結露水について詳述する。ミスト運転の実施時、貯水タンク10内の各加熱ヒータ11がON状態のとき、水が加熱されることで40℃前後まで温度上昇した加湿空気が気水分離ケース30内を上昇するため、気水分離ケース30内は雰囲気温度が40℃前後で相対湿度がかなり高い状態となる。そして、送風経路54からバイパス開口32を介して気水分離ケース30内へ流入する乾燥空気の温度は室温と同様なので、設置された室内の状況や時期にもよるが20℃前後である。よって、バイパス開口32付近となる気水分離ケース30内の右側面は乾燥空気により気水分離ケース30内部の雰囲気温度と比較して低くなるため、バイパス開口32上方となる気水分離ケース30内側の右側面に結露水が発生する。
(ガイド板の説明)
図7、8、9を参照する。バイパス開口32の上端縁には、気水分離ケース30の内側方向である左方向へ突出し、かつ幅方向である前後方向の一端側としての後端33aより他端側としての前端33bが下方となるよう傾斜するガイド板33が設置されている。そして、本実施形態ではバイパス開口32の上端縁全体に沿ってガイド板33が設置されている。当該ガイド板33が設置されたことで、気水分離ケース30内側の右側面に発生した結露水がバイパス開口32の上端縁から垂れることを阻止できる。
図8、9を参照する。ガイド板33は、他端側である前端33bに幅方向である前方向へ延びる突き出し部33cが形成され、突き出し部33cが気水分離ケース30の前側板に突き当たるよう形成されている。そして、この突き出し部33cと気水分離ケース30の右側面との間を切り欠いてスリット33dが形成されている。つまり、スリット33dはバイパス開口32の前端縁よりも前方側に位置している。また、スリット33dは、気水分離ケース30の右側面と対向する突き出し部33cの端面との左右方向の距離が5mm未満となるように形成されている。
前記スリット33dが形成されたことで、バイパス開口32の上方に位置する気水分離ケース30の右側面で発生した結露水がガイド板33の傾斜に沿って前端33bへ案内されたとき、スリット33dを介して気水分離ケース30の右側面を伝い下方へ流れ落ちる。下方へ流れ落ちた結露水は、気水分離ケース30の右側面を伝って貯水タンク10へ滴下する。よって、スリット33dによりバイパス開口32の上方で発生した結露水を効率よく貯水タンク10内に回収することができる。
なお、気水分離ケース30の右側面と対向する突き出し部33cの端面との左右方向の幅を5mm未満としたのは、5mm以上とした場合、スリット33dの下方から上方へ向けて通過する加湿空気の風量が増加することで、スリット33dに溜まった結露水が気水分離ケース30の下方へ向けて落下せずに留まり、留まった結露水が加湿空気により千切れて送風口40まで案内されるリスクが高まるためである。つまり、スリット33dを通過する加湿空気の風量は送風ファン51の回転数や送風経路54の風路面積等、スリット33dの上流側にある駆動部材の駆動レベル及び送風路の構造に依存することから、本実施形態と異なる送風ファン51の回転数、及び異なる送風経路54構造でミスト運転を実施する場合、加湿空気により結露水が千切れ飛ばないスリット33dの幅を設定する必要があるため、スリット33dの幅は5mmに限定されず適宜変更可能なものである。
図9を参照する。ガイド板33の後端33aはC面加工されている。これにより、貯水タンク10から上昇してきた加湿空気のガイド板33に触れる面積が減少し、後端33aに溜まる加湿空気中の水分量を少なくすることができるため、後端33aに溜まった水分が気水分離ケース30内で上昇する加湿空気により千切れ飛び、送風口40まで案内されることが阻止できる。
図10を参照する。ガイド板33は、板金を折り曲げた逆L字状に成形されており、気水分離ケース30外側の右側面に溶接等の手段で接続された接続面33eと、気水分離ケース30の内側方向に突出する案内面33fとで構成されている。そして、気水分離ケース30の内側で接続面33eと案内面33fとで成す角度θが鋭角となるよう成形されている。
これにより、バイパス開口32の上方からガイド板33に流れ落ちた結露水は、案内面33fの左端側から流れ落ちることなくスリット33dがある前端33bへ案内されるので、案内面33fの左端側に溜まった結露水が加湿空気により千切れ飛び、送風口40まで案内されることを阻止することができる。
次に、本発明の効果を説明する。
図6、7を参照する。バイパス開口32の上端縁には、気水分離ケース30の内側方向である左方向へ突出し、かつ幅方向である前後方向の一端側としての後端33aより他端側としての前端33bが下方となるよう傾斜するガイド板33が設置されている。これにより、バイパス開口32の上方で発生した結露水がバイパス開口32の上端縁に達したとき、ガイド板33の前端33bへ結露水が案内されるため、バイパス開口32の上端縁から垂れた結露水がバイパス開口32から気水分離ケース30内へ流入する乾燥空気によって千切れ飛ぶのを阻止することができ、送風口40まで案内された結露水により送風口40内にスケールが付着することや、送風口40から吹き出した結露水により器具本体1の設置面が濡れること等、結露水による不具合を未然に阻止することができる。
図8、9を参照する。ガイド板33は、他端側である前端33bに幅方向である前方向へ延びる突き出し部33cが形成され、突き出し部33cと気水分離ケース30の右側面との間にスリット33dを形成した。これにより、ガイド板33の前方側に流れてきた結露水がスリット33dを介して気水分離ケース30の右側面を伝い、貯水タンク10まで流れ落ちるため、バイパス開口32の上方に溜まった結露水がガイド板33上に溜まり続けることなく、スムーズに貯水タンク10へ案内される。
図10を参照する。ガイド板33を構成する接続面33eと案内面33fとで成す角度が鋭角となるように形成した。これにより、ガイド板33上に溜まった結露水が気水分離ケース30の内側方向となる案内面33fの端面から垂れることなくスリット33dへ案内されるため、案内面33fの端面から垂れた結露水がバイパス開口32から気水分離ケース30内へ流入する乾燥空気により送風口40まで案内され、送風口40内にスケールが付着することや、送風口40から吹き出した結露水により器具本体1の設置面が濡れること等、結露水によって発生する不具合を未然に阻止することができる。
なお、本実施形態ではバイパス開口32の上端縁全体をガイド板33で覆う内容で説明したが、バイパス開口32の上端縁において結露水が垂れなければよいことから、例えば、結露水の発生場所がバイパス開口32の前後方向における半分より前側だけであれば、バイパス開口32の前後方向における半分より前側のみをガイド板33で覆う構成であってもよく、バイパス開口32の上端縁全体をガイド板33で覆うことに限定した内容の発明ではない。
また、本実施形態では加湿空気発生手段として、各加熱ヒータ11で貯水タンク10内の水を加熱し、ミストモータ24を駆動させることで回転体20により貯水タンク10内の水を汲み上げて周囲に飛散させ、多孔部23に衝突させることで微細なミストを発生させるもので説明したが、ヒータ等の加熱手段により貯水タンク10内の水を高温にして加湿空気を発生させるスチーム式の加湿空気発生手段であってもよく、加湿空気と乾燥空気の温度に差異が生じるような加湿空気発生手段であれば本発明による作用効果が発生するので適用可能であり、本発明と均等な範囲となる。
1 器具本体
10 貯水タンク
11a 上加熱ヒータ(加湿空気発生手段)
11b 下加熱ヒータ(加湿空気発生手段)
20 回転体(加湿空気発生手段)
23 多孔部(加湿空気発生手段)
24 ミストモータ(加湿空気発生手段)
30 気水分離ケース(加湿風路)
32 バイパス開口
33 ガイド板
33a 後端(一端側)
33b 前端(他端側)
33c 突き出し部
33d スリット
33e 接続面
33f 案内面
40 送風口
51 送風ファン
54 送風経路(乾燥風路)

Claims (3)

  1. 器具本体内に設置され乾燥空気を送風する送風ファンと、
    当該送風ファンにより送風された乾燥空気が通過する乾燥風路と、
    当該乾燥風路の下流側にあり水を貯める貯水タンクと、
    当該貯水タンクに設置され加湿空気を発生させる加湿空気発生手段と、
    前記貯水タンクの下流側にあり前記加湿空気発生手段で発生した加湿空気が通過する加湿風路と、
    前記加湿風路に形成され前記乾燥風路内の乾燥空気を前記加湿風路内へ流入可能とするバイパス開口と、
    前記加湿風路の下流側にあり前記加湿風路を通過した加湿空気と乾燥空気とを混合した空気を吹き出す送風口と、を備え、
    前記バイパス開口の上端縁に沿って前記加湿風路の内側方向に突出し、かつ幅方向の一端側より他端側が下方となるよう傾斜するガイド板を設置したことを特徴とする加湿空気発生装置。
  2. 前記ガイド板は、前記他端側に幅方向へ延びる突き出し部が形成され、当該突き出し部と前記加湿風路の側面との間にスリットを形成したことを特徴とする請求項1記載の加湿空気発生装置。
  3. 前記ガイド板は、前記加湿風路の側面に接続固定する接続面と前記加湿風路の内側方向に突出する案内面とで構成され、前記加湿風路内で前記接続面と前記案内面とで成す角度が鋭角となるように設置したことを特徴とする請求項1または2記載の加湿空気発生装置。
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